JPS6012002Y2 - 柱の接合用金物 - Google Patents

柱の接合用金物

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JPS6012002Y2
JPS6012002Y2 JP5615880U JP5615880U JPS6012002Y2 JP S6012002 Y2 JPS6012002 Y2 JP S6012002Y2 JP 5615880 U JP5615880 U JP 5615880U JP 5615880 U JP5615880 U JP 5615880U JP S6012002 Y2 JPS6012002 Y2 JP S6012002Y2
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JP
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Application number
JP5615880U
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JPS56157201U (ja
Inventor
直政 真武
英成 松尾
和已 矢嶋
信悟 野上
久 舟山
Original Assignee
日立金属株式会社
日鉄建材工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造に用いら
れる箱型断面柱を軸方向に同軸的に接合し、かつ、はり
を水平方向に接合する、いわゆる仕口部の接合用金物に
関する。
従来から、柱はり接合部において箱型断面柱どうしを接
合する場合は、所定の溶接強度を得るために、第1図の
ように柱1の内側に柱断面形状に合わせて裏当て板2を
溶接し、その後水平板(ダイヤプラム)3と突き合わせ
溶接する方法がとられている。
しかるに、この接合部材に要求される条件は、 (1)幾何的要因として、(イ)軸方向の位置決め、(
ロ)接続後の柱の真直度の確保、(ハ)柱の製作公差に
対する追従、に)接続しようとする柱のフランジ厚が同
一でない場合の追従、 (2)力学的要因(溶接部の耐力)として、最適とけ込
み量の確保、 (3) 施工的要因として、製作加工の速やかさ等が
あげられる。
これらの条件に対して、第1図の従来の方法では、最適
溶接量を確保するために、柱1の開先加工をする場合、
第1表および第2図にて示すように 隅部は曲率半径R1の円みをもって形成されているため
機械加工がむすかqく、ガスで開先加工している。
ガスで開先加工をするとガス炎の強弱や、運行スピード
のコントロールに変動があるため、直線部と隅部の開先
が均一にならないのみならず切断面に凹凸ができる。
その凹凸部に不純物の入ることが溶接欠陥の原因にもな
っている。
また、第1図において、裏当て板2の高さ調整を全周に
わたってすることにより軸方向位置決めおよび接続後の
真空度の確保を行なわなければならないが、きわめて精
度よく製作してないと所定の寸法精度にできあがらない
さらに、先に加工した開先とこの裏当て板2の組み合わ
せにより最適とけ込み量を確保するのであるが、開先の
加工精度および裏当て板2の取付は精度は、変動が生じ
やすく、溶接部耐力の信頼度に欠ける。
すなわち、溶接部断面積が変ることは溶接欠陥誘発の重
要な要因の一つである。
さらに、施工面から見て多大な工数を要し、例えば第1
表の外径寸法300X30@型断面柱において、開先加
工には約8吻を要し、溶接部−箇所当たりの裏当て板の
製作および取り付けには約9紛を要する。
このように、従来の方法では溶接部耐力の信頼性が少な
いことや施工工数が大きいという欠点がある。
次に他の方法として、第3図にて示すように鋳造や鍛造
等で専用の接合用金物4を製造し柱1と溶接接合する方
法が提案される。
この方法によれば、接合用金物4には開先がついている
ため、柱の加工は不用であるが、前述の幾何的な条件を
満足し難い。
すなわち、軸方向の位置決めや接続後の柱の真直度の確
保に対し何ら対策がないので製品精度が悪い。
そして、第4図のように左側と右側フランジの溶接部は
込みに差ができやすく、かつ接続された柱も曲った製品
となる。
なお、同図において5および5′が左側とけ込み、6お
よび6′が右側のとけ込みを示し、柱1と1′は接続後
真直度がでていない。
また、施工精度をあげようとしても接合用金物4および
柱1の断面の径方向に公差があるため基準面となる場所
がなく、例えば前記第1表の外径寸法が300 X 3
00の箱型断面柱の溶接部1箇所当たりの位置決め作業
に約5紛の時間を要する。
従って、この方法によっても製品の寸法精度が変動する
ことや施工時間が大きいという欠点がある。
本考案はこれらの欠点を排除し箱型断面柱どうしをすみ
やかに欠陥なく接合するための金物を提供するためにな
されたものである。
以下、本考案の金物を実施例に基いて説明する。
第5図は本考案実施例の接合用金物7を接合すべき柱1
および1′にとりつけた状態を示す断面図である。
第6図は第5図実施例の接合用金物7の平面図または底
面図である。
接合用金物7の周縁突出部7′の外周には勾配部7′が
一様に説けられており、勾配部7の任意の位置には局部
突起8が設けられている。
第5図から明らかなように所定高さの局部突起8を設け
ておくことにより柱1または1′の端面と接合用金物7
との間には所定間隙かたもたれ、この間隙部にて突き合
わせ溶接することにより接合用金物7の下部の柱1′と
上部の柱1とは同軸的に接合され、第4図にて例示した
ような曲りは発生しない。
また、局部突起8に柱1または1′の端面を接触させる
ことによりおのずから所定間隙が得られるので、組立の
際の位置決め作業が簡単になり施工時間の短縮に効果が
ある。
なお、本実施例において局部突起8は第5図および第6
図にて示すような形状および位置にて上側および下側に
それぞれ3箇所設けた場合を示したが、局部突起8はこ
の実施例に特定するものではなく、要するに任意の形状
、位置、個数にて所定の高さおよび真直度が得られるよ
うな作用効果をもたらす局部突起であればよいのである
次に、現在市販されている箱型断面柱の寸法規格の一例
は第1表および第2図のとおりであるが、箱型断面柱は
外径寸法AXBが同一であっても内径寸法C1肉厚t1
隅部申周率半径R□等の大きさは種々のものがある。
一方、本考案の接合用金物は鋳造、鍛造、またはこれら
と溶接との組み合せ等通常の手段で製造されるが、多種
類ある柱の一品ごとに専用の接合用金物を使用すること
は接合用金物の型式が多くなり、接合用金物製造時の原
価高の原因になる。
このような型式変化に対処するためには周縁突出部外周
に設けた開先用匂配部は同一外径寸法の柱の各種内径寸
法に対応した匂配にすればよい。
すなわち、突出基部付近の四辺部を薄肉の柱に対応させ
るとともに四隅部を小さな曲率半径とし、突出端部付近
の四辺部を厚肉の柱に対応させるとともに四隅部を大き
な曲率半径にすればよい。
そして、位置決め用局部突起の高さのみを調整すること
により一種類の型で同一外径寸法シリーズの複数個の柱
形状に適用できる。
特に、外径が同一で肉厚が異る柱を接続する場合がしば
しばあるが、この場合同一の接合用金物にて接続するこ
とが可能となり便利である。
さらに具体例によって説明すると以下の通りである。
第7図は柱の外径寸法が300 X 300シリーズの
社用接合用金物7に第1表の出、2の肉厚t=9の柱1
0を接合した場合と出、3の肉厚t=12の柱10′を
接合した場合の縦断面説明図である。
No、2の柱の場合は接合用金物7の局部突起8をあら
かじめ111−m ’線までの高さとしているため、柱
10の端部もm−m′線上まで入る。
次にNo、3の柱の場合、局部突起8′はl−1’線の
高さに調整されているため柱10′は(内周線のみ図示
)は2−l′線まで入る。
NO,2の柱の場合をm−m’線、出。3の場合をl−
1’線にて切断した矢視断面図をそれぞれ第8図および
第9図に示す。
第1表より柱10 (t=9)の四隅の曲率半径はR工
=9である。
しかるに、接合用金物7のm−m’閉断面四隅の曲率半
径をR2″=、9と成形しておけば、柱10と接合用金
物7の開先断面11との相対関係は周辺上のいかなる場
所をとっても均一になる。
同様に柱10’ (t =12)の四隅の曲率半径は第
1表よりR□=12である。
第9図において接合用金物のl−1’断面の四隅の曲率
半径をR2’1112と成形しておけば、柱10′と開
先断面11′との相対関係は均一になる。
このように接合用金物の周縁突出部の外周の開先用匂配
部を柱の内周に対応した匂配にし局部突起の高さを調整
することによって柱と溶接開先部の相関位置が均一にな
り溶接断面を均一にすることが可能となる。
本考案の接合用金物は以上に詳述した通りであって、そ
の効果をまとめると以下の通りである。
(1)軸方向の位置決めが簡単正確にできる。
(2)局部突起の高さを同一にすることにより、製作後
の柱が真直にできる。
(3)局部突起の高さを同一にすることにより、柱と金
物の勾配部との間隙が全周で均一になり溶接のとけ込み
量を一定にすることができる。
(4)金物製造時に局部突起の高さのみを変えることに
より、同一外径寸法シリーズの柱には同一の型の金物が
使用できる。
(5)柱の開先加工や裏当て板加工をしないで柱の接合
ができるので、従来工法に比べて大幅な加工の省力がで
き工期の短縮と原価低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来工法の縦断面図、第2図は箱型断面柱の軸
直角断面図、第3図は接合用金物を用いた工法の縦断面
図、第4図は第3図工法において不具合が生じる場合の
縦断面図、第5図は本考案の接合用金物を用いた場合の
縦断面図、第6図は本考案の接合用金物の平面図、第7
図は本考案の接合用金物と柱との関係を示す縦断面説明
図、第8図は第7図のmm’矢視断面図、第9図は第7
図のll’矢視断面図である。 1.1.10.10’、11.11’:箱型断面柱、2
:裏当て板、3:水平板、4:接合用金物、5.5’、
6.6’:突き合わせ溶接部、7:本考案の接合用金
物、7′ニアの周縁突出部、7′ニアの周縁突出部外周
の匂配部、8,8′:局部突起、 9:はり。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱型断面を有する柱を軸方向に同軸的に接合する金
    物において1、接合すべき柱の箱型断面に対応する周縁
    突出部を設け、周縁突出部の外周には柱と溶接接合する
    ための開先用匂配を一様に設けるとともに、前記勾配部
    には柱の位置固定用の局部突起を設けたことを特徴とす
    る柱の接合用金物。 2 周縁突出部外周に設けた勾配部は同一外径寸法で異
    なった内径および隅部内周曲率半径の各種柱に汎用でき
    るような勾配にした実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の柱の接合用金物。
JP5615880U 1980-04-24 1980-04-24 柱の接合用金物 Expired JPS6012002Y2 (ja)

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JPS56157201U JPS56157201U (ja) 1981-11-24
JPS6012002Y2 true JPS6012002Y2 (ja) 1985-04-19

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JPS58146643A (ja) * 1982-02-26 1983-09-01 日立金属株式会社 柱脚金物

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JPS56157201U (ja) 1981-11-24

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