JPS60131921A - 磁気特性の優れる１方向性けい素鋼板の製造方法 - Google Patents
磁気特性の優れる１方向性けい素鋼板の製造方法Info
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- JPS60131921A JPS60131921A JP23873583A JP23873583A JPS60131921A JP S60131921 A JPS60131921 A JP S60131921A JP 23873583 A JP23873583 A JP 23873583A JP 23873583 A JP23873583 A JP 23873583A JP S60131921 A JPS60131921 A JP S60131921A
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- oriented silicon
- annealing
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/68—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment
- C21D1/70—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment while heating or quenching
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- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
ｌ方向性けい素鋼板の冷間圧延工程、とくに最終の冷間
圧延に先立つ中間焼鈍の際における連続焼鈍炉での加熱
条件が、該鋼板の性能に及ぼす影響に解明を加えること
により、製品鋼板の絶縁被膜の性状改善と、磁気特性の
向上をあわせ実現することに関連してこの明細誉に述べ
る技術内容は、１方向性けい素鋼板の製造段階、とくに
冷間圧延工程における連続焼鈍の適用についての有用な
開発成果である。
圧延に先立つ中間焼鈍の際における連続焼鈍炉での加熱
条件が、該鋼板の性能に及ぼす影響に解明を加えること
により、製品鋼板の絶縁被膜の性状改善と、磁気特性の
向上をあわせ実現することに関連してこの明細誉に述べ
る技術内容は、１方向性けい素鋼板の製造段階、とくに
冷間圧延工程における連続焼鈍の適用についての有用な
開発成果である。
技術的背景
通常、ｌ方向性けい素鋼板は、以下に述べる一連の工程
処理により製造される。
処理により製造される。
まず連続鋳造又は造塊分塊されたけい素鋼スラブを熱間
圧延し、必要に応じて均熱化焼鈍を施し、つ（・で冷間
圧延と中間焼鈍を適宜繰返して得られる最終成品環の冷
延鋼板に、脱炭を兼ねた１次再結晶焼鈍（以下１次焼鈍
と略す）を施す。
圧延し、必要に応じて均熱化焼鈍を施し、つ（・で冷間
圧延と中間焼鈍を適宜繰返して得られる最終成品環の冷
延鋼板に、脱炭を兼ねた１次再結晶焼鈍（以下１次焼鈍
と略す）を施す。
次にＭｇＯを主成分とする焼鈍分離剤を鋼板表面に塗布
したうえ、最終仕上げ２次再結晶焼鈍（以下２次焼鈍と
略す）を施して（１１０）＜００１＞方位の２次再結晶
粒を発達させる一連の処理である。
したうえ、最終仕上げ２次再結晶焼鈍（以下２次焼鈍と
略す）を施して（１１０）＜００１＞方位の２次再結晶
粒を発達させる一連の処理である。
ここで焼鈍分離剤は、２次焼鈍の際単に鋼板が密着する
ことを防止するだけでなく、１次焼鈍中に鋼板表面で生
成したＳｉｎ、酸化被膜と反応し、フォルステライ）
（、Ｍｇ２８ｉ０． ）系絶縁被膜（以下単に絶縁被膜
という）を形成させるという重要な役割りを担う。
ことを防止するだけでなく、１次焼鈍中に鋼板表面で生
成したＳｉｎ、酸化被膜と反応し、フォルステライ）
（、Ｍｇ２８ｉ０． ）系絶縁被膜（以下単に絶縁被膜
という）を形成させるという重要な役割りを担う。
一般に電気機器の鉄芯は、板厚の薄いけい素鋼板を積層
して製作されるが、これは交流磁化時の渦電流損失を小
さくすることが目的であり、従って積層される一枚一枚
の鋼板は絶縁されなければならない。ゆえに、２次焼鈍
時に形成される絶縁被膜は良好な絶縁性を有するように
均一でしかも加工時にはく離しないように密着性の優れ
ていることが要求される。
して製作されるが、これは交流磁化時の渦電流損失を小
さくすることが目的であり、従って積層される一枚一枚
の鋼板は絶縁されなければならない。ゆえに、２次焼鈍
時に形成される絶縁被膜は良好な絶縁性を有するように
均一でしかも加工時にはく離しないように密着性の優れ
ていることが要求される。
このような絶縁被膜を生成させるためには、冷間圧延段
階におけるとくに最終板厚に至るべき冷間圧延に先立つ
中間焼鈍の際に、表面酸化を極力防止することが重要で
あることがわかった。
階におけるとくに最終板厚に至るべき冷間圧延に先立つ
中間焼鈍の際に、表面酸化を極力防止することが重要で
あることがわかった。
ずなわちこの中間焼鈍において、鋼板表面が酸化される
と、中間焼鈍に引き続く冷間圧延においてポーラスな酸
化被膜が形成され、この酸化被膜が１次焼鈍時に良好な
Ｓｉｎ、酸化被膜の形成に悪影響を及ぼし、ひ（・ては
良好な絶縁被膜の生成を妨げることである。
と、中間焼鈍に引き続く冷間圧延においてポーラスな酸
化被膜が形成され、この酸化被膜が１次焼鈍時に良好な
Ｓｉｎ、酸化被膜の形成に悪影響を及ぼし、ひ（・ては
良好な絶縁被膜の生成を妨げることである。
ここに最終冷間圧延の前か後で、酸洗、機械的研削など
の手段にて酸化被膜を除去することはもちろん可能であ
るが、けい素鋼板の酸化被膜は強固であ−るため完全に
除去するためには多大の時間を要して経済的でない。
の手段にて酸化被膜を除去することはもちろん可能であ
るが、けい素鋼板の酸化被膜は強固であ−るため完全に
除去するためには多大の時間を要して経済的でない。
また中間焼鈍時の雰囲気を還元性として酸化防止をはか
ることも考えられるが、連続焼鈍炉加熱帯部の入口で不
可避に空気が巻込まれるため実効はない。
ることも考えられるが、連続焼鈍炉加熱帯部の入口で不
可避に空気が巻込まれるため実効はない。
とくに最近では数年前のエネルギー危機を境にして、電
力損失のきわめて少ないことの要請が著しく強く、この
点発明者らは先に上述した一連の工程よりなるｌ方向性
けい素鋼板の製造方法において、中間焼鈍の際に５００
℃から９００℃までの加熱速度を毎秒６℃以上より好ま
しくは、１０℃以上にて急熱することにより、磁束密度
が高く、鉄損の低いｌ方向性けい素鋼板が得られること
を究明し、特願昭５７−１４２１２８号の発明を提案し
たがその実効を挙げるためにも、該中間焼鈍過程に不可
避な表面酸化の防止は、とくに重要である。
力損失のきわめて少ないことの要請が著しく強く、この
点発明者らは先に上述した一連の工程よりなるｌ方向性
けい素鋼板の製造方法において、中間焼鈍の際に５００
℃から９００℃までの加熱速度を毎秒６℃以上より好ま
しくは、１０℃以上にて急熱することにより、磁束密度
が高く、鉄損の低いｌ方向性けい素鋼板が得られること
を究明し、特願昭５７−１４２１２８号の発明を提案し
たがその実効を挙げるためにも、該中間焼鈍過程に不可
避な表面酸化の防止は、とくに重要である。
発明の端緒
発明者らは、中間焼鈍における急速加熱促進を目指して
連続焼鈍炉に導入される鋼板表面に予め熱吸収剤の塗布
を試みたところ、表面酸化が有利に軽減され、これによ
って後続工程にて生成される絶縁被膜の著しい性状改善
が、最終冷延前の焼鈍過程における有利な急熱効果にあ
わせ実現され得ることを知見した。 ゛ ちなみに特開昭５５−１０４４１１号公報には、とくに
雰囲気を制御し得る直火式加熱炉による冷延鋼板の連続
焼鈍に関して専ら処理時間の短縮のために、加熱炉の入
側における空燃比を出側に対し比較的に大きくして、鋼
板表面に薄い酸化被膜を形成させこの酸化被膜の吸熱効
果による急速加熱に、言及されまた該効果を更に助長す
べき吸熱塗布剤の利用に触れられているが、何れにせよ
冷間圧延を完了したのちの処理であるので、１方向性け
い素鋼板のとくに最終冷間圧延のための中間焼鈍過程と
は工程段階が全く相異して（・て、該過程における加熱
覆歴が、絶縁被膜の性状、さらには磁気特性に及ぼす影
響とは、全（無関係であって、上掲のような開示が少く
とも１方向性けい素鋼板の製造上の指針とはなり得ない
ことは明らかである。
連続焼鈍炉に導入される鋼板表面に予め熱吸収剤の塗布
を試みたところ、表面酸化が有利に軽減され、これによ
って後続工程にて生成される絶縁被膜の著しい性状改善
が、最終冷延前の焼鈍過程における有利な急熱効果にあ
わせ実現され得ることを知見した。 ゛ ちなみに特開昭５５−１０４４１１号公報には、とくに
雰囲気を制御し得る直火式加熱炉による冷延鋼板の連続
焼鈍に関して専ら処理時間の短縮のために、加熱炉の入
側における空燃比を出側に対し比較的に大きくして、鋼
板表面に薄い酸化被膜を形成させこの酸化被膜の吸熱効
果による急速加熱に、言及されまた該効果を更に助長す
べき吸熱塗布剤の利用に触れられているが、何れにせよ
冷間圧延を完了したのちの処理であるので、１方向性け
い素鋼板のとくに最終冷間圧延のための中間焼鈍過程と
は工程段階が全く相異して（・て、該過程における加熱
覆歴が、絶縁被膜の性状、さらには磁気特性に及ぼす影
響とは、全（無関係であって、上掲のような開示が少く
とも１方向性けい素鋼板の製造上の指針とはなり得ない
ことは明らかである。
発明の目的
１方向性けい素鋼−板の表面に均一で密着性の良好な絶
縁被膜を形成させかつ該鋼板の磁気特性改善にも有効な
、冷間圧延過程における連続焼鈍炉による中間焼鈍方法
を確立することがこの発明の目的である。
縁被膜を形成させかつ該鋼板の磁気特性改善にも有効な
、冷間圧延過程における連続焼鈍炉による中間焼鈍方法
を確立することがこの発明の目的である。
発明の構成
この発明は、ｌ方向性けい素鋼板の冷間圧延段階での連
続焼鈍炉による中間焼鈍工程において、該中間焼鈍前の
鋼板表面にあらかじめ熱吸収剤を塗布して連続焼鈍炉加
熱帯部での表面酸化を回避しつつ、５００°Ｃ〜９００
℃温度域における吸熱の促進下に鋼板の加熱速度毎秒１
０℃以上の急速加熱を成就することからなる磁気特性の
優れるｌ方向性けい素鋼板の製造方法である。
続焼鈍炉による中間焼鈍工程において、該中間焼鈍前の
鋼板表面にあらかじめ熱吸収剤を塗布して連続焼鈍炉加
熱帯部での表面酸化を回避しつつ、５００°Ｃ〜９００
℃温度域における吸熱の促進下に鋼板の加熱速度毎秒１
０℃以上の急速加熱を成就することからなる磁気特性の
優れるｌ方向性けい素鋼板の製造方法である。
この発明において熱吸収剤としては、タンニン系の化合
物や、黒色の有機染料や有機顔料など鋼板表面を黒化す
る物質であってとくに、中間焼鈍時に鋼板の表面酸化を
防止する機能を有することが必要であり、連続焼鈍炉の
加熱帯で鋼板の急速加熱に役立ったのちは均熱帯にて焼
散するかある（・は焼鈍後容易に除去出来るものが好ま
しい。
物や、黒色の有機染料や有機顔料など鋼板表面を黒化す
る物質であってとくに、中間焼鈍時に鋼板の表面酸化を
防止する機能を有することが必要であり、連続焼鈍炉の
加熱帯で鋼板の急速加熱に役立ったのちは均熱帯にて焼
散するかある（・は焼鈍後容易に除去出来るものが好ま
しい。
熱吸収剤を鋼板表面に塗布するには、たとえばタンニン
系塗布剤水溶液中にて鋼板を陽極として直流電圧を印加
し、電解洗浄に併用するか、また塗布前の鋼板表面が十
分に清浄な場合にはタンニン系塗布剤水溶液のロールコ
ートまたは噴霧による塗布や液中浸漬後適宜リンガーロ
ールで絞るというような方式も適合する。
系塗布剤水溶液中にて鋼板を陽極として直流電圧を印加
し、電解洗浄に併用するか、また塗布前の鋼板表面が十
分に清浄な場合にはタンニン系塗布剤水溶液のロールコ
ートまたは噴霧による塗布や液中浸漬後適宜リンガーロ
ールで絞るというような方式も適合する。
ここに熱吸収剤の濃度はｉ ｏ ｏ ｇ７ｅ程度が適当
である。この塗布後は乾燥させてから連続焼鈍炉に導入
することが焼鈍雰囲気の保全の面で好ましい。
である。この塗布後は乾燥させてから連続焼鈍炉に導入
することが焼鈍雰囲気の保全の面で好ましい。
一般に上記中間焼鈍では、加熱帯、均熱帯および冷却帯
よりなり、加熱帯と均熱帯に、電熱方式又はラジアント
チューブ方式の間接加熱手段をそなえて中性又は還元性
雰囲気とされる連続焼鈍炉中にて樋常９００〜９５０℃
の均熱温度に至る昇温を司る加熱帯を経て該温度におけ
る８分間程度の保持を均熱帯を通り抜ける間に行うわけ
であり、通常８０〜５０ｍ／分程度の通板速度の下で、
均熱温度に至る昇温には、はぼ１．５分を要し、ここに
５００〜９５０℃の範囲での加熱速度は毎秒７℃程度で
あったが、この発明に従う上記熱吸収剤の適用により、
容易に毎秒１０℃以上に急加熱することができる。
よりなり、加熱帯と均熱帯に、電熱方式又はラジアント
チューブ方式の間接加熱手段をそなえて中性又は還元性
雰囲気とされる連続焼鈍炉中にて樋常９００〜９５０℃
の均熱温度に至る昇温を司る加熱帯を経て該温度におけ
る８分間程度の保持を均熱帯を通り抜ける間に行うわけ
であり、通常８０〜５０ｍ／分程度の通板速度の下で、
均熱温度に至る昇温には、はぼ１．５分を要し、ここに
５００〜９５０℃の範囲での加熱速度は毎秒７℃程度で
あったが、この発明に従う上記熱吸収剤の適用により、
容易に毎秒１０℃以上に急加熱することができる。
中間焼鈍につき上記の配慮をするほかは、一般的な１方
向性けい素鋼板の製造工程を通例に従って経た場合に、
製品の絶縁被膜が均一でかつ密着性に富みそして製品の
磁気特性の顕著な改善が達成され得た。
向性けい素鋼板の製造工程を通例に従って経た場合に、
製品の絶縁被膜が均一でかつ密着性に富みそして製品の
磁気特性の顕著な改善が達成され得た。
この発明によるべき中間焼鈍の急速加熱は毎秒１０℃に
達しないとき、所期した磁気特性の向上に実効を生ぜず
、そしてこの急速加熱の温度領域は５００℃よりも低い
領域ではより急勾配をなすが、その勾配が鈍化する６０
０℃以上均熱温度までの間での急熱こそが磁気特性の改
善に役立つことが、これらの限定理由であって、ここに
一般的な熱吸収剤の塗布量を０〜６９／ｍＱの範囲にお
いてｉ加する程急速加熱に有利である。
達しないとき、所期した磁気特性の向上に実効を生ぜず
、そしてこの急速加熱の温度領域は５００℃よりも低い
領域ではより急勾配をなすが、その勾配が鈍化する６０
０℃以上均熱温度までの間での急熱こそが磁気特性の改
善に役立つことが、これらの限定理由であって、ここに
一般的な熱吸収剤の塗布量を０〜６９／ｍＱの範囲にお
いてｉ加する程急速加熱に有利である。
この発明に適用される１方向性けい素鋼板素材の成分組
成としては、ｓｉ 、２．６〜４．０重量％、Ｃ０，０
２０〜０．１０重量％およびＭｎ ０．０３０〜０．１
０重籠％を含有μかつ次の■〜■の組成を含有すること
ができる。
成としては、ｓｉ 、２．６〜４．０重量％、Ｃ０，０
２０〜０．１０重量％およびＭｎ ０．０３０〜０．１
０重籠％を含有μかつ次の■〜■の組成を含有すること
ができる。
■ 上記にＳあるいはＳｅを１種または２種を０．００
５〜０．０５％を含有する組成、■ 上記にＳあるいは
Ｓｅの１種または２種を０．００５〜０．０５％、Ｓｂ
０．００５〜０．２５％、ＭＯｏ、００５〜０．０５
％を含有する組成、■ 上記Ｋ Ａｇ ０．０１〜０．
０５ ％、８０．００５〜０．０５％を含有する組成、 ■ 上記にＡｇ ０．０１〜０．０５ ％、８０．００
５〜０．０５％、Ｃｕ ０．０１〜０．５％、Ｓｎ ０
．１〜１．０％を含有する組成 ■ 上記に８０．００５〜０．０５％、Ｂ ０．０００
８〜０．００４０％、Ｃｕ ０．０１〜０．５％を含有
する組成の如きにおいても適用可能である。
５〜０．０５％を含有する組成、■ 上記にＳあるいは
Ｓｅの１種または２種を０．００５〜０．０５％、Ｓｂ
０．００５〜０．２５％、ＭＯｏ、００５〜０．０５
％を含有する組成、■ 上記Ｋ Ａｇ ０．０１〜０．
０５ ％、８０．００５〜０．０５％を含有する組成、 ■ 上記にＡｇ ０．０１〜０．０５ ％、８０．００
５〜０．０５％、Ｃｕ ０．０１〜０．５％、Ｓｎ ０
．１〜１．０％を含有する組成 ■ 上記に８０．００５〜０．０５％、Ｂ ０．０００
８〜０．００４０％、Ｃｕ ０．０１〜０．５％を含有
する組成の如きにおいても適用可能である。
を含有することが好適である。
実施例 ｌ
Ｓｉ ２゜９％と８．４％を含む組成になるけい素鋼の
熱延板（Ａ）′および（ＢＪを何れも第１回目の冷間圧
延で０．８７７ｔ７ｙｔ厚みとし、これらを二分して鋼
板表面にタンニン酸が７９／ｍ”となる熱吸収剤の塗布
処理をしたもの（条件■）と冷間圧延のままのもの（条
件■）とについて同一の連続炉にて同一速度で送給し、
９２０℃ １分間均熱保持したのち、引続き通常の１方
向性けい素鋼板の製造工程に供した。
熱延板（Ａ）′および（ＢＪを何れも第１回目の冷間圧
延で０．８７７ｔ７ｙｔ厚みとし、これらを二分して鋼
板表面にタンニン酸が７９／ｍ”となる熱吸収剤の塗布
処理をしたもの（条件■）と冷間圧延のままのもの（条
件■）とについて同一の連続炉にて同一速度で送給し、
９２０℃ １分間均熱保持したのち、引続き通常の１方
向性けい素鋼板の製造工程に供した。
前記中間焼鈍に際して５００〜９００℃間の加熱速度は
、条件の、■の場合について第１図に示すとおり、それ
ぞれ１７℃、／、 、７ ′Ｃ／ｓであり、その結果表
１に示すとおり、熱吸収剤を塗布した条件■の場合は、
供試鋼板Ａ、Ｂとも中間焼鈍後の酸素目付量が該塗布処
理をしない条件■の場合に比し、２０％以下にまで激減
し、製品のフォステライト系絶縁被膜の密着性は大幅に
改善された。
、条件の、■の場合について第１図に示すとおり、それ
ぞれ１７℃、／、 、７ ′Ｃ／ｓであり、その結果表
１に示すとおり、熱吸収剤を塗布した条件■の場合は、
供試鋼板Ａ、Ｂとも中間焼鈍後の酸素目付量が該塗布処
理をしない条件■の場合に比し、２０％以下にまで激減
し、製品のフォステライト系絶縁被膜の密着性は大幅に
改善された。
第１図および表１の結果からして明らかなとおり、均一
な外観性状の絶縁被膜の密着性を良好にさせるためには
、中間焼鈍後の酸素目付量で代表される中間焼鈍の際の
表面酸化を極力防止することが必要であり、そのために
は、中間焼鈍に先立ち冷延鋼板の表面に熱吸収剤を所定
量塗布することが必要である。
な外観性状の絶縁被膜の密着性を良好にさせるためには
、中間焼鈍後の酸素目付量で代表される中間焼鈍の際の
表面酸化を極力防止することが必要であり、そのために
は、中間焼鈍に先立ち冷延鋼板の表面に熱吸収剤を所定
量塗布することが必要である。
実施例 ２
表２に示す成分組成を有する８種類のけい素鋼素材ａ
１ ｂ’ ＨＣを熱延後、９００〜９５０℃の温度条件
で均熱化焼鈍し、成品厚みのほぼ２倍の厚み（表２に併
記）に第１回の冷間圧延処理を施した。
１ ｂ’ ＨＣを熱延後、９００〜９５０℃の温度条件
で均熱化焼鈍し、成品厚みのほぼ２倍の厚み（表２に併
記）に第１回の冷間圧延処理を施した。
表２
これらの供試鋼板ａ、ｂ、Ｃのそれぞれに、タンニン酸
が鋼板１．２当り０〜１０ｇの範囲の塗布量となる種々
の塗布条件において供試鋼板の５００°Ｃ〜９００℃の
温度域における加熱速度は、毎秒６℃〜２０℃とし、そ
の後９００〜９５０℃温度範囲で８分間均熱する中間焼
鈍を施した。次いで第２回冷間圧延でそれぞれ所定の成
品厚みとしたのち、８００〜８６０℃の温度範囲、６０
〜６０℃露点の混バ雰囲気中で８〜５分間の１次焼鈍を
施した。次いでＭｇＯ糸の焼鈍分離剤を塗布した後、８
００〜１０００℃の温度域で２次焼鈍をした後、１２０
０℃、５〜１０時間乾時間中水素中焼鈍処理を施した。
が鋼板１．２当り０〜１０ｇの範囲の塗布量となる種々
の塗布条件において供試鋼板の５００°Ｃ〜９００℃の
温度域における加熱速度は、毎秒６℃〜２０℃とし、そ
の後９００〜９５０℃温度範囲で８分間均熱する中間焼
鈍を施した。次いで第２回冷間圧延でそれぞれ所定の成
品厚みとしたのち、８００〜８６０℃の温度範囲、６０
〜６０℃露点の混バ雰囲気中で８〜５分間の１次焼鈍を
施した。次いでＭｇＯ糸の焼鈍分離剤を塗布した後、８
００〜１０００℃の温度域で２次焼鈍をした後、１２０
０℃、５〜１０時間乾時間中水素中焼鈍処理を施した。
得られた供試鋼板ａ ＊ ｂ ＋ ’Ｃ（Ｆ）タンニン
酸塗布量とＢｌｏ値との関係を第２図に示す。同図より
供試鋼板ａ、ｂ、ｃともタンニン酸塗布緻の増加ととも
にＢｌｏ値（磁化力ｌｏ ｏ ｏ ｐｖ／ｍにおける磁
束密度、単位テスラ）が向上し、その塗布量が５ν♂以
上ではそれらの効果がほぼ同等であることが明らかであ
る。
酸塗布量とＢｌｏ値との関係を第２図に示す。同図より
供試鋼板ａ、ｂ、ｃともタンニン酸塗布緻の増加ととも
にＢｌｏ値（磁化力ｌｏ ｏ ｏ ｐｖ／ｍにおける磁
束密度、単位テスラ）が向上し、その塗布量が５ν♂以
上ではそれらの効果がほぼ同等であることが明らかであ
る。
実施例 ８
（３： ０．０５２％、Ｓｉ ８．２６％、酸可溶Ａｅ
： ０．０２５％、Ｓ： ０．０２４％、Ｍｎ ： ０
．０６８％、Ｃｕ ０．１％、Ｓｎ０．８％を含有する
熱延板を均一化焼鈍（１０５０℃）後急冷した。その後
１次冷延を行なって１゜２ ｍｍ厚の冷延板とした。こ
の鋼板表面にタンニン酸が鋼板１ ｍ２当り８ｇの範囲
の塗布量となるように塗布したあと、中間焼鈍の際の加
熱速度を、５００℃〜９００℃の温度範囲を１５°Ｃ／
ｓｅｃで、急速加熱したあと９５０℃で８分間の焼鈍を
施した。その後２次冷延を行なって０．２８ｍｍ厚の最
終冷延板とした。その後８２０℃の湿水素中で脱炭を兼
ねる１次再結晶焼鈍を施した後、鋼板界面にＭｇＯを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布したあと、８００℃から１
０℃／ｂｒで１０５０℃まで昇温しで２次再結晶させた
後、１１８０℃で１０時間水素中で純化焼鈍を施した。
： ０．０２５％、Ｓ： ０．０２４％、Ｍｎ ： ０
．０６８％、Ｃｕ ０．１％、Ｓｎ０．８％を含有する
熱延板を均一化焼鈍（１０５０℃）後急冷した。その後
１次冷延を行なって１゜２ ｍｍ厚の冷延板とした。こ
の鋼板表面にタンニン酸が鋼板１ ｍ２当り８ｇの範囲
の塗布量となるように塗布したあと、中間焼鈍の際の加
熱速度を、５００℃〜９００℃の温度範囲を１５°Ｃ／
ｓｅｃで、急速加熱したあと９５０℃で８分間の焼鈍を
施した。その後２次冷延を行なって０．２８ｍｍ厚の最
終冷延板とした。その後８２０℃の湿水素中で脱炭を兼
ねる１次再結晶焼鈍を施した後、鋼板界面にＭｇＯを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布したあと、８００℃から１
０℃／ｂｒで１０５０℃まで昇温しで２次再結晶させた
後、１１８０℃で１０時間水素中で純化焼鈍を施した。
そのときの製品の磁気特性は次のようであった。
Ｂｏ。： １．９８ Ｔ 、 Ｗ１？／ｌ、。： ０．
８０ Ｗ／ｋｑ発明の効果 以上のとおりこの発明によると、均一、密着性良好な絶
縁被膜の形成のもとに、磁気特性の優れた一方向性けい
素鋼板を有利に製造することがで、。
８０ Ｗ／ｋｑ発明の効果 以上のとおりこの発明によると、均一、密着性良好な絶
縁被膜の形成のもとに、磁気特性の優れた一方向性けい
素鋼板を有利に製造することがで、。
きる０
第１図は、鋼板表面に熱吸収剤の塗布処理有無別に中間
焼鈍の加熱速度に及ぼす影響を示すグラフであり、 第２図は、各穐の供試材の中間焼鈍前タンニン酸塗布量
を０〜ｌ Ｑ ”ｋ２に変化させた場合成品磁気特性へ
の影響を示すグラフである。 特許出願人 川崎製′鉄株式会社 第１図 炉内？”の経通時間峰り一 第２図 タンニン酸す午量藝り一
焼鈍の加熱速度に及ぼす影響を示すグラフであり、 第２図は、各穐の供試材の中間焼鈍前タンニン酸塗布量
を０〜ｌ Ｑ ”ｋ２に変化させた場合成品磁気特性へ
の影響を示すグラフである。 特許出願人 川崎製′鉄株式会社 第１図 炉内？”の経通時間峰り一 第２図 タンニン酸す午量藝り一
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 Ｌ １方向性けい素鋼板の冷間圧延段階での連続焼鈍炉
による中間焼鈍工程において、該中間焼鈍前の鋼板表面
にあらかじめ熱吸収剤を塗布して連続焼鈍炉加熱帯部で
の表面酸化を回避しつつ、５００°Ｃ〜９００℃温度域
における吸熱の促進下に鋼板の加熱速度毎秒１０°Ｃ以
上の急速加熱を成就することを特徴とする特許 方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23873583A JPS60131921A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 磁気特性の優れる１方向性けい素鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23873583A JPS60131921A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 磁気特性の優れる１方向性けい素鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60131921A true JPS60131921A (ja) | 1985-07-13 |
| JPH032212B2 JPH032212B2 (ja) | 1991-01-14 |
Family
ID=17034475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23873583A Granted JPS60131921A (ja) | 1983-12-20 | 1983-12-20 | 磁気特性の優れる１方向性けい素鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60131921A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102564930A (zh) * | 2010-12-17 | 2012-07-11 | 鞍钢股份有限公司 | 一种电工钢表面耐蚀性检测方法 |
| CN103436070A (zh) * | 2013-09-09 | 2013-12-11 | 湖北武洲表面处理材料有限公司 | 一种绝缘涂层中含有机着色剂的无取向硅钢及其制备方法 |
-
1983
- 1983-12-20 JP JP23873583A patent/JPS60131921A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102564930A (zh) * | 2010-12-17 | 2012-07-11 | 鞍钢股份有限公司 | 一种电工钢表面耐蚀性检测方法 |
| CN103436070A (zh) * | 2013-09-09 | 2013-12-11 | 湖北武洲表面处理材料有限公司 | 一种绝缘涂层中含有机着色剂的无取向硅钢及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH032212B2 (ja) | 1991-01-14 |
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