JPS60128777A - 画像処理方式 - Google Patents

画像処理方式

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JPS60128777A
JPS60128777A JP58236371A JP23637183A JPS60128777A JP S60128777 A JPS60128777 A JP S60128777A JP 58236371 A JP58236371 A JP 58236371A JP 23637183 A JP23637183 A JP 23637183A JP S60128777 A JPS60128777 A JP S60128777A
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Takeshi Ukegawa
猛 受川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、ファクシミリ装置等に用いる画素分解型スキ
ャナで得た画像を、高品質なものにするための画像処理
方式に関する。
[従来技術] 一般に、画素分解型スキャナでは、画像が形成された原
稿面から光電変換素子であるCCD (ChargeC
oupled Device)ラインセンサ等のイメー
ジラインセンサまでの伝達系により、空間周波数特性が
劣化しており、その結果、画像がボケるという問題があ
る。
このような問題を解決する画像処理方式の1つに、 M
TF(Modulation Transfer Fu
nction)補正による画像処理方式がある。なお、
このMTFは、魚床がり関数をフーリエ変換し、その絶
対値をとったものとして定義されている。
このMTF補正は、基本的に画像の高周波成分を強調す
る画像処理である。したがって、原稿の地肌が汚れてい
る場合、この汚れは高周波成分としてあられれるため地
肌の汚れも強調される不都合を生じる。
そこで従来、この原稿の地肌の影響を除去するために種
々の方法がとられているが、いずれもその処理が複雑で
あり、かかる画像処理方式を実現する装置の構成が複雑
、高価になるという問題を生じていた。
[目的] 本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、
地肌部分はあまり画像を強調せずに他の部分をよく強′
調するようにして、効果的にボケ画像を復元できる画像
処理方式を提供することを目的とする。
[構成] 以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に
説明する。
まず、本発明の原理について説明する。
一般に、MTF補正をする場合1例えばサイズが3×3
のコンボリューションデジタルフィルタを用いてMTF
補正演算を実行する。
すなわち、このフィルタサイズに対応した3×3の画素
マトリックスMPを。
とすると、いまMTF補正しようとしている注目画素E
の補正値E′は次式(1)であられされる。
E’ =aE−b(B+D+F+H) −−(1)なお
、この式(I)は、スキャナにおける魚床がり関数の実
測値に基づいて画素マトリックスMPの各画素に対する
係数HAを、以下のように設定した結果得られたもので
ある。
ただし、a、bは正の実数。
また、上式(1)で得た結果を画素Eの値に置換して再
度上記したMTF補正フィルタに入力すると、このとき
のMTF補正値ビは次式(II)のようになる。
E“=a” E−b(a+1)(B+D+F+H) −
”III)この式(II)は、補正前のデータを次の係
数MBのMTF補正フィルタに通したことと等価である
この場合、a、bともに正の実数だから、補正値E#が
補正値E′よりも強く強調されることになる。
そこで、本発明では地肌部分は強調効果の小さい式(1
)によって補正し、地肌以外の有効画像部は強調効果の
大きい式(II)によって補正することで、地肌の汚れ
の影響を小さく抑えている。
また、そのために、係数MAが設定されたコンポリュー
シミンデジタルフィルタであるMTF補正フィルタを用
い、地肌部分はこのMTF補正フィルタを1回だけ通し
、有効画像部はMTF補正フィルタを2回通すことで、
それぞれ上式(I)、(II)のM、T F補正演算を
実現している。
したがって、本発明ではMTF補正フィルタが1つで済
み、従来装置を流用することができる。
なお、 a=2.b=0.25としたとき、上記した係
数MA 、 MBはそれぞれ次のようになる。
第1図は、本発明の一実施例に係る画像処理装置の一例
を示している。
この実施例では、前記の画素の2値化結果に基づいて地
肌部か、地肌部以外の有効画像部であるかを区別してい
る。すなわち、直前の画素が白画素と判別された場合は
地肌部であると判断し、黒画素と判別された場合は有効
画像部であると判断している。
第1図において、1は原稿上の画像を画素に分解すると
ともに画素毎の輝度に対応したアナログ画素信号APを
出力するスキャナ、2はスキャナ1が出力するアナログ
画素信号を所定ビット数(例えば4ビツト)のデジタル
画素信号(以下、単に画素信号という)DPに変換する
アナログ/デジタル変換器である。
3は、3走査線分の画素信号叶を記憶するラインメモリ
を含み、注目画素を中心とした3X3画素マトリックス
のうち上述したMTF補正フィルタの係数が0でない画
素信号DB 、 DD 、DE 、 DF 、 D)I
を切り出すマトリックスレジスタである。
マトリックスレジスタ3が切り出す画素信号のうち画素
信号DB、DD、DF、DHは直接MTF補正フィルタ
4に加えられ、画素信号DHはセレクタ5の一入力端に
加えられる。
MTF補正フィルタ4は、マトリックスレジスタ3から
加わる画素信号DB、DD、DF、DHをそれぞれ上式
(1)のB、D、F、l(に代入するとともにセレクタ
5から加わる信号を上式(I)のEに代入したMTF補
正演算を実行し、その出力信号MDは2値化回路6に加
えられるとともにセレクタ5の他入力端に加えられる。
7は所定の閾値DTが設定された閾値設定器であり、そ
の設定閾値TDは2値化回路6に加えられる。
2値化回路6は、閾値TDと信号MDを比較し、MDの
方が大きいときに白画素をあられすデータrt 0 u
を。
小さいときに黒画素をあられすデータ″′1″′を2値
デ一タ信号BDとして出力する。この2値デ一タ信号1
30はラッチ回路8に加えられてラッチされ、また、ラ
ッチ回路8の出力はアンド回路9の一入力端に加えられ
る。
1Oは、タイミング信号TTI、TT2.TT3.TT
4.TT5をそれぞれマトリックスレジスタ3 、 M
TF補正フィルタ4.アンド回路9,2値化回路6.ラ
ッチ回路8に加えて、これらの作動タイミングを制御す
るタイミング制御部である。
以上の構成で、1画素毎の画像処理は次のようにして実
行される。
まず、タイミング制御部1Oはタイミング信号TTIを
出力してマトリックスレジスタ3から次の注目画素に対
応する各画素信号DB、DD、DE、DF、DHを出力
させる。なお、このときラッチ回路8には、注目画素を
移動する前の画素の2値デ一タ信号DBが記憶されてい
る。
ついで、タイミング信号TT3を論理レベル「L」の状
態のまま、タイミング信号TT2を立ち上げてMTF補
正フィルタ4の演算を開始させる。このとき、セレクタ
5は画素信号DHを選択しているので、MTF補正フィ
ルタ4は上式(I)の演算を実行し、上記した補正値E
′に対応する信号MDを出力する。
そして、タイミング制御部1oはMTF補正フィルタ4
の演算時間を経過した後にタイミング信号TT3を立ち
上げる。したがって、直前の画素に対応する2値デ一タ
信号BDの内容(ラッチ回路8の出力)でアンド回路9
の出力が変化し、セレクタ5の動作が制御される。
すなわち、直前の画素が白画素と判別されてラッチ回路
8の出力がデータIt 0 +1の場合、アンド回路9
の出力は論理レベルrLJとなるためセレクタ5は画素
信号DEt&選択する。また、直前の画素が黒画素と判
別されてラッチ回路8の出力がデータ″1′″の場合、
アンド回路9の出力は論理レベル「旧となるため、セレ
クタ5はMTF補正フィルタ4の出力信号MDを選択す
る。
この後、タイミング制御部10はタイミング信号TT2
を立ち上げて再度MTF補正フィルタ4の演算を開始さ
せるにのとき、セレクタ5が画素信号DHを選択してい
る場合は上述と同様にMTF補正フィルタ4は上式(1
)の演算を実行し、セレクタ5が信号MDを選択してい
る場合は、MTF補正フィルタ4は等価的に上式(II
)の演算を実行して上記補正値E#に対応した信号MD
を出力する。
このMTF補正フィルタ4の演算時間を経過したのち、
タイミング制御部10はタイミング信号TT4を立ち上
げて2値化回路6を作動し、そして、タイミング信号T
TSを立ち上げて2値化回路6が出力する2値化号BD
をラッチ回路8にラッチさせる。
このように、直前の画素が白画素と判別されている場合
は、原稿の地肌部であるので強調効果の小さい式(I)
に基づいて注目画素をMTF補正し、黒画素と判別され
ている場合は、地肌部以外の有効画像部であるので強調
効果の大きい式(n)に基づいて注目画素をMTF補正
している。
第2図は、第1図に示した装置をマイクロコンピュータ
を用いて実現する場合の処理手順を示すフローチャート
である。
すなわち、まず画素信号DEを選択した状態(処理11
)で画素信号DB、DD、DF、DHとともに上式(I
)に基づ< MTF補正演算を実行する(処理12)。
そして、直前の画素の状態をみて(判断13)、白画素
ならば画素信号DIEを選択しく処理14)、黒画素な
らば画素信号DHを処理12の結果得られる信号肋で置
換して(処理15)、画素信号DB 、 pD 、DF
 、 DHとともに上式(I)に基づ< MTF補正演
算を実行する(処理16)。
したがって、この処理16は直前の処理が処理14の場
合は上記した処理12と同じ結果が得られ、直前の処理
が処理15の場合は上式(n)に基づ< MTF補正演
算の結果が得られる。
そして、処理16の結果を2値化する(処理17)。
なお、この場合でも、MTF補正演算は専用のハードウ
ェアによった方が高速な処理を実現できるのは雷うまで
もない。
第3図は1本発明の他の実施例に係る画像処理装置の一
例を示している。
この例では、スキャナ1の1スキヤン毎にアナログ画素
信号APのピークを検出し、このピークが基準値より小
さいときは当該走査線上の地肌部が汚れていると判別し
、この場合は注目画素を強調効果の小さい式(I)でM
TF補正し、他の場合は強調効果の大きい式(n)でM
TF補正するようにして。
地肌の汚れの影響を目立たせないようにしている。
同図において、21はスキャナlの1スキャン動作中の
アナログ画素信号APのピーク値を検出するピーク検出
器であり、その出力信号PPは1ライン毎更新され、切
換器22のコモン入力端に加えられる。
切換器22は、出力端を切換えて信号ppを基準値設定
器23あるいは比較器24の比較入力端に加える。
基準値設定器23は入力した信号PPに基づいて、地肌
汚れの判別基準のための基準値RPを設定して、これを
比較器24の基準入力端に加える。なお、設定の方法は
、例えば信号PPの50%値を分圧して保持するという
方法である。
比較器24は、比較入力端に加わる信号PPが基準値R
Pより大きく、地肌部の汚れがあまりひどくない場合に
その出力を論理レベル「旧に立ち上げる。
この比較器24の出力の状態は、信号PPが1スキヤン
ライン毎に変化することから当然にして1スキャン分持
続する。この比較器24の出力はアンド回路25の一入
力端に加えられ、このアンド回路25の出力でセレクタ
5の切換動作が制御される。
なお、同図で第1図と同じ部分は同一符号を付してその
説明を省略する。
以上の構成で、まず原稿読取前の時点(例えば電源投入
直後等)でタイミング制御部10はタイミング信号TT
6を立ち上げて切換器22を切換作動し、ピーク検出器
21の出力信号PPを基準値設定器23に加える。この
時点では、スキャナ1は白色の圧板を読み取っているの
で、信号PPは全白に対応した値になっており、これに
より、以後、地肌部が汚れていない部分に対応した基準
値RPを得ることができる。
さて、1画素分の画像処理は次のようにして行なわれる
タイミング制御部10aは、タイミング信号TTIを出
力して注目画素を移動したあと、タイミング信号TT2
を出力してMTF補正フィルタ4の演算を開始させる。
そして、MTF補正フィルタ4の演算時間を経過すると
、タイミング信号T丁6を出力してセレクタ5の選択動
作を行なわせる。
このとき、このラインの地肌部が汚れていて比較器24
の出力が論理レベルrLJの場合は、アンド回路25の
出力が論理レベルrL」なのでセレクタ5は画素信号D
Eを選択し、また、比較器24の出力が論理レベル「旧
の場合は、アンド回路25の出力が論理レベル「旧なの
でセレクタ5はMTF補正フィルタ4の出力信号MDを
選択する。
そして、タイミング制御部10aはタイミング信号TT
2.TT4.TT5を順次出力して、MTF補正フィル
タ4に補正演算を実行させたのち、信号肛を2値化回路
6で2値化し、その2値デ一タ信号BDをラッチ回路8
にラッチさせる。
このようにして、地肌部の汚れがひどい部分は式(I)
に基づいたMTF補正がなされ、そうでない部分は式(
II)に基づいたMTF補正がなされる。。
なお、ピーク検出器の出力するピーク検出信号PPは、
アナログ/デジタル変換器2のリファレンス信号として
も用いられる。
第4図は、第3図に示した装置をマイクロコンピュータ
を用いて実現する場合の処理手順を示すフローチャート
である。
同図は、第2図の判断13を、地肌が汚れているか否か
を判別する判断13aに変更したものであり5第21i
1と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略する
[効果コ 以上説明したように、本発明によれば地肌部のMTF補
正の度合いを小さくしているため、地肌部の汚れの影響
を小さく抑えることができる。また、従来のMTF補正
回路を流用できるのでコストも低く抑えることができる
という利点を得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る画像処理装置の一例を
示すブロック図、第2図は第1図に示した装置をマイク
ロコンピュータを用いて実現する場合の処理手順を示す
フローチャート、第3図は本発明の他の実施例に係る画
像処理装置の一例を示すブロック図、第4図は第3図に
示した装置をマイクロコンピュータを用いて実現する場
合の処理手順を示すフローチャートである。 1・・・スキャナ、2・・・アナログ/デジタル変換器
、3・・・マトリックスレジスタ、4・・・MTF補正
フィルタ、5・・・セレクタ、6・・・2値化回路、7
・・・閾値設定器、8・・・ラッチ回路、9,25・・
・アンド回路、10,10a・・・タイミング制御部、
21・・・ピーク検出器、22・・・切換器、23・・
・基準値設定器、24・・・比較器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)各画素に対応したスキャナの出力アナログ信号を
    アナログ/デジタル変換器を介して所定ビット数のデジ
    タル信号に変換したのち、2値化する注目画素とその周
    辺画素に対応したデジタル信号に基づいて所定のコンボ
    リューション演算を実行するデジタルフィルタによって
    注目画素についてMTF補正し、このデジタルフィルタ
    の出力を所定の閾値と比較して2値データに変換する画
    像処理方式において、上記デジタルフィルタの出力信号
    あるいは注目画素に対応したデジタル信号のいずれかを
    選択して上記デジタルフィルタに加えるセレクタと、注
    目画素が原稿の地肌部にあることを判別する地肌判別手
    段を備え、上記セレクタで注目画素に対応したデジタル
    信号を選択してこのデジタル信号をMTF補正した補正
    信号を上記デジタルフィルタが出力した後、上記地肌判
    別手段が地肌と判別しているときは上記セレクタに注目
    画素に対応するデジタル信号を選択させ、上記地肌判別
    手段が地肌と判別していないときは上記セレクタに上記
    デジタルフィルタの出力信号を選択させ、この選択制御
    ののちに上記デジタルフィルタが出力した信号を2値デ
    ータに変換することを特徴とした画像処理方式。 (2、特許請求の範囲第1項記載において、前記地肌判
    別手段は、当該注目画素の直前の注目画素が白画素と判
    別されたさいに、注目画素が地肌部にあると判別するこ
    とを特徴とした画像処理方式。
JP58236371A 1983-12-16 1983-12-16 画像処理方式 Granted JPS60128777A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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