JPS6012447B2 - 練条機のスライバ−太さ斑自動制御装置 - Google Patents

練条機のスライバ−太さ斑自動制御装置

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JPS6012447B2
JPS6012447B2 JP12628981A JP12628981A JPS6012447B2 JP S6012447 B2 JPS6012447 B2 JP S6012447B2 JP 12628981 A JP12628981 A JP 12628981A JP 12628981 A JP12628981 A JP 12628981A JP S6012447 B2 JPS6012447 B2 JP S6012447B2
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清治 井筒
裕典 安田
芳春 戸本
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Howa Machinery Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01HSPINNING OR TWISTING
    • D01H5/00Drafting machines or arrangements ; Threading of roving into drafting machine
    • D01H5/18Drafting machines or arrangements without fallers or like pinned bars
    • D01H5/32Regulating or varying draft
    • D01H5/38Regulating or varying draft in response to irregularities in material ; Measuring irregularities
    • D01H5/42Regulating or varying draft in response to irregularities in material ; Measuring irregularities employing electrical time-delay devices

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は綾条機のスラィバー太さ斑自動制御装置に関す
るもので、詳しくは練条機の本体ドラフト部にスラィバ
ーを送り込む以前にスラィバー太さ斑を除去するように
した形式のスラィバー太さ斑自動制御装置に関するもの
である。
従来、この種のスラィバー太さ斑自動制御装置としては
、綾条機の本体ドラフト部の上流側にメジャーリングロ
ーラを用いた機械的な太さ斑検出装置を配設し、この太
さ斑検出装魔より上流側に調整ドラフト部を配設したも
のや、本体ドラフトタ部の上流側に調整ドラフト部を配
談し、この調整ドラフト部より上流側にメジャーリング
ローラを用いた太さ斑検出装置を配殻したものが提案さ
れている。
ところが、前者のものにあっては、太さ斑検出装置の検
出値によってスラィバ−の太さ斑をフィードバック制御
するものである為「スラィバ−が太さ斑制御部から検出
部に達する迄に大きな時間遅れがあり、太さ斑の状態が
どうなっているかわからない上流のスラィバ−の太さ斑
を制御するものであるので短区間斑を検出した場合には
かえってスラィバ−の太さ斑を増大させることがあり、
精度の高いスライバ−太さ斑修正を行うことはできなか
った。上記時間遅れは太さ斑検出装置と調整ドラフト部
の間隔が大きい程大きくなる為、太さ斑検出装置を調整
ドラフト部にできるだけ近接させることが好ましいが、
たとえ太さ斑検出装置を調整ドラフト部に近接させて配
設したとしても、今日のように縁出速度が高速化(例え
ば300の′min以上)されている状況においてはス
ラィバーの太さ斑を高い精度で修正することは困難であ
った。また、前者のものにあっては「調整ドラフト部か
ら送り出される薄板状のスラィバーを集東してメジャー
リングローラで挟圧し、然る後この紬幅のスラィバーを
再び薄板状に舷関して本体ドラフト部に送り込むように
なっているので、太さ斑検出装置としてのメジャーリン
グローラと調整ドラフト部との間隙が必然的に大きくな
って太さ斑修正の精度が悪くなりちまたスラィバーを袋
東、拡関する為に主ドラフト部と調整ドラフト部間の距
離が長くなって機台長さが長くなり、しかもこの距離を
相当長くしたとしてもスライバーを元の状態に均一に拡
関することが難しいので、このスラィバーの集東、舷開
の際にスライバ−に乱れを生じてスラィバーの品質が悪
くなり、特に織出速度が遠い場合には大きな問題であっ
た。次に、後者のものにあっては、太さ斑検出装置の検
出値によってスライバーの太さ斑をフイードホワード制
御するようになっているので、調整ドラフト部によって
太さ斑の修正を行った後のスライバ−の確認をすること
ができず、調整ドラフト部でのトラブルを把握し得ない
問題があり、また太さ斑検出装置に極めて高い応答性が
要求されるので、特にスラィバー太さの中、長区間斑の
修正を正確に行い難い問題もあった。また、後者のもの
4にあっては前者のものと同じようにクリールから送り
出されるスラィバーを集東器で繁東して溝付ローラと押
圧ローラで挟圧し、然る後拡開装置で拡開して本体ドラ
フト部に送り込むようになっているので、太さ斑検出装
置と調整ドラフト部との間の距離が長くなり、これによ
りスラィバーの太さ斑検出部分が太さ斑修正箇所に到る
迄の時間がスラィバ−の紡出速度の変化によって大きく
変化して太さ斑検出部分の太さ斑修正をタイミング良く
行うことが困難であり、しかもスライバーを築東器や拡
開装置を用いて築東、拡開する際にスラィバ−に乱れを
生じてスラィバ−の品質が悪くなり、特にスライバーの
織出速度が速い場合には大0さな問題があった。更にま
た、上記前者、後者の両方とも本体ドラフト部における
トラブルの検出は全く不可能であり、最終的な紡出スラ
イバーの太さ斑を正確かつ確実に修正し得ない問題もあ
った。そこで本発明は上記従来装置の問題点を解決する
ことを目的とし、織出速度が速い場合でも本体ドラフト
部から織出された後の綾出スラィバーの太さ斑を短区間
斑から長区間斑までの広い範囲に亘って良好にかつ確実
に修正することができ、極めて品質の高い薮出スラィバ
ーを生産し得るようにした糠条機のスラィバー太さ斑自
動制御装置を提供しようとするものである。
即ち、本発明の練条機のスラィバー太さ斑自動制御装置
は、本体ドラフト部より上流側に「 この本体ドラフト
部に同調して回転可能な前側。ーラ対とこの前側ローフ
対に対して変速回転可能な後側ローラ対から成る調整ド
ラフト部を付設し、本体ドラフト部より下流側と前記調
整ドラフト部より上流側には夫々スラィバーの太さ斑を
検出する太さ斑検出装置を配談し「更に前記後側ローラ
対の回転速度を前記下流側の太さ斑検出装置の検出値に
よってフィードバック制御すると共に上流側の太さ斑検
出装置の検出値によってフィードホワード制御してスラ
ィバーの太さ斑を修正するように構成した制御装置を付
設したことを特徴としている。次に本願の実施例を図面
に基いて詳しく説明する。
第‘図はスラィバー太さ斑自動制御装置1を備えた練条
機の概略を示している。
この練条機において、2は主フレームでトこの主フレー
ム2に対して着脱自在に取付けられた後述の補助フレー
ムと共に練条機本体3を構成している。4は主フレーム
2の後方に蓮設されたクリールで、クリール本体5、ク
リールローラ6及び支柱7等によって構成されている。
このクリール4のクリールローラ6はスラィバー太さ斑
自動制御装置1を備える関係上後述のディフアレンシャ
ル変速機の出力鱗に連繋されて各デリベリー毎に回転駆
動されるようになっているが、クリール4のその他の構
成はこの種のスライバー太さ斑自動制御装置1を備えな
い従来の練条機のものと同じで良い。また、1ヘッド1
デリベリーの場合にはクリール4は従来の練条機のもの
と同じで良い。8は本体ドラフト部、9はカレンダーロ
ーラ、1川まバックシャフトで、これらは第2図に示す
ように上記王フレ−ム2に菱設されている。
上記本体ドラフト部8はフロントローラ8a、セカンド
ローラ8b、バックローラ8c等から成る4オーバー3
方式のものが示されているが、この方式のものに限定さ
れるものではなく、他のどのような方式のものであって
も構わない。上記本体ドラフト部8、カレンダーローラ
9、バックシャフト10‘ま第4図に示すようにメイン
モータ11によって公知の如く回転されるようになって
いる。12は第2図に示すように上記本体ドラフト部8
とカレンダーローラ9間に配議されたトランペットで、
主フレーム2に対して着脱自在に取付けられている。
このトランペット12は後述するスラィバー太さ斑自動
制御装置1の太さ斑検出装置としての空気マイクロメー
タを兼ねている。13,14はニューマ−装置である。
以上に示した構成は一部を除いてスラィバ−太さ斑自動
制御装置1を備えない第5図に示すような一般の練条機
のものと同じもので良く、スラィバー太さ斑自動制御装
置1を備えるが為に第5図の練条機のものと異なる点は
バックシャフト10とクリールローラ6との間の伝動関
係、トランペット12の構造、ニューマー装置13の後
板に蓮通口13aを設けたこと、主フレーム2に補助フ
レーム取付用の雌ねじ孔2aを設けたことぐらいである
。次に上記のような練条機に備えられたスラィバー太さ
斑自動制御装置1について説明する。
先ず、上記主フレーム2の後面に補助フレーム15の当
て面15aが当授されて上記雌ねじ孔2aに螺合された
取付ボルト16によって一体に固着されている。この補
助フレーム15はニューマー装置14等と干渉すること
のないように形成され、既設の練条機にも少ない費用で
簡単に取付け得るようになっている。また、この補助フ
レーム15は第1図に示すように本体ドラフト部8とク
リールローラ6との間の遊び空間内に配設され、この補
助フレーム15の取付けによって練条機全体の長さが長
くなることのないようにしてある。更にまた、補助フレ
ーム15は主フレーム2に無理な荷重を加えないように
支柱17によって支持されているが、この支柱は予め主
フレーム2に充分な強度をもたせることによって省くこ
とができる。上記補助フレーム15にはスラィバ‐導通
空間18が形成され、このスラィバー導通空間18内に
調整ドラフト部19が配設されている。この調整ドラフ
ート部19は当然のことながら上記本体ドラフト部8よ
り上流側に位置され、第2図に示すように僅かな間隔を
あげて回転可能に支持されている前側ローラ対20と後
側ローラ対21とから構成されている。この前側ローラ
対20の下ローラ20aは上記バックシャフト10の回
転に伴い第2図において反時計回り方向へ回転されるよ
うにタイミングベルト22等によってバックシャフト1
0に連繋されている。このバックシャフト10の回転速
度は公3印のように本体ドラフト部8におけるドラフト
率の変更に応じて変更されるので、調整ドラフト部19
の前側ローラ対20の回転速度は本体ドラフト部8のバ
ックローラ8cの回転速度の変化に同調して変更される
。従って、本体ドラフト部8でのドラフトチェンジが行
われてもこの本体ドラフト部8と前側ローラ対20間の
スラィバーに適当な大きさのフィードテンションが加え
られる。また、上記前側ローラ対20の下方ローラ20
aは補助フレーム15に固定的に取付けられたディフア
レンシャル変速機23の入力軸に図示を省略した歯車等
を介して連繋されている。上読後側ローラ対21の下ロ
ーラ21aは上記ディフアレンシヤル変速機23の出力
軸に図示を省略した歯車等を介して連繋されている。上
記ディフアレンシャル変速機23の制御軸はこのデイフ
アレンシヤル変速機23と一体的に設けられているサー
ボモータ26の回転軸に連繋され、このサーボモータ2
6の回転軸の回転速度の変更によって後側ローラ対21
の回転速度を前側ローラ対20に対して変速し得るよう
になっている。このサーボモータ26の回転が停止され
ているとき上記調整ドラフト部15のドラフト比は例え
ば1.4に設定され、スラィバ−の太さが正常な場合に
はこの基準ドラフト比でドラフトされるようになってい
る。次に「上記本体ドラフト部8より下流側には本体ド
ラフト部覇から紡出されたスラィバーの太さ斑を検出す
る為の太さ斑検出装置として例示する空気マイクロメー
タ27が配設されている。この空気マイクロメー夕27
は上記トランペット12によって構成されており「その
為トランペット畳2はトランペット本体亀23のスライ
バー導通孔亀2bに測定孔亀2cが関口され、スラィバ
ー導通孔奪2bを通過する際の測定孔亀2c部分の空気
圧を測定することによってスラィバーの太さ斑を検出し
得るようになっている。上記空気マイクロメータ27は
従来の練条機のトランペットとの互換性を有するように
構成すれば良い。次に、上記調整ドラフト部亀2より上
流側には後側ローラ対21との間に適当な間隔をあげて
テンションローラ対2区が配設されている。このテンシ
ョンローラ対281ま補助フレーム亀5‘こ支持されト
その下oーラは上記デイフアレンシヤル変速機23の出
力軸に連繋されている。このテンションローラ対28は
後側ロ−ラ対2竃との間のスラィバーにテンションを付
与して次に示す静電容量型検出器による太さ斑検出を良
好に行えるようにしているが、ガイド等を用いてスラィ
バーに適当なテンションを付与するようにすることによ
って省いても構わない。上記調整ドラフト部亀9の後側
ローラ対21とテンションローラ対28間には調整ドラ
フト部19に供給されるドライバ−の太さ斑を検出する
為の太さ斑検出装置として例示する静電容量型検出器2
9が補助フレーム15に取付けられることによって配設
されている。この静電容量型検出器29はスラィバ−に
物理的変形を与えることなくしかも極めて応答性高くス
ラィバーの太さ斑を検出し得る特性を有している。この
静電容量型検出器29は可及的に後側ローフ対21に近
づけた方がスラィバー速度の変動に伴なうスラィバーの
太さ斑検出から太さ斑調整までの間の時間遅れの変動を
小さくすることができて好ましい。更に、上記スラィバ
ー太さ斑自動制御装置1には後側oーラ対21の前側ロ
ーラ対20に対する速度比を上記空気マイクロメータ2
7の検出値によってフィードバック制御すると共に静電
容量型検出器29の検出値によってフィードホワード制
御してスラィバ−の太さ斑を修正するようにした制御装
置30が付設されている。この制御装置30‘ま第1図
に示すように主フレーム2とクリール本体5に取付ける
ことによってクリール本体5下方の遊び空間に配設され
ている。この制御装置3川ま第4図に示すように構成さ
れている。この制御装置301こおいて「 31は空気
マイクロメータ27の検出値を電気信号に変換する空軍
変換器、32は空電変換器31からの検出値が所望の紙
出スラィバー大乱こ対応した値となるようにその設定値
を設定するスラィバー重量設定器も33はディフアレン
シヤル変速機23の入力軸の回転速度を検出する定速タ
コメータ「 34は定速タコメ−夕33の検出値を電圧
値に変換するF−V変換器ト35はスラィバー重量設定
器32からの設定値とF−Y変換器3母からの検出値の
和と空電変換器3軍からの検出値との偏差に対応して出
力信号を発信する制御増幅器である。また〜 36は後
側ローラ対28の回転速度を検出する調整タコメータト
37は静電容量型検出器29の検出値の検出時間を調整
夕コメータ36の検出値に応じた時間だけ遅らせる遅延
装置で、この遅延装置37の遅延作用によって、後側ロ
ーラ対2角が大きく変速されるときでも静電容量型検出
器29によるスラィバーの太さ斑検出箇所を調整ドラフ
ト部翼9において正確に太さ斑修正し得るようになって
いる。38は遅延装置37からの検出値をサーボモー夕
26からの信号とF−V変換器3亀からの信号との和と
比較して出力信号を発信する制御増幅器〜 39は上誌
制御増幅器35,38の出力信号を増幅してサーボモー
タ26を作動させるアンプである。
なお、第2図において「40‘ま補助ニューマ−装置で
、上記ニューマー装置13の蓮通□13aに蓮通されて
いる。41は調整ドラフト部19とテンションローラ対
28との掃除を行うクリーナーで、補助フレーム15に
袋設されている。
42はカバーで、上方へ大きく開放し得るようになって
いる。
上記礎成のものにあっては、これを用いてスラィバーの
紡出を行う場合にはクリール4から引出した多数本のス
ラィバーを平板状に集め、この平板状のスラィバーをテ
ンションローラ対28、静電容量型検出器29、調整ド
ラフト部19の間に瓶に通した後、本体ドラフト部8及
びトランベット12のスラィバー導通孔12bに通して
紙出運転を行う。
この紙出運転によって本体ドラフト部8から送り出され
た紙出スライバーはトランペット12のスライバ−導通
孔12b内をそのときの紡出速度で移送されるが、この
場合スライバーはスライバー導通孔12bで絞られてそ
のときのスラィバ太さに対応した含有空気を排出し、こ
の排出空気が空気マイクロメータ27の測定孔21cに
作用する。この排出空気の単位時間当たりの量はそのと
きの紙出速度に対応した値となるように変化するので、
空気マイクロメータ27はスラィバー太さと織出速度に
対応した検出値を検出し、この検出値が空電変換器31
を介して制御増幅器35へ送られる。この制御増幅器3
5には定速タコメータ33によって検出された紙出速度
に対応した検出値がF−V変換器34を介して送られ、
また予め設定されたスライバー重量設定器32の設定値
が送られる。そして、この制御増幅器35が空気マイク
ロメータ27からの検出値を定速タコメータからの検出
値に基し、てスラィバー太さのみに対応した検出値に補
正してこの補正値と上記設定値を比較し、その偏差が零
になるような方向へサーボモータ26を回転させる出力
信号を発信する。この出力信号によってサーボモータ2
6の回転が制御されてディフアレンシヤル変速機23の
変速比が変更され、これにより調整ドラフト部19のド
ラフト比が変更されて紡出スラィバ−の太さが予めスラ
イバー重量設定器32で設定された所望の値となるよう
にスラィバーの太さをフィードバック制御する。従って
、紙出スライバーの太さ斑特に中、長区間滋が確実に除
去される。上記のように本体ドラフト部8の下流側のト
ランペット12部分でスラィバーの太さ斑を検出してス
ラィバーの太さ斑を修正するので、本体ドラフト部8に
おけるドラフトチェンジとは無関係にスラィバーの太さ
斑を修正することができる。一方、静電容量型検出器2
9は調整ドラフト部19に供給される供V給スラィバー
の太さ斑を検出し、この検出値が遅延装置37に送られ
る。また、調整タコメータ36は後側ローラ対21の回
転速度則ち供給スラィバーの移行速度を検出し、この検
出値が上記遅延装置37に送られる。この遅延装置37
は上記静電容量型検出器29からの検出値を調整タコメ
ータ36からの検出値に対応した時間だけ遅らせて出力
し、この時間遅れの検出値が制御増幅器38に送られ、
この検出値が調整ドラフト部19におけるドラフト比に
対応した設定値と比較してその偏差に対応した出力信号
を発信する。なお、この制御増幅器38にはサーボモー
タ26からの速度検出値とF−V変換器34からの速度
検出値が送られて上記出力信号が補正される。この制御
増幅器38の出力信号によってサーボモータ26の回転
が制御されてディフアレンシャル変速機23の変速比が
変更され、これにより調整ドラフト部のドラフト比が予
め設定れている供給スライバ−の太さに対応した値とな
るように変更されて調整ドラフト部通過直後のスラィバ
ーの太さ斑が無くなるようにスライバ−の太さをフイー
ドホワード制御する。上記静電容量型検出器29の検出
値に基づく調整ドラフト部19の制御は供給スラィバー
の移行速度に応じた適当な時間だけ遅れて行われるので
、供給スラィバーの移行速度が種々異なる速さに変更さ
れた場合でも常に静電容量型検出器29によるスラィバ
ーの太さ斑検出箇所を調整ドラフト部19で正確に太さ
斑修正することができ、スラィバーの短区間斑をも正確
かつ確実に除去することができる。また、上記のように
調整ドラフト部19で太さ斑修正されたスラィバーが本
体ドラフト部8に供給されるので、スラィバーの紡出速
度が速い場合でもドラフト斑の発生を少なくすることが
できる。また、静電容量型検出器29でもつてスラィバ
ーの太さ斑を検出しているので、スラィバーの紡出速度
が速い場合でもスラィバーの太さ斑検出の為にスラィバ
ーの繊維平行度を乱すようなことがなく、スラィバ−の
太さ斑修正を良好に行うことができ、しかも太さ斑検出
位置と太さ斑修正位置との間隔を極めて小さくすること
ができてスラィバーの太さ斑修正を極めて正確に行うこ
とができる。更にまた、上記スラィバーの太さ斑修正は
調整ドラフト部19の後側ローラ対21およびこれより
上流側部分を変速するようにしたので、変速に伴なう負
荷が小さくなって太さ斑修正を少ない動力でスムーズに
行うことができる。次に、上記礎成のものにあっては、
これを製造する場合、第3図に示すように主フレームか
ら離脱した状態の補助フレーム15に調整ドラフト部1
9、テンションローラ対28、静電容量型検出器29、
デイフアレンシヤル変速機23、サーボモータ26等を
装設してこれらをユニットとして製造する。
また、主フレーム2には本体ドラフト部8「カレンダー
ローラ9、バックシャフト10、ニューマ−装置13,
14等を槌付けて主フレーム2側部分を製造する。この
主フレーム2側部分の構成は、この種のスラィバー太さ
斑自動制御装置を備えない一般の練条機のものと実質的
に同一で良い。従って、この主フレーム2側部分は一般
の練条機のものを兼用することができ、量産効果による
コスト低減を図ることがでる。また、空気マイクロメー
タ27を兼ねているトランペット12、制御装置30、
クリール母を別途製造する。そして、上記主フレーム2
に補助フレーム15、トランペット12、制御装置30
及びクリール4を取付け、その後バックシャフト10と
ディフアレンシャル変速機23の入力鞠問やテンション
ローラ対28の下ローラ28aとクリールロ−ラ6間の
伝動関係部分を絹付けることによってスラィバ−太さ斑
自動制御装置1を組立ることができる。このように各要
素を主フレーム2に取付けることでもつてスラィバー太
さ斑自動制御装置1を絹立てることができるので、既設
の練条機にでも必要に応じて極めて少ない費用で実施す
ることができ、しかもその改造は短期間の間に行える利
点がある。即ち、第5図はこの種のスライバ−太さ斑自
動制御装置を備えなし、練条機を示すものであるが、こ
の第5図と第2図を比較すれば明らかなように、この練
条機のフレーム2Aに補助フレーム取付用の雌ねじ孔を
設けたりニュ−マー装置13Aの後板に蓮通孔を設ける
等の簡単な改造によってこの練条機にスラィバ−太さ斑
自動制御装置1を容易に実施することができる。なお、
本願にあっては上記実施例に限定されるものでは無く、
補助フレームを主フレームと最初から一体に製造したり
しても良い。
以上のように本発明にあっては、調整ドラフト部の下流
側と上流側に太さ斑検出装置を夫々配設し、調整ドラフ
ト部のドラフト比を下流側の太さ斑検出装置の検出値に
よってフィードバック制御すると共に上流欄の太さ斑検
出装置の検出値によってフイードホワード制御してスラ
イバーの太さを均一化するようにしてあるので、スラィ
バ−を薮出する場合にスラィバーの中、長区間斑は主に
フィードバック制御し、短区間斑は主にフィードホワー
ド制御することによって長区間斑から短区間斑に亘る広
範囲のスラィバーの太さ斑を除去することができる。
また上記調整ドラフト部は主ドラフト部の上流側に配設
し、この調整ドラフト部において太さ斑を除去した後の
スラィバーを主ドラフト部に供給してスラィバーのドラ
フトを行うようにしてあるので、スラィバーを高速で紡
出する場合でもスラィバーのドラフト斑の発生を防止し
得る効果がある。また上記下流側の太さ斑検出装置は主
ドラフト部よりも下流側に配設してあるのでも調整ドラ
フト部を主ドラフト部の上流側に別設したものであって
も、主ドラフト部でドラフトした後の紡出スラィバーの
太さ斑を確実に除去することができて紙出スラィバーの
品質を大幅に向上させ得る効果がある。更にまた上記の
ようにスラィバーの太さ斑を除去し得るものであっても
ふその太さ斑は主ドラフト部とは別に設けた調整ドラフ
ト部によって行うようにしてあるので〜主ドラフト部を
スラィバー太さ斑自動制御装置を備えない一般の練条機
のものと同一構成にすることができ、これにより既設の
一般の練条機にも少ない費用で簡単に実施し得る利点も
ある。図面の簡単な譲明 図面は本願の実施例を示すもので「第1図は練条機の概
略図、第2図は練条機のスラィバ−太さ斑自動制御装瞳
部分を示す断面図、第3図は第2図の部分図、第4図は
動力伝動や信号の流れを示す説明図、第5図はこの種の
スラィバ−太さ斑自動制御装置を備えない糠条機のヘッ
ド部分を一部を断面にして示す部分図である。
8・・・・・・本体ドラフト部、19・・・…調整ドラ
フト部、20・・・・・・前側ローラ対、21・・・・
・・後側ローラ対、27・・・・・・空気マイクロメー
タ(大3斑検出装置)、29・・・・・・静電容量型検
出器(太さ斑検出装置)、30・・…・制御装置。
第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体ドラフト部より上流側に、この本体ドラフト部
    に同調して回転可能な前側ローラ対とこの前側ローラ対
    に対して変速回転可能な後側ローラ対から成る調整ドラ
    フト部を付設し、本体ドラフト部より下流側と前記調整
    ドラフト部より上流側には夫々スライバーの太さ斑を検
    出する太さ斑検出装置を配設し、更に前記後側ローラ対
    の回転速度を前記下流側の太さ斑検出装置の検出値によ
    ってフイードバツク制御すると共に上流側の太さ斑検出
    装置の検出値によってフイードホワード制御してスライ
    バーの太さ斑を修正するように構成した制御装置を付設
    して成る練条機のスライバー太さ斑自動制御装置。 2 調整ドラフト部と上流側の太さ斑検出装置を本体ド
    ラフト部とクリールローラ間の余裕空間に配設して成る
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の練条機の
    スライバー太さ斑自動制御装置。 3 調整ドラフト部と上流側の太さ斑検出装置は本体ド
    ラフト部を支持する主フレームに対して着脱自在に取付
    けた補助フレームに装設し、下流側の太さ斑検出装置と
    制御装置は上記主フレームに対して着脱自在に装設して
    成ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項
    記載の練条機のスライバー太さ斑自動制御装置。 4 下流側の太さ斑検出装置はトランペツトのスライバ
    ー導通孔に測定孔を開口させて成る空気マイクロメータ
    によって構成し、上流側の太さ斑検出装置には調整ドラ
    フト部の後側ローラ対に近接して配設した静電容量型検
    出器によって構成して成ることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の練条機のスライバー太さ斑検出装置。 5 デイフアレンシヤル変速機の一方の入力軸を調整ド
    ラフト部の前側ローラに、他方の出力軸をサーボモータ
    に夫々連結すると共に、出力軸を調整ドラフト部の後側
    ローラに連結し、上記サーボモータの回転速度を変える
    ことによって前側ローラに対して後側ローラ対を変速回
    転可能に構成して成ることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の練条機のスライバー太さ斑自動制御装置。
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