JPS6012050B2 - 流し等の排水装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水槽底部の排水口にごみ収納装置あるいはディ
スポーザーのような厨芥処理装置を接続した流し等の排
出装置に関するもので、水中の水を一度に排水した時に
ごみ収納装置あるいは磯芥処理装置等の装置本体部分か
ら水が逆流して装置本体内の厨芥が水槽内に戻ることが
ないようにすることを目的としたものである。

一般に流しの排水口に接続したごみ収納袋魔あるいは磯
芥処理装置等は、装置本体内にごみ龍、粉砕手段等を有
していて排水抵抗が大きく、水槽内に貯溜していた水を
一度に排水すると、この水が逆流してごみ収納装置ある
いは腐芥処理装置内に残っていた藤芥が水槽内に戻って
くる等の問題があった。

本発明はこのような従釆の欠点を解消すべくなしたもの
で、以下その一実施例を排水口に糠芥処理装置を接続し
たもので説明する。

図において、１は流し台の水槽で、その排水口２の口緑
は下方に延出して筒状に形成してあり、この筒状部３の
途中には環状の凹条部４が形成してある。

５は上記筒状部３の下端に取付けた厨芥処理装置の本体
上で、無底筒状に形成するとともにその筒状部５ａの下
端柿口縁には外上方に向って広がるカバー部５ｂが一体
形成してある。

６は上記本体上５の筒状都下端に形成した固定刃、７は
前記本体上５の下部に敬付けた厨芥処理装置の本体下で
、隔壁７ａ，７ｂによって分離室８と歯車室９とモータ
室１０とに区切ってあり、分離室８には下水に連らなる
排水管１１が設けてある。

１２は上記本体下７のータ室１０に設けたモータで、そ
のモータ軸１３は隔壁７ａ，７ｂを貫通して分離室８に
臨んでいる。

１４は上記モータ鞠１３の先端に固定した回転板で、本
体上筒状部５ａの固定刃６下端に位置する如く設けてあ
り、その上面には前記固定刃６の内面と対向する回転刃
１５が左右一対設けてある。

１６は上記固定刃６の外周を覆う如く分離室８に配設し
た円錐状の脱水用スピンナーで、そのスピンナー軸１７
は増速歯車１８，１９，２０を介して前記モータ軸１３
に連結してある。

２１は前記本体上下５，７の継目部分に関口させた厨芥
放出口、２２はこの賭芥放出口２１に接続続したダスト
ボックスで、ハンドル２３と尾錠２４とで本体上下５，
９に着脱自在としてある。

２５は本発明排水装置の重要な要素である蓋体を示し「
排水口２の筒状部３に着脱自在に装着されて装置本体５
の上部開口を覆うようになっている。

第２図はこの蓋体２６を分解して示したもので、２６は
蓋本体を示し、これは有底筒状に形成するとともにその
底面に扇形状の第１小通水孔２７を設けて形成してある
。そしてこの蓋本体２６はその周壁底部の相対向する部
分に透孔２８が形成してある。２９は上記蓋本体２６内
に上下動自在に鉄挿した水圧応動体で、比較的軽い都材
で形成するとともに前記ば蓋本体２６の第１小通水孔２
７と同様の第２小通水孔３０が形成してある。

そしてこの水圧応動体２９の下端面には傾斜３９が形成
してある。３２はこの水圧応動体２９なちびに蓋本体２
６の底面を貫通して上下動自在に配設した弁軸で、前記
両者を可動自在に連続するとともにその上部には前記第
１，２小通水孔２７，３０を閉塞する補助菱３３が設け
てある。

３４６ま上記蓋本体２６の透孔２８１こ線合させて前記
水圧応動体２９の下面に位置させた一対のロック体で、
水圧応動体２９の傾斜３蔓と同様の煩斜面３５を有して
いる。

そしてこの両ロック体３４はスプリング３６によって連
結してある。上記構成において、この蓋体２５は通常水
圧応動体２９が蓋本体２６より上方に突出しており、補
助蓋３３はその弁軸３２と蓋本体２６との間の摩擦力に
よって任意の位置に停止している。

そしてこの蓋体２５は排水口２の筒状部３に競合すると
そのロック体３４は筒状部３の凹条部４に対向するよう
になる。この状態で補助蓋３３を押し下げて水圧応動体
２９の第２小通水孔３０を閉塞すると同時にこの水圧応
動体２９を降下させるとロック体３４が外方向に押しや
られて筒状部３の凹条部４内に入り込み、その内壁に当
接して降下を停止する。

すなわち排水口２の閉塞が完了し、水槽１内への貯水が
可能となる。この状態から水槽１内の水を排水する（排
水口２より蓋体２５を取外す）時は補助蓋３３を持って
引き上げるが、弁軸３２は一定寸法上昇した後蓋本体２
６の底壁面に係当するとともに水圧応動体２９は水槽１
内の水の圧力が加わっているので水圧応動体２９が上昇
するようなことはなく、よってロック体３４は筒状部３
の凹状部４に入り込んだまま抜け出ることがなく蓋体２
５は取外せない。

したがって水槽１内の水は第１，２小通水孔２７，３０
からのみ排水することとなり、大量の水が厨芥処理装贋
の装置本体５内に流れ込むようなことがない。以上から
従来のように鹿芥処理装置の装置本体５内に溜っている
厨芥が水とともに逆流して水槽亀内に入りむようなこと
がなくなる。

またこの実施例の厨芥処理装置では磯芥を脱水用スピン
ナ−１６によって脱水してダストボックス２２に溜めて
いるが「上記装置本体５内に流し込まれた水が藤芥放出
口２１を通ってダストボックス２２内に流れ込むような
こともなくなり「脱水した厨芥を水びたし‘こすること
もない等の利点がある。なお上記菱体２５は水槽】内の
水がなくなるとそのロック体３４がスプリング３６の附
勢力によって水圧応動体２９を押し上げつつ引き寄せら
れも筒状部３の凹状部４から外れるので取外し自由とな
る。ところで上記実施例では排水口に厨芥処理装置を接
続したもので説明したが「ごみ収納装置等を接続したも
のであって同様の効果を発揮する。

以上実施例の説明で明らかなように本発明によれば、水
槽に溜められている水が一度に排水されるようなことは
なく、したがって排水口に接続した藤芥処理装置等の装
置本体内の厨芥が水とともに水槽内に逆流するようなこ
とがなく衛生的なものとすることができる。しかも上記
水の排水量を規制する蓋体は水槽内の水が少なくなると
ロックが解除されるようになっているので特別なロック
解除操作を必要とせず取扱いも簡単である等、その工業
的価値は大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における排水装置の断面図、
第２図はその蓋体の分解斜視図、第３〜５図は蓋体を排
水口に装着した時の断面図で、第３図は着脱可能な状態
、第４図は着脱不可能で貯水している状態、第５図は着
脱不可能で貯水中の水を排水している状態を示す。 １…水槽、２…排水口、４…係合部（凹条部）、５，７
・・・装置本体、２５・・・蓋体、２７，３０・”小通
水孔、２９…水圧応動体、３３…補助蓋「 ３４…ロッ
ク体（ロック手段）。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 水槽の排水口に接続した装置本体と、この装置本体
   の開口を覆うべく前記排水口に装着する蓋体とからなり
   、上記蓋体には小通水孔とこれを閉塞する補助蓋とを設
   けるとともに水圧応動ロツク手段を具備させてなる流し
   等の排水装置。 ２ 上記水圧応動ロツク手段は、水槽内の水圧を受ける
   水圧応動体と、この水圧応動体を水圧に抗して押し上げ
   ると同時に排水口に設けた係合部から離脱する方向に附
   勢したロツク体とで構成したことを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載の流し等の排水装置。