JPS60125302A - 制振性のすぐれた強磁性複合焼結材料 - Google Patents
制振性のすぐれた強磁性複合焼結材料Info
- Publication number
- JPS60125302A JPS60125302A JP23407983A JP23407983A JPS60125302A JP S60125302 A JPS60125302 A JP S60125302A JP 23407983 A JP23407983 A JP 23407983A JP 23407983 A JP23407983 A JP 23407983A JP S60125302 A JPS60125302 A JP S60125302A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration damping
- sintered body
- ferromagnetic
- surface layer
- damping capacity
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、すぐれた制振性と強磁性を具備し、特にこ
れらの特性が要求されるソレノイドパルプなどの製造に
用いるのに適した複合焼結材料に関するものである。
れらの特性が要求されるソレノイドパルプなどの製造に
用いるのに適した複合焼結材料に関するものである。
一般に、例えば各種の調節弁、特に開閉回数の激しい調
節弁としてソレノイドパルプが多用されていることは良
く知られるところである。
節弁としてソレノイドパルプが多用されていることは良
く知られるところである。
従来、とのソレノイドパルプ、特にそのプランジャーの
製造には、強磁性の軟鋼が使用されているが、軟鋼は制
振性の低いものであるため、ソレノイドパルプの作動中
におけるプランジャーによる騒音はかなりのものとなる
。
製造には、強磁性の軟鋼が使用されているが、軟鋼は制
振性の低いものであるため、ソレノイドパルプの作動中
におけるプランジャーによる騒音はかなりのものとなる
。
そこで本発明者等は、上述のような観点から、外部磁場
中においてもすぐれた制振性を示す強磁性材料を開発す
べく研究を行なった結果、まず、通常の粉末冶金法によ
ってFeまたはFe合金などの強磁性材料で焼結体を製
造し、この場合前記焼結体の空孔率を、望ましくは10
〜30係とし、 ついで、前記焼結体の表面部を拡孔化し、かつ空孔を連
続化するために、前記焼結体の表面にエツチングなどの
処理を施し、この結果形成された表面部層においては、
その空孔率を30〜60係、その層厚を0.05 ta
n〜体積比に占める30%の層厚にするのが望ましい。
中においてもすぐれた制振性を示す強磁性材料を開発す
べく研究を行なった結果、まず、通常の粉末冶金法によ
ってFeまたはFe合金などの強磁性材料で焼結体を製
造し、この場合前記焼結体の空孔率を、望ましくは10
〜30係とし、 ついで、前記焼結体の表面部を拡孔化し、かつ空孔を連
続化するために、前記焼結体の表面にエツチングなどの
処理を施し、この結果形成された表面部層においては、
その空孔率を30〜60係、その層厚を0.05 ta
n〜体積比に占める30%の層厚にするのが望ましい。
引続いて、上記焼結体に合成樹脂を含浸させると、合成
樹脂が表面部層に多く含浸されることになることから、
密度の高い焼結体の内部によって強磁性が確保され、一
方前記合成樹脂含浸の表面部層によってすぐれた制振性
が確保されるようになるという知見を得たのである。
樹脂が表面部層に多く含浸されることになることから、
密度の高い焼結体の内部によって強磁性が確保され、一
方前記合成樹脂含浸の表面部層によってすぐれた制振性
が確保されるようになるという知見を得たのである。
この発明は、上記知見にもとづいてなされたものであっ
て、表面部層が内部に比して空孔率が高く、かつ表面部
層の空孔が連続した2層構造の強磁性焼結体の前記表面
部層に合成樹脂を含浸してなる制振性のすぐれた強磁性
複合焼結材料に特徴を有するものである。
て、表面部層が内部に比して空孔率が高く、かつ表面部
層の空孔が連続した2層構造の強磁性焼結体の前記表面
部層に合成樹脂を含浸してなる制振性のすぐれた強磁性
複合焼結材料に特徴を有するものである。
なお、この発明の強磁性複合焼結材料においては、上記
のように内部の空孔率を10〜30俤とするのが望まし
いが、これは、空孔率が10係未満では割振性に低下傾
向が現われるようになるからであシ、一方3′0チを越
えた空孔率にすると、所望のすぐれた強磁性を確保する
ことができないという理由によるものである。
のように内部の空孔率を10〜30俤とするのが望まし
いが、これは、空孔率が10係未満では割振性に低下傾
向が現われるようになるからであシ、一方3′0チを越
えた空孔率にすると、所望のすぐれた強磁性を確保する
ことができないという理由によるものである。
また、表面部層の空孔率に関して、その空孔率が30係
未満では、空孔が完全に連続孔とはならず、合成樹脂の
含浸が困難となって所望の割振性を確保することができ
ず、一方60%を越えた空孔率にすると、強磁性が低下
するようになることから、表面部層の空孔率としては、
30〜60%とするのが望ましいのである。
未満では、空孔が完全に連続孔とはならず、合成樹脂の
含浸が困難となって所望の割振性を確保することができ
ず、一方60%を越えた空孔率にすると、強磁性が低下
するようになることから、表面部層の空孔率としては、
30〜60%とするのが望ましいのである。
さらに、表面部層の層厚については、その層厚が0.0
5m+未満では所望の制振性が得られず、一方体積比に
占める割合で30%を越えた層厚にすると、すぐれた強
磁性を確保することが困難になるという理由で、その望
ましい範囲f 0.05 m〜体積比に占める割合で3
0係の層厚としたのである。
5m+未満では所望の制振性が得られず、一方体積比に
占める割合で30%を越えた層厚にすると、すぐれた強
磁性を確保することが困難になるという理由で、その望
ましい範囲f 0.05 m〜体積比に占める割合で3
0係の層厚としたのである。
つぎに、この発明の複合焼結材料を実施例により具体的
に説明する。
に説明する。
実施例
原料粉末として、平均粒度: −100meshのre
粉末、同一100meshのF′e−P合金(p:0.
6%含有)粉末、同一150meshのPe−8i合金
(sl:30係含有)粉末、および同一200mesh
のFe−M合金(M: 50%含有)粉末を用意し、こ
れら原料粉末全それぞれ第1表に示される配合組成に配
合し、ボールミルにて混合した後、0.6〜3t、o
n/cJの範囲内の所定圧力にて幅:6膿×長さ:10
0mX厚さ=4闘の寸法をもった圧粉体に成形し、つい
でこれらの圧粉体を同じく第1表に示される条件で焼結
して焼結体とし、引続いてこれらの焼結体に10 ’I
HC1水溶液中に2〜10分の範囲内の所定時間浸漬
のエツチング処理を施して、その表面部に連続空孔を形
成し、さらにこの結果得られた焼結体の内部および表面
部層の空孔率、並びに連続空孔の形成された表面部層の
層厚を測定した後、真空中で硬化剤を加えた液状エポキ
シ樹脂を前記表面部層に含浸させることに呵って本発明
複合焼結材料1〜10をそれぞれ製造した。
粉末、同一100meshのF′e−P合金(p:0.
6%含有)粉末、同一150meshのPe−8i合金
(sl:30係含有)粉末、および同一200mesh
のFe−M合金(M: 50%含有)粉末を用意し、こ
れら原料粉末全それぞれ第1表に示される配合組成に配
合し、ボールミルにて混合した後、0.6〜3t、o
n/cJの範囲内の所定圧力にて幅:6膿×長さ:10
0mX厚さ=4闘の寸法をもった圧粉体に成形し、つい
でこれらの圧粉体を同じく第1表に示される条件で焼結
して焼結体とし、引続いてこれらの焼結体に10 ’I
HC1水溶液中に2〜10分の範囲内の所定時間浸漬
のエツチング処理を施して、その表面部に連続空孔を形
成し、さらにこの結果得られた焼結体の内部および表面
部層の空孔率、並びに連続空孔の形成された表面部層の
層厚を測定した後、真空中で硬化剤を加えた液状エポキ
シ樹脂を前記表面部層に含浸させることに呵って本発明
複合焼結材料1〜10をそれぞれ製造した。
ついで、この結果得られた本発明複合焼結材料1〜10
について、強磁性を評価する目的で磁場:50エルステ
ツドでの磁束密度、並びに制振性を評価する目的で内耗
値(Q””)?測定した。これらの測定結果をμm表に
合せて示した。また第1表には比較の目的で軟鋼の測定
結果も示した。
について、強磁性を評価する目的で磁場:50エルステ
ツドでの磁束密度、並びに制振性を評価する目的で内耗
値(Q””)?測定した。これらの測定結果をμm表に
合せて示した。また第1表には比較の目的で軟鋼の測定
結果も示した。
第1表に示される結果から、本発明複合焼結材料1〜1
0は、軟鋼に相当、あるいはこれより低い強磁性を示し
ているが、実用に供するのに十分なものであシ、一方、
割振性に関しては軟鋼に比して一段とすぐれたものであ
ることが明らかである。
0は、軟鋼に相当、あるいはこれより低い強磁性を示し
ているが、実用に供するのに十分なものであシ、一方、
割振性に関しては軟鋼に比して一段とすぐれたものであ
ることが明らかである。
上述のように、この発明の複合焼結材料は、すぐれた制
振性を有し、かつ実用上十分な強磁性を具備しているの
で、特にこれらの特性が要求されるソレノイドバルプな
どとして用いた場合にすぐれた性能を発揮するのである
。
振性を有し、かつ実用上十分な強磁性を具備しているの
で、特にこれらの特性が要求されるソレノイドバルプな
どとして用いた場合にすぐれた性能を発揮するのである
。
出願人 三菱金属株式会社
代理人 富 1)和 夫 外1名
Claims (1)
- 表面部層が内部に比して空孔率が高く、かつ表面部層の
空孔が連続した2層構造を有する強磁性焼結体に、合成
樹脂を含浸してなる制振性のすぐれた強磁性複合焼結材
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23407983A JPS60125302A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 制振性のすぐれた強磁性複合焼結材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23407983A JPS60125302A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 制振性のすぐれた強磁性複合焼結材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60125302A true JPS60125302A (ja) | 1985-07-04 |
Family
ID=16965267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23407983A Pending JPS60125302A (ja) | 1983-12-12 | 1983-12-12 | 制振性のすぐれた強磁性複合焼結材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60125302A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6270503A (ja) * | 1985-09-05 | 1987-04-01 | Agency Of Ind Science & Technol | Zn−22Al超塑性合金粉末を用いた複合磁性材料及びその成形方法 |
JPS62287004A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-12 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 磁石 |
JPH02301501A (ja) * | 1989-05-16 | 1990-12-13 | Nippon Steel Corp | 鉄系衝撃吸収材およびその製造方法 |
JPH0317202A (ja) * | 1988-12-14 | 1991-01-25 | Toyota Motor Corp | 焼結防振合金の製造方法及び焼結部品の製造方法 |
WO2016165894A1 (de) * | 2015-04-15 | 2016-10-20 | Thyssenkrupp Presta Teccenter Ag | Nockenwelle |
JP2020085004A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 日立化成株式会社 | 金属制振材料 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5246309A (en) * | 1975-10-13 | 1977-04-13 | Onkyo Corp | Silent metallic material |
JPS52139609A (en) * | 1976-05-19 | 1977-11-21 | Hitachi Ltd | Damping material and its preparation |
JPS5332806A (en) * | 1976-09-08 | 1978-03-28 | Hitachi Ltd | Production of damping material |
-
1983
- 1983-12-12 JP JP23407983A patent/JPS60125302A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5246309A (en) * | 1975-10-13 | 1977-04-13 | Onkyo Corp | Silent metallic material |
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6270503A (ja) * | 1985-09-05 | 1987-04-01 | Agency Of Ind Science & Technol | Zn−22Al超塑性合金粉末を用いた複合磁性材料及びその成形方法 |
JPH0534401B2 (ja) * | 1985-09-05 | 1993-05-24 | Kogyo Gijutsuin | |
JPS62287004A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-12 | Seiko Instr & Electronics Ltd | 磁石 |
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JP2020085004A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 日立化成株式会社 | 金属制振材料 |
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