JPS6012067A - 滅菌ガスを再利用する医科用ガス滅菌器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技　術　分　野） この発明は、メス、ピンセット、ガーゼ、絹帯等の医科
用器具、材料や患者の使用した衣服、ふとん等に酸化エ
チレン、フォルムアルデヒド等の滅菌カスを浸透させて
滅菌するガス滅菌器に関する。

（背　景　技　術） 晶記したような医科用器具、材料等は、使用後は洗浄し
、更に滅菌して次の使用に備えなければならない。− 滅菌のためには通常、蒸気滅菌、ガス滅菌が行なわれる
が、何れの方法においても従来は所定時間の滅菌を行な
った後は、滅菌器から摺出した蒸気、減市ガスｉ廃業さ
れていた。

しかしながら、一応洗浄された器具、材料等に付着讐る
雑菌は微量なので、ガス滅菌の場合、滅菌器に充填され
る滅菌ガスは殆ど消費されることのである− （本発明の目的） この発ＩＪＪは□、滅菌器に送給して滅菌作用を行□な
ったーの滅菌ガスを、容易に捕集して再利用に供するこ
とのできるように構成した医科用ガス滅菌器を得ること
を目的とした発明である。

（本発明の構成） この発明の医科用ガス滅菌器は、ガス滅菌器にイＪ属さ
せて貯溜容器およびガスの流れを制御するための４ｔｌ
ｉ−設けたものであって、滅菌終了後に滅菌器内に充満
している滅菌ガスをこめ貯溜容器に移動させて貯え１次
の滅菌時にこの貯溜カスを再ひ減菌器に移して＋Ｉｆ利
Ｊ１けるようにしたものである。

（本発明の実施例） 第１図は本発明による滅菌ガスを再利用する医科用ガス
滅菌器の概要を示す略図である。

１は通常のガス滅菌器であって、内部１ａ、外缶１ｂに
より二組構造となっており、内外缶ｌａ、、ｉｂの間に
形成される蒸気ジャケット１ｃ４こ蒸気を通して内置１
ａ内を加熱するようになっている。このジャケンｉ・に
蒸気を給排するための装置の構造は、本発す１の要点で
ないから、説明を省略する。２は弁３を介して内部１ａ
に酸化エチレン、フォルムアルデヒド等の滅菌ガスを送
給するためのカス管である。内部１ａに通じる排気管４
は、弁５、真空ポンプ６を経て滅菌ガス処理装置（図示
せず）に通じており、弁７を設けた連通管通じさせてい
る。

貯溜容器９としては、内圧が加わるに膨張し、外圧を受
けると収縮する膨張容器を使用するのが有利であって、
例えば第２図ａに示すゴム風船９ａ、第２図すに示す蛇
腹容器９ｂ、第２図Ｃに示すピストン１０を嵌合させた
シリンダ９ｃのようなものが利用できる。内部１ａには
弁１１を設けた空気管１２が通９てぃて、無菌フィ、ル
ク１３を通して雑菌を除いた無菌空気を吸入できるよう
□にされている。」二記の弁３．５．７．１１等は、手
動弁でもよいが、弁操作を容易にするためには電磁弁、
モータ（ｒを使用するのが望ましい。

このガス滅菌器の作用は次の通りである。

（１）　滅　菌　操　作 内部１ａに被滅菌物１４を入れて一＃Ｃ菌器の扉を閉鎖
し、蒸気ジャケットｌｃには予め蒸気を通して内部１ａ
を暖めておく。

次にブｆ３、ｌｌを閉じ、弁５．７を開いて真空ポンプ
６を運転し、内置１ａ内および貯溜容器９内を真空に近
い低圧にする。こむにより貯溜容器９がｆｉＳ２図の風
船９ａ、蛇腹容器９ｂの場命悴大気圧により晴れ、シリ
ンダ９．０の場合はピットンｌＯが連通管８の側に移動
する。

次にｊｔ５．７を閉じ、真、空、ポンプ６を停止し、弁
３を開いてガス管２から所！圧力の滅菌ゲス（例えば１
．７Ｋｇ／ｃｍ’の醸化エチレン）を内部学１ １ａに入れ、ｊｔ　３を閉じてｈ３！置する。装置時間
□ は、被滅菌物の性状により異なるが通常？〜〒時間であ
る。この間に内置１．ａ内のガス、は被滅菌物１４の深
部まで浸透し滅菌を行なう。

（２）カ　ス　貯　溜 所定蒔間の滅菌が終ったならば、弁７を−く。

内置１ａ内の圧力を持った滅菌ガスは、連通管、８を通
って貯溜容′ｘ９に流内す、る。例えば貯！容器９の容
積が内部１ａの容積と等しい場合は、容器９には内置１
ａ内にあった滅菌ガスの半分が、入ることになる。ここ
で弁７を閉、じ、る。

（３）　ｔＪ＋気、被滅菌物取出し ブ１５．を開、き、真空ポンプ６を運転し、て内置１ａ
内の滅菌ガスをカス処理装置に排出し廃棄する。。

低圧になった内部、ｌａ内には、適時、ポンプ６を止め
弁１１を開いて無菌フィルタ１３を通した無菌空気を流
入、させて真空度を弱めたり、空気の進入を止、めて真
空ポンプ６を運転し真空度を、高め、ｔ−、すして被滅
菌物１４を浸透したガスを除くように操作し、最後賢被
滅菌物１４をガス滅菌器ｌが、ら取、出す。

（４）貯溜ガス、の再使用 第２回の滅菌を行なうときは、第１回と同様に、被滅菌
、物を予熱した内部１ａに入れて滅菌器の扉を閉鎖し、
内部内を真空に近くまで低圧にした後、弁７を開く。貯
溜容器９内の減菌ガスは、圧力差のため内部１ａに進入
するから、この分だ、け、内部１ａに供給する新しい滅
菌ガスの星が少なくて、足りることに、なる。例えば、
ｌｌ？溜容器９が内部１ａと同容積の固体容積である場
合は、滅菌の更に貯溜容器９をｆ５２図ａ、ｂ、Ｃに例
示したような膨張容器として、外力により容積が零にな
るまで圧縮すると、膨張容器内に貯溜されていた滅菌カ
スはほとんど全部が内置１ａに入る。そこてブｔ７を閉
じ、弁３を開いてガス管２から新しい滅菌ガスを内置ｆ
ａｔこ進入させると、新たに補給すべき滅菌カスの星は
、貯溜ガスの分だけ少なくて足りることになる。膨張容
器の最大膨張容積を内；４７１　ａの容積に等しくすれ
ば、滅菌ガス量の約゛１′１分をｆｌｌ使方カスまかな
えることになり、新たに補充する滅菌ガスは、従来の約
半分で足りることになる。

膨張容器を圧縮するには、風船９ａの場合は第２１Ｊ　
ａに鎖線で示すように、風船９ａを圧力容器１５内に入
れておき、この容器１５内に水圧または空ダを圧を加え
て風船９ａを圧縮したり、第２１聞す、Ｃの場合は、蛇
＋１ＳＩ容器９ｂ、ピストンｌＯを機械的にまたは流体
圧により押下げる等の手段により容易に行なえる。ｉｌ
Ｔ利用する滅菌ガスの量は、貯溜容器の容積により変る
。

（本発明の効果） 以上に述べた、本発明のガス滅菌器は、滅菌が終った後
に、使用した滅菌ガスの一部を貯溜容器９（膨張容器９
ａ、９ｂ、９ｃ等を含む）に移して次回の滅菌に使用す
るものであるから、十分に滅菌能力を残したガスの多く
を再利用することができて滅菌ガスを節約する効果が大
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明のガス滅菌器の要部を示す略図、第２
図は貯溜容器である膨張容器の実施例を示す略図で、第
２図ａは容器が風船である場合の側面図、第２図すは容
器が蛇腹容器である場合の側面図、第２図Ｃは容器がピ
ストンを持つシリンダである場合の断面図を示す。 ゛ｌ：ガス滅菌器、ｌａ：内置、ｌｂ：外缶、ｌＣ：ノ
ム気ジャケット、２：カス管、３．５．７：弁、４二刊
気管、６：真空ポンプ、８：連通管、９：貯溜容器、９
ａ：ゴム風船、９ｂ：蛇腹容器、９Ｃニジリンダ、ＩＯ
＝ピストン、ｌｌ：弁、１２：空気管、１３：無菌フィ
ルタ、１４：被滅菌物、１５．圧力容器。 特許出願人　株式会社千代田製作所 代　理　人　小山欽造（ほか１名） 第１図 ５ 第２図化　第２図し　第２　図０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被滅菌物を収容する内缶（ｌａ）に、弁（３）を設けた
   滅菌ガス送舶用のガス管（２）と、弁（５）および真空
   ポンプ（６）を設けた排気管（４）とを連通させたガス
   滅菌器（１）において、貯溜容器（９）（９ａ）（９ｂ
   ）（９ｃ）を、弁（７）を設けた連−管（８）により内
   缶（ｌａ）に通じさせて、−菌ｉ了時に滅菌ガスの一部
   を貯溜容器に貯溜するまとを特徴とする滅菌ガスを再利
   用する医科用ガス−菌器、′□