JPS60130438A - 鋼撚線の製造法 - Google Patents
鋼撚線の製造法Info
- Publication number
- JPS60130438A JPS60130438A JP23751383A JP23751383A JPS60130438A JP S60130438 A JPS60130438 A JP S60130438A JP 23751383 A JP23751383 A JP 23751383A JP 23751383 A JP23751383 A JP 23751383A JP S60130438 A JPS60130438 A JP S60130438A
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- twist
- wire
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は鋼撚線の製造法に関するものである。
(従来技術とその問題点)
近年鋼線の撚線機としては高生産性を追求した結果パン
チャタイブのものが台頭してきている。
チャタイブのものが台頭してきている。
しかしこのタイプの撚線機では1本1本のワイヤにねじ
れ(キンク)を与えなから撚線加工を行うため、でき上
った中間品または製品にねじれを残留させるという欠点
があった。第1.2図に撚線加工を行ったときの撚線に
与える撚数とねじりトルクとの関係を示すが、撚線時の
条件変動により撚線終了時のコード(最終撚線(製品)
)あるいはストランド(中間撚線(下撚線))の有する
ねじりトルクが丁度安定な零状態(第1図)から上下に
ばらつき易い(第2図)。なお第1.2図中Qはキンク
零の状態、Qlはよりかもどる方向にねじれ(−ねじれ
)発生、Q2はよりか入る方向にねじれ(+ねじれ)発
生を示している。
れ(キンク)を与えなから撚線加工を行うため、でき上
った中間品または製品にねじれを残留させるという欠点
があった。第1.2図に撚線加工を行ったときの撚線に
与える撚数とねじりトルクとの関係を示すが、撚線時の
条件変動により撚線終了時のコード(最終撚線(製品)
)あるいはストランド(中間撚線(下撚線))の有する
ねじりトルクが丁度安定な零状態(第1図)から上下に
ばらつき易い(第2図)。なお第1.2図中Qはキンク
零の状態、Qlはよりかもどる方向にねじれ(−ねじれ
)発生、Q2はよりか入る方向にねじれ(+ねじれ)発
生を示している。
即ち従来にあっては下記のような問題点がある。
■ ワイヤ線径のばらつき、サプライワイヤの張力変動
、ガイドローラーの抵抗変動、モーター、変速機の回転
むらにより第1回の曲線が理想であるが第2図の91も
しくはq2の曲線をとりやすい。
、ガイドローラーの抵抗変動、モーター、変速機の回転
むらにより第1回の曲線が理想であるが第2図の91も
しくはq2の曲線をとりやすい。
■ 撚り合わされた素線間の表面摩擦係数の違いなどに
より撚線の残留ねじれ(トルク)が微妙に変化する。従
って仮に第1図の曲線が描かれたとしても見かけ上のこ
とであり実際は第2図のようなQl、Q2の状態になり
易い。
より撚線の残留ねじれ(トルク)が微妙に変化する。従
って仮に第1図の曲線が描かれたとしても見かけ上のこ
とであり実際は第2図のようなQl、Q2の状態になり
易い。
(発明の構成)
上記に鑑み本発明はこれら問題点を解消するため開発さ
れたものである。即ち本発明の鋼線の製造法は、パンチ
ャタイブ撚線機の撚線の流れに於いて、過撚装置と巻取
装置との間に配置されたターンローラードキャブズタン
の間のテンションフリーのところに第2次加工装置を取
付け、撚線に過撚装置で撚数が増える方向に残留するよ
う過撚回転数を与えて置き第2次加工装置で撚線径の5
0〜10倍の曲率半径で交互に曲げ矯正を行って撚線に
残留したキンクを除去することを特徴とするものである
。
れたものである。即ち本発明の鋼線の製造法は、パンチ
ャタイブ撚線機の撚線の流れに於いて、過撚装置と巻取
装置との間に配置されたターンローラードキャブズタン
の間のテンションフリーのところに第2次加工装置を取
付け、撚線に過撚装置で撚数が増える方向に残留するよ
う過撚回転数を与えて置き第2次加工装置で撚線径の5
0〜10倍の曲率半径で交互に曲げ矯正を行って撚線に
残留したキンクを除去することを特徴とするものである
。
以下例示図面に就いて本発明の詳細な説明する。
第3図はインサイドサプライ・アウトサイドティクアッ
プのパンチャを示す。型彫クレードル(4)にサプライ
スプール(1)が装着されており各素線には張力がかか
つている。複数個の素線はフライヤー(3)の回転によ
り撚りを与えられるが、一方で撚方向と反対のねじれが
発生する。ガイドローラ=(5)を通過した撚線は、過
撚装置(6)によりねじれの回数分だけさらに撚り込み
、撚り戻しされて(過撚装置は撚線は出来ない)、キャ
プスタン(力で引き取られトラバースローラー(10)
を経てティクアップスプール(11)に捲取られる。な
お第3図中(2)は目板ダイス、(8)はターンローラ
ーであり、線は例えばキャプスタン(7)〜(力同志に
4回掛けてからターンローラー(8)に行き再び(7)
〜(力に4回掛けて捲取へ行く。
プのパンチャを示す。型彫クレードル(4)にサプライ
スプール(1)が装着されており各素線には張力がかか
つている。複数個の素線はフライヤー(3)の回転によ
り撚りを与えられるが、一方で撚方向と反対のねじれが
発生する。ガイドローラ=(5)を通過した撚線は、過
撚装置(6)によりねじれの回数分だけさらに撚り込み
、撚り戻しされて(過撚装置は撚線は出来ない)、キャ
プスタン(力で引き取られトラバースローラー(10)
を経てティクアップスプール(11)に捲取られる。な
お第3図中(2)は目板ダイス、(8)はターンローラ
ーであり、線は例えばキャプスタン(7)〜(力同志に
4回掛けてからターンローラー(8)に行き再び(7)
〜(力に4回掛けて捲取へ行く。
本発明ではサプライ素線が撚線、過撚を終えた後ターン
ローラー(8)、キャプスタン(カ間のテンションフリ
ーのところでこの第2次加工装置(9)を設置している
。
ローラー(8)、キャプスタン(カ間のテンションフリ
ーのところでこの第2次加工装置(9)を設置している
。
さて第4図のねじりトルクより数曲線において0−PQ
軌跡は上記本発明に於ける2次加工装置を使用しない場
合のねじれ零の状態である(この曲線は弾塑性体のS
(Stress ) −S (5train)曲線とま
ったく同じである)。しかしこのO−P Q軌(3) 跡は非常に不安定であるためねじれが発生し易い。
軌跡は上記本発明に於ける2次加工装置を使用しない場
合のねじれ零の状態である(この曲線は弾塑性体のS
(Stress ) −S (5train)曲線とま
ったく同じである)。しかしこのO−P Q軌(3) 跡は非常に不安定であるためねじれが発生し易い。
一方0−1−、、TUQ軌跡は本発明に於ける第2次加
工装置を取付けた時に描ける。この時過撚回転数はB’
(>B)−!で高くしておく。即ち過撚装置(6)を出
てキャプスタン(7)に入るあたりの撚線の状態はU地
点にあり、このポイントのねじれ量はより数が増える方
向にKだけ残留している。この確認は過撚回転数をB′
にして真直ローラーをフリーにした状態でティクアップ
したあとねじれ量を測れば容易である。Uの状態で本発
明の第2次加工装置を用いコードに対する加工量をコン
トロールすることにより非常に安定したポインl−Qを
得ることができる。即ちポイン)Uの位置が残留ねじれ
てプラス30〜50回76mであるが、これを零にする
だけの加工量が必要になる。
工装置を取付けた時に描ける。この時過撚回転数はB’
(>B)−!で高くしておく。即ち過撚装置(6)を出
てキャプスタン(7)に入るあたりの撚線の状態はU地
点にあり、このポイントのねじれ量はより数が増える方
向にKだけ残留している。この確認は過撚回転数をB′
にして真直ローラーをフリーにした状態でティクアップ
したあとねじれ量を測れば容易である。Uの状態で本発
明の第2次加工装置を用いコードに対する加工量をコン
トロールすることにより非常に安定したポインl−Qを
得ることができる。即ちポイン)Uの位置が残留ねじれ
てプラス30〜50回76mであるが、これを零にする
だけの加工量が必要になる。
なお第4図中プラスねじれ(+ねじれ)はよりの入る方
向、マイナスねじれ(−ねじれ)はよりの戻る方向であ
る。又Aはパンチャ回転数、Bは過撚回転数(第2次加
工装置取付前)、B′は過撚回転数(第2次加工装置取
付後)を示している。
向、マイナスねじれ(−ねじれ)はよりの戻る方向であ
る。又Aはパンチャ回転数、Bは過撚回転数(第2次加
工装置取付前)、B′は過撚回転数(第2次加工装置取
付後)を示している。
(4)
以下に本発明の理解を助けるため実験例を述べる。
(実験例1)乗用車用1X5XI]、25の場合第5図
に於いて×・1田・・×は本発明に於ける2次加工装置
取付前、G−−0は本発明に於ける2次加工装置取付後
を示している。第5図かられかる通り本発明によればコ
ードの長手方向におけるねじればらつきがユ〜ユに減っ
た。
に於いて×・1田・・×は本発明に於ける2次加工装置
取付前、G−−0は本発明に於ける2次加工装置取付後
を示している。第5図かられかる通り本発明によればコ
ードの長手方向におけるねじればらつきがユ〜ユに減っ
た。
3
(実験例2)2次加工曲線
(パラメーター:2次加工前のコー
ドねじれパターン
前提条件:後ろ過撚(ツイスタ一
部に対して)、従って
前過撚の場合は■eが
逆になる。)
これを第6図に示す。図中へは適用範囲で、過撚装置を
出た直後のコード残留ねじれがプラス30〜50回/
6 mの範囲、(B)は加工前のねじれ0回/ 6 m
で本発明に於ける2次加工装置を使用したケース、(E
)はマイナスねじれて本発明に於ける2次加工装置を使
用したケース、(D)はマイナスねじれ大で本発明に於
ける2次加工装置を使用したケース、(qはプラスねじ
れ小で本発明に於ける2次加工装置を使用したケース、
(Aつはプラスねじれ大で本発明に於ける2次加工装置
を使用したケース(最終的にプラスねじれがいくらか残
る)である。
出た直後のコード残留ねじれがプラス30〜50回/
6 mの範囲、(B)は加工前のねじれ0回/ 6 m
で本発明に於ける2次加工装置を使用したケース、(E
)はマイナスねじれて本発明に於ける2次加工装置を使
用したケース、(D)はマイナスねじれ大で本発明に於
ける2次加工装置を使用したケース、(qはプラスねじ
れ小で本発明に於ける2次加工装置を使用したケース、
(Aつはプラスねじれ大で本発明に於ける2次加工装置
を使用したケース(最終的にプラスねじれがいくらか残
る)である。
即ち本発明に於ける加工装置を使用した場合捲取られた
リール内のコード残留ねじれを零にするために予め(A
)の条件に設定してやる必要がある。
リール内のコード残留ねじれを零にするために予め(A
)の条件に設定してやる必要がある。
(発明の効果)
以上本発明を説明したが、それは下記のような効果を有
している。
している。
■撚線の外観を整えられる。即ち本発明に於ける2次加
工装置を用いてコード(あるいはストランド)に2次加
工を加えるだけで安定した撚線が得られる。
工装置を用いてコード(あるいはストランド)に2次加
工を加えるだけで安定した撚線が得られる。
■少しのスペースだけあれば簡単に取付けられる。
即ち設備の大改造を必要としない。
■撚線に矯正を与える、従って
■加工量のコントロール次第でキンクの少ないしかも真
直性の良い撚線が得られる。
直性の良い撚線が得られる。
@機械のがたに鈍感で安定した撚線が得られる。
θ不良率の低減(ねじれ真直性)がはかれる。
第1.2図はパンチャタイブ撚線機により撚線加工を行
ったときの撚線に与える撚数とねじりトルクの関係を例
示し、第1図はねじりトルクが安定な零状態、第2図は
第1図の状態から上下にばらついた状態、第3図は本発
明に於けるパンチャの説明図、第4図は本発明方法の説
明図、第5.6図は何れも本発明の詳細な説明する図を
夫々例示している。 (1)・・・サプライスプール、(2)・・・目板ダイ
ス、(3)・・・フライヤー、(4)・・・型彫クレー
ドル、(5)・・・ガイドローラー、(6)・・・過撚
装置、(7)・・・キャプスタンローラー、(8)・・
・ターンローラー、(9)・・・第2次加工装置、 (10)・・・トラバースローラー、 (7) (11)・・・ティクアップスプール (8) 第1図 、+2図
ったときの撚線に与える撚数とねじりトルクの関係を例
示し、第1図はねじりトルクが安定な零状態、第2図は
第1図の状態から上下にばらついた状態、第3図は本発
明に於けるパンチャの説明図、第4図は本発明方法の説
明図、第5.6図は何れも本発明の詳細な説明する図を
夫々例示している。 (1)・・・サプライスプール、(2)・・・目板ダイ
ス、(3)・・・フライヤー、(4)・・・型彫クレー
ドル、(5)・・・ガイドローラー、(6)・・・過撚
装置、(7)・・・キャプスタンローラー、(8)・・
・ターンローラー、(9)・・・第2次加工装置、 (10)・・・トラバースローラー、 (7) (11)・・・ティクアップスプール (8) 第1図 、+2図
Claims (1)
- (1) パンチャタイブ撚線機の撚線の流れに於いて、
過撚装置と巻取装置との間に配置されたターンローラー
とキャプスタンの間のテンションフリーのところに第2
次加工装置を取付け、撚線に過撚装置で撚数が増える方
向に残留するよう過撚回転数を与えて置き第2次加工装
置で撚線径の5〜10倍の曲率半径で交互に曲げ矯正を
行って撚線に残留したキンクを除去することを特徴とす
る鋼撚線の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23751383A JPS60130438A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 鋼撚線の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23751383A JPS60130438A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 鋼撚線の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60130438A true JPS60130438A (ja) | 1985-07-11 |
Family
ID=17016432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23751383A Pending JPS60130438A (ja) | 1983-12-15 | 1983-12-15 | 鋼撚線の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60130438A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577637B2 (ja) * | 1973-06-16 | 1982-02-12 |
-
1983
- 1983-12-15 JP JP23751383A patent/JPS60130438A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577637B2 (ja) * | 1973-06-16 | 1982-02-12 |
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