JPS6267115A - 鉄損の優れた薄手一方向性電磁鋼板の製造方法 - Google Patents

鉄損の優れた薄手一方向性電磁鋼板の製造方法

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JPS6267115A
JPS6267115A JP60206386A JP20638685A JPS6267115A JP S6267115 A JPS6267115 A JP S6267115A JP 60206386 A JP60206386 A JP 60206386A JP 20638685 A JP20638685 A JP 20638685A JP S6267115 A JPS6267115 A JP S6267115A
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JP
Japan
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annealing
rolling
iron loss
electrical steel
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP60206386A
Other languages
English (en)
Inventor
Shozaburo Nakajima
中島 正三郎
Hisanobu Nakayama
中山 久信
Yoshiaki Shimoyama
下山 美明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、低鉄損薄手一方向性電磁鋼板の製造方法に関
するものである。
一方向性電磁鋼板は軟磁性材料として、主としてトラン
スその他の電気機器の鉄心材料として使用されるもので
ある。このため磁気特性として励磁特性、鉄損特性が良
好であることが必要である。
近年エネルギーコストの高騰に伴い、省エネ型・高性能
トランス用素材として低鉄損電磁鋼板への要求が一段と
強まっている。
一方向性電磁鋼板の鉄損の7〜8割を占める渦電流の減
少のためには、製品の薄手化が有効であり、従来の0.
30〜0.35m/+wにくらべ最近では0.10〜0
.20%の薄手材の開発が進められている。
〔従来の技術〕
超低鉄損素材として、超急冷6.5%Si材やアモルフ
ァス合金の開発が進められているが、実用化までにはな
お解決すべき問題が残っており、産業ベースのトランス
の鉄心素材としては当分の間従来の一方向性電磁鋼板に
頬らざるを得ないのが実情である。
一方向性電磁鋼板の製造方法についてはN、P、Gos
sの二段冷延による方法が発明されて以来数多くの改善
がなされて来た。代表的なものとしてインヒビターとし
て八INを利用した特公昭40−15664、Se或い
はSとsbを利用した特開昭49−61019があげら
れる。又薄手一方向性電磁鋼板の製造に関するものとし
て、特開昭57−41326、及び特開昭59−207
45がある。
前者は板厚0.15〜0.25m/m≠の一方向性電磁
鋼板を製造する際に、インヒビターとしてSe、Sの何
れか少なくとも1種0.010〜0.035%と、Sb
 、 As 、旧およびSnのうちから選ばれる何れか
少なくとも1種0.010〜0.080%を含む素材に
熱延、ついで1回もしくは中間焼鈍を挟む2回以上の冷
延を施す製造方法に関し、最終冷延前の鋼板中のC量、
最終冷延前熱処理条件、最終冷延条件、脱炭焼鈍条件を
提示している。
後者はAINの活用と強圧下一段冷延法を特徴とする方
法において、Sn合金添加による板厚0.15〜0.2
5m/mの低鉄損高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方
法を提示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の各技術の適用により、磁気特性が改善され、鉄損
の低い一方向性電磁鋼板が得られるようになった。特に
最近では板厚0.23m/mの薄手製品も市販される様
になってきた。
しかし、電磁鋼板のユーザーの低鉄…素材に対する要求
は日増しに強く、本発明者らはこの要求に応えるべく、
通常の板厚製品より低鉄)iの製品をより安定した方法
で製造すべく、鋭意検討を行って来た。本発明はこの様
な研究の成果に基づくものである。
〔問題点を解決しようとする手段〕
本発明者らは上記問題点を解決するために、基本成分と
してC0.025〜0.12%、Si3.0〜4.0%
、Mn 0.04〜0.15%、及び、SL1!:S8
1種又は2種0.020〜0.040%を含有するスラ
ブを素材とする薄手一方向性電磁鋼板の製造方法につい
て、製造プロセス全般に亘って鋭意検討を行った結果、
製品板厚0.20m/m以下の極薄材の場合、熱延仮焼
鈍を行った材料を、中間焼鈍を挟む複数の冷延を行うに
際し、その冷延回数を3回とし、しかも圧下率を特定す
ることにより、磁気特性、特に低鉄損を得るのに極めて
有利であるとの知見を得た。
以下に本発明に至った経緯を実験結果に基づいて詳細に
説明する。
C0.045%、Si3.25%、Mn  0.060
%、So、025%を含むスラブを1350℃で60分
スラブ加熱し、熱延終了温度を1000℃とし1.2m
/m 、2.2m1m及び4.0 +w/m厚の3種類
の熱延板を得た。各々について第1表に示す方法により
0.175m/m厚みの最終冷延板を得た。
以下余白 引続き、湿潤水素雰囲気中で850℃×3分脱炭焼鈍し
、焼鈍分離剤を塗布し、1200℃X20時間の高温仕
上焼鈍を行った。製品の鉄損値と二次再結晶状況を第2
表に示す。第2表から明らかなようにプロセス区分A(
熱延板焼鈍有の2回冷延法)、B(熱延板焼鈍熱の3回
冷延法)と比較し、プロセス区分C(熱延板焼鈍有の3
回冷延法)、D(熱延板焼鈍有の4回冷延法)は、鉄損
が低く、二次再結晶が十分で、且つ二次再結晶の粒径が
小さいことが判明した。
次に同上成分のスラブを用い、1350℃で60分スラ
ブ加熱し、熱延終了温度を1000℃とし、種々の板厚
の熱延板を得、第1表のプロセス区分Cに準じる条件下
で、1回、2回、3回目の冷延圧下率を変更して0.1
75m/m厚の製品とし、適正冷延圧下率の検討を行っ
た。第1図は、2回目圧下率65%、3回目圧下率60
%の場合の、1回目圧下率と製品の鉄損との関係を示し
たものである。
第1図から明らかな様に、1回目圧下率20〜70%の
範囲で良好な鉄損が得られた。
第2図は、1回目圧下率40%、3回目圧下率60%の
場合の、2回目圧下率と、製品の鉄損との関係を示した
ものである。第2図から明らかな様に、2回目圧下率5
0〜80%の範囲で、良好な鉄損が得られた。
第3図は、1回目圧下率40%、2回目圧下率65%の
場合の、3回目圧下率と製品の鉄損との関係を示したも
のである。第3図から明らがな様に、3回目圧下率50
〜70%の範囲で、良好な鉄損が得られた。
以上の実験結果に基づき、本発明者等は鉄損の優れた薄
手一方向性電磁鋼板の製造方法として、熱延板焼鈍を行
い、中間焼鈍を挟み、1回目圧下率20〜70%、2回
目圧下率50〜80%、3回目圧下率50〜70%で、
3回の冷延を行う方法を提案するものである。
第1表におけるプロセス区分A、B、Cの最終中間焼鈍
板の金相組織及び集合組織を第4図及び第5図に示す。
第4図から明らかな様にプロセス区分A、Hに比較し、
プロセス区分Cでは結晶粒の整粒化が進んでいる。又第
5図から明らかなようにプロセス区分A、Bに比較し、
プロセス区分Cでは、表面層に(110)面が多く、中
心層に(200)面か少ない。このような中間焼鈍板の
特徴から、プロセスCにおいて、プロセスA、Bより、
二次再結晶が安定で、二次再結晶粒径が小さく鉄損の優
れた製品が得られることが理解出来る。又、熱延板焼鈍
、中間焼鈍の繰返しによる析出物の変化が二次再結晶に
有効に作用したことも考えられるがこの点については今
後の検討を待つ必要がある。
次に本発明における成分等の限定理由について述べる。
先づ、スラブの成分について述べる。Cは0.025〜
0.12%が好ましい。0.025%未満又は0.12
%を越えると二次再結晶が不良となる。Siは3.0〜
4.0%が好ましい。3.0%未満では良好な鉄損が得
られず4.0%を越えると冷延性が劣化する。Mnは0
.04〜.015%が好ましい。0.04%未満では熱
延板の耳割れが多発し、0.15%を越えると二次再結
晶が不良となる。SとSeの1種又は2種の添加量は0
.020〜0.040%が好ましい。
0.020%未満又は0.040%を越えると二次再結
晶が難しくなる。なお、この外に、インヒビター効果が
公知であるCu 、 Sb 、 Sn 、 As 、 
Ri 、 B等元素の少量添加は本発明の効果を妨げる
ものではない。
次にスラブ加熱温度は1320〜1430℃の高温が好
ましい。薄手方向性電磁鋼板の二次再結晶を十分達成す
るためにはスラブ加熱時サルファイドを十分、均一に固
溶させる必要があり、1320℃以上のスラブ加熱が必
要である。但し、1430℃を越えるとスラブの粒界酸
化、いわゆる“バーニングが起り易くなるので1430
℃以下が望ましい。
最終冷延板厚は、0.10m+/m未満では製造上、作
業性が悪く問題であり、0.20m/+s以上では、良
好な鉄損が得られにくい。製造プロセスについては、先
にみたとおり、熱延板焼鈍を行い、中間焼鈍を挟む3回
冷延法が好ましい。この場合の冷延圧下率は1回目20
〜70%、2回目50〜80%、3回目50〜70%が
好ましい。熱延板焼鈍有の中間焼鈍を挟む4回冷延法で
も、比較的良好な鉄損が得られるが、熱延板焼鈍有の中
間焼鈍を挟む3回冷延法と略々同程度が、むしろ劣るレ
ベルであり、経済性の面からも、4回冷延法は好ましく
ない。
実施例1 C0.045%、Si3.20%、Mn  0.060
%、So、028%、を含むスラブを1350℃で60
分スラブ加熱し、熱延終了温度を1000℃とし、1.
6.2.2m1mの二種類の熱延板を得た。
各々について、第3表に示す方法により0.20m/m
厚みの最終冷延板を得た。
第  3  表 引続き、湿潤水素雰囲気で850℃×3分脱炭焼鈍し、
焼鈍分離剤を塗布し、1200℃×20時間の高温仕上
焼鈍を行った。製品の鉄損を第4表に示す。
第4表 第4表より明らかなように本発明によるプロセス区分C
(熱延板焼鈍有の3回冷延法)の場合に良好な鉄損が得
られた。
実施例2 C0.046%、Si3.25%、Mn  0.055
%、Se0.025%、を含むスラブを1350℃で9
0分スラブ加熱し、熱延終了温度を1000℃とし、】
、2.2.2m/mの二種類の熱延板を得た。
各々について第5表に示す方法により0.15m/m厚
みの最終冷延板を得た。
引続き、湿潤水素雰囲気で850℃×3分脱炭焼鈍し、
焼鈍分離剤を塗布し、1200℃X20時間の高温仕上
焼鈍を行った。製品の鉄損を第6表に示す。
第  6  表 第6表より明らかなように本発明によるプロセス区分C
(熱延板焼鈍有の3回冷延法)の場合に良好な鉄損が得
られた。
実施例3 C0.044%、Si3.30%、Mn  0.055
%、So、027%、Cu 0.17%を含むスラブを
1400’cテロ0分スラブ加熱し、熱延終了温度を1
000’Cとし、1.1.2.2m/mの二種類の熱延
板を得た。
各々について、第7表に示す方法により0.13m/m
引続き、湿潤水素雰囲気で850°c×3分脱炭焼鈍し
、焼鈍分離剤を塗布し、1200℃X20時間の高温仕
上焼鈍を行った。製品の鉄損を第8表に示す。
第  8  表 第8表より明らかなように本発明によるプロセス区分C
(熱延板焼鈍有の3回冷延法)の場合に良好な鉄損が得
られた。
実施例4 C0.045%、Si3.20%、Mn  0.057
%、So、027%、を含むスラブを1350℃で60
分スラブ加熱し、熱延終了温度を1000℃とし、1.
3m/m 。
1.4m/m 、 1.h/m 、 2.1m/m 、
 2.3m/m 、 2.9m/m 、 5.5m/+
  、 6.3m/mの熱延板を得た。
各々について熱延板焼鈍950℃×5分、1回目中間焼
鈍950℃×5分、2回目中間焼鈍980℃×3分とし
、冷延圧下率を変えて中間焼鈍を挟む3回の冷延を行い
、0.175m/mの最終板厚とし引続き湿潤水素雰囲
気で850℃×3分脱炭焼鈍し、焼鈍分離剤を塗布し、
1200℃×20時間の高温仕上焼鈍を行った。製品の
鉄損を第9表に示す。
第9表より明らかなように、本発明による圧下率の場合
比較例より良好な鉄損が得られた。
実施例5 C0.045%、Si3.20%、Mn  0.055
%、So、028%、Cu 0.16%を含むスラブを
1350℃で90分加熱し1.7111/I11厚の熱
延板とした。熱延板を第1O表に示す方法により0.1
8m+/m厚みの最終冷延板とした。
第  10  表 引続き、湿潤水素雰囲気で850℃×3分脱炭焼鈍し、
焼鈍分離剤を塗布し、1200℃×20時間の高温仕上
焼鈍を行った。
製品の鉄損を第11表に示す。
第11表 〔発明の効果〕 Mn及びSとSeの1種又は2種を含む珪素鋼スラブを
高温スラブ加熱し、熱延板とし、熱延板焼鈍を行い、中
間焼鈍を挟む複数の冷延を行い、最終板厚0.10〜0
.20m/mとする薄手一方向性電磁鋼板の製造方法に
おいて冷延回数を、3回とし、しかもその圧下率を、1
回目20〜70%、2回目50〜80%、3回目50〜
70%に特定することにより、極めて鉄損の低い製品が
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は製品板厚の0.175+/mで、熱延板焼鈍有
の3回目冷延法における2回目圧下率65%、3回目圧
下率60%の場合の、1回目圧下率と製品の鉄損を示す
図である。 第2図は、製品板厚0.175m/a+で、熱延板焼鈍
有の3回冷延法における、1回目圧下率40%、3回目
圧下率60%の場合の、2回目圧下率と製品の鉄損との
関係を示す図である。 第3図は、製品梶厚0.175m/+wで、熱延板焼鈍
有の3回冷延法における1回目圧下率40%、2回目圧
下率65%の場合の、3回目圧下率と製品の鉄損の関係
を示す図である。 第5図は第1表のプロセス区分A、B、Cにおける最終
中間焼鈍板の主要面強度を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  C0.025〜0.12%、Si3.0〜4.0%、
    Mn0.04〜0.15%、及びSとSeの1種又は2
    種0.020〜0.040%を基本成分とするスラブを
    1320〜1430℃でスラブ加熱し、熱延板焼鈍を施
    し、中間焼鈍を挟む、複数の冷延により、最終板厚を0
    .10〜0.20m/mとし、脱炭焼鈍を行い、焼鈍分
    離剤を塗布し、高温仕上焼鈍を行う、一方向性電磁鋼板
    の製造方法において、1回目圧下率20〜70%、2回
    目圧下率50〜80%、3回目圧下率50〜70%で3
    回の冷延を行うことを特徴とする鉄損の優れた一方向性
    電磁鋼板の製造方法。
JP60206386A 1985-09-20 1985-09-20 鉄損の優れた薄手一方向性電磁鋼板の製造方法 Pending JPS6267115A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354389A (en) * 1991-07-29 1994-10-11 Nkk Corporation Method of manufacturing silicon steel sheet having grains precisely arranged in Goss orientation

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5354389A (en) * 1991-07-29 1994-10-11 Nkk Corporation Method of manufacturing silicon steel sheet having grains precisely arranged in Goss orientation
US5489342A (en) * 1991-07-29 1996-02-06 Nkk Corporation Method of manufacturing silicon steel sheet having grains precisely arranged in goss orientation

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