JPS6011038B2 - (2―インプロピル―3―インドリル)(3―ピリジル)ケトンの製造方法 - Google Patents
(2―インプロピル―3―インドリル)(3―ピリジル)ケトンの製造方法Info
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- JPS6011038B2 JPS6011038B2 JP50056683A JP5668375A JPS6011038B2 JP S6011038 B2 JPS6011038 B2 JP S6011038B2 JP 50056683 A JP50056683 A JP 50056683A JP 5668375 A JP5668375 A JP 5668375A JP S6011038 B2 JPS6011038 B2 JP S6011038B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/06—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
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- Organic Chemistry (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Indole Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、(2ーイyプロピル−3ーィンドIJル)(
3ーピリジル,)ケトンの新規な製造方法に関する。
3ーピリジル,)ケトンの新規な製造方法に関する。
本発明により得られる化合物は、式
で示される。
上記式〔1)の化合物は、フランス特許公開番号第21
17878号に明記され、顕著な抗炎症性作用及び線総
秦溶解活性を有する化合物である。
17878号に明記され、顕著な抗炎症性作用及び線総
秦溶解活性を有する化合物である。
式〔1〕の化合物は、国際共通命名法でニクチンドール
(nictindole)と呼ばれる。ニクチンドール
は、著しい抗炎症活性に加えて、毒性が実際上皆無であ
り、また薄蕩議発力に至っては、インドメタシンとは比
較にならない程微弱であって、このことは医学団体がこ
のインドリルビリジルケトンに対して示す大きい関心を
証明するものである。ジヤーナル・オブ・ヘテロサイク
リツク・ケミストリ− 〔J.HeterMyclic
Chemistび、第3巻第9〜13頁(196句王)
〕において、ド グラウ (DoGraw)らが指摘し
ている通り、触媒作用下でのアシル化反応による3ーィ
ンドリルケトンの合成の研究は、今まで十分に行なわれ
ていなかった。
(nictindole)と呼ばれる。ニクチンドール
は、著しい抗炎症活性に加えて、毒性が実際上皆無であ
り、また薄蕩議発力に至っては、インドメタシンとは比
較にならない程微弱であって、このことは医学団体がこ
のインドリルビリジルケトンに対して示す大きい関心を
証明するものである。ジヤーナル・オブ・ヘテロサイク
リツク・ケミストリ− 〔J.HeterMyclic
Chemistび、第3巻第9〜13頁(196句王)
〕において、ド グラウ (DoGraw)らが指摘し
ている通り、触媒作用下でのアシル化反応による3ーィ
ンドリルケトンの合成の研究は、今まで十分に行なわれ
ていなかった。
ただ、今世紀の4分の3が経過した最近になって、若干
の試みが、この領域においてなされたが、それは何れも
系統立つたものではないと言える。酸性触媒の媒質にお
いて、ハロゲン化アシルの使用を含む方法を用いて、既
に得られたいくつかの結果は、触媒的条件ないこハロゲ
ン化物を用いて行うアシル化反応の試験において得られ
る結果と同様に、研究者を鼓舞して、これ等の方法をよ
り深く研究してそれを発展させるまでには至っていない
が、この理由は明らかではない。したがってこれ等のア
シル化反応の方法は、インドールの有機マグネシウム化
合物誘導体を中間体とするアシル化反応のような、より
広く研究されまた実験されている他のアシル化反応の方
法のために幾分放棄されたものといってもよい。しかし
ながら、ハロゲン化アシルを用い、場合によっては酸性
触媒作用下に行うインドールのアシル化試験についての
、既に公開されたい〈つかの結果からして、このインド
ールが既に存在している置換体を有しているか否かに従
って、またこの置換体のインドール上の位置に従って、
あるいはまた存在する反応怪物質の性質に従って、この
方法におけるインドールの反応性が如何なるものである
か予見することは容易ではない。
の試みが、この領域においてなされたが、それは何れも
系統立つたものではないと言える。酸性触媒の媒質にお
いて、ハロゲン化アシルの使用を含む方法を用いて、既
に得られたいくつかの結果は、触媒的条件ないこハロゲ
ン化物を用いて行うアシル化反応の試験において得られ
る結果と同様に、研究者を鼓舞して、これ等の方法をよ
り深く研究してそれを発展させるまでには至っていない
が、この理由は明らかではない。したがってこれ等のア
シル化反応の方法は、インドールの有機マグネシウム化
合物誘導体を中間体とするアシル化反応のような、より
広く研究されまた実験されている他のアシル化反応の方
法のために幾分放棄されたものといってもよい。しかし
ながら、ハロゲン化アシルを用い、場合によっては酸性
触媒作用下に行うインドールのアシル化試験についての
、既に公開されたい〈つかの結果からして、このインド
ールが既に存在している置換体を有しているか否かに従
って、またこの置換体のインドール上の位置に従って、
あるいはまた存在する反応怪物質の性質に従って、この
方法におけるインドールの反応性が如何なるものである
か予見することは容易ではない。
たとえば、発明者が先に行ったいくつかの研究では、酸
性触媒の作用ないこインドールと酸化オキザリルを反応
させると、この反応はロジンドール(rosindol
es)型の化合物の生成を導くので、2−メチルインド
ールまたは2−フエニルインドールと塩化アセチルとか
ら、3ーアセチルー2−メチルインドールまたは3−ア
セチル−2ーフエニルィンドールを製造することは不可
能ではあるが、3−塩化グリオキザリルを生成すること
を認めることができた〔ヘテロサイクリツクコンパウン
ズ(Heterocyclic Compounds)
1972年版インドール鏡第1部第111〜113頁(
NewYorkHouljhan−Wiley&Son
s社発行)参照〕。
性触媒の作用ないこインドールと酸化オキザリルを反応
させると、この反応はロジンドール(rosindol
es)型の化合物の生成を導くので、2−メチルインド
ールまたは2−フエニルインドールと塩化アセチルとか
ら、3ーアセチルー2−メチルインドールまたは3−ア
セチル−2ーフエニルィンドールを製造することは不可
能ではあるが、3−塩化グリオキザリルを生成すること
を認めることができた〔ヘテロサイクリツクコンパウン
ズ(Heterocyclic Compounds)
1972年版インドール鏡第1部第111〜113頁(
NewYorkHouljhan−Wiley&Son
s社発行)参照〕。
したがって、これ等の結果によって、ハロゲン化アシル
を用いるインドールの非触媒的アシル化反応については
、インドールの反応性の相違に多分起因する全く相違し
た結果が、インドールに層襖体が含有されているか否か
に従って、またハロゲン化物のレベルにおける反応性の
相違に従って同等の反応に対して得られることが証明さ
れるのである。また酸性触媒作用下に、ハ。
を用いるインドールの非触媒的アシル化反応については
、インドールの反応性の相違に多分起因する全く相違し
た結果が、インドールに層襖体が含有されているか否か
に従って、またハロゲン化物のレベルにおける反応性の
相違に従って同等の反応に対して得られることが証明さ
れるのである。また酸性触媒作用下に、ハ。
ゲン化アシルを用いてインドールのアシル化反応を行う
際、同様に矛盾した事態が現われることをおおむね予想
することができる。3位が既に置換されている時には、
酸性触媒作用下における塩化アセチルの反応によって、
インドールの複素環部分にアセチル基を定着することが
可能であることが認められていた。
際、同様に矛盾した事態が現われることをおおむね予想
することができる。3位が既に置換されている時には、
酸性触媒作用下における塩化アセチルの反応によって、
インドールの複素環部分にアセチル基を定着することが
可能であることが認められていた。
かくして前記引用のへテロサィクリツク・コンパウンズ
は塩化亜鉛の存在下における3−メチルインドールと塩
化ァセチルの反応によって、2−アセチル−3ーメチル
ィンドールを得ることができることを記している。同じ
ように、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサェティ(J
.Chem.Soc.)第3巻第2585頁(1955
)には、1位おび3位が既に置換されているインドール
の、より正確に言うと1−メチル−3−インドリル酢酸
メチルの、2ーアセチル誘導体の製造について述べられ
、この製造は塩化亜鉛の存在下において1−メチル−3
ーィンドリル酢酸メチルと塩化アセチルとの反応によっ
て行われることが記されている。これに反して、インド
ールの1位および2位が既に置換されているときには、
前述の触媒作用下におけるアシル化反応はインドールの
複素環部分に及ばなくて、インドールの単素環部分、よ
り正確に言うと、5位に及ぶということがいくつかの試
験によって明らかにされた。
は塩化亜鉛の存在下における3−メチルインドールと塩
化ァセチルの反応によって、2−アセチル−3ーメチル
ィンドールを得ることができることを記している。同じ
ように、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサェティ(J
.Chem.Soc.)第3巻第2585頁(1955
)には、1位おび3位が既に置換されているインドール
の、より正確に言うと1−メチル−3−インドリル酢酸
メチルの、2ーアセチル誘導体の製造について述べられ
、この製造は塩化亜鉛の存在下において1−メチル−3
ーィンドリル酢酸メチルと塩化アセチルとの反応によっ
て行われることが記されている。これに反して、インド
ールの1位および2位が既に置換されているときには、
前述の触媒作用下におけるアシル化反応はインドールの
複素環部分に及ばなくて、インドールの単素環部分、よ
り正確に言うと、5位に及ぶということがいくつかの試
験によって明らかにされた。
たとえば塩化アルミニウムの存在の下における塩化アセ
チルによる112ージメチルインドールのアセチル化に
よつて、112−ジメチル−5ーアセチルインドールが
生成される〔アナーレン−ディ・ヘミー(抑n.Che
m.)第49登第238〜255頁(1941年)〕。
チルによる112ージメチルインドールのアセチル化に
よつて、112−ジメチル−5ーアセチルインドールが
生成される〔アナーレン−ディ・ヘミー(抑n.Che
m.)第49登第238〜255頁(1941年)〕。
同じように、研究者は、塩化第2スズの存在下に、イン
ドールの、より正確に言うとその1位および2位がフリ
ーであって、その5位がニトリル基によって占められて
いるインドール、つまり1位、2位および5位が前記1
・2ージメチルィンドールの位置とは全く相違するイン
ドールの、3位にいくつかのアシル基を定着させること
に成功した〔前記ジャーナル・オブ・ヘテロサィクリッ
ク・ケミストリー参照〕。穣素環上に様々に置換したイ
ンドールのアシル化反応の別の試験もいくつかあるが、
これらもまた塩化アシルを用いて酸性触媒の存在下に行
ったものであって、同じように驚くべき成果を得ている
。
ドールの、より正確に言うとその1位および2位がフリ
ーであって、その5位がニトリル基によって占められて
いるインドール、つまり1位、2位および5位が前記1
・2ージメチルィンドールの位置とは全く相違するイン
ドールの、3位にいくつかのアシル基を定着させること
に成功した〔前記ジャーナル・オブ・ヘテロサィクリッ
ク・ケミストリー参照〕。穣素環上に様々に置換したイ
ンドールのアシル化反応の別の試験もいくつかあるが、
これらもまた塩化アシルを用いて酸性触媒の存在下に行
ったものであって、同じように驚くべき成果を得ている
。
また前記アナーレン・デイ・へミーは、1位、2位およ
び3位が既に置換されているインドールの前記の条件下
におけるアセチル化反応を教えている。たとえば、塩化
アルミニウムの存在下における1・2・3一トリメチル
インドールと塩化アセチルとの反応は、1・2・3ート
リメチルー5ーアセチルインドールの生成を導くが、同
じ条件下における1−アセチルー2・3ージメチルィン
ドールのアセチル化反応は、前のように5−アセチル誘
導体を導かないで、6−アセチル誘導体を導く。一方、
また同アナーレン・デイ・ヘミーでは、とくに2位およ
び3位の誘導体を含むインドールのアセチル化反応につ
いて述べられている。前記の酸性触媒作用下にあっては
、2・3・4・6−テトラメチルインドールは5ーアセ
チル議導体を生成するが、2・3ージメチル−7ーメト
キシィンドールは、4ーアセチル誘導体となることが認
められた。極めて特別な若干の実験に関する上記の如き
特殊な結果からしては、酸性触媒の存在下のハロゲン化
ァシルによるアシル化反応の際のインドールの反応性に
ついて、一般的な法則を立てることは不可能である。
び3位が既に置換されているインドールの前記の条件下
におけるアセチル化反応を教えている。たとえば、塩化
アルミニウムの存在下における1・2・3一トリメチル
インドールと塩化アセチルとの反応は、1・2・3ート
リメチルー5ーアセチルインドールの生成を導くが、同
じ条件下における1−アセチルー2・3ージメチルィン
ドールのアセチル化反応は、前のように5−アセチル誘
導体を導かないで、6−アセチル誘導体を導く。一方、
また同アナーレン・デイ・ヘミーでは、とくに2位およ
び3位の誘導体を含むインドールのアセチル化反応につ
いて述べられている。前記の酸性触媒作用下にあっては
、2・3・4・6−テトラメチルインドールは5ーアセ
チル議導体を生成するが、2・3ージメチル−7ーメト
キシィンドールは、4ーアセチル誘導体となることが認
められた。極めて特別な若干の実験に関する上記の如き
特殊な結果からしては、酸性触媒の存在下のハロゲン化
ァシルによるアシル化反応の際のインドールの反応性に
ついて、一般的な法則を立てることは不可能である。
同様に、既に実験されたアシル化反応性物質以外の反応
性物質が前記の条件の下において、インドールをアシル
化できるということもまた明らかではない。化学文献は
、ただ2位だけが置換されているインド−ルのアシル化
反応についての実験においては、その反応条件について
結局何等言及していないので、すなわち、2位だけが置
換されているインドールの如何なる位置に酸性触媒作用
下において塩化アシルが反応するかを予測することは困
難である。
性物質が前記の条件の下において、インドールをアシル
化できるということもまた明らかではない。化学文献は
、ただ2位だけが置換されているインド−ルのアシル化
反応についての実験においては、その反応条件について
結局何等言及していないので、すなわち、2位だけが置
換されているインドールの如何なる位置に酸性触媒作用
下において塩化アシルが反応するかを予測することは困
難である。
同時にまた、化学文献において研究済みのアシル化反応
性物質以外の他の反応性物質が、いかなる容易さで、ま
たいかなる収率で反応するかは予測されない。
性物質以外の他の反応性物質が、いかなる容易さで、ま
たいかなる収率で反応するかは予測されない。
本発明者は、酸性触媒作用下特に塩化アルミニウム存在
下において、3−ピリジルーカルボニルクロラィドがイ
ンドールに、より正確に言うと、ただ2位においてのみ
置換体としてィソプロピル基を有するインドールの3位
に、選択的に反応すること、及び3−ピリジルーカルボ
ニルクロライドが不活性有機媒質中3−ピリジルーカル
ボン酸のアルカリ金属塩とオキシ塩化燐とを反応させて
得たものであるときには、それを精製する必要がないこ
とを発見するに至ったのである。
下において、3−ピリジルーカルボニルクロラィドがイ
ンドールに、より正確に言うと、ただ2位においてのみ
置換体としてィソプロピル基を有するインドールの3位
に、選択的に反応すること、及び3−ピリジルーカルボ
ニルクロライドが不活性有機媒質中3−ピリジルーカル
ボン酸のアルカリ金属塩とオキシ塩化燐とを反応させて
得たものであるときには、それを精製する必要がないこ
とを発見するに至ったのである。
かくして、本発明によれば、たとえばジクロロェタンの
ような不活性有磯媒質中3−ピリジル−カルポン酸アル
カリ金属塩とオキシ塩化燐とを反応させて得られる3ー
ピリジルーカルボニルクロラィドの未精製物を、塩化ア
ルミニウムの存在下に、たとえばジクロロェタンのよう
な不活性有機煤質中において、2−インブロピルィンド
ールと反応させ、つぎに所望のケトンを得るために形成
された銭体を加水分解して、式〔1〕の化合物を製造す
ることができる。
ような不活性有磯媒質中3−ピリジル−カルポン酸アル
カリ金属塩とオキシ塩化燐とを反応させて得られる3ー
ピリジルーカルボニルクロラィドの未精製物を、塩化ア
ルミニウムの存在下に、たとえばジクロロェタンのよう
な不活性有機煤質中において、2−インブロピルィンド
ールと反応させ、つぎに所望のケトンを得るために形成
された銭体を加水分解して、式〔1〕の化合物を製造す
ることができる。
2−インプロピルインドールと3ーピリジル−カルボニ
ルクロラィドとの反応は、良好な収率で、温度0〜50
℃で、好ましくは20〜40q○で行われる。
ルクロラィドとの反応は、良好な収率で、温度0〜50
℃で、好ましくは20〜40q○で行われる。
これ等の限定した温度以外の温度では、式〔1〕のアシ
ル化化合物の収率の減少が見られる。加水分解は、常温
で行う。周知のように、3ーピリジルーカルボニルクロ
ラィドは、不安定である。従って、その使用直前に、常
法によって、3−ピリジルーカルボン酸アルカリ金属塩
とオキシ塩化燐を用いて製造することが必要である。本
発明の場合、このようにして製造された3−ピリジルー
カルボニルクロラィドを粗製の状態で直接使用しても収
率が低下せず、過度の中間操作を全て避けることができ
るので有利である。
ル化化合物の収率の減少が見られる。加水分解は、常温
で行う。周知のように、3ーピリジルーカルボニルクロ
ラィドは、不安定である。従って、その使用直前に、常
法によって、3−ピリジルーカルボン酸アルカリ金属塩
とオキシ塩化燐を用いて製造することが必要である。本
発明の場合、このようにして製造された3−ピリジルー
カルボニルクロラィドを粗製の状態で直接使用しても収
率が低下せず、過度の中間操作を全て避けることができ
るので有利である。
中間操作とは、たとえば工業的実施上常に多額の費用を
要する精製などである。この精製は1例をあげると蒸溜
であってこれは熱エネルギーの消費を増加させ、補助装
置が必要となり、そのためにアシル化生成物の最終価格
の増加を余儀なくしている。本発明の方法の好ましい実
施によると、2ーィソプロピルインドールと、3ーピリ
ジルーカルボニルクロラィドとの上記アシル化反応は、
3−ピリジルーカルポン酸のナトリウム塩のようなアル
カリ金属塩とオキシ塩化燐との反応によって、3−ピリ
ジルーカルボニルクロラィドを製造した煤質それ自体の
中において行われる。
要する精製などである。この精製は1例をあげると蒸溜
であってこれは熱エネルギーの消費を増加させ、補助装
置が必要となり、そのためにアシル化生成物の最終価格
の増加を余儀なくしている。本発明の方法の好ましい実
施によると、2ーィソプロピルインドールと、3ーピリ
ジルーカルボニルクロラィドとの上記アシル化反応は、
3−ピリジルーカルポン酸のナトリウム塩のようなアル
カリ金属塩とオキシ塩化燐との反応によって、3−ピリ
ジルーカルボニルクロラィドを製造した煤質それ自体の
中において行われる。
3−ピリジルーカルボニルクロラィドを生成するこの反
応は、存在する反応性物質を加熱して行う。
応は、存在する反応性物質を加熱して行う。
塩化チオニルまたは三塩化燐のような他の塩素化剤を用
いるのは好ましくない。
いるのは好ましくない。
実際、塩素化剤として塩化チオニルまたは三塩化燐を使
用するときには式〔1〕の化合物の収率が低下すること
が認められた。この収率の低減は多分塩化チオニルまた
は三塩化燐を用いて、本来の位置に塩化アシルを生成す
る際の、残留無水亜硫酸と塩酸との存在に困るものであ
る。本発明の方法には、これ以外にいくつかの利点があ
る。
用するときには式〔1〕の化合物の収率が低下すること
が認められた。この収率の低減は多分塩化チオニルまた
は三塩化燐を用いて、本来の位置に塩化アシルを生成す
る際の、残留無水亜硫酸と塩酸との存在に困るものであ
る。本発明の方法には、これ以外にいくつかの利点があ
る。
先ず第一に、本発明の方法によると、3ーピリジルーカ
ルボニルクロラィドの中間単離と精製とを省くことがで
きる。つぎに、このようにして3ーピリジルーカルボニ
ルクロライドの全ての処理操作を除くことができる。実
際に塩化アシルは、塩酸ガスと共に大気中の水蒸気の存
在下における急速な加水分解のために、普通は腐食性お
よび有毒性化合物であることが知られている。従って製
造従事者が、これ等の塩化アシルの過度の操作を全て避
けることが望ましい。この不都合は、3−ピリジルーカ
ルポン酸の譲導体が、この酸のアルカリ金属譲導体であ
る本発明法により避けることができる。よく知られてい
るようにこれ等の金属誘導体は固体であって、とくにナ
トリウム譲導体として可成り容易に得ることができる。
ルボニルクロラィドの中間単離と精製とを省くことがで
きる。つぎに、このようにして3ーピリジルーカルボニ
ルクロライドの全ての処理操作を除くことができる。実
際に塩化アシルは、塩酸ガスと共に大気中の水蒸気の存
在下における急速な加水分解のために、普通は腐食性お
よび有毒性化合物であることが知られている。従って製
造従事者が、これ等の塩化アシルの過度の操作を全て避
けることが望ましい。この不都合は、3−ピリジルーカ
ルポン酸の譲導体が、この酸のアルカリ金属譲導体であ
る本発明法により避けることができる。よく知られてい
るようにこれ等の金属誘導体は固体であって、とくにナ
トリウム譲導体として可成り容易に得ることができる。
以下に詳細に述べるように、本発明の新しい方法によれ
ば、式〔1〕の化合物を製造するための既知の方法に対
して、数多し、利点をもっていて、またとくに既知の方
法が普通あたえる収率に比べて良好な収率で、式〔1〕
の化合物を得ることができる。
ば、式〔1〕の化合物を製造するための既知の方法に対
して、数多し、利点をもっていて、またとくに既知の方
法が普通あたえる収率に比べて良好な収率で、式〔1〕
の化合物を得ることができる。
前記のフランス特許公開番号第2117878号におい
ては、とくにつぎのようなインドリルピリジルケトン類
の製造方法を記している。
ては、とくにつぎのようなインドリルピリジルケトン類
の製造方法を記している。
この方法は主として適当な2ーアルキルインドールまた
は2−アリールインドールを、つぎのものと反応させる
ことにある。‘a} 2−、3一、または4ーシアノピ
リジンと反応させて、対応するケチミンを得、これをケ
トンに加水分解する。
は2−アリールインドールを、つぎのものと反応させる
ことにある。‘a} 2−、3一、または4ーシアノピ
リジンと反応させて、対応するケチミンを得、これをケ
トンに加水分解する。
以下この方法を方法Aと呼ふミ。(b} 2−、3一、
または4−ピリジルーカルボン酸のジアルキルアミドと
適当なルイス酸の存在下に反応させ、つぎに生成された
錯体を強度のアルカリ剤の存在下に加水分解し、所望の
ケトンを得る。
または4−ピリジルーカルボン酸のジアルキルアミドと
適当なルイス酸の存在下に反応させ、つぎに生成された
錯体を強度のアルカリ剤の存在下に加水分解し、所望の
ケトンを得る。
この方法を以下方法Bと呼ぶ。{c’有機マグネシウム
化合物譲導体の存在下で、2−、3−、または4−ピリ
ジルーカルボン酸のハロゲン化物と反応させ、つぎに生
成された鍵体を加水分解して、所望のケトンを得る。
化合物譲導体の存在下で、2−、3−、または4−ピリ
ジルーカルボン酸のハロゲン化物と反応させ、つぎに生
成された鍵体を加水分解して、所望のケトンを得る。
この最後の方法を以下方法Cと呼ぶ。前記方法A、Bま
たはCによって、出発物質2ーアルキルインドールまた
は2−アリールインドールから得られる総収量は、一般
に低いが、これは普通の収率である。
たはCによって、出発物質2ーアルキルインドールまた
は2−アリールインドールから得られる総収量は、一般
に低いが、これは普通の収率である。
たとえば、方法Cの場合では、この方法はヴュルツ(W
URTZ)反応型の第二次反応を生ぜしめるという事実
によって、収率が低められることが非常に多い。さらに
これ等の製造方法は、いくつかの不都合を示し、そのた
めに工業的利用が困難になる。
URTZ)反応型の第二次反応を生ぜしめるという事実
によって、収率が低められることが非常に多い。さらに
これ等の製造方法は、いくつかの不都合を示し、そのた
めに工業的利用が困難になる。
方法Aの場合には、中間体ケチミンを製造し、つぎにこ
のケチミンは安定性があるので、これを還流下加水分解
することが必要である。したがってこの方法は、工業的
実施上常に多額の費用を要する熱エネルギー用の補充的
費用を必要とする。
のケチミンは安定性があるので、これを還流下加水分解
することが必要である。したがってこの方法は、工業的
実施上常に多額の費用を要する熱エネルギー用の補充的
費用を必要とする。
他方、インドールのアシル化反応にもっとも広く用いら
れている方法Cの適用は、先ず所謂アシル化反応の前に
、インドールの有機マグネシウム議導体の中間製造を必
要とする。しかも方法Cにおいては、純粋に無水の溶媒
中において操作することが要求され、このためこれ等の
予備精製が必要となる。これ等の溶媒は一般に揮発性エ
ーテルであるので、普通加熱によって行われるアシル化
反応を実施する際に、常に引火の危険が伴う。さらに、
酸素および無水力ルボン酸の不存在下に、この反応を行
うことが必要である。これ等の操作条件のそれぞれから
、ときに解決の困難な工業的製造の問題が生じる。他方
、方法Cはまたマグネシウムが比較的高価であるためか
なり費用がかかる。
れている方法Cの適用は、先ず所謂アシル化反応の前に
、インドールの有機マグネシウム議導体の中間製造を必
要とする。しかも方法Cにおいては、純粋に無水の溶媒
中において操作することが要求され、このためこれ等の
予備精製が必要となる。これ等の溶媒は一般に揮発性エ
ーテルであるので、普通加熱によって行われるアシル化
反応を実施する際に、常に引火の危険が伴う。さらに、
酸素および無水力ルボン酸の不存在下に、この反応を行
うことが必要である。これ等の操作条件のそれぞれから
、ときに解決の困難な工業的製造の問題が生じる。他方
、方法Cはまたマグネシウムが比較的高価であるためか
なり費用がかかる。
方法A、BおよびCには前記のような不便があるので、
特に研究室での操作には適当であるが工業的実施には困
難である。
特に研究室での操作には適当であるが工業的実施には困
難である。
これ等の不便は、本発明の新しい方法を用いることによ
りすべて解消でき本発明は特に有利である。
りすべて解消でき本発明は特に有利である。
実際本発明の方法を用いて得た式〔1〕の化合物の収率
は、上記のような欠点を有する方法A、BまたはCによ
って得られる収率よりも、遥かに高いoしかも本発明の
方法は、たとえば、エーテルを使用する方法Cよりも極
めて危険性が少なく、また操作が遥かに容易である溶媒
中において行われる。
は、上記のような欠点を有する方法A、BまたはCによ
って得られる収率よりも、遥かに高いoしかも本発明の
方法は、たとえば、エーテルを使用する方法Cよりも極
めて危険性が少なく、また操作が遥かに容易である溶媒
中において行われる。
最後に、本発明の方法の実施は簡単であって費用がかか
らないため、工業的に極めて有利である。上記の通り、
本発明の方法によると、式〔1〕の化合物であるニクチ
ンドール製造において、方法A、BまたはCによる収率
よりも極めて良好な収率を得ることができる。
らないため、工業的に極めて有利である。上記の通り、
本発明の方法によると、式〔1〕の化合物であるニクチ
ンドール製造において、方法A、BまたはCによる収率
よりも極めて良好な収率を得ることができる。
実際、方法Aでは目的物を約20%の収率で得、方法B
ではこの場合効果がなく、方法Cでは約50%の収率を
示しているが、本発明の方法によると終局的にニクチン
ドールを少なくとも80%以上の収率で、製造すること
ができる。つぎに示す第1、2および3表は、式〔1〕
の化合物の製造に対して本発明の方法があたえる可能性
の、より完全な評価を提供するものである。
ではこの場合効果がなく、方法Cでは約50%の収率を
示しているが、本発明の方法によると終局的にニクチン
ドールを少なくとも80%以上の収率で、製造すること
ができる。つぎに示す第1、2および3表は、式〔1〕
の化合物の製造に対して本発明の方法があたえる可能性
の、より完全な評価を提供するものである。
即ち本発明の方法によって得る収率と、方法A、Bまた
はCのあたえる収率の比較を行ったものである。方法A
、BまたはCについて第1、2または3表に列挙した結
果は、キミ・テラポティク(ChimieTherap
eutique)1973年第2号の第173〜181
頁を抜すし、したものである。風 方法Aによって得た
収率と本発明による収率′の比較′第 1 表 上記の結果は、本発明の方法を実施して得た収率が方法
Aを用いて得た収率より遥かに大きいことを示している
。
はCのあたえる収率の比較を行ったものである。方法A
、BまたはCについて第1、2または3表に列挙した結
果は、キミ・テラポティク(ChimieTherap
eutique)1973年第2号の第173〜181
頁を抜すし、したものである。風 方法Aによって得た
収率と本発明による収率′の比較′第 1 表 上記の結果は、本発明の方法を実施して得た収率が方法
Aを用いて得た収率より遥かに大きいことを示している
。
脚 万法Bによって得た収率と本発明の収率の比較第2
表 この結果によってまた、本発明の方法の適用によって得
た収率が、(2−ィソプロピル−3ーインドリル)(3
ーピリジル)ケトンに関して方法Bにあたえる収率より
も遥かに高いことが示されている。
表 この結果によってまた、本発明の方法の適用によって得
た収率が、(2−ィソプロピル−3ーインドリル)(3
ーピリジル)ケトンに関して方法Bにあたえる収率より
も遥かに高いことが示されている。
この方法Bの収率は、この方法における2ーィソプロピ
ルィンドールの重合のために0と考えてもよい。‘C}
方法Cによって得た収率と本発明の収率の比較ここで
もまた本発明の方法によって得た収率が方法Cによって
得た収率よりも遥かに良好であって、これによって本発
明の方法は、工業的見地からしても極めて大きい重要性
を持つことが判る。
ルィンドールの重合のために0と考えてもよい。‘C}
方法Cによって得た収率と本発明の収率の比較ここで
もまた本発明の方法によって得た収率が方法Cによって
得た収率よりも遥かに良好であって、これによって本発
明の方法は、工業的見地からしても極めて大きい重要性
を持つことが判る。
第3表
本発明の製造方法は、つぎに示す限定的でない実施例に
よって説明される。
よって説明される。
実施例 1
(2−イソプロピルー3ーインドリル)(3ーピリジル
)ケトンの製造三ツロフラスコの中に、3ーピリジルー
カルボン酸ナトリウム870夕(6モル)とジクロロェ
タン5そを導入する。
)ケトンの製造三ツロフラスコの中に、3ーピリジルー
カルボン酸ナトリウム870夕(6モル)とジクロロェ
タン5そを導入する。
この懸濁液に、温度40〜50℃で、ジメチルホルムア
ミド12夕とオキシ塩化燐485夕(3.15モル)と
の混合物を添加する。この反応混合物を2時間還流せし
め、ついで20ooに冷却して、第2の三ッロフラスコ
上に取付けられた導入用漏斗の中に移す。この第2のフ
ラスコには、予め0〜5℃に冷却されたジクロロェタン
1.2ぞと塩化アルミニウム1600夕(12モル)と
の懸濁液が入っている。導入用漏斗の内容物を温度を0
〜一10こ0に保持して滴下する。この滴下終了後、反
応系の温度を5℃にし、この温度を30〜40℃に保持
しつつ、これに2−インプロピルィンドール795夕(
5モル)とジクロロエタン1500の【との温溶液を迅
速に添加する。この第2の添加の後なお温度を30〜4
0qoに4時間保持する。そこで混合物の温度を200
0に下げ、それを氷500Mと濃塩酸1その混合物中に
注ぐ。縄拝しつつ、この混合物の温度を常温にもどるよ
うにする。沈殿した生成物を炉過によって分離し、それ
を15その水中に入れ、この懸濁液に30%水酸化ナト
リウム水溶液をpH3〜4に至るまで添加する。ついで
このようにして得た生成物を脱色し、テトラヒドロフラ
ン中に晶出させる。このようにして、81.1%の収率
で(2ーイソプ。ピル−3−インドリル)(3−ピリジ
ル)ケトンを得る。融点2270。実施例 2 (2−イソプロピル−3ーインドリル)(3ーピリジル
)ケトンの製造容量50そのほうろう製反応器中で、3
−ピリジルーカルボン酸ナトリウム3.192k9(2
2モル)とジクロロェタン25そとの懸濁液を作る。
ミド12夕とオキシ塩化燐485夕(3.15モル)と
の混合物を添加する。この反応混合物を2時間還流せし
め、ついで20ooに冷却して、第2の三ッロフラスコ
上に取付けられた導入用漏斗の中に移す。この第2のフ
ラスコには、予め0〜5℃に冷却されたジクロロェタン
1.2ぞと塩化アルミニウム1600夕(12モル)と
の懸濁液が入っている。導入用漏斗の内容物を温度を0
〜一10こ0に保持して滴下する。この滴下終了後、反
応系の温度を5℃にし、この温度を30〜40℃に保持
しつつ、これに2−インプロピルィンドール795夕(
5モル)とジクロロエタン1500の【との温溶液を迅
速に添加する。この第2の添加の後なお温度を30〜4
0qoに4時間保持する。そこで混合物の温度を200
0に下げ、それを氷500Mと濃塩酸1その混合物中に
注ぐ。縄拝しつつ、この混合物の温度を常温にもどるよ
うにする。沈殿した生成物を炉過によって分離し、それ
を15その水中に入れ、この懸濁液に30%水酸化ナト
リウム水溶液をpH3〜4に至るまで添加する。ついで
このようにして得た生成物を脱色し、テトラヒドロフラ
ン中に晶出させる。このようにして、81.1%の収率
で(2ーイソプ。ピル−3−インドリル)(3−ピリジ
ル)ケトンを得る。融点2270。実施例 2 (2−イソプロピル−3ーインドリル)(3ーピリジル
)ケトンの製造容量50そのほうろう製反応器中で、3
−ピリジルーカルボン酸ナトリウム3.192k9(2
2モル)とジクロロェタン25そとの懸濁液を作る。
装置と反応系を乾燥させるため、5そのジクロルェタン
を加熱蒸溜し、ついで40〜45℃に冷却する。そこで
これにジメチルホルムアミド44夕とオキシ塩化燐1.
77k9(11.55モル)を導入する。導入後、2時
間還流加熱し、ついで−10℃冷却する。0℃以下の温
度を保持しつつ、塩化アルミニウム5.87ko(44
モル)を分割導入する。
を加熱蒸溜し、ついで40〜45℃に冷却する。そこで
これにジメチルホルムアミド44夕とオキシ塩化燐1.
77k9(11.55モル)を導入する。導入後、2時
間還流加熱し、ついで−10℃冷却する。0℃以下の温
度を保持しつつ、塩化アルミニウム5.87ko(44
モル)を分割導入する。
添加終了後、反応混合物の温度を18qoにする。つい
で、これにジクロロェタン4そ中に、2ーイソプロピル
インドール3.18k9(20モル)を溶解せしめた微
温液(30oo)を導入する。この際添加終了時に、系
の温度が約40qoに達するように導入速度を調節する
。添加終了後30〜40℃に4時間加熱し、ついで20
℃に冷却する。つぎに水20クと、塩酸4夕とを入れ‐
15℃に冷却した容量100そのほうろう製反応器中に
蝿拝しつつ反応混合物を分割添加する。反応系の温度が
10〜15℃を越えないように添加速度を調節する。つ
いで鷹梓を12時間続ける。沈殿物を炉過し、水洗し、
十分に脱水する。次いで湿潤沈殿物を強蝿梓下に保持さ
れている水60その中に入れる。これに30%水酸化ナ
トリウム水溶液を徐々に添加して、府を3〜4に調節し
、なお2時間渡洋を保持する。生成沈殿物を炉過し、水
洗し、脱水し、乾燥器において約50qoに乾燥する。
かくして濃緑色の粗製(2ーィソプロピル−3−インド
リル)(3ーピリジル)ケトン4.460k9を得る。
収率は84.4%である。比較例 1 (2ーイソプロピル−3ーインドリル)(3ーピリジル
)ケトンの製造三ツロフラスコの中に、3−ピリジル−
カルボン酸ナトリウム17.4夕(0.12モル)とジ
クロロェタン170私を導入する。
で、これにジクロロェタン4そ中に、2ーイソプロピル
インドール3.18k9(20モル)を溶解せしめた微
温液(30oo)を導入する。この際添加終了時に、系
の温度が約40qoに達するように導入速度を調節する
。添加終了後30〜40℃に4時間加熱し、ついで20
℃に冷却する。つぎに水20クと、塩酸4夕とを入れ‐
15℃に冷却した容量100そのほうろう製反応器中に
蝿拝しつつ反応混合物を分割添加する。反応系の温度が
10〜15℃を越えないように添加速度を調節する。つ
いで鷹梓を12時間続ける。沈殿物を炉過し、水洗し、
十分に脱水する。次いで湿潤沈殿物を強蝿梓下に保持さ
れている水60その中に入れる。これに30%水酸化ナ
トリウム水溶液を徐々に添加して、府を3〜4に調節し
、なお2時間渡洋を保持する。生成沈殿物を炉過し、水
洗し、脱水し、乾燥器において約50qoに乾燥する。
かくして濃緑色の粗製(2ーィソプロピル−3−インド
リル)(3ーピリジル)ケトン4.460k9を得る。
収率は84.4%である。比較例 1 (2ーイソプロピル−3ーインドリル)(3ーピリジル
)ケトンの製造三ツロフラスコの中に、3−ピリジル−
カルボン酸ナトリウム17.4夕(0.12モル)とジ
クロロェタン170私を導入する。
この懸濁液に、温度40〜50qCで、ジメチルホルム
アミド0.24夕とオキシ塩化燐10.2夕(0.06
3モル)との混合物を添加する。この反応混合物を2時
間還流せしめ、ついで20午0に冷却して、第2の三ツ
ロフラスコ上に取付けられた導入用漏斗の中に移す。こ
の第2のフラスコには、予め0〜5℃に冷却されたジク
ロロェタン30の‘と塩化第2スズ62夕(0.24モ
ル)との懸濁液が入っている。導入用漏斗の内容物を温
度を0〜一10℃に保持して滴下する。この滴下終了後
、反応系の温度を5℃にし、この温度で1時間保持する
。ついで30qoに加熱し、温度を30〜40qoに保
持しつつ、これに2−ィソプロピルィンド−ル15.9
夕(0.1モル)とジクロロヱタン30の【との温溶液
を迅速に添加する。この第2の添加の後なお温度を30
CO〜40qoに4時間保持する。そこで混合物の温度
を20℃に下げ、それを氷100夕と濃塩酸20肌‘の
混合物中に注ぐ。鷹拝しつつ、この混合物の温度を常温
にもどるようにする。沈殿した生成物を炉過によって分
離し、それを300の【の水中に入れ、この懸濁液に3
0%水酸化ナトリウム水溶液を曲3〜4に至るまで添加
する。ついで、このようにして得た生成物を脱色し、テ
トラヒドロフラン中に晶出させる。このようにして、3
6.7%の収率で(2ーィソプロピル−3ーィンドリル
)(3ーピリジル)ケトンを得る。実施例3及び比較例
2(2−イソプロピルー3ーインドリル)(3−ピリジ
ル)ケトンの製造フラスコに、3ーピリジルーカルボン
酸ナトリウム87夕(0.6モル)とジクロロェタン8
50机上を導入する。
アミド0.24夕とオキシ塩化燐10.2夕(0.06
3モル)との混合物を添加する。この反応混合物を2時
間還流せしめ、ついで20午0に冷却して、第2の三ツ
ロフラスコ上に取付けられた導入用漏斗の中に移す。こ
の第2のフラスコには、予め0〜5℃に冷却されたジク
ロロェタン30の‘と塩化第2スズ62夕(0.24モ
ル)との懸濁液が入っている。導入用漏斗の内容物を温
度を0〜一10℃に保持して滴下する。この滴下終了後
、反応系の温度を5℃にし、この温度で1時間保持する
。ついで30qoに加熱し、温度を30〜40qoに保
持しつつ、これに2−ィソプロピルィンド−ル15.9
夕(0.1モル)とジクロロヱタン30の【との温溶液
を迅速に添加する。この第2の添加の後なお温度を30
CO〜40qoに4時間保持する。そこで混合物の温度
を20℃に下げ、それを氷100夕と濃塩酸20肌‘の
混合物中に注ぐ。鷹拝しつつ、この混合物の温度を常温
にもどるようにする。沈殿した生成物を炉過によって分
離し、それを300の【の水中に入れ、この懸濁液に3
0%水酸化ナトリウム水溶液を曲3〜4に至るまで添加
する。ついで、このようにして得た生成物を脱色し、テ
トラヒドロフラン中に晶出させる。このようにして、3
6.7%の収率で(2ーィソプロピル−3ーィンドリル
)(3ーピリジル)ケトンを得る。実施例3及び比較例
2(2−イソプロピルー3ーインドリル)(3−ピリジ
ル)ケトンの製造フラスコに、3ーピリジルーカルボン
酸ナトリウム87夕(0.6モル)とジクロロェタン8
50机上を導入する。
これに、温度55℃で、オキシ塩化燐48.5夕(0.
315モル)又は塩化チオニル75夕(0.63モル)
をジメチルホルムアミド1.2夕と共に加える。反応液
を還流した後、250の【の溶媒を蟹去する。得られた
粗製3−ピリジルーカルボニルクロライドに、温度0〜
5℃で、ジクロロェタン150叫と塩化アルミニウム1
60夕(1.2モル)との懸濁液を加える。反応混合物
を、温度5℃で、1時間蝿拝した後、これに、温度0〜
500で、2−インプロピルインドール79.5夕(0
.5モル)とジクロロヱタン150叫との溶液を加える
。次いで、室温で2加持間燈拝した後、混合物を氷50
0夕と濃塩酸100泌の混合物中に注いで、加水分解す
る。この反応物を1.5その水中に入れ、30%水酸化
ナトリウムをpH4〜5になるまで添加する。粗生成物
を活性炭で脱色し、テトラヒドロフランを用いて結晶化
し、目的物を得る。{1)上記でオキシ塩化燐を用いた
とき(実施例3)の(2−イソプロピル−3ーインドリ
ル)(3ーピリジル)ケトンの収量113.2夕。
315モル)又は塩化チオニル75夕(0.63モル)
をジメチルホルムアミド1.2夕と共に加える。反応液
を還流した後、250の【の溶媒を蟹去する。得られた
粗製3−ピリジルーカルボニルクロライドに、温度0〜
5℃で、ジクロロェタン150叫と塩化アルミニウム1
60夕(1.2モル)との懸濁液を加える。反応混合物
を、温度5℃で、1時間蝿拝した後、これに、温度0〜
500で、2−インプロピルインドール79.5夕(0
.5モル)とジクロロヱタン150叫との溶液を加える
。次いで、室温で2加持間燈拝した後、混合物を氷50
0夕と濃塩酸100泌の混合物中に注いで、加水分解す
る。この反応物を1.5その水中に入れ、30%水酸化
ナトリウムをpH4〜5になるまで添加する。粗生成物
を活性炭で脱色し、テトラヒドロフランを用いて結晶化
し、目的物を得る。{1)上記でオキシ塩化燐を用いた
とき(実施例3)の(2−イソプロピル−3ーインドリ
ル)(3ーピリジル)ケトンの収量113.2夕。
収率85.8%。■ 上記で塩化チオニルを用いたとき
(比較例2)の(2−イソプロピルー3ーインドリル)
(3ーピリジル)ケトンの収量74.4夕。
(比較例2)の(2−イソプロピルー3ーインドリル)
(3ーピリジル)ケトンの収量74.4夕。
収率56.3%。次に本発明の実施の態様を例示する。
1 有機媒質がジクロロェタンであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の方法。
特許請求の範囲第1項記載の方法。
2 反応が好ましくは、20〜40ooで行なわれるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。
3 アルカリ金属がナトリウムであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載の方法。
特許請求の範囲第1項記載の方法。
4 2ーイソプロピルインドールと3ーピリジルーカル
ボニルクロラィドとの反応を、3−ピリジルーカルボニ
ルクロライドを製造した煤質それ自体の中で行なうこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項及び上記1〜3に記
載の方法。
ボニルクロラィドとの反応を、3−ピリジルーカルボニ
ルクロライドを製造した煤質それ自体の中で行なうこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項及び上記1〜3に記
載の方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不活性有機媒質中3−ピリジル−カルボン酸アルカ
リ金属塩とオキシ塩化燐とを反応させて得られる3−ピ
リジル−カルボニルクロライドの未精製物を、塩化アル
ミニウムの存在下に、不活性有機媒質中温度0〜50℃
で、2−イソプロピルインドールと反応させ、得られる
錯体を常温で加水分解することを特徴とする式▲数式、
化学式、表等があります▼ で示される(2−イソプロピル−3−インドリル)(3
−ピリジル)ケトンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US05/618,278 US4009526A (en) | 1975-04-24 | 1975-09-30 | Binomial microscope |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR7417891 | 1974-05-22 | ||
FR7417891A FR2272081A1 (en) | 1974-05-22 | 1974-05-22 | Anti-inflammatory indolylpyridylketones prepn. - from 2-alkyl (or aryl) indole and pyridine carboxylic acid chlorides |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50154271A JPS50154271A (ja) | 1975-12-12 |
JPS6011038B2 true JPS6011038B2 (ja) | 1985-03-22 |
Family
ID=9139171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50056683A Expired JPS6011038B2 (ja) | 1974-05-22 | 1975-05-08 | (2―インプロピル―3―インドリル)(3―ピリジル)ケトンの製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011038B2 (ja) |
AT (1) | AT344171B (ja) |
FR (1) | FR2272081A1 (ja) |
NL (1) | NL182642C (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CS229934B2 (en) * | 1981-07-07 | 1984-07-16 | Pfizer | Production method subst.indolylacryte acid derivative |
ZA825413B (en) * | 1981-08-26 | 1983-06-29 | Pfizer | Thromboxane synthetase inhibitors, processes for their production, and pharmaceutical compositions comprising them |
-
1974
- 1974-05-22 FR FR7417891A patent/FR2272081A1/fr active Granted
-
1975
- 1975-04-25 NL NL7504913A patent/NL182642C/xx not_active IP Right Cessation
- 1975-05-08 JP JP50056683A patent/JPS6011038B2/ja not_active Expired
- 1975-05-22 AT AT389175A patent/AT344171B/de not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AT344171B (de) | 1978-07-10 |
NL7504913A (nl) | 1975-11-25 |
NL182642C (nl) | 1988-04-18 |
NL182642B (nl) | 1987-11-16 |
ATA389175A (de) | 1977-11-15 |
JPS50154271A (ja) | 1975-12-12 |
FR2272081A1 (en) | 1975-12-19 |
FR2272081B1 (ja) | 1977-03-11 |
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