JPS60122271A - 内燃機関の点火装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明（よ内燃機関の点火装置、特に点火］−ネル１゛
の増大を図るＤ　Ｃ−Ｄ　Ｃコンバータを備えるものに
関りる。。

（従来技術） 近年、燃費向上の要請から混合気の希薄化が図られる傾
向にあり、希薄間合気の場合、通常の点火装置では失火
し易いことがら点火１ネルギを増大し１点火能力を向上
させた装置が、例えば特・開明５６’−１２’ｌ　６７
２号等にて提案されている。

点火プラグの火花放電には高電圧を必要とするが、いっ
た／υ火火花電電ると、点火ギャップ間の絶縁状態の破
壊により、火花放電の初期電圧にりも低い電圧で放電作
用が持続される現象がある。

これを利用して、この装置では、Ｉ）（、ＤＣコンバー
タにて発生づる高電圧が、各点火プラグの放電量始時に
、点火コイルの２次巻線に誘起されるｌ！！？Ｉ電圧に
相加わって供給されるようになっている。

１４Ｔわら、通常の点火装置による放電電流にＤｃ；−
Ｄ　Ｃコンバータによる放電電流が重畳することになり
、第１図の放電電流特性のＪ、うに、１１ｉ電持続時間
が延長されることにより点火エネルギが増大づる。

このため、希薄混合気であっても着火ミスが減り燃焼が
安定づるのである。

なＪ３、第１図には放電電圧特性を併じて示す。

また同図のａはＤＣ−ＤＣ：］ンバータを備えていない
場合の、また同図のｂＧ、ｔＤＣ−ＤＣコンバータを備
えＩＣ場合のそれぞれの特性曲線である。

ところＣ１実際の点火装置では、点火コイルから各点火
プラグに至る全抵抗が、同一機関でもシリンダ毎に異な
り、また、機関の種類によっても異なるのが現状である
。

具体的には、配線の仕方などから、主にアイストリビフ
ータと各点火プラグを接続する各高圧ケーブルの長さの
相違による抵抗値のぽらっぎが大きい。例えば、これら
の高圧ケーブルには、通常ＩＥ５にΩ、／ｍ程度の抵抗
値を有するケーブルが使われているが、４気筒機関につ
いてばらつき範囲をめると、高Ｌ［クープル自体の単位
長さ当りの抵抗ｆｆ＋のばらつきも含めて、３〜・１５
にΩもの人さｌｃ　ｌ１ｒＪどなる。

一方、Ｉ）　Ｃ−１）　Ｃコンバータの出力電圧並びに
出力電流鞘性は負荷に依存するので、このように、抵抗
値（角？ｉＱ　）に大きなばらつきがあると、点火１′
ｌグｆυに１．）　Ｃ−Ｄ　Ｃコンバータがら供給され
る放電型１１並びに放電電流が異なってしまう。

この結果、シリンダ毎に点火エネルギが異なり、燃焼状
態がばらつくので、この点火装置のもつ本来のＶｓ能が
充分に発揮できないという問題があった。

（発明の目的） 本発明は、点火コイルから各点大プラグに至る全抵抗に
対し、ディストリご」−一タと各点火プラグ間の高Ｌ［
ケーブルの抵抗値を小さく設定することにより、これら
高圧ケーブルの抵抗値のばらつきを吸収し、ＤＣ−ＤＣ
コンバータの負荷特性を各点火プラグ間で均一にして機
関安定性の向上を図る点火装置を提供することを目的と
する。

（発明の構成並びに作用） 本発明の点火装置は、１次巻線及び２次巻線を有づる点
火コイルと、該１次巻線の回路の遮断時に前記２次巻線
に誘起される高電圧を配電づるディスｉ・リビコータと
、該ディストリビユータからの高電圧が印加される放電
ギ鵞・ツブを有Ｊる点火プラグど、前記２次巻線ど直列
に接続され前記高電ｉｆの印加時に前記放電ギャップに
流れる放電電流を増強し該放電電流の持続時間を延長Ｊ
るｌ）　Ｃ−ＤＣ］Ｃコンバータ備える。

この点火装置にＪ３いて、前記ディスト・リビ」、−タ
と各点火プラグを接続する高圧ケーブルの単位良さ当り
の抵抗１直を前記点火コイルどｆイストリビーノ＝夕を
接続づる高圧ケーブルの単位長さ当りの抵抗値よりも小
さく設定づる。

したがって、点火二１イルより各点火プラグに至る全抵
抗に占めるｆイストリピユータと各点火プラグ間の抵抗
値の割合が小さくなるので、ディストリビＪ−タど各点
火プラグ間の対抗値のばらつきは無視てきる程度に小さ
なものどなるのである。

（実施例） 以下図示実施例に基づいて説明する。

第２図は本発明の１実施例の概略構成図で、４気１１１
１機関に適用されたものである。

図中３３．４は点火コイル２の１次巻線及び２次酉線、
１は１次巻線３に電流を供給する直流電源、６は２次巻
線４に誘起される高電圧が高圧ケーブル５を介して供給
され、この高電圧を配電づるディストリビュータ、８８
〜８ｄはディストリビユータロにて配電された高電圧が
各高圧クープルアａ−−７ｄを介して印加される放電ギ
ャップを右づる点火二１イルＣある。

Ｓ）は機関回転に同期して点火時期を検出する検Ｉｌｌ
　Ｔ一段、１０はこの検出手段９からの点火信号に基づ
き１次巻線３の回路を断続Ｊるフルトランジスターｒク
ツーイタである。

１′１は２次巻線４に直列に接続されるＩ）　Ｃ−Ｄ〇
二ＩンバータＣ１例えばトランジスタ発振形のものが用
いられる。

したがっ（、機関に同期して点火時期を検出づる検出１
段９からの点火信号に基づきイグナイタ１０が１次巻ｍ
３の回路を遮断すると、２次巻線４にマイノース１０ｋ
Ｖ〜数１０ｋＶ程度の高電圧が誘起され、この高電１丁
は高圧ケーブル５、アイストリビコータ（３、各高圧ケ
ーブル７８〜７　ｄを介して点火プラグ８８〜８ｄに供
給され、燃焼室内の混合気に向【Ｊて放電される。

一方、ｌ）　Ｃ−Ｄ　Ｃコンバータ１１にて発生覆るマ
イナス数ｋＶの高電圧は前記点火プラグ８ａ〜８　ｄの
放電開始時に、２次巻線４に誘起される高電圧に相加わ
って供給される。すなわち、従来の点火装置による放電
電流にＤＣ−ＤＣＩＣコンバータ１１る放電電流が重畳
し、第１図と同様、点火」−ネルギ並びに放電持続時間
が増大している。

本発明では、さらに点火コイル２とディストリビコータ
（３の間の高圧ケーブル５については、単位長さ当りの
抵抗値を１５〜３０にΩ／用とするのに対し、アイスト
リビコータ６と各点火プラグＢａ−・８（１の間の各高
圧ケーブル７８〜７ｄについて（ま、甲４ｔｔ良さ当り
の１氏抗）直を３〜５１＜０７ｍど小さく設定づる。

４体的には、高圧ケーブル５並ひに７ａ〜７ｄは、ノ１
ライ１〜等の磁性体からなる芯体の士に金属軸！ｌ！ｉ
ｌを螺旋状に巻き、その」にシリニ」ンゴム等の絶縁被
覆を施した巻線抵抗式のものが望ましい。

この巻線抵抗式の高圧クープルは抵抗値の粘度が良好で
、通常上１０％以内の誤差範囲で量産できるから（゛あ
る。また、点火コイル２とディストリビＪ−夕６の間の
高圧ケーブル５について（１、繊維の束にカーボンを含
浸さＶて形成りる抵抗紐式の６の（−もＪ、い。ただし
、この場合には、抵抗値の粘度が巻線抵抗式に比べて数
イ８程度悪い。

１：１１のように４１４成されると、点火」イル２から
Ｊｌｏ、を火プラグ８ａ−８ｄに至る全抵抗は、機関に
応じ℃決められ〔いるので、この全抵抗に寄与づる烏ｌ
■クーゾル５の抵抗値が増加するのに対し、高１１ヨケ
ーゾル７８〜７ｄの抵抗値は小さくイする。

したがって、各高圧クープルア８〜７ｄ（７）長さによ
る１ｉ（ｌｉｉ　ｌ（ｌのばらつぎは、各高圧ケーブル
７ａ・−・７ｄの１１位長さ当りの抵抗値を小さくする
ほと（逆に＾バーケーブル５の単位長さ当りの抵抗値は
人きくづる）、抵抗値のばらつ８を小さなものに抑える
ことができることになる。

しかし、実際には各高圧ウーブル７ａ〜７ｄの抵抗＃を
丁げ過ぎると、高圧ケーブルの本来の目的の１つくある
火花点火【こ起因づる電波雑音の防止作用が冑られなく
なる。

このため、この実施例Ｃ′は、下限を３にΩ／Ｉ１１と
している。なお、Ｌ限として設定した５にΩ／ｍ以上に
なると、各高圧ケーブル７８〜７ｄについて、長さによ
る抵抗値のばらつきが無視できないものと４Ｔる。

このＪ、うに、各高圧クープルア８〜７ｄについて、長
さによる抵抗値のばらつきを無視できる程疫に、１１位
長さ当りの抵抗値を設定したので、ＤＣ’　Ｉ）　（Ｃ
ＴＪンバータ１１の負荷特性は各シリンダに一ついＣ均
一どなり、第３図のように、実線で囲よｌシｆこ小さな
範囲（ム〜ム）がＤ　Ｃ−［：）　Ｃコンバータ１１の
動作範囲となる。

なお、従来装置Ｃは、破線で囲まれた広い範囲（Ｏへ−
０）がＤ　Ｃ、−Ｄ　Ｃコンバータの動作範囲とイｒ　
る　。

口のも一宋、各シリンダの燃焼状態が均一となり、機関
は安定するのである。

（発明の効果） 以上のＪ、うに、本発明によれば、点火コイルかｒう各
１ｊ、（火／ノグに至る全抵抗に対し、アイストリビュ
ータと各点火コイル間のｉ”ｊ＋　ＬＥクープルの抵抗
ｌ１１′ｊを小さく設定し、これらの高圧ケーブルにつ
い（、長さによる抵抗値のばらつきを無視てきるように
したの？’、ＤＣ−ＤＣコンバータｈ口らのＭ雷電流特
性が各点火プラグについて均一となり、この結果、燃焼
状態がばら′つかず、機関が安定するという効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の放電電流、放電電圧のそれぞれの特
性図である。 第２図は本発明の１実施例の概略構成図、第３因はｌ）
　Ｃ−Ｄ　Ｃコンバータの負荷特性図である。 １・・・直流電源、２・・・点火コイル、３・・・１次
巻線、４・・・２次巻線、５・・・高圧ケーブル、６・
・・ディストリビニュータ、（’ａ〜７ｄ・・・高圧ク
ープル、８ａ・〜８（１・・・Ｉｊ、ｊ火プラグ、１０
・・・イグＪ−イタ、１１・・・１〕Ｃ−１つＯ］ンハ
ータ。 特ＩＦＩ出願人　日産自動車株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １次巻線及び２次巻線を有する点火コイルと、該１次巻
   線の回路の遮断時に前記２次巻線に誘起される高電圧を
   配電するディストリビュータと、該ディストリビユータ
   からの高電圧が印加される敢電ギＶツブを有する点火プ
   ラグと、前記２次巻線と直列に接続され前記高電圧の印
   加時に前記放電ギャップに流れる放電電流を増強し該放
   電電流の持続時間を延長するＤＣ−ＤＣコンバータとを
   備える内燃機関の点火装置において、前記ディストリビ
   ュータど各点火プラグを接続する高圧ケーブルの中位長
   さ当りの抵抗値を前記点火コイルと１イストリビユータ
   を接続する高圧ケーブルの単位長さ当りの抵抗値よりも
   小さく設定したことを特徴とづる内燃機関の点火装置。