JPS60127691A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は誘導加熱調理器に係り、インバータのトランジ
スタ駆動回路に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来、トランジスタインパーク方式の誘導加熱調理器に
おいて、上記のトランジスタの駆動方法としては一定レ
ベルのベース電流を与える方法が一般的であった。しか
しながら誘導加熱調理器のインバータは殆んど平滑され
ない全波整流波形で作動しており、トランジスタのコレ
クタ電流の大きさはこの全波整流波形の電圧変化に比例
して変化し、１だ高周波スイッチングのコレクタ電流は
指数的に上昇する釦歯状波形であり、一定のベース電流
で駆動する方法は素子のオーバドライブとなりスイッチ
ング時間の増大、ＡＳＯ領域の圧迫を招く。このためコ
レクタ電流の大きさに比例した相似波形のベース電流波
形で駆動する方法が既に提案されている。この相似波形
のベース電流の駆動方法としてはコレクタ電流を変流器
で変流し、この電流をベース電流とする方法がある。し
かしながらこの駆動方法は上記の変流器の出力がトラン
ジスタのベース・エミッタＶこ接続されるためターンオ
フ時にベース逆バイアスを行うと、上記の変流器出力巻
線に逆バイアス電流が流れ、ベース逆バイアス回路の損
失が大きくなる欠点を有していた。

発明の目的 本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、トランジ
スタのコレクタ電流を変流器で変流しベースにコレクタ
電流と相似の駆動電流を与えるとともに、ベース逆バイ
アス時に変流器出力巻線を開放状態にしてベース逆バイ
アスを効率良く与えようとするものである。

１、発明の構成 本発明は直流電源に直列に接続される加熱コイルとトラ
ンジスタの電流回路に変流器の一次巻線を挿入し、前記
変流器の二次巻線は前記トランジスタのベース端子およ
び前記トランジスタの駆動回路に接続し、前記駆動回路
は、前記トランジスタのベース駆動電流をコレクタ電流
と相似波形で駆動するとともに、トランジスタのベース
逆バイアス時に変流器の二次巻線を開放状態にするもの
である。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について詳述する。第１図は本実
施例の電気結線図である。第２図は第１図における駆動
回路の具体構成を示す電気結線図である。第３図は第１
図及び第２図における各部動作を説明するだめの波形図
である。

第１図において、１は交流電源、２は全波整流器、３は
チョークコイル、４は乎屑コンテンザ、５は加熱コイル
、６は鍋で加熱コイル６に電磁結合するよう配置されて
いる。７はトランジスタで加熱コイル５と直列関係にな
るよう接続されている。８はダンパダイオード、９は共
振用コンデンサ、１Ｏは変流器でその一次巻線１０′は
トランジスタ７のコレクタに直列に接続されている。１
０″は変流器１０の二次巻線、１１は同期発振回路、１
２はＰＷＭ（パルス幅変調）制御回路、１３はされてい
る。

第２図において、１４ｇ１９，２５，２８゜３Ｏはトラ
ンジスタで、トランジスタ３Ｏは変流器１ｏの二次巻線
１０″と直列に接続され、トランジスタ２５はトランジ
スタ７０ベースと負電源−ｖＲＲ間に接続されている。

１６はコンデンサ、１６１１７．１８，２０，２２，２
３，２４゜２６．２７．２９は抵抗、２１はダイオード
である。十ｖＢＢは正電源、−ｖＲＥは負電源である。

上記構成において第３図を用いて動作を説明する。第１
図において交流電源１が投入されると全波整流器２によ
り全波整流され、チョークコイル３を介して平滑コンデ
ンサ４で平滑され直流電源が供給される。この状態にお
いてトランジスタ７をオンさせる動作から説明する。第
２図においてトランジスタ１４に駆動信号を加え、ター
ンオンさせるとトランジスタ１９はコンデンサ１６およ
び抵抗１６の微分回路で定まる時間オンし、トランジス
タ７をターンオンさせる（第３図ｔ。　）。

また、トランジスタ１４がオンしていればトランジスタ
２５はオフ状態となっている。一方トランジスタ２８は
トランジスタ２５がオフ状態であればオフであり、トラ
ンジスタ３０はオン状態となっている。そしてトランジ
スタ７０オンによりコレクタ電流上。は指数的に上昇し
、この電流は変流器１０の一次巻線１０′を通じて流れ
、その二次巻線１０″には変流された出力電流が発生し
、この電流はトランジスタ７のベース−エミッタからト
ランジスタ３○を通じて流れる（第３図ｔ。

ｔｌ　間）。次にトランジスタ７をオフさせる／こめト
ランジスタ１４をＯＦＦさせると、トランジスタ２５が
オンしトランジスタ７にベース逆バイアス電圧が印加さ
れる。一方トランジスタ２５のオンによりトランジスタ
２８がオンしトランジスタ３０はオフする。トランジス
タ３Ｏがオフするとトランジスタ２５のオンによるベー
ス逆バイアス電圧はトランジスタ７０ベース・エミッタ
のみに印加され、トランジスタ了の蓄積キャリアが放出
されトランジスタ７はオフする（第３図ｔ２）。

トランジスタ７がオフするとコレクタ電圧Ｖ。Ｒは共振
用コンデンサ９と加熱コイル５で定まる共振条件で自由
振動を開始し、この電圧が平滑コンデンサ４の電圧を交
差する点（第３図ｔ３）より同期発振回路１１がトリガ
され、次段のＰＷＭ制御回路１２を起動し次のベース起
動のための遅延時間が設定される。そして、コレクタ電
圧Ｖ。Ｅが零ボルトを交差するとダンパダイオード８が
導通しダイオード電流１ｄが流れ始め（第３図ｔ４）、
このダイオード電流ｉ６　の通電時間内に駆動するよう
前述の遅延時間により次のベース駆動信号がＰＷＭ制御
回路１２に出力される。そして、この出力信号によりト
ランジスタ１４がオンし、従ってトランジスタ１９は前
述したようにコンデンサ１６、抵抗１６で定する時間、
瞬時導通しトランジスタ７に起動可能なベース駆動電流
を与える（第３図ｔ５〜１．　）。このトランジスタ７
の起動のベース駆動電流の時間幅はダンパダイオード８
の電流ｉｄ　が零になる時点（第３図ｔ６）より長く設
定してあり、トランジスタ７のコレクタ電流ｉ０　が流
れ始めると変流器１０によりベース電流１、が流れ始め
、トランジスタ１９がオフしてもトランジスタ７はオン
状態を持続するものである。

以下、前述の動作を繰り返しインバータは発振を持続す
る。尚、変流器１Ｏの変流比はトランジスタ７の直流電
流増幅率に合わせて設定される。

発明の効果 以上述べたように本発明のトランジスタ駆動回路によれ
ばインバータのトランジスタの電流通路に挿入された変
流器によってベース駆動を行い、このトランジスタのベ
ース逆バイアス時に前述の変流器の二次巻線を開放状態
にするため、ベース逆バイアス電流が変流器の二次巻線
を流れることがなく効率的にベース逆バイアスが印加で
きるものであシ、加えて、ベース逆バイアストランジス
タの損失の増加を防ぐことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の電気
結線図、第２図は同誘導加熱調理器における駆動回路の
具体構成を示す電気結線図、第３図は第１図及び第２図
における各部の動作を説明するための波形図である。 ５・・・・・加熱コイノペ７−・−１−ランジスタ、１
Ｏ・・・・・・変流器、１３・・・・・駆動回路、２６
，３○・・・４　トランジスタ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名關Ｂ
ＨＧ［１−１２７（ｉ９１（４）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）直流電源に接続される加熱コイルとトランジスタ
   の直列回路と、前記トランジスタの電流回路に挿入され
   る変流器の一次巻線と、この変流器の二次巻線を前記ト
   ランジスタのベース端子及び前記トランジスタの駆動回
   路に接続してなり、前記駆動回路は前記トランジスタの
   ベース駆動電流をコレクタ電流と相似波形で駆動すると
   共に、前記トランジスタのベース逆ノ・イアス時、前記
   変流器の二次巻線を開放状態にする構成とした誘導加熱
   調理器。 ？）駆動回路は、トランジスタのベース端子に接続され
   、ベース逆バイアスを行う第１のトランジスタと、変流
   器の二次巻線に直列に接続された第２のトランジスタよ
   りなり、前記第１のトランジスタがオン状態のとき、前
   記第２のトランジスタをオフ状態にする構成とした特許
   請求の範囲第１項記載の誘導加熱調理器。