JPS60116478A - カラーサーマルラインプリンタ - Google Patents
カラーサーマルラインプリンタInfo
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- JPS60116478A JPS60116478A JP58226254A JP22625483A JPS60116478A JP S60116478 A JPS60116478 A JP S60116478A JP 58226254 A JP58226254 A JP 58226254A JP 22625483 A JP22625483 A JP 22625483A JP S60116478 A JPS60116478 A JP S60116478A
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- Japan
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- heat
- recording
- heat generating
- line
- heating
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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- H04N1/50—Picture reproducers
- H04N1/502—Reproducing the colour component signals dot-sequentially or simultaneously in a single or in adjacent picture-element positions
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/315—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/325—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads by selective transfer of ink from ink carrier, e.g. from ink ribbon or sheet
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J2/32—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
- B41J2/35—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
- B41J2/355—Control circuits for heating-element selection
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J35/00—Other apparatus or arrangements associated with, or incorporated in, ink-ribbon mechanisms
- B41J35/16—Multicolour arrangements
- B41J35/18—Colour change effected automatically
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、感熱式情報記録装置、典型的には、カラー
サーマルプリンタのうち、幅210 m程度の、幅の広
い帯状体である感熱性インクフィルムに代えて、幅10
〜20m程度の幅の狭い、帯状体である感熱性インクリ
ボンを使用可能としたものに係わり、とりわけ、感熱性
インクリボンの走行に際しての位置ずれや該リボンの伸
縮に起因する色調の乱れを解消するための改良に関する
ものである。
サーマルプリンタのうち、幅210 m程度の、幅の広
い帯状体である感熱性インクフィルムに代えて、幅10
〜20m程度の幅の狭い、帯状体である感熱性インクリ
ボンを使用可能としたものに係わり、とりわけ、感熱性
インクリボンの走行に際しての位置ずれや該リボンの伸
縮に起因する色調の乱れを解消するための改良に関する
ものである。
従前、この種のサーマルプリンタでは、厚さ10〜30
μm、幅210 wx程度(JI8A4版の幅)の感熱
性インクフィルムを使用していたが、このフィルムが極
薄の割に幅が相当に広いことから、巻取りに際して、皺
やずれを生じ易く、整然とした一様の巻取りが困難であ
った。
μm、幅210 wx程度(JI8A4版の幅)の感熱
性インクフィルムを使用していたが、このフィルムが極
薄の割に幅が相当に広いことから、巻取りに際して、皺
やずれを生じ易く、整然とした一様の巻取りが困難であ
った。
このような難点を解消するものとして、特開昭55−5
5883号には、各別の記録情報信号に応答して各別に
発熱する発熱体群を直線状に配列して、これを該発熱体
群の配列方向に略々直交する方向に走行する記録媒体(
紙)の記録面に臨ませ、該発熱体群と該記録媒体(紙)
との間には、該発熱体群の配列方向に斜交する方向に走
行する、幅の狭い感熱体インクリボンを介在させ、該リ
ボンが該発熱体群の配列方向の全域をカバーするように
した感熱式情報記録装置が開示されている。
5883号には、各別の記録情報信号に応答して各別に
発熱する発熱体群を直線状に配列して、これを該発熱体
群の配列方向に略々直交する方向に走行する記録媒体(
紙)の記録面に臨ませ、該発熱体群と該記録媒体(紙)
との間には、該発熱体群の配列方向に斜交する方向に走
行する、幅の狭い感熱体インクリボンを介在させ、該リ
ボンが該発熱体群の配列方向の全域をカバーするように
した感熱式情報記録装置が開示されている。
そして、上記特開昭55−55883号に開示されてい
る技術をカラーサーマルプリンタに適用することも考え
られる。
る技術をカラーサーマルプリンタに適用することも考え
られる。
すなわち、第1図及び第2図に示されるように、直線状
に配列されて、記録線Rを形成する発熱体群1を有する
発熱ヘッド2の下面には、記録紙3が該記録線に略々直
交する方向に走行可能に支持されていて、該記録紙は適
宜の紙送り手段4にて回転駆動されるフィードローラ5
により巻取られる。
に配列されて、記録線Rを形成する発熱体群1を有する
発熱ヘッド2の下面には、記録紙3が該記録線に略々直
交する方向に走行可能に支持されていて、該記録紙は適
宜の紙送り手段4にて回転駆動されるフィードローラ5
により巻取られる。
発熱ヘッド2の発熱体群1と記録紙3との間には、感熱
性インクリボン6が介在し、該リボンは図示しない適宜
のリボン駆動手段により、駆動されて、記録線Rに対し
て鋭角θにて斜交するリボン走行線rに沿って走行する
。
性インクリボン6が介在し、該リボンは図示しない適宜
のリボン駆動手段により、駆動されて、記録線Rに対し
て鋭角θにて斜交するリボン走行線rに沿って走行する
。
一方、発熱ヘッド2に内装される発熱体群1に関しては
、例えば、フォトリソグラフィーの技術を用いて、導電
性の薄膜を櫛歯状に形成し、各櫛歯の先端部に発熱体と
しての抵抗体を固着させて、各櫛歯単位に発熱可能とす
る。所謂、(3) マルチスタイラスペンが多用されており、発熱体群1中
の、各櫛歯に対応する(二本の櫛歯に対応するものもあ
る)各別の発熱体には、各別の記録情報信号S1が図示
しない制御装置等から供給されるものである。
、例えば、フォトリソグラフィーの技術を用いて、導電
性の薄膜を櫛歯状に形成し、各櫛歯の先端部に発熱体と
しての抵抗体を固着させて、各櫛歯単位に発熱可能とす
る。所謂、(3) マルチスタイラスペンが多用されており、発熱体群1中
の、各櫛歯に対応する(二本の櫛歯に対応するものもあ
る)各別の発熱体には、各別の記録情報信号S1が図示
しない制御装置等から供給されるものである。
そして、第1図の構成の要部を抽出して上面から示す第
2図中に明確に表わされているように、感熱性インクリ
ボン6面上には、該リボンの走行線rに沿って一定距離
り毎に区切られた色区間Y、M、Cが順次に、かつ、繰
り返すように配列されており、各別の色区間Y、M、C
は、発熱体群1からの熱に反応して該区間に固有の色の
絵素を記録紙3の記録面上に記録表示(転写)可能な状
態となる。多(の場合、色区間Y、M、Cの各々には、
それぞれ、イエローインク、マゼンタインク及びシアン
インクが含浸されている。
2図中に明確に表わされているように、感熱性インクリ
ボン6面上には、該リボンの走行線rに沿って一定距離
り毎に区切られた色区間Y、M、Cが順次に、かつ、繰
り返すように配列されており、各別の色区間Y、M、C
は、発熱体群1からの熱に反応して該区間に固有の色の
絵素を記録紙3の記録面上に記録表示(転写)可能な状
態となる。多(の場合、色区間Y、M、Cの各々には、
それぞれ、イエローインク、マゼンタインク及びシアン
インクが含浸されている。
記録操作に際しては、感熱性インクリボン6を静止させ
た状態で、記録線Rを形成する発熱体群1の各発熱体を
、該発熱体に対して、各別(4) に供給される記録情報信号S1に応じて各別に発熱させ
ることにより、感熱性インクリボン6上の各別の色区間
に固有の色を、該信号S1にて特定される、各色区間ご
とに異る色の絵素として、記録紙3の記録面上に転写す
る。
た状態で、記録線Rを形成する発熱体群1の各発熱体を
、該発熱体に対して、各別(4) に供給される記録情報信号S1に応じて各別に発熱させ
ることにより、感熱性インクリボン6上の各別の色区間
に固有の色を、該信号S1にて特定される、各色区間ご
とに異る色の絵素として、記録紙3の記録面上に転写す
る。
例えば、いま、イエローの−っの色区間Yに着目すると
、記録線几に沿う1回の発熱走査で該区間Y中に含まれ
る該記録線の線分上の位置で記録表示されるべきイエロ
ーの絵素のすべてが該位置に対応する記録紙3上の記録
面に転写される。
、記録線几に沿う1回の発熱走査で該区間Y中に含まれ
る該記録線の線分上の位置で記録表示されるべきイエロ
ーの絵素のすべてが該位置に対応する記録紙3上の記録
面に転写される。
かくして、記録線Rに沿う1回の発熱走査が終了する。
次いで、感熱性インクリボン6をリボン走行線rに沿っ
て、図にて、左方に(右方でもよい)、色区間の距離り
だけ走行させて、その位置に静止させてから、同様に第
2回の発熱走査を行うと、第1回発熱走査にて着目した
イエローの色区間Yの位置には、第2回発熱走査中、該
区間Yに後続するマゼンタの色区間Mが位置してぃるの
で、この免囚間では、マゼンタの絵素が転写される。
て、図にて、左方に(右方でもよい)、色区間の距離り
だけ走行させて、その位置に静止させてから、同様に第
2回の発熱走査を行うと、第1回発熱走査にて着目した
イエローの色区間Yの位置には、第2回発熱走査中、該
区間Yに後続するマゼンタの色区間Mが位置してぃるの
で、この免囚間では、マゼンタの絵素が転写される。
続いて、更に、感熱性インクリボン6を左方に免囚間の
距離りだけ走行させて静止させてから、第3回の発熱走
査を行うと、第1回の発熱走査で着目したイエローの免
囚間Yの位置には、第3回発熱走査中、第2回発熱走査
の対象となったマゼンタの免囚間Mに後続するシアンの
免囚間Cが位置しているので、この免囚間では、シアン
の絵素が転写される。
距離りだけ走行させて静止させてから、第3回の発熱走
査を行うと、第1回の発熱走査で着目したイエローの免
囚間Yの位置には、第3回発熱走査中、第2回発熱走査
の対象となったマゼンタの免囚間Mに後続するシアンの
免囚間Cが位置しているので、この免囚間では、シアン
の絵素が転写される。
このようにして、1サイクルを構成する発熱走査により
、記録線Rの全域に対応する記録紙3の記録面には、イ
エロー、マゼンタ、シアンの3色を表わす絵素が前述の
記録情報信号S1に応じて特定されるパタンに配列され
て転写され、続いて、記録紙3を1ピツチだけ上方(下
方でもよい)に送って、同様に1サイクルの発熱走査を
行い、かかる発熱走査を繰り返し行うことにより、記録
紙3の記録面上には、3色の図形が記録表示されるもの
である。
、記録線Rの全域に対応する記録紙3の記録面には、イ
エロー、マゼンタ、シアンの3色を表わす絵素が前述の
記録情報信号S1に応じて特定されるパタンに配列され
て転写され、続いて、記録紙3を1ピツチだけ上方(下
方でもよい)に送って、同様に1サイクルの発熱走査を
行い、かかる発熱走査を繰り返し行うことにより、記録
紙3の記録面上には、3色の図形が記録表示されるもの
である。
しかるところ、前掲特開昭55−55883号に開示さ
れている技術をカラーサーマルプリンタに適用して成る
上記の構成では、感熱性インクリボン6の走行停止に際
しての、停止位置の位置決めには、不可避的に不正確さ
を伴うこと、更には、該リボン6に対して走行時に作用
する張力や周囲温度湿度の変化等に起因して該リボン6
が伸縮し、結果的に、免囚間Y、M、Cの距離りが変化
することから、各発熱走査サイクルごとでの、感熱性イ
ンクリボン6の走行停止に際して、該リボン上の免囚間
Y、M、Cの境界線を常に定位置に保つことが困難であ
った、かかる困難故に、上記の構成では、しばしば免囚
間の境界線の静止位置が変動するので、発熱走査に際し
て、記録線Rの、特定の他区間内での線分に沿って、該
区間に固有の色の絵素を転写すべく、供給された記録情
報信号Slに応答して、該区間に隣接する免囚間に固有
の色の絵素が転写され、これにより、異る色の絵素が重
複して記録表示されてしまうという不都合があ(7) す、而して、図形等を鮮明な色調で描けないという欠点
があった。
れている技術をカラーサーマルプリンタに適用して成る
上記の構成では、感熱性インクリボン6の走行停止に際
しての、停止位置の位置決めには、不可避的に不正確さ
を伴うこと、更には、該リボン6に対して走行時に作用
する張力や周囲温度湿度の変化等に起因して該リボン6
が伸縮し、結果的に、免囚間Y、M、Cの距離りが変化
することから、各発熱走査サイクルごとでの、感熱性イ
ンクリボン6の走行停止に際して、該リボン上の免囚間
Y、M、Cの境界線を常に定位置に保つことが困難であ
った、かかる困難故に、上記の構成では、しばしば免囚
間の境界線の静止位置が変動するので、発熱走査に際し
て、記録線Rの、特定の他区間内での線分に沿って、該
区間に固有の色の絵素を転写すべく、供給された記録情
報信号Slに応答して、該区間に隣接する免囚間に固有
の色の絵素が転写され、これにより、異る色の絵素が重
複して記録表示されてしまうという不都合があ(7) す、而して、図形等を鮮明な色調で描けないという欠点
があった。
この発明の目的は、上記先行技術に基づく、感熱性イン
クリボン上の免囚間の境界線の位置変動に起因する色調
の不鮮明さの問題点に鑑み、該リボンの、記録線に沿う
各箇所を選択的に加熱する発熱体群の発熱領域を、走行
する免囚間に対して常に一定の位置関係を保って走行さ
せるように制御する発熱領域制御手段を設けることによ
り、上記欠点を除去し、免囚間の境界線の位置変動にも
係わらず、異る色の絵素の重複記録表示がなく、而して
、鮮明な図形が得られる優れた感熱式情報記録装置を提
供せんとするものである。
クリボン上の免囚間の境界線の位置変動に起因する色調
の不鮮明さの問題点に鑑み、該リボンの、記録線に沿う
各箇所を選択的に加熱する発熱体群の発熱領域を、走行
する免囚間に対して常に一定の位置関係を保って走行さ
せるように制御する発熱領域制御手段を設けることによ
り、上記欠点を除去し、免囚間の境界線の位置変動にも
係わらず、異る色の絵素の重複記録表示がなく、而して
、鮮明な図形が得られる優れた感熱式情報記録装置を提
供せんとするものである。
上記目的に沿うこの発明の構成は、入力信号としての記
録情報信号を、直線状の記録線に配列された、発熱ヘッ
ドの発熱体群の各々に各別に選択的に供給して、該発熱
体群の直下で、該記録線に対して斜交するリボン走行線
に沿って走行する感熱性インクリボン上に配列された距
離(8) Lの各別の免囚間を選択的に加熱して、各他区間内に固
有の色の絵素を、該リボンの更に直下で、該記録線に直
交する方向に送られる記録紙の記録面上に記録表示する
感熱式情報記録装置において、記録情報信号を、発熱領
域制御手段を介して発熱体群に対して更に選択的に断続
分配して供給することにより、感熱性インクリボン上の
免囚間の各々に対応させて、該区間の距離りよりも小な
る距1zの発熱領域を記録線上に多数形成し、感熱性イ
ンクリボンの送り操作に際しては、該リボン上の免囚間
の走行に合わせて、該発熱領域を該記録線に沿って走行
させ、これにより、各発熱領域を、それに対応する各免
囚間に対して常に一定の位置関係に保ち、もって、距離
lの各発熱領域を、その両端に距離Δl Tの、非発熱状態のクリアランス領域を伴って、距ML
の他区間内に包含させうるようにしたことを要旨とする
ものである。
録情報信号を、直線状の記録線に配列された、発熱ヘッ
ドの発熱体群の各々に各別に選択的に供給して、該発熱
体群の直下で、該記録線に対して斜交するリボン走行線
に沿って走行する感熱性インクリボン上に配列された距
離(8) Lの各別の免囚間を選択的に加熱して、各他区間内に固
有の色の絵素を、該リボンの更に直下で、該記録線に直
交する方向に送られる記録紙の記録面上に記録表示する
感熱式情報記録装置において、記録情報信号を、発熱領
域制御手段を介して発熱体群に対して更に選択的に断続
分配して供給することにより、感熱性インクリボン上の
免囚間の各々に対応させて、該区間の距離りよりも小な
る距1zの発熱領域を記録線上に多数形成し、感熱性イ
ンクリボンの送り操作に際しては、該リボン上の免囚間
の走行に合わせて、該発熱領域を該記録線に沿って走行
させ、これにより、各発熱領域を、それに対応する各免
囚間に対して常に一定の位置関係に保ち、もって、距離
lの各発熱領域を、その両端に距離Δl Tの、非発熱状態のクリアランス領域を伴って、距ML
の他区間内に包含させうるようにしたことを要旨とする
ものである。
次いで、第3図〜第5図に基づいて、この発明の一実施
例の構成と動作を説明すれば以下の通りである。
例の構成と動作を説明すれば以下の通りである。
第3図に示されるように、入力信号としての記録情報信
号S1は、発熱領域制御手段7を介して発熱ヘッド2に
内装される発熱体群1の各発熱体に各別に供給される。
号S1は、発熱領域制御手段7を介して発熱ヘッド2に
内装される発熱体群1の各発熱体に各別に供給される。
その他の構成要素は第1図において同一の符号で示され
る構成要素とそれぞれ同一である。
る構成要素とそれぞれ同一である。
そして、記録表示を行うに際しては、発熱領域制御手段
7は、ここを通過して発熱体群1の状の記録線Rを形成
するように配列された発熱体群1を、該記録線上の距離
lなる線分状の発熱領域Nl、 N2、・・・・・・N
7に区切って発熱可能に制御する。
7は、ここを通過して発熱体群1の状の記録線Rを形成
するように配列された発熱体群1を、該記録線上の距離
lなる線分状の発熱領域Nl、 N2、・・・・・・N
7に区切って発熱可能に制御する。
すなわち、発熱領域N1、N2、・・・・・・N7に関
しては、該領域中の発熱体の各々に供給される各別の記
録情報信号Slに応じて発熱状態となったり、非発熱状
態となったりする()が、これにひきかえ、該発熱領域
に隣接する二つの領域の間に設けられた距離Δlなるク
リアランス領域(n1+02)、(n’2+n3)・・
・・・・に関しては、記録情報信号S1に係わりなく、
非発熱状態に留る。
しては、該領域中の発熱体の各々に供給される各別の記
録情報信号Slに応じて発熱状態となったり、非発熱状
態となったりする()が、これにひきかえ、該発熱領域
に隣接する二つの領域の間に設けられた距離Δlなるク
リアランス領域(n1+02)、(n’2+n3)・・
・・・・に関しては、記録情報信号S1に係わりなく、
非発熱状態に留る。
一方、記録線Rに鋭角θにて斜交するリボン走行線rに
沿って走行可能に支持された感熱性インクリボン6上に
は、第2図の構成と同様に、距離lより大なる距離りの
免囚間Y、M、Cが順次に、かつ、繰り返して配列され
ており、前述の発熱領域Nl、N2、・・・・・・N7
の各々は、該免囚間Y%M、、Cの各々の中央部分にそ
れぞれ対応する位置を占めるように、発熱領域制御手段
7によって制御される。
沿って走行可能に支持された感熱性インクリボン6上に
は、第2図の構成と同様に、距離lより大なる距離りの
免囚間Y、M、Cが順次に、かつ、繰り返して配列され
ており、前述の発熱領域Nl、N2、・・・・・・N7
の各々は、該免囚間Y%M、、Cの各々の中央部分にそ
れぞれ対応する位置を占めるように、発熱領域制御手段
7によって制御される。
その結果、隣接する免囚間の各境界線は、クリアランス
領域(n’1+n2)、(n’2+n3)・・・・・・
の中央部分を分断するように位置することとなり、距離
lの発熱領域(例えば、一つの発熱領域N2)Δl − が、その前端部に距離TのIIIJ端部クリアランス領
域(例えば、領域口2)を、そして、その後ス領域(例
えば領域n′2)を伴って、対応する距(11) 離りの免囚間(例えば免囚間M)内に完全に包含される
。
領域(n’1+n2)、(n’2+n3)・・・・・・
の中央部分を分断するように位置することとなり、距離
lの発熱領域(例えば、一つの発熱領域N2)Δl − が、その前端部に距離TのIIIJ端部クリアランス領
域(例えば、領域口2)を、そして、その後ス領域(例
えば領域n′2)を伴って、対応する距(11) 離りの免囚間(例えば免囚間M)内に完全に包含される
。
線rに沿って左方(右方でもよい)へ距離lだけ走行さ
せ、このとき、該リボンの走行に合わせて、各発熱領域
N1、N2、・・・・・・N7も一斉に記録線Rに沿っ
て該リボンと同じ向きに距離lだけ走行させる。
せ、このとき、該リボンの走行に合わせて、各発熱領域
N1、N2、・・・・・・N7も一斉に記録線Rに沿っ
て該リボンと同じ向きに距離lだけ走行させる。
かかる感熱性インクリボン6、換言すれば、各免囚間Y
、M、Cと発熱領域N1、N2、・・・・・・の同時的
走行における両者の位置関係を対比して示す説明図が第
5図である。
、M、Cと発熱領域N1、N2、・・・・・・の同時的
走行における両者の位置関係を対比して示す説明図が第
5図である。
例えば、先ず、第5図(A)に示されるような位置関係
にて静止している発熱領域N1、N2、・・・・・・N
5と免囚間Y、IV、C・・・・・・に関して、第1回
の発熱走査が行われると、各免囚間は、発熱領域に対応
する中央部分のみにおいて、各免囚間に固有の色の絵素
が転写可能となる。
にて静止している発熱領域N1、N2、・・・・・・N
5と免囚間Y、IV、C・・・・・・に関して、第1回
の発熱走査が行われると、各免囚間は、発熱領域に対応
する中央部分のみにおいて、各免囚間に固有の色の絵素
が転写可能となる。
而して、このとき、前述のように、距離Δlの(12)
クリアランス領域を免囚間の境界線が分断している限り
、一つの発熱領域がそれに対応する一つの免囚間を越え
て隣接する他の免囚間をも加熱し、不所望の色の絵素を
転写することはない。
、一つの発熱領域がそれに対応する一つの免囚間を越え
て隣接する他の免囚間をも加熱し、不所望の色の絵素を
転写することはない。
いま、発熱領域N5と免囚間Mの関係に着目して両者の
走行動作を追って見ると、上述の第1回の発熱走査に続
く第2回の発熱走査では、該発熱領域N5と該免囚間M
は第5図(Blに示されるように共に距離lだけ左方に
走行し、両者の相対関係は免囚間の境界線に変動がない
限り、そのまま維持される。
走行動作を追って見ると、上述の第1回の発熱走査に続
く第2回の発熱走査では、該発熱領域N5と該免囚間M
は第5図(Blに示されるように共に距離lだけ左方に
走行し、両者の相対関係は免囚間の境界線に変動がない
限り、そのまま維持される。
以下同様にして後続の第3回、第4回の発熱走査でも、
第5図tel及び第5図(Dlに示されるように、各発
熱領域と各免囚間の相対関係が維持されたまま順次に距
離lづつ左方に走行する。
第5図tel及び第5図(Dlに示されるように、各発
熱領域と各免囚間の相対関係が維持されたまま順次に距
離lづつ左方に走行する。
一方、上記第1回〜第4回の発熱走査が行われる過程に
おいて、例えば、第1回の発熱走査時点にて発熱領域N
5によって免囚間Mからマゼンタの絵素が転写された記
録面上の箇所の状況を追って見ると、続(第2回の発熱
走査では、第5図(B)に示されるように、発熱領域N
6によって免囚間Cからシアンの絵素か転写され、後続
する第3回の発熱走査では、第5図(C)に示されるよ
うに、発熱領域N6及びN7によって免囚間C及びYか
らシアンとイエローの絵素が転写され、更に後続の第4
回の発熱走査では第5図(1))に示されるように、発
熱領域N7によって免囚間Yからイエローの絵素が転写
される。
おいて、例えば、第1回の発熱走査時点にて発熱領域N
5によって免囚間Mからマゼンタの絵素が転写された記
録面上の箇所の状況を追って見ると、続(第2回の発熱
走査では、第5図(B)に示されるように、発熱領域N
6によって免囚間Cからシアンの絵素か転写され、後続
する第3回の発熱走査では、第5図(C)に示されるよ
うに、発熱領域N6及びN7によって免囚間C及びYか
らシアンとイエローの絵素が転写され、更に後続の第4
回の発熱走査では第5図(1))に示されるように、発
熱領域N7によって免囚間Yからイエローの絵素が転写
される。
そして、これに続く第5回の発熱走査時の各発熱領域と
各免囚間との相対関係は第5図[E)のようになり、第
5図(A)に示される第1回の発熱走査時のそれに一致
する。
各免囚間との相対関係は第5図[E)のようになり、第
5図(A)に示される第1回の発熱走査時のそれに一致
する。
すなわち、上記実施例では、4回の発熱走査が1サイク
ルの転写動作を構成し、この間に、第5図にてX軸方向
に延びる記録線Rの全域に対応する記録紙3の記録面上
には、3種類の免囚間MJC,Yから三色の絵素が転写
可能なものである。
ルの転写動作を構成し、この間に、第5図にてX軸方向
に延びる記録線Rの全域に対応する記録紙3の記録面上
には、3種類の免囚間MJC,Yから三色の絵素が転写
可能なものである。
付言すれば、1サイクルの転写動作を構成する発熱走査
の回数には別設の制約はない。
の回数には別設の制約はない。
そして、上記実施例では、1サイクルの最後の発熱走査
、すなわち、第4回の発熱走査の終了時点で記録紙3を
上方(下方でもよい)に1ピツチだけ送ってから、後続
の1サイクルの最初の発熱走査としての第5回の発熱走
査を行う。
、すなわち、第4回の発熱走査の終了時点で記録紙3を
上方(下方でもよい)に1ピツチだけ送ってから、後続
の1サイクルの最初の発熱走査としての第5回の発熱走
査を行う。
上記のように、この発明によれば、感熱性インクリボン
上の各免囚間に対置され、該区間にまたがる記録線に沿
う部分を選択的に加熱する発熱体群に対して、各別に供
給される記録情報信号を、更に、選択的に断続分配して
、距離lの各発熱領域を距離りの各免囚間に対応させて
、多数形成し、その際、発熱領域の距離lを免囚間の距
離りよりも小に選定し、該発熱領域がその両端に、非発
熱状態に留るクリアランス領域を伴って、該免囚間内に
包含されるように、該発熱領域の位置を制御し、加えて
、感熱性インクリボンの送り操作に際しては、免囚間の
走行に合わせて、発熱領域をも走行させ、もって、各発
熱領域がそれに対応する各免囚間に対して、常に一定の
相対位置関係を保つように、該発熱(15) 領域の位置を制御する発熱領域制御手段を付設する構成
としたことにより、相隣接する免囚間の境界線の、該リ
ボン停止時の位置に変動があっても、それが非発熱状態
のクリアランス領域に包含される程度のものである限り
、一つの発熱領域が相隣接する色の異る二つの免囚間に
わたってこれを加熱し、転写することがないので、感熱
性インクリボンの走行停止時の位置ずれ、あるいは、周
囲温度湿度や張力の変化に起因する該リボン自体の伸縮
があっても、それが相当の許容量以下である限り、異る
色の絵素の重複転写が有効に回避され、これにより、鮮
明な図形が得られるという優れた効果がある。
上の各免囚間に対置され、該区間にまたがる記録線に沿
う部分を選択的に加熱する発熱体群に対して、各別に供
給される記録情報信号を、更に、選択的に断続分配して
、距離lの各発熱領域を距離りの各免囚間に対応させて
、多数形成し、その際、発熱領域の距離lを免囚間の距
離りよりも小に選定し、該発熱領域がその両端に、非発
熱状態に留るクリアランス領域を伴って、該免囚間内に
包含されるように、該発熱領域の位置を制御し、加えて
、感熱性インクリボンの送り操作に際しては、免囚間の
走行に合わせて、発熱領域をも走行させ、もって、各発
熱領域がそれに対応する各免囚間に対して、常に一定の
相対位置関係を保つように、該発熱(15) 領域の位置を制御する発熱領域制御手段を付設する構成
としたことにより、相隣接する免囚間の境界線の、該リ
ボン停止時の位置に変動があっても、それが非発熱状態
のクリアランス領域に包含される程度のものである限り
、一つの発熱領域が相隣接する色の異る二つの免囚間に
わたってこれを加熱し、転写することがないので、感熱
性インクリボンの走行停止時の位置ずれ、あるいは、周
囲温度湿度や張力の変化に起因する該リボン自体の伸縮
があっても、それが相当の許容量以下である限り、異る
色の絵素の重複転写が有効に回避され、これにより、鮮
明な図形が得られるという優れた効果がある。
加つるに、発熱領域制御手段による発熱領域の制御に関
しては、発熱領域の記録線に沿う走行を連続量として行
う必要はなく、該発熱領域を、1回の発熱走査が終了す
るたびに、クリアランス領域の距離Δlに等しい距離(
ピッチ)を単位とする離散量として、走行させれば足り
ることから、発熱領域の走行に際しての、該領域(16
) の位置決め分解能の負担が軽微となり、これにより、発
熱領域制御手段の実現が容易になるという利点もある。
しては、発熱領域の記録線に沿う走行を連続量として行
う必要はなく、該発熱領域を、1回の発熱走査が終了す
るたびに、クリアランス領域の距離Δlに等しい距離(
ピッチ)を単位とする離散量として、走行させれば足り
ることから、発熱領域の走行に際しての、該領域(16
) の位置決め分解能の負担が軽微となり、これにより、発
熱領域制御手段の実現が容易になるという利点もある。
第1図〜第2図はこの発明の技術に先行する技術に関す
るものであり、第1図はその構成を示す傾視説明図、第
2図は要部の説明図である。 第3図〜第5図はこの発明の実施例に関するものであり
、第3図はその構成を示す傾視説明図、第4図は要部の
説明図、第5図は、横軸を記録線6上の距離とし、縦軸
を時間とし、発熱領域と免囚間の相対位置関係を示す動
作説明図である。 1・・・・・・発熱体群 2・・・・・・発熱ヘッド3
・・・・・・記録媒体 4・・・・・・紙送り手段5・
・・・・・フィードローラ 6・・・・・・感熱性インクリボン 7・・・・・・発熱領域制御手段 手続補正書(自発) 昭和59年12月15′日 1 事件の表示 特願昭53−226254号 2 発明の名称 感熱式情報記録装置 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都秋川市平沢480番地 氏 名 エイマー電子株式会社 4代理人〒150 5 補正命令の日付 自発補正 6 補正により増加する発明の数 0 7 補正の対象 明細書全文並びに図面の第3図、第4図、第5図、及び
第6図 8 補正の内容 別紙の通り 訂 正 明 細 書 1、発明の名称 感熱式情報記録装置 2、特許請求の範囲 直線上に配列されて、記録線Rを形成し、各別に供給さ
れる記録情報信号S1に応答して各別に発熱可能な発熱
体群1を有する発熱ヘッド2と、発熱体群lに対向配置
され、記録線Rに対して略々直交する方向に、その記録
面が移動可能に支持された記録媒体3と、該記録媒体と
発熱体群1の間に介在する感熱性インクリボン6と、感
熱性インクリボン6を記録線Hに対して斜交するリボン
走行綿rに沿って走行させるリボン駆動手段7とを含ん
で成る感熱式情報記録装置において、上記感熱性インク
リボン6には、その走行線rに沿う一定距#Lにわたっ
て、発熱体群1からの熱に反応して、各別に特定の色の
絵素を記録媒体3の記録面上に記録表示可能とする複数
の免囚間Y、M、C1・・・が配列され、更に、記録線
Rに沿って、該位置間の距離りよりも小なる距離文にわ
たる複数の発熱可能領域群N 1.N2.N3.・・・
を各位置間に対応させて形成するように、発熱体群1に
各別に供給されるべき記録情報信号S1を特定の発熱体
群に対して選択的に断続配分して供給する発熱可能領域
制御手段8が付設され、前記リボン駆動手段7は感熱性
インクリボン6を、発熱走査のたび毎に、位置間の距1
111Lよりも小なる距離文ずつ間歇的に走行させ、さ
らに、上記発熱可能領域制御手段8は、リボン走行線r
に沿って走行する各別の位置間Y、M、C1・・・に対
して各別の発熱可能領域が対応位置関係を保つように、
該発熱可能域群を記録線Rに治って走行させることを特
徴とする感熱式情報記録装置。 3、発明の詳細な説明 この発明は、感熱式情報記録装置、典型的にはカラーサ
ーマルプリンタのうち、幅210mm程度の、幅の広い
帯状体である感熱性インクフィルムに代えて、幅10〜
20mm程度の幅の狭い、帯状体である感熱性インクリ
ボンを使用可能としたものに係わり、とりわけ、感熱性
インクリボンの走行に際しての位置ずれや該リボンの伸
縮に起因する色調の乱れを解消するための改良に関する
ものである。 従前、この種のサーマルプリンタでは、厚さ10〜30
gm、幅210mm程度(JIS A4版の幅)の感熱
性インクフィルムを使用していたが、このフィルムが極
薄の割に幅が相当に広いことから、巻取りに際して、皺
やずれを生じ易く、整然とした一様の巻取りが困難であ
った。 このような難点を解消するものとして、特開昭55−5
5883号には、各別の記録情報信号に応答して各別に
発熱する発熱体群を直線状に配列して、これを該発熱体
群の配列方向に略々直行する方向に走行する記録媒体(
紙)の記録面に臨ませ、該発熱体群と該記録媒体(紙)
との間には、該発熱体群の配列方向に斜交する方向に走
行する、幅の狭い感熱性インクリボンを介在させ、該リ
ボンが該発熱体群の配列方向の全域をカバーするように
した感熱式情報記録装置が開示されている。 そして、上記特開昭55−55883号に開示されてい
る技術をカラーサーマルプリンタに適用することも考え
られる。 すなわち、第1図及び第2図に示されるように、直線状
に配列されて、記録線Rを形成する発熱体群1を有する
発熱ヘッド2の下面には、記録紙3が該記録線に略々直
行する方向に走行可能に支持されていて、該記録紙は適
宜の紙送り手段4にて回転駆動されるフィードローラー
5により巻取られる。 発熱ヘッド2の発熱体群1と、記録紙3との間には、感
熱性インクリボン6が介在し、該リボンは図示しない適
宜のリボン駆動手段により、駆動されて、記録線Rに対
して鋭角θにて斜交するリボン走行線rに沿って走行す
る。 一方、発熱ヘッド2に内装される発熱体群1に関しては
、例えば、フォトリソグラフィーの技術を用いて、導電
性の薄膜を櫛歯状に形成し、各櫛歯の先端部に発熱体と
しての抵抗体を固着させて、各櫛歯単位に発熱可能とす
る所謂、マルチスタイラスペンが多用されており、発熱
体群l中の、各櫛歯に対応する(二本の櫛歯に対応する
ものもある)各別の発熱体には、各別の記録情報信号S
1が図示しない制御装置等から供給される。 そして、第1図の構成の要部を抽出して上面から示す第
2図中に明確に表わされているように、感熱性インクリ
ボン6面上には、該リボンの走行線rに沿って一定距離
り毎に区切られた位置間Y、M、Cが順次に、かつ、繰
り返すように配列されており、各別の位置間Y、M、C
は、発熱体群1からの熱に反応して該区間に固有の色の
絵素を記録紙3の記録面状に記録表示(転写)可能な状
態となる。多くの場合、位置間Y、M、Cの各々には、
それぞれ、イエローインク、マゼンタインク及びシアイ
ンクが含浸されている。 記録操作に際しては、感熱性インクリボン6を静Wさせ
た状態で、記録線Rを形成する発熱体群lの各発熱体を
、該発熱体に対して、各別に供給される記録情報信号S
1に応じて各別に発熱させることにより、感熱性インク
リボン6上の各別の位置間に固有の色を、該信号S1に
て特定される、各位置間ごとに異色の絵素として、記録
紙3の記録面上に転写する。 例えば、いま、偶々イエローの一つの位置間Yが対面す
る記録紙3上の箇所に着目すると、記録線Rに沿う1回
の発熱走査で該区間Y中に含まれる該記録線の線分上の
位置で記録表示されるべきイエローの絵素のすべてが該
位置に対応する記録紙3上の記録面に転写される。 かくして、記録線Rに沿う1回の発熱走査が終了する。 次いで、感熱性インクリボン6をリボン走行線rに沿っ
て、図にて、左方に(右方でもよい)、位置間の距離り
だけ走行させて、その位置に静止させてから、同様に第
2回の発熱走査を行うと、第1回発熱走査にて着目した
イエローの位置間Yの位置には、第2回発熱走査中、該
区間Yに後続するマゼンタの位置間Mが位置しているの
で、この位置間では、マゼンタの絵素が転写される。 続いて、更に、感熱性インクリボン6を左方に位置間の
距#Lだけ走行させて静止させてから、第3回の発熱走
査を行うと、第1回の発熱走査で着目したイエローの位
置間Yの位置には、第3回発熱走査中、第2回発熱走査
の対象となったマゼンタの位置間Mに後続するシアンの
位置間Cが位置しているので、この位置間では、シアン
の絵素が転写される。 このようにして、lサイクルを構成する発熱走査により
、記録線Rの全域に対応する記録紙3の記録面には、イ
エロー、マゼンタ、シアンの3色を表わす絵素が前述の
記録情報信号S1に応じて特定されるパタンに配列され
て転写され、続いて、記録紙3を1ピツチだけ情報(下
方でもよい)に送って、同様に1サイクルの発熱走査を
行ない、かかる、発熱走査を繰り返し行うことにより、
記録紙3の記録面上には、3色の図形が記録表示される
ものである。 しかるところ、前掲載特開昭55−55883号に開示
されている技術をカラーサーマプリンタに適用して成る
上記の構成では、感熱性インクリボン6の走行停止に際
しての、停止位置の位置決めには、不可避的に不正確さ
を伴うこと、更には、該リボン6に対して走行時に作用
する張力や周囲の温湿度の変化等に起因して該リボン6
が伸縮し、結果的に、位置間Y、M、Cの距離りが変化
することから、各発熱走査サイクルごとでの、感熱性イ
ンクリボン6の走行停止に際して、該リボン上の位置間
Y、M、Cの境界線を常に定位置に保つことが困難であ
った令 かかる困難故に、上記の構成では、しばしば位置間の境
界線の静止位置が変動するので、発熱走査に際して、記
録線Rの、特定の位置閣内での線分に沿って、該区間に
固有の色の絵素を転写すべく、供給された記録情報信号
Slに応答して、該区間に隣接する位置間に固有の色の
絵素が転写され、これにより、異る色の絵素が重複して
記録表示されてしまうという不都合があり、而して、図
形等を鮮明な色調で描けないという欠点があったこの発
明の目的は、上記先行技術に基づく、感熱性インクリボ
ン上の位置間の境界線の位置変動に起因する色調の不鮮
明さの問題点に鑑み、該リボンの、記録線に沿う各箇所
を選択的に加熱する発熱体群の発熱可能領域を、走行す
る位置間に対して常に一定の位置関係を保って走行させ
るように制御する発熱可能領域手段を設けることにより
、上記欠点を除去し、位置間の境界線の位置変動にも係
わらず、異る色の絵素の重複記録表示がなく、而して、
鮮明な図形が得られる優れた感熱式情報記録装置を提供
せんとするものである。 上記目的に沿うこの発明の構成は、入力信号としての記
録情報信号を、直線状の記録線に配列された発熱ヘッド
の発熱体群の各々に各別に選択的に供給して、該発熱体
群の直下で、該記録線に対して斜交するリボン走行線に
沿って走行する感熱性インクリボン上に配列された距M
Lの各別の位置間を選択的に加熱して、各位置閣内に固
有の色の絵素を、該リボンの更に直下で、該記録線に直
交する方向に送られる記録紙の記録面上に記録表示する
感熱式情報記録装置において、記録情報記号を、発熱可
能領域制御手段を介して発熱体群に対して更に選択的に
断続分配して供給することにより、感熱性インクリボン
上の位置間の各々に対応させて、該区間の距1liII
Lよりも小なる距mlの発熱可能領域を記録線に沿って
多数形成し、感熱性インクリボンの送り操作に際しては
、該リボン」二の位置間の走行に合わせて、該発熱可能
領域を該記録線に沿って走行させ、これにより、各発熱
可能領域を、それに対応する各位置間に対して常に一定
の位置関係に保ち、もって、距rastの各発熱可能領
域を、その両端に距離6文/2の、非発熱状態のクリア
ランス領域を伴って、距1Idl:Lの位置閣内に包含
させうるようにしたことを要旨とするものである。 次いで、第3図〜第6図に基づいて、この発明の一実施
例の構成と動作を説明すれば以下の通りである。 第3図に示されるように、入力信号としての記録情報信
号S1は、発熱可能領域制御手段8を介して発熱ヘッド
2に内装される発熱体群1の各発熱体に各別に供給され
る。 その他の構成要素は第1図において同一の符号で示され
る構成要素とそれぞれ同一である。 ただし、第3図中の、適宜の従来技術によるリボン駆動
手段7に関しては、発熱走査の各走行工程ごとに、感熱
性インクリボン6を間歇的にステップ走行させる際に、
そのステップ走行距離が文である点が第1図のものと相
違する。 そして、第4図に示されるように、記録表示を行うに際
しては、発熱可能領域制御手段8は、ここを通過して発
熱体群lの各発熱体に対して各別に供給される記録情報
信号S1を断続分配することにより、その先端が直線状
の記録線Rを形成するように配列された発熱体群1を、
該記録線上の距#文なる線分状の発熱可能領域Nl 、
N2 、・・・・・・N7に区切って発熱可能に制御
する。 すなわち、発熱可能領域Nl 、 N2 、・・・・・
・N7に関しては、該領域中の発熱体の各々に供給され
る各別の記録情報信号S1に応じて発熱状態とな0 ったり、非発熱状態となったりするが、これにひきかえ
、該発熱可能領域に隣接する二つの領域の間に設けられ
た距離6文なるクリアランス領域(g’l+ g2 )
、 (g’2+ g3 )・・・・・・に関しては、
記録情報信号S1に係わりなく、非発熱状態に留る。 一方、記録線Rに鋭角θにて斜交するリボン走行線rに
沿って走行可能に支持された感熱性インクリボン6上に
は、第2図の構成と同様に、距離文より大なる距#Lの
位置間Y、M、Cが順次に、かつ、繰り返して配列され
ており、前述の発熱可能領域Nl、N2 、・・・・・
・N7の各々は、該位置間Y、M、Cの各々の中央部分
のそれぞれ対応する位置を占めるように、発熱可能領域
制御手段8によって制御される。 その結果、隣接する位置間の各境界線は、クリアランス
領域(g’l+g2 )、(g’2+g3 )・・・・
・・の中央部分を分断するように位置することとなり、
距離交の発熱可能領域(例えば、一つの発熱可能領域N
2)が、その前端部に距離Δ又/2の1 前端部クリアランス領域(例えば、領域g2)を、そし
て、その後端部に、同じく、距離Δ見/2の後端部クリ
アランス領域(例えば領域g′2)を伴って、対応する
距#Lの位置間(例えば位置間M)内に完全に包含され
る。 記録操作に際しては、1回の発熱走査を終了するたびに
、感熱性インクリボン6をリボン走行線rに沿って左方
(右方でもよい)へ距離文だけ間歇的に走行させ、この
とき、該リボンの走行に合わせて、各発熱可能領域Nl
、N2・・・・・・N7も一斉に記録線Hに沿って該リ
ボンと同じ向きに距離立だけ間歇的に走行させ、これに
より、一つの走行工程から次の走行工程へと歩進する。 かかる感熱性インクリボン6、換言すれば、各位置間Y
、M、Cと発熱可能領域Nl、N2・・自・・の同時的
走行における両者の位置関係を対比して示す説明図が第
5図である。 例えば、先ず、第1の走行工程にて第5図(A)に示さ
れるような位置関係にて静止している発熱可能領域Nl
、N2・・・・・・N5と色区間Y、M、C・・・・・
・に関して、第1回の発熱走査が行われると、各位置間
は、発熱可能領域に対応する中央部分のみにおいて、各
位置間に固有の色の絵素が転写可能となる。 而して、このとき、前述のように、6文のクリアランス
領域を位置間の境界線が分断している限り、一つの発熱
可能領域がそれに対応する一つの位置間を越えて′隣接
する他の位置間をも加熱し、不所望の色の絵素を転写す
ることはない。 いま発熱可能領域N5と位置間Mの関係に着目して両者
の走行動作を追って見ると、上述の第一の走行工程での
第1回の発熱走査に続く第二の走行工程での第2回の発
熱走査では、該発熱可能領域N5と該位置間Mは第5図
(B)に示されるように共に距離文だけ左方に走行し、
両者の相対関係は位置間の境界線に変動がない限り、そ
のまま維持される。 以下同様にして後続の第三の走行工程での第3回の発熱
走査さらに第四の走行工程での、第4回の発熱走査でも
、第5図(C)及び第5図(D)に示されるように、各
発熱可能領域と各位置間の相対関係が維持されたまま順
次に距離文づつ左方に走行する。 一方、上記第1回〜第4回の発熱走査が行われる過程に
おいて、例えば、第1回の発熱走査時点にて発熱可能領
域N5によって位置間Mからマゼンタの絵素が転写され
た記録面上の箇所の状況を追って見ると、続く第2回の
発熱走査では、第5図(B)に示されるように、発熱可
能領域N8によって位置間Cからシアンの絵素が転写さ
れ、後続する第3回の発熱走査では、第5図(C)に示
されるように、発熱可能領域N8及びN7によって位置
間C及びYからシアンとイエローの絵素が転写され、更
に後続の第4回の発熱走査では第5図CD)に示される
ように、発熱可能領域N7によって位置間Yからイエロ
ーの絵素が転写されるそして、これに続く第5回の発熱
走査時の各発熱可能領域と各位置間との相対関係は第5
図(E)のようになり、第5図(A)に示される第1回
4 の発熱走査時のそれに一致する。 すなわち、上記実施例では、4回の発熱走査すなわち、
四つの走行工程が1サイクルの転写動作を構成し、この
間に、第5図にてX軸方向に延びる記録線Rの全域に対
応する記録紙3の記録面上には、3種類の位置間M、C
,Yから三色の絵素が転写可能なものである。 次いで、上記実施例では、1サイクルの最後の発熱走査
、すなわち、第4回の発熱走査の終了時点で記録紙3を
上方(下方でもよい)に1ピツチだけ送ってから、後続
の1サイクルの最初の発熱走査としての第5回の発熱走
査を行う。 そして、第5図に示されるような発熱可能領域を形成す
るための、発熱可能領域制御手段8の構成を示すブロッ
ク図が第6図である。 同図に示されるように、発熱可能領域制御手段8には、
図示しないパルス分配回路から各走行工程を表わす走行
工程信号T1〜T4が順次に、かつ、択一的に供給され
る走行工程信号共通線L1〜L4と、位置間の各色(マ
ゼンタ、シアン、イ5 二ロー)に好適な発熱期間、すなわち、発熱体群1への
通電期間を規制する制御パルスTM、TC、TYが図示
しないパルス発生回路から供給される制御パルス共通線
LM、LG、LYとが延在している。 かかる共通線L1〜L4.LM、LC、LYの各々には
、ナンドゲー)Gl〜G313の各入力端子が選択的に
接続されており、さらに、それらのナントゲートの各三
つの出力端子は、それぞれ、ノアゲー)G41〜G52
の各入力端子に接続され、かくして、三つのナントゲー
ト、例えば、G1、G2、G3と一つのノアゲート、例
えば、G41との組みが発熱可能領域制御論理回路x1
を構成するそして、発熱可能領域制御論理回路X2〜X
12も、同様に、構成される。 発熱可能領域制御論理回路x1〜X12の各出力端子は
、各発熱制御論理回路Y1〜Y12を構成する各四つの
ナントゲートの、共通接続された一つの入力端子に接続
され、該四つのナントゲートの各々の他の入力端子は、
記録情報信号S1を記憶するシフトレジスタSRの各段
の出力端子に接続される。 一方、各発熱制御論理回路Y1〜Y12中の四つのナン
トゲートからの四本ずつの出力線は、発熱体群1中の隣
接する四つずつの発熱体に接続されて、これら四つずつ
の発熱体から成り、距離6文ごとに細分化された発熱可
能区分nl”n、12を形成する。 かかる、発熱可能区分n1〜n12は、例えば、第5図
(A)に示された第一の走行工程では、発熱可能領域N
3 、N4 、N5が、それぞれ発熱可能区分(nl−
n3)、(n5〜n7)、(n9〜n11)により形成
される。また、第4図中のクリアランス領域(g’3+
g4 )、(g’4+g5 )、(g’5+g8)に対
応する第5図(A)中のg。 g’、g”はそれぞれ発熱可能区分n4 、 n8 。 n12により形成される。 そして、これら各発熱可能区分n1〜n12ごとに区分
された記録線R直下を左方に走行する感熱性インクリボ
ン6上の、第一の走行工程における各位置間が図式化さ
れて第6図中にも現われている。 このような構成において、発熱走査が開始されると、第
一の走行工程では、先ず、発熱可能領域制御手段8の走
行工程信号共通線L1に第一の工程信号T1が供給され
る。すると、該共通線L1にその入力端子の一つが接続
された各一つのナントゲートを含む発熱可能領域制御論
理回路Xi〜X3 、 X5〜X7 、 X9〜X11
ニ対シテ出力「1」の機会が与えられる。そして、この
とき、制御パルス共通線LM、LC、LYには、各走行
工程信号T1〜T4に同期して、それぞれ異るパルス継
続期間を持つ制御パルスTM、TC:、TYが供8 給されるので、該制御論理回路Xi −X3 、 X5
〜X7.X9〜Xllからは、それぞれ制御パルスTM
、TC,TYによりその継続期間が規定された発熱制御
パルスC1〜C3,C5〜C7,C9〜C1lがそれぞ
れに対応する発熱制御論理回路Y1〜Y3.Y5〜Y7
.Y9〜Yllに供給されるこの発熱制御パルス01〜
C3,C5〜C7。 C9〜C1lを、共通接続された一つの入力端子に受け
たとき、発熱制御論理回路Y1〜Y3.Y5〜Y?、Y
8〜Yll中の各四つのナントゲートには、出力rOJ
の機会が与えられ、かくして、発熱可能区分(nl−n
3)、(n5〜n?)、(n8〜n11)が発熱可能領
域N3 、N4 、N5として指定される。 一方、第一の走行工程での、かかる発熱走査に先がけて
、シフトレジスタSRには、この発熱走査にて、記録さ
れるべき文字、図形を「1」、「O」の配列で表わして
成る記録情報記号S1が記憶されている。そして、この
記録情報信号S1の9 各ビット、すなわち、シフトレジスタSRの各段の「1
」、rOJ状態に支配されて、発熱制御論理回路Y1〜
Y3.Y5〜Y7.Y9〜Yll中の各四つのナントゲ
ート群が各別に開閉するので、発熱可能領域N3 、
N4 、 N5 、に含まれ、四つごとに発熱可能区分
を形成する発熱体群のうち、発熱すべき各発熱体に対し
てのみ、発熱指令パルス(「0」のパルス)Di〜D3
.n5〜n? 。 D8〜Dllが各別に供給される。 すると、図示しない電源から給電された電位を持ってい
る共通導体Pと、発熱制御論理回路Y1〜Y3.Y5〜
Y7.Y9〜Yll中の出力「0」のナントゲートに接
続されている各発熱体との間に電流が流れて、その発熱
体が発熱する。 かくして、発熱可能領域N3 、N4 、N5の範囲内
に限って、記録情報記号S1により指定される部位の発
熱体群が、制御パルスTM、TC,TYで規定される期
間中、発熱し、これにより、第一の走行工程での発熱走
査が終了する。 そして、制御パルスTM 、TO、TYのパルス継続期
間は、それぞれ、マゼンタ、シアン、イエローの転写に
最適なパルス発熱期間となるように、発熱指令パルスD
1〜D12の継続期間を規定するように選定されている
ものであるところ、上述の第一の走行工程では、発熱可
能領域N3.N4、N5が、それぞれシアン、イエロー
、マゼンタの位置閣内に包含されるように、予め、感熱
性インクリボン6と発熱体群1との相対位置関係につい
て、初期位置合わせが行われているので、これに応じて
、発熱可能領域N3 、N4 、N5のそれぞれが、シ
アン、イエロー、マゼンタの各位置間からの転写に最適
な発熱期間だけ発熱可能となるように、この時点で第一
の走行工程信号T1をその一つの入力端子に受けていて
、シアンの位置間Cに対向する発熱可能領域N3中の発
熱可能区分(nl−n3)の発熱を各別に制御する発熱
可能領域制御論理回路x1〜x3の各々に含まれるナン
ドゲー)G2 、G5 、G8の他の−っ入力端子には
、それぞれ制御パルスTcが供給され、同様に、イエロ
ーの位置間Y、マゼンタの位置間Mにそれぞれ対向する
発熱可能領域N4.N5中の発熱可能区分(n5〜n7
)、(n9〜n11)の発熱を各別に制御する発熱可能
領域制御論理回路x5〜X7.X9〜x11.の各々に
含まれるナンドゲ−l−G13.GIB、Gl!3と、
G27. G30. G33(7)、他の一つの入力端
子には、それぞれ、制御パルスTYとTMが供給される
。 一方、発熱可能領域N3 、N4 、N5 、N6の各
々の間に位置する発熱可能区分n4 、 n8 、 n
12に関しては、 これらの区分の発熱を制御する発熱
可能領域制御論理回路X4 、X8 、X12に含まれ
るナントゲートCGIO,Gll、 G12)、(G2
2、 G23. G24)、(G34. G35. G
3B)のいずれに対しても、第一の走行工程信号T1が
供給されないので、この場合、発熱可能区分n4 、
n8 。 n12に対しては、シフトレジスタSRに記憶されてい
る記録情報記号S1に係わりなく、発熱指令パルスD4
、D8 、n12の供給がなく、しかして、該区分は
非発熱状態に留る。 かくして、各発熱可能領域・・・N3.N4.N52 、NG・・・の間に、発熱可能区分・・・n4.n8.
n12・・・の距離6文にわたって非発熱状態のクリア
ランス領域が形成され、各位置間の境界線に変動がない
限り、各クリアランス領域は、該境界線の各々により分
断されるものである。 続いて、第5図(B)に示す第二の走行工程では、第6
図の構成にて、第二の走行工程信号T2が走行工程信号
共通線L2に供給されるので、該信号T2がナントゲー
トG4 、 G? 、 GIO,G18゜G21. G
24. G21]、 G32. G35に導かれて、発
熱可能領域制御論理回路x2〜X4.XB〜X8 。 x10〜X12が、それぞれ発熱制御パルスC2〜C4
、C6〜C8,C7〜C1lを出力する。すると、これ
らに応答して、発熱制御論理回路Y2〜Y4 、Y6〜
Y8.YIO〜Y12が発熱指令パルスD2〜D4.D
B〜D8.I)10〜012を、第5図(B)中にそれ
らと発熱可能領域N4 、N5 、N8との対応関係が
示されている発熱可能区分(n2〜n4)、(n13〜
n8)、(n10〜n12)中の発熱体群1に送って、
該領域N4 、N5 、N8を3 発熱可能状態にする。 その際、第5図(B)に示されるこの走行工程での各位
置間の境界線により分断される位置を占める発熱可能区
分nl、n5.n9・・・に関しては、第6図の構成に
て、これらの区分の発熱を制御する発熱可能領域制御論
理回路Xi 、X5 、Xe中のいずれのナントゲート
に対しても、第二の走行工程信号T2が導かれないので
、該区分への発熱指令パルスDI 、D5 、Doll
の供給がなく、しかして、該区分が非発熱状態に留る。 続いて、第5図(C)に示す第三の走行工程では、第6
図の構成にて、第三の走行工程信号T3が走行工程信号
共通線L3に供給されるので、該信号T3がナンドゲー
)Gl 、G9 、G12.G15、G20.G23.
G2B、G31.G34にて導かれて、発熱可能領域制
御論理回路Xi、X3〜X5.X7〜X9.Xll・X
12〜が、それぞれ発熱制御パルスC1,C3〜C5,
C7〜C1l、C1l・C12〜を出力する。 すると
、これらに応答して、発熱制御論理回路Yl、Y3〜Y
5.Y?〜Y9 。 Yll・Y12〜が発熱指令パルスDi、D3〜D5.
D7〜D8.D11eD12〜を第5図(C)中にそれ
らと発熱可能領域N4 、N5 、NB 、N7との対
応関係が示されている発熱可能区分(〜n1)、(n3
〜n5)、(n7〜n9)、(n11・n12〜)中の
発熱体群lに送って、該領域N4 。 N5 、NB 、N7を発熱可能状態にする。その際、
第6図の構成にて、発熱可能領域制御論理回路X2 、
XB 、XIOのいずれのナントゲートに対しても、第
三の走行工程信号T3の供給がないので、これらの発熱
可能領域制御論理回路に制御される発熱可能区分n2
、 n8 、 nlOは非発熱状態に留る。 続いて、第5図(D)に示す第四の走行工程では、第6
図の構成にて、第四の走行工程記号T4が走行工程信号
共通線L4に供給されるので、該信号T4がナントゲー
トG3 、C8、Gll、G14゜G17. G22.
G25. G28. G3Bに導かれて、発熱可能領
域制御論理回路〜XI −X2 、X4〜x6、X8〜
XIO,X12〜が、それぞれ発熱制御パルス〜C1・
C2,C4〜CO,C8〜CIO,C12〜を出力する
。 すると、これらに応答して、発熱制御論理回路〜Y
1・Y2.Y4〜ye、ys〜YIO,Y12〜が、発
熱指令パルス〜D1 ・D2、D4〜DB、n8〜n1
0.D12〜を、第5図(D)中にそれらと発熱可能領
域N5 、N[i 、N7、NBとの対応関係が示され
ている発熱可能区分(〜nl * n2 ) 、(n4
〜n8 )、(n8〜n10)、(n12〜)中の発熱
体群1に送って、発熱可能領域N5 、NO、N7 、
NB 、を発熱可能状態にする。その際、第6図の構成
にて、発熱可能領域制御論理回路X3 、X? 、Xl
lのいずれのナントゲートに対しても、第四の走行工程
信号T4の供給がないので、これらの発熱可能領域制御
論理回路に制御される発熱可能区分n3.n?、n11
は非発熱状態に留る。 かくして、第6図に示される構成の発熱可能領域制御手
段8により、第5図に示されるように、各発熱走査、す
なわち、各走行工程ごとに、記録線Rに斜交するリボン
走行線rに沿って距離文ず6 つ間歇的に左方へ走行する感熱性インクリボン上の、距
離りの位置間に同期して、該記録線に沿って距離6文の
発熱可能区分n1〜n12〜ごとに細分化された発熱体
群上を、距離文ずつ間歇的に左方へ走行する、距離文の
発熱可能領域N1〜N8〜を形成し、各発熱可能領域の
間で各一つの発熱可能区分を非発熱状態に留めて、クリ
アランス領域とし、これにより、各走行工程ごとに各発
熱可能領域をそれに対応する位置閣内に完全に包含させ
るような位置関係が確保されるものである。 なお、位置間の距離りと発熱可能領域の距離文との比率
に関しては、前記実施例では、4:3に選定されている
が、これに限られるものではなく、各発熱可能領域につ
いて、各位置間がこれを包含する位置を唯1回出めうれ
ば足りるので、1サイクルの発熱走査中の走行工程の数
を適切に変更すれば、上記比率を種々の値に選定可能で
ある。 以上のように、この発明によれば、感熱性インクリボン
上の各位置間に対置され、該区間にまたがる記録線に沿
う部分を選択的に加熱する発熱体7 群に対して、各別に供給される記録情報信号を、更に、
選択的に断続分配して、距II:文の各発熱可能領域を
距1lILLの各位置間に対応させて、多数形成し、そ
の際、発熱可能領域の距離文を位置間の距離りよりも小
に選定し、該発熱可能領域がその両端に、非発熱状態に
留るクリアランス領域を伴なって、該位置閣内に包含さ
れるように、該発熱可能領域の位置を制御し、加えて、
感熱性インクリボンの送り操作に際しては、位置間の走
行に合わせて、発熱可能領域をも走行させ、もって、各
発熱可能領域がそれに対応する各位置間に対して、常に
一定の相対位置関係を保つように、該発熱可能領域の位
置を制御する発熱可能領域制御手段を付設する構成とし
たことにより、相隣接する位置間の境界線の、該リボン
停止時の位置に変動があっても、それが非発熱状態のク
リアランス領域に包含される程度のものである限り、一
つの発熱可能領域が相隣接する色の異る二つの位置間に
わたってこれを加熱し、転写することがないので、感熱
性インクリボンの走行停止時の位置ずれ、あるいは、周
囲の温湿度や張力の変化に起因する該リボン自体の伸縮
があっても、それが相当の許容量以下である限り、異る
色の絵素の重複転写が有効に回避され、これにより、鮮
明な図形が得られるという優れた効果がある。 加うるに、発熱可能領域制御手段による発熱可能領域の
制御に関しては、発熱可能領域の記録線に沿う走行を連
続量として行う必要はなく、該発熱可能領域を、一つの
走行工程での1回の発熱走査が終了するたびに、クリア
ランス領域の距離6文に等しい距#I(ピッチ)を単位
とする離散量として、走行させれば足りることから、発
熱可能領域の走行に際しての、該領域の位置決め分解能
の負担が軽微となり、これにより、発熱可能領域制御手
段の実現が容易になるという利点もある。 4、図面の簡単な説明 第1図〜第2図は従来技術に関するものであり、第1図
はその構成を示す斜視説明図、第2図は要部の説明図で
ある。第3図〜第6図は、この発明の実施例に関するも
のであり、第3図はその構0 成を示す斜視説明図、第4図は要部の説明図、第5図は
発明可能領域と位置間の、各走行工程ごとの、相対位置
を示す説明図、第6図は発熱可能領域制御手段の構成を
示す論理回路図である。 1・・・・・・ 発熱体群 2・・・・・・ 発熱ヘッド 3・・・・・・ 記録媒体(紙) 4・・・・・・ 紙送り手段 5・・・・・・ フィードローラ 6・・・・・・ 感熱性インクリボン 7・・・・・・ リボン駆動手段 8・・・・・・ 発熱可能領域制御手段特許出願人 エ
イマー電子株式会社 1
るものであり、第1図はその構成を示す傾視説明図、第
2図は要部の説明図である。 第3図〜第5図はこの発明の実施例に関するものであり
、第3図はその構成を示す傾視説明図、第4図は要部の
説明図、第5図は、横軸を記録線6上の距離とし、縦軸
を時間とし、発熱領域と免囚間の相対位置関係を示す動
作説明図である。 1・・・・・・発熱体群 2・・・・・・発熱ヘッド3
・・・・・・記録媒体 4・・・・・・紙送り手段5・
・・・・・フィードローラ 6・・・・・・感熱性インクリボン 7・・・・・・発熱領域制御手段 手続補正書(自発) 昭和59年12月15′日 1 事件の表示 特願昭53−226254号 2 発明の名称 感熱式情報記録装置 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都秋川市平沢480番地 氏 名 エイマー電子株式会社 4代理人〒150 5 補正命令の日付 自発補正 6 補正により増加する発明の数 0 7 補正の対象 明細書全文並びに図面の第3図、第4図、第5図、及び
第6図 8 補正の内容 別紙の通り 訂 正 明 細 書 1、発明の名称 感熱式情報記録装置 2、特許請求の範囲 直線上に配列されて、記録線Rを形成し、各別に供給さ
れる記録情報信号S1に応答して各別に発熱可能な発熱
体群1を有する発熱ヘッド2と、発熱体群lに対向配置
され、記録線Rに対して略々直交する方向に、その記録
面が移動可能に支持された記録媒体3と、該記録媒体と
発熱体群1の間に介在する感熱性インクリボン6と、感
熱性インクリボン6を記録線Hに対して斜交するリボン
走行綿rに沿って走行させるリボン駆動手段7とを含ん
で成る感熱式情報記録装置において、上記感熱性インク
リボン6には、その走行線rに沿う一定距#Lにわたっ
て、発熱体群1からの熱に反応して、各別に特定の色の
絵素を記録媒体3の記録面上に記録表示可能とする複数
の免囚間Y、M、C1・・・が配列され、更に、記録線
Rに沿って、該位置間の距離りよりも小なる距離文にわ
たる複数の発熱可能領域群N 1.N2.N3.・・・
を各位置間に対応させて形成するように、発熱体群1に
各別に供給されるべき記録情報信号S1を特定の発熱体
群に対して選択的に断続配分して供給する発熱可能領域
制御手段8が付設され、前記リボン駆動手段7は感熱性
インクリボン6を、発熱走査のたび毎に、位置間の距1
111Lよりも小なる距離文ずつ間歇的に走行させ、さ
らに、上記発熱可能領域制御手段8は、リボン走行線r
に沿って走行する各別の位置間Y、M、C1・・・に対
して各別の発熱可能領域が対応位置関係を保つように、
該発熱可能域群を記録線Rに治って走行させることを特
徴とする感熱式情報記録装置。 3、発明の詳細な説明 この発明は、感熱式情報記録装置、典型的にはカラーサ
ーマルプリンタのうち、幅210mm程度の、幅の広い
帯状体である感熱性インクフィルムに代えて、幅10〜
20mm程度の幅の狭い、帯状体である感熱性インクリ
ボンを使用可能としたものに係わり、とりわけ、感熱性
インクリボンの走行に際しての位置ずれや該リボンの伸
縮に起因する色調の乱れを解消するための改良に関する
ものである。 従前、この種のサーマルプリンタでは、厚さ10〜30
gm、幅210mm程度(JIS A4版の幅)の感熱
性インクフィルムを使用していたが、このフィルムが極
薄の割に幅が相当に広いことから、巻取りに際して、皺
やずれを生じ易く、整然とした一様の巻取りが困難であ
った。 このような難点を解消するものとして、特開昭55−5
5883号には、各別の記録情報信号に応答して各別に
発熱する発熱体群を直線状に配列して、これを該発熱体
群の配列方向に略々直行する方向に走行する記録媒体(
紙)の記録面に臨ませ、該発熱体群と該記録媒体(紙)
との間には、該発熱体群の配列方向に斜交する方向に走
行する、幅の狭い感熱性インクリボンを介在させ、該リ
ボンが該発熱体群の配列方向の全域をカバーするように
した感熱式情報記録装置が開示されている。 そして、上記特開昭55−55883号に開示されてい
る技術をカラーサーマルプリンタに適用することも考え
られる。 すなわち、第1図及び第2図に示されるように、直線状
に配列されて、記録線Rを形成する発熱体群1を有する
発熱ヘッド2の下面には、記録紙3が該記録線に略々直
行する方向に走行可能に支持されていて、該記録紙は適
宜の紙送り手段4にて回転駆動されるフィードローラー
5により巻取られる。 発熱ヘッド2の発熱体群1と、記録紙3との間には、感
熱性インクリボン6が介在し、該リボンは図示しない適
宜のリボン駆動手段により、駆動されて、記録線Rに対
して鋭角θにて斜交するリボン走行線rに沿って走行す
る。 一方、発熱ヘッド2に内装される発熱体群1に関しては
、例えば、フォトリソグラフィーの技術を用いて、導電
性の薄膜を櫛歯状に形成し、各櫛歯の先端部に発熱体と
しての抵抗体を固着させて、各櫛歯単位に発熱可能とす
る所謂、マルチスタイラスペンが多用されており、発熱
体群l中の、各櫛歯に対応する(二本の櫛歯に対応する
ものもある)各別の発熱体には、各別の記録情報信号S
1が図示しない制御装置等から供給される。 そして、第1図の構成の要部を抽出して上面から示す第
2図中に明確に表わされているように、感熱性インクリ
ボン6面上には、該リボンの走行線rに沿って一定距離
り毎に区切られた位置間Y、M、Cが順次に、かつ、繰
り返すように配列されており、各別の位置間Y、M、C
は、発熱体群1からの熱に反応して該区間に固有の色の
絵素を記録紙3の記録面状に記録表示(転写)可能な状
態となる。多くの場合、位置間Y、M、Cの各々には、
それぞれ、イエローインク、マゼンタインク及びシアイ
ンクが含浸されている。 記録操作に際しては、感熱性インクリボン6を静Wさせ
た状態で、記録線Rを形成する発熱体群lの各発熱体を
、該発熱体に対して、各別に供給される記録情報信号S
1に応じて各別に発熱させることにより、感熱性インク
リボン6上の各別の位置間に固有の色を、該信号S1に
て特定される、各位置間ごとに異色の絵素として、記録
紙3の記録面上に転写する。 例えば、いま、偶々イエローの一つの位置間Yが対面す
る記録紙3上の箇所に着目すると、記録線Rに沿う1回
の発熱走査で該区間Y中に含まれる該記録線の線分上の
位置で記録表示されるべきイエローの絵素のすべてが該
位置に対応する記録紙3上の記録面に転写される。 かくして、記録線Rに沿う1回の発熱走査が終了する。 次いで、感熱性インクリボン6をリボン走行線rに沿っ
て、図にて、左方に(右方でもよい)、位置間の距離り
だけ走行させて、その位置に静止させてから、同様に第
2回の発熱走査を行うと、第1回発熱走査にて着目した
イエローの位置間Yの位置には、第2回発熱走査中、該
区間Yに後続するマゼンタの位置間Mが位置しているの
で、この位置間では、マゼンタの絵素が転写される。 続いて、更に、感熱性インクリボン6を左方に位置間の
距#Lだけ走行させて静止させてから、第3回の発熱走
査を行うと、第1回の発熱走査で着目したイエローの位
置間Yの位置には、第3回発熱走査中、第2回発熱走査
の対象となったマゼンタの位置間Mに後続するシアンの
位置間Cが位置しているので、この位置間では、シアン
の絵素が転写される。 このようにして、lサイクルを構成する発熱走査により
、記録線Rの全域に対応する記録紙3の記録面には、イ
エロー、マゼンタ、シアンの3色を表わす絵素が前述の
記録情報信号S1に応じて特定されるパタンに配列され
て転写され、続いて、記録紙3を1ピツチだけ情報(下
方でもよい)に送って、同様に1サイクルの発熱走査を
行ない、かかる、発熱走査を繰り返し行うことにより、
記録紙3の記録面上には、3色の図形が記録表示される
ものである。 しかるところ、前掲載特開昭55−55883号に開示
されている技術をカラーサーマプリンタに適用して成る
上記の構成では、感熱性インクリボン6の走行停止に際
しての、停止位置の位置決めには、不可避的に不正確さ
を伴うこと、更には、該リボン6に対して走行時に作用
する張力や周囲の温湿度の変化等に起因して該リボン6
が伸縮し、結果的に、位置間Y、M、Cの距離りが変化
することから、各発熱走査サイクルごとでの、感熱性イ
ンクリボン6の走行停止に際して、該リボン上の位置間
Y、M、Cの境界線を常に定位置に保つことが困難であ
った令 かかる困難故に、上記の構成では、しばしば位置間の境
界線の静止位置が変動するので、発熱走査に際して、記
録線Rの、特定の位置閣内での線分に沿って、該区間に
固有の色の絵素を転写すべく、供給された記録情報信号
Slに応答して、該区間に隣接する位置間に固有の色の
絵素が転写され、これにより、異る色の絵素が重複して
記録表示されてしまうという不都合があり、而して、図
形等を鮮明な色調で描けないという欠点があったこの発
明の目的は、上記先行技術に基づく、感熱性インクリボ
ン上の位置間の境界線の位置変動に起因する色調の不鮮
明さの問題点に鑑み、該リボンの、記録線に沿う各箇所
を選択的に加熱する発熱体群の発熱可能領域を、走行す
る位置間に対して常に一定の位置関係を保って走行させ
るように制御する発熱可能領域手段を設けることにより
、上記欠点を除去し、位置間の境界線の位置変動にも係
わらず、異る色の絵素の重複記録表示がなく、而して、
鮮明な図形が得られる優れた感熱式情報記録装置を提供
せんとするものである。 上記目的に沿うこの発明の構成は、入力信号としての記
録情報信号を、直線状の記録線に配列された発熱ヘッド
の発熱体群の各々に各別に選択的に供給して、該発熱体
群の直下で、該記録線に対して斜交するリボン走行線に
沿って走行する感熱性インクリボン上に配列された距M
Lの各別の位置間を選択的に加熱して、各位置閣内に固
有の色の絵素を、該リボンの更に直下で、該記録線に直
交する方向に送られる記録紙の記録面上に記録表示する
感熱式情報記録装置において、記録情報記号を、発熱可
能領域制御手段を介して発熱体群に対して更に選択的に
断続分配して供給することにより、感熱性インクリボン
上の位置間の各々に対応させて、該区間の距1liII
Lよりも小なる距mlの発熱可能領域を記録線に沿って
多数形成し、感熱性インクリボンの送り操作に際しては
、該リボン」二の位置間の走行に合わせて、該発熱可能
領域を該記録線に沿って走行させ、これにより、各発熱
可能領域を、それに対応する各位置間に対して常に一定
の位置関係に保ち、もって、距rastの各発熱可能領
域を、その両端に距離6文/2の、非発熱状態のクリア
ランス領域を伴って、距1Idl:Lの位置閣内に包含
させうるようにしたことを要旨とするものである。 次いで、第3図〜第6図に基づいて、この発明の一実施
例の構成と動作を説明すれば以下の通りである。 第3図に示されるように、入力信号としての記録情報信
号S1は、発熱可能領域制御手段8を介して発熱ヘッド
2に内装される発熱体群1の各発熱体に各別に供給され
る。 その他の構成要素は第1図において同一の符号で示され
る構成要素とそれぞれ同一である。 ただし、第3図中の、適宜の従来技術によるリボン駆動
手段7に関しては、発熱走査の各走行工程ごとに、感熱
性インクリボン6を間歇的にステップ走行させる際に、
そのステップ走行距離が文である点が第1図のものと相
違する。 そして、第4図に示されるように、記録表示を行うに際
しては、発熱可能領域制御手段8は、ここを通過して発
熱体群lの各発熱体に対して各別に供給される記録情報
信号S1を断続分配することにより、その先端が直線状
の記録線Rを形成するように配列された発熱体群1を、
該記録線上の距#文なる線分状の発熱可能領域Nl 、
N2 、・・・・・・N7に区切って発熱可能に制御
する。 すなわち、発熱可能領域Nl 、 N2 、・・・・・
・N7に関しては、該領域中の発熱体の各々に供給され
る各別の記録情報信号S1に応じて発熱状態とな0 ったり、非発熱状態となったりするが、これにひきかえ
、該発熱可能領域に隣接する二つの領域の間に設けられ
た距離6文なるクリアランス領域(g’l+ g2 )
、 (g’2+ g3 )・・・・・・に関しては、
記録情報信号S1に係わりなく、非発熱状態に留る。 一方、記録線Rに鋭角θにて斜交するリボン走行線rに
沿って走行可能に支持された感熱性インクリボン6上に
は、第2図の構成と同様に、距離文より大なる距#Lの
位置間Y、M、Cが順次に、かつ、繰り返して配列され
ており、前述の発熱可能領域Nl、N2 、・・・・・
・N7の各々は、該位置間Y、M、Cの各々の中央部分
のそれぞれ対応する位置を占めるように、発熱可能領域
制御手段8によって制御される。 その結果、隣接する位置間の各境界線は、クリアランス
領域(g’l+g2 )、(g’2+g3 )・・・・
・・の中央部分を分断するように位置することとなり、
距離交の発熱可能領域(例えば、一つの発熱可能領域N
2)が、その前端部に距離Δ又/2の1 前端部クリアランス領域(例えば、領域g2)を、そし
て、その後端部に、同じく、距離Δ見/2の後端部クリ
アランス領域(例えば領域g′2)を伴って、対応する
距#Lの位置間(例えば位置間M)内に完全に包含され
る。 記録操作に際しては、1回の発熱走査を終了するたびに
、感熱性インクリボン6をリボン走行線rに沿って左方
(右方でもよい)へ距離文だけ間歇的に走行させ、この
とき、該リボンの走行に合わせて、各発熱可能領域Nl
、N2・・・・・・N7も一斉に記録線Hに沿って該リ
ボンと同じ向きに距離立だけ間歇的に走行させ、これに
より、一つの走行工程から次の走行工程へと歩進する。 かかる感熱性インクリボン6、換言すれば、各位置間Y
、M、Cと発熱可能領域Nl、N2・・自・・の同時的
走行における両者の位置関係を対比して示す説明図が第
5図である。 例えば、先ず、第1の走行工程にて第5図(A)に示さ
れるような位置関係にて静止している発熱可能領域Nl
、N2・・・・・・N5と色区間Y、M、C・・・・・
・に関して、第1回の発熱走査が行われると、各位置間
は、発熱可能領域に対応する中央部分のみにおいて、各
位置間に固有の色の絵素が転写可能となる。 而して、このとき、前述のように、6文のクリアランス
領域を位置間の境界線が分断している限り、一つの発熱
可能領域がそれに対応する一つの位置間を越えて′隣接
する他の位置間をも加熱し、不所望の色の絵素を転写す
ることはない。 いま発熱可能領域N5と位置間Mの関係に着目して両者
の走行動作を追って見ると、上述の第一の走行工程での
第1回の発熱走査に続く第二の走行工程での第2回の発
熱走査では、該発熱可能領域N5と該位置間Mは第5図
(B)に示されるように共に距離文だけ左方に走行し、
両者の相対関係は位置間の境界線に変動がない限り、そ
のまま維持される。 以下同様にして後続の第三の走行工程での第3回の発熱
走査さらに第四の走行工程での、第4回の発熱走査でも
、第5図(C)及び第5図(D)に示されるように、各
発熱可能領域と各位置間の相対関係が維持されたまま順
次に距離文づつ左方に走行する。 一方、上記第1回〜第4回の発熱走査が行われる過程に
おいて、例えば、第1回の発熱走査時点にて発熱可能領
域N5によって位置間Mからマゼンタの絵素が転写され
た記録面上の箇所の状況を追って見ると、続く第2回の
発熱走査では、第5図(B)に示されるように、発熱可
能領域N8によって位置間Cからシアンの絵素が転写さ
れ、後続する第3回の発熱走査では、第5図(C)に示
されるように、発熱可能領域N8及びN7によって位置
間C及びYからシアンとイエローの絵素が転写され、更
に後続の第4回の発熱走査では第5図CD)に示される
ように、発熱可能領域N7によって位置間Yからイエロ
ーの絵素が転写されるそして、これに続く第5回の発熱
走査時の各発熱可能領域と各位置間との相対関係は第5
図(E)のようになり、第5図(A)に示される第1回
4 の発熱走査時のそれに一致する。 すなわち、上記実施例では、4回の発熱走査すなわち、
四つの走行工程が1サイクルの転写動作を構成し、この
間に、第5図にてX軸方向に延びる記録線Rの全域に対
応する記録紙3の記録面上には、3種類の位置間M、C
,Yから三色の絵素が転写可能なものである。 次いで、上記実施例では、1サイクルの最後の発熱走査
、すなわち、第4回の発熱走査の終了時点で記録紙3を
上方(下方でもよい)に1ピツチだけ送ってから、後続
の1サイクルの最初の発熱走査としての第5回の発熱走
査を行う。 そして、第5図に示されるような発熱可能領域を形成す
るための、発熱可能領域制御手段8の構成を示すブロッ
ク図が第6図である。 同図に示されるように、発熱可能領域制御手段8には、
図示しないパルス分配回路から各走行工程を表わす走行
工程信号T1〜T4が順次に、かつ、択一的に供給され
る走行工程信号共通線L1〜L4と、位置間の各色(マ
ゼンタ、シアン、イ5 二ロー)に好適な発熱期間、すなわち、発熱体群1への
通電期間を規制する制御パルスTM、TC、TYが図示
しないパルス発生回路から供給される制御パルス共通線
LM、LG、LYとが延在している。 かかる共通線L1〜L4.LM、LC、LYの各々には
、ナンドゲー)Gl〜G313の各入力端子が選択的に
接続されており、さらに、それらのナントゲートの各三
つの出力端子は、それぞれ、ノアゲー)G41〜G52
の各入力端子に接続され、かくして、三つのナントゲー
ト、例えば、G1、G2、G3と一つのノアゲート、例
えば、G41との組みが発熱可能領域制御論理回路x1
を構成するそして、発熱可能領域制御論理回路X2〜X
12も、同様に、構成される。 発熱可能領域制御論理回路x1〜X12の各出力端子は
、各発熱制御論理回路Y1〜Y12を構成する各四つの
ナントゲートの、共通接続された一つの入力端子に接続
され、該四つのナントゲートの各々の他の入力端子は、
記録情報信号S1を記憶するシフトレジスタSRの各段
の出力端子に接続される。 一方、各発熱制御論理回路Y1〜Y12中の四つのナン
トゲートからの四本ずつの出力線は、発熱体群1中の隣
接する四つずつの発熱体に接続されて、これら四つずつ
の発熱体から成り、距離6文ごとに細分化された発熱可
能区分nl”n、12を形成する。 かかる、発熱可能区分n1〜n12は、例えば、第5図
(A)に示された第一の走行工程では、発熱可能領域N
3 、N4 、N5が、それぞれ発熱可能区分(nl−
n3)、(n5〜n7)、(n9〜n11)により形成
される。また、第4図中のクリアランス領域(g’3+
g4 )、(g’4+g5 )、(g’5+g8)に対
応する第5図(A)中のg。 g’、g”はそれぞれ発熱可能区分n4 、 n8 。 n12により形成される。 そして、これら各発熱可能区分n1〜n12ごとに区分
された記録線R直下を左方に走行する感熱性インクリボ
ン6上の、第一の走行工程における各位置間が図式化さ
れて第6図中にも現われている。 このような構成において、発熱走査が開始されると、第
一の走行工程では、先ず、発熱可能領域制御手段8の走
行工程信号共通線L1に第一の工程信号T1が供給され
る。すると、該共通線L1にその入力端子の一つが接続
された各一つのナントゲートを含む発熱可能領域制御論
理回路Xi〜X3 、 X5〜X7 、 X9〜X11
ニ対シテ出力「1」の機会が与えられる。そして、この
とき、制御パルス共通線LM、LC、LYには、各走行
工程信号T1〜T4に同期して、それぞれ異るパルス継
続期間を持つ制御パルスTM、TC:、TYが供8 給されるので、該制御論理回路Xi −X3 、 X5
〜X7.X9〜Xllからは、それぞれ制御パルスTM
、TC,TYによりその継続期間が規定された発熱制御
パルスC1〜C3,C5〜C7,C9〜C1lがそれぞ
れに対応する発熱制御論理回路Y1〜Y3.Y5〜Y7
.Y9〜Yllに供給されるこの発熱制御パルス01〜
C3,C5〜C7。 C9〜C1lを、共通接続された一つの入力端子に受け
たとき、発熱制御論理回路Y1〜Y3.Y5〜Y?、Y
8〜Yll中の各四つのナントゲートには、出力rOJ
の機会が与えられ、かくして、発熱可能区分(nl−n
3)、(n5〜n?)、(n8〜n11)が発熱可能領
域N3 、N4 、N5として指定される。 一方、第一の走行工程での、かかる発熱走査に先がけて
、シフトレジスタSRには、この発熱走査にて、記録さ
れるべき文字、図形を「1」、「O」の配列で表わして
成る記録情報記号S1が記憶されている。そして、この
記録情報信号S1の9 各ビット、すなわち、シフトレジスタSRの各段の「1
」、rOJ状態に支配されて、発熱制御論理回路Y1〜
Y3.Y5〜Y7.Y9〜Yll中の各四つのナントゲ
ート群が各別に開閉するので、発熱可能領域N3 、
N4 、 N5 、に含まれ、四つごとに発熱可能区分
を形成する発熱体群のうち、発熱すべき各発熱体に対し
てのみ、発熱指令パルス(「0」のパルス)Di〜D3
.n5〜n? 。 D8〜Dllが各別に供給される。 すると、図示しない電源から給電された電位を持ってい
る共通導体Pと、発熱制御論理回路Y1〜Y3.Y5〜
Y7.Y9〜Yll中の出力「0」のナントゲートに接
続されている各発熱体との間に電流が流れて、その発熱
体が発熱する。 かくして、発熱可能領域N3 、N4 、N5の範囲内
に限って、記録情報記号S1により指定される部位の発
熱体群が、制御パルスTM、TC,TYで規定される期
間中、発熱し、これにより、第一の走行工程での発熱走
査が終了する。 そして、制御パルスTM 、TO、TYのパルス継続期
間は、それぞれ、マゼンタ、シアン、イエローの転写に
最適なパルス発熱期間となるように、発熱指令パルスD
1〜D12の継続期間を規定するように選定されている
ものであるところ、上述の第一の走行工程では、発熱可
能領域N3.N4、N5が、それぞれシアン、イエロー
、マゼンタの位置閣内に包含されるように、予め、感熱
性インクリボン6と発熱体群1との相対位置関係につい
て、初期位置合わせが行われているので、これに応じて
、発熱可能領域N3 、N4 、N5のそれぞれが、シ
アン、イエロー、マゼンタの各位置間からの転写に最適
な発熱期間だけ発熱可能となるように、この時点で第一
の走行工程信号T1をその一つの入力端子に受けていて
、シアンの位置間Cに対向する発熱可能領域N3中の発
熱可能区分(nl−n3)の発熱を各別に制御する発熱
可能領域制御論理回路x1〜x3の各々に含まれるナン
ドゲー)G2 、G5 、G8の他の−っ入力端子には
、それぞれ制御パルスTcが供給され、同様に、イエロ
ーの位置間Y、マゼンタの位置間Mにそれぞれ対向する
発熱可能領域N4.N5中の発熱可能区分(n5〜n7
)、(n9〜n11)の発熱を各別に制御する発熱可能
領域制御論理回路x5〜X7.X9〜x11.の各々に
含まれるナンドゲ−l−G13.GIB、Gl!3と、
G27. G30. G33(7)、他の一つの入力端
子には、それぞれ、制御パルスTYとTMが供給される
。 一方、発熱可能領域N3 、N4 、N5 、N6の各
々の間に位置する発熱可能区分n4 、 n8 、 n
12に関しては、 これらの区分の発熱を制御する発熱
可能領域制御論理回路X4 、X8 、X12に含まれ
るナントゲートCGIO,Gll、 G12)、(G2
2、 G23. G24)、(G34. G35. G
3B)のいずれに対しても、第一の走行工程信号T1が
供給されないので、この場合、発熱可能区分n4 、
n8 。 n12に対しては、シフトレジスタSRに記憶されてい
る記録情報記号S1に係わりなく、発熱指令パルスD4
、D8 、n12の供給がなく、しかして、該区分は
非発熱状態に留る。 かくして、各発熱可能領域・・・N3.N4.N52 、NG・・・の間に、発熱可能区分・・・n4.n8.
n12・・・の距離6文にわたって非発熱状態のクリア
ランス領域が形成され、各位置間の境界線に変動がない
限り、各クリアランス領域は、該境界線の各々により分
断されるものである。 続いて、第5図(B)に示す第二の走行工程では、第6
図の構成にて、第二の走行工程信号T2が走行工程信号
共通線L2に供給されるので、該信号T2がナントゲー
トG4 、 G? 、 GIO,G18゜G21. G
24. G21]、 G32. G35に導かれて、発
熱可能領域制御論理回路x2〜X4.XB〜X8 。 x10〜X12が、それぞれ発熱制御パルスC2〜C4
、C6〜C8,C7〜C1lを出力する。すると、これ
らに応答して、発熱制御論理回路Y2〜Y4 、Y6〜
Y8.YIO〜Y12が発熱指令パルスD2〜D4.D
B〜D8.I)10〜012を、第5図(B)中にそれ
らと発熱可能領域N4 、N5 、N8との対応関係が
示されている発熱可能区分(n2〜n4)、(n13〜
n8)、(n10〜n12)中の発熱体群1に送って、
該領域N4 、N5 、N8を3 発熱可能状態にする。 その際、第5図(B)に示されるこの走行工程での各位
置間の境界線により分断される位置を占める発熱可能区
分nl、n5.n9・・・に関しては、第6図の構成に
て、これらの区分の発熱を制御する発熱可能領域制御論
理回路Xi 、X5 、Xe中のいずれのナントゲート
に対しても、第二の走行工程信号T2が導かれないので
、該区分への発熱指令パルスDI 、D5 、Doll
の供給がなく、しかして、該区分が非発熱状態に留る。 続いて、第5図(C)に示す第三の走行工程では、第6
図の構成にて、第三の走行工程信号T3が走行工程信号
共通線L3に供給されるので、該信号T3がナンドゲー
)Gl 、G9 、G12.G15、G20.G23.
G2B、G31.G34にて導かれて、発熱可能領域制
御論理回路Xi、X3〜X5.X7〜X9.Xll・X
12〜が、それぞれ発熱制御パルスC1,C3〜C5,
C7〜C1l、C1l・C12〜を出力する。 すると
、これらに応答して、発熱制御論理回路Yl、Y3〜Y
5.Y?〜Y9 。 Yll・Y12〜が発熱指令パルスDi、D3〜D5.
D7〜D8.D11eD12〜を第5図(C)中にそれ
らと発熱可能領域N4 、N5 、NB 、N7との対
応関係が示されている発熱可能区分(〜n1)、(n3
〜n5)、(n7〜n9)、(n11・n12〜)中の
発熱体群lに送って、該領域N4 。 N5 、NB 、N7を発熱可能状態にする。その際、
第6図の構成にて、発熱可能領域制御論理回路X2 、
XB 、XIOのいずれのナントゲートに対しても、第
三の走行工程信号T3の供給がないので、これらの発熱
可能領域制御論理回路に制御される発熱可能区分n2
、 n8 、 nlOは非発熱状態に留る。 続いて、第5図(D)に示す第四の走行工程では、第6
図の構成にて、第四の走行工程記号T4が走行工程信号
共通線L4に供給されるので、該信号T4がナントゲー
トG3 、C8、Gll、G14゜G17. G22.
G25. G28. G3Bに導かれて、発熱可能領
域制御論理回路〜XI −X2 、X4〜x6、X8〜
XIO,X12〜が、それぞれ発熱制御パルス〜C1・
C2,C4〜CO,C8〜CIO,C12〜を出力する
。 すると、これらに応答して、発熱制御論理回路〜Y
1・Y2.Y4〜ye、ys〜YIO,Y12〜が、発
熱指令パルス〜D1 ・D2、D4〜DB、n8〜n1
0.D12〜を、第5図(D)中にそれらと発熱可能領
域N5 、N[i 、N7、NBとの対応関係が示され
ている発熱可能区分(〜nl * n2 ) 、(n4
〜n8 )、(n8〜n10)、(n12〜)中の発熱
体群1に送って、発熱可能領域N5 、NO、N7 、
NB 、を発熱可能状態にする。その際、第6図の構成
にて、発熱可能領域制御論理回路X3 、X? 、Xl
lのいずれのナントゲートに対しても、第四の走行工程
信号T4の供給がないので、これらの発熱可能領域制御
論理回路に制御される発熱可能区分n3.n?、n11
は非発熱状態に留る。 かくして、第6図に示される構成の発熱可能領域制御手
段8により、第5図に示されるように、各発熱走査、す
なわち、各走行工程ごとに、記録線Rに斜交するリボン
走行線rに沿って距離文ず6 つ間歇的に左方へ走行する感熱性インクリボン上の、距
離りの位置間に同期して、該記録線に沿って距離6文の
発熱可能区分n1〜n12〜ごとに細分化された発熱体
群上を、距離文ずつ間歇的に左方へ走行する、距離文の
発熱可能領域N1〜N8〜を形成し、各発熱可能領域の
間で各一つの発熱可能区分を非発熱状態に留めて、クリ
アランス領域とし、これにより、各走行工程ごとに各発
熱可能領域をそれに対応する位置閣内に完全に包含させ
るような位置関係が確保されるものである。 なお、位置間の距離りと発熱可能領域の距離文との比率
に関しては、前記実施例では、4:3に選定されている
が、これに限られるものではなく、各発熱可能領域につ
いて、各位置間がこれを包含する位置を唯1回出めうれ
ば足りるので、1サイクルの発熱走査中の走行工程の数
を適切に変更すれば、上記比率を種々の値に選定可能で
ある。 以上のように、この発明によれば、感熱性インクリボン
上の各位置間に対置され、該区間にまたがる記録線に沿
う部分を選択的に加熱する発熱体7 群に対して、各別に供給される記録情報信号を、更に、
選択的に断続分配して、距II:文の各発熱可能領域を
距1lILLの各位置間に対応させて、多数形成し、そ
の際、発熱可能領域の距離文を位置間の距離りよりも小
に選定し、該発熱可能領域がその両端に、非発熱状態に
留るクリアランス領域を伴なって、該位置閣内に包含さ
れるように、該発熱可能領域の位置を制御し、加えて、
感熱性インクリボンの送り操作に際しては、位置間の走
行に合わせて、発熱可能領域をも走行させ、もって、各
発熱可能領域がそれに対応する各位置間に対して、常に
一定の相対位置関係を保つように、該発熱可能領域の位
置を制御する発熱可能領域制御手段を付設する構成とし
たことにより、相隣接する位置間の境界線の、該リボン
停止時の位置に変動があっても、それが非発熱状態のク
リアランス領域に包含される程度のものである限り、一
つの発熱可能領域が相隣接する色の異る二つの位置間に
わたってこれを加熱し、転写することがないので、感熱
性インクリボンの走行停止時の位置ずれ、あるいは、周
囲の温湿度や張力の変化に起因する該リボン自体の伸縮
があっても、それが相当の許容量以下である限り、異る
色の絵素の重複転写が有効に回避され、これにより、鮮
明な図形が得られるという優れた効果がある。 加うるに、発熱可能領域制御手段による発熱可能領域の
制御に関しては、発熱可能領域の記録線に沿う走行を連
続量として行う必要はなく、該発熱可能領域を、一つの
走行工程での1回の発熱走査が終了するたびに、クリア
ランス領域の距離6文に等しい距#I(ピッチ)を単位
とする離散量として、走行させれば足りることから、発
熱可能領域の走行に際しての、該領域の位置決め分解能
の負担が軽微となり、これにより、発熱可能領域制御手
段の実現が容易になるという利点もある。 4、図面の簡単な説明 第1図〜第2図は従来技術に関するものであり、第1図
はその構成を示す斜視説明図、第2図は要部の説明図で
ある。第3図〜第6図は、この発明の実施例に関するも
のであり、第3図はその構0 成を示す斜視説明図、第4図は要部の説明図、第5図は
発明可能領域と位置間の、各走行工程ごとの、相対位置
を示す説明図、第6図は発熱可能領域制御手段の構成を
示す論理回路図である。 1・・・・・・ 発熱体群 2・・・・・・ 発熱ヘッド 3・・・・・・ 記録媒体(紙) 4・・・・・・ 紙送り手段 5・・・・・・ フィードローラ 6・・・・・・ 感熱性インクリボン 7・・・・・・ リボン駆動手段 8・・・・・・ 発熱可能領域制御手段特許出願人 エ
イマー電子株式会社 1
Claims (1)
- 直線状に配列されて、記録線Rを形成し、各別に供給さ
れる記録情報信号S1に応答して各別に発熱可能な発熱
体群1を有する発熱ヘッド2と、発熱体群1に対向配置
され、記録線几に対して略々直交する方向に、その記録
面が移動可能に支持された記録媒体3と、−該記録媒体
と発熱体群1の間に介在し、記録線Rに対して斜交する
リボン走行線rに沿って走行する感熱性インクリボン6
とを含んで成る感熱式情報記録装置において、上記感熱
性インクリボン6には、その走行線rに沿う一定距離り
にわたって、発熱体群1からの熱に反応して、各別に特
定の色の絵素を記録媒体3の記録面上に記録表示可能と
する複数の色区間y、M、C1・・・が順次に配列され
、更に、記録線Rに沿って、該色区間の距離りよりも小
なる一定距離lにわたる複数の発熱領域群Nl、 N2
、Na、・・・を各色区間に対応させて形成するよう
に、発熱体群1に各別に供給されるべき記録情報信号S
lを特定の発熱体群に対して選択的に断続分配して供給
する発熱領域制御手段7が付設され、上記発熱領域制御
手段7は、リボン走行線rに沿って走行する各別の色区
間Y、M、C1・・・に対して各別の発熱領域が対応位
置関係を保つように、該発熱領域群を記録線几に沿って
走行させることを特徴とする感熱式情報記録装置。
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