JPS6010770Y2 - 連続鋳造用鋳型 - Google Patents
連続鋳造用鋳型Info
- Publication number
- JPS6010770Y2 JPS6010770Y2 JP1092678U JP1092678U JPS6010770Y2 JP S6010770 Y2 JPS6010770 Y2 JP S6010770Y2 JP 1092678 U JP1092678 U JP 1092678U JP 1092678 U JP1092678 U JP 1092678U JP S6010770 Y2 JPS6010770 Y2 JP S6010770Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- mold
- continuous casting
- nickel
- casting mold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Continuous Casting (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は低炭素鋼、高炭素鋼、ステンレス鋼、特殊鋼
等の連続鋳造に用いる鋳型の改良に関する。
等の連続鋳造に用いる鋳型の改良に関する。
この種連続鋳造用鋳型においては、銅あるいは銅合金で
形成された鋳型基体の内壁面に硬質メッキを施して寿命
延長並びに鋳片への銅混入防止を図ることは公知である
。
形成された鋳型基体の内壁面に硬質メッキを施して寿命
延長並びに鋳片への銅混入防止を図ることは公知である
。
この鋳型基体内壁面のメッキとしてクロムメッキを施し
ても、画材質問の熱膨張差が大きいため簡単に剥離し所
期の効果が得られず、そのため鋳型基体内壁面にニッケ
ルまたはコバルト若しくはニッケル・コバルトのメッキ
（以下ニッケル等のメッキという）を施して中間メッキ
層を形威しその上にクロムメッキを施すことによりメッ
キの密着性を向上させる工夫がなされ、実施されている
。
ても、画材質問の熱膨張差が大きいため簡単に剥離し所
期の効果が得られず、そのため鋳型基体内壁面にニッケ
ルまたはコバルト若しくはニッケル・コバルトのメッキ
（以下ニッケル等のメッキという）を施して中間メッキ
層を形威しその上にクロムメッキを施すことによりメッ
キの密着性を向上させる工夫がなされ、実施されている
。
この従来法によればクロムメッキの密着性は可成り改善
されるが、完全にクロムメッキの剥離性を防止するまで
には至っていない。
されるが、完全にクロムメッキの剥離性を防止するまで
には至っていない。
本考案は上記現状を更に改良し鋳型の耐久性向上を図る
ことを企図し、数回に亘って実験を行なった結果なされ
たものであって、第１図に示す如く鋳型基体１にニッケ
ル等のメッキ２を施し、その上に鉄をメッキ３し、その
上にクロムメッキ４を施すことにより良好なメッキの密
着性を有する鋳型とした点を特徴とする。
ことを企図し、数回に亘って実験を行なった結果なされ
たものであって、第１図に示す如く鋳型基体１にニッケ
ル等のメッキ２を施し、その上に鉄をメッキ３し、その
上にクロムメッキ４を施すことにより良好なメッキの密
着性を有する鋳型とした点を特徴とする。
すなわち鋳型基体１を形成する銅あるいは銅合金の熱膨
張率は１６．５ Ｘ １０＝／ ｄｅｇ、中間メッキ層
２を形成するニッケル等のそれは１３．３Ｘ １０−６
／ｄｅｇでこの程度の差であれば充分な密着性が保たれ
るが、クロムの熱膨張率は６．２ Ｘ １０−６／ｄｅ
ｇであって、上記したニッケル等とでは可成りの差があ
り、ためにニッケル等のメッキ２の上にクロムメッキ４
を施すと充分な密着性が得られず、既述したような剥離
が生じる。
張率は１６．５ Ｘ １０＝／ ｄｅｇ、中間メッキ層
２を形成するニッケル等のそれは１３．３Ｘ １０−６
／ｄｅｇでこの程度の差であれば充分な密着性が保たれ
るが、クロムの熱膨張率は６．２ Ｘ １０−６／ｄｅ
ｇであって、上記したニッケル等とでは可成りの差があ
り、ためにニッケル等のメッキ２の上にクロムメッキ４
を施すと充分な密着性が得られず、既述したような剥離
が生じる。
本考案において、上記両メッキ層２，４間に介在する鉄
メッキ３はその熱膨張率が１１．５Ｘ１０−６／ｄｅｇ
で両メッキ層２，４の熱膨張率の略々中間の値を有する
ため、その何れに対しても極めて良好な密着性を確保す
ることができ、上記クロムメッキの剥離が抑止されるの
である。
メッキ３はその熱膨張率が１１．５Ｘ１０−６／ｄｅｇ
で両メッキ層２，４の熱膨張率の略々中間の値を有する
ため、その何れに対しても極めて良好な密着性を確保す
ることができ、上記クロムメッキの剥離が抑止されるの
である。
なお、これらメッキ層を形成するには常法どおり電気メ
ツキ法を実施すればよく、また各メッキ層の厚みはニッ
ケル等のメッキ層２を略々１０〜３０００μ、鉄メッキ
層３を略々１０〜３０００μ、クロムメッキ層４を２０
〜１０００μとし、全体として５００μ〜２０００μ程
度の厚みとするのが好ましい。
ツキ法を実施すればよく、また各メッキ層の厚みはニッ
ケル等のメッキ層２を略々１０〜３０００μ、鉄メッキ
層３を略々１０〜３０００μ、クロムメッキ層４を２０
〜１０００μとし、全体として５００μ〜２０００μ程
度の厚みとするのが好ましい。
次に本考案の効果について従来との比較において説明す
る。
る。
基体内壁面に４００μ厚のニッケルメッキを施し、その
上に５００μ厚で鉄をメッキし更に８００μ厚のクロム
メッキを施した本考案の鋳型を用いて、炭素鋼を長辺１
５００Ｗ７！ ｘ短辺２７−のスラブに連続鋳造した。
上に５００μ厚で鉄をメッキし更に８００μ厚のクロム
メッキを施した本考案の鋳型を用いて、炭素鋼を長辺１
５００Ｗ７！ ｘ短辺２７−のスラブに連続鋳造した。
また同時に従来のメッキを施した鋳型を用いて上記同様
の連続鋳造を行なった。
の連続鋳造を行なった。
この従来の鋳型としては基体内壁面に９００μ厚のニッ
ケルメッキを施し、その上に８００μ厚のクロムメッキ
を施したものが供された。
ケルメッキを施し、その上に８００μ厚のクロムメッキ
を施したものが供された。
第１表は上記それぞれの場合について鋳型の寿命を鋳造
溶鋼量で示したものである。
溶鋼量で示したものである。
上表より明らかな如く本考案によれば従来のメッキを施
した鋳型の３倍程度の寿命が確保できる。
した鋳型の３倍程度の寿命が確保できる。
第１図は本考案の連続鋳造用鋳型のメッキ構造を示す鋳
型−辺の断面図である。 図中、１・・・・・・鋳型基体、２・・・・・・ニッケ
ル等のメッキ、３・・・・・・鉄メッキ層、４・・・・
・・クロムメッキ層。
型−辺の断面図である。 図中、１・・・・・・鋳型基体、２・・・・・・ニッケ
ル等のメッキ、３・・・・・・鉄メッキ層、４・・・・
・・クロムメッキ層。
Claims (1)
- 銅または銅合金により形威された鋳型基体内壁面にニッ
ケルまたはコバルト若しくはニッケル・コバルトのメッ
キを施腰その上に鉄をメッキしたのちクロムメッキを施
したことを特徴とする連続鋳造用鋳型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1092678U JPS6010770Y2 (ja) | 1978-01-31 | 1978-01-31 | 連続鋳造用鋳型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1092678U JPS6010770Y2 (ja) | 1978-01-31 | 1978-01-31 | 連続鋳造用鋳型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54116227U JPS54116227U (ja) | 1979-08-15 |
| JPS6010770Y2 true JPS6010770Y2 (ja) | 1985-04-11 |
Family
ID=28824410
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1092678U Expired JPS6010770Y2 (ja) | 1978-01-31 | 1978-01-31 | 連続鋳造用鋳型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6010770Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0677789B2 (ja) * | 1987-07-03 | 1994-10-05 | 株式会社神戸製鋼所 | 連続鋳造用鋳型 |
-
1978
- 1978-01-31 JP JP1092678U patent/JPS6010770Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54116227U (ja) | 1979-08-15 |
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