JPH0259304B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0259304B2 JPH0259304B2 JP57058003A JP5800382A JPH0259304B2 JP H0259304 B2 JPH0259304 B2 JP H0259304B2 JP 57058003 A JP57058003 A JP 57058003A JP 5800382 A JP5800382 A JP 5800382A JP H0259304 B2 JPH0259304 B2 JP H0259304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cables
- cable
- spark plug
- coil
- ignition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 8
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 4
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 3
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は内燃機関の点火栓とデイストリビユー
タとを接続するハイテンシヨンケーブルの改良に
関する。
タとを接続するハイテンシヨンケーブルの改良に
関する。
従来、この種のハイテンシヨンケーブルは内燃
機関の点火栓とデイストリビユータとを接続して
デイストリビユータの高電圧を各点火栓に順次印
加することによりその点火栓を放電させるように
していた。
機関の点火栓とデイストリビユータとを接続して
デイストリビユータの高電圧を各点火栓に順次印
加することによりその点火栓を放電させるように
していた。
しかしながら、このような従来のハイテンシヨ
ンケーブルの場合、各気筒の点火栓とデイストリ
ビユータの各高電圧端子とをそれぞれ別々のハイ
テンシヨンケーブルにより接続してあり、点火気
筒のハイテンシヨンケーブルに電流が流れる際に
は他のハイテンシヨンケーブルは遊んでいた。
ンケーブルの場合、各気筒の点火栓とデイストリ
ビユータの各高電圧端子とをそれぞれ別々のハイ
テンシヨンケーブルにより接続してあり、点火気
筒のハイテンシヨンケーブルに電流が流れる際に
は他のハイテンシヨンケーブルは遊んでいた。
また、点火栓の放電時間は点火性能を向上させ
るためにある程度長くする必要があるが、従来は
イグニツシヨンコイルの二次コイルの自己インダ
クタンスとハイテンシヨンケーブルのリアクタン
ス分とを利用することにより放電時間を長くして
いた。
るためにある程度長くする必要があるが、従来は
イグニツシヨンコイルの二次コイルの自己インダ
クタンスとハイテンシヨンケーブルのリアクタン
ス分とを利用することにより放電時間を長くして
いた。
このため、ハイテンシヨンケーブルのリアクタ
ンス部分でのエネルギ損失があつた。
ンス部分でのエネルギ損失があつた。
本発明は、このような現状に着目して為された
もので、略同一長さのケーブルを複数本まとめて
コイル状に撚り合わせて一体化することによりコ
イル部での自己インダクタンスを利用して放電時
間を長くする一方、相互インダクタンスにより一
本のケーブルに電流を流したときに発生する磁界
により他のケーブルに起電力を発生させ、この起
電力を利用することにより点火気筒以外の気筒の
点火栓の電極間に電界を発生させて、それらの電
極間のガソリン燃料のイオン化と微粒化とを促進
させ、もつて従来のエネルギー損失分の一部を燃
焼効率の向上に用いることができるようにした。
もので、略同一長さのケーブルを複数本まとめて
コイル状に撚り合わせて一体化することによりコ
イル部での自己インダクタンスを利用して放電時
間を長くする一方、相互インダクタンスにより一
本のケーブルに電流を流したときに発生する磁界
により他のケーブルに起電力を発生させ、この起
電力を利用することにより点火気筒以外の気筒の
点火栓の電極間に電界を発生させて、それらの電
極間のガソリン燃料のイオン化と微粒化とを促進
させ、もつて従来のエネルギー損失分の一部を燃
焼効率の向上に用いることができるようにした。
以下、本発明を第１図乃至第４図に示す一実施
例に基づいて説明する。
例に基づいて説明する。
構成を説明すると、ハイテンシヨンケーブル１
は、４本の絶縁被覆された４本のケーブル２Ａ，
２Ｂ，２Ｃ，２Ｄの長さを略同一に形成して、こ
れらケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄを、第２図
に示すように、芯線３を中心にして撚り合わせる
ことにより、コイル部４を形成し、絶縁部材５に
より一体化されている。尚、６は図示しない点火
栓に接続するプラグ、７は図示しないデイストリ
ビユータに接続するプラグ、８はケーブル２Ａ，
２Ｂ，２Ｃ，２Ｄの芯線である。
は、４本の絶縁被覆された４本のケーブル２Ａ，
２Ｂ，２Ｃ，２Ｄの長さを略同一に形成して、こ
れらケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄを、第２図
に示すように、芯線３を中心にして撚り合わせる
ことにより、コイル部４を形成し、絶縁部材５に
より一体化されている。尚、６は図示しない点火
栓に接続するプラグ、７は図示しないデイストリ
ビユータに接続するプラグ、８はケーブル２Ａ，
２Ｂ，２Ｃ，２Ｄの芯線である。
次に、かかる構成のハイテンシヨンケーブル１
の機能を、第４図を参照しつつ、第１のケーブル
２Ａにデイストリビユータにより分配された高電
圧が印加したときの具体例に基づいて説明する。
の機能を、第４図を参照しつつ、第１のケーブル
２Ａにデイストリビユータにより分配された高電
圧が印加したときの具体例に基づいて説明する。
第１のケーブル２Ａに電流が流れると、第１の
ケーブル２Ａのコイル部４に磁界が発生し、この
磁界により第２〜第４のケーブル２Ｂ，２Ｃ，２
Ｄに夫々相互インダクタンスL″による略同一の
電圧が発生し、この電圧が点火時期以外の各気筒
の点火栓に印加する。
ケーブル２Ａのコイル部４に磁界が発生し、この
磁界により第２〜第４のケーブル２Ｂ，２Ｃ，２
Ｄに夫々相互インダクタンスL″による略同一の
電圧が発生し、この電圧が点火時期以外の各気筒
の点火栓に印加する。
特に、吸入行程時の気筒の点火栓に電宛が印加
されると、点火栓の電極間付近においてガソリン
粒子の微粒化とイオン化とが促進される。これを
詳しく説明すると、点火栓の電極間に電圧が印加
されると、電極近くのガソリンの液滴が同極性に
帯電させられて反発し分散する。このとき、ガソ
リンの液滴の表面張力が弱くなつているため、従
来の液滴よりも細かく分散され、ガソリン粒子の
微粒化が促進される。したがつて、ガソリン燃料
の完全燃焼を促進でき、燃焼効率を高めることが
できる。
されると、点火栓の電極間付近においてガソリン
粒子の微粒化とイオン化とが促進される。これを
詳しく説明すると、点火栓の電極間に電圧が印加
されると、電極近くのガソリンの液滴が同極性に
帯電させられて反発し分散する。このとき、ガソ
リンの液滴の表面張力が弱くなつているため、従
来の液滴よりも細かく分散され、ガソリン粒子の
微粒化が促進される。したがつて、ガソリン燃料
の完全燃焼を促進でき、燃焼効率を高めることが
できる。
また、点火栓の電極間の混合気は高圧帯電する
のでここでイオン化されるため、次回の点火時に
おける絶縁破壊電圧を低下でき、これにより点火
栓の電極間に高エネルギーの火花を長く飛ばすこ
とができるので、さらに燃焼効率を高めることが
できる。
のでここでイオン化されるため、次回の点火時に
おける絶縁破壊電圧を低下でき、これにより点火
栓の電極間に高エネルギーの火花を長く飛ばすこ
とができるので、さらに燃焼効率を高めることが
できる。
第１〜第４のケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄ
を一まとめにして撚り合わせてあるのでそれらの
コイル部４形状がほぼ同一となり、それらの自己
インダクタンスL′及び相互インダクタンスL″を
ほぼ同一にすることができる。このため、それら
のケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄに接続された
点火栓にほぼ同一の電圧を印加できるので、ガソ
リン粒子の微粒化とイオン化とを全ての気筒にお
いて同様に行なえる。また、ハイテンシヨンケー
ブル１は４本のケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄ
を絶縁部材５により被覆するようにしたため、ケ
ーブルの寿命を向上できる。しかも、各気筒の点
火栓の放電時間を自己インダクタンスL′により長
くすることができる。
を一まとめにして撚り合わせてあるのでそれらの
コイル部４形状がほぼ同一となり、それらの自己
インダクタンスL′及び相互インダクタンスL″を
ほぼ同一にすることができる。このため、それら
のケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄに接続された
点火栓にほぼ同一の電圧を印加できるので、ガソ
リン粒子の微粒化とイオン化とを全ての気筒にお
いて同様に行なえる。また、ハイテンシヨンケー
ブル１は４本のケーブル２Ａ，２Ｂ，２Ｃ，２Ｄ
を絶縁部材５により被覆するようにしたため、ケ
ーブルの寿命を向上できる。しかも、各気筒の点
火栓の放電時間を自己インダクタンスL′により長
くすることができる。
尚、本実施例においては、ケーブル２Ａ，２
Ｂ，２Ｃ，２Ｄを絶縁部材５により被覆するよう
にしたが、これに限らず例えば４本のケーブルを
テープにより巻付けるようにしてもよい。
Ｂ，２Ｃ，２Ｄを絶縁部材５により被覆するよう
にしたが、これに限らず例えば４本のケーブルを
テープにより巻付けるようにしてもよい。
また、実施例では４気筒用としてケーブルを４
本としたが、これに限らず気筒数と同数のケーブ
ルを撚り合わせるようにすればよい。
本としたが、これに限らず気筒数と同数のケーブ
ルを撚り合わせるようにすればよい。
本発明は、以上説明したように、略同一長さの
ケーブルを、複数本まとめてコイル状に撚り合わ
せ一体化するようにしたので、そのコイル部の相
互インダクタンスにより点火時期以外の気筒にも
電圧を印加することができるためそれらの気筒に
おいてガソリン粒子のイオン化と微粒子化とを図
れる一方、コイル部の自己インダクタンスにより
放電時間を長くでき、これらにより従来のエネル
ギー損失分の一部を燃焼効率の向上に用いること
ができるようになつた。
ケーブルを、複数本まとめてコイル状に撚り合わ
せ一体化するようにしたので、そのコイル部の相
互インダクタンスにより点火時期以外の気筒にも
電圧を印加することができるためそれらの気筒に
おいてガソリン粒子のイオン化と微粒子化とを図
れる一方、コイル部の自己インダクタンスにより
放電時間を長くでき、これらにより従来のエネル
ギー損失分の一部を燃焼効率の向上に用いること
ができるようになつた。
第１図は本発明の一実施例を示す概略図、第２
図は同上の−断面図、第３図は同上のコイル
部分を示す概略図、第４図は同上の等価回路図で
ある。 １……ハイテンシヨンケーブル、２Ａ，２Ｂ，
２Ｃ，２Ｄ……ケーブル、４……コイル部、５…
…絶縁部材。
図は同上の−断面図、第３図は同上のコイル
部分を示す概略図、第４図は同上の等価回路図で
ある。 １……ハイテンシヨンケーブル、２Ａ，２Ｂ，
２Ｃ，２Ｄ……ケーブル、４……コイル部、５…
…絶縁部材。
Claims (1)
- １ 一端に点火栓との接続部を、他端にデストリ
ビユータとの接続部を夫々有する略同一長さのケ
ーブルを、複数本まとめてコイル状に撚り合わせ
て一体化したことを特徴とする内燃機関の点火栓
用ハイテンシヨンケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5800382A JPS58176807A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 内燃機関の点火栓用ハイテンシヨンケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5800382A JPS58176807A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 内燃機関の点火栓用ハイテンシヨンケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58176807A JPS58176807A (ja) | 1983-10-17 |
| JPH0259304B2 true JPH0259304B2 (ja) | 1990-12-12 |
Family
ID=13071801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5800382A Granted JPS58176807A (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 内燃機関の点火栓用ハイテンシヨンケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58176807A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2572357B2 (ja) * | 1994-06-10 | 1997-01-16 | 喜与治 蚊爪 | 開放収納形扉の補助ヒンジ装置 |
| JP4591094B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2010-12-01 | 住友電気工業株式会社 | 同軸ケーブル及び多心同軸ケーブル |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5141022B2 (ja) * | 1972-12-05 | 1976-11-08 | ||
| JPS5745110B2 (ja) * | 1976-11-24 | 1982-09-25 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5141022U (ja) * | 1974-09-20 | 1976-03-26 | ||
| JPS56171670U (ja) * | 1980-05-22 | 1981-12-18 | ||
| JPS5745110U (ja) * | 1980-08-28 | 1982-03-12 |
-
1982
- 1982-04-09 JP JP5800382A patent/JPS58176807A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5141022B2 (ja) * | 1972-12-05 | 1976-11-08 | ||
| JPS5745110B2 (ja) * | 1976-11-24 | 1982-09-25 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58176807A (ja) | 1983-10-17 |
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