JPS60119215A - 高強力ポリアミドマルチフィラメント糸の製造法 - Google Patents

高強力ポリアミドマルチフィラメント糸の製造法

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JPS60119215A
JPS60119215A JP22900083A JP22900083A JPS60119215A JP S60119215 A JPS60119215 A JP S60119215A JP 22900083 A JP22900083 A JP 22900083A JP 22900083 A JP22900083 A JP 22900083A JP S60119215 A JPS60119215 A JP S60119215A
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JP
Japan
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yarn
stretching
roller
stage
rollers
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JP22900083A
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Tsutomu Sugie
杉江 勉
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は直接紡糸延伸法により高強力ポリアミドマルチ
フィラメント糸を製造する方法に関するものであり、詳
しくは、タイヤコード等のゴム補強+Aとして適した高
強力ポリアミドマルチフィラメント糸の製造法に関する
ものである。
近年、生産性向上のために、工業的に有利な方法として
、/8融紡糸されたポリアミド未延伸糸を一旦1をき上
げることなく引き続き延伸する。いわゆる、直接紡糸延
伸法(スピンドロー法)が数多く提案されている。例え
ば特公昭45−628/1号や特公昭45−6285号
公報には高品質の製品を1ηるため3段以上の延伸をす
る多段延伸スピンドロー法が提案されている。
また、特公昭45−26569号や特公昭45−265
70号公報には3段以」二延伸するスピンドロー法によ
り。
ポリアミド糸を製造するに際し、複屈折値(△n)が、
 45X10−3を超えない領域において、2段階以上
の分割延伸をする方法、逆に、特公昭55−36721
号公報には複屈折値(△n)が45X10−3を超えた
延伸領域において2段階以上に分割延伸する方法が提案
されている。これらの3段以上の多段延伸によるポリア
ミド糸の製造法は延伸段数が多いため、コスト高となり
、工業的に極めて不利である。
以」二の例に見られるごとき、延伸ローラ群による延伸
に対して、特公昭56−31365号公報には、加圧蒸
気又は気倚をオリフィスがら糸条に吹きつりで、延伸段
数を1段のめとするスピンドロー法が提案されているが
、この方法によるポリアミド糸の強度は9 g/d程度
ものである。
また、特開昭57〜193516号公報には、ナイロン
6糸を全延伸倍率の60%以上延伸後、最終延伸領域に
おいて加圧蒸気を吹きつげることにより1寸法安定性の
向」ニした糸条を得る多段延伸法が提案されているが、
この方法で得られる最終延伸糸の強度は、9.3〜9.
4g/d程度であり1本発明の目標とする9、6g/d
以上、より好ましくは9.8g / d以上の高強力糸
を工業的に有利に製造することは困難である。
本発明者は、直接紡糸延伸法により高強力ポリアミドマ
ルチフィラメント糸を]1業的に有利に製造する方法に
つき種々検討を重ねた結果、実質的に2段延伸法で、特
定の条件下に、加圧→に気を吹きつけて延伸することに
よって、この目的が達成できることを見い出し1本発明
に到達したものである。
すなわち2本発明は、直接紡延伸法によりポリアミドマ
ルチフィラメント糸を製造するに際し。
複屈折値(△no)が20X10’以下の未延伸糸を引
き取り、供給ローラと第1延伸ローラ(温度T、’c)
との間で第1段延伸し、複屈折値(△nl)を34 x
 10’ 〜45 x 10−’とした後1節1延伸ロ
ーラと第2延伸ローラ(温度1′2℃)との間で300
〜500℃の加圧蒸気を吹きつけて第2段延伸し、最終
延伸糸の複屈折値(△rL+)を55X10−3以上と
することを特徴とする高強力ポリアミドマルチフィラメ
ント糸の製造法を要旨とするものである。
本発明において、ポリアミドとは、ナイロン6゜ナイロ
ン66、ナイ1コン46あるいはこれらを主成分とした
ポリアミドをいうが、好ましくはナイロン6に適用され
る。そして1ナイ1コンロは相対粘度が3.0〜3.8
.さらに好ましくは3.1〜3.7の高分子量のものが
用いられる。
本発明をさらGこ詳細に説明する。
紡出されたポリアミドマルチフィラメントは冷却固化さ
れ、オイリングローラ等によって、油剤が付与され、供
給ローラに引き取られる。
供給ローラに引き取られた未延伸糸の複屈折△n6(2
0℃×65%1セ11の条件下に24時間hk置後の値
)が2X10−”〜20X10−3となるように1供給
ローラの速度や冷却条件が設定されるが1通當、200
〜1000m/minの速度で、引き取られる。供給ロ
ーラは通常、20℃〜〔ポリマーのガラス転移温度(T
g) +30℃) (ナイロン6、す・イロン66の場
合。
T、は、およそ50℃である。)の範囲の温度でコント
ロールされている。次に(Tg + 30℃)〜〔融点
(Tm)−80℃〕に加熱された第1延伸ローラに1を
回され、供給ローラと第1延伸ローラとの間で複屈折値
(△rz)が34 X 10−” 〜45 X 10−
3となるような第1段延伸倍率(DI!+)で第1段延
伸される。
第1延伸ローラ温度は2例えばナイロン6 (Tm =
225℃)の場合、 80〜145℃、より好ましくは
90〜135℃の範囲に保たれる。この際、第1延伸ロ
ーラを特開昭57−193516号のごと< 150’
C以上。
通常165℃以上で融点近くまで加熱することは。
第1段目の延伸を容易にするが7反面、第1段延伸終了
後の糸条の結晶化が促進される結果、引き続く、第2段
以降の延伸が困難となり、全延伸倍゛率を高めることが
困ittとなり、高強力糸がjqられない。
続いて、(Tm−50℃) 〜(Tm −5’C)に加
熱された第2延伸ローラに捲回され、複屈折値△n2が
55X10−3以上となるように延伸される。第1延伸
ローラと第2延伸ローラとの間で第2段延伸を行うに際
し、加圧蒸気をジェット孔より糸条に吹きあてる。この
際、第1延伸ローラ温度(1゛1 ℃)と第2延伸ロー
ラ温度(T2℃)との温度差(′F2−T1)が70℃
以上となるようにすることが望ましく、この条件を外れ
るとスチームジェットを吹きつけて延伸するにもがかわ
らず、延伸点が固定できずローラ間及びローラ内(ラッ
プ間)での延伸が安定せず、単に加熱蒸気処理が行われ
るにすぎず、糸条のN法安定性を幾分向上させる効果は
あるが、高い延伸倍率で安定した操業を行うことが困ゲ
1fである。]゛2−T、はより好ましくは80’C以
上が望ましい。
スチームジェットノズルから300〜500 ’cの加
圧蒸気ソエノトを糸条に吹きつりで延伸を行う際の蒸気
の圧力は2気圧以上、7気圧未満が好ましい。
このように、延伸された500デニ一ル以上1通當80
0デニール以上(単糸デニール3〜12)のポリアミド
マルチフィラメントば、lヲ取り装置(ワイングー)に
直接、あるいば冷却ローラにt!回されて冷却された後
、捲き取られる。
なお、前記供給ローラに先立って、前緊張ローラ(紡出
糸引き取りローラ)を取りつり、その間でブリテンショ
ン(ilT+常、 1.02以下の延伸倍率)を与え、
前述のスピンド1コー延伸を行うことも有利に採用する
ことができる。
本発明において、スチームジェットを吹きつりる時の糸
条が複屈折値(△n + ) 34X10−3〜45×
10−3で比較的繊維構造が柔軟な状態であるため。
これまで見いだされなかった程、高倍率延伸かできるも
のと推定される。
一方、複屈折値が45X1.O”3を超える領域1すな
わち、一般にスチームジェットでの延伸領域に入るまで
に、糸条の構造ができあがっている状態にして、延伸す
ると高延伸倍率は望めなく、スチームジェットの適用は
主として3糸条の熱処理効果を奏するにすぎない。
また、特に、△n1の形成に影響を及ぼすローラ温度が
高ければ高い程、その繊維構造は、引き続く、延伸を一
層困炸にするものと考えられる。
一方、複屈折値(△n+)が34X10−3未満の場合
、繊維構造が不安定で、均一な構造ではなく。
高い延伸倍率で延伸すると、糸切れを起こし、安定な操
業が困がとなるのである。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
なお2本発明において用いる用語及び物性値の定義並び
に測定方法を以下に記述する。
複屈折値(△n) 日本光学工業社製、 POII型偏光顕微鏡を用い。
D線を光源として通常のへレソクコンペンセータ法によ
りめた。なお試料を20℃、65%R11の温調室に一
昼夜放置して平衡吸湿させた後の複屈折の値を示す。
相対粘度(ηrel ) 相対粘度(ηrel)は96%硫M 100CCに試料
1gを溶解し、25℃で測定してめた。
強度(g/d) JIS−1,1,017の方法でめた。
操業性 製糸工程中発生ずる糸切れ回数を、最終延伸糸100k
g当たりで表示したものである。
実施例1 相対粘度が3.30のナイロン6デツプを溶融後。
孔数210の紡糸口金より吐出し、紡糸筒通過時。
冷却風を吹きつけて冷却固化し、オイリングローラにて
非水油剤を1.5%付与し、紡糸速度650m/min
で紡糸し1複屈折値へno =12X10−3の未延伸
糸を得、50℃に加熱された供給ネルソンローラに7回
捲回さセ3次に第1延伸ネルソンローラ(T + ℃)
に6回捲回させ、それらのローラ間で第1段延伸(延伸
倍率DR+ ) シ、続いて200°C(=T2℃)に
加熱された第2延伸ネルソンローラに7回捲回させ、第
2段延伸(延伸倍率DIh )を施し1 ワイングーに
1ヲき取り、 1260デニールのマルチフィラメント
を採取した。この際第1延伸ロー=うと第2延伸ローラ
との間にスチームジェット装置i!lc(ノズルは糸道
径が6mm、蒸気吹出孔径が2mm)を用い52つのノ
ズルから、糸条に対し。
それぞれ45°の角度に加圧蒸気(350℃、4.5k
g/ ctA )を吹きつけた。延伸条件、際業性及び
延伸糸の性能を表1に示す。いずれの延伸糸も56X1
0’以上の複屈折値を有していた。
表1 実施例2 相対粘度が3.45のナイロン6チップを溶融後。
孔数300の紡糸口金より吐出し、冷却風を吹きつけて
冷却固化後、オイリングローラにて油剤を付与し、紡糸
速度500m/minで紡糸し1.複屈折値△no=8
XIQ−”の未延伸糸とし、非加熱の前緊張l」−ラ(
セパレートローラ付)で糸条を引き取り、イハ給ローラ
 (60℃)との間で1%の伸長を与えた後、第1延伸
じ1−ラ(110℃)と6間で第1段目の延伸を行い、
続いて第2延伸ローラ(190℃)との間で第2段目の
延伸を行い、冷却ローラに導いた後、ワインダーに捲き
取った。第1延伸ローラと第2延伸ローラとの間で実施
例1のスチームジェットノズルを使用し、スチーム7M
4度、Jf力を変化させて得られた糸質、操業性の結果
を表2に示す。
表2 実施例3 相対粘度が3.0のナイロン66を溶融後、孔数140
の紡糸口金より吐出し、冷却風を吹きつり。
冷却固化後、油剤をイ」与し、紡糸速度400m/mi
nで紡糸し、複屈折値△n@ = 8 Xl0−’の未
延伸糸を冑、供給ローラの温度を80℃に保ち、第1延
伸ローラ(′l’+℃)、第2延伸ローラ(T!”C)
の間でスチームジェットノズルを使用し、420°C9
5kB / cnl ())蒸気を1 、5mmの口径
をもつ2つのノズルより、糸条に吹きフけて2段延伸し
、840デニールの延伸糸を採取した。この際、第1段
目の延伸倍率I)Il+を2.4〜3.1 とし2表3
に示すようGこ複屈折値(△n+)レベルを変化させ、
第1.第2延(11U−ラの温度力唱業性及び最終糸の
性能に及ばず効果を11(4べた結果を表3に示す。
表3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)直接紡糸延伸法によりポリアミドマルチフィラメ
    ント糸を製造するに際し、複屈折値(△no)が20X
    10−3以下の未延伸糸を引き取り、供給ローラと第1
    ぼ伸ローラ(温度]゛1°C)との間で第1段延伸し1
    複屈折値(△n+)を34X10−3〜45XlO−3
    とした後1第1延伸ローラと第2延伸ローラ(温度1゛
    2’c)との間で、300〜500°Cの加圧蒸気を吹
    きつけて第2段延伸し、最終延伸糸の複屈折(lllf
    (△n2)を55X10−3以上とすることを特徴とす
    る高強力ポリアミド−マルチフィラメント糸の製造法。 f2)i−21−+ ≧7F1(’C)である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 (3)ポリアミドが相対粘度3.0〜3.)3のナイロ
    ン6である特許請求の範囲第1項記載の方法。 (4)へnoが4X10−”〜15XIO−3,△n1
    が36×10 ””〜42xl□−+の範囲となるよう
    に紡糸延伸する特許請求の範囲第3項記載の方法。
JP22900083A 1983-12-01 1983-12-01 高強力ポリアミドマルチフィラメント糸の製造法 Pending JPS60119215A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106222768A (zh) * 2016-08-26 2016-12-14 山东合信科技股份有限公司 一种断裂伸长率高的pa66未拉伸丝及其生产工艺
WO2021193056A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 東レ株式会社 高強度ポリアミド610マルチフィラメント

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