JPS5850649B2 - 無臭乃至低臭気性樹脂組成物 - Google Patents
無臭乃至低臭気性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS5850649B2 JPS5850649B2 JP4767779A JP4767779A JPS5850649B2 JP S5850649 B2 JPS5850649 B2 JP S5850649B2 JP 4767779 A JP4767779 A JP 4767779A JP 4767779 A JP4767779 A JP 4767779A JP S5850649 B2 JPS5850649 B2 JP S5850649B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- resin
- odorless
- low odor
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Phenolic Resins Or Amino Resins (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、無臭乃至低臭気性樹脂組成物に係り、特に不
飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至メタクリル酸
変性ポリブタジェン樹脂と架橋性化合物とから成る無臭
乃至低臭気性樹脂組放物に関する。
飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至メタクリル酸
変性ポリブタジェン樹脂と架橋性化合物とから成る無臭
乃至低臭気性樹脂組放物に関する。
不飽和ポリエステルワニスは、機械的、電気的特性、耐
熱性、作業性、価格などの点で比較的バランスがとれて
いるため、従来よりガラス繊維強化プラスチック、塗料
、接着剤、電気部品などに多量に使用されてきている。
熱性、作業性、価格などの点で比較的バランスがとれて
いるため、従来よりガラス繊維強化プラスチック、塗料
、接着剤、電気部品などに多量に使用されてきている。
不飽和ポリエステルワニスは、その主要成分が樹脂及び
架橋性単量体であり、架橋性単量体の含量は40〜60
重量%であるが通常である。
架橋性単量体であり、架橋性単量体の含量は40〜60
重量%であるが通常である。
従来、架橋性単量体として、%性的又は経済的観点から
スチレンの如き比較的低分子量のものが使用されてきて
いるが、低分子量であるが故に揮発し易く、ワニス状態
時および硬化時にワニスの20〜60重量%が揮散ロス
すること、刺激臭を発し、作業者や地域住民の健康上好
ましくないこと等の欠点があった。
スチレンの如き比較的低分子量のものが使用されてきて
いるが、低分子量であるが故に揮発し易く、ワニス状態
時および硬化時にワニスの20〜60重量%が揮散ロス
すること、刺激臭を発し、作業者や地域住民の健康上好
ましくないこと等の欠点があった。
本発明の目的は、上記従来の架橋性単量体の欠点を排し
た新規架橋性化合物を得、該架橋性化合物を用いること
により、無臭乃至低臭気性で揮散ロスも少なく、公害防
止面及び省資源面で優れた樹脂組成物を提供することに
ある。
た新規架橋性化合物を得、該架橋性化合物を用いること
により、無臭乃至低臭気性で揮散ロスも少なく、公害防
止面及び省資源面で優れた樹脂組成物を提供することに
ある。
上記目的を遠戚するため、本発明者らは種々の検討を重
ねた結果、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とα、
β−不飽和モノカルボン酸又はそのエステルとの反応に
より得られた反応生成物が、極めて低臭気性であること
及び不飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至メタク
リル酸変性ポリブタジェン樹脂の架橋剤として極めて有
用であることを思い出し、この知見に基づき本発明を完
成するに至った。
ねた結果、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とα、
β−不飽和モノカルボン酸又はそのエステルとの反応に
より得られた反応生成物が、極めて低臭気性であること
及び不飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至メタク
リル酸変性ポリブタジェン樹脂の架橋剤として極めて有
用であることを思い出し、この知見に基づき本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、不飽和ポリエステル樹脂又
はアクリル酸乃至メククリル酸変性ポリブタジェン樹脂
に、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とα、β−不
飽和モノカルボン酸又はそのエステルとの反応により得
られた架橋性化合物を含有せしめたことを特徴とする無
臭乃至低臭気性樹脂組成物にある。
はアクリル酸乃至メククリル酸変性ポリブタジェン樹脂
に、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とα、β−不
飽和モノカルボン酸又はそのエステルとの反応により得
られた架橋性化合物を含有せしめたことを特徴とする無
臭乃至低臭気性樹脂組成物にある。
本発明において不飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸
乃至メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂に含有せしめ
られる架橋性化合物は、芳香族炭化水素ホルムアルデヒ
ド樹脂とα、β−不飽和モノカルボン酸叉はそのエステ
ルとの反応により得られる。
乃至メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂に含有せしめ
られる架橋性化合物は、芳香族炭化水素ホルムアルデヒ
ド樹脂とα、β−不飽和モノカルボン酸叉はそのエステ
ルとの反応により得られる。
芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とは、芳香族炭化
水・素とホルムアルデヒドとの縮合反応により得られる
もので、キシレンホルムアルデヒド樹脂、トルエンホル
ムアルデヒド樹脂、メシチレンホルムアルデヒド樹脂、
デュレンホルムアルデヒド樹脂、ナフタレンホルムアル
デヒド樹脂などから適宜選択される。
水・素とホルムアルデヒドとの縮合反応により得られる
もので、キシレンホルムアルデヒド樹脂、トルエンホル
ムアルデヒド樹脂、メシチレンホルムアルデヒド樹脂、
デュレンホルムアルデヒド樹脂、ナフタレンホルムアル
デヒド樹脂などから適宜選択される。
α、β−不飽和モノカルボン酸又はそのエステルの代表
例としては、アクリル酸、メタクリル酸又はこれらのア
ルキルエステルが挙げられる。
例としては、アクリル酸、メタクリル酸又はこれらのア
ルキルエステルが挙げられる。
芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂とα、β−不飽和
モノカルボン酸又はそのエステルとの反応は、必要に応
じてエステル化触媒、エステル交換触媒、重合禁止剤を
使用して加熱下に行なわれる。
モノカルボン酸又はそのエステルとの反応は、必要に応
じてエステル化触媒、エステル交換触媒、重合禁止剤を
使用して加熱下に行なわれる。
反応に際して、α、β−不飽和モノカルボン酸又はその
エステルの量ヲ変えるなど反応条件を変動させることに
より、任意の量の不飽和モノカルボン酸基(アクリル酸
基又はメタクリル酸基)を導入することができる。
エステルの量ヲ変えるなど反応条件を変動させることに
より、任意の量の不飽和モノカルボン酸基(アクリル酸
基又はメタクリル酸基)を導入することができる。
又、芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂の分子量を変
動させることにより生成物である架橋性化合物の粘度を
任意に調節することができる。
動させることにより生成物である架橋性化合物の粘度を
任意に調節することができる。
このように原料成分である芳香族炭化水素ホルムアルデ
ヒド樹脂及びα、β−不飽和モノカルボン酸又はそのエ
ステルの種類及び使用量、反応温度及び反応時間などの
反応条件等を適宜変動させることにより、各種の架橋性
化合物を得ることが可能である。
ヒド樹脂及びα、β−不飽和モノカルボン酸又はそのエ
ステルの種類及び使用量、反応温度及び反応時間などの
反応条件等を適宜変動させることにより、各種の架橋性
化合物を得ることが可能である。
得られた架橋性化合物は、無臭乃至低臭気性であり、又
、後述する不飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至
メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂の架橋剤として用
いた場合に揮散ロスが少ない点で従来の架橋性単量体よ
りも優れている。
、後述する不飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至
メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂の架橋剤として用
いた場合に揮散ロスが少ない点で従来の架橋性単量体よ
りも優れている。
本発明の架橋性化合物により架橋される不飽和ポリエス
テル樹脂としては、下記のアルコール成分、酸成分、変
性剤(任意成分)より得られる汎用の各種不飽和ポリエ
ステル樹脂が挙げられる。
テル樹脂としては、下記のアルコール成分、酸成分、変
性剤(任意成分)より得られる汎用の各種不飽和ポリエ
ステル樹脂が挙げられる。
(1)アルコール成分
エチレングリコール、プロピレングリコールジエチレン
クリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、1.3−フロパンジオール、1,2−プロパ
ンジオール、1,2ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、1゜4−ブタンジオール、1,2−ベンタンジ
オール、1,3−ベンタンジオール、1.2−ヘキサン
ジオール、1.4−ヘキサンジオール、2゜3−ヘキサ
ンジオール、ジプロピレングリコールなどの脂肪族グリ
コール;シクロペンクンジオール、シクロヘキサンジオ
ールなどの脂環式%式% ジフェニル)プロパンなどの芳香族ジオール;ビスエチ
レングリコールエーテル ビスプロピレングリコールエ
ーテル、ビスブチレングリコールエーテルなどのエーテ
ル類;グリセリン、トリメチロールエタン トリメチロ
ールプロパン、ヘンタエリスリトールなどの多価アルコ
ール類;又はこれらの混合物。
クリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレング
リコール、1.3−フロパンジオール、1,2−プロパ
ンジオール、1,2ブタンジオール、1,3−ブタンジ
オール、1゜4−ブタンジオール、1,2−ベンタンジ
オール、1,3−ベンタンジオール、1.2−ヘキサン
ジオール、1.4−ヘキサンジオール、2゜3−ヘキサ
ンジオール、ジプロピレングリコールなどの脂肪族グリ
コール;シクロペンクンジオール、シクロヘキサンジオ
ールなどの脂環式%式% ジフェニル)プロパンなどの芳香族ジオール;ビスエチ
レングリコールエーテル ビスプロピレングリコールエ
ーテル、ビスブチレングリコールエーテルなどのエーテ
ル類;グリセリン、トリメチロールエタン トリメチロ
ールプロパン、ヘンタエリスリトールなどの多価アルコ
ール類;又はこれらの混合物。
上記アルコールは一般に工業的に生産され、不飽和ポリ
エステルの製造に使用されているものである。
エステルの製造に使用されているものである。
(2)酸成分
?+//I’ン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸などの不飽和カルボン酸、アマニ油、
大豆油、トール油、ヤシ油、ヒマシ油などの植物油脂肪
酸、これらの誘導体またはこれらの混合物。
ン酸、シトラコン酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水
フタル酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸などの不飽和カルボン酸、アマニ油、
大豆油、トール油、ヤシ油、ヒマシ油などの植物油脂肪
酸、これらの誘導体またはこれらの混合物。
必要に応じてフタル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、アジピン酸などの飽和酸を上記酸成分と
ともに用いることができる。
テレフタル酸、アジピン酸などの飽和酸を上記酸成分と
ともに用いることができる。
(3)変性剤(任意成分)
シクロペンタジェン、ジシクロペンタジェンなど。
本発明の架橋性化合物により架橋されるアクリル酸乃至
メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂とは、ポリブタジ
ェンの末端にgh基を導入し、このgh基とアクリル酸
叉はメタクリル酸のカルボキシル基とを反応させて得ら
れる、末端に反応性二重結合を有する樹脂であって、例
えばTE−2000(メタクリル酸変性ポリブタジェン
樹脂日本曹達■製)が挙げられる。
メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂とは、ポリブタジ
ェンの末端にgh基を導入し、このgh基とアクリル酸
叉はメタクリル酸のカルボキシル基とを反応させて得ら
れる、末端に反応性二重結合を有する樹脂であって、例
えばTE−2000(メタクリル酸変性ポリブタジェン
樹脂日本曹達■製)が挙げられる。
本発明の樹脂組成物は、上記必須成分以外に、硬化剤、
硬化促進剤、架橋性単量体、変性樹脂、重合禁止剤、充
填剤などを含むことができる。
硬化促進剤、架橋性単量体、変性樹脂、重合禁止剤、充
填剤などを含むことができる。
硬化剤としてはベンゾイルパーオキサイド、アセチルパ
ーオキサイドなどのアシルパーオキサイド;クーシャリ
−ブチルパーオキサイド、キュメンヒドロパーオキサイ
ドなどのヒドロパーオキサイド;メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドなどの
ケトンパーオキサイド;ジクーシャリーブチルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイドなどのジアルキルパー
オキサイド;クーシャリ−ブチルパーベンゾエート、タ
ーシャリ−ブチルパーオキシアセテートなどのオキシパ
ーオキサイドなどを使用できる。
ーオキサイドなどのアシルパーオキサイド;クーシャリ
−ブチルパーオキサイド、キュメンヒドロパーオキサイ
ドなどのヒドロパーオキサイド;メチルエチルケトンパ
ーオキサイド、シクロヘキサノンパーオキサイドなどの
ケトンパーオキサイド;ジクーシャリーブチルパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイドなどのジアルキルパー
オキサイド;クーシャリ−ブチルパーベンゾエート、タ
ーシャリ−ブチルパーオキシアセテートなどのオキシパ
ーオキサイドなどを使用できる。
その使用量は、樹脂組成物を基準として一般に0.5〜
5重量%、好ましくは1〜3重量%の範囲である。
5重量%、好ましくは1〜3重量%の範囲である。
硬化促進剤としては一般的に使用されているナフテン酸
またはオクテン酸金属塩(1例えば、コバルト、マンガ
ン−1鉄−、ニッケルー、錫−1亜鉛塩など)などが使
用でき、その添加量は樹脂組成物に対してO1〜2.0
重量%の範囲である。
またはオクテン酸金属塩(1例えば、コバルト、マンガ
ン−1鉄−、ニッケルー、錫−1亜鉛塩など)などが使
用でき、その添加量は樹脂組成物に対してO1〜2.0
重量%の範囲である。
架橋性単量体としてはスチレン、高沸点の各種アクリル
酸またはメタクリル酸エステル、トリメチロールプロパ
ンアリルエーテル、クリセリンアリルエーテル、ジアリ
ルフタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルイ
ソシアヌレートなどの不飽和ポリエステル用汎用架橋性
単量体が挙げられ、これら架橋性単量体は、必要に応じ
て使用される。
酸またはメタクリル酸エステル、トリメチロールプロパ
ンアリルエーテル、クリセリンアリルエーテル、ジアリ
ルフタレート、ジアリルイソフタレート、トリアリルイ
ソシアヌレートなどの不飽和ポリエステル用汎用架橋性
単量体が挙げられ、これら架橋性単量体は、必要に応じ
て使用される。
変性樹脂としては、飽和ポリエステル樹脂、各種ブタジ
ェン樹脂などが挙げられ、これらも必要に応じて使用さ
れる。
ェン樹脂などが挙げられ、これらも必要に応じて使用さ
れる。
重合禁止剤としてはハイドロキノン、パラターシャリ−
ブチルカテコール、ピロガロール等のキノン類、その他
一般に使用されているものが使用できる。
ブチルカテコール、ピロガロール等のキノン類、その他
一般に使用されているものが使用できる。
その添加量は樹脂組成物に対し、0〜0.5重量%であ
る。
る。
充填剤としてはポリエステル樹脂に添加されているシリ
カ、タルク、炭酸カルシウム、アスベスト、ガラス繊維
、木粉および着色剤などが必要に応じて使用される。
カ、タルク、炭酸カルシウム、アスベスト、ガラス繊維
、木粉および着色剤などが必要に応じて使用される。
以下に実症例を挙げて本発明を更に説明するが本発明は
これら実施例に限定されるものではない。
これら実施例に限定されるものではない。
実施例 1
攪拌機、温度計、球入りコンデンサー付き1を四ツ目フ
ラスコに、二カノールLL(キシレンホルムアルデヒド
樹脂、平均分子量350〜3801含酸素量9〜10、
三菱瓦斯化学■製)500g、メタクリル酸125g、
ハイドロキノン0.5g。
ラスコに、二カノールLL(キシレンホルムアルデヒド
樹脂、平均分子量350〜3801含酸素量9〜10、
三菱瓦斯化学■製)500g、メタクリル酸125g、
ハイドロキノン0.5g。
p−トルエンスルホン酸0.5gを入れ、120°Cで
8時間反応させた。
8時間反応させた。
反応生成物をILのトルエンに溶解し、約25重量%炭
酸ナトリウム水溶液500rrLlで3回洗浄し、次い
で蒸留水で洗浄した。
酸ナトリウム水溶液500rrLlで3回洗浄し、次い
で蒸留水で洗浄した。
有機層を塩化カルシウムで脱水した後トルエンを留去し
、粘度lポイズ(25℃)の架橋性化合物(A)450
gを得た。
、粘度lポイズ(25℃)の架橋性化合物(A)450
gを得た。
この化合物(A)は、殆んど無臭であり、赤外線吸収ス
ペクトルによれば、1720cm にメタクリル酸
エステルのカルボニル基に基づく強い吸収が認められた
。
ペクトルによれば、1720cm にメタクリル酸
エステルのカルボニル基に基づく強い吸収が認められた
。
実施例 2
実施例1と同じ容器にニカノールLL500g。
メタクリル酸メチル150g1ハイドロキノン0.5g
、p−トルエンスルホン酸0.5gを入れ、120℃で
10時間反応させた。
、p−トルエンスルホン酸0.5gを入れ、120℃で
10時間反応させた。
反応終了後、生成物を1tのトルエンに溶解し、約25
重量%炭酸ナトリウム水溶液、蒸留水の順で洗浄した。
重量%炭酸ナトリウム水溶液、蒸留水の順で洗浄した。
有機相を塩化カルシウムで脱水した後、トルエンを除く
ため40 ’C/ 5 mvtHgで減圧蒸留し、粘度
1ポイズ(25℃)の架橋性化合物(B)400gを得
た。
ため40 ’C/ 5 mvtHgで減圧蒸留し、粘度
1ポイズ(25℃)の架橋性化合物(B)400gを得
た。
この化合物(B)は殆んど無臭であり、赤外線吸収スペ
クトルによれば 1720cm”にメタクリル酸エステ
ルのカルボニル基に基づく強い吸収が認められた。
クトルによれば 1720cm”にメタクリル酸エステ
ルのカルボニル基に基づく強い吸収が認められた。
実施例 3
ニカノールLLの代りに二カノールHH(キシレンホル
ムアルデヒド樹脂、分子量500〜600、三菱瓦斯化
学■製)を用いた以外は実施例1と同様に処理して低臭
気架橋性化合物(C)460gを得た。
ムアルデヒド樹脂、分子量500〜600、三菱瓦斯化
学■製)を用いた以外は実施例1と同様に処理して低臭
気架橋性化合物(C)460gを得た。
実施例 4
反応温度を150℃、反応時間を30時間、メタクリル
酸量を200gとした以外は実施例1と同じ条件で反応
を行ない、低臭気架橋性化合物(D)480gを得た。
酸量を200gとした以外は実施例1と同じ条件で反応
を行ない、低臭気架橋性化合物(D)480gを得た。
実施例 5
実施例1で得た低臭気架橋性化合物(A)100g、T
E−2000(メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂、
日本曹達■製)50g、ターシャリ−ブチルパーベンゾ
ニーh1.5g、6%ナフテン酸コバルト0.3g及び
ハイドロキノン0.008gを混合攪拌してワニス(E
)を得り。
E−2000(メタクリル酸変性ポリブタジェン樹脂、
日本曹達■製)50g、ターシャリ−ブチルパーベンゾ
ニーh1.5g、6%ナフテン酸コバルト0.3g及び
ハイドロキノン0.008gを混合攪拌してワニス(E
)を得り。
実施例 6
実施例3で得た低臭気架橋性化合物(C)230g、T
E−200060g、B−1000(ポリブタジェン樹
脂、数平均分子量1000、日本曹達■製) 60 g
、メタクリル酸ラウリル150g、ターシャリ−ブチル
パーベンゾエート5g及び6%ナフテン酸コバルト1g
を混合攪拌してワニス(F)を得た。
E−200060g、B−1000(ポリブタジェン樹
脂、数平均分子量1000、日本曹達■製) 60 g
、メタクリル酸ラウリル150g、ターシャリ−ブチル
パーベンゾエート5g及び6%ナフテン酸コバルト1g
を混合攪拌してワニス(F)を得た。
実施例 7
実施例2で得た低臭気架橋性化合物(B)100g、P
S−203(大豆油変性不飽和ポリエステル樹脂分98
.7%、日立化成■製)50g、ターシャリ−ブチルパ
ーベンジェ−1−1,5g、6%ナフテン酸コバルト0
.3g及びハイドロキノン0.008gを混合攪拌して
ワニス(G)を得た。
S−203(大豆油変性不飽和ポリエステル樹脂分98
.7%、日立化成■製)50g、ターシャリ−ブチルパ
ーベンジェ−1−1,5g、6%ナフテン酸コバルト0
.3g及びハイドロキノン0.008gを混合攪拌して
ワニス(G)を得た。
実施例 8
実施例4で得た低臭気架橋性化合物(D)100g、T
E−200050g、ターシャリ−ブチルパーベンゾエ
ート1.5g、6%ナフテン酸コバルト0.3g及びハ
イドロキノン0.008gを混合攪拌してワニス(H)
を得た。
E−200050g、ターシャリ−ブチルパーベンゾエ
ート1.5g、6%ナフテン酸コバルト0.3g及びハ
イドロキノン0.008gを混合攪拌してワニス(H)
を得た。
実施例5〜8で得られたワニス(E)〜(H)及び従来
の代表的不飽和ポリエステルワニスPS−202(大豆
油変性不飽和ポリエステルワニス、日立化成■製)の一
般特性を第1表に示した。
の代表的不飽和ポリエステルワニスPS−202(大豆
油変性不飽和ポリエステルワニス、日立化成■製)の一
般特性を第1表に示した。
第1表から明らかなように、本発明の樹脂組成物である
ワニス(E)、(F)、(G)及び(H)は、従来の不
飽和ポリエステルワニスに比べ、ワニス状態時及び乾燥
時の臭気が著るしく低減された。
ワニス(E)、(F)、(G)及び(H)は、従来の不
飽和ポリエステルワニスに比べ、ワニス状態時及び乾燥
時の臭気が著るしく低減された。
又、揮発分も従来の不飽和ポリエステルワニスの1/4
以下に減少している。
以下に減少している。
更に電気的、機械的特性も従来の不飽和ポリエステルワ
ニスと同等乃至それ以上であることも確認された。
ニスと同等乃至それ以上であることも確認された。
以上述べたように本発明により、公害防止及び省資源の
要請を満足し、強化プラスチック、塗料、接着剤、電気
部品等に使用するに好適な樹脂組成物が提供された。
要請を満足し、強化プラスチック、塗料、接着剤、電気
部品等に使用するに好適な樹脂組成物が提供された。
第1図及び第2図は、第1表のせん断接着力を測定する
ために用いた試験片の略図である。 1・・・・・・2.0m7/Lφのポリエステル被覆銅
線、2・・・・・・0.14mmφのポリエステル被覆
銅線のバインド線、3・・・・・・突合せ部。
ために用いた試験片の略図である。 1・・・・・・2.0m7/Lφのポリエステル被覆銅
線、2・・・・・・0.14mmφのポリエステル被覆
銅線のバインド線、3・・・・・・突合せ部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不飽和ポリエステル樹脂又はアクリル酸乃至メタク
リル酸変性ポリブタジェン樹脂に、芳香族炭化水素ホル
ムアルデヒド樹脂とα、β−不飽和モノカルボン酸又は
そのエステルとの反応により得られた架橋性化合物を含
有せしめたことを特徴とする無臭乃至低臭気性樹脂組成
物。 2、特許請求の範囲第1項において、芳香族炭化水素ホ
ルムアルデヒド樹脂がキシレンホルムアルデヒド樹脂で
あることを特徴とする無臭乃至低臭気性樹脂組成物。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項において、α、β
−不飽和モノカルボン酸又はそのエステルがアクリル酸
、メタクリル酸叉はこれらのアルキルエステルであるこ
とを特徴とする無臭乃至低臭気性樹脂組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4767779A JPS5850649B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物 |
US06/139,025 US4297471A (en) | 1979-04-13 | 1980-04-10 | Odorless or low-odor crosslinkable compound and resin composition containing the same |
US06/273,034 US4369288A (en) | 1979-04-13 | 1981-06-12 | Odorless or low-odor crosslinkable compound and resin composition containing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4767779A JPS5850649B2 (ja) | 1979-04-17 | 1979-04-17 | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55144015A JPS55144015A (en) | 1980-11-10 |
JPS5850649B2 true JPS5850649B2 (ja) | 1983-11-11 |
Family
ID=12781899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4767779A Expired JPS5850649B2 (ja) | 1979-04-13 | 1979-04-17 | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5850649B2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-17 JP JP4767779A patent/JPS5850649B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55144015A (en) | 1980-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI554573B (zh) | 聚合松香化合物及其製造方法 | |
US5874503A (en) | Low VOC unsaturated polyester systems and uses thereof | |
US2691004A (en) | Oil-modified acidic polyester-ethoxyline resinous compositions | |
US2830966A (en) | Unsaturated polyester resin composition containing indan carboxylic acids and process of preparing the same | |
JPH10273526A (ja) | ポリエステル系帯電防止剤及びそれを含むポリマー組成物 | |
JPS6264859A (ja) | 不飽和ポリエステル組成物 | |
US4072642A (en) | Alkyd resins | |
MXPA04009015A (es) | Preparacion de poliesteres insaturados. | |
JPS5850649B2 (ja) | 無臭乃至低臭気性樹脂組成物 | |
US3249653A (en) | Unsaturated polyesters prepared from glycidyl esters of mixed branched monocarboxylic acids | |
US4297471A (en) | Odorless or low-odor crosslinkable compound and resin composition containing the same | |
US4104215A (en) | Odorless or low-odor resinous composition | |
US4105607A (en) | Modified air-drying alkyd resins | |
JPH02228355A (ja) | 樹脂組成物、その製法および表面層、リノリウムおよびこれから製造された製品 | |
JPS60123519A (ja) | 無臭乃至低臭気性架橋性化合物の硬化物の製造法 | |
US3457207A (en) | Quick-drying oil-modified alkyd resin compositions | |
JPS6354006B2 (ja) | ||
JPS6365685B2 (ja) | ||
JPS6210537B2 (ja) | ||
JPS6234772B2 (ja) | ||
JPS6017412B2 (ja) | 無臭乃至低臭気性架橋性化合物の製造法 | |
JP2007308658A (ja) | エステル交換体の製造方法及びそれを用いたアルキド樹脂の製造方法 | |
JPS5893713A (ja) | 塗料用不飽和ポリエステル樹脂組成物 | |
CA2179243C (en) | Low voc unsaturated polyester systems and uses thereof | |
JP2545546B2 (ja) | トランス処理用樹脂組成物 |