JPS60115621A - 熱硬化性樹脂化粧板 - Google Patents
熱硬化性樹脂化粧板Info
- Publication number
- JPS60115621A JPS60115621A JP22141183A JP22141183A JPS60115621A JP S60115621 A JPS60115621 A JP S60115621A JP 22141183 A JP22141183 A JP 22141183A JP 22141183 A JP22141183 A JP 22141183A JP S60115621 A JPS60115621 A JP S60115621A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- decorative sheet
- resin
- decorative
- varnish
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Laminated Bodies (AREA)
- Epoxy Resins (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐薬品性に優れたエポキシ樹脂化粧板に関する
ものである。従来ポリエステル樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂は、優れた耐熱
性、耐汚染性、硬度を有するため、家具、テーブル、壁
面材等の表面材料として広く用いられている。実験台用
天板としても耐熱性、耐薬品性、耐汚染性に優れること
から一部には使用されているが、所論有機化合物であり
、耐薬品性にはおのずから限界があった。濃度１０〜２
０チ程度の有機酸、無機酸及びアルカリ性薬品には侵さ
れることはないが、より高濃度の酸、アルカリ性薬品に
対しては、長時間の接触により変色、侵食を生じ、実験
台としての用途も限定されていた。
ものである。従来ポリエステル樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂は、優れた耐熱
性、耐汚染性、硬度を有するため、家具、テーブル、壁
面材等の表面材料として広く用いられている。実験台用
天板としても耐熱性、耐薬品性、耐汚染性に優れること
から一部には使用されているが、所論有機化合物であり
、耐薬品性にはおのずから限界があった。濃度１０〜２
０チ程度の有機酸、無機酸及びアルカリ性薬品には侵さ
れることはないが、より高濃度の酸、アルカリ性薬品に
対しては、長時間の接触により変色、侵食を生じ、実験
台としての用途も限定されていた。
より高度な耐薬品性を要求される実験台用天板としては
、無機質塗料或いはガラス質の薄膜を無機質基材に焼き
付けた、いわゆるセラミック系の天板がある。この天板
は、耐熱性、硬度に優れ、高濃度の酸、アルカリにも侵
されないが、本質的にシリカ成分がフッ化水素酸等一部
薬品に侵される。更に硬いため切断加工時の刃の損耗が
著しいという欠点を有している。
、無機質塗料或いはガラス質の薄膜を無機質基材に焼き
付けた、いわゆるセラミック系の天板がある。この天板
は、耐熱性、硬度に優れ、高濃度の酸、アルカリにも侵
されないが、本質的にシリカ成分がフッ化水素酸等一部
薬品に侵される。更に硬いため切断加工時の刃の損耗が
著しいという欠点を有している。
従って本発明の目的は、従来の実験台用天板の欠点を改
良し、耐薬品性、耐熱性、硬度及び切断加工性に優れた
、まったく新規な熱硬化性樹脂化粧板を得ることにある
。
良し、耐薬品性、耐熱性、硬度及び切断加工性に優れた
、まったく新規な熱硬化性樹脂化粧板を得ることにある
。
本発明者はエポキシ樹脂の種類、硬化剤について研究し
た結果、耐薬品性に極めて優れた組成を見出した。
た結果、耐薬品性に極めて優れた組成を見出した。
さらに本発明に用いるエポキシ樹脂は、従来の化粧板用
熱硬化性樹脂とまったく同様の方法で、すなわちエポキ
シ樹脂を化粧板用原紙、布、ガラスクロス等に塗布、含
浸したプリプレグを積層成形することにより任意の色、
柄、Ｎｆｆ１光沢、形状を有する化粧板が得られること
を見出した。エポキシ樹脂の耐薬品性、耐熱性、硬度を
向上させるには樹脂架橋密度を高めることがポイントで
あり、１分子中に官能基を３〜４個有するノボラックエ
ポキシ樹脂を環状脂肪族アミンで硬化させることによっ
て目的が達せられた。
熱硬化性樹脂とまったく同様の方法で、すなわちエポキ
シ樹脂を化粧板用原紙、布、ガラスクロス等に塗布、含
浸したプリプレグを積層成形することにより任意の色、
柄、Ｎｆｆ１光沢、形状を有する化粧板が得られること
を見出した。エポキシ樹脂の耐薬品性、耐熱性、硬度を
向上させるには樹脂架橋密度を高めることがポイントで
あり、１分子中に官能基を３〜４個有するノボラックエ
ポキシ樹脂を環状脂肪族アミンで硬化させることによっ
て目的が達せられた。
本発明中のノボラックエポキシ樹脂は、フェノール又は
クレゾールノボラック樹脂にエピクロルヒドリンを反応
させたものである。また環状脂肪族アミンとは、４．４
′ジアミノジシクロヘキシルメタン、３．３’ジメチル
−４，４′ジアミノジシクロヘキシルメタン、インフォ
ロンジアミン、メンタンジアミン、Ｎ−アミノエチルピ
ペラジ７等のジアミンである。硬化剤はエポキシ樹脂と
化学当量の官能基を含む量だけ使用すればよい。ノボラ
ックエポキシ樹脂は、常態では半固型状であり、使用に
際しては６０〜７０℃に加温して粘度を下げ、含浸用ワ
ニスとして必要量の溶剤、例えばアセトン、メチルエチ
ルケト７等で希釈した後、化学当量の上記硬化剤を加え
る。このエポキシ樹脂ワニスを通常の方法で化粧板用原
紙、布、ガラスクロス等に塗布、含浸していわゆるプリ
プレグを得る。
クレゾールノボラック樹脂にエピクロルヒドリンを反応
させたものである。また環状脂肪族アミンとは、４．４
′ジアミノジシクロヘキシルメタン、３．３’ジメチル
−４，４′ジアミノジシクロヘキシルメタン、インフォ
ロンジアミン、メンタンジアミン、Ｎ−アミノエチルピ
ペラジ７等のジアミンである。硬化剤はエポキシ樹脂と
化学当量の官能基を含む量だけ使用すればよい。ノボラ
ックエポキシ樹脂は、常態では半固型状であり、使用に
際しては６０〜７０℃に加温して粘度を下げ、含浸用ワ
ニスとして必要量の溶剤、例えばアセトン、メチルエチ
ルケト７等で希釈した後、化学当量の上記硬化剤を加え
る。このエポキシ樹脂ワニスを通常の方法で化粧板用原
紙、布、ガラスクロス等に塗布、含浸していわゆるプリ
プレグを得る。
エポキシ樹脂プリプレグを必要枚数積み重ねるか、或い
はフェノール樹脂含浸紙、布の複数枚とともに秩み重ね
るかして常法により加熱、加圧下に積層成形してエポキ
シ樹脂化粧板を得る。この場合、金属箔或いは熱可塑性
樹脂フィルムを介して熱圧成形すれば、箔或いはフィル
ムの形状、光沢が転写された種々の化粧表面が得られる
。エポキシ樹脂化粧板は、合板、パーティクルボード等
の木質材料或いはスレート、石綿セメント珪酸カルシウ
ム板等の無機質基材に接着施工され、例えば実験台用天
板として使用されるものである。
はフェノール樹脂含浸紙、布の複数枚とともに秩み重ね
るかして常法により加熱、加圧下に積層成形してエポキ
シ樹脂化粧板を得る。この場合、金属箔或いは熱可塑性
樹脂フィルムを介して熱圧成形すれば、箔或いはフィル
ムの形状、光沢が転写された種々の化粧表面が得られる
。エポキシ樹脂化粧板は、合板、パーティクルボード等
の木質材料或いはスレート、石綿セメント珪酸カルシウ
ム板等の無機質基材に接着施工され、例えば実験台用天
板として使用されるものである。
本発明のエポキシ樹脂化粧板は、高濃度の酸性薬品（９
７チ濃硫酸、３６％塩酸等）、アルカリ性薬品（３０’
ｌｌ！苛性ソーダ等）はもちろん、フッ化水素酸に長時
間接触させてもその表面に何らの変化もなかった。また
耐熱性、硬度、摩耗性等はメラミン樹脂化粧板と匹摘す
るものであった。
７チ濃硫酸、３６％塩酸等）、アルカリ性薬品（３０’
ｌｌ！苛性ソーダ等）はもちろん、フッ化水素酸に長時
間接触させてもその表面に何らの変化もなかった。また
耐熱性、硬度、摩耗性等はメラミン樹脂化粧板と匹摘す
るものであった。
以下実施例について示す。
実施例
エポキシ当量１７６〜１８１、分子１ｉ１（平均）６５
０のフェノールノボラックエポキシ樹脂１００部を７０
℃に加温し、メチルエチルケトン５０部を添加する。さ
らに３，３′ジメチル−４，４′ジアミノジシクロヘキ
シルメタン３５部を添加し、充分攪拌混合する。このエ
ポキシ樹脂ワニスを化粧板用原紙（重曾６０ｆ／ｌｙｔ
’）に樹脂蓋５５チ、揮発分】チとなるよう塗布、含浸
してエポキシ樹脂含浸紙を得た。つぎにレゾールタイプ
のフェノール樹脂ワニスをクラフト紙（１９０ｆ／ｍ”
）に樹脂量３５％、揮発分９％になるように塗布、含浸
してフェノール樹脂含浸紙を得た。ついで、フェノール
樹脂含浸紙５枚、エポキシ樹脂含浸紙１枚を重ね、エポ
キシ樹脂含浸紙の上に厚さ５０μｍの艶消しアルミ箔を
介して鏡面板をセットし、熱圧成形した。熱圧成形条件
は、温度１５０℃、圧力１００ｋｇ ／ ｃａ 、加熱
圧締時間４０分、冷却圧締時間３０分で厚さ１．２ ｔ
ｒａｎの耐薬品性良好なエポキシ樹脂化粧板を得た。
０のフェノールノボラックエポキシ樹脂１００部を７０
℃に加温し、メチルエチルケトン５０部を添加する。さ
らに３，３′ジメチル−４，４′ジアミノジシクロヘキ
シルメタン３５部を添加し、充分攪拌混合する。このエ
ポキシ樹脂ワニスを化粧板用原紙（重曾６０ｆ／ｌｙｔ
’）に樹脂蓋５５チ、揮発分】チとなるよう塗布、含浸
してエポキシ樹脂含浸紙を得た。つぎにレゾールタイプ
のフェノール樹脂ワニスをクラフト紙（１９０ｆ／ｍ”
）に樹脂量３５％、揮発分９％になるように塗布、含浸
してフェノール樹脂含浸紙を得た。ついで、フェノール
樹脂含浸紙５枚、エポキシ樹脂含浸紙１枚を重ね、エポ
キシ樹脂含浸紙の上に厚さ５０μｍの艶消しアルミ箔を
介して鏡面板をセットし、熱圧成形した。熱圧成形条件
は、温度１５０℃、圧力１００ｋｇ ／ ｃａ 、加熱
圧締時間４０分、冷却圧締時間３０分で厚さ１．２ ｔ
ｒａｎの耐薬品性良好なエポキシ樹脂化粧板を得た。
比較例
エポキシ当量１８２〜１９４、分子廿（平均）３５５の
ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂１００部にメチルエチ
ルケトン４０部、ジエチレントリアミン１１部を添加し
充分攪拌混合する。このエポキシ樹脂ワニスを化粧板用
原紙（重ｉｔ６０ ｆ／−）に樹脂蓋５５チ、揮発分１
チとなるよう塗布、含浸してエポキシ樹脂含浸紙を得た
。ついで実施例と同一のフェノール樹脂含浸紙５枚、エ
ポキシ樹脂含浸紙、艶消しアルミ箔、鏡面板の順にセッ
トし、実施例と同じ熱圧成形条件によシ厚さ１．２■の
エポキシ樹脂化粧板を得た。
ビスフェノールＡ型エポキシ樹脂１００部にメチルエチ
ルケトン４０部、ジエチレントリアミン１１部を添加し
充分攪拌混合する。このエポキシ樹脂ワニスを化粧板用
原紙（重ｉｔ６０ ｆ／−）に樹脂蓋５５チ、揮発分１
チとなるよう塗布、含浸してエポキシ樹脂含浸紙を得た
。ついで実施例と同一のフェノール樹脂含浸紙５枚、エ
ポキシ樹脂含浸紙、艶消しアルミ箔、鏡面板の順にセッ
トし、実施例と同じ熱圧成形条件によシ厚さ１．２■の
エポキシ樹脂化粧板を得た。
これらの化粧板の性能は第１表の通りである。
第１表
（注１）薬品０．２ ｍｌを表面に滴下し、時計器で覆
い、室温で２４時間放置後、水洗乾燥して表面状態を観
察する。
い、室温で２４時間放置後、水洗乾燥して表面状態を観
察する。
（注２）試験方法はＪＩＳＫ−６９０２の方法に従った
。
。
特許出願人
住友ベークライト株式会社
Claims (1)
- エポキシ樹脂含浸プリプレグを積層成形して成る化粧板
において、エポキシ樹脂がノボラックエポキシ樹脂であ
り、硬化剤として環状脂肪族アミンを用いることを特徴
とする熱硬化性樹脂化粧板０
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22141183A JPS60115621A (ja) | 1983-11-26 | 1983-11-26 | 熱硬化性樹脂化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22141183A JPS60115621A (ja) | 1983-11-26 | 1983-11-26 | 熱硬化性樹脂化粧板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60115621A true JPS60115621A (ja) | 1985-06-22 |
Family
ID=16766313
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22141183A Pending JPS60115621A (ja) | 1983-11-26 | 1983-11-26 | 熱硬化性樹脂化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60115621A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06136099A (ja) * | 1992-10-29 | 1994-05-17 | Sanyo Chem Ind Ltd | 繊維強化樹脂成形用樹脂組成物および成形体 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5067898A (ja) * | 1973-10-22 | 1975-06-06 | ||
| JPS5599915A (en) * | 1979-01-24 | 1980-07-30 | Us Government | Epoxy resin intermediate stable material |
-
1983
- 1983-11-26 JP JP22141183A patent/JPS60115621A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5067898A (ja) * | 1973-10-22 | 1975-06-06 | ||
| JPS5599915A (en) * | 1979-01-24 | 1980-07-30 | Us Government | Epoxy resin intermediate stable material |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06136099A (ja) * | 1992-10-29 | 1994-05-17 | Sanyo Chem Ind Ltd | 繊維強化樹脂成形用樹脂組成物および成形体 |
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