JPS60115196A - フラッシュランプ用電源 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は複写機の露光に用いられるフラッシュランプの
ための電源に関する。

〔従来技術〕

複写機の平面状の感光体部分に対して露光を瞬時に行う
とき、フラッシュランプが用いられることがある。

第１図は従来のフラッシュランプ用電源の要部を表わし
たものである。′この電源の入力端子１１．１２の間に
直流電圧が印加されると、コンデンサ１３が充電される
。これ以後の所定の時刻に調光回路工４がフラッシュラ
ンプ１５の発光を開始させる。

第２図は、調光回路１４が無制御の状態にあると仮定し
た場合の、コンデンサ１３からフラッシュランプ１５に
流れるランプ電流の時間的変化を表わしたものである。

ランプ電流は零から次第に増加し、ピーク電流値ＩＡ　
に達した後は減少する。

ピーク電流値ＩＡ　はコンデンサ１３の充電量によって
定まる値であり、電流値の積分値はフラッシュランプ１
５に要求される最大光量に多少余裕を持たせた値に予め
設定されている。

実際には、複写倍率や画像濃度の諸条件に応じて、フラ
ッシュランプ１５に要求される光量が変化する。フラッ
シュランプ１５の近傍には光センサ１６が配置されてお
り、調光回路１４はフラッシュランプ１５の光量を積分
している。そして光量指定信号１７によって指定された
所望の光量が得られた段階で、５ＣＲ１８（シリコン制
御整流素子）にフラッシュランプトリガ信号１９を供給
し、そのアノード・カソード間を導通させる。これ以後
コンデンサ１３の放電はＳＣＲ１８およびこれと直列の
バイパス抵抗２１を経て行われるようになり、フラッシ
ュランプ１５の発光が停止することになる。すなわち従
来では、調光回路１４がフラッシュランプトリガ信号１
９を出力させるタイミングによって、フラッシュランプ
１５の調光が行われていた。第３図はフラッシュランプ
１５の光量が比較的小さく設定された場合の電流波形を
示しており、右側に斜線で示した部分がノ〈イパス抵抗
２１によって消費された電流を表わしている。第４図は
これに対して、フラツシュランプ１５の光量が比較的大
きく設定された場合の例である。

このように従来のフラッシュランプ用電源では、フラッ
シュランプ１５の光量が比較的少なく設定された場合、
バイパス抵抗２１によってかなりの割合の電流が無駄に
消費されるという欠点があった。フラッシュランプ１５
は大電力を消費するので、特に大量の複写が行われる複
写機では、消費電力の無駄がかなり大きくなり、経済的
でなかった。

〔発明の目的〕

本発明はこのような事情に鑑み、フラツシュランプの光
量が少なく設定された場合にも消費電力の大きな無駄を
発生させることのないフラツシュランプ用電源を提供す
ることをその目的とする。

〔発明の構成〕

本発明では、フラッシュランプの点灯に使用する電荷を
供給する比較的大容量の充放電用のコンデンサに充電す
る電荷の量を、調光の程度に応じて予め制御するコンデ
ンサ充電量制御回路をフラッシュランプ用電源に具備さ
せ、コンデンサの不必要な充電を避け、これにより消費
電力の低減を図る。

〔実施例〕

以下実施例につき本発明の詳細な説明する。

第５図は本実施例のフラッシュランプ用電源を表わした
ものである。第１図と同一部分には同一の符号を付し、
これらの説明を適宜省略する。このフラッシュランプ用
電源では、光量指定信号１７を人力するコンデンサ充電
量制御回路２３が設けられている。コンデンサ充電量制
御回路２３はコンデンサ１３の充電量をめられた光量に
応じて調整する回路である。

第６図はこのコンデンサ充電量制御回路の一例を表わし
たものである。この回路２３の昇圧トランス２５の１次
側は、３極の交流制御用素子２６を介して商用電源２７
と接続されている。昇圧トランス２５の２次側には、ブ
リッジ整流を行う整流器２８と平滑用のコンデンサ２９
とから成る平滑回路部が接続されており、２つの出力端
子３１．３２間に所定の直流電圧を出力するようになっ
ている。第５図に示したコンデンサ１３はこの直流電圧
によって充電される。

平滑整流部によって作られたこの直流電圧は、分圧抵抗
３３．３４によって分圧される。この結果得られた分圧
電圧■。は、コンパレータ３５の一方の入力端子に印加
される。コンパレータ３５の他方の入力端子には光量を
電圧■Ｒ（アナログ量）で指定する光量指定信号１７が
供給される。

コンパレータ３５の出力側には交流制御用素子制御部３
６が設けられており、両型圧■。、ＶＲの比較結果に応
じて交流制御用素子２６をオン・オフ制御するようにな
っている。

このような構成のフラッシュランプ用電源で光量指定信
号１７がフラッシュランプ１５の光量を比較的大きく設
定したとする。この場合には比較用の電圧■、が高くな
り、コンデンサ１３の充電電圧がかなり高くなるまで電
圧■。が電圧■、と一致しない。すなわちこれらが一致
するまでの比較的長い時間に渡って交流制御用素子２６
がオンとなり、コンデンサ１３には所望の大きな光量を
満足する電荷が蓄えられる。この状態でのランプ電流の
特性は例えば第４図に示すようなものとなり、従来と大
差ない。

次に光量指定信号１７がフラッシュランプ１５の光量を
比較的小さく設定した場合を説明する。

この場合には比較用の電圧■□が低く設定され、コンデ
ンサ１３の充電電圧があまり上昇しないうちに電圧■。

が電圧■アと一致する。すなわち比較的短い時間だけ交
流制御用素子がオンとなり、コンデンサ１３には所望の
小さな光量を満足する電荷が蓄えられる。この状態での
ランプ電流の特性は、例えば第７図に示すようなものと
なる。すなわちランプ電流の最大値Ｉｎ　は光量が大き
い場合の値ＩＡ　よりもはるかに小さくなる。この結果
、斜線で示した無駄な電力消費の部分が、従来と比べて
はるかに少なくなる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によればバイパス抵抗による
電力消費を低く抑えたので、不要な熱の発生を抑えるこ
とができ、複写機を良好な状態に保つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフラッシュランプ用電源のブロック図、
第２図は調光制御を行わない場合のフラッシュランプの
ランプ電流の変化を示す特性図、第３図は従来のフラッ
シュランプ用電源におけるフラッシュランプの光量が比
較的小さく設定された場合のランプ電流の変化を示す特
性図、第４図はフラッシュランプの光量が比較的大きく
設定された場合のランプ電流の変化を示す特性図、第５
図〜第７図は本発明の一実施例を説明するだめのもので
、このうち第５図はフラッシュランプ用電源のブロック
図、第６図はコンデンサ充電量制御回路の回路図、第７
図はフラッシュランプの光量が比較的小さく設定された
場合のランプ電流の変化を示す特性図であ−る。 １３・・・・・・コンデンサ、１４・・・・・・調光回
路、１５・・・・・・フラッシュランプ、 ２３・・・・・・コンデンサ充電量制御回路、２６・・
・・・・交流制御用素子、 ３５・・・・・・コンパレータ。 出　願　人　富士ゼロックス株式会社 代　理　人　弁理士　山　内　梅　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 比較的大容量の充放電用のコンデンサと、このコンデン
   サと並列に接続されたフラッシュランプに対する前記コ
   ンデンサの放電を開始させると共にこのコンデンサに充
   電された電荷を途中からバイパス路に流出させてフラッ
   シュランプの点灯を停止させ、それまで流入した電荷量
   によって光量の調整を行う調光回路と、調光の程度に応
   じて前記コンデンサに充電される電荷の量を予め制御す
   るコンデンサ充電量制御回路とを具備することを特徴と
   するフラッシュランプ用電源。