JPS60131442A - 包埋装置におけるパラフイン障害除去装置 - Google Patents
包埋装置におけるパラフイン障害除去装置Info
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- JPS60131442A JPS60131442A JP23989883A JP23989883A JPS60131442A JP S60131442 A JPS60131442 A JP S60131442A JP 23989883 A JP23989883 A JP 23989883A JP 23989883 A JP23989883 A JP 23989883A JP S60131442 A JPS60131442 A JP S60131442A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（技術分野）
研究、診断等のため人体あるいは動物の組織（生物組織
）の一部を顕微鏡で検査することが広く行なわれでいる
。
）の一部を顕微鏡で検査することが広く行なわれでいる
。
顕微鏡検査のためには、生物組織片を薄切して得た薄片
をガラスに挾み、顕微鏡標本を作成して行なう。
をガラスに挾み、顕微鏡標本を作成して行なう。
生物組織片を薄切するためには、組織片に溶融パラフィ
ンを浸透させ、パラフィンの同化後、鋭−利なカッタで
パラフィンと共に組織片を薄切し、これを１枚のガラス
に添着し、次いでパラフィン除去、染色をし、カバーガ
ラスを重ねて顕微鏡標本とする。
ンを浸透させ、パラフィンの同化後、鋭−利なカッタで
パラフィンと共に組織片を薄切し、これを１枚のガラス
に添着し、次いでパラフィン除去、染色をし、カバーガ
ラスを重ねて顕微鏡標本とする。
このように生物組織片にパラフィンを浸透させるには、
包埋装置により組織片をアルコール、キシレン等で数回
処理して脱脂した後、パラフィンに浸漬してパラフィン
を浸透させる処理が行なわれる。
包埋装置により組織片をアルコール、キシレン等で数回
処理して脱脂した後、パラフィンに浸漬してパラフィン
を浸透させる処理が行なわれる。
この発明は、上記のような包埋装置において、下達する
ようなパラフィンによる障害を取除くための装置に関す
るものである。
ようなパラフィンによる障害を取除くための装置に関す
るものである。
以下、従来から使用されている包埋装置の全体について
第１．〜２図により概略を説明する。
第１．〜２図により概略を説明する。
多孔の容器（例えば網篭）に入れた組織片ｌを収納する
、密片蓋を有するレトルト２の下部は、管３、モータに
より微速で駆動されるロータリ切換弁４を経て、アルコ
ール、キシレン等を入れた数個の薬液タンク５．５、数
個のパラフィンタンク６．６に通じるそれぞれの管７．
７に切換え連通される。パラフィンタンク６はオーブン
８に囲まれて加熱され、収容したパラフィンを溶融状態
に保っている。薬液タンク５．５の上部は、管９、ｌＯ
により排気マニホールド１１．１２または排気マニホー
ルド１２にのみ通じ、排気マニホール１ζ１２は管１３
、水タンク１４、管１５、マニホールド１６、管１７、
活性炭タンク１８を経て外気に通じている。外気と小間
隙により通じているオーブン８内の空気は、管１９、フ
ィルタ２０、を経て管２１により電磁的に駆動される第
一・の三方弁２２に、管２３により同様の第二の三方弁
２４に通じ、第一の排気マニホールド１１は管２５によ
り同様の第三の三方弁２６に通じている。レトルト２内
を加圧あるいは減圧するための真空ポンプ２７は、吐出
口２７ａを管２８．２９により排気マニホールドｌｌと
第三の三方弁２６とに通じさせ、吸気口２７ｂを管３０
．３１により第二、第一の三方弁２４．２２に通じさせ
ている。各三方弁２２．２４．２６は管３２によりトラ
ップ３３を経て管３４によりレトルト２の上部に通じて
いる。３５は管系内が−２００１１ｍ）１ｇ以下になっ
たとき、外気を吸入して過度の低圧となるのを防止する
リリーフ弁、３６は管系内が０．３ Ｋｇ／ｃｍ’以上
になったとき、圧を排出するリリーフ弁、３７は安全弁
である。
、密片蓋を有するレトルト２の下部は、管３、モータに
より微速で駆動されるロータリ切換弁４を経て、アルコ
ール、キシレン等を入れた数個の薬液タンク５．５、数
個のパラフィンタンク６．６に通じるそれぞれの管７．
７に切換え連通される。パラフィンタンク６はオーブン
８に囲まれて加熱され、収容したパラフィンを溶融状態
に保っている。薬液タンク５．５の上部は、管９、ｌＯ
により排気マニホールド１１．１２または排気マニホー
ルド１２にのみ通じ、排気マニホール１ζ１２は管１３
、水タンク１４、管１５、マニホールド１６、管１７、
活性炭タンク１８を経て外気に通じている。外気と小間
隙により通じているオーブン８内の空気は、管１９、フ
ィルタ２０、を経て管２１により電磁的に駆動される第
一・の三方弁２２に、管２３により同様の第二の三方弁
２４に通じ、第一の排気マニホールド１１は管２５によ
り同様の第三の三方弁２６に通じている。レトルト２内
を加圧あるいは減圧するための真空ポンプ２７は、吐出
口２７ａを管２８．２９により排気マニホールドｌｌと
第三の三方弁２６とに通じさせ、吸気口２７ｂを管３０
．３１により第二、第一の三方弁２４．２２に通じさせ
ている。各三方弁２２．２４．２６は管３２によりトラ
ップ３３を経て管３４によりレトルト２の上部に通じて
いる。３５は管系内が−２００１１ｍ）１ｇ以下になっ
たとき、外気を吸入して過度の低圧となるのを防止する
リリーフ弁、３６は管系内が０．３ Ｋｇ／ｃｍ’以上
になったとき、圧を排出するリリーフ弁、３７は安全弁
である。
この包埋装置による包埋操作は次の通りに行なわれる。
（１）薬液浸透（第１図）
レトルト２に組織片１を入れて蓋を密閉し、ロータリ切
換弁４により、ホルマリン固定液を入れた第一番の薬液
タンク５に挿入した管７を管３に通じさせ、真空ポンプ
２７を運転する。第二〜三の三方弁２４．２６は、レト
ルト２内を、管３４、トラップ３３、管３２、三方弁２
４、管３０を通して真空ポンプの吸気口２７ｂに通じさ
せ、吐出口２７ａを管２８．２９から第三の三方弁２６
、管２５、第一の排気マニホールド１１、管１０、第二
の排気マニホールド１２、管１３、水タンク１４、管１
５、マニホールド１６、管１７、活性炭タンク１８を経
て大気に通じさせる。
換弁４により、ホルマリン固定液を入れた第一番の薬液
タンク５に挿入した管７を管３に通じさせ、真空ポンプ
２７を運転する。第二〜三の三方弁２４．２６は、レト
ルト２内を、管３４、トラップ３３、管３２、三方弁２
４、管３０を通して真空ポンプの吸気口２７ｂに通じさ
せ、吐出口２７ａを管２８．２９から第三の三方弁２６
、管２５、第一の排気マニホールド１１、管１０、第二
の排気マニホールド１２、管１３、水タンク１４、管１
５、マニホールド１６、管１７、活性炭タンク１８を経
て大気に通じさせる。
これによりレトルト２内の空気は大気に放出され、レト
ルト内の気圧は低下し、その真空度が高まるに従って薬
液タンク５内のホルマリン固定液が管７、ロータリ切換
弁４．管３を通ってレトルト内に進入し、組織片ｌを浸
す。
ルト内の気圧は低下し、その真空度が高まるに従って薬
液タンク５内のホルマリン固定液が管７、ロータリ切換
弁４．管３を通ってレトルト内に進入し、組織片ｌを浸
す。
（２）薬液排出（第２図）
所定時間の浸漬が終ったならば、三方弁２４．２６を切
換えると、オーブン８内の空気が管１９、フィルタ２Ｏ
１管２３、第二の三方弁２４、管３０を通って真空ポン
プ２７に吸引され、管２８．２９、第三の三方弁２６、
管３２、トラップ３３、管３４を経てレトルト２内に圧
入され、ホルマリン固定液の表面を押下げて、これを管
３、ロータリ切換弁４、管７を経て元のタンク５に戻す
。
換えると、オーブン８内の空気が管１９、フィルタ２Ｏ
１管２３、第二の三方弁２４、管３０を通って真空ポン
プ２７に吸引され、管２８．２９、第三の三方弁２６、
管３２、トラップ３３、管３４を経てレトルト２内に圧
入され、ホルマリン固定液の表面を押下げて、これを管
３、ロータリ切換弁４、管７を経て元のタンク５に戻す
。
次にロータリ切換弁４を駆動して管３を第二番の薬液タ
ンク５に挿入した管７に通じさせ、同様にして組織片を
浸漬処理する。
ンク５に挿入した管７に通じさせ、同様にして組織片を
浸漬処理する。
このようにしてホルマリン固定液、次いでアルコール、
キシレンによる１０回程度の処理が終ったならば、オー
ブン８内で加熱溶融させていたパラフィンを４回位、レ
トルト２に出入させ、組織片１にパラフィンを浸透させ
て包埋処理を終り、組織片をレトルトから取出す。なお
、組織片１を薬液やバラフィルに浸漬中にレトルト内を
加圧し、次に真空にする操作を数回繰返すと、薬液等の
浸透が良くなる。このときは、ロータリ弁４を少し回動
させて管３．７を遮断しておく。
キシレンによる１０回程度の処理が終ったならば、オー
ブン８内で加熱溶融させていたパラフィンを４回位、レ
トルト２に出入させ、組織片１にパラフィンを浸透させ
て包埋処理を終り、組織片をレトルトから取出す。なお
、組織片１を薬液やバラフィルに浸漬中にレトルト内を
加圧し、次に真空にする操作を数回繰返すと、薬液等の
浸透が良くなる。このときは、ロータリ弁４を少し回動
させて管３．７を遮断しておく。
以上のようにして行なう包埋処理において、レトルト２
内に薬液等を吸入するために真空ポンプ２７に吸入する
空気は、塵埃等の混入を避けるため塵埃等の入り難いオ
ーブン８内から採り、フィルタ２０を通して完全に除塵
するようにしているが、このようにすると茨のような不
都合を生じる。即ち、レトルト２から溶融パラフィンを
タンク６に戻ｒ際に、溶融パラフィンの泡がタンクの表
面に生じ、これが砕ける際に、パラフィンの微粒子を飛
散させるため、オーブン８内の空気中にパラフィンの微
粒子が浮遊するようになり、これか空気と共に管１９に
吸引されてフィルタ２Ｏを詰まらせたり、各三方弁、真
空ポンプ２７等にまで達してこれらの機能を劣化させて
しまう。
内に薬液等を吸入するために真空ポンプ２７に吸入する
空気は、塵埃等の混入を避けるため塵埃等の入り難いオ
ーブン８内から採り、フィルタ２０を通して完全に除塵
するようにしているが、このようにすると茨のような不
都合を生じる。即ち、レトルト２から溶融パラフィンを
タンク６に戻ｒ際に、溶融パラフィンの泡がタンクの表
面に生じ、これが砕ける際に、パラフィンの微粒子を飛
散させるため、オーブン８内の空気中にパラフィンの微
粒子が浮遊するようになり、これか空気と共に管１９に
吸引されてフィルタ２Ｏを詰まらせたり、各三方弁、真
空ポンプ２７等にまで達してこれらの機能を劣化させて
しまう。
（本発明の目的）
この発明は、溶融パラフィンの゛微粒子が装置の管系内
に進入することのない包埋装置におけるパラフィン障害
除去装置を得ることを目的としたものである。
に進入することのない包埋装置におけるパラフィン障害
除去装置を得ることを目的としたものである。
（本発明の構成）
この発明は、前記のように、加圧時にオーブン８内の空
気をフィルタ２Ｏを経て真空ポンプで吸引する代りに、
フィルタを通して大気から直接吸引し、また真空ポンプ
２７の吐出空気により作動するエゼクタとカップとを組
合せた吸入器を設けて、浮″遊するパラフィン微粒子と
オーブン内のガスとを吸込み、レトルト、空気管系、オ
ーブン内のガスを水タンク、活性炭を通して無害化する
と共に、空気管系にパラフィンが進入しないように構成
したものである。
気をフィルタ２Ｏを経て真空ポンプで吸引する代りに、
フィルタを通して大気から直接吸引し、また真空ポンプ
２７の吐出空気により作動するエゼクタとカップとを組
合せた吸入器を設けて、浮″遊するパラフィン微粒子と
オーブン内のガスとを吸込み、レトルト、空気管系、オ
ーブン内のガスを水タンク、活性炭を通して無害化する
と共に、空気管系にパラフィンが進入しないように構成
したものである。
（本発明の実施例）
第２図以下は、本発明による包埋装置におけるパラフィ
ン障害除去装置の実施例を示す。エゼクタに関連する部
分の他は大部分が第１図の従来装置と同様であるから、
同等部分には第１図と同符号を付して説明を省略する。
ン障害除去装置の実施例を示す。エゼクタに関連する部
分の他は大部分が第１図の従来装置と同様であるから、
同等部分には第１図と同符号を付して説明を省略する。
この実施例は、カップ３８の上にこれを蓋する形でエゼ
クタ３９を取付け、エゼクタ３９の低圧部を筒４０によ
りカップ３８の下部に通じさせたものであり、オーブン
８から出る管１９をカップ３８の上部に偏心して連通さ
せ、エゼクタ３９のノズル４１は管４２により第三の三
方電磁弁２６に通じさせ、エゼクタ３９の排気を管４３
によす水タンク１４に導き、マニホールド１６、活性炭
タンク１８を経て大気に排出するようにしている。低圧
用のリリーフ弁３５は塵埃進入防止のためのフィルタ４
４を介して大気に通じさせ、第二の三方弁２４の一方の
口は従来装置の管２３の代りにフィルタ４５により大気
に通じさせている。
クタ３９を取付け、エゼクタ３９の低圧部を筒４０によ
りカップ３８の下部に通じさせたものであり、オーブン
８から出る管１９をカップ３８の上部に偏心して連通さ
せ、エゼクタ３９のノズル４１は管４２により第三の三
方電磁弁２６に通じさせ、エゼクタ３９の排気を管４３
によす水タンク１４に導き、マニホールド１６、活性炭
タンク１８を経て大気に排出するようにしている。低圧
用のリリーフ弁３５は塵埃進入防止のためのフィルタ４
４を介して大気に通じさせ、第二の三方弁２４の一方の
口は従来装置の管２３の代りにフィルタ４５により大気
に通じさせている。
このように構成した本発明のパラフィン障害除去装置は
、次のように作用する。これを次に説明する。
、次のように作用する。これを次に説明する。
（１）薬液吸入・（第３図）
従来同様に、レトルト２に薬液タンク５またはパラフィ
ンタンク６の薬液または溶融パラフィンを入れて組織片
１を浸漬するには、管３４、トう、プ３３、管３２、三
方弁２４、管３０を通してレトルト内の空気を真空ポン
プ２７で吸引し、タンク５または６内の薬液または溶融
パラフィンを管７．ロータリ切換弁４、管３を通してレ
トルｉ・内へ進入させる。本発明の場合は、真空ポンプ
の吐出口２７ａは、管２８．２９、第三の三方弁２６、
管４２を経てエゼクタ３９のノズル４１に通じ、ノズル
から吹出した空気は管４３を通って水タンク１４に入り
、活性炭タンク１８を経て大気に排出される。このノズ
ル４１の吹出しにより筒４０内は負圧になり、管１９に
よりオーブン８内の空気をカップ３８内へ吸込む。これ
によりオーブン８内に浮遊していたパラフィン微粒子と
薬液から蒸発したガスとが同時にカップ内に吸込まれ、
管４Ｏを通り、エゼクタから吹出す空気と共に水タンク
に入る。オーブン８内には、小間隙から僅少の空気が進
入するので、管７による溶融パラフィン吸引には支障が
ない。
ンタンク６の薬液または溶融パラフィンを入れて組織片
１を浸漬するには、管３４、トう、プ３３、管３２、三
方弁２４、管３０を通してレトルト内の空気を真空ポン
プ２７で吸引し、タンク５または６内の薬液または溶融
パラフィンを管７．ロータリ切換弁４、管３を通してレ
トルｉ・内へ進入させる。本発明の場合は、真空ポンプ
の吐出口２７ａは、管２８．２９、第三の三方弁２６、
管４２を経てエゼクタ３９のノズル４１に通じ、ノズル
から吹出した空気は管４３を通って水タンク１４に入り
、活性炭タンク１８を経て大気に排出される。このノズ
ル４１の吹出しにより筒４０内は負圧になり、管１９に
よりオーブン８内の空気をカップ３８内へ吸込む。これ
によりオーブン８内に浮遊していたパラフィン微粒子と
薬液から蒸発したガスとが同時にカップ内に吸込まれ、
管４Ｏを通り、エゼクタから吹出す空気と共に水タンク
に入る。オーブン８内には、小間隙から僅少の空気が進
入するので、管７による溶融パラフィン吸引には支障が
ない。
（２）薬液排出（第４図）
レトルト２を管３、ロータリ切換弁４、竹７を通して元
の薬液タンク５またはパラフィンタンク６に通じさせ、
□真空ポンプ２７の吐出口２７ａを管２８．２９・、第
三の三方弁２６．管３２、トラップ３３、管３４を経て
レトルト２の上部に通じさせ、真空ポンプの吸入口２７
ｂは第二の三方弁２４によりフィルタ４５に通じさせる
。
の薬液タンク５またはパラフィンタンク６に通じさせ、
□真空ポンプ２７の吐出口２７ａを管２８．２９・、第
三の三方弁２６．管３２、トラップ３３、管３４を経て
レトルト２の上部に通じさせ、真空ポンプの吸入口２７
ｂは第二の三方弁２４によりフィルタ４５に通じさせる
。
従って真空ポンプにはフィルタ４５を通して除塵された
大気が吸入され、吐出口２７ａから出た加圧空気は、管
２８．２９、第三の三方弁２６、管３２、トランプ３３
、管３４を通ってレトルト２に入り薬液または溶融パラ
フィン面を加圧する。これによりレトルト２内の薬液等
は、レトルトから押出され、管３，７等を通ってそれぞ
れのタンクに戻る。溶融パラフィンがタンクに戻る際に
、＋ｉ７ｊ記したように表面で飛沫によるパラフィンの
微粒子な生じるが、本発明の構成ではこれは真空ポンプ
に吸入ごれない。
大気が吸入され、吐出口２７ａから出た加圧空気は、管
２８．２９、第三の三方弁２６、管３２、トランプ３３
、管３４を通ってレトルト２に入り薬液または溶融パラ
フィン面を加圧する。これによりレトルト２内の薬液等
は、レトルトから押出され、管３，７等を通ってそれぞ
れのタンクに戻る。溶融パラフィンがタンクに戻る際に
、＋ｉ７ｊ記したように表面で飛沫によるパラフィンの
微粒子な生じるが、本発明の構成ではこれは真空ポンプ
に吸入ごれない。
（３）オーブン吸入（第５図）
組織片ｌへの薬液浸透を良好にするため、レトルト２に
薬液等を入れた状態で、レトルト内の加圧、減圧を数回
繰返すことは、第１〜２図の従来装置と同様であるが、
本発明の実施例では、加圧をＩＯ秒程度行なった後、８
０秒程度の間、オーブン内空気の吸込を行なって、オー
ブン内の浮遊パラフィン微粒子の除去操作を行なう。即
ち、前述の薬液等の吸入時と同様に、フィルタ４５から
第二の三方弁２４、管３Ｏを通って真空ポンプ２７に除
塵空気を吸入し、これを加圧して管２８．２９、第三の
三方弁２６、管４２を通してエゼクタのノズル４１に送
り、管１９からオー ジン８内の空気を吸引し、浮遊パ
ラフィンとパラフィンに溶込んだ薬液からの蒸発ガスと
を同時に吸込み、空気と共に筒４Ｏ１管４３を経て排出
するのである。オーブン内に浮遊していたパラフィンの
微粒子は、一部をカップ３８で捕集され、他は水タンク
１４に入り捕集される。この間、レトルト内には加圧空
気が閉込められていて、組織片への薬液等の浸透が図ら
れている。
薬液等を入れた状態で、レトルト内の加圧、減圧を数回
繰返すことは、第１〜２図の従来装置と同様であるが、
本発明の実施例では、加圧をＩＯ秒程度行なった後、８
０秒程度の間、オーブン内空気の吸込を行なって、オー
ブン内の浮遊パラフィン微粒子の除去操作を行なう。即
ち、前述の薬液等の吸入時と同様に、フィルタ４５から
第二の三方弁２４、管３Ｏを通って真空ポンプ２７に除
塵空気を吸入し、これを加圧して管２８．２９、第三の
三方弁２６、管４２を通してエゼクタのノズル４１に送
り、管１９からオー ジン８内の空気を吸引し、浮遊パ
ラフィンとパラフィンに溶込んだ薬液からの蒸発ガスと
を同時に吸込み、空気と共に筒４Ｏ１管４３を経て排出
するのである。オーブン内に浮遊していたパラフィンの
微粒子は、一部をカップ３８で捕集され、他は水タンク
１４に入り捕集される。この間、レトルト内には加圧空
気が閉込められていて、組織片への薬液等の浸透が図ら
れている。
なお、ノズル４１の末端部を末広がりにすると、エゼク
タの真空度は高くなるが、管４３に流入する際に管４３
を取付けたエゼクタ端の垂直壁部に多量の空気が衝突し
逆流して、かえって真空度を悪くするから注意を要する
。
タの真空度は高くなるが、管４３に流入する際に管４３
を取付けたエゼクタ端の垂直壁部に多量の空気が衝突し
逆流して、かえって真空度を悪くするから注意を要する
。
（本発明の効果）
上記の実施例に見るように、本発明は、（１）カップ３
８、エゼクタ３９によりオーブン８内の浮遊パラフィン
粒子を吸込む構成としだから、パラフィン微粒子が三方
弁、リリーフ弁、真空ポンプ等の細部にまで侵入し固化
し、これが堆積して多量のパラフィン付着となって包埋
装置の機能を悪くするパラフィン障害を除去することが
できる。
８、エゼクタ３９によりオーブン８内の浮遊パラフィン
粒子を吸込む構成としだから、パラフィン微粒子が三方
弁、リリーフ弁、真空ポンプ等の細部にまで侵入し固化
し、これが堆積して多量のパラフィン付着となって包埋
装置の機能を悪くするパラフィン障害を除去することが
できる。
（２）長期に亘ってパラフィン掃除の必要なく包埋装置
を使用し得させることができる。
を使用し得させることができる。
（３）パラフィン微粒子除去のため、レトルト加圧行程
中にオーブン内の空気吸入操作を行なうが、このために
全処理時間が長くなることはなく、薬液等の浸透効果も
変らない。
中にオーブン内の空気吸入操作を行なうが、このために
全処理時間が長くなることはなく、薬液等の浸透効果も
変らない。
等の効果がある。
第１〜２図は従来の包埋装置の構成を示す略図、第３図
以下は本発明による包埋装置の同様の略図を示し、第３
図はレトルトへの薬液等の吸入状態、第４図は排出状態
、第５図はオーブンからの空気吸入状態を示す。 ｌ：組織片、２：レトルト、３：管、４：ａ−タリｕＪ
換弁、５：薬液タンク、６：パラフィンタンク、７：管
、８：オーブン、９．１０：管、ｌｌ、１２ ： 排％
−ｙ＝ホーＪＬ、 ）、１３：ｖ、１４：水タンク、１
５：管、１６：マニホールド、１７：管、１８：活性炭
タンク、１９：管、２ｏ：フィルタ、２１：管、２２：
第一の三方弁、２３：管、２４：第二の三方弁、２５：
管、２６：第三の三方弁、２７：真空ポンプ、２７ａ：
吐出口、２７ｂ：吸気口、２８．２９．３ｏ、３１．３
２：管、３３ニドラツプ、３４：管、３５．３６：リリ
ーフ弁、３７：安全弁、３８：カップ、３９：エゼクタ
、４ｏ：筒、４１：ノズル、４２．４３：管、４４．４
５：フィルタ。 特許出願人 株式会社千代田製作所 代 理 人 小山飲込（ばか１名） 第３図 〜１ 第５図
以下は本発明による包埋装置の同様の略図を示し、第３
図はレトルトへの薬液等の吸入状態、第４図は排出状態
、第５図はオーブンからの空気吸入状態を示す。 ｌ：組織片、２：レトルト、３：管、４：ａ−タリｕＪ
換弁、５：薬液タンク、６：パラフィンタンク、７：管
、８：オーブン、９．１０：管、ｌｌ、１２ ： 排％
−ｙ＝ホーＪＬ、 ）、１３：ｖ、１４：水タンク、１
５：管、１６：マニホールド、１７：管、１８：活性炭
タンク、１９：管、２ｏ：フィルタ、２１：管、２２：
第一の三方弁、２３：管、２４：第二の三方弁、２５：
管、２６：第三の三方弁、２７：真空ポンプ、２７ａ：
吐出口、２７ｂ：吸気口、２８．２９．３ｏ、３１．３
２：管、３３ニドラツプ、３４：管、３５．３６：リリ
ーフ弁、３７：安全弁、３８：カップ、３９：エゼクタ
、４ｏ：筒、４１：ノズル、４２．４３：管、４４．４
５：フィルタ。 特許出願人 株式会社千代田製作所 代 理 人 小山飲込（ばか１名） 第３図 〜１ 第５図
Claims (1)
- レトルト（２）の下部をロータ切換弁（４）を介して薬
液タンク（５）と溶融パラフィンタンク（６）とに切換
え連通させ、レトルト（２）の上部を三方弁を介して真
空ポンプ（２７）の吐出口（２７ａ）と吸気口（２７ｂ
）とに切換えて通じさせる包埋装置において、真空ポン
プの吐出口（２７ａ）を切換弁を介してエゼクタ（３９
）のノズル（４１）に通しさせ、このエゼクタにより低
圧となるカップ（３８）と、パラフィンタンク（６）を
収容するオーブン（８）とを連通させて、オーブン（８
）内に浮遊するパラフィン微粒子とパラフィンに溶は込
んでオーブン内に入った薬液のカスとを共にエゼクタで
吸出し除くようにしたことを特徴とする包埋装置におけ
るパラフィン障害除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23989883A JPS60131442A (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 包埋装置におけるパラフイン障害除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23989883A JPS60131442A (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 包埋装置におけるパラフイン障害除去装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60131442A true JPS60131442A (ja) | 1985-07-13 |
| JPH0376697B2 JPH0376697B2 (ja) | 1991-12-06 |
Family
ID=17051496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23989883A Granted JPS60131442A (ja) | 1983-12-21 | 1983-12-21 | 包埋装置におけるパラフイン障害除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60131442A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014523514A (ja) * | 2011-02-28 | 2014-09-11 | ダコ・デンマーク・エー／エス | 包埋生体試料の前処置のための２相非混和系 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101643838B1 (ko) | 2012-08-15 | 2016-07-28 | 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 | 강도 및 인성이 우수한 자원 절약형 티탄 합금 부재 및 그 제조 방법 |
-
1983
- 1983-12-21 JP JP23989883A patent/JPS60131442A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014523514A (ja) * | 2011-02-28 | 2014-09-11 | ダコ・デンマーク・エー／エス | 包埋生体試料の前処置のための２相非混和系 |
| US10295442B2 (en) | 2011-02-28 | 2019-05-21 | Dako Denmark A/S | Two phase immiscible system for the pretreatment of embedded biological samples |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0376697B2 (ja) | 1991-12-06 |
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