JPS60123520A - 無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法 - Google Patents
無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法Info
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- JPS60123520A JPS60123520A JP23274384A JP23274384A JPS60123520A JP S60123520 A JPS60123520 A JP S60123520A JP 23274384 A JP23274384 A JP 23274384A JP 23274384 A JP23274384 A JP 23274384A JP S60123520 A JPS60123520 A JP S60123520A
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- acid
- odorless
- resin composition
- low
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法。
更に詳しくは芳香族炭化水素、ホルムアルデヒド及び不
飽和モノカルボン酸を反応させて得られる無臭乃至低臭
気性架橋性化合物を用いた無臭乃至低臭気性樹脂組成物
の製造法に関する。
飽和モノカルボン酸を反応させて得られる無臭乃至低臭
気性架橋性化合物を用いた無臭乃至低臭気性樹脂組成物
の製造法に関する。
不飽和ポリニスデル樹脂は1作業性及び硬化後の諸物件
が優れているうえ、安価であるため多量に使用されてい
る。この不飽和ポリエステル樹脂は9通常架橋性モノマ
として40〜60重量%のスチレンモノマを含有し、加
熱硬化過程でワニス全量の10〜30重量%のスチレン
モノマが揮散ロスする。ところが、このスチレンモノマ
は独特の刺激臭を有し、有害であるため、悪臭防止法あ
るいは地方条令により法的に規制されるようになった。
が優れているうえ、安価であるため多量に使用されてい
る。この不飽和ポリエステル樹脂は9通常架橋性モノマ
として40〜60重量%のスチレンモノマを含有し、加
熱硬化過程でワニス全量の10〜30重量%のスチレン
モノマが揮散ロスする。ところが、このスチレンモノマ
は独特の刺激臭を有し、有害であるため、悪臭防止法あ
るいは地方条令により法的に規制されるようになった。
例えば、大阪府条令ではスチレンを、有害ガスと定め、
その濃度を敷地境界線で11)pm以下。
その濃度を敷地境界線で11)pm以下。
又東京都条令では排出口基準で5.0pp11以下と規
制している。このような法規制の強化とともに作業環境
の面からも省資源面からも不飽和ポリエステル樹脂の低
臭気化、低揮散化が急務となった。
制している。このような法規制の強化とともに作業環境
の面からも省資源面からも不飽和ポリエステル樹脂の低
臭気化、低揮散化が急務となった。
このような状況に対して、各メーカは種々の低臭気不飽
和ポリエステル樹脂を開発、製品化している。その特徴
はいずれもモノマとしてスヂレ/の代りにジアリルフタ
レートを用いていることである。しかしながら、これを
モノマとして用いた場合、ポリエステルとの共重合性が
悪い、さらに高温における電気特性が悪い、高価格であ
るという問題点がある。
和ポリエステル樹脂を開発、製品化している。その特徴
はいずれもモノマとしてスヂレ/の代りにジアリルフタ
レートを用いていることである。しかしながら、これを
モノマとして用いた場合、ポリエステルとの共重合性が
悪い、さらに高温における電気特性が悪い、高価格であ
るという問題点がある。
本発明はこのような事情に鑑みて表されたもので、その
目的とするところは上記の問題点を解決し、共重合性の
良い無臭乃至低臭気架橋性化合物を用いた無臭乃至低臭
気樹脂組成物の製造法を提供することにある。
目的とするところは上記の問題点を解決し、共重合性の
良い無臭乃至低臭気架橋性化合物を用いた無臭乃至低臭
気樹脂組成物の製造法を提供することにある。
上記目的を達成するため9本発明者らは種々の検討を重
ねた結果、芳香族炭化水素、ホルムアルデヒド及びα、
β−不飽和モノカルボン酸の反応により得られる架橋性
化合物が、それ自身で硬化し。
ねた結果、芳香族炭化水素、ホルムアルデヒド及びα、
β−不飽和モノカルボン酸の反応により得られる架橋性
化合物が、それ自身で硬化し。
さらにポリエステル等との共重合性が良く、その硬化物
は高温における電気特性が良好であり、且つ無臭乃至低
臭気性であることを見い出し1本発明を完成するに至っ
た。
は高温における電気特性が良好であり、且つ無臭乃至低
臭気性であることを見い出し1本発明を完成するに至っ
た。
す彦わち9本発明は、不飽和ポリニスデル又はアクリル
酸若しくはメタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂に、芳
香族炭化水素、ホルムアルデヒド及びα、β−不飽和モ
ノカルボン酸を反応させて得られる架橋性化合物を混合
する無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法に関する。
酸若しくはメタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂に、芳
香族炭化水素、ホルムアルデヒド及びα、β−不飽和モ
ノカルボン酸を反応させて得られる架橋性化合物を混合
する無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法に関する。
本発明において原料成分として用いられる芳香族炭化水
素の例としては9m−キシレ/、トルエン、メシチレン
、テュレン、ナフタレンなどが挙げられる。又、α、β
−不飽和モノカルボン酸の代表例としてはメタクリル酸
、アクリル酸などが挙ケラれる。又、ホルムアルデヒド
の例としてはパラホルムアルデヒド、α−ポリオキシメ
チレン。
素の例としては9m−キシレ/、トルエン、メシチレン
、テュレン、ナフタレンなどが挙げられる。又、α、β
−不飽和モノカルボン酸の代表例としてはメタクリル酸
、アクリル酸などが挙ケラれる。又、ホルムアルデヒド
の例としてはパラホルムアルデヒド、α−ポリオキシメ
チレン。
37.5重i%のホルマリン水溶液などが挙けられる。
上記の芳香族炭化水素、ホルムアルデヒド及びα、β−
不飽和モノカルボン酸の反応は、必要に応じて酸性触媒
4重合禁止剤を使用し、空気を吹き込みながら加熱下に
行なわれる。反応に際して。
不飽和モノカルボン酸の反応は、必要に応じて酸性触媒
4重合禁止剤を使用し、空気を吹き込みながら加熱下に
行なわれる。反応に際して。
原料の種類と配合割合、酸性触媒の量9反応温度。
反応時間などを変動させることにより、生成物である架
橋性化合物の粘度及び不飽和モノカルボキシメチル基の
導入量を任意に調節することができ。
橋性化合物の粘度及び不飽和モノカルボキシメチル基の
導入量を任意に調節することができ。
用途に適した各種の架橋性化合物を得ることが可能であ
る。
る。
芳香族炭化水素1モルに対して、ホルムアルデヒド1〜
50モル、α、β−不飽和モノカルボン酸1〜50モル
の範囲で用いることが好ましい。反応温度は80〜15
0°C1反応時間は5〜30時間の範囲が好ましい。ま
だ、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ベ
ンゼンl溶媒として用いてもよい。
50モル、α、β−不飽和モノカルボン酸1〜50モル
の範囲で用いることが好ましい。反応温度は80〜15
0°C1反応時間は5〜30時間の範囲が好ましい。ま
だ、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、ベ
ンゼンl溶媒として用いてもよい。
反応に際して必要に応じて使用される酸性触媒としては
例えば、硫酸、過塩素酸、リン酸、アセチル過塩素酸、
トリフルオロメタンスルホン酸。
例えば、硫酸、過塩素酸、リン酸、アセチル過塩素酸、
トリフルオロメタンスルホン酸。
ポリリン酸、クロルスルホン] )ルエンスルホン酸、
キシレンスルホン酸、ポリ(スチレンスルホン酸)樹脂
、シリカゲル、活性炭相持リン酸などが挙げられる。
キシレンスルホン酸、ポリ(スチレンスルホン酸)樹脂
、シリカゲル、活性炭相持リン酸などが挙げられる。
得られる架橋性化合物はその赤外線吸収スペクトル及び
核磁気共鳴吸収スペクトルによりα、β−不飽和モノカ
ルボキシメチル基を有することが確認される。この化合
物は、無臭乃至低臭気性であるという特長を有している
。又、低温でラジカル重合可能であり、それ自身で硬化
物を形成し、得られた硬化物は高温における電気特性が
優れている。
核磁気共鳴吸収スペクトルによりα、β−不飽和モノカ
ルボキシメチル基を有することが確認される。この化合
物は、無臭乃至低臭気性であるという特長を有している
。又、低温でラジカル重合可能であり、それ自身で硬化
物を形成し、得られた硬化物は高温における電気特性が
優れている。
硬化温度は、室温から200℃好ましくは室温から15
0℃硬化時間は10分〜50時間好ましくは1〜15時
間の範囲とされる。硬化に際しては後述の硬化剤、必要
に応じて後述の硬化促進剤が用いられる。
0℃硬化時間は10分〜50時間好ましくは1〜15時
間の範囲とされる。硬化に際しては後述の硬化剤、必要
に応じて後述の硬化促進剤が用いられる。
更にこの架橋性化合物は、不飽和ポリエステル。
アクリル酸若しくはメタクリル酸変性ポリブタジェン樹
脂等の架橋剤としても使用可能で、得られた硬化物は高
温における電気特性が従来の架橋性モノマを用いた場合
よシも優れている。
脂等の架橋剤としても使用可能で、得られた硬化物は高
温における電気特性が従来の架橋性モノマを用いた場合
よシも優れている。
本発明の架橋性化合物により架橋される不飽和ポリエス
テルとしては、下記のアルコール成分。
テルとしては、下記のアルコール成分。
酸成分、変性剤(任意成分)より得られる汎用の各種不
飽和ポリエステルが挙げられる。
飽和ポリエステルが挙げられる。
(1)フルコール成分
エチレングリコール、グロピレングリコール。
ジエチレンクリコール、ジエチレンクリコール。
トリエチレングリコール、1.3−7’ロバンジオー/
l’、1.2−7’ロバンジオール、1.2−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、l、2−ベンタンジオール、1.3−ベンタンジ
オール、■+2−ヘキサンジオール、1.4−ヘキサン
ジオール、2.3−ヘキサンジオール、ジエチレンクリ
コールなどの脂肪族グリコール;シクロベンタンジオー
ル、シクロベンタンジオールなどの脂環式ジオール:キ
シレングリコール、ジメチルキシレングリコール、スノ
ービス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどの芳香
族ジオール;ビスエチレングリコールエーテル、ビスエ
チレングリコールエーテル、へスブチシンク1へコール
エーテルなどのエーテル類;グリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、ベンクエリスリト
ールなどの多価アルコール類;又はこれらの混合物。上
記アルコールは一般に工業的に生産され、不飽和ポリエ
ステルの製造に使用されているものである。
l’、1.2−7’ロバンジオール、1.2−ブタンジ
オール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、l、2−ベンタンジオール、1.3−ベンタンジ
オール、■+2−ヘキサンジオール、1.4−ヘキサン
ジオール、2.3−ヘキサンジオール、ジエチレンクリ
コールなどの脂肪族グリコール;シクロベンタンジオー
ル、シクロベンタンジオールなどの脂環式ジオール:キ
シレングリコール、ジメチルキシレングリコール、スノ
ービス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンなどの芳香
族ジオール;ビスエチレングリコールエーテル、ビスエ
チレングリコールエーテル、へスブチシンク1へコール
エーテルなどのエーテル類;グリセリン、トリメチロー
ルエタン、トリメチロールプロパン、ベンクエリスリト
ールなどの多価アルコール類;又はこれらの混合物。上
記アルコールは一般に工業的に生産され、不飽和ポリエ
ステルの製造に使用されているものである。
(2)酸成分
マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
シトラコン酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸。
シトラコン酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フタル
酸、テトラヒドロ無水フタル酸。
メチルテトラヒドロ無水7タル酸などの不飽和カルボン
酸、アマニ油、大豆油、トール油、ヤシ油。
酸、アマニ油、大豆油、トール油、ヤシ油。
ヒマシ油などの植物油脂肪酸、これらの誘導体またはこ
れらの混合物。必要に応じてフタル酸、無水フタル酸、
インクタル酸、テレフタル酸、アジピン酸などの飽和酸
を上記成分とともに用いることができる。
れらの混合物。必要に応じてフタル酸、無水フタル酸、
インクタル酸、テレフタル酸、アジピン酸などの飽和酸
を上記成分とともに用いることができる。
(3)変性剤(任意成分)
ンクロベンタジエン、ジシクロペンタジェンなどが用い
られる。
られる。
本発明における架橋性化合物により架橋されるアクリル
酸又はメタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂とは、ポリ
ブタジェンの末端に活性基を導入し、この活性基とアク
リル酸又はメタクリル酸のカルボキシル基とを反応させ
て得られる。末端に反応性二重結合を有する樹脂であっ
て1例えばTE−2’000(メタクリル酸変性ポリブ
タジェン樹脂9日本曹達■製)、、VTB2000X1
64゜VTBN1300X22.VTBNX1300X
23(アクリル酸変性ポリブタジェン樹脂、宇部興産■
製)などが挙げられる。
酸又はメタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂とは、ポリ
ブタジェンの末端に活性基を導入し、この活性基とアク
リル酸又はメタクリル酸のカルボキシル基とを反応させ
て得られる。末端に反応性二重結合を有する樹脂であっ
て1例えばTE−2’000(メタクリル酸変性ポリブ
タジェン樹脂9日本曹達■製)、、VTB2000X1
64゜VTBN1300X22.VTBNX1300X
23(アクリル酸変性ポリブタジェン樹脂、宇部興産■
製)などが挙げられる。
不飽和ポリエステル又はアクリル酸若しくはメタクリル
酸変性ポリブタジェン樹脂1oo重量部に対し、芳香族
炭化水素とホルムアルデヒドとα。
酸変性ポリブタジェン樹脂1oo重量部に対し、芳香族
炭化水素とホルムアルデヒドとα。
β−不飽和モノカルボン酸とを反応させて得られる架橋
性化合物を20〜500重量部用いることが好ましい。
性化合物を20〜500重量部用いることが好ましい。
本発明の製造法によって得られる無臭乃至低臭気性樹脂
組成物は、上記の必須成分以外に、硬化剤、硬化促進剤
、架橋性単量体1重合禁止剤、充填剤などを含むことが
できる。
組成物は、上記の必須成分以外に、硬化剤、硬化促進剤
、架橋性単量体1重合禁止剤、充填剤などを含むことが
できる。
硬化剤としてはペンゾイルパーオキザイド、アセチルパ
ーオキサイドなどのアシルパーオキサイド;ターシャリ
ープチルパーオキザイド、キュメンヒドロパーオキサイ
ドなどのヒドロパーオキザイト;メチルエチルケトンパ
ーオキザイド、シクロヘキサノンパーオキザイドなどの
ケトンパーオキサイド:ジターシャリ−ブチルパーオキ
サイド。
ーオキサイドなどのアシルパーオキサイド;ターシャリ
ープチルパーオキザイド、キュメンヒドロパーオキサイ
ドなどのヒドロパーオキザイト;メチルエチルケトンパ
ーオキザイド、シクロヘキサノンパーオキザイドなどの
ケトンパーオキサイド:ジターシャリ−ブチルパーオキ
サイド。
ジクミルパーオキザイドなどのジアルキルパーオキサイ
ド;ターシャリ−ブチルパーベンゾエート。
ド;ターシャリ−ブチルパーベンゾエート。
ターシャリ−グチルパーオキシアセテ−トナどのオキシ
パーオキザイド等を使用できる。その使用量は、樹脂組
成物を基準として一般に0.5〜5重量%、好ましくは
1〜3重量%の範囲である。
パーオキザイド等を使用できる。その使用量は、樹脂組
成物を基準として一般に0.5〜5重量%、好ましくは
1〜3重量%の範囲である。
硬化促進剤としては一般的に使用されているナフテン酸
またはオクテン酸金属塩(例えば、コバルト、マンガン
、鉄、鉛、ニッケル、錫、亜鉛塩など)等が使用でき、
その添加量は樹脂組成物に対して0〜2.0重量%の範
囲である。
またはオクテン酸金属塩(例えば、コバルト、マンガン
、鉄、鉛、ニッケル、錫、亜鉛塩など)等が使用でき、
その添加量は樹脂組成物に対して0〜2.0重量%の範
囲である。
架橋性単量体としてはスチレン、高沸点の各種アクリル
酸エステルまたはメタクリル酸エステル。
酸エステルまたはメタクリル酸エステル。
高沸点のアリルエーテルまたはアリルエステル等が必要
に応じて使用され1例えば、トリメチロールプロパント
リアリエーテル、グリセリントリアリルエーテル等の了
りルエーテル、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタ
レート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシア
ヌレート等のアリルエステルが用いられる。
に応じて使用され1例えば、トリメチロールプロパント
リアリエーテル、グリセリントリアリルエーテル等の了
りルエーテル、ジアリルフタレート、ジアリルイソフタ
レート、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシア
ヌレート等のアリルエステルが用いられる。
重合禁止剤としてはハイドロキノン、パラターシャリ−
ブチルカテコール、ピロガロール等ツキノン類、その他
一般に使用されているものが使用できる。その添加量は
樹脂組成物に対し、0〜0.5重量%である。
ブチルカテコール、ピロガロール等ツキノン類、その他
一般に使用されているものが使用できる。その添加量は
樹脂組成物に対し、0〜0.5重量%である。
充填剤としてはポリエステル樹脂に添加されているシリ
カ、タルク、炭酸カルシウム、アスベスト、ガラス繊維
、木粉9着色剤等が必要に応じて使用される。
カ、タルク、炭酸カルシウム、アスベスト、ガラス繊維
、木粉9着色剤等が必要に応じて使用される。
以下に実施例を挙げて本発明を更に説明するが本発明は
これらの実施例に限定されるものではない。
これらの実施例に限定されるものではない。
参考例1
空気導入管、温度計、還流冷却器及び攪拌器を備えた1
1の四ツロフラスコに9m−キシレン212g(2,0
モル)、ハラホルムアルデヒド(和光紬薬製試薬−級)
1809(HCHO換算6゜0モル)、メタクリル酸3
44g(4,0モル)。
1の四ツロフラスコに9m−キシレン212g(2,0
モル)、ハラホルムアルデヒド(和光紬薬製試薬−級)
1809(HCHO換算6゜0モル)、メタクリル酸3
44g(4,0モル)。
t−ブチルカテコール0.5g及び60チ過塩素酸zo
gを加え、100℃で8時間空気を吹き込みながら激し
く攪拌した。反応生成物を水洗、約10重量%の炭酸ナ
トリウム水溶液で洗浄し9次いで水で洗浄した。有機層
を脱水して、室温で3ポアズの架橋性化合物(Alを得
た。この化合物(Alは、殆ど無臭であった。この物質
(Alの赤外線吸収スペクトルを測定したところ、 1
720cm−1にメタクリロイルメチル基のカルボニル
基にもとづく強い吸収が認められた。又、この物質(A
)の核磁気共鳴スペクトルを測定したところ、δ=s、
ioppmにメタクリロイルメチル基のメチレンにもと
づく強い吸収が認められ、キシレン核1モルに対してメ
タクリロイルメチル基が0.8モル存在することが判っ
た。
gを加え、100℃で8時間空気を吹き込みながら激し
く攪拌した。反応生成物を水洗、約10重量%の炭酸ナ
トリウム水溶液で洗浄し9次いで水で洗浄した。有機層
を脱水して、室温で3ポアズの架橋性化合物(Alを得
た。この化合物(Alは、殆ど無臭であった。この物質
(Alの赤外線吸収スペクトルを測定したところ、 1
720cm−1にメタクリロイルメチル基のカルボニル
基にもとづく強い吸収が認められた。又、この物質(A
)の核磁気共鳴スペクトルを測定したところ、δ=s、
ioppmにメタクリロイルメチル基のメチレンにもと
づく強い吸収が認められ、キシレン核1モルに対してメ
タクリロイルメチル基が0.8モル存在することが判っ
た。
実施例1
参考例1で得た低臭気性架橋性化合物(A)1009、
PS−57ボデイ(日立化成■調子飽和ポリエステル)
100gにPT−28を0.5重量%及びCT−7を1
.0重量%添加し、硬化した。そのときのワニス状態時
及び硬化物の諸物件を第1表に示した。
PS−57ボデイ(日立化成■調子飽和ポリエステル)
100gにPT−28を0.5重量%及びCT−7を1
.0重量%添加し、硬化した。そのときのワニス状態時
及び硬化物の諸物件を第1表に示した。
比較例1,2
参考例1で得だ低臭気性架橋性化合物(A)をスチレン
又はジアリルフタレートに代えた以外は、実施例1と同
一にし、その結果を第1表に示した。
又はジアリルフタレートに代えた以外は、実施例1と同
一にし、その結果を第1表に示した。
実施例2
低臭気性架橋性化合物(A11009の代りに低臭気性
架橋性化合物(A)509.シアリットフタレート50
9を用いた以外は、実施例1と同一にし、その結果を第
1表に示した。
架橋性化合物(A)509.シアリットフタレート50
9を用いた以外は、実施例1と同一にし、その結果を第
1表に示した。
(注1)・・・60mmφの金属シャーレにワニス10
9を入れ、130℃に3時間保持したときの重量減少率
を測定した。
9を入れ、130℃に3時間保持したときの重量減少率
を測定した。
(注2)・・・BL型回転粘度計を用いて測定した。
(注3)・・・18mmφ試験管に高さ70mm迄フェ
スワニれ、GE式ゲルタイマーでゲル化時間を測定した
。
スワニれ、GE式ゲルタイマーでゲル化時間を測定した
。
(注4)・・・10X12.7/140wunの試験片
をASTM−D648−45 T+a+法に従って測定
した。
をASTM−D648−45 T+a+法に従って測定
した。
(注5)・・・5X10X100mmの樹脂板をテンシ
ロン型万能試験機を用い9曲げ速度3+nm/min
、スパン80mmにて曲げ特性を測定した。
ロン型万能試験機を用い9曲げ速度3+nm/min
、スパン80mmにて曲げ特性を測定した。
(注6)・・・2 X 100 X 100 mmの樹
脂板にシルバーペイントを塗り、安藤電気■製TR− 2100型材料特性自動計測機を用いて測定した。
脂板にシルバーペイントを塗り、安藤電気■製TR− 2100型材料特性自動計測機を用いて測定した。
(注71・2X15X25++u++の樹脂板を160
℃の空気循環式空気恒温槽中に静置し、40日後の重量
減少率を測定した。
℃の空気循環式空気恒温槽中に静置し、40日後の重量
減少率を測定した。
第1表から明らかなように本発明における低臭気架橋性
化合物をモノマとした不飽和ポリエステル樹脂はスチレ
ンをモノマとした場合と異なり。
化合物をモノマとした不飽和ポリエステル樹脂はスチレ
ンをモノマとした場合と異なり。
低臭気性で、130℃に3時間保持したときの揮散量は
2.0重量%とスチレンを用いた場合の1/10と小さ
く、シかも高温における電気特性、耐熱劣化特性も良好
であることが確認された。
2.0重量%とスチレンを用いた場合の1/10と小さ
く、シかも高温における電気特性、耐熱劣化特性も良好
であることが確認された。
又、従来用いられているジアリルフタレートヲモノマと
した場合と比較しても1本発明の樹脂組成物は硬化性が
良く、高温における電気特性、耐熱劣化特性が優れてい
ることがわかった。
した場合と比較しても1本発明の樹脂組成物は硬化性が
良く、高温における電気特性、耐熱劣化特性が優れてい
ることがわかった。
更に1本発明における低臭気性架橋性化合物とジアリル
フタレート、スチレン、トリアリルイソシアヌレート、
トリアリルシアヌレート等の他の架橋性単量体の混合物
をモノマとした場合、前記の長所を損わずむしろ、熱変
形温度2曲げ強さ等モ向」=L7.ジアリルフタレート
のみをモノマとしたものよりも大幅に特性が向上するこ
とがわかった。
フタレート、スチレン、トリアリルイソシアヌレート、
トリアリルシアヌレート等の他の架橋性単量体の混合物
をモノマとした場合、前記の長所を損わずむしろ、熱変
形温度2曲げ強さ等モ向」=L7.ジアリルフタレート
のみをモノマとしたものよりも大幅に特性が向上するこ
とがわかった。
実施例3
参考例1で得た低臭気性架橋性化合物(Allo。
9、TE−2000(メタクリル酸変性ポリブタジェン
樹脂1日本曹達株製)50g、PT−28(ナフテン酸
コバルト溶液9日立化成工業(株制)0.75g及びC
T−7(ターシャリ−ブチルパーベンゾエート、日立化
成工業■製)を1.59混ぜ。
樹脂1日本曹達株製)50g、PT−28(ナフテン酸
コバルト溶液9日立化成工業(株制)0.75g及びC
T−7(ターシャリ−ブチルパーベンゾエート、日立化
成工業■製)を1.59混ぜ。
ワニス(I)を得だ。
実施例4
参考例1で得だ低臭気性架橋性化合物(A)1009、
TE−2000609,B−1000(ポリブタジェン
樹脂、数平均分子量1000.日本曹達■製)609.
メタクリル酸ラウリル150混ぜ、(J)を得た。
TE−2000609,B−1000(ポリブタジェン
樹脂、数平均分子量1000.日本曹達■製)609.
メタクリル酸ラウリル150混ぜ、(J)を得た。
実施例5
参考例1で得た低臭気性架橋性化合物(A)1o。
9、VTBN2000 X 164 (アクリル酸変性
ポリブタジェン樹脂、宇部興産工業■製)509゜PT
−280,759及びCT−71,59を混ぜ、ワニス
(Klを得た。
ポリブタジェン樹脂、宇部興産工業■製)509゜PT
−280,759及びCT−71,59を混ぜ、ワニス
(Klを得た。
実施例3〜5で得られたワニス(1)〜(K)及びその
硬化物の一般特性を第2表に示した。
硬化物の一般特性を第2表に示した。
以下余白
(注1)・・・臭気はワニス状態で臭気を判定し、乾燥
時の臭気についてはSA型標準乾燥器 (450X350X350mm)を130℃にセットし
、この中に各ワニス309含有ブリキ容器(100X1
00X20mm)を入れ、30分後の乾燥器内の臭気を
判定した。
時の臭気についてはSA型標準乾燥器 (450X350X350mm)を130℃にセットし
、この中に各ワニス309含有ブリキ容器(100X1
00X20mm)を入れ、30分後の乾燥器内の臭気を
判定した。
(注2)・・・60 mmφの金属シャーレにワニス1
09を入れ、120℃に3時間保持したときの重量減少
率を測定した。
09を入れ、120℃に3時間保持したときの重量減少
率を測定した。
(注3)・・・BL型回転粘度計を用いて測定した。
(注4)・・・18mmφ試験管に高さ70mm迄フェ
スワニれ、GE式ゲルタイマーでゲル化時間を測定した
。
スワニれ、GE式ゲルタイマーでゲル化時間を測定した
。
(注5)・・・5X10X100mmの樹脂板をテンシ
ロン型万能試験機を用い2曲げ速度3mm/min、ス
パンsommにて曲げ特性を測定した。
ロン型万能試験機を用い2曲げ速度3mm/min、ス
パンsommにて曲げ特性を測定した。
(注6)・・・2X100X100mmの樹脂板にシル
バーペイントを塗り、安藤電気KL製TR,−2100
型材料特性自動計測機を用いて測定した。
バーペイントを塗り、安藤電気KL製TR,−2100
型材料特性自動計測機を用いて測定した。
第2表から明らかなように本発明の製造法によって得ら
れる樹脂組成物は低臭気、低揮散性で。
れる樹脂組成物は低臭気、低揮散性で。
更に高温における電気特性も良好であることが確認され
た。
た。
以上述べたように本発明により、公害防止及び省資源の
要請を満足し、絶縁材料に好適な樹脂組成物が提供され
る。
要請を満足し、絶縁材料に好適な樹脂組成物が提供され
る。
鳴−4,4,il、’:、m、’
−一、/
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、不飽和ポリエステル又はアクリル酸若しくはメタク
リル酸変性ポリブタジェン樹脂に、芳香族炭化水素と、
ホルムアルデヒドとα、β−不飽和モノカルボン酸とを
反応させて得られる架橋性化合物を混合することを特徴
とする無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法。 2、芳香族炭化水素がm−キシレン又はトルエンである
特許請求の範囲第1項記載の無臭乃至低臭気性樹脂組成
物の製造法。 3、 ホルズアルデヒドがパラホルムアルデヒド。 α−ポリオキシメチレン又は37.5重量%ホルマリン
水溶液である特許請求の範囲第1項又は第2項記載の無
臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法。 4、 α、β−不飽和カルボン酸がメタクリル酸又はア
クリル酸である特許請求の範囲第1項、第2項又は第3
項記載の無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法。 5、架橋性化合物が、芳香族炭化水素とホルムアルデヒ
ドとα、β−不飽和モノカルボン酸を反応させて得られ
る架橋性化合物とその他の架橋性化合物との混合物であ
る特許請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4項記
載の無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23274384A JPS60123520A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23274384A JPS60123520A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15174980A Division JPS6017412B2 (ja) | 1980-10-28 | 1980-10-28 | 無臭乃至低臭気性架橋性化合物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123520A true JPS60123520A (ja) | 1985-07-02 |
JPS6234772B2 JPS6234772B2 (ja) | 1987-07-29 |
Family
ID=16944066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23274384A Granted JPS60123520A (ja) | 1984-11-05 | 1984-11-05 | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60123520A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013136945A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | 電気化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
-
1984
- 1984-11-05 JP JP23274384A patent/JPS60123520A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013136945A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-19 | 電気化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
JPWO2013136945A1 (ja) * | 2012-03-14 | 2015-08-03 | 電気化学工業株式会社 | 硬化性樹脂組成物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6234772B2 (ja) | 1987-07-29 |
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