JPS60123522A - フエノ−ル系樹脂の変性剤 - Google Patents

フエノ−ル系樹脂の変性剤

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JPS60123522A
JPS60123522A JP58229945A JP22994583A JPS60123522A JP S60123522 A JPS60123522 A JP S60123522A JP 58229945 A JP58229945 A JP 58229945A JP 22994583 A JP22994583 A JP 22994583A JP S60123522 A JPS60123522 A JP S60123522A
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JP
Japan
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compound
phenolic resin
phenolic
liquid
modifying agent
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JP58229945A
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Kazuomi Ito
伊藤 和臣
Yuzo Kurashige
倉重 友三
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はフェノール系樹脂の変性剤に関し1詳しくはフ
ェノール系樹脂に可撓性を付与し、かつ低温加工性等を
向上させる、フェノール系樹脂の変性剤に関する。
フェノール系樹脂は機械的強度が大きく、寸法安定性、
電気絶縁性[優れ、また化学薬品に対して安定であるた
め、従来より種々の弱電機器用材料などとして用いられ
ている。
ところで1弱電機器用として作製される薄層の銅張積層
板に抵抗ダイオードなどの部品を自動挿入する場合、そ
の打抜き寸法精度向上のため低温で打抜加工が行なわれ
る。そのため、この積層板として用いられる樹脂は打抜
加工性が要求される。
しかるに、フェノール系樹脂は硬くて脆いという欠点を
有しており、極めて打抜加工性が悪いものであった。
そこで、フェノール系樹脂の硬くて脆いという性質を変
性して可撓性を付与し、加工時の衝撃に耐え得るように
するために、従来はフェノール系樹脂に植物油や液状ア
クリロニトリルーブタジエンゴムを添加配合することが
行なわれていた。しかし1このようにして変性したフェ
ノール樹脂の打抜加工性は十分でなく、また曲げ強度も
満足すべきものでなかった。
そこで、本発明者らは打抜加工性1曲げ強度などのフェ
ノール系樹脂の諸物性を向上させる変性剤を開発すべく
検討した結果、特定のイし合物をフェノール系樹脂に添
加することにより目的とする変性効果が達成されること
を見出し、この知見に基いて本発明を完成した。
すなわち、本発明はイソシアネート化合物とフェノール
系化合物との生成物からなるフェノール系樹脂の変性剤
である。
本発明に用いるイソシアネート化合物とは、後記するフ
ェノール系化合物のフェノール性水酸基と反応するイソ
シアネート基を有する化合物を意味し、通常は活性水素
基を含有する液状重合体とポリイソシアネート化合物と
の反応生成物が用いられる。
ポリイソシアネート化合物としては、たとえばトリレン
シイツクアネート、ジフェニルメタンジイソシアネー)
(MDI)、粗MDI、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、キゾリレンジイソシアネー1−。
/クロヘキサンフェニレンジイソシアネート、クロロフ
ェニレンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイ
ソシアネート、キシリレン−2,2′−ジイソシアネー
ト、イソプロピルベンゼン−2,4−ジイソシアネート
、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、トリフェ
ニルメタントリイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、ポリプロピレングリコールまたはトリオールと
トリレンジイソシアネート付加反応物、トリメチロール
プロパン1モルとトリレンジイソシアネート3モルとの
付加反応物などを例示することができる。
このポリイソシアネート化合物と反応するために用いる
活性水素基含有液状重合体とは分子末端に水酸基、アミ
ノ基、イミノ基、カルボキシル基。
メルカプト基などの活性水素基を有する数平均分子量が
300〜25000.好ましくは500〜10000の
液状取合体である。これら液状取合体としては炭素数4
〜12のジエン取合体、ジエン取合体、さらにはこれら
ジエンモノマーと炭素数2〜22のα−オレフィン性付
加取合性モノマーとの共重合体々どが好ましい。具体的
にはブタジェンホモポリマー、イソプレンホモポリマー
、ブタジエンーステレンコポリマー、フタジエンーイソ
フレンコポリマー、ブタジェン−アクリロニトリルコポ
リマー、ブタジェン−2−エチルヘキシルアクリレート
コポリマー、ブタジェン−n−オクタデシルアクリレー
トコポリマーなどを例示することができる。これら液状
取合体は、たとえば液状反応媒体中で共役ジエンモノマ
ーを過酸化水素の存在下加熱反応させることによって製
造することができる。このようkして得られた液状取合
体(ま官能基としての水酸基を平均1.7〜3.0含有
するものである。
本発明において、フェノール系化合物は上記のイソシア
ネート化合物と反応してそのインシアネート基を封鎖す
るために用いられるものである。
したがって、フェノール系化合物としては該イソシアネ
ート基と反応しつるフェノール性水酸基を含むものであ
ればよく、たとえGiミツエノール〇−クレゾール、m
−クレゾール、p−クレソ°−ル。
2.3−キシレノール、2,4−キ/レノール、2,5
−キシレノール、2,6−キシレツーA/、3.4−キ
’/V/ −1+ 3.5− キ’/V/−ル、 p 
−sec、−7’チルフエノール、 p−tert −
7”チルフェノール。
レゾルシン、オキシベンゼン−p−スルホン酸すどがあ
る。
上記のインシアネート化合物とフェノール系化合物との
反応は常法により行なえLJよく、反応生成物たるイン
シアネート化合物のフェノール封鎖体がフェノール系樹
脂の変性剤となるのである。
本発明の好適な変性剤は水酸基を含有する液状ポリフリ
ジエンとトリレンジイソシアネートとの反応により得ら
れるイソシアネート化合物をフェノール系化合物と反応
させることによられるイソシアネート化合物のフェノー
ル封鎖体である。
本発明のフェノ−fi−系樹脂変性mH′!、フェノー
ル系樹脂に対して0.5〜35爪債%、好ましく(ま5
〜30屯噴2の割合で添加する0ここでフェノ−/’ 
! 樹脂はフェノール類とホルマリンから製造されるも
のであり、ノボラック樹脂およびレゾール樹脂のいずれ
であってもよいが、比較的低分子量のものが好適に用い
られる。
フェノール系樹脂に上記変性剤を添加したのち硬化させ
てフェノール系樹脂の硬化体を得る。硬化反応は通常、
60〜250℃、好ましくは120〜210℃の温度、
5〜200 kり/crn2、好ましくは50〜120
吟/crn2の圧力にて0.1〜10時間、好ましくは
0.3〜2時間の条件にて行なう。また、本発明のフェ
ノール系樹脂の変性剤は解離触媒として(1,8−ジア
ザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7)などを使
用することによって解離温度を低下させ、硬化反応を促
進することができる。
このようにして得られるフェノール系樹脂硬化体は可撓
性を有しているため、低温加工性にすぐれ、弱電機器用
材料などに用いる場合に要求される打抜加工性を十分に
満足している。その上、フェノール樹脂が本来的に有し
ている機械的強度、とりわけ曲げ強度が大きく1寸法安
定性等にもすぐれている。したがって1本発明の変性剤
によって改質されたフェノール系樹脂は弱電機器用材r
1など可撓性が必要とされる分野に極めて有用である。
茨に、本発明の実施例を示す。
製造例1 (I(TP −9BKの製造)末端に水酸基
を含有する液状ポリブタジェン(出光石油化学(株)製
、 R−45E(T、水酸基当量0.75mt−q/j
j ) 1o o gを300 mll丸底フラスコ大
入、80℃で1時間、1本上扉下で真空脱泡した後、2
5℃に冷却した。次いで、トリレンジイソシアネート3
0゜9Iを加え、25℃で1時間攪拌した。さらに、8
0℃で6時間加熱攪拌して液状ポリゲタジエンとトリレ
ンジイソシアネートプレポリマー(遊離インシアネート
9%)を得た。
次に、このプレポリマー100gを200M丸底フラス
コにとり、これを60℃に加温し、フェノール2 (1
2gを加えて3時間で60℃攪拌して変性剤(HTP 
−9BK )を得た。
製造例2(液状NBRの製造) 11のオートクレーブにイソプロピルアルコール200
g、50%H20□ 15.75 g、ブタジェン23
5gおよびアクリロニトリル80gを入れ、反応圧13
 kq/crl 、温度110℃で90分間反応を行な
い変性剤(液状NBA )を得た。
実施例1〜5および比較例1〜3 第1表に示す所定量のクレゾールレゾールワニス(メタ
ノール28.5取量%、トルエン25.0重。
量%、不揮発分46.5 重量%)および変性剤を混合
し、この混合物をコツトンリンター紙に含浸させた後、
乾燥して樹脂含有量5511に量%の半硬化体を得た。
得られたプリプレグを6枚重ねて温度180℃、圧力フ
 0 kti/lyn”の条件にて1時間処理して硬化
させ、厚さ2龍の積層板を作製した。混合物の組成およ
び積層板について評価結果を第1表に示す。
*1・・−末端に水酸基を含有する液状ポリブタジェン
とトリレンシイツクアネートとの反応によって得られた
イソシアネート化合物とフェノールとの反応生成物のト
ルエン溶液(不揮発分47.6取量%) *2・・・アクリロニトリル−ブタジェン共取合体(ア
クリロニトリル含量1!411%9分子量3.000 
粘度525ポイズ/30℃) *6・・・JIS K −7203に準拠*4・・・ク
レゾールレゾールワニスと変性剤の混合物を25℃で1
力月間静置した後の外観 *5・・・クレゾールレゾールワニスと変性剤の混合物
を180°C920分間で硬化させた後の外観*6・・
・ASTM D −61−7−70に準拠*7・・・J
IS a −64s1に準拠特許出願人 出光石油化学
株式会社

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) インクアネート化合物とフェノール系化合物と
    の生成物からなるフェノール系樹脂の変性剤。
  2. (2) イソシアネート化合物が、活性水素基を含有す
    る液状取合体とポリイソ7アネート化合物との反応によ
    って得られたものである特許請求の範囲第1項記載の変
    性剤。
  3. (3) インシアネート化合物が、水酸基を有する液状
    取合体とポリイソシアネート化合物との反応によって得
    られたものである特許請求の範囲第1項記載の変性剤。
  4. (4) イソシアネート化合物が、水酸基を含有する液
    状ジエン系取合体とトリレンジイソシアネートとの反応
    によって得られたものである特許請求の範囲第1項記載
    の変性剤。
JP58229945A 1983-12-07 1983-12-07 フエノ−ル系樹脂の変性剤 Granted JPS60123522A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009114441A (ja) * 2007-10-22 2009-05-28 Bridgestone Corp 官能化重合体

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911278A (ja) * 1972-05-29 1974-01-31
JPS5811559A (ja) * 1981-07-13 1983-01-22 Sanyo Chem Ind Ltd プライマ−組成物

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