JPH0331264A - ベンズイミダゾール誘導体 - Google Patents

ベンズイミダゾール誘導体

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JPH0331264A
JPH0331264A JP16508489A JP16508489A JPH0331264A JP H0331264 A JPH0331264 A JP H0331264A JP 16508489 A JP16508489 A JP 16508489A JP 16508489 A JP16508489 A JP 16508489A JP H0331264 A JPH0331264 A JP H0331264A
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Kiyoto Goto
清人 後藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はベンズイミダゾール誘導体及びその塩に関する
従来の技術 本発明のベンズイミダゾール誘導体及びその塩は文献未
載の新規化合物である。
発明が解決しようとする課題 本発明は、後記するように医薬品として有用な化合物を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明によれば、下記一般式(1)で表わされるベンズ
イミダゾール誘導体が提供される。
5 〔式中R+及びR2は同−又は異なって水素原子、低級
アルキル基又はハロゲン原子を、R3は低級アルキル基
、置換基として低級アルキル基を有することのあるフェ
ニル基、ハロゲン置換低級アルキル基、アミノ基、低級
アルキルアミノ基又は低級アルカノイルアミノ基を R
4は水素原子、低級アルキル基、ニトロ基又はアミノ基
を、R5は水素原子、ヒドロキシル基又はベンジルオキ
シ基を、R6は水素原子又は低級アルキル基をそれぞれ
示し、nは0又は1である。
但し、以下の1)〜3)の場合を除く。
1) R3が低級アルキル基、置換基として低級アルキ
ル基を有することのあるフェニル基、アミノ基又は低級
アルキルアミノ基で R1及びR2が水素原子、R4及
びR6が低級アルキル基、R5がヒドロキシル基及びn
が0の場合。
2)  R1、R2、R4及びR6が共に水素原子で 
R3が低級アルキル基又はフェニル基、R5がヒドロキ
シル基及びnがOの場合。
3) R3がアミノ基又は水素原子で、R4R5及びR
6が共に水素原子、R1及びR2が共に水素原子又は共
に低級アルキル基及びnが1の場合。〕 上記一般式(1)で表わされる本発明の化合物及びその
塩は、抗菌、抗ウィルス、抗炎症、抗リウマチ等の薬理
作用を示し、従って抗菌剤、抗ウィルス剤、抗炎症剤、
抗リウマチ剤等の医薬品として有用である。
本明細書において、低級アルキル基としては、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、terl−ブチル、ペンチル、ヘキシル基等の
直鎖又は分枝鎖状低級アルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基を有することのあるフェニ
ル基としては、例えばフェニル、2−メチルフェニル、
3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチル
フェニル、4−エチルフェニル、4−プロピルフェニル
、3− (1−メチルエチル)フェニル、41erl−
ブチルフェニル、3−ブチルフェニル、4−ペンチルフ
ェニル、4−へキシルフェニル基等を例示できる。
ハロゲン置換低級アルキル基としては、例えばトリフル
オロメチル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプ
ロピル、ノナフルオロブチル、ウンデカフルオロペンチ
ル、トリデカフルオロヘキシル基等を例示できる。
低級アルキルアミノ基としては、例えばN−メチルアミ
ノ、N−エチルアミノ、N−プロピルアミノ、N−(1
−メチルエチル)アミノ、N−ブチルアミノ、N −(
lctl−ブチル)アミノ、N−ペンチルアミノ、N−
へキシルアミノ、N、N−ジメチルアミノ、(N−メチ
ル、N−エチル)アミノ、N、N−ジエチルアミノ、N
、N−ジプロピルアミノ、N、N−ジブチルアミノ、N
、N−ジエチルアミノ、N、N−ジエチルアミノ基等を
例示できる。
低級アルカノイルアミノ基としては、例えばアセチルア
ミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、バレリル
アミノ、カプロイルアミノ、ヘプタノイルアミノ基等を
例示できる。
ハロゲン原子には、弗素原子、塩素原子、臭素原子及び
沃素原子が包含される。
本発明のベンズイミダゾール誘導体は、各種の方法によ
り製造することができる。その具体例を下記各反応工程
式に示す。
〈反応工程式−1〉 (2) (3) (4) (5) OH(■a) 〔式中R1、R2、R4及びR6は前記に同じ。
R3aは低級アルキル基又はハロゲン置換低級アルキル
基を示す。但しR3aが低級アルキル基のとき、R1及
びR2が水素原子で且つR4及びR6が共に水素原子又
は共に低級アルキル基であってはならない。〕 上記反応工程式−1に示す縮合反応は、公知の方法、例
えばライカーら(^、 Re1ker el al、)
によるテトラヘドロン[Tc1rahedton 、 
 23゜3723 (1967)]に記載の方法や、フ
イグエラスら(J、 Figueras el al、
)によるジャーナル オブ オーガニック ケミストリ
ー[J、Org。
Chem、、36.3497 (1971)]に記載の
方法に準じて実施することができる。より詳細には、上
記縮合反応は、例えば酢酸、三弗化硼素・エチルエーテ
ル錯体(BF3 ・Et20)等を触媒として用い、化
合物(2)に対して化合物(3)を約1〜5倍モル量程
度使用して、無溶媒でもしくはテトラヒドロフラン(T
ilF)、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル
類、クロロホルム、1.2−ジクロロエタン等のハロゲ
ン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳
香族炭化水素類等の適当な溶媒中で、約30〜200℃
の温度範囲で実施できる。
上記により得られる化合物(4)は、これを反応系内よ
り単離することなく、引続く還元反応に供することがで
きるが、勿論単離してもよい。
上記化合物(4)の還元反応は、通常の方法に従い、例
えば上記反応生成物を水中に移し、約2〜50倍モル量
のハイドロサルファイドナトリウム(Na2S20a 
)水溶液を添加することにより実施できる。また上記還
元反応は、酢酸中で亜鉛末を用いる方法や、酢酸エチル
、アルコール、T II F 、水等の適当な溶媒中で
、パラジウム−炭素や白金(PtO2)等を触媒として
接触水添する方法等によっても実施することができ、か
くして化合物(5)を収得できる。
引き続く化合物(5)の環化反応は、該化合物(5)を
化合物R3a−COOHと反応させることにより実施で
きる。上記化合物R33−COoIIの使用割合は、化
合物(5)に対して通常約10〜50倍モル量程度とさ
れるのがよく、反応は室温〜100℃程度の温度範囲で
、約1〜10時間攪拌することにより進行し、か(して
目的化合物(1a)を収得できる。
く反応工程式−2〉 (4) (5) (6) 〔式中、R1、R2、R4及びR6は前記に同じ。
R3bは低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基
又は置換基として低級アルキル基を有することのあるフ
ェニル基を示す。但しR3bが低級アルキル基又は置換
基として低級アルキル基を有することのあるフェニル基
のとき、R1及びR2が水素原子で且つR4及びReが
共に水素原子又は共に低級アルキル基であってはならな
い。〕 上記反応工程式−2に示す化合物(4)のアシル化反応
は、適当な適当なアシル化剤を用いて、不活性溶媒中で
実施できる。該アシル化剤としては、例えばアセチルク
ロライド、アセチルブロマイド、プロピオニルクロライ
ド、ブチリルクロライド、イソブチリルクロライド、バ
レリルクロライド、イソバレリルクロライド、ピバロイ
ルクロライド、ヘプタノイルクロライド等の低級アルキ
ルカルボニルハライド類、トリフルオロアセチルクロラ
イド、ペンタフルオロプロピオニルクロライド、ヘプタ
フルオロブチリルクロライド、ノナフルオロバレリルク
ロライド、ウンデカフルオロカプロイルクロライド、ト
リデカフルオロヘプタノイルクロライド等のハロゲン置
換低級アルキルカルボニルハライド類、ベンゾイルクロ
ライド等を使用できる。また不活性溶媒としては、例え
ばTHF、エーテル類、クロロホルム、ジクロロメタン
、ジメチルホルムアミド(DMF) 、N、N−ジメチ
ルアセトアミド(DMA)等を使用できる。上記アシル
化反応は、また適当な塩基性化合物、例えばトリエチル
アミン、ピリジン、コリジン等の存在下に良好に進行す
る。アシル化剤及び塩基性化合物の使用量は、原料化合
物(4)に対して通常それぞれ約1〜3倍モル量程度、
好ましくは約1〜1.1倍モル量程度とするのがよ(、
反応は一般に約−20℃〜30℃の温度範囲で、約30
分〜3時間程度で完結する。
また化合物(5)の還元反応は、前記反応工程式−1に
示したそれと同様にして実施できる。
更に化合物(6)の環化反応は、通常の方法に従い、適
当な酸溶媒中、約り℃〜溶媒の沸点温度、好ましくは室
温〜100℃程度の条件下において、約10分〜1時間
程度を要して行われる。尚、上記酸溶媒としては、通常
酢酸、ポリリン酸等が用いられる。
〈反応工程式−3〉 (7) 〔式中R1、R2、R4及びR6は前記に同じ。
R7は低級アルキル基を示す。但しR1及びR2が水素
原子で且つR4及びR6が共に低級アルキル基の場合を
除く。〕 反応工程式−3に示す化合物(7)と化合物(8)との
反応は、適当な溶媒中にて、化合物(8)に対して化合
物(7)を1〜2倍モル量程度用いて行われる。溶媒と
しては、例えばメタノール、エタノール等のアルコール
類を使用できる。
反応は、通常室温〜溶媒の沸点付近の温度にて、約5〜
25時間で進行し、かくして目的化合物(IC)を収得
できる。
上記で得られる化合物(IC)の脱炭酸反応は、適当な
酸溶媒中で行ない得る。酸溶媒としては、例えば塩酸水
溶液、硫酸水溶液等を利用できる。
反応は通常室温〜溶媒の沸点温度付近にて、約10〜2
5時間で進行し、この反応により目的化合物(1d)を
収得できる。
更に化合物(IC)の還元反応Bは、例えばエーテル類
やTHF等の適当な不活性溶媒中で、水素化アルミニウ
ムリチウム(LiAIIL4)等の通常の還元剤を用い
て行ない得る。上記還元剤の使用量は、化合物(1c)
に対して通常約1〜10倍モル量程度の範囲から選択で
きる。反応は0℃付近〜溶媒の沸点温度付近の温度下に
進行する。上記還元反応により、目的化合物(1e)を
収得できる。
く反応工程式−4〉 H ti (1f) (1g) 〔式中R1、R2、Re及びnは前記に同じ。
R3Cは低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基
、低級アルキル基を有することのあるフェニル基、アミ
ノ基又は低級アルキルアミノ基を示す。但しR3Cが低
級アルキル基又はフェニル基で、R1、、R2及びR6
が共に水素原子で且つnが0の場合を除く。〕 反応工程式−4に示す化合物(1f)の脱t−Bu化反
応は、適当な溶媒中、酸の存在下に加熱処理することに
より実施され、該反応により化合物(1g)を得ること
ができる。ここで用いられる酸としては、例えば濃塩酸
、硫酸、リン酸、トリフルオロ酢酸等を例示できる。ま
た溶媒としては水又はT HF 、ジオキサン、エタノ
ール等の水とよく混ざりあう不活性溶媒を例示できる。
加熱処理は、通常約り5℃〜150℃程度の温度下に実
施できる。
〈反応工程式−5〉 〔式中R1、R2、R5、R6及びnは前記に同じ。R
3dは低級アルカノイルアミノ基を、R4aは水素原子
、低級アルキル基又はニトロ基を示す。但しR4mが水
素原子のとき、R5はヒドロキシル基であってはならな
い。〕 〈反応工程式−5′〉 〔式中R1、R2、R”、R6及びnは前記に同じ。〕 上記反応工程式−5及び−5′に示す化合物(1h)及
び化合物(lh’)のアシル化反応は、いずれも塩基性
溶媒中で又は塩基触媒の存在下不活性溶媒中で、原料化
合物と酸無水物とを反応させることにより行ない得る。
上記塩基性化合物としては、例えばピリジン、コリジン
、ルチジン、トリエチルアミン等を使用できる。不活性
溶媒としては、例えばT HF 、エーテル、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、DMF等を使用でき、この場合
上記塩基性溶媒を塩基触媒として約1〜3倍モル量程度
併用する。また酸無水物としては、例えば無水酢酸、無
水プロピオン酸、無水酪酸、無水吉草酸、無水カプロン
酸、無水へブタン酸等を使用できる。
更に、上記反応工程式−5′に示す化合物(lh’)の
部分加水分解反応は、例えば水酸化アルカリを用いたア
ルカリ加水分解法に従って実施できる。ここで水酸化ア
ルカリとしては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を
使用でき、これは通常化合物(lh’)に対して等モル
−2o倍モル量程度の範囲で利用できる。反応は一般に
アルコール、水、之等の混合溶媒中で、約り0℃〜溶媒
の沸点範囲の温度下に実施され得る。
く反応工程式−6〉 H H (1j) (1k) TI (11) 〔式中R1、R2、R6及びnは前記に同じ。
R3eは低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基
又は低級アルカノイルアミノ基を示す。〕上上記反応工
程−6に示す化合物(1j)のニトロ化反応は、常法に
従って、例えばニトロ化剤として硝酸、硝酸−硫酸、硝
酸−酢酸、硝酸塩−硫酸等を用い、無溶媒又は適当な溶
媒中で実施できる。上記ニトロ化剤は、通常原料化合物
に対して大過剰量使用される。溶媒としては酢酸、硫酸
等を使用するのが好ましい。反応温度としては−般に約
25〜100℃程度の範囲を採用するのがよい。
また、上記で得られる化合物(1k)は、そのニトロ基
を還元することにより、化合物(11)に導くことがで
きる。該還元反応は、一般によく知られた方法、例えば
酸と金属又は金属塩を用いる還元方法、硫化物による還
元方法、接触水素添加方法等により行なうことができる
。之等の内でも特に酸と金属又は金属塩を用いる方法は
好ましく、この方法において酸としては代表的には塩酸
が、金属又は金属塩としては錫、鉄、ニッケル、塩化第
−錫等がそれぞれ好適に用いられる。また硫化物による
還元方法において用いられる硫化物としては、例えばハ
イドロサルファイドナトリウム(Na28204 )等
が好適である。
く反応工程式−7〉 (9) (10) (1m) 〔式中R1、R2、R4及びR6は前記に同じ。
R3fは低級アルキル基、ハロゲン置換低級アルキル基
、アミノ基又は低級アルカノイルアミノ基を、R51は
水素原子又はベンジルオキシ基を、Xはハロゲン原子を
それぞれ示す。但しR31がアミノ基で、R1及びR2
が共に水素原子又は共に低級アルキル基で且っR4、R
b2及びR6が水素原子である場合を除く。〕 上記反応工程式−7に示す化合物(9)と化合物(10
)との反応(ベンジル化反応)は、通常塩基の存在下に
不活性溶媒中で行われる。ここで塩基としては、例えば
水素化ナトリウム、水素化リチウム等の金属水素化物を
、不活性溶媒としては、例えばDMF、THF等をそれ
ぞれ好適に利用できる。上記ベンジル化反応は、通常0
〜80℃の温度範囲にて約30分〜3時間程度を要して
行われ、かくして目的化合物(1m)を収得できる。
尚、上記反応工程式−7で得られる化合物(1m)の内
、Rb2がベンジルオキシ基である化合物は、次の反応
工程式−8に示す方法によって、対応する化合物(1p
)に変換することができる。
く反応工程式−8〉 同じ。〕 上記反応工程式−8に示す化合物(1m)の脱ベンジル
化反応は、通常の方法に従い実施できる。
この方法としては、例えば酢酸エチル、アルコール、T
IIF等の適当な溶媒中で、パラジウム−炭素や二酸化
白金等の触媒を用いて、接触水添する方法を例示できる
上記各反応工程式に示す方法により得られる目的化合物
は、慣用の分離手段により容易に単離精製できる。該手
段としては例えば溶媒抽出、再結晶、カラムクロマトグ
ラフィー等を例示できる。
また、本発明化合物(1)は、これに常法に従い適当な
酸性化合物を付加反応させることにより、容易に医薬的
に許容される酸付加塩とすることができ、該酸付加塩は
遊離形態の本発明化合物と同様の薬理活性を有しており
、本発明はかかる酸付加塩をも包含する。上記酸付加塩
を形成し得る酸性化合物としては、例えば塩酸、硫酸、
リン酸、臭化水素酸等の無機酸及びシュウ酸、マレイン
酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香
酸、ベンゼンスルホン酸等の有機酸を例示できる。更に
本発明化合物中、遊離のカルボキシル基を有するものは
、これを常法に従いアルカリ金属塩、例えばナトリウム
塩、カリウム塩等、アルカリ土類金属塩、例えばカルシ
ウム塩、マグネシウム塩等、モの他銅塩等とすることが
でき、之等も遊離形態の本発明化合物と同様の薬理活性
を有しており、本発明範囲内に包含される。
実   施   例 以下、本発明を更に詳しく説明するため、本発明化合物
の製造例を実施例として挙げる。
実施例 1 l−(3,5−ジー+crt−ブチルー4−ヒドロキシ
フェニル)−2−)リフルオロメチルベンズイミダソー
ルの製造 2.6−シーfert−ブチル−1,4−ベンゾキノン
2.1g及び0−フ二二レンジアミン1.7gをTII
F100z/に溶解し、この溶液に三弗化硼素・エーテ
ル錯体[BF3 ・E t2010.311を加え、1
5時間還流させた。濃縮して得られる粗生成物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ジエチルエ
ーテル:n−ヘキサン=1:10)により精製して、赤
紫色結晶を得た。
得られた結晶7.5gをピリジン50zA’に溶かし、
無水トリフルオロ酢酸571を加え、室温にて1時間攪
拌した。反応混合物を水中に注ぎ込み、酢酸エチルで抽
出した。抽出層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、濃縮した。得られた粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒ニジエチルエーテ
ル:n−ヘキサン=1:10)により精製して、赤色化
合物8.36gを得た。
上記で得られた化合物をT HF 70 xiに溶解し
、10%Na2 S204水溶液370y/を加え、室
温にて10分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチ
ルで抽出し、硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。得
られた粗生成物を酢酸160zlに溶解し、95〜10
0℃で10分間攪拌した。反応終了後、濃縮し、飽和重
曹水を加えてアルカリ性とし、クロロホルムで抽出した
。抽出層を硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホルム
:酢酸エチル=50:1)により精製して、目的化合物
の白色結晶4.3gを得た。
得られた化合物の構造及び物性(融点及び“tT−N 
M R値)を第1表に化合物N011として示す。
実施例 2〜5 実施例1と同様にして、第1表に示す各化合物(化合物
NO12〜化合物No、5)を製造した。
得られた各化合物の構造及び物性を第1表に併記する。
実施例 6 l−(3,5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシ
フェニル)−2−アミノ−5,6−シクロロペンズイミ
ダゾールの製造 2.6−ジ−1erl−ブチル−4−(2−アミノ−4
,5−ジクロロフェニルアミノ)−フェノール6.8g
及び1.3−ジカルボエトキシーS−メチルイソ尿素4
.18gをエタノール105y/に溶解し、5.5時間
還流した。反応終了後、濃縮により得られた粗結晶をエ
ーテルで洗浄し、白色結晶6.8gを得た。これをDM
F80yA’に溶かし、110℃で24時間攪拌した。
反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチ
ル層を硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮により得られ
た粗結晶をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒;クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製
して、目的化合物810mgを得た。
得られた化合物の構造及び物性を第1表に化合物No、
6として示す。
実施例 7 1− (3−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−1リフルオロメチルベンズイミダゾールの製
造 実施例1で得られた化合物4.3gに、リン酸13.8
7A’と水2.5xlとを加え、150℃で3時間攪拌
した。放冷後、飽和重曹水を加えてアルカリ性とし、ク
ロロホルムで抽出した。抽出層を硫酸マグネシウムで乾
燥し、濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(
展開溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=30:1)にて
精製して、目的化合物1.3gを得た。
得られた化合物の構造及び物性を第1表に化合物No、
7として示す。
実施例 8〜17 実施例7と同様にして第1表に示す化合物N。
8〜17を製造した。
各化合物の構造及び物性を第1表に示す。
実施例18 1− (3−fert−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−2−アセチルアミノベンズイミダゾールの製造 実施例15で得られた化合物500mgを、無水酢酸0
.5xlとピリジン5 xiに溶かし、室温にて15時
間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出
し、酢酸エチル層を硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮
して得られた結晶350mgをメタノール30ylに溶
かし、これに3.5%水酸化ナトリウム水溶液1011
を加え、室温にて30分間攪拌した。塩酸を加えて中性
とした後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を硫酸マ
グネシウムで乾燥後、濃縮し、得られた結晶をエーテル
で洗浄して、目的化合物150mgを得た。
得られた化合物の構造及び物性を第1表にNo。
18として示す。
実施例19 1   (3−terl−ブチル−4−ヒドロキシ−5
ニトロフエニル)−2−トリフルオロメチルベンズイミ
ダゾールの製造 実施例7で得られた化合物300mgを、酢酸611に
溶解し、これに酢酸0.21ylに溶かした濃硝酸28
0111を加え、85〜90℃で15分間攪拌した。放
冷後、飽和重曹水を加えてアルカリ性とし、クロロホル
ムで抽出した。抽出層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒
;クロロホルム:n−ヘキサン=2 : 1)にて精製
して、目的化合物130mgを得た。
得られた化合物の構造及び物性を第1表に化合物No、
L9として示す。
実施例20 1−(3−!tri−ブチルー4−ヒドロキシ−5−ア
ミノフェニル)−2−トリフルオロメチルベンズイミダ
ゾールの製造 実施例19で得られた化合物80mgを、T I−I 
F311!に溶解し、これに水5 xiに溶かしたNa
2820a 360111gを加え、室温にて30分間
攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮後、得ら
れた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(
展開溶媒;クロロホルム:n−ヘキサン=5 : 1)
にて精製して、目的化合物63mgを得た。
得られた化合物の構造及び物性を第1表に化合物No、
20として示す。
実施例21 1−ベンジル−2−トリフルオロメチルベンズイミダゾ
ールの製造 水素化ナトリウム105mgをDMF5yA’に懸濁さ
せ、これにD M F 5 xiに溶解した2−トリフ
ルオロベンズイミダゾール500mgを加え、室温にて
15分間攪拌した。反応混合物に臭化ベンジル460m
gのDMF3zA’溶液を加えた後、室温テ2.1時間
攪拌した。
反応終了後、反応混合物中に水を加え、酢酸エチルで抽
出し、酢酸エチル抽出層より得た粗生成物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ジエチルエーテ
ル:n−ヘキサン=5 : 1)にて精製して、目的化
合物630mgを得た。
得られた化合物の構造及び物性を第1表に化合物No、
21として示す。
実施例22 実施例21と同様にして、第1表に示す化合物No、2
2を製造した。
得られた化合物の構造及び物性を第1表に示す。
実施例23 1− [(3−terf−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)メチル]−2−)リフルオロメチルベンズイミダ
ゾールの製造 実施例22で得られた化合物1.3gを酢酸エチル80
11に溶解し、これに触媒として10%パラジウム−炭
素130111gを加えた。容器内を水素ガスで置換し
、室温にて3日間攪拌した。触媒を炉去し、炉液を濃縮
して得られた粗生成物を、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ジエチルエーテル:n−ヘキサン
=1:5)にて精製して、目的化合物880mgを得た
得られた化合物の構造及び物性を第1表に化合物No、
23として示す。
第 表 (以 上)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R^1及びR^2は同一又は異なって水素原子、
    低級アルキル基又はハロゲン原子を、 R^3は低級アルキル基、置換基として低級アルキル基
    を有することのあるフェニル基、ハロゲン置換低級アル
    キル基、アミノ基、低級アルキルアミノ基又は低級アル
    カノイルアミノ基を、R^4は水素原子、低級アルキル
    基、ニトロ基又はアミノ基を、R^5は水素原子、ヒド
    ロキシル基又はベンジルオキシ基を、 R^6は水素原子又は低級アルキル基をそれぞれ示し、
    nは0又は1である。但し、以下の1)〜3)の場合を
    除く。 1)R^3が低級アルキル基、置換基として低級アルキ
    ル基を有することのあるフェニル基、アミノ基又は低級
    アルキルアミノ基で、R^1及びR^2が水素原子、R
    ^4及びR^6が低級アルキル基、R^5がヒドロキシ
    ル基及びnが0の場合。 2)R^1、R^2、R^4及びR^6が共に水素原子
    で、R^3が低級アルキル基又はフェニル基、R^5が
    ヒドロキシル基及びnが0の場合。 3)R^3がアミノ基又は水素原子で、R^4、R^5
    及びR^6が共に水素原子、R^1及びR^2が共に水
    素原子又は共に低級アルキル基及びnが1の場合。〕 で表わされるベンズイミダゾール誘導体及びその塩。
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