JPS60114649A - 空気調和機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空調装置に関し、竹に室内における専用設置空
間を不要とし更には天井内の高さをそのために高くする
ということを不要とした空間節約型の空気調和機及び該
空気調和（幾を内蔵しそれ自体でカーテンウオールとし
ての機能を有する薄形の空気調和様に関する。

これまでの個別空調装置は、建築部材とは別個に構成し
であるいわゆるユニット型空調機であり、通常室内の壁
際に据付けである。しかしてこの据付方式を大別すると
床置き方式と天吊方式とになる。ここで床置き方式の場
合、該装置か壁際空間を占有するためその分だけ室内の
利用空間が不当に制限される欠点がある。また天吊方式
の場合、天井内に該装置を収納するため、階高を必要以
上に高くしなければならない欠点がある。その上またい
ずれの方式の場合にもこのユニット型空調機の設置にあ
たり、関連する工事の手順が繁雑になるなどの問題があ
った。

このような問題を解消するため冷却ユニットと暖房ユニ
ットとを１９Ｔ定の建築部材内に横方向に並べて組込ん
だ空気調和機は知られている。しかしこのような空調機
では冷却ユニットと暖房ユニットとか夫々横方向に並べ
て収納されているため、実際に冷房あるいは暖房運転時
に室内ユニット及び室外ユニットに該当する機能全体が
室外及び室内の両面に不必要に接し、エネルギ効率的に
見た場合、室外には室外ユニットを而し、室内には室内
ユニットを面する優れた配列が取り得ない。またそれら
のユニットを収納している建築部材はかなり幅が広くな
りしばしげ実用に供しなかったり、また内部に建築強度
上全く寄与することのないユニットが収納されているの
で、他の部分で当該部材に付加されるべき強度を補償す
る必要があり、実際の建築作業においてはその採用に多
くの問題が生じていた。

本発明はこれらの問題を解消するためエネルギー効率の
向上をはかりつつ出来るだけ幅のせま℃・建築部月内に
非常にコンパクトに内蔵した空気調和装置を提供するこ
とを目的とする。

このような目的を達成するため、本発明では空調装置の
室外側ユニット部を室内側ユニット部とを極めて薄く構
成しこれらのユニットをカーテンウオール内に二重に重
ね合せて設置しかつ一体化し狭い空間にて冷暖房換気機
能を持たせしめたものであり、その結果室内事務空間の
増大化建物階高の低減化並びに建築部材内の空調機械収
納空間の大幅低減に伴なう建築部材の５虫度欠損を同様
にｊり！Ｎ消したものである。

以下具体例につ℃・て述べる。

第１及び２図においてＦ、Ｌは床面で、Ｃ，Ｌは天井で
ある。番号１０はカーテンウオールである。

このカーテンウオール１０には空気調和装置１２か収納
されている。空気調和装置１２は、室内側に配置された
室内ユニット１４と、室外側に配置された室外ユニット
１６とを二重に重ねて配設した構造となっている。

第３図に示すように本発明は室内側に配置される室内ユ
ニット１４と室外側に配置される室外ユニット１６とか
ら成る。第４図に明瞭に示すように、室内ユニット１４
は、上部にファン２０を収容している空所２２を有して
いる。このユニット１４の室内１則前方壁面２４には室
内に向って開口した横に長い通気口２６が形成されてい
る。また該壁面２４の下端部にも同様に室内側に開口し
た横に長（・通気口２８が形成されている。該ユニット
１４の下側壁面３０は室外側に向って斜めに立上ってい
る。この下側斜面壁面３０のほぼ中央には幅の狭い通風
口３２が形成しである。該下側斜面壁面３０からは室外
側に面した後方壁面３４が立上り、該壁面３４の上縁は
更に室外側に向って斜めに伸長する斜面３６に至り、該
斜面３６の上縁は、そこから垂直上方に伸長する後方立
上面３８に至り、該後方立上面の上縁は、前方壁１ｉ２
４に至る頂部壁４０に接している。従って前方壁面２４
と斜面３６と後方立上面３８と頂部壁４０とが前記空所
２２を画定しており、また前記前方壁面２４と後方壁面
３４との中間には実質的にその全長に渡って伸長するチ
ューブ及びフィンの組立体即ち熱父換手段４２が収容さ
れている。

一方、２≦外ユニツト１６は、下方部分に圧縮機４４及
びファン４６を収容している空所４８を有している。該
ユニット１６は、その表面にある前方壁面５０と、その
上縁から外方へ斜め上方に伸長している上方斜面５２と
、該壁面５０の下縁から内方へ斜め下方に伸長している
下方斜面５４と、該斜面５４下縁から垂下している前方
垂下面５６と、該垂下面下縁から水平方向に伸長してい
る低部壁５８と、該底部壁５８かも立上っている後方壁
面６０と、がら成り、該後方壁面６ｏの上方部分と下方
部分とには夫々幅方向に伸長した通気口６２　、６４が
設けられている。同様に前方垂下面５６０両側方には一
対の通気口６６．６８が形成されると共に下方斜面５４
の中央部分にも同様の通気ロア０が形成されている。ま
た前方壁面５゜と後方壁面６０との間にはユニット１４
と同様ニチューブ及びフィンの組立体即ち熱交換手段７
２が設けである。

各ユニッ）１４．１６は互いに実質的に同じ幅を有し、
各ユニットの側面は夫々同様の形状を有するめくら板７
４．７６．７８．８０にて閉じられている。このめくら
板は隣接するカーテンウオール又はパネルとの接合性を
考え、平坦面のみならず互に噛合う様な凹凸面を有する
板とすることも出来る。

本発明の空調装置１２は、室内ユニット’　ｌ　４の下
側壁面３０と斜面３６とが夫々室外ユニット１６の下方
斜面５４と上方斜面５２とに載置されている。このため
壁面３ｏの通風口３２と斜面５４の通気ロア０とが整合
して−・る。室内ユニット１４の、前方壁面２４と後方
壁面３４との厚みと、室外ユニット１６の前方壁面５０
と後方壁面６０との厚みとの合計が実質的に該室内ユニ
ット１４の空所２２及び室外ユニット１６の空所４８の
前後面方向の厚みに夫々等しくなっている。このため本
発明の空調装置１２は室内ユニット１４と室外ユニット
１６とを合体させた場合それらの内外面の全てが平坦面
で形成された薄手の立方体を構成している。

ユニット１４に設けである通気口６６．６６及び少なく
とも通気口３２．７０の一方には公知のような開閉自在
の遮蔽板が設けてあり必要に応じ所定の通気口の開閉を
可能としている。また両ユニット１４，１６内に収容さ
れている熱交換手段４２．７２は例えは第５図に示すよ
うな実質的に同一の構成部材より成っている。この構成
部材は極めて狭い空間でその周辺を流通する空気との熱
交換を有効に行なうため、内部を冷媒が通るチューブ８
２と、そこから伸長するフィン８４と、から成っている
。このチューブ８２とフィン８４との組合せ構造は第６
図に示すように両側部に並置したチューブ８２がら対向
方向へ中央付近迄フィン８４を伸長配置すること、又は
第７図に示すように、中央部に並置したチューブ８２が
ら両側方へ一対のフィン８４を対向配置したものなどが
好ましい。なお室内ユニット１４０室内に面している壁
面２４は室内への輻射機能を提供するため輻射パネル８
６にて構成し、また室外ユニット１６の外気に面してい
る壁面６ｏ及び両ユニット間の壁面３４．５０は断熱パ
ネル８８で構成することがエネルギ節約上好ましい。更
にまた両ユニット１４．１６の重なり面（３０，３４，
３６，５４゜５０．５２）は図示の様に別々のパネルで
構成する以外に、重量の軽減化材料の節約等のために、
一枚の壁面望ましくは断熱パネルを共用する構造とする
ことも出来る。

本発明において、例えば室内を冷房する場合には室外ユ
ニット１６の下方空所４８へ収容されている圧縮機４４
を運転させ、該室外ユニット１６の通気口６２，６４，
６６．７０及び室内ユニット１４０通気口２６．２８．
３２の全てを開放し、この状態でファン２０．４６を回
転させる。この場合室外ユニット１６の熱交換手段７２
は凝縮器として作動し室内ユニット１４の同様手段４２
は蒸発器として作用する。このため室外ユニット１６内
には屋外空気が流入して放熱作用が生じ一方室内ユニッ
ト１４内では室内空気の冷却が行なわれる。この場合、
通気口６６から放出される炭酸ベス、タバコの煙などを
含む室内空気は、通気口６４を通り外気から導入され通
気ロアθ、３２から室内へ流入する新鮮な外部空気と入
れ替えられる。一方暖房運転する場合には、室内ユニッ
ト１４の熱交換手段４２が凝縮器として、又、室外ユニ
ツ）１６の同様手段７２が蒸発器として作用する。この
場合にも同様に室内空気の一部換気が達成されるのであ
る。なお始動時又は急速冷暖房を必要とする場合などに
は、通気口の一部閉鎖を行なえばその目的を達成できる
。この通気口の一部閉鎖は、冷媒流路切換弁に連動する
ように設定ずればその取扱いが容易となる。また、特に
通気口６６．６６及び３２．７０のどちらか一方に関し
ては、室内と室外が連通ずるため、防火上の機能も兼ね
そなえるよう例えば防火ダンパとすることが望ましい。

第３及び４図において矢印Ａは外気の流動通路であり、
外気は室外ユニット１６の通気口６４から流入し熱交換
手段７２を介して温度に変化を得た後通気口６２から矢
印Ｂのように流出する。このＡ−Ｂ流路には室外ユニッ
ト１６の内側下方通気口６６．６６からの室内空気Ｃ１
か流入出来る。また同様に室外ユニット１６の中央付近
に導入された外気Ａｌは一部がそのまま上昇Ａ１／する
か、一部は室外ユニット１６の通気ロア０及び室内ユニ
ット１４０通気口３２を介して室内ユニット１４へ入り
そこを上昇Ａ１“する。−刃室内ユニット１４の下側通
気口２８かも導入された室内空気Ｃは室内ユニット１４
の熱交換手段４２を介して温度に変化を得た後通気口２
６かも矢印Ｃ′のように流出する。また室内ユニット１
４０通気口２８の中央付近に導入された室内空気Ｃは室
外ユニット１６からの外気の１部Ａ１″と一緒に該室内
ユニット１４の熱交換手段４２を上昇し通気口２６から
Ｄとして流出する。従って室内から放出された空気Ｃ１
は室外よりの空気Ａ１″と入れ替わる。

このように本発明装置は狭いカーテンウオール内へ冷暖
房装置を、上下が互いにずれるようにして重ね合せて収
容し、しかも室外ユニット１６が外側に２ケ所内側下部
に２ケ所の通気口を形成し。

−刃室内ユニット１４が内側に２ケ所の通気１コを形成
すると共に、両ユニットを１つの通気口にて連絡した構
造を有しているので、各ユニットが独立した熱交換ユニ
ットと１〜で機能すると同時に両ユニットが１つの換気
装置としての機能も提供出来、これにより、狭いカーテ
ンウオールをコン、Ｑり１・な有効作動の空調機として
作動出来るようにし、かつ他のパネルへ対して何の負荷
その他強度面での影響を与えない空調機内蔵カーテンウ
オールを提供している。

また室外ユニット１６の通気口５６．６６カ）ら通気さ
れる室内空気Ｃ１が通気口６４から導入される外気Ａ１
と直接触れないように隔壁９０（第１図）を設けること
が好ましい。

なお本件において各ユニツ）１４．１６の壁面３０．３
６．５２．５４は斜面壁にて示しであるが、これは夫々
の前後壁面２４，３４，５０゜６０に対し直交する直角
壁でも同様に機能する。

また第２図に示すように本発明を窓硝子８８下部の腰壁
部内に装着する場合には各ユニットの長さを加減するこ
とも出来ることは理解されよう。

なお本件において熱交換手段は冷媒を用いた冷暖房サイ
クルにて示しであるが、電子冷凍サイクルを用いてもよ
い。また、カーテンウオールの外観を考慮した場合には
、通気ロガラリ部６２．６４の部分を第８図に示すよう
にしてもよ（・。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一例を示す断面図、第２図は第１図の
外側表面図、第３図は本発明のコンパクトな空気調和装
置の斜視図、第４図は第３図装置の分解図、第５図〜第
７図は本発明の空気調和装置の熱交換手段を示す説明図
、第８図はカーテンウオールの通気ロガラリ部の別の具
体例を示す図である。 符号の説明 １０．１１　：カーテンウオール　１２：空調装置１４
：室内ユニット１６：室外ユニット２０、／１６　：フ
ァン　２４，５０　：前面２６．２８，３２，６２，６
４，６６．７０　：通気口３４．６０：後面 特許出願人　新菱冷熱工業株式会社 竿、８回

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）上方にファン２０を収容する空所２２を、下方に
   熱交換手段４２を収容する空所を有し、これらの空所が
   互いに連通している室内ユニット１４と；上方に熱交換
   手段７２を収容する空所を、下方に７７ン４６と圧縮機
   ４４とを収容する空所４８を有し、これらの空所が互い
   に連通している室外ユニット１６と；から成り、室内ユ
   ニット１４の下方空所と室外ユニット１６の上方空所と
   を互いに背中合せに接合しており、室内ユニット１４が
   室内に開放する通気口２６．２８を前記熱交換手段４２
   の上下部所に有し、室外ユニット１６か室外に開放する
   通気口６２．６４を前記熱交換手段７２の上下部所に、
   かつ室内に開放する通気口６６を前記空所４８に有し、
   該室内ユニッ）１４と室外ユニッ）１６とが夫々の熱交
   換手段の下部にて互いに連通ずる通気口３２．７０＆？
   ：て連絡されている空気調和機。
2. （２）冷房時には室内ユニット及び室外ユニットの熱交
   換手段４２．７２が夫々蒸発機及び凝縮機として作動し
   、暖房時には夫々凝縮機及び蒸発機として作動する特許
   請求の範囲第１項記載の空気調和機。
3. （３）室内ユニット１４０室内に面している面を内壁面
   とし、室外ユニット１６の外気に面している面を外壁面
   として使用するカーテンウオールとして有用な特許請求
   の範囲第１項又は第２項記載の空気調和機。