JPS60119208A - 溶融紡糸用口金パツク - Google Patents

溶融紡糸用口金パツク

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JPS60119208A
JPS60119208A JP22220783A JP22220783A JPS60119208A JP S60119208 A JPS60119208 A JP S60119208A JP 22220783 A JP22220783 A JP 22220783A JP 22220783 A JP22220783 A JP 22220783A JP S60119208 A JPS60119208 A JP S60119208A
Authority
JP
Japan
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static
spinneret
melt
spinning
bag
Prior art date
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Pending
Application number
JP22220783A
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English (en)
Inventor
Hajime Watabe
肇 渡部
Hiroshi Kitagawa
博 北川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPS60119208A publication Critical patent/JPS60119208A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶融紡糸用口金バックに関する。
さらに詳しくは、1個の口金バックから、複数のマルチ
フィラメント糸条を溶融紡糸する口金バックに関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、溶融紡糸装置の生産性を増大せしめるため、1個
の口金バックから複数のマルチフィラメント糸条を同時
に溶融紡糸する方法が実施されている。しかし、ニの方
法は1個の口金バンクから1つのマルチフィラメント糸
条だけを溶融紡糸する方法に比較して、各糸条間の繊度
変動率が大きくなるという品質上の問題があった。
これを改善する紡糸方法として、例えば、口金の上流の
ポリマー配管内に静的混練器を設ける方法(特公昭49
−1252号公報)や、バック内・の口金の上流に静的
混練器を設ける方法(特公昭49−3926号公報)な
どが提案されている。しかし、これらの方法はいずれも
一度混練され均一化したポリマーが口金吐出孔群上に至
るまでの間に部分的に異った熱履歴を受け、溶融ポリマ
や温度斑 一に重合度鵬、が再び生じるため改善効果が少なく、繊
度変動率が満足できる水準に対してほど遠い現状にあっ
た。
このため、1個の口金バックから同時に溶融紡糸した複
数のマルチフィラメント糸条を用いて織物や編物にした
場合は、いわゆるタテシマと称する欠点が多く発生し、
製品の品位が著しく劣っていた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、繊度変動率の極めて小さい複数のマル
チフィラメント糸条を1個の口金パ・ツクから同時に溶
融紡糸することができる溶融紡糸用口金バックを提−供
するものである。
〔発明の構成〕
本発明の溶融紡糸用口金バンクは、1個+7)口金から
複数のマルチフィラメント糸条を溶融紡糸する口金バッ
クにおいて、バンク中央に溶融ポリマーの入口に連通さ
せて静的混練器を配置し、この静的混練器の下流側に、
その静的混練器の出[lを中心に実質的に同心円上の等
距離位置に紡出糸条数に対応する数の計量オリフィス又
は消量オリフィス群を配列した静的分割器を配置し、さ
らにこの静的分割器の下流側に前記各計量オリフィス又
は計量オリフィス群毎に連通させた前記紡出糸条数の吐
出孔群を放射状に配列した口金を配置したことを特徴と
するものである。
〔発明の実施例〕
以下、図面により本発明を具体的に説明する。
第1図〜第3図は本発明の溶融紡糸用1」金バックの1
実施例で、1個の口金バックから4本のマルチフィラメ
ント糸条(単糸数9)を溶融紡糸するものである。
図において、1はボディケースであり、このボディケー
ス1の底にノぐソキング2を介して口金6が組み込まれ
、その上面に仕切板4を介して静的分割器5が載置され
ている。さらに静的分割器5の上面にはバンキング6を
介して静的混練器7を保持した保持ブロック8が載り、
これら全体はバンキング9を介してボディケース1の上
端に螺合させたキャップ10により締付固定されている
この溶融紡糸バックにおいて、上記静的混練器7はバン
ク中央の位置に保持されており、静的分割器5に設けた
計量オリフィス12は紡出糸条の数に対応した4個が、
静的混線器7の出口を中心にして同心円上の等距離に互
いに90°の開き角を以って配列されている。口金6に
は各用量オリフィス12に対応して4群の吐出孔群16
が穿設されており、かつこれら4群の吐出孔群16は放
射状に等配されている。静的分割器5と口金6との間に
介在させた仕切板4は、それぞれ互いに対応する計量オ
リフィス12と吐出孔群16との対を他の対とは独立さ
せるようにした連通空間14により連通させている。
静的混練yi7は公知のものがいずれも使用可能であり
、第1011はその一例を示すものである。
第10図の静的混練器7は、内部に流路変更羽根16を
内股した一対の管15.15を、複数対(N対)が長さ
方向に沿って900づつ位相を変えながら接続されて構
成されている。この構成により最初の対の管15 、1
5により2分されたポリマー流は、次の段の一対の管1
5.15によりさらに2分されて4分割の状態となり、
最終の段を吐出したときには2のN乗に分割された状態
に混練される。
上述した溶融紡糸バックにおいて、メタリングポンプで
計量され定常的Gこ流入口11に供給される溶融ポリマ
ーは、静的混練器7で混練されたのち、直ちに静的分割
器5の4個の精度の良い計量オリフィス12によってき
わめて正確に4等分され、しかる後、仕切板4の連通空
間14を経て口金6の4群の吐出孔群16から4本のマ
ルチフィラメント糸条に紡糸される。
第4図〜第6図は本発明の他の実施例を示し1個の口金
から2本のマルチフィラメント糸条(単糸数15)を溶
融紡糸する口金バンクである。
この実施例では上記第1の実施例に対し、紡出糸条を2
本にしていることの他に、静的混練器7の上流側に耐圧
板17で支持した濾過槽18を付加させた点で異なって
いるだけであり、静的混練器7をバック中央に配置し、
この静的混練器7の出口側に対し、静的分割器5を計量
オリフィス12が同心円上の等距離に配置されるように
し、口金6には上記各計量オリフィス12にス一1し吐
出孔群16をそれぞれ対応連通させるように放射状に等
配した点は同じ構成になっている。
第7図〜第9図は本発明のさらに他の本実施例で、1個
の1]金から2本のマルチフィラメント糸条(単糸数2
2)を溶融紡糸する口金バックである。
この実施例は上記第2の実施例における静的混練器7の
保持ブロック8と静的分割器5とを一体構造にすると共
に、1糸条当りの計重、オリフィス12を1個にしない
で、複数の3個設けた群にして計量性を高めたものであ
り、他は同様の構成になっている。
上述した各実紬例の溶融紡糸用口金バンクにおいて、静
的混練器の流出口と静的分割器の全てのオリフィスの流
入口が相対する空間の容積■(ゴ3)はできるだけ小さ
くし、次の式を満足する範囲であることが好ましい。
■≦3Q/d (但し、Qは溶融ポリマーの流速(g/mm)、dは溶
融ポリマーの密度(g/d)を示す。)また、静的混練
器の上流に、濾過層および、または耐圧板を備えたり、
静的混練器および、または静的分割器を、耐圧板と実質
的に一体に構成することもできる。
また、静的分割器の計量オリフィスの形状は、紡糸され
る溶融ポリマーの溶融粘度と口金ツクツク内の源側や部
材の圧力損失および口金バンク部材やメタリングポンプ
などの紡糸設備の耐圧限界などを勘案して決定すればよ
いが、静的分割器の分割精度は、各計量オリフィスの圧
力損失ができるだけ均等で、かつ計量オリフィス全体の
圧力損失が大きいほど向上する。このような圧力損失と
しては、1〜100 K9/i G 、さらに好ましく
は5〜50KLi/ct♂Gとするのが望ましい0 口金の吐出孔の形状は、円形孔および、または非円形孔
のいずれでもよい。
上述した本発明による溶融紡糸用ロ金ツマ゛ツクにより
溶融紡糸すると、メタリングポンプカ)ら定常的にH1
量送付される溶融ボ1ツマ′−は静的混練器で混練均一
化され、直ちに再び重合度や温度に偏りが生しない間に
、静的分割器の精度の良いa1@オリフィスで極めて正
確Gこ複数条Gこ等分されフトのぢ、互に干渉されるこ
となく、複数のマルチフィラメント糸条に紡糸すること
ができる。
実施例 硫酸相対粘度27のナイロン6を260℃に加熱溶融し
た溶融ポリマー(密度]、、OOg/譚3)をメタリン
グポンプにて24g/mLnの速度で1個の口金バック
に供給し、単糸数25のマルチフイラメ゛7トを2糸条
紡糸し、オイリングしたあと1.000 rn/mv+
の速度で引き取ったのち、さらに3倍に延伸して、40
デニール−25フィラメント糸条を生産する工程におい
て、本発明の口金/々ノック第4図〜第6図)と静的混
練器を用いない従来の口金/ぐツク(比較例1)および
静的混練器のみを用いた従来の口金バンク(比較例2)
をそれぞれ20個順次適用し、得られた全ての糸条の繊
度をJIS法で測定し、水準毎に繊度変動率を測定した
。その結果を別表に示す。
別表に示すとおり、本発明を実施することによって、繊
度変動率が画期的に低減されたすぐれたマルチフィラメ
ント糸条が得られる。
なお、この実施例において、本発明の]二1金バンクに
適用した静的分割器は、外径が09咽φで長さが10圏
の計量オリフィスを直径0.8 cmの円周」二に2個
等配したものである。また、本発明の口金バックと従来
の口金バンク(比較列2)に適用した静的混練器は第1
0図に示す24回分割混合型の静的混練器を用いた。
この場合の静的混練器の流出口と静的分割器の2つのオ
リフィスの流入口が相対する空間の容積Vは0.23 
ctr?であり静的分割器の圧力損失は30 Ky/c
rt? Gであった。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明の溶融紡糸用口金バンクによる
と、メタリングポンプから定常的に計量送付される溶融
ポリマーが1個の口金バンクによって極めて正確に複数
に等分され、複数の糸条に紡糸されるので、繊度変動率
が極めて低い品質的に優れたマルチフィラメント糸条を
能率良く安価に生産することができる。
また、静的分割器の言(量オリフィスは同心円上に配列
されており、1」金の吐出孔群は放射状に配列されてい
るため、一つの静的分割器で何種類かの口金に適用する
ことができる。たとえば第2図に示している静的分割器
を第6図または第9図に示す口金に適用することも可能
であり、また第8図の静的分割器を第6図の口金に適用
することもでき、種々の品種のマルチフィラメント糸条
を得ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図、第4図〜第6図、第7図〜第9図は、
それぞれ本発明の溶融紡糸用口金パックの3つの実施例
を示し、第1.4.7図は縦断面図、第2.5.8図は
A−A横断面図、第3.6.9図はB−B横断面図であ
る。第10図は静的混練器の一例を示す斜視図である。 1・・・ボディケース 6・・・口金 4・・仕切板5
・・・静的分割器 7・・・静的混練器 12・・・計
量オリフィス 16・吐出孔群 14・・・連通空間。 代理人 弁理士 小 川 信 − 弁理士 野 口 賢 照 弁理士斎下和彦 第3図 ルビ凶 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1個の口金から複数のマルチフィラメント糸条を溶融紡
    糸する口金バックにおいて、バック中央に溶融ポリマー
    の入口に連通させて静的混練器を配置し、この静的混練
    器の下流側に、その静的混練器の出口を中心に実質的に
    同心円上の等距離位置に紡出糸条数に対応する数の計量
    オリフィス又は計量オリフィス群を配列した静的分割器
    を配置し、さらにこの静的分割器の下流側に前記各計量
    オリフィス又は計量オリフィス群毎に連通させた前記紡
    出糸条数の吐出孔群を放射状に配列した口金を配置した
    ことを特徴とする溶融紡糸用口金バック。
JP22220783A 1983-11-28 1983-11-28 溶融紡糸用口金パツク Pending JPS60119208A (ja)

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JP22220783A Pending JPS60119208A (ja) 1983-11-28 1983-11-28 溶融紡糸用口金パツク

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6211184U (ja) * 1985-07-01 1987-01-23
JPH04289203A (ja) * 1991-01-18 1992-10-14 Towa Corp:Kk 手袋の製造方法及び手袋
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KR20150142988A (ko) * 2014-06-13 2015-12-23 코오롱인더스트리 주식회사 합성섬유 방사구금
KR20160000113A (ko) * 2014-06-24 2016-01-04 코오롱인더스트리 주식회사 합성섬유 방사구금

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