JPS60130973A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPS60130973A
JPS60130973A JP58240508A JP24050883A JPS60130973A JP S60130973 A JPS60130973 A JP S60130973A JP 58240508 A JP58240508 A JP 58240508A JP 24050883 A JP24050883 A JP 24050883A JP S60130973 A JPS60130973 A JP S60130973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
exposure
slit
image sensor
solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58240508A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yunoki
裕 柚木
Masayuki Takahara
正幸 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp, Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Corp
Priority to JP58240508A priority Critical patent/JPS60130973A/ja
Publication of JPS60130973A publication Critical patent/JPS60130973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は電子カメラやTVカメラなどの撮像装置に関し
、特に光学系と、この光学系によって得られた像を電気
信号に変換する固体撮像素子との間の光路中に設けられ
、上記固体撮像素子への露光を行なうスリット付シャツ
タ板を有するシャッタ機構等の改良に関する。
〔従来技術〕
一般に電子カメラやTVカメラなどの撮像a置にはNT
SC,PAL、SECAMなどの規格が適用されており
、たとえばNTSC規格の撮像装置では光学像を撮像素
子に1/3O秒問あるいは1/60秒間光蓄積を行ない
、蓄積された電荷を電子ビーム走査によりディスチャー
ジして光学像に対応した映像信号を取出す如く構成され
ている。
したがって被写体が動きの速い移動物体等の場合、ある
いはカメラをバンニングする場合等において画面に「尾
を引く現象」等が生じ画像がぼけてしまい画質低下をき
たすという問題がある。このような画質低下の原因とし
ては、蓄積効果と残像があげられる。
蓄積効果は1フレ一ム間の光の量を撮像素子の光電変換
面に蓄積することによる効果であり、撮像感度を上げ、
SN比を向上させるための有効な手段ではあるが、等価
的に1/30秒程度の低速シャッタを用いた撮像ともい
えるので高速移動物体や手ぶれ等により画像がぼけてし
まい画質低下をきたすことになる。
一方、残像は一度の電子ビーム操作ではディスチャージ
しきれない場合の残存電荷によって生じるものであるが
、最近は固体撮像素子による低残像化が進んでおり、は
ぼ解決済みの問題といえる。
したがって前記画質低下を解決するためには蓄積効果の
影響を除去する必要がある。そのためには光蓄積時間を
短くすることが有効であり、その目的で従来法のような
シャッタを用いた装置が知られている。
すなわち、このシャッタは撮像管の前面に光を遮蔽する
回転円板を設置し、この回転円板に設けた1〜複数個の
開口部もしくは切欠部が撮像面を横切る速度と画像走査
速度(通常1画面につき1/60秒)を同期させること
により、尾を引く画面の尾の部分をWIfjjIシない
ようにしてm間の静止画を得るようにしたものである。
しかし、上記シャッタは静止画を得るという目的にのみ
開発されたものであり、かつ特殊業務用として採用され
ているにすぎず、高コストでかつ大型な装置になる欠点
があった。またシャッタ機能が不要な場合においてもシ
ャッタ機能を解除することができず通常の動画撮影を行
なえない欠点もあった。
この点、すなわちシャッタを解除する手段として実開昭
57−15572M公報に示されているように、朋ロス
リットを光電変換面の面積より大きくしておき、開口が
光電変換面に重なる位置に、開口を固定しておく手段が
ある。しかしながら、この手段では、円板上の開口スリ
ットを十分大きくしておく必要がある。例えば2/3イ
ンチの撮像管または撮像素子を使用する場合には、スリ
ット開口を8X10m<らいにする必要がある。
その結果、シャッタ円板の直径が大きくなり、小型の実
装ができないことになる。またシャッタ円板回転駆動用
のモータのパワーも大きくする必要がある。さらにシャ
ツタネ使用時においても、モータに電力を供給しておか
なければならないため、バッテリー駆動のボータプル型
撮像装置には適さない。他のシャッタ解除手段として、
モータ駆動により円板のスリット部をシャッタOFF位
置に位置させたのちに、メカニカルな方法でスリット部
をその位置に固定する手段もあるが、この場合には18
00PPMで回転している円板を短時間で低速回転にも
っていき、スリット部の位置決めを行なったのち、固定
する必要があり、その構造が複雑で高精度な動作が期待
できない。
さらに前記構成の従来の装置では撮像素子の種別に応じ
たシャッタ速度およびタイミングで露光が行なうように
なっていないため、画質劣化をきたすおそれがあった。
(目的) 本発明の目的は、たとえ被写体が動きの速いものであっ
ても「尾を引く現象」による画像のぼけがなく、ぶれの
少ない鮮明な静止画を得ることができるようにした装置
において、必要に応じてシャッタを解除できるうえ、*
i素子の種別に応じた適正な露光を行なうことのできる
ロータリーシャッタ機構を備えた撮像装置を提供するこ
とにある。
〔概要〕
本発明は上記目的を達成するために次の如く構成したこ
とを特徴としている。すなわち撮像装置に装着された光
学系と、この光学系によって得られた像を電気信号に変
換する固体撮像素子との間の光路中に、上記固体撮像素
子への露光を行なうスリット付シャツタ板を有するシャ
ッタ機構を適時介挿可能に設けると共に、上記スリット
付シャツタ板を、例えばその回転方向に応じて第1の幅
と第2の幅の二連りにスリット幅が変化する二枚のスリ
ット付円板等で構成することにより、複数のシャッタ速
度を選択設定可能でかつ所定のタイミングで露光を行な
える如く構成したことを特徴としている。なお固体R像
素子としては、各光電変換画素の光信号電荷を光電変換
画素外に一括転送する構造の二次元固体撮像素子を用い
ると共に、上記二次元固体撮像素子への露光は、撮像装
置本体の垂直ブランキング期間およびその近傍を除くw
J間内に行なうように構成することが望ましい。
〔実施例〕
第1図〜第23図は本発明の一実施例を示す図で、第1
図はビデオカメラの外観斜視図である。
第1図中1は撮像装置としてのビデオカメラ本体。
2は複数の光学レンズを含む光学系、3はグリップ、4
はケーブル、5はビューファインダー、6はマイクロホ
ン、7は操作パネルである。上記操作パネル7の側壁に
は後述する手動ノブ8が取付けである。撮影時において
、光学系2がとらえた被写体は上記光学系2と同軸上の
カメラ本体1内に収納されている後述する固体撮像素子
によって電気信号に変換されたのち、ケーブル4を介し
て図示しないビデオモニタあるいはVTRなどに送られ
映出される。
第2図は第1図に示すビデオカメラの要部を切断して示
す図である。図中10はビデオカメラのフレームであり
、このフレーム1Oに前記光学系2が固定されている。
そしてこの光学系2の最終端マスターレンズ2aに所定
間隔をおいて受光面11aが対向するように撮像素子1
1が配設されている。12はロータリーシャッタ機構で
あり、このロータリーシャッタ機構12は、レバー板1
3の先端部位に対してモータ、スリット付シャツタ板等
からなる本体部分を取付けたものとなっている。レバー
板13は後述するように中央部位をフレーム1Oに対し
て回転自在に軸支されており、基端部を前記手動ノブ8
で操作することにより前記本体部分を取付けた先端部位
が所定角度範囲で回動するものとなっている。モータ1
4は上記レバー板13の先端部位の一側面に固定されて
おり、その回転軸15がレバー板13の他側面に突出し
ている。上記回転軸15にはボス16.17が嵌込まれ
ており、これらのボス16.17により軸心部を支持さ
れた状態でスリット付シャツタ板2Oが取付けられてい
る。スリット付シャツタ板20は第1.第2のスリット
付円板21.22にて構成されており、前記レバー板1
3の回動に応じてロータリーシャッタ機構12が第1の
位置へ回動した際には図示の如くそのスリット部が前記
光学系2のマスターレンズ2aと撮像素子11の受光面
11aとの間の光路中に介挿され、スリット部による露
光動作を行なうものとなっている。またレバー板13の
回動に応じてロータリーシャッタ機構12が第2の位置
へ回動した際には上記光路中から外部へ脱出するものと
なっている。なお第1のスリット付円板21はボス16
に対し回転自在に嵌込まれており、第2のスリット付円
板22はボス17に対し回転不能な状態に嵌込まれてい
る。
第3図および第4因は前記第1のスリット付円板21お
よび第2のスリット付円板22の平面図である。第3図
に示すように、第1のスリット付円板21は遮光部材か
らなる円板部のi s o’@なる相対向する位置にそ
れぞれ同一形状の扇形をなす切欠部21a、21bを有
していると共に、上記切欠部21a、21bにおける各
一方の側縁部の付根部分に円板部の平面に対し垂直に折
曲された係止片21c、2’ldを設けたものとなって
いる。また第4図に示すように、第2のスリット付円板
22は遮光部材からなる円板部の180゛異なる相対向
する位置に前記第1のスリット付円板21の扇形の切欠
部21a、21bと同一形状の切欠部22a、22bを
有すると共に、上記切欠部22a、22bにおける各一
方の側縁部の付根部分にシャツタ板2oが正転方向の回
転時に前記係止片21c、21dと当接可能な第1の当
接部としての突片22C,22dを設けたものとなって
いる。なお突片22c、22dと対向する切欠部22a
、22bの各他方の側縁部はシャツタ板2Oが逆転方向
の回転時に係止片21c、21dと当接する第2の当接
部となっている。
第5図および第6図は前記第1および第2のスリット付
円板21.22を第1のスリット付円板21を下にして
重ねた状態を示す図である。
第5図は上記第1のスリット付円板21の係止片21c
、21dに対し第2のスリット付円板22の突片22c
、22dがそれぞれ当接した状態を示している。この状
態では切欠部21aと228および切欠部21bと22
bとは係止片21c。
21dの厚みと突片22c、22dの幅との和に相当す
る比較的幅の狭い第1の幅を有するスリットM1.M2
を形成する。
第6図は第5図の状態から第1のスリット付円板21の
みを反時計方向に回転させることにより第1のスリット
付円板21の係止片21cに対し第2のスリット付円板
22の切欠部22aの図中左側縁部が当接すると共に、
第1のスリット付円板21の係止片21dに対し第2の
スリット付円板22の切欠部22bの図中右側縁部が当
接した状態を示している。この状態では各切欠部21a
と22aおよび21bと22bとがそれぞれ重なり合い
、撮像素子11の受光面11a全体を包含し得る比較的
幅の広い第2の幅を有するスリットN1.N2を形成す
る。
なお第5図に示す状態とした場合のスリットM1、M2
の幅および第6図に示す状態とした場合のスリットN1
.N2の幅の設定の仕方については後述する。
次に上記シャツタ板20を、上述したように光路中に介
挿し静止画を得るための間欠露光を行なったり、光路中
から脱出させ通常の動画撮影を行なったりするための切
換機構およびスリット幅・可変機構について説明する。
第7図および第8図はその切換機構およびスリット幅可
変機構の構成と動作を示す図である。第7図、第8図に
おいて図中左端に示、しである手動ノブ3Oは円盤状基
体の一側面中央部に操作用突起30aを有すると共に、
図中上下両端面に係止用突起30b、30cを有してい
る。また上記手動ノブ30は円盤状基体の他側面中央部
に係合溝30dを有している。そして上記手動ノブ3O
の操作用突起30aおよび係止用突起30b、30Cは
操作パネル7に設けられた穴7a、7b、7Cに対し選
択的に係入し得るものとなっている。
すなわち第7図に示すように穴7aに対し操作用突起3
0aと係止用突起30cが係入し、穴7bに対し係止用
突起30bが係入する状態と、第8図に示すように穴7
aに対し操作用突起30aと係止用突起30bが係入し
、穴7Cに対し係止用突起30cが係入する状態、との
二状態を選択しうるちのとなっている。上記手動ノブ3
0の他側面は保持カバー31で覆われている。この保持
カバー31の内底面と手動ノブ30の円盤状基体の底面
との間にはスプリング32a、32bが圧縮状態で介挿
されており、手動ノブ3Oを常時操作パネル7の内壁面
へ押圧している。なお上記スプリング328.32t)
は手動ノブ3O側に固定されており、保持カバー31の
内底面とはスライド可能な状態に設けられている。
前記手動ノブ30の円盤状基体の底面中央部に設けであ
る係合溝30dには前記レバー板13の基端に設けたビ
ン33が係合している。レバー板13は図示の如く扇形
をなしており、その中央部位を枢軸34により軸支され
ており、この枢軸34を中心に回動しうるものとなって
いる。レバー板13の先端部近傍には既に述べたように
モータ14、シャツタ板20などのロータリーシャッタ
機構12の本体部分が固定されている。またレバー板1
3の最先端部には一対の角穴35a、35bが設けであ
る。これらの穴35a、35bはレバー板13の回動時
において前記フレーム1Oに設けた係止用ボール36に
対して選択的に係合し、レバー板13の回動位置を特定
化しうるちのとなっている。なお上記係止用ボール36
はガイド37により支持されかつスプリング(不図示)
によりレバー板13に対し圧接するものとなっている。
なお図示はしてないが、レバー板13が第7図の状態に
回動したときにONとなっ−てモータ14を回転させ、
レバー板13が第8図の状態に回動したときにOFFと
なってモータ14の回転を停止させるマイクロスイッチ
が設けである。また操作パネル7にはモータ14を正転
方向に回転させるか逆転方向に回転させるかを指定する
回転方向指定スイッチが設けである。
かくして間欠露光撮影を行なう場合において、被写体の
照度等に応じて回転方向指定スイッチを切換えると共に
手動ノブ30を第7図の位置に設定すると、すなわち手
動ノブ3Oの操作用突起30aを押込んだ状態にしたの
ち、図中上方へスライドさせると、これに伴いレバー板
13は図中時計方向へ回動し、レバー先端に設けである
角穴35aが係止用ボール36に係合する。この係合に
よりクリック感を感じたところで手動ノブ30から手を
離すことにより、手動ノブ30はスプリング32a、3
2bの力により復帰し、係止用突起30bがパネル7の
穴7bに係入し、係止用突起30cがパネル7の穴7a
に係入する。その結果、シャツタ板2Oは第7図中矢印
すようにスリット部が光路中に介挿される。これと同時
に、マイクロスイッチなどがONとなる。今、回転方向
指定スイッチにより正転方向が指定されているものとす
ると、モータ14が正回転を始めるので、シャツタ板2
Oは第7図中矢印で示す方向へ回転を始める。このとき
第1のスリット付円板21は回転軸15に対しほぼフリ
ーな状態に取付けであるため、ボス16との摩擦抵抗弁
だけの回転力しか与えられない。しかも係止片21c、
21dが空気抵抗を受けるのでこれが回転制動力として
働く。したがって第1のスリット付円板21は第2のス
リット付円板22より回転が遅くなり、相対的に第7図
中時計方向へ回動し、第1のスリット付円板21の係止
片21C,21dが第2のスリット付円板22の突片2
2c、22dに対し安定に当接した状態を呈する。した
がってスリット部は第5図に示したような幅の狭いスリ
ットM1.M2となる。
両スリット付円板21.22の1回転に要する時間は、
スリットが撮像管11の受光面11aの前面を横切り、
次のスリットが同一箇所を横切るまでの時間が16.6
7m5であり、本装置の場合は上記スリットが2か所に
設けであるので、1回転所要時間は 16.67X2=33.34ms (1800ppmに相当) となる。
また、回転方向指定スイッチにより逆転方向が指定され
ているものとすると、モータ14は逆回 転をはじめる
。そうすると、シャツタ板20は第7図中矢印とは反対
の方向へ回転をはじめる。したがって前述の場合とは逆
に第1のスリット付円板21は第2のスリット付円板2
2に対し相対的に第7図中反時計方向へ回動する。この
ため、係止片21c、21dが第2のスリット付円板2
2の切欠部22a、22bの他側縁部に当接した状態と
なる。その結果、第6図に示したような幅の広いスリッ
トN1.N2となる。
このようにモータ14の回転方向を正転または逆転させ
ることにより、その回転方向に応じて狭広二連りの幅を
有するスリットM1.M2またはNl、N2を呈するも
のとなり、各々のスリットを通して通過する光を撮像素
子11の受光面11aに対して入射させることができる
。つまり2種類の露光量をもつ間欠露光撮影を行なえる
。なお上述した回転時間は図示しない回転センサにより
検出される。そして図示しない制御系によりシャツタ板
2Oは安定に回転制御される。
次に、通常の連続露光撮影を行なう場合は手動ノブ30
を第8図の位置に設定する。すなわち手動ノブ30を押
込んだ状態で図中下方へスライドさせる。そうすると、
これに伴いレバー板13は図中反時計方向へ回動し、レ
バー先端の穴35bが係止用ボール36に係合する。こ
の係合によりクリック感を受けたところで手動ノブ30
から手を離すことにより、手動ノブ3Oはスプリング3
2a、32bの力により復帰し、係止用突起30bがパ
ネル7の穴7aに係入し、係止用突起30Cがパネル7
の穴7Cに係入した状態となる。その結果、シャツタ板
20は第8図に示す如く図中上方へ移動し、前記光路中
から完全に脱出した状態となる。この状態になると、図
示しないマイクロスイッチが働き、モータ14への通電
が断たれる。このためシャツタ板2Oの回転も停止する
かくして撮像素子11の受光面11aには連続的に10
0%の光が入射することになり、連続露光による通常の
動画撮影を行なえる。
以上の操作を逆に行なえば、ロータリーシャッタ機構1
2が第8図の状態から第7図の状態に移行すると共にマ
イクロスイッチがONとなるので、第7図の状態におい
てモータ14が正または逆方向に回転する。かくして二
枚のスリット付円板21.22が正または逆回転し、二
種類のスリット幅にて再び間欠露光による静止画撮影を
行なえる。
次に前述したスリットM1.M2およびN1゜N2の幅
の設定のしかたについて説明する。
先ずスリットM1.M2の幅は次のような観点に基いて
設定される。ビデオカメラにおいて動作の速い被写体の
動作途中における鮮明な静止画を得るためには、前記光
学系2と撮像素子11との間に、第9図に示すように幅
の狭いスリットMl。
M2を有するシャツタ板2Oを介在させ、これを時計方
向または反時計方向に回転させ、前記撮像素子11の画
像走査速度より充分速い速度で受光面11aに露光する
必要がある。露光の速度を速くすれば速(する程鮮明な
静止画像を得ることができるが、その反面露光量は減少
することになる。
総露光量が少なくなりすぎると、撮像素子11の感度が
能力以下になり実用的でなくなる。一方、総露光量を増
大させるために露光の速度を落とすと、撮像素子11の
ビーム読み出しと露光が同時に行われ、露光速度が遅く
なるにつれTV画面の上下の外側から次第に筋状の模様
が現われ画質不良をきたすことになる。
そこで、シャツタ板20を使用する場合の適正な露光時
間tを次のように設定する。第9図、第10図に示すよ
うに1フイールドの期間T(1/60=16.57m5
)をシャツタ板2o上の円周方向の長さに対応させると
、TはA+Bとなる。
Aは暗部長であり、Bは受光面11aの幅とスリットN
1またはN2の幅との和である。今、TV画面の実効面
積を80〜85%とすると、B/ (A十B)=8/1
6.67 = (100−(80〜85))/100となる。つま
り実効面積80%の場合にはB−3゜33m5、実効面
積85%の場合にはB−2,5msとなる。したがって
露光時間tは撮像手段が撮像管のような場合にはブラン
キング時間内に露光を完了する必要があることから、約
2.5〜3msとすることが妥当である。
上述に基づいて構成したロータリーシャッタ装置を備え
たビデオカメラにて撮影した画像は通常の撮影に比べて
露光量不足となるが、例えば高感度な撮像管を使用する
ことにより、太陽光の下で撮影した画像に関しては十分
に実用できる鮮明な静止画が得られる。
次にスリットN1.N2の幅は次のような観点に基づい
て設定される。前述したように第5図の状態とした場合
には露光不足をきたす場合がある。
そこで多少画質が劣っても露光量を増加させる必要があ
る場合に対応できるように例えば第11図(a)の状態
から(b)の状態へ、つまりスリット幅を81から82
へ広げることが考えられる。
しかるに上記(b)の場合では、二次元光電変換面全体
が同時露光状態とはなり得ないので、シャッタ使用中に
おいてはストロボ撮影を行なえない。
そこで第11図(C)に示すようにスリット幅を撮像素
子11の受光面の幅Wよりも若干大きなものとなす。つ
まり撮像素子11の有効受光面全体を包含し得る形状・
寸法を有するものとなす。
かくしてスリットN1またはN2が第11図(C)のよ
うな状態となった時点でストロボ発光を行なえば、受光
面全体が同時に照明され、ストロボ露光による撮影が可
能となる。ただし、既に述べたように結露光時間は第1
1図(a)、(b)に比べて長くなり、静止化特性は悪
化し画質が劣化するおそれがある。
ところで撮像素子11として例えばX−Yアドレス型の
MO8固体撮像素子を使用した場合には、これはいわゆ
る点順次読出し方式のものであるため、線露光時間Et
が3msを越えると、かなりの画質劣化が生じる。すな
わち、X−Yアドレス型のMO8型固体撮像素子の場合
には第12図(a)のように露光可能時間T1が垂直ブ
ランキング時間内あるいはその前後のみに限られる。従
って、スリットの幅と線露光時間Etには上限があり、
この上限を越えた場合は、画面に露光時間の不均一性に
基く画質の劣化部分が発生する。しかしながら、フレー
ムトランスファー型や、インクライン型のCODのよう
な一括電荷転送機能と遮光された転送シフトレジスタを
内蔵する撮像素子の場合には、被写体の動きによる画質
の劣化を除けば、露光時間の不均一性は生じない。しか
もこのような素子を用いれば第12図(b)のように露
光可能時間をT2となし得る。
なお上記のように撮像素子の種別に応じた゛露光可能時
間以外で露光を行なった場合には画質の劣化をきたすこ
とになる。以下この点について説明する。
第13図(a)(b)(c)(d)1.tlil像素子
として例えばMO8型X−Yアドレス方式の固体撮像素
子等の光信号電荷・点順次転送方式のものを使用した場
合における露光可能時間以外での露光による画質劣化の
模様を示す図である。また第14図(a)(b)(c)
(d)G;を撮像素子トシてフレームトランスファ型C
ODあるいはインタライン型CODのような光信号電荷
・一括転送方式の固体撮像素子を用いた場合における霧
光可能時間以外での露光による画質劣化の場合を示す図
である。なお第13図(a)〜(d)および第14図(
a)〜(d)はいずれの場合もシャッタによって光路を
遮断している状態から1回だけシャッタ露光を行ない、
白色面を撮像した場合において、撮像素子の動作タイミ
ングとシャッタのタイミングとの関係によって画質劣化
が発生する様子を示している。
第13図(a)(b)に示すように、光電変換面41に
対しシャツタ開口42が位置している場合において、素
子の駆動タイミングが図中破線で示すように丁度垂直ブ
ランキング期間と、次の垂直ブランキング期間との中間
にある時点tAでシャッタ露光を行なうと、読出した画
像信号は第13図(C)のようになり、モニタ画面上で
は同図(d)のようにみえる。この理由は読出し中の位
置を境として、露光によって発生する光蓄積電荷がニフ
ィールドに分割されるためである。したがって光信号電
荷・点順次方式の撮像素子を用いる場合には、シャッタ
の露光タイミングを垂直ブランキング期間内に収めるこ
とが必要となる。しかしながら、垂直ブランキング期間
は約1msであり、この期間内に露光を完了させること
は、メカニズムの応答性の問題や総露光量の問題から難
しい。そこで実用的には、垂直ブランキング期間の約1
msを挟んで前のフィールドの尾端的1ms。
次のフィールドの先端的1msを加えた計3msをシャ
ッタ露光可能時間として使用すればよい。
すなわち垂直ブランキング期間の前後の1msの期間は
、一般のモニタ用TVなどでは表示領域として使用され
ないし、またかりに表示に用いられたとしても、画面の
端部となるため、その影響が極めて少ない。
一方、第14図(a)(b)に示すように、光電変換面
51に対しシャツタ開口52が図示の位置にあった場合
において、破線で示すように素子の駆動タイミングが垂
直ブランキング期間内の時点tBにあるとき、読出され
た画像信号の各水平期間における波形は第14図(C)
のようになり、モニタ画面は同図(d)のようになり、
画質劣化が発生する。この原因は時点tBの線を境にし
て光電変換面51の右半分は露光が完了しているのに対
して、左半分は露光が未完了であり、この状態で光信号
電荷の一括転送が行なわれてしまったためである。した
がって上記光信号電荷・一括転送方式の撮像素子を用い
る場合にはシャッタの露光タイミングを垂直ブランキン
グ期間およびその近傍を除いた期間となす必要がある。
一般的にいえば、インタライン型CODの場合には、露
光中に転送パルス(SGパルス)が出力された場合に画
質劣化が発生するし、フレームトランスファ型CODの
場合には、露光中にフレームシフトを行なえば画質劣化
が発生する。したがってインクライン方式でもフレーム
トランスファ方式でも垂直ブランキング期間およびその
前後を含む数msの時間帯は、シャッタによる露光を行
なえないことになる。例えば全画素の露光完了に3ms
を要するシャッタを使用する場合には垂直ブランキング
期間を挟む3m’sは露光禁止時間となる。
上記の説明で明らかなように、シャッタによる露光タイ
ミングは使用される撮像素子の種類によって変える必要
がある。
次にシャッタと光信号電荷・一括転送方式の固体撮像素
子との関係について説明する。このタイプのwi像素子
に関しては、例えばCARLOH。
5EQUIN著の[電荷転送デバイス](近代科学社 
197B)のP140〜P144に示されるようなフレ
ーム転送型COD、あるいはインクライン転送型COD
などがある。
第15図(a)はフレームトランスファ型CCD1l像
素子60を示す図である。この素子60においては、フ
レーム時間あるいはフィールド時間において光蓄積部6
1にて積分された光信号電荷は、垂直ブランキング時間
内に遮光された信号蓄積部62へ一括転送される。そし
て一括転送された光信号電荷は水平シフトレジスタ63
により出力アンプ64へ送られる。したがって垂直ブラ
ンキング時間内の一括転送時以外の期間すなわち第12
図(b)のT2期間において、シャッタによる露光を行
なうことができる。
一方、第15図(b)はインターライントランスファ型
CCD撮像素子7Oを示す図である。この素子70にお
いては、フレーム時間あるいはフィールド時間において
光電変換素子71にて積分された光信号電荷は、トラン
スファーゲート72に印加されるゲート信号で、垂直ブ
ランキング期間に、CODからなる遮光された垂直転送
部73に一括転送される。そして一括転送された光信号
電荷は水平シフトレジスタ74により出力アンプ75へ
送られる。したがってこの素子70においても一括転送
時以外の期−すなわち第12図(b)のT2期間におい
て、シャッタによる露光を行なうことができる。
すなわち一括転送方式の固体撮像素子においては、X−
Yアドレス型固体撮像素子のように光蓄積時間と読出し
時間が画面内で混在する点順次読出し方式でないため、
光蓄積時間が、1画面単位で時間的に独立している。し
たがってブランキング時間以外の期間T2(約15m5
)を露光のために使用しても画質劣化が発生しない。こ
のため一括転送方式の撮像素子を用いた場合には、小型
の円板上に相対的に大面積のスリットを設けても画質の
劣化は少ない。
次に、たとえばディライトシンクロ撮影時に使用できる
最高速シャッタ速度を具体的な数値例にてめてみる。
第16図においてシャッタ円板2Oの半径をrl、上記
円板2Oの中心から撮像素子11の中心までの半径をr
2.上記円板20の中心からスリット底部までの半径を
r3.半径r2の点でのスリット幅をs、m機素子11
の積寸法をDとし、円板の回転数をn (RPS)とす
ると、総置光時間Etは Et−(D+8)/(2πr2xn、)(但しD≦S) となる。ここで2/3インチの素子を考えると、D−8
,8amである。スリットを2個設けるとしてn−30
RPS、r2−23ms+、S−12ttmと仮定する
と Et−4,8ms となり、約1/200secのシャッタとなる。
つまり1/200secのシャッタでディライトシンク
ロ撮影を行なうことが可能となる。スリット幅Sを上記
の場合よりも大きくすれば、より低速のシャッタが得ら
れる。通常の銀塩カメラのフォーカルブレーンシャッタ
のストロボ同調可能シャッタ速度がMAXI/60se
cであることを考えると、充分な性能といえる。
第17図は本装置で使用される撮像素子11の具体例で
あり、インターライン転送型CCD80を示している。
図中81はそれぞれ色フイルタ−R,G、Bを表面にも
つ光電変換素子であり、各々1画素を形成している。上
記光電変換素子81に隣接してCODからなる垂直シフ
トレジスタ82が設けである。これらの垂直シフトレジ
スタ82は、光電変換素子81に蓄積された光信号電荷
を受取り、CODからなる水平シフトレジスタ83に順
次転送する。水平シフトレジスタ83は1水平走査線単
位に、光信号電荷を出力部84に転送する。出力部84
はプリアンプを内蔵しており、微小電流を増幅して出力
端子Voutから出力する。なお上記撮像素子11の各
入り端子にはセンサーゲート信号SG、垂直レジスタ転
送りロックφV1.φV2.水平レジスタ転送りロック
φV1、φV2などがCOD駆動回路(不図示)から供
給される。
上記各光電変換素子81における光蓄積時間は、光電変
換素子81から垂直シフトレジスタ82へ電荷を移すタ
イミングに基いて決定されている。
第18図は上記第17図の一部を取出して示す図である
。この図から明らかなようにセンサーゲート85は、各
光電変換素子81に共通して形成しである共通電極であ
る。また垂直シフトレジスタ82は、奇数フィールド時
に細矢印で示す如く−有効に働くものと、偶数フィール
ド時に太矢印で示す如く有効に働くものとが交互に配置
されており、それぞれのグループ毎に転送りロックφV
1゜φV2を共通的に供給されるものとなっている。
かくして光信号電荷・一括転送は次のように行なわれる
。すなわち第18図における各部の電位が下記のように
設定されたとき、光電変換素子81内に蓄積された光信
号電荷が垂直シフトレジスタ82に転送される。
■奇数フィールドのとき センサーゲート信号SGがrLJで φV1がrHJであるとき ■偶数フィールドのとき センサーゲート信号SGが「し」で φV2がrHJであるとき したがってセンサーゲート信号SGがHレベルからLレ
ベルに変化する変化点が蓄積された光信号電荷の一括転
送開始特点であり、またあらたな光蓄積の開始点でもあ
る。
第19図は上記のタイミングを示したタイムチャートで
ある。第19図においてVDは垂直ドライブパルス、H
Dは水平ドライブパルスである。
HDに書込んである数字は「1〜525」の水平走査線
番号に対応している。センサーゲート信号SGは1フイ
ールドに1回「HJ、rLJが変化する。上記rLJの
変化のタイミングで光電変換素子81の光信号電荷は、
垂直シフトレジスタ82に移送される。つまりこのタイ
ミングで、フィールドの全画素の情報が垂直シフトレジ
スタ82内に移されるわけである。φV1.φV2は2
相の垂直レジスタ転送りロックであると同時に、画素か
ら垂直シフトレジスタ82への電荷の移送にも関係して
いる。すなわち第1フイールドでは、第11HでSGが
rLJとなったときφV1がrHJとなるため、この時
点で第1フイールドにて出力される画像に関係する全画
素の電荷が垂直シフトレジスタ82に移送される。この
電荷はCCD出力信号の第1Hからビデオ信号として1
6m5R出力される。一方、第2フイールドでは、27
5H目にセンサーゲート信号SGがrLJとなったタイ
ミングでφV2がrHJであるため、この時点で第2フ
イールドにて出力される画像に関係する全画素の電荷が
垂直シフトレジスタ82に移送される。移送された光信
号電荷は、垂直シフトレジスタ82および水平シフトレ
ジスタ83の転送動作により、CCD出力信号として第
19図中、「Vレジスタ空送り」のあとの第1Hからビ
デオ出力として出力される。
なお第19図では撮像素子80を2フイールド1フレー
ムモードの読出しモードにて駆動する場合を示している
が、他の読出しモードでも一括転送を同様に行なえる。
かくして、第17図〜第19図に示すような二次元固体
撮像素子80を用いれば、前述したように第12図(b
)のT2期間内で露光を行なうことが可能となる。
次にディライトシンクロ撮影を行なうための制御系につ
いて説明する。
第20図は2、ディライトシンクロ撮影のための制御回
路を示す図で、第22図はそのタイミングチャートであ
る。第20図の80は第17図〜第19図に示したイン
ターライン型CODである。また2Oは第2図〜第8図
に示した回転円板方式の毎フィールドシャッタ円板であ
り、そのスリットはシャッタ円板20の180’異なる
位置に2側設けである。上記シャッタ円板20の回転数
は1800RPMである。
第20図において91はHD、VDなどの同期信号と、
系のクロックを発生する同期信号発生回路である。CO
D駆動回路92は上記同期信号発生回路91からの同期
信号を受けて作動し、φV1、φV2.φH1,φH2
,センサーゲートパルスSGをCCD80に供給しCC
D80を駆動する。CCD80の出力はプリアンプ93
にて増幅されたのち、ビデオ信号処理回路94によりビ
デオ信号出力とされ、端子95から送出される。
前記同期信号のうちVDパルスは、モータサーボ回路9
6にも出力される。モータサーボ回路96は、シャッタ
速度設定回路97からの正転・逆転指令信号を含む設定
信号と、スリット位置検出回路98からのPGパルスを
受け、シ゛ヤッタ円板駆動モータ14の連続サーボを行
なうと同時に第22図に示すようにVDパルスとPGパ
ルスの時間間隔Tが一定となるように位相サーボを行な
っている。スリット位置検出回路98は、スリット位置
センサ99の出力信号を受け、これを微分することによ
り変化点をとらえ、シャッタ全開パルス(PGパルス)
をつくり、サーボ回路96およびストロボ制御・測光回
路100へ出力する。ストロボ制御や測光回路100は
、PGパルスが入力されると一定タイミング後に、スト
ロボ点灯回路101にストロボ点灯回路を出力する。ス
トロボ点灯回路101はストロボランプ102を点灯さ
せる。ストロボ制御・測光回路100につながれている
測光素子103はストロボ点灯中の被写体104からの
反射光を積分し、その積分出力をストロボ制御・測光回
路100に出力する。ストロボ制御・測光回路100で
は積分出力が適正露光邑レベルTHをこえると、ストロ
ボ点灯回路101にOFF信号を出力する。またストロ
ボ制御・測光回路100にはダイレクト測光素子105
もつながれている。ダイレクト測光素子105はCCD
80からの反射光およびシャッタ円板2Oの遮光部に設
けた分光的にニュートラルな反射面106からの反射光
を受光し、その積分出力をストロボ制御・測光回路10
0に与える。ストロボ制御・測光回路100はダイレク
ト測光素子105の出力がTHをこえると、ストロボ点
灯回路101にOFF信号を出力する。ストロボ制御・
測光回路100の端子107.108からは、AGC回
路あるいはオートアイリス回路への出力信号も出力され
る。
なおダイレクト測光方式を採用する場合、CCD80の
表面からの反射光を直接とる代りに、CCD80のパッ
ケージ枠からの反射を利用してもよい。測光素子として
は、通常の測光素子を用いてもよいし、あるいは撮影に
必要な光束外におかれたダイレクト測光素子を用いても
よい。また、ストロボ制御・測光回路10Oには、ビデ
オ信号処理回路94から一つ前のフィールドのビデオ出
力信号が供給されるので、これを測光信号として用いる
こともできる。
第21図はストロボ露光を行なわない通常撮影時の制御
系の構成を示す図であり、第23図はそのタイミングチ
ャートであ・る。第21図の回路が第20図の回路と異
なる点は、ストロボ制御・測光回路100を単なる測光
回路となし、その出力信号をシャッタ速度設定回路97
に供給するようにした点であり、ストロボ点灯回路10
1.ストロボランプ102は省略されている。第20図
から第21図への回路変更またはその逆の変更は切換ス
イッチなどを用いれば簡単に行なうことができる。第2
1図の回路においても基本的動作は第20図の場合と同
様であるので説明は省く。
このように本装置によれば、シャッタ使用時においてス
トロボ撮影を行なうことができる。また一台のビデオカ
メラによって通常の動画撮影だけでなく、二種類の間欠
露光による静止画撮影が可能となる。またシャッタ円板
が停止していない状態であっても、シャッタの軸はずし
を機械的に行なえるため、シャッタ使用状態から、1秒
以内でシャッタの解除が可能である。また実施例では手
動メカニカルな解除方式であるが、ソレノイドなどを用
いた自動解除方式を用いればざらに短時間(例えば10
0m5)で解除できる。同様に、先にシャッタ円板2O
を回転させておいて、光軸にシャッタを入れることもで
きるため、シャツタネ使用状態から使用状態への切換も
短時間で確実にできる。したがって屋内から屋外または
その逆、あるいは強制照明の0N−OFFなどの光量の
大幅な変化にも敏速に対応できる。また強制照明ONと
同時にシャッタ機能をONさせることも可能である。ま
た小形で簡単な構造であるから安価に製作でき、家庭用
ビデオカメラとして好適である。
なお本発明は上記一実施例に限定されるものではない。
たとえば上記実施例においてはスリットを円板上の2か
所に形成したが、使用条件に応じて1か所または3か所
以上形成してもよい。また上記スリット付円板の枚数も
1枚または3枚以上としてもよい。ただし1枚だけの場
合にはスリット幅を局部的に可変しうる如く微小な遮蔽
板等を摺動可能に設ける必要がある。ざらにモータから
の動力の伝達手段として、上記実施例ではシャツタ板の
軸をモータの軸と兼用するいわゆるダイレクトドライブ
機構を用いたが、ブーりとベルトあるいは歯車等を使用
した機構により動力の伝達を行なってもよい。このよう
にすればレバー板13による回動対象をシャツタ板だけ
となし得、モータ14は固定化できるので、操作性にす
ぐれたものとなる利点がある。ざらに撮像装置としては
ビデオカメラ以外の装置であってもよいのは勿論である
〔発明の効果〕
本発明によれば、光学系と、この光学系によって得られ
た像を電気信号に変換する二次元固体撮像素子との間の
光路中に、上記二次元固体撮像素子への露光を行なうス
リット付シャツタ板を有するロータリーシャッタ機構を
適時介挿可能に設けると共に、上記スリット付シャツタ
板を、たとえばその回転方向に応じて第1の幅と第2の
幅の二連りにスリット幅が変化する第1.第2の円板等
で構成することにより、複数のシャッタ速度を選択設定
可能でかつ所定タイミングで露光を行なう如く構成した
ので、たとえ被写体が動きの速いものであっても「尾を
引く現象」による画像のぼけがなく、またぶれの少ない
鮮明な静止画を得ることができるようにした装置におい
て、必要に応じてシャッタを解除できるうえ、撮像素子
の種別に応じた適正な露光を行なうことのできるロータ
リーシャッタ機構を備えた撮像装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第23図は本発明をビデオカメラに適用した一
実施例を示・す図で、第1図はビデオカメラの外観斜視
図、第2図は第1図の主要部を切断して示した側面図、
第3図および第4図は第1゜第2のスリット付円板の構
造を示す平面図、第5因および第6図は第1.第2のス
リット付円板を組合わせたシャツタ板の平面図、第7図
および第8図は間欠的露光と連続的露光の切換機構の構
成およびスリット幅可変手段を示す図、第9図および第
10図および第11図(a)(b)(c)はシャツタ板
のスリット幅設定のしかたの説明図、第12図(a)(
b)はIl像手段の種類に応じた露光可能時間の説明図
、第13図(a)〜(d)および第14図(a)〜(d
)は露光可能時間以外において露光を行なった場合の画
質劣化のもようを示す図、第15図(a)(b)は一括
転送型固体撮像素子の例を示す図、第16図はディライ
トシンクロ撮影時に使用できる最高速シャッタ速度をめ
る手段の説明図、第17図〜第19図は本装置に使用さ
れる固体撮像素子の具体例を示す図、第20図および第
21図は制御系の構成を示すブロック図、第22図およ
び第23図はそれぞれ第20図および第21図の回路の
タイミングチヤードを示す図である。 1・・・ビデオカメラ本体、2・・・光学系、8・・・
手動ノブ、11・・・撮像素子、12・・・ロータリー
シャッタ機構、13・・・レバー板、20・・・シャツ
タ板、21・・・第1のスリット付円板、22・・・第
2のスリット付円板、21 a、21 b、22a、2
2b・・・切欠部、21c、21d・・・係止片、22
c、22d・・・突片、33・・・ビン、35a、35
b・・・角穴、36・・・ボール、37・・・ガイド、
41.51・・・光電変換面、42.52・・・スリッ
ト開口、60,70゜80・・・固体撮像素子。 出願人代理人 弁理士 坪井 淳 第1図 第2図 0 第3図 第4図 2b 第5図 Ml 第6図 1 第7図 第8図 1 第9図 第10図 (b) 第11図 フn II− 1 0 第12図 第13図 第14図 第16図 1

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮像装置本体と、この本体に装着され被写体から
    の入射光を集光する光学系と、この光学系による像を光
    電変換する固体撮像素子と、前記光学系から前記固体i
    i’l像素子に至る光路中に介挿可能に設けられ前記固
    体撮像素子への露光を行なうためのスリット付シャツタ
    板を有するロータリーシャッタ機構とを具備し、前記ロ
    ータリーシャッタ機構は複数のシャッタ速度を選択設定
    可能でかつ所定タイミングで露光を行なう如く構成され
    たものであることを特徴とする撮像装置。
  2. (2)前記スリット付シャツタ板は、回転方向が第1の
    回転方向であるときスリット幅が所定の第1の幅になり
    、第2の回転方向であるときスリット幅が第2の幅にな
    るように二枚のスリット付円板にて構成されたものであ
    る特許請求の範囲第(1)項記載のm像装置。、
  3. (3)前記固体撮像素子は、多数の光電変換画素からな
    る二次元固体撮像素子であって、各充電変換画素の光信
    号電荷を光電変換画素外に一括同時に転送する構造であ
    る特許請求の範囲第(1)項記載の撮像装置。
  4. (4)前記固体撮像素子への露光は、前記撮像装置本体
    の垂直ブランキング期間およびその近傍を除く期間内に
    て行なうものである特許請求の範囲第(3)項記載の撮
    像装置。
JP58240508A 1983-12-20 1983-12-20 撮像装置 Pending JPS60130973A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58240508A JPS60130973A (ja) 1983-12-20 1983-12-20 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58240508A JPS60130973A (ja) 1983-12-20 1983-12-20 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60130973A true JPS60130973A (ja) 1985-07-12

Family

ID=17060557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58240508A Pending JPS60130973A (ja) 1983-12-20 1983-12-20 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60130973A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01259678A (ja) * 1988-04-08 1989-10-17 Canon Inc テレビレンズ
JPH05151494A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Kozo Okuda 写真機による車速測定方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01259678A (ja) * 1988-04-08 1989-10-17 Canon Inc テレビレンズ
JPH05151494A (ja) * 1991-11-29 1993-06-18 Kozo Okuda 写真機による車速測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4972724B2 (ja) インタリーブ画像を捕捉する方法及び装置
US7628550B2 (en) Single-lens reflex camera capable of displaying live view
JP3244755B2 (ja) 撮像装置
JPH1051796A (ja) 固体撮像装置
JPH0412066B2 (ja)
US20050013605A1 (en) Digital camera
JPS60130973A (ja) 撮像装置
JPH0458752B2 (ja)
JPS60126974A (ja) 撮像装置
JPS60130974A (ja) 撮像装置
JP2000227620A (ja) 絞り装置およびシャッター装置
JP2981369B2 (ja) スチル/ムービ・ビデオ・カメラおよびその制御方法
JP2886896B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2886897B2 (ja) 電子スチルカメラ
JPH0575930A (ja) 静止画撮像装置
JP2886898B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP2005292525A (ja) 撮像装置
JP2886895B2 (ja) 電子スチルカメラ
JP3486297B2 (ja) 電子現像型カメラ
JPH0533587B2 (ja)
JPH10173967A (ja) 撮像装置
JPH0346875A (ja) 電子スチルカメラ
JP4194542B2 (ja) 撮像装置
JPS60257678A (ja) 固体撮像装置
JPH04117876A (ja) 画像入力装置