JPS6012907Y2 - デイ−ゼル機関の燃料噴射ポンプ - Google Patents

デイ−ゼル機関の燃料噴射ポンプ

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JPS6012907Y2
JPS6012907Y2 JP15130780U JP15130780U JPS6012907Y2 JP S6012907 Y2 JPS6012907 Y2 JP S6012907Y2 JP 15130780 U JP15130780 U JP 15130780U JP 15130780 U JP15130780 U JP 15130780U JP S6012907 Y2 JPS6012907 Y2 JP S6012907Y2
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JP
Japan
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fuel
plunger
fuel injection
spring
diesel engine
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JP15130780U
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JPS5773338U (ja
Inventor
利明 田中
幸雄 松井
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日産自動車株式会社
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はディーゼル機関の燃料噴射ポンプの改良に関
する。
ディーゼル機関の燃料噴射ポンプは、機関回転に同期し
高圧燃料を燃料噴射ノズルに圧送しているが、最近、主
として機関低負荷域でのノッキングの発生を抑制する目
的から、低負荷時などに高圧燃料の一部を洩らし、燃料
圧力の圧力勾配を下げるようにした燃料噴射ポンプが提
案されている。
(例えば、昭和5坪3月20日、株式会社山海堂発行1
自動車工学全書5ディーゼルエンジン。
参照) りま、これを第1図〜第3図によって説明する。
第1図において、燃料は図示しないポンプ本体p入口か
ら、ドライブシャフト1により機関に同期して駆動され
るフィードポンプ2を介して吸引串れる。
フィード、ポンプ2からの吐出燃料は、図示しない圧力
調整弁により供給圧を制御された後、ポンブイ1ウジン
グ16の内部のポンプ室3へと供給される。
ポンプ室3の燃料は、作動部分の潤滑を行なうと同時に
、吸入ポート4を通って高圧プランジャポンプ5に吸入
される。
fのポンプ5のプランジャ6は、カムディスク7眸固定
されており、軸方向にのみ相対変位を許容する継手率を
介して前記ドライブシャフト1により回転駆動される。
カムティスフ7は図示しない機関シリンダ数ト同数のフ
ェイスカム9をもち、ローラリング1゜に配設されたフ
ェイスカム9と同数のローラ11を回転しながら乗り越
えて、所定のカムリフトだけ往復運動する。
従ってプランジャ6は回転しながら往復運動するこ、と
じなり、この往復運動に伴い吸入ポート4から吸引され
た燃料が分配ポート12よリデリバリノ1<Iレフ13
’i:通って図示しない噴射ノズルヘト圧送される。
燃料の噴射量はプランジャ6に形成したスピルポー・ト
1:4を被覆するスピルリング15の位置により決めら
れ、プランジャ6の右行によりスピルポート14が開く
と高圧燃料をポンプ室3へ解放して圧送を終了する。
この場合、機関低負荷時などの燃料噴射圧力を下げて、
ディーゼルノックを防止するために、プランジャポンプ
6の高圧力室17には、機関運転状態に応じて開閉する
ソレノイドバルブ(図示せず)によって連通遮断される
燃料逃がし通路18が接続され、高圧に圧縮された燃料
の一部をオリフィス18Aを介して燃料タンクに戻して
いる。
第2図は、逃がし通路18の有無に伴う高圧力室17の
圧力経過を示す説明図である。
破線が逃がし通路18が開状態の場合の圧力特性であり
、実線で示す閉状態の場合よりも、相対的に噴射圧力勾
配を減少しディーゼルノックを防ぐのである。
ところで、燃料の噴射時期はローラリング10を回転さ
せることにより制御される。
カムディスク7のフェイスカム9がローラ11に乗り上
げたときに燃料が噴射されるので、例えばカムディスク
7の回転方向と逆方向にローラリング10を回転させる
と、フェイスカム9のローラ11に乗り上げる時期がそ
れだけ早くなるため、燃料のクランク角に対する噴射時
期が早まる。
ローラリング10は、ドライビングピン19と、その先
端に一体に設けられたタイマボール19aを介してタイ
マピストン20と連結シている。
第3図において、シリンダ21のなかで摺動スるピスト
ン20aの端面高圧室22には、通路23を経てポンプ
室3の燃圧が導びかれ、また反対側のピストン20bで
区画された低圧室21はフィードポンプ2の吸込側に連
通して負圧に近い状態になるが、スプリング25の弾性
力でピストン20bを押し戻している。
ポンプ室3の燃圧は、フィードポンプ2の回転数に比例
して上昇するので、ピストン20は機関回転数の上昇に
伴って、第3図の左方へとタイマボール19aを押し、
これによりカムディスク7の回転(第1図の矢印方向)
と逆方向ヘローラリング10を回動し、噴射時期を次第
に早めるように作用する。
ところで、このような従来の燃料噴射ポンプでは、噴射
時期が燃料逃がし通路18の開閉状態に無関係にポンプ
室3圧力にのみ依存して制御される。
このため第2図に示すように燃料逃がし通路18が開状
態の場合には、閉状態に比べて高圧力室17の圧力経過
が相対的に低下した分だけ、噴射ノズル(図示せず)の
開弁圧に達するまで時間ΔTがかかり、従って燃焼室へ
の燃料の噴射時期が相対的に遅れることになるが、これ
を補正することはできなかった。
この結果、高圧燃料の一部を洩らしているときは、排気
ガス中のHC,GOおよびスモークが増大する傾向を生
じた。
この考案は、このような問題に着目してなされたもので
あり、タイマピストンの低圧室に配設したスプリングの
付勢力を、燃料逃がし通路を開閉するソレノイドバルブ
と連動して強弱に切り換え、高圧燃料洩らし時の噴射時
期が遅れないようにした燃料噴射ポンプを提供するもの
である。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第4図は、この考案を示す図である。
11タイマピストンの低圧室24に配設され、ピストン
20bを遅角方向に付勢するスプリング25′の一端に
は、スプリング25′の伸縮方向に移動可能なストッパ
ー30が設けられる。
、・このストッパー30は、シリンダ壁21
aを貫通した駆動装置としてのソレノイド31の駆動軸
31aに固着され、ソレノイド31の通電遮断によって
、その駆動軸31aと一体に移動し、スプリング25′
を伸縮させる。
1:そして、このソレノイド3.1は、燃
料逃がし通路18を開閉する図示しないソレノイドバル
ブと連通して通電が制御される。
すなわち、燃料逃がし通路1.8が開かれるとソレノイ
ド31′:の通電がカットされ、ストッパー30を想像
線め位置へと後退させスプリング25′の押圧力を弱め
る。
次に、作用を説明する。
□ ::機関運転状態を検知するノッキング
毛ンサなどの検出器(図示せず)の出力に応じて低負荷
時など燃料逃がし通路18のソレノイドバルブカ開状態
になると、同時にソレノイド31の通電がカットされ、
駆動軸31aとストッパー30:ハ一体ニ左方へ移動す
る。
これによりスプリング25′の付勢力が弱まり、高圧室
22に導かれる燃料圧力によりピストン20を相対的に
左方へと移動し、ローラリング10を進角方向に回転さ
せる。
この結果、フェイスカム11と干渉する時期が早くなリ
、噴射時期を早めることができる。
この場合、タイマボール19aの高圧室壁からの位置Y
と、高圧室22の圧力Pとの関係は次式であられされ、
ストッパー30を駆動して高圧室22壁面からの位置り
を変化させることによって同一の圧力Pに対するYの値
を設定でき、適正な噴射時期が得られる。
K:バネ定数 po=低圧室24圧力(一定)Xニスプ
リング25′自然長 L:ストッパー30の位置によるチャンバの有効長 S:タイマボールの直径 次に、燃料逃がし通路18が閉状態では、ソレノイド3
1が励磁し、駆動軸31aを突出させる。
従って、ストッパー30は右行し、スプリング25′の
付勢力の強い定位置番こ戻り、通常の進角制御が行なわ
れる。
第5図には、他の実施例を示す。
この実施例は、高圧室22′側に新たにスプリング40
とストッパー30′とを設け、このストッパー30′を
駆動装置としてのソレノイド31′の駆動軸31′aを
介して移動させることによって、スプリング40の付勢
力を変化させ、前記実施例と同等の作用を達成しようと
するものである。
なお、この時、ソレノイド31′の入力は、前記実施例
とは逆に、燃料逃がし孔18の開状態の時にソレノイド
31′に通電しスプリング40の付勢力を強め、閉状態
の時は通電をカットするように構成する。
したがって、ソレノイド31′に通電されない通常時に
比較して、燃料逃がし通路18の開かれた時は、スプリ
ング4.0による進角方向への付勢力が増大し、噴射時
期の遅れ分を補償する。
なお、タイマボールの低圧室24壁面からの位置Yと高
圧室22の圧力Pとの関係は次式のようになる。
K1ニスプリング25のばね定数 X1ニスプリング2
5の自然長 K2ニスプリング40のばね定数 K2ニ
スプリング40の自然長 以上説明したように、本考案は燃料逃がし通路を連通遮
断するソレノイドバルブと関連して作動するソレノイド
によって、タイマピストンを付勢するスプリングの付勢
力を強弱に変化させて、燃料逃がし通路の開弁時の燃料
噴射遅れを防止するようにしたため、燃料の噴射圧力勾
配を下げて、ディーゼルノックの抑制をはかりながら同
時にHC,COおよびスモークの増加を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の噴射ポンプの部分断面図、第2図は高圧
力室の圧力変化の説明図、第3図は第1図のA−A断面
図である。 第4図は本考案の実施例、第5図は他の実施例である。 10・・・・・・ローラリング、11・・・・・田−ラ
、18・・・・・・燃料逃し通路、20・・・・・・タ
イマピストン、21・・・・・・シリンダ、22・・・
・・・高圧室、24・・・・・・低圧室、25・・・・
・・スプリング、30・・曲ストッパー、31・・・・
・・ソレノイド、40・・・・・・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機関回転に同期して回転かつ往復運動するプランジャと
    、このプランジャの往復運動に伴って燃料を加圧する高
    圧力室に連通した燃料逃がし通路と、この燃料逃がし通
    路を運転状態に応じて開閉する手段と、前記プランジャ
    に一体的!こ構成されたフェイスカムと転接するローラ
    を移動させてプランジャの往復運動の位相を制御するロ
    ーラリングと、このローラリングを燃料圧力に応じて変
    位させるタイマピストンとを備えたディーゼル機関の燃
    料噴射ポンプにおいて、上記燃料逃がし通路を開閉する
    手段と電気的に連動する駆動装置と、この駆動装置の作
    動によって上記タイマピストンのスプリングの付勢力を
    切換える手段とを設け、燃料逃カル通路の開口時に相対
    的に噴射進角させることを特徴上するディーゼル機関の
    燃料噴射ポンプ。
JP15130780U 1980-10-23 1980-10-23 デイ−ゼル機関の燃料噴射ポンプ Expired JPS6012907Y2 (ja)

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JPS5773338U JPS5773338U (ja) 1982-05-06
JPS6012907Y2 true JPS6012907Y2 (ja) 1985-04-25

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ID=29510646

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