JPS60132550A - 高周波切開切除具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は高周波を利用して体腔内の患部を切開切除する
高周波切開切除具に関する。

〔背景技術とその問題点〕

従来、この種のものとして第１図で示す上９な高周波ス
ネアが知られている。これは操作部１、可撓管２および
スネアワイヤ３からなり、上記操作部１での操作により
可撓管２の先端からスネアワイヤ３を突没させるもので
ある。上記操作部１は操作部本体４に操作スライダ５を
進退自在に取り付けてなり、その操作スライダ５を前後
に移動させることによりスネアワイヤ３の先端ループ部
６を可撓管２の先端から突没させるようになっている。

しかしながら、上記操作スライダ５は操作部本体４に対
し抵抗なく進退自在であるため、体腔内のポリープに上
記先端ループ部６を掛け、操作スライダ５を後退はせて
そのポリープを緊縛する際、その操作スライダ５を必教
以上に誤って後退させ過き゛、通電切除以前にポリープ
を機械的に切断してしまう危険があった。　・〔発明の
目的〕 本発明は上記挙情に着目してなされたもので、その目的
とするところはスネアワイヤの先端ループ部でポリープ
等を緊縛する際、誤って必要以上に引き込み通電切除以
前にそのポリープ等を機械的に切断してしまう危険を未
然に防止できる高周波切開切除具を提供することにある
。

〔発明の概要〕

本発明は操作部本体と操作スライダとにわたつて操作ス
ライダの後退を一旦８％停止させる停止機構を設け、通
電以前にスネアワイヤの先端ループ部をシース内に引き
込んでしまう事態を防止するものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の谷実施例を順次図面にもとづいて説明す
る。

第２図ないし第５図は本発明の第１の実施例を示す。こ
の実施例の高周波スネアは第２．洒で示すように体腔内
に゛挿入されるべき可撓性と電気絶縁性を有するシース
１１の基端に操作部１２を連結してなり、上記シース１
１内にはスネアワイヤ１３が進退自在に挿通されている
。上記操作部１２゛は操作部本体１４と操作スライダ１
５とからなり、上記操作部本体１４はシース１１の基端
に設けた口金１６に対して取付は具１７を用いて着脱自
在に連結されている。また、操作部本体１４には上記シ
ース１１の長手方向に涜う長尺なガイド部１８が形成さ
れている。このガイド部１８は一対の平行なガイド杆１
９゜１９からなり、そのガイド杆１９，１９の手元側端
は親指掛け２１により連結されている。そして、上記操
作スライダ１５はそのガイド部１８に嵌着されて前後方
向に進退できるものである。

さらに、操作スライダ１５には上記スネアワイヤ１３の
基端部が連結されていて、この操作スライダノ５を移動
させることによりスネアワイヤ１３を進退させ得るよう
になっている。

上記スネアワイヤ１３はシース１１内に挿通配置した密
巻きコイルからなるワイヤ部２２を有し、この先端には
先端ループ部２３が設けられている。この先端ループ部
２３は中間部に屈曲部、２３ａを有してなり、全体とし
ては楕円形状をなしている。そして、先端ループ部２３
の両端は上記ワイヤ部２２の先端に結合されている。

さらに、上記ワイヤ部２２の基端は操作パイプ２４を介
して上記操作スライダ１５に連結されている。なお、操
作パイプ２４の基端には第５図で示すように固定具２５
が取り付けられ、この固定具２５は固定具固定部２６を
介して上記操作スライダ１５に取付は固定されている。

しかして、操作スライダ１５を前進させると、これに連
結されたスネアワイヤ１３も進退し、先端ループ部２３
がシース１ノの先端から突没するようになっている。上
記スネアワイヤ１３は固定具２５および１１５１足具−
固定部２６を介して操作スライダ１５に設けた端子２０
に接続されている。この端子２Ｏは図示しない高周波発
生装置にコードを介して接続きれる。

一方、上記操作部本体１４の１４１部１８において上記
親指掛け２１の近傍には一対の突出部材２７．２７が設
けられている。この各突出部材２７．２７は各ガイド杆
１９，１９に別々に設けられている。すなわち、そのガ
イド杆１９゜１９に対し第３図で示すような切込みを形
成して舌片２Ｂ　、２８を切り出し、その舌片２８゜２
８の先端にはそれぞれガイド什１９．１９のガイド面よ
り突き出す突部２９．２９を設けてなるものである。そ
して、上記舌片２Ｂ　、　２＆の弾性により谷突部２９
．２９はガイド面から突没できるようになっている。通
常は第２図や第４図で示すように突き出しており、操作
スライダ１５を後退させたときその操作スライダ１５の
後端面に当り仮止めされるようになっている。

もつとも、それ以上の強い力で操作スライダ１５を引く
と上記突部２９．２９を第５図で示すように押し込み、
乗り越えてさらに後退できるようになっている。また、
上記仮止めされるとき操作スライダ１５の位置はスネア
ワイヤ１３の先端ループ部２３がシース１１内に入り込
まない後述する第４図の状態になるよＣ）設定式れてい
る。つまり、上記突出部材２７．２７は操作スライダ１
５を後退途中で一旦停止（仮止め）する停止機構を構成
している。

次に、上記高周波スネアの使用方法を説明する。まず、
あらかじめ体腔内に導入しである内視鏡（図示しない。

）の挿通チャンネルを通じてシー２１１を上記体腔内に
導入する。そして、内視鏡による観視下で第２図で示す
よりに操作スライダ１５を前進させると、スネアワイヤ
１３の先端ループ部２３がシース１１の先端から突き出
し、楕円状のループを形成する。そこで、この先端ルー
プ部２３を目的部位たるポリープ３１に掛ける。ついで
、操作スライ〆１５を後退させる。これにより先端ルー
プ部２３はシース内に引き込まれ、ポリープ３１のくび
部を緊縛する。この状態になると操作スライダ１５が突
出部材２７．２７の突部２９．２９に当り停止させられ
る。つまり、これ以上引き込んでポリープ３１を機械的
に切断してしまうことがない。そして、停止させたまま
スネアワイヤ１３に高周波電流を流し、そこで、操作ス
ライダ１５により強い力を加えて後退させると、上記突
部２９．２９は弾性的にスライダ面内に押し込められる
とともに、この後退によって先端ループ部２３はシース
１１内に完全に引き込められ、ポリープ３１は切除され
る。

第６図は本発明の第２の実施例を示すものである。この
実施例は突出部材２７の変形例を示すものであり、これ
は親指掛け２ノの近傍に位置する部分に穴３２．３２を
形成し、この各穴３２．３２にそれぞれたとえばゴムな
どのような弾性部材３３．３３を嵌め込んだものである
。

第７図は本発明の第３の実施例を示すものである。この
実施例の突出部材２７．２７は親指掛け２１の近傍に位
置する穴３４．３４に突没自在に設けたチップ３５．３
５からなり、上記チップ３５．３５はコイルばね３６．
３６によって突出する向きに付勢式れでいる。

第８図および第９図は不発明の第４の実施例を示すもの
である。この実施例は操作スライダｔｓｆｉｊｌに弾性
片３７．３７を設け、この弾性片３７．３７を親指掛り
−２１に当てるようにしたものである。そして第８図で
示すようにポリープ３１のくび部を緊縛したとき操作ス
ライダ１５は上記弾性片３７．３７が親指掛け２１の根
本部３８に肖ることにより一時停止する。ざらに操作ス
ライダ１５を後退させると、第９図で示すように弾性片
３７．３７は弾性変形してその後退を許す。

第１０図および第１１肉は本発明の第５の実施例を示す
ものである。この実施例はガイド部１８の床部にコイル
ばね３９を設け、ポリープ３ノのくび部を先端ループ部
２３が緊縛したとき操作スライダ１５側の固定真因足部
２６がそのコイルはね３９に当り仮止めされて一時停止
するようにしたものであり、より強く操作スライダ１５
を引くと第１１図で示すようにさらに後方へ移動するよ
うになっている。

なお、本発明は上記実施例のものに限定されない。たと
えば上記第１ないし第３の実施例での突出部材をその操
作部本体上でその操作スライダのスライド方向に移動で
きるようにしたものでもよい。このようにすれは仮止め
位置の調節が可能である。これは特に、シースの途中が
湾曲して実質長がシース側とで差異がでたとき有効であ
る。また、同様な目的で操作スライダの長さを変えて突
出部材との距離を調節するものでもよい。

さらに、不発明は上記楕円形スネアのものに限らず各種
形式のものに適用できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は操作スライダを後退させる
ことによりスネアワイヤの先端ループ部でポリープ等を
緊縛する際、通電以前に操作スライダの後退を一旦停止
させる停止機構を設けたから、通電切除以前において誤
って必要以上に引き込み、ポリープ等を機械的に切断し
てしまうことがなく、安全に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の高周波スネアの全体図、第２図は本発明
の第１の実施例を示す一部切欠した高周波スネアの全体
図、第３図は第２図中人矢視図、第４図および第５図は
同じくその使用状態を示す全体図、第６図は第２の実施
例を示す要部の一部切欠した側面図、第７図は第３の実
施例を示す要部の一部切欠した側面図、第８図および第
９図は第４の実施例を示す使用状態の全体図、第１０図
および第１１図は第５の実施例を示す使用状態の全体図
である。 １１・・・シース、１２・・・操作部、１３・・・スネ
アワイヤ、１４・・・操作部本体、１５・・・操作スラ
イダ、２３・・・先端ループ部、２７・・・突出部材、
３３・・・弾性部材、３７・・・弾性片、３９・・・コ
イルばね。 出願人代理人　弁理士　坪　井　淳

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　シースと、このシース内に進退自在に設けられ
   かつ上記シースの先端がら突没自在な先端ループ部を有
   したスネアワイヤと、上記シースの基部に連結されガイ
   ド部を有した操作部本体と、この操作部本体のガイド部
   に進退自在に係着されるとともに上記スネアワイヤに連
   結されその進退移動によりスネアワイヤを進退させる操
   作スライダ゛と、この操作スライダと上記操作部本体と
   にわたって設けられ上記操作スライダを後退させて上記
   先端ループ部が上記シースの先端から完全に引き込まれ
   る以前においてその操作スライダを仮止めしそれ以上の
   力を加えると操作スライダの後退を許す停止機構とを具
   備したことを特徴とする高周波切開切除具。
2. （２）上記停止機構は上記操作部本体に設けられて弾性
   的に突没するとともに上記仮止め位置において操作スラ
   イダに当る突出部材であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項に記載の高周波切開切除具。
3. （３）上記停止機構は上記操作スライダに設けられ上記
   仮止め位置において上記操作部本体に設けた突部に当る
   弾性変形部材であることを特徴とする特許請求の範囲第
   １項に記載の高周波切開切除具。