JPS6013260Y2 - 車輛用交流発電機のロ−タ - Google Patents
車輛用交流発電機のロ−タInfo
- Publication number
- JPS6013260Y2 JPS6013260Y2 JP17546679U JP17546679U JPS6013260Y2 JP S6013260 Y2 JPS6013260 Y2 JP S6013260Y2 JP 17546679 U JP17546679 U JP 17546679U JP 17546679 U JP17546679 U JP 17546679U JP S6013260 Y2 JPS6013260 Y2 JP S6013260Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boss
- rotor
- pole core
- disk
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車輌用交流発電機に関腰特にランゾル型発電機
のロータの改良構造に関する。
のロータの改良構造に関する。
従来形の車輌用交流発電機の構造は第1図に示される。
すなわち、ロータシャフト2を二つの軸受て支え、該シ
ャフト2にポールコア1のボス部12を打込み、該ボス
部12の端には爪部13を持つディスク部11があり、
左右1対のポールコアの該ボス部12、ディスク部11
とて囲まれた部分に界磁用のコイル3を取付けている。
ャフト2にポールコア1のボス部12を打込み、該ボス
部12の端には爪部13を持つディスク部11があり、
左右1対のポールコアの該ボス部12、ディスク部11
とて囲まれた部分に界磁用のコイル3を取付けている。
この従来形の車輌用交流発電機においては、ボス部が太
いため重量が増加し、ロータの固有振動数が小となり高
速回転ができないという問題があった。
いため重量が増加し、ロータの固有振動数が小となり高
速回転ができないという問題があった。
またポールコアが第2図に示したようにボス部12とデ
ィスク部11の連結部を支点としてディスク部11、爪
部13が共振したり遠心力により広がったりするため、
この面からも高速回転できないという欠点がたった。
ィスク部11の連結部を支点としてディスク部11、爪
部13が共振したり遠心力により広がったりするため、
この面からも高速回転できないという欠点がたった。
このほか、この共振点と発電機の高調波励磁分が一致し
た回転数では低回転でも磁気音として現われるという欠
点があった。
た回転数では低回転でも磁気音として現われるという欠
点があった。
さらにボス部12の外径とディスク部11との連結部が
鋭角となっているためこの部分で応力が集中して弱くな
ったり、磁束の流れが乱れて出力増加ができないという
欠点もあった。
鋭角となっているためこの部分で応力が集中して弱くな
ったり、磁束の流れが乱れて出力増加ができないという
欠点もあった。
この対策としてディスク部の厚さを増加する方法もある
が重量の増加、従って高速回転ができないという不利な
点がある。
が重量の増加、従って高速回転ができないという不利な
点がある。
本考案の主な目的は前述の従来形式の車輌用交流発電機
の問題点にかんがみ、ポールコアのディスク部とボス部
の連結部またはボス部内径端部に円弧状面を形成し、ポ
ールコア全体の形状を実質的に球状とする着想にもとづ
き、ポールコアの薄肉化による軽量化、共振周波数の上
昇による高速運転、発電機における磁気音の低減が可能
な車輌用交流発電機を提供することにある。
の問題点にかんがみ、ポールコアのディスク部とボス部
の連結部またはボス部内径端部に円弧状面を形成し、ポ
ールコア全体の形状を実質的に球状とする着想にもとづ
き、ポールコアの薄肉化による軽量化、共振周波数の上
昇による高速運転、発電機における磁気音の低減が可能
な車輌用交流発電機を提供することにある。
本考案においては、ディスク部、ボス部、および爪部を
有するポールコアの該ディスク部とホス部の連結部の内
側の屈曲部を実質的に円弧状面で形成したことを特徴と
する車輌用ランゾル型交流発電機が提供される。
有するポールコアの該ディスク部とホス部の連結部の内
側の屈曲部を実質的に円弧状面で形成したことを特徴と
する車輌用ランゾル型交流発電機が提供される。
本考案の一実施例としての車輌用交流発電機のロータを
第3図に示す。
第3図に示す。
ポールコア1はディスク部11、ホス部12、および爪
部13より威立っている。
部13より威立っている。
ボス部12の内径部にシャフト2が打込み等の適当な方
法で固定されている。
法で固定されている。
1対のディスク部11、およびボス部12で囲まれた部
分にはコイル3が取付けられている。
分にはコイル3が取付けられている。
該ボス部12の内径端部には外側の円弧状面部分(外R
部)14がある。
部)14がある。
ディスク部11とボス部12の連結部の内側の屈曲部に
は内側の円弧状面部分(内R部)15がある。
は内側の円弧状面部分(内R部)15がある。
爪部13とディスク部11との連結部の内側の屈曲部に
は内R部16が、外側の屈曲部には外R部17がある。
は内R部16が、外側の屈曲部には外R部17がある。
上記のようにポールコア全体の形状をほぼ球状とするこ
とにより応力の集中がないのでディスク部11を薄くし
ても強度上問題なく軽量化が可能であり、共振周波数も
大幅に増加でき、磁束の乱れも減少し、従って高速回転
、磁気音の低減、および出力の増加に寄与する。
とにより応力の集中がないのでディスク部11を薄くし
ても強度上問題なく軽量化が可能であり、共振周波数も
大幅に増加でき、磁束の乱れも減少し、従って高速回転
、磁気音の低減、および出力の増加に寄与する。
本考案の他の二つの実施例を第4図および第5図に示す
。
。
第4図の実施例においては、ポールコア1の形状は爪部
13とディスク部11またはボス部12とディスク部1
1が互に直角の関係になく、円弧状面部分14.15が
大きくなってポールコア全体として球面状の形をなして
いる。
13とディスク部11またはボス部12とディスク部1
1が互に直角の関係になく、円弧状面部分14.15が
大きくなってポールコア全体として球面状の形をなして
いる。
第5図の実施例においては、ポールコアの形状は外径が
大きくなるにつれて薄くなっている。
大きくなるにつれて薄くなっている。
いずれもこのほかの点については第3図の実施例とほぼ
同一である。
同一である。
さらにこれら実施例の変形として、ポールコアは左右1
対でなくても場合によっては一体で製作しコイル3を巻
線した後爪部13を折り曲げる形状でもよい。
対でなくても場合によっては一体で製作しコイル3を巻
線した後爪部13を折り曲げる形状でもよい。
第6図および第7図は車輌用に最も一般に使用されてい
る50Aクラスの従来周知の発電機について内R部15
の半径を変化させた場合の効果の例を示したものであり
、第6図は3万回/分で回転させた場合のポールコア外
径の永久ひずみ量を示している。
る50Aクラスの従来周知の発電機について内R部15
の半径を変化させた場合の効果の例を示したものであり
、第6図は3万回/分で回転させた場合のポールコア外
径の永久ひずみ量を示している。
第7図はポールコアの爪部の共振点付近の磁気音の測定
結果を示す。
結果を示す。
図中曲線51は従来形のもの、曲線52は内R部15の
曲率半径0.5mmとした場合、曲線53は内R部15
の曲率半径を1mとした場合を表わしている。
曲率半径0.5mmとした場合、曲線53は内R部15
の曲率半径を1mとした場合を表わしている。
これからもわかるように通常の車輌用に用いられる発電
機においては内R部15の値は半径で1閣以上あれば十
分にその効果を発揮できる。
機においては内R部15の値は半径で1閣以上あれば十
分にその効果を発揮できる。
前述のように本考案によれば、ポールコアの薄肉化によ
る軽量化、共振周波数の上昇による高速運転、車輌用交
流発電機の磁気音の低減が可能となる。
る軽量化、共振周波数の上昇による高速運転、車輌用交
流発電機の磁気音の低減が可能となる。
なお本考案の実施例においては、ボス部、爪部の円弧状
面14,15,16,17により全体的にポールコアの
断面が実質的に円形のリング状となっているので応力集
中もなく、強度も大であり、振動しに<<、磁路の抵抗
も少ないという付随的な利点も期待できる。
面14,15,16,17により全体的にポールコアの
断面が実質的に円形のリング状となっているので応力集
中もなく、強度も大であり、振動しに<<、磁路の抵抗
も少ないという付随的な利点も期待できる。
第1図は従来形の車輌用交流発電機の断面図、第2図は
第1図に使用せるポールコアの振動時の状態の断面図、
第3図は本考案の一実施例としての車輌用交流発電機の
ロータ断面図、第4図は本考案の他の実施例としてのロ
ータの断面図、第5図は本考案のさらに他の実施例とし
てのロータの断面図、第6図はロータの内R部の半径を
変化させた場合の外径の拡がり量の一例を示す特性図、
第7図は本考案の効果の一例である磁気音の回転数によ
る変化の一例を示す特性図である。 1・・・・・・ポールコア、2・・・・・・シャフト、
3・・・・・・界磁用コイル、11・・・・・・ディス
ク部、12・・・・・・ボス部、13・・・・・・爪部
、14・・・・・・外R部、15・・・・・・内R部、
16・・・・・・内R部、17・・・・・・外R部。
第1図に使用せるポールコアの振動時の状態の断面図、
第3図は本考案の一実施例としての車輌用交流発電機の
ロータ断面図、第4図は本考案の他の実施例としてのロ
ータの断面図、第5図は本考案のさらに他の実施例とし
てのロータの断面図、第6図はロータの内R部の半径を
変化させた場合の外径の拡がり量の一例を示す特性図、
第7図は本考案の効果の一例である磁気音の回転数によ
る変化の一例を示す特性図である。 1・・・・・・ポールコア、2・・・・・・シャフト、
3・・・・・・界磁用コイル、11・・・・・・ディス
ク部、12・・・・・・ボス部、13・・・・・・爪部
、14・・・・・・外R部、15・・・・・・内R部、
16・・・・・・内R部、17・・・・・・外R部。
Claims (1)
- ディスク部11、ボス部12、および爪部13を有する
一対のポールコアの前記ディスク部11とボス部12の
連結部の内側の屈曲部を曲率半径1rfr!n以上の実
質的に円弧状面15とし、前記一対のポールコア間の前
記ディスク部11、ボス部12および爪部13にて囲ま
れる空間に界磁用コイル3を設け、前記ディスク部11
とボス部12の連結部の外側の屈曲部も実質的に円弧状
面14で形成した車輌用交流発電機のロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17546679U JPS6013260Y2 (ja) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | 車輛用交流発電機のロ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17546679U JPS6013260Y2 (ja) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | 車輛用交流発電機のロ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5694130U JPS5694130U (ja) | 1981-07-27 |
JPS6013260Y2 true JPS6013260Y2 (ja) | 1985-04-26 |
Family
ID=29686139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17546679U Expired JPS6013260Y2 (ja) | 1979-12-20 | 1979-12-20 | 車輛用交流発電機のロ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6013260Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-20 JP JP17546679U patent/JPS6013260Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5694130U (ja) | 1981-07-27 |
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