JPS6012676Y2 - 位相割出装置 - Google Patents

位相割出装置

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JPS6012676Y2
JPS6012676Y2 JP17138479U JP17138479U JPS6012676Y2 JP S6012676 Y2 JPS6012676 Y2 JP S6012676Y2 JP 17138479 U JP17138479 U JP 17138479U JP 17138479 U JP17138479 U JP 17138479U JP S6012676 Y2 JPS6012676 Y2 JP S6012676Y2
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JP17138479U
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JPS5689436U (ja
Inventor
定明 都築
哲夫 吉田
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豊田工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、端部に凹状の切欠きを有する円筒状の物品を
凹状の切欠きを基準として特定の位相状態に回転割出し
する位相割出装置に関する。
一般にこのような位相割出装置においては、物品の外周
を所定の力で把持して回転を規制した状態で、物品の切
欠きに係合する係合凸部を先端外周に形成した位相決め
部材を物品の切欠き形成端側へ押圧し、この状態で位相
決め部材を物品の把持力よりも大きな力で所定の位相ま
で回転させて物品の位相割出しを行うようにしているが
、このような装置においては、保合凸部と切欠きとが係
合しない状態で物品がつれ回わりしたり、回転割出の途
中で係合凸部と切欠きとの係合がはずれたりすることが
あり、このような場合には物品が正しい位相に割出され
ないため、回転割出後において位相決め部材の係合凸部
が物品の切欠きに係合していることを確認する必要があ
る。
従来装置においては、物品の切欠き形成端でない側の端
面を基準面に当接させた状態で位相決め部材を切欠き形
成端に押圧係合させるようにしていたため、物品の長さ
が一定である場合には位相決め部材の基準面に対する相
対変位量によって切欠きと係合凸部とが係合したことを
確認することができるが、切欠きの深さよりも物品長さ
のばらつき量の方が大きい場合には係合を確認すること
ができず、このような物品の位相割出を確実に行うこと
ができなかった。
また、一般にかかる位相割出装置においては、物品を基
準面に押し付けるブツシャと、物品の切欠きに係合する
位相決め部材のそれぞれを、物品の割出位置への搬入後
に前進させ、割出位置からの搬出時に後退させる必要が
あり、従来においては、このためにブツシャ進退用のシ
リンダと、位相決め部材進退用のシリンダを別個に設け
ており、構造が複雑になる問題があった。
また、位相決め部材が物品に係入したことを検出するた
めにエアーを用いた複雑な検出機構が必要になる問題も
あった。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
で、切欠きの深さに対して長さのばらつき量が大きい円
筒状物品でも、位相決め部材の係合凸部が物品の切欠き
に係合したか否かを確実に確認できるようにするととも
に、物品の基準当接面に押圧するブツシャと位相決め部
材の進退を単一の駆動装置によって行なえるようにし、
さらに、位相決め部材の係合凸部が物品に係入したこと
を検出する検出器を、何らの付加機構なしに位相決め部
材から離間した位置に配設できるようにして、通常のリ
ミットスイッチ等の形状の大きな検出器を使用して保合
確認が行えるようにすることを目的とするものである。
本考案は、駆動装置によって押動されるブツシャにて物
品の切欠き形成端側でない側を押圧して物品の切欠き形
成端側を基準当接面に当接させるとともに、位相決め部
材を物品の基準当接面への押圧力よりも弱い力で物品の
切欠き形成端側へ押圧して物品の位相割出しを行うよう
にして、位相決め部材の係合凸部が物品の切欠きに係合
した時の位相決め部材の前進端位置が物品の長さのばら
つきに関わらず常に一定となるようにし、さらにこの位
相決め部材が前進側に位置する状態では位相決め部材の
変位に応じて旋回アームが回動するように前記位相決め
部材と駆動装置との間を旋回アームを介して連結し、こ
の旋回アームの変位によって前記位相決め部材の係合凸
部が物品の切欠きに係入したことを検出する検出器を設
けたことを特徴とするものである。
第1図において、11は本体10上に固着された物品保
持台で、この物品保持台10の上方には、位相決めの基
準となる複数の切欠きWaが一端に形成された円筒状の
物品Wを物品保持台11上に搬入する搬入シュート12
が配設され、回路の整列装置によって切欠きWaが一定
の側(第1図において右側)に来るように整列された物
品Wがこの搬入シュート12を介して物品保持台11上
に供給される。
この物品保持台11の左側には、シリンダ13によって
物品Wの中心軸線方向へ移動される可動軸14が物品保
持台11の物品Wの中心軸線と同心的に装架され、この
可動軸14の物品W側先端には、物品Wの左端に係合し
て物品Wを右方に移動させるブツシャ15が回転および
左方への相対移動が許容されて装着されており、このブ
ツシャ15と可動軸14との間にはブツシャ15を物品
W側へ押圧するスプリング16が縮設されている。
また、前記物品保持台11の右側には、左側面に基準当
接面17aを形成した基準部材17が物品保持台11上
の物品Wの中心軸線と同心的に回転可能に支持されてお
り、ブツシャ15の右進によって物品Wの切欠き形成端
である右端面が基準部材17の基準当接面17aに当接
する。
18は、基準部材17の中心に穿設された貫通穴19内
において回転および軸方向移動を許容されて装架された
位相決め軸で、この位相決め軸18の外径寸法は物品W
の内径寸法と外径寸法のほぼ中央値に設定されており、
左端外周には物品Wの切欠きWaに係合する係合凸部1
8aが突設されている。
一方、この位相決め軸18の右端部は、シリンダ20に
よって上下動されるラック21によって回転される歯車
軸22に軸方向移動のみが許容された状態で係合してお
り、位相決め軸18の外周に突設されたフランジ18b
と歯車軸22を支持する支持板23との間には、前記ス
プリング16よりも弱い力で位相決め軸18を左方へ押
圧するスプリング24が縮設されている。
また、位相決め軸18の下方には、位相決め軸18の外
周に突設されたフランジ18b、18cによって挾持さ
れるローラ25を上端部に枢着した旋回アーム26が旋
回可能に枢支されており、この旋回アーム26の枢点を
挾んで下方の端部には、本体10に取付けられたリミッ
トスイッチ28を作動させる作動片27が取付けられて
いる。
そして、位相決め軸18の先端外周に形成された係合突
部18aが物品Wの切欠きWaに係合して旋回アーム2
6が第1図に2点鎖線で示す位置まで反時計方向に旋回
した時にリミットスイッチ28を作動させるようになっ
ている。
さらに、この旋回アーム26の枢点よりも下方の位置に
は、シリンダ13によって可動軸14とともに物品Wの
中心軸線方向へ移動される作動軸29の右端に形成され
た係合フランジ29aの左側面に係合する突起30が突
設されており、ブツシャ15が左端に位置する時には、
旋回アーム26を実線で示す位置まで時計方向に旋回さ
せ、位相決め軸18を第1図に実線で示す位置まで後退
させるようになっている。
なお、31は基準当接面17aに当接する物品Wの回転
運動を規制するとともに、位相の割出しが完了した物品
Wを割出された位相状態を維持て作業位置まで搬送する
把持装置で、この把持装置31は第2図に示すように、
コの字状の基部32と、この基部31に枢支された物品
Wを基部32の下顎部上面32aとともに挾持する一対
の把持爪33と、この把持爪33を下方に押圧するスプ
リング34とによって構成され、シリンダ35によって
割出し位置と作業位置との間で往復動されるようになっ
ている。
また、36は把持爪33をスプリング34の発句に抗し
て開く押圧軸でシリンダ37によって上下動される。
物品Wの位相割出しを開始する時には、押圧軸36の下
降によって把持爪33が開かれた状態にあり、この状態
で、シリンダ13によって可動軸14と作動軸29が右
進される。
これにより物品保持台11上の物品Wが右進されて物品
Wの右端面がスプリング16の発句によって基準当接面
17aに当接されるとともに、位相決め軸18がスプリ
ング24の発句によって左進され、物品Wの右端に当接
せしめられる。
そして、この後、シリンダ37によって押圧軸36が上
昇されて物品Wが把持爪33と基部32とによって挾持
された後、シリンダ20によってラック21が上昇端ま
で上昇されると位相決め軸18がスプリング24によっ
て物品Wの右端に押圧された状態で所定の位相まで回転
される。
ラック21が上昇端まで移動すると回路の制御回路によ
ってリミットスイッチ28が作動状態にあるか否かを検
出して割出し完了時において位相決め軸18の係合凸部
18aが物品Wの切欠きWaに係合しているかどうかを
判別し、係合している場合のみシリンダ35を作動させ
て物品Wを作業位置へ搬送する。
一方、ラック21が上昇端まで上昇した時にリミットス
イッチ28が作動していない場合にはラック21を一旦
下降させた後、再び上昇させ、これによってもリミット
スイッチ28が作動しない場合には、物品Wの切欠きW
aに異常があるものとして異常を報知し、以上述べたよ
うに本考案においては、物品の切欠き形成端側を所定の
力で基準当接面に押圧しておくとともに、この状態で位
相決め部材を物品の基準当接面への押圧力よりも弱い力
で物品の切欠き形成端側へ押圧して物品の位相割出しを
行うようにして、位相決め部材の係合凸部が物品の切欠
きに係合した時の位相決め部材の前進端位置が物品の長
さのばらつきに関わらず常に一定となるようにしたので
、切欠きの深さに対して長さのばらつぎ量が大きい円筒
状物品を位相割出しする場合でも割出動作後における位
相決め部材の軸方向位置によって、位相決め部材の保合
凸部が物品の切欠きに係合しているか否かを確実に検出
することができ、位相割出しが正常に行われたか否かを
確実に検出できる利点がある。
また、本考案においては、位相決め部材が前進側に位置
する状態では位相決め部材の変位に応じて旋回アームが
回動するように、前記位相決め部材とブツシャ移動用の
駆動装置との間を連結し、この旋回アームの回転位置に
よって位相決め部材の係合部が物品の切欠きに係合した
ことを検出するようにしたので、物品を基準当接面に押
圧するブツシャと位相決め部材の進退とを単一の駆動装
置によって行うことができるだけでなく、係合確認用の
検出器を付加機構を設けることしに、位相決め部材から
離れた位置に配設することができ、形状の大きな通常の
リミットスイッチによって保合確認が行える利点がある
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は位相割出
装置の構成を示す縦断面図、第2は第1図における■−
■線断面矢視図である。 11・・・・・・物品保持台、13,20・・・・・・
シリンダ、14・・・・・・可動軸、15・・・・・・
ブツシャ、16゜24.34・・・・・・スプリング、
17・・・・・・基準部材、18・・・・・・位相決め
軸、21・・・・・・ラック、22・・・・・・歯車軸
、25・・・・・・ローラ、26・・・・・・旋回アー
ム、28・・・・・・リミットスイッチ、29・・・・
・・操作軸、31・・・・・・把持機構、W・・・・・
・物品。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 端部に凹状の切欠きを有する円筒状物品を前記切欠きを
    基準として特定の位相状態に割出すための装置であって
    、前記物品を保持する保持台と、この保持台に保持され
    た前記物品の切欠き形成端側に配設され前記物品の切欠
    形成端が当接する基準当接面を形成した基準部材と、前
    記物品の他端に係合し前記物品の切欠き形成端を前記基
    準当接面に当接させるブツシャと、前記ブツシャの物品
    方向への前進移動時にはスプリングを介して押圧力を付
    与し後退時には前記ブツシャを直接移動させる駆動装置
    と、前記基準当接面に当接する前記物品の中心軸線回り
    の回転を規制する制動機構と、前記基準部材内において
    前記物品の中心軸線と同軸的に回転および軸方向移動を
    許容されて装架され前記物品側の端部外周に前記切欠き
    と係合する保合凸部を形成した位相決め部材と、この位
    相決め部材を前記スプリングより弱い力で前記物品側へ
    押圧して前記位相決め部材の保合凸部が前記物品に形成
    された切欠きに対応したときに前記位相決め部材を前記
    物品側へ移動させる押圧機構と、前記位相決め部材を前
    記制動機構よりも大きな力で所定の位相状態まで回動さ
    せる回動装置と、前記位相決め部材の軸線を通る平面内
    に回動可能に枢支され、一端が前記位相決め部材と係合
    する旋回アームと、前記駆動装置によって前記ブツシャ
    と同一方向に移動され前記ブツシャの後退移動の途中か
    ら前記旋回アームの他端部と係合して前記位相決め部材
    が後退する方向に前記旋回アームを旋回させる係合部を
    形成した操作軸と、この旋回アームの旋回位置により前
    記位相決め部材の保合凸部が前記物品に係合したことを
    検出する検出装置とによって構成されることを特徴とす
    る位相割出装置。
JP17138479U 1979-12-10 1979-12-10 位相割出装置 Expired JPS6012676Y2 (ja)

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JP17138479U JPS6012676Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 位相割出装置

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JP17138479U JPS6012676Y2 (ja) 1979-12-10 1979-12-10 位相割出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5689436U JPS5689436U (ja) 1981-07-17
JPS6012676Y2 true JPS6012676Y2 (ja) 1985-04-24

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