JPS60119093A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波加熱装置における冷却風路の構成に関す
るもので、吸排気効率を高め清潔な加熱装置を市場に提
供せんとするものである。

従来例の構成とその問題点 第１図は従来の高周波加熱装置の冷却風路構成を示す略
図である。

本体１内の加熱室２へ高周波を供給する発振源として、
一般にはマグネトロン３が使用されるが−このマグネト
ロン３は動作中の内部損失による発熱をブロアーモータ
４等による冷却風により、おさえておく事が必要な事は
周知のごとくである。

従来よりこの冷却風の本体１外への排出構成については
種々発明考系がなさ扛ているが、その中で一般的なもの
が第１図に示す様な構成である。

マグネトロン３を冷却した風は、仕切数６により一方は
加熱室２へ一方は排気ダク）　Ａ　６　”ｃ介し直接本
体上部外殻７の一部に設けられた排気１１Ａ８へ導びか
れる。排気口Ａ８には一般にルーバーが構成されており
、この部分より本体１外へ排出される。一方、加熱室２
内へ導かＩ″Ｌだ風は、加熱室２内に生じた、水蒸気、
油煙等と混合しながら高周波を遮断し、風の出入りを可
能とする一般にパンチング孔といわれる小孔群からなる
排出口９より加熱室２外へ移動し、排気ダク）Ｂ１０に
より同じく、本体上部外殻７の一部に設けたルーバ一群
を何する排気口Ｂ１１へ導ひかれ、この部分より本体外
部へ排出される構成である。

この場合、冷却効果としては風路が短かく排気抵抗が低
く、かなり高いものが得ら扛ているが、いくつかの問題
も含んでいる。

一つは、本体上部外殻７部分で、例えば準備中の被加熱
物１２をこぼした場合、その被加熱物１２は、排気口Ａ
８　、Ｂ１１より本体内へ侵入する。一部は、排気ダク
トＡ６を通りマグネトロン３周辺へ、又一部は排気ダク
トＢ１０を通り排出口９ｆ：ｍし加熱室２内へ浸入して
ゆく。加熱室２内へ浸入した被加熱物１２は帰除できる
がマグネトロン３周辺へ浸入した被加熱物１２は排除の
方法がなく、そのま捷、腐敗し、雑菌の発生、油虫の発
生等きわめて不潔であった。

又、一般的に本体の設置場所は、厨ｍ室であり、台所が
大半で、設置に充分な空間を確保する墨が、困難な場合
が多い。本体上部外殻７は、他の器具の設置場所として
利用でき扛は非常に便利である。

ところが前述のごとく、冷却風の排出口部分があるため
、この部分は加熱室２より排出される熱。

油煙７食品かす等が吹き出し、他の器具への付着をも生
じ結果的には本体上部外殻７上部の空間は有効スペース
として活用できないのが現状である。

発明の目的 一本発明は上記の本体上部外殻の上部空間を有効に活用
する事を目的とする。

発明の構成 上記目的を達するため、不発り」は加熱室と、前記加熱
室へ高周波を印加するマグネトロンと、前記マグネトロ
ンの冷却を行なうブロアーモータと全設け、前記マグネ
トロンの冷却風を、一方は直接本体外へ排出する構成と
、もう一方は加熱室内を通して本体外へ排出する構成の
二つの排気構成を有し、かつ前記排気構成は、そ扛ぞれ
本体後部外殻の一部ＶＣ庇をもつ排気口と、前記排気口
と対向して、上下に開口を有する排気カバーを設けると
ともに、この二つの排気口のうち冷却風を直接排出する
排気口を、加熱室内を通して排出する排気口のほぼ垂線
上にて下方に配する構成である。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第２図は本実施例の構成を示す略図である。尚従来例と
同一構成部分は同一番号を付している。

マグネトロン３を冷却した風は従来例と同様、仕切機６
により一方は加熱室２へ、一方は排気タフ）　Ａ　６’
を介し直接本体後部外殻１３の一部に設けた排気口Ａ８
′へ導びかわる。同様加熱室２へ導ひかれた風は、加熱
室２内に生じた水蒸気、油煙等と混合しながら排出口９
より加熱室２外へ移動し、排気ダク）　Ｂ　１０’によ
り、本体後部外殻１３の一方に設けた排気口Ｂ１１′よ
り本体外部へ排出される様にしている。排気口Ａ　９’
の構成を第３図及び第４図に詳細に示す。

排気口Ａ　８’は、排気ダク）　Ａ　６’の断面と略同
−寸法の開口にラス鋼１４をスポット溶接により固着し
ている。さらに開口の周辺はバーリング加工による庇Ａ
１ｓを一体形成している。そして、この庇Ａ１５は開口
の両側面、下側の一部まで連ねている。下側の中央部分
にはこの庇Ａ１５は設けていない。こうして形成さ扛た
開口に対向して下側開口１６が上側間［１１７よりも狭
い排気カバーＡ１Ｂをビスにて固着している。

一方、排気口Ｂ１１′も同様、排気ダクトＢ１０′の断
面と略同−寸法の開口に、ラス鋼１９をスポット溶接し
、バーリング加工による庇Ｂ２０を一体形成し、さらに
対向して排気カバーＡ１８と同一形状の排気カバーＢ２
１を同様ビスにて固着している。下側開口２２．上側開
口２３を有していることも同様である。

そしてさらに本実施例において、上記二つの排気口Ａｓ
’、Ｂ１１’を同一垂線上に設けている。すなわち、排
気口の上部からこの部分を見おろした時、下側の排気口
Ａ　８／の部分が上の排気［」Ｂ１１′の影になり見え
なくなる様な位置に配している。

次に冷却風の排気口部分での流れを第４図にて説明する
。

マグネ）ｏン冷却風のうち排気ダクトＡ　５’を通って
くる風は排気口Ａ　８’ｆ：通す排気カバーＡ１８に当
接呟上下に設けら柱た開口１６．１７より本体外へ排出
される。この風は温度は高いが、油煙等は含んでいない
。排気ダクトＢ１０′を通ってくるｊ虱は、排気口Ｂ１
１′を辿り排気カバーＢ２１に当接し、開口２２．２３
より本体外へ排出しようとする。ところが下側開口より
下方向へ同がおうとするり虱は、前述の開口１７よ月二
向きに排出さｎ、る風に押しもどされる方向のカを受け
る。開口１７より排Ｕ」ざ柱る風は、マグネトロン冷却
Ｋをそのまま導ひいたもので、温度が高く上へ向う力が
つよくかつ風路も、加熱室２を通っていない分だけ風圧
も高い、このだめ、開口２２より排出しＪ：うとする風
はほとんど実際には下向きに排出することはなく、水蒸
気、油煙２食品がす等を含んだ空気はほとんど開口２３
を通して上部へ排出する。

以上の本実施例により以下のごとき効果を得る事が出来
だ。

（１）準備中の被加熱物１２をこぼした時に、仮に被加
熱物１２が液状のものであった場合でも、それらは、加
熱室上部外殻７部分から本体１内に流入する事が出来ず
本体側壁部分へ流れて行く畢になる。その一部は本体後
部外殻１３恥分に達し、さらには、排気口Ｂ１１′の周
囲へ流れ込んでくる。ただし、本実施例の庇Ｂ２０１／
ｉｌ：よ月それらは排気口Ｂ１１′内に流入あることな
く排気カバー２１の下側開口２２を通しさらに下方へ流
れ出す。従来よシ排気カバーで上側開口のみと有する排
気カバーは存在したがこ扛らは、排気カバーの下端部分
に、これらの被加熱物１２が、滞留したが、本実施例の
それは、開口２２によりその滞留がなく被加熱物１２は
、開口Ａ８’＝Ｉｉ分に向かう。この部分でも、被加熱
物１２は、庇Ａ１６により排気口Ａ８’内に流入するこ
となくさらに下方向へ向い、開ｌコ１６を通りついには
、本体外部の下部２４に滴下する事になる。もちろんこ
の滴下した液体は掃除により清潔さを保つ事が可能であ
り結果、本実施例によシこぼした液体が本体１内に流入
し、本体を不潔なものにする事を防ぐ事ができたのであ
る。

（２）２つの排気口Ａ８’、Ｂ１１’を上下に設けた墨
で、本体後部外殻１３部分を常時清潔に保つ事ができる
様になった。単に被加熱物の本体１内の流入を防止する
為排気口を後部外殻１３部分に設けたたけでは、前述の
ごとく排気カバー底部に食品かすや、油煙が残留し、不
潔となる。

本実施例のそれは、下側の排気口Ａｓ’より排出される
、きれいな排気が排気口Ｂ１１′より排出ざ彊、る食品
かず、油煙、水蒸気を含んだ不潔な風を開口２３より上
部に向けて排出する事で、この常時は掃除のやりにくい
本体後部を清潔に保つ事が出来るようになった。

（３）本実施例により、さらに排気タクトＢ１ｏ′より
排出する風の排気口部分の排気口Ｂ１１′部分の排気抵
抗を下げ、全体の排気効率が上がり、マグネトロン３の
温度を低下させる事に出来た。

すなわち前述のごとく開口１７より排出し開口２２を通
り開口２３より本体上部へ抜ける風又排気カバー２１の
外を通って高速で上方へ抜ける風は排気ダクトＢ１０′
より排出される不潔な風を上へ向けるとともにその流速
の差より、ベンチュリー効果を招き、結果的に排気ダク
ト１０′内の風を開口２３部分へ引き出す力が角勢され
、加熱室２内の排気のｉ？ｔ￥留をなくし、結果より多
くの風が、加熱室２内へ送り込まれる事となり、マグネ
トロン３を通過する冷却風ｍの増加と得られ結果的に、
マグネトロン３の寿命の延長に寄与する事が出来るとい
う波及的効果をも得る事が出来たのである。

発明の効果 以上本発明の実施により、安価な構成にて、清潔で信頼
性を増した高周波加熱装置を供給する畢が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す側面断面図、第２図は本発明の一
実施例を示す側面断面図、第３図は同要部外観斜視図、
第４図は同排気の流扛を示す断面図である。 １・・・・本体、２・・・・・加熱室、３・・・・・・
マグネトロン、４・・・・・・ブロアモータ、６・・・
・・仕切板、６・・・・・・排気ダクトＡ、７・・・・
・・本体上部外殻、８・・・・・排気白人、９・・・・
・・排出口、１０・・・・・・排気ダクトＢ、１１・・
・・・・排気口Ｂ、１２・・・・・・被加熱物、１３・
・・・・・本体板部外殻、１４・・・・・・ラス鋼、１
５・・・・・・庇Ａ１１６・・・・・・排気カバーＡの
下部開口、１７・・・・・・排気カバーＡの上部開口、
１８・・・・・排気力ｙ＜　−Ａ　。 １９・・・・・・ラス鋼、２ｏ・・・・・庇Ｂ１２１・
・・・・・排気カバーＢ、２２・・・・・・排気、カバ
ーＢの下部開口、２３・・・・・・排気カバーＢの上部
開口、２４・・・・・・本体外部の下部、６′・・・・
・・排気ダクトＡ、８′・・・・・排気白人。 １ｄ・・・・・・排気ダク）Ｂ、１１′・・・・・・排
気口Ｂ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 ２ ＠２図 ３ 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 加熱室と、前記加熱室へ高周波全印加するマグネトロン
   と、前記マグネトロンの冷却を行なうブロアーモータと
   を設け、前記マグネトロンの冷却風を、一方は直接本体
   外へ排出する構成と、もう一方は加熱室内を通して本体
   外へ排出する構成の二つの排気構成を有し、かつ前記排
   気構成は、それぞれ本体後部外殻の一部に疲をもつ排気
   口と、前記排気口と対向して、上下に開口を有する排気
   カバーを設けるとともに、この二つの排気口めうち冷却
   風を直接排出する排気口１を、加熱室内を通して排出す
   る排気口のほぼ垂線上にて下方に配する構成とし、た高
   周波加熱装置。