JPS60131229A - シリコ−ンオイル供給式電子写真複写機における加熱定着ロ−ラの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の技術分野） 不発明はシリコーンオイル供給式電子写真複写機の定着
装置に用いる加熱定着ローラの製造方法に関する。

（発明の技術的背景およびその問題点）従来、乾式電子
写真法において、転写ドラム等から、紙等の支持体上に
転写された粉末像を定着する手段として、一定の圧力で
圧接する加熱定着ローラと加圧ローラ間に通過せしめる
ことにより、粉末像を支持体上に刀口圧して定着させる
方法が慣用さｎている。

かかる手段において使用される刃口熱定着ローラの被覆
層としては、テトラフルオロエチレン、シリコーンゴム
、フルオロカーボン等が使用すれ、また加圧ローラの耐
熱性弾性材としては、シリコーンゴムが使用されており
、定着の際には加熱定着ローラにシリコーン鼻イル等の
オフセット防止液をロール表面に塗布することが行われ
ている。

′　・：　Ｖ 以上の加熱定着ローラの中表面にシリコーンゴムを一定
の厚さで被覆したものは、表面が弾性的１□１１ になるため、定声の際未定着トナーを押し潰すことがな
く、従って良好な複写が得られる利点があることから、
最近多用されるようになっている。

さらにシリコーンゴムによる被覆層はロール温度の許容
幅が広く、かつトナー像の潰され方が少ないため、良質
の複写が得られる利点があるが、反面シリコーンオイル
に対して侵食さｎやすく膨潤が激しい。

このためシリコーンゴムよりなる被覆層にシリコーンオ
イルを塗布しながら定着を行うことが行なわれるが（特
公昭５６−９７０４）予め所定の線速か維持できるよう
に〃０熱定着ローラの径を決めても、長時間使用してい
る間に被覆層が膨潤してロール径が増大し線速間が当初
より速くなる不具合が生じる。

また大きさの異なる用紙で複写を長期間行うと、ロール
の中央部と両端部とでは、膨潤の度合が異なシ、これに
よって複写紙にシワが発生するという欠点を有していた
。

さらに、前記欠点を解消する目的で、シリコーンゴム被
覆層を形成した後、これをシリコーンオイル中に浸漬し
て膨潤平衡もしくはそれに近い状態まで膨潤させ、その
膨潤した部分を研削して所定の外径に仕上げること（特
公昭５８−３０３３７）も知らているが、膨潤時間が長
くかつ通紙時にシリコーンオイルが紙に取らｎやすい上
、通紙部の外径細りが大きくなるという欠点もゼしてい
る。

さらに研削の途上にでるくずは捨てることとなり経済的
にも不利である。

（発明の目的） 本発明は係る事情に鑑みなされたものであり、その目的
となるところはシリコーンオイルによる膨潤によって生
ずるローラ径の変化の少ない加熱定着ローラの裏造方法
を提供してローラ径の変化により生ずる種々の不具合を
未然に防止し、かつローラ自体の耐久方向上を図ろうと
するものである。

（発明の概要） 本発明は芯金外周にプライマ一層を介してシリコーンゴ
ム全主成分とする被覆層を形成し、はぼ　。

最終仕上げ外径に研磨した後に、これをシリコーンオイ
ル中に浸漬して上記被覆層を平衡膨潤値の４０〜８０％
で膨潤を停止させ、次いで所定の外径に仕上げることを
特徴としている。

本発明における研磨は１次加硫後２次加硫前に行うこと
により２次力ロ硫する厚みがそれだけ減少するので２次
加硫時間をより短縮することができｖ’： る。さらにシリコーンゴム層の被覆は、芯金上にプライ
マーを塗布後１３０℃未満の温度で３０分以内でプレベ
ークした後、シリコーンゴムと同成分のシリコーンゴム
をプライマー表面に塗布し、１３５℃以上に予熱してか
ら、シリコーンゴム層を形成すれば、芯金予熱によるシ
リコーンゴム層ヲ形成時間の短縮ができさらにプライマ
ーをプレベークしであるため、プライマー中の官能基が
シリコーンゴムと反応せず接着性がより向上する。

尚、本発明における研磨とは研削をも含むものとする。

次に本発明の方法の一実施例を説明する。

実施例１ アルミ製金属芯金（多径２９ｓａｇ）にプライマー塗布
後、風乾し、この外周にシリコーンゴムＴＳＥ２７０−
６Ｕ　（信越化学社製）を１．５ｍの厚さに被覆した後
、１５０℃×３０分で１次加硫を行ない、続いて２００
℃×１時間で２次加硫を行なった。

その後、被覆層を研削して外径３０．０　ｍとし、コｔ
１１１８０℃±２℃に設定したジメチルシリコーンオイ
ル１００ｃｓ（２５℃）中に８時間放置した。冷却後外
径を測足したところ３０．４■であった（平衡膨潤値の
７０％）。この膨潤後のロニラを研磨して外径３０．０
■の加熱定着ローラを製造した。

次にこの加熱定着ローラの被覆層の表面に、シリコーン
オイル液を塗布しながら、表面温度を１８０℃に保って
定着したところ、複写紙にシワは全く生じず、また２０
０００　枚通紙後の外径は３０．０３　ｖａｎであった
。

実施例２ １次加硫の部分までは実施例１と同様にローラを製造し
、１次加硫後研削をただちに行い３０．０簡の外径とし
た後２００℃×５０分で２次加硫を行ない、その後実施
例１と同様にしてローラを製造した。実施例１と同様に
して定着試験を行なったところ、２００００枚通紙後の
外径は３０．０３ｍであり、かつ８００００枚時点でも
被覆層は剥離しなかった。

実施例３ 実施例１において風乾せず、１３０℃以下例えば１００
℃×２０　分でブレベーク後、被覆するシリコーンゴム
と同種のゴムｆ　０．１　ｍ厚さにプライマー表面に塗
布しこｎを１３５℃以上に予熱してその以後は実施例１
と同様にしてローラを製造した。

実施例１と同様にして定着試験を行なったところほぼ同
様の結果が得られた。

さら［２６０℃で６時間放置して、接着破壊テスト（Ａ
ＳＴＭ　規格Ｄ１００２−６４　：引張せん断試験）を
行ったところゴム−ゴム間で破壊した。

従来例 実施例１においてオイル浸漬時間全３６時間（平衡膨潤
値の＋１００％）として、研磨をオイル浸漬後１回行な
い外径ｉ３０．０ｍ＋とじたローラを製造した。実施例
１〜３同様にして定着試験を行なったところ、２０００
０枚通紙後の外径は３０゜１ｍ＋で７００００　枚時点
で被覆層が剥離し、さらに接着破壊テストでプライマー
とゴム面でＭｉＬ、＊。

（発明の効果） 以上の実施例からも明らかなように、本発明の加熱定着
ローラの製造方法は、通紙後のローラの径方向のローラ
径の変化が少なく、さらにローラ軸方向のローラ径のば
らつきが少ないこと全特徴としている。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、芯金外周にプライマー層を介してシリコーンゴムを
   主成分とする被覆層を形成し、はぼ最終仕上げ外径に研
   磨した後に、これをシリコーンオイル中に浸漬して上記
   被覆層を平衡膨潤値の４０〜８０％で膨潤を停止させ、
   次いで所定の外径に仕上げ名ことを特徴とするシリコー
   ンオイル供給式電子写真複写機における加熱定着ローラ
   の製造□方法。 ２、研磨赫１次加硫後２次加硫前に行なわれる特許請求
   の範囲第１項記載のシリコーンオイル供給式電子写真複
   写機における加熱定着ローラの製造方法。　□