JPS6010610Y2 - メダル等の排出装置 - Google Patents

メダル等の排出装置

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JPS6010610Y2
JPS6010610Y2 JP3846079U JP3846079U JPS6010610Y2 JP S6010610 Y2 JPS6010610 Y2 JP S6010610Y2 JP 3846079 U JP3846079 U JP 3846079U JP 3846079 U JP3846079 U JP 3846079U JP S6010610 Y2 JPS6010610 Y2 JP S6010610Y2
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JP
Japan
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medal
medals
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lid frame
moving
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JP3846079U
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JPS55138977U (ja
Inventor
捷右 吉川
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株式会社共和科学機材
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はメダル等の排出装置、更に詳しくはメダルを使
用してゲームを行なうメダルゲーム機に使用するのに最
適なメダル等の排出装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来よりメダルを用いてゲームを行なうゲーム機は、ゲ
ームの終了時に得た得点に相当するメダルをゲーム機外
に排出し、この排出されたメダルを用いて、更にゲーム
が行なえるように形成されていた。
このようなメダルの排出装置としては、メダル保持筒最
下端に、移動自在な排出板を設け、この排出板に電磁ソ
レノイドの作用端を連結すると共に、この電磁ソレノイ
ドの作用方向とは逆方向に引張スプリングを連結させ、
電磁ソレノイドの励磁あるいは消磁によって、前記排出
板を移動させることでメダルを排出するように形成され
ていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このような従来の排出装置には、大きな3つの問題点が
あった。
第1の問題点は、メダル排出時及び、メダルを排出した
排出板が復帰する時に、保持筒に保持されている残留メ
ダルの全重量が排出板上面に加わるために、排出板の移
動にかなりの力を必要とし、いきおい大型の電磁ソレノ
イドを必要とすることであった。
また第2の問題点は、排出板が完全に復帰しないと、桟
積メダルが次に排出されるべく1段落下しないので、例
えば続けて数枚排出する時には、排出板の完全復帰が行
なわれた後に若干のタイムラグを設けて次の排出をしな
いことには、落下したメダルが振動しており、排出ミス
を生じることともなっていた。
また特にこのような現象は、桟積メダル枚数が少ない場
合に多く生じていた。
更に第3の問題点は、従来の排出装置に用いていた排出
板が、その先端で排出すべきメダルの側面に圧接し、か
つ2枚−緒に排出してしまうことがないように、メダル
厚よりも薄く形成されていたために、排出すべきメダル
の側面全高に渡って接するものではなかった。
それ故に、長期間の使用によって排出板が摩耗して薄く
なった時には、排出板がメダルの下面を通過してしまっ
て、排出不能となることもあった。
そこで本考案は、前述した従来の排出装置の欠点を解消
するために、小型のソレノイドでも充分使用可能であり
、かつ排出ミスが皆無であるメダル等の排出装置を提供
することによって、省資源、省電力に対応すると共に、
信頼性の向上をも図ることを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前述した目的を遠戚するために、本考案は、難砕から上
方にメダル保持筒を立設させ、このメダル保持筒下部に
相当する蓋枠の、一方側底面にはメダルの排出口を設け
、他方側の底面上方には型枠底面との間にメダルの厚さ
より若干低い間隙を有するように押さえ片を設けると共
に、メダルの排出口から押さえ片下方にかけての型枠底
面に移動長孔を穿設し、この移動長孔に沿って移動自在
にした移動体を型枠下方に配置し、この移動体の移動開
始前には上端面が押さえ片下面に圧接し、移動時には移
動長孔からメダル保持筒内に弾性的に突出する排出体を
、この排出体が押さえ片下方からメダルの排出口にかけ
て移動されるよう前記前記移動体に設けたことを特徴と
する。
〔作 用〕
メダルを排出する以前は、移動体の排出体は、その上端
面が押さえ片の下端面に圧接しているもである。
次に、メダルを排出するべく移動体が移動を開始すると
、排出体は上端面が押さえ片から離れて、排出するメダ
ルの上段のメダル下面に達するまで上方に突出し、排出
するメダルの側面全高に渡って接しながらメダル排出を
行なうものである。
このような移動体の移動によってメダルが排出された瞬
間、排出メダル上段に積んであるメダルが1段落下味こ
の落下に伴なって排出体が下方に押されて、排出体の上
端面が最下段のメダル下面に接しつつ押さえ片方向に移
動することとなる。
このようにして押さえ片方向に移動している排出体は、
やがて最下段のメダル下面を通過し終ると、上方への弾
発力で押さえ片下面に圧接するまで上昇して、1枚のメ
ダル排出作動が終了することとなる。
更に多数枚のメダルを排出する時には、前記の作動を繰
り返すこととなる。
〔実施例〕
以下、図示した一実施例を説明する。
1は難砕であり、この難砕1から上方に、メダル2を保
持する保持筒3が立設しである。
またこの保持筒3下部に相当する難砕1の一方側底面に
は、メダル2の排出口4が設けてあり、難砕1の他方側
の底面上方には、難砕1底面との間にメダル2の厚さよ
りも若干低い間隔を有するように押さえ片13が設けで
ある。
更にこの排出口4から押さえ片13下方に相当する難砕
1底面には、略弧状に移動状に移動長孔5が穿設しであ
る。
またこの難砕1の下方には、先端に移動長孔5に沿って
揺振自在な有底筒状の移動体6を固定したアーム7が軸
支してあり、この移動体6の筒内には、圧縮スプリング
8を用いて長孔5から上方に弾性的に突出させた排出体
9が収納しである。
更にこの型枠1下面には排出ソレノイド10が固定して
あり、この排出ソレノイド10のプランジャー11には
前記アーム7が固定しである。
またこの排出ソレノイド10の吸引方向は、排出ソレノ
イド10の励磁によってプランジャー11が吸引され、
このプランジャー11の吸引によって、アーム7と共に
移動体6が排出口4方向に揺動するように設定しである
また前記アーム7には、排出ソレノイド10の吸引方向
とは逆方向に付勢しているスプリング12が張設してあ
り、排出ソレノイド10の消磁によって、移動体6が反
排出口4側の押さえ片13方向に移動するようになって
いる。
次に本考案に関わるメダル2等の排出装置の作動を、排
出作動の開始前から順次説明する。
まずメダル2の保持筒3内部に多数枚のメダル2を収納
保持させる。
この時、排出ソレノイド10は消磁されているので、ス
プリング12の張力で移動6が反排出口4側である押さ
え片13下方に位置することとなる。
するとこの移動体6には上方に弾性的に突出させた排出
体9が設けであるので、この排出体9の上端要が、押さ
え片13の下端面に圧接していることとなる(第3図C
参照)。
なおこの押さえ片13の高さは、蓋枠1底面との間にメ
ダル2の厚さよりも若干低い間隔を有するように設定さ
れているので、押さえ片13下面に圧接している9の高
さは、排出すべきメダル2の高さよりも低いこととなっ
ている。
この状態でメダル2の排出信号が排出ソレノイド10に
送られると、この排出ソレノイド10が励磁し、プラン
ジャー11を吸引することによってアーム7を揺振させ
る。
このアーム7の揺振に伴なって、移動体6が排出口4方
向に移動を開始し、同時に排出体9も押さえ片13下方
から排出口4方向に移動し始める。
このような移動開始直後は、移動体6の上端面が押され
片13下端面に圧接しているので、排出体9は押さえ片
13下端面に接しながらメダル2を押し出すこととなる
従ってこの時は、メダル2の全高に渡って排出体9が接
しているものではない。
この状態から、更に排出ソレノイド10がプランジャー
11を吸引すると、移動体6の移動に伴なって排出体9
が押さえ片13下端面から外れることとなる。
するとこの排出体9は圧縮スプリング8によって上方に
付勢されているので、押さえ片13下端面から外れた瞬
間に、排出すべきメダル2の上段のメダル2下面に衝接
するまで上方に押し出されて、この状態でメダル2排出
を行なうこととなる。
即ちこの時には、メダル2の全高に渡って排出体9が接
しながら、メダル2の排出を行なっているものである(
第3図C参照)。
更にアーム7が揺振すると、押し出していたメダル2が
排出口4から排出され、この排出の直後に排出ソレノイ
ド10が消磁され、アーム7はスプリング12の弾発力
で逆方向、即ち押さえ片13方向に揺振することとなる
ただこのメダル2の排出によって、排出されたメダル2
の上方に積層されていたメダル2は、圧縮スプリング8
の弾発力に抗して、排出体9を移動体6中に押し込むよ
うにしながら、蓋枠1の上端面に落下することとなる。
従ってアーム7の逆方向への揺振時には、排出体9が有
底筒状の移動体6中に位置して、その上端面を蓋枠1底
面のメダル2下端面に接しながら移動することとなる(
第3図C参照)。
このようにして移動体6が押さえ片13方向に移動して
い(と、やがて排出体9が型枠1底面上のメダル2から
外れることとなる。
この時には、排出体9が圧縮スプリング8の弾発力で上
方に押し出され、排出体9の上端面が押さえ片13下端
面に衝接したところで停止する。
このようにして、1枚のメダル2の排出作動が完了する
ものである。
それ故、例えば5枚のメダル2を排出する信号が送られ
ると、前記動作を連続して5回行なうこととなる。
本考案は、アーム7の復帰時に、アーム7に固定した移
動体6中に排出体9が装入され、復帰時の抵抗がメダル
2下面と排出体9上端面との摩擦力だけとなるので、こ
のアーム7復帰に使用スるスプリング12がバネ定数の
小さいものでも十分使用可能である。
それ故、スプリング12の弾発力に抗してアーム7を揺
動させる排出ソレノイド10の定格を小さく設定できる
こととなり、消費電力が少なく、小電力に寄与できるも
のである。
また従来の排出板を用いた装置は、排出板の復帰時に、
残留メダル2の枚数によって排出板上面に加わる荷重が
異なり、本考案に係る装置は、排出体9が移動体6中に
装入され、残留メダル2重量の影響を受けないので、残
留メダル2枚数の影響なしに、常に安定した作動を行な
うものである。
更に本考案は、メダル2の排出が終了すると同時に、残
留メダル2の落下が行なわれるので、仮に落下によって
メダル2が振動し、いわゆる踊った状態であっても、ア
ーム7復帰時間が適当なタイムラグとなり、この復帰時
間中にメダル2振動がおさまるので、アーム7復帰後直
ちに次の排出作動を行なっても、メダル2の排出ミスが
生じ得ないものである。
また従来の排出装置に比較しても、排出ミスが少ないだ
けでなく、アーム7復帰後の待時間が不要となるので、
多数枚のメダル2排出に要する時間が短時間で足りる。
更に本考案は、排出すべきメダル2の厚さよりも押さえ
片13の方が低いので、メダル2排出のために、排出体
9が押さえ片13を離れた瞬間に、この排出体9が圧縮
スプリング8の弾発力で上方に押し上げられ、排出すべ
きメダル2の上段のメダル2下面に接することとなる。
それ故、本考案では、排出体9が常に排出すべきメダル
2の側部全高に渡って接していることとなり、安定した
排出が行なえる。
更に長期間の使用にって、この排出体9の上面が摩耗し
た時であっても、排出体9が圧縮スプリング8にて上方
に押されるので、仮に排出すべきメダル2の角部が摩耗
によってとれた時でも、何ら修理を施すことなく排出体
メダル2の全高に渡って接することとなり、排出不能等
の事故を生じることがない。
なお実施例にあっては、弧状の移動長孔5を設け、排出
体9がアーム7の揺動によって、この移動長孔5中を揺
振する場合について説明したが、この他にも、例えば直
線状の移動長孔5を設けて、排出体9を直線的に移動さ
せてメダル2の排出を行なうこともできる。
また保持筒3内にメダル2がない時に、移動体6から排
出体9が外れないように、圧縮スプリング8長さを短く
することもできるが、排出体9につば部(図示せず)を
設けて、移動長孔5上方への突出長さを限定させて用い
ることも良い。
更に実施例にあっては、移動体6を筒状に形威し、排出
体9を移動体6中に収納した場合に示しであるが、逆に
排出体9の下部に筒状の形威し、移動体6上部を排出体
9の筒内に圧縮スプリング8を介して収納するように形
成することもできる(第4図参照)。
このようにすると、筒内部へのほこり等の侵入がなく、
耐久性が向上する。
以上、本考案に係る排出装置を、メダル2についての作
動、とりわけゲーム機についての作動として説明したが
、その他にも、硬貨等の排出を行なう機械、例えば自動
販売機の釣銭払い、あるいは両替機等にも使用できるも
のである。
〔考案の効果〕 以上説明したように、本考案は、小型の電磁ソレノイド
であっても十分使用に耐え、排出ミスがなく、かつ短時
間で排出を行なうので、省資源、省電力に寄与するだけ
でなく、作動の信頼性も高い等極めて実用的効果の高い
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
一部切欠正面図、第2図は一部切欠平面図、第3図A、
B、 Cは作動を示す断面図、第4図は他の実施例を
示す断面図である。 1・・・・・・型枠、2・・・・・・メダル、3・・・
・・・保持筒、4・・・・・・排出口、5・・・・・・
移動長孔、6・・・・・・移動体、7・・・・・・アー
ム、8・・・・・・圧縮スプリング、9・・・・・・排
出体、10・・・・・・排出ソレノイド、11・・・・
・・プランジャー、12・・・・・・スプリング、13
・・・・・・押さえ片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋枠から上方にメダル保持筒を立設させ、このメダル保
    持筒下部に相当する蓋枠の、一方側底面にはメダルの排
    出口を設け、他方側の底面上方には蓋枠底面との間にメ
    ダルの厚さより若干低い間隙を有するように押さえ片を
    設けると共に、メダルの排出口から押さえ片下方にかけ
    ての蓋枠底面に移動長孔を穿設し、この移動長孔に沿っ
    て移動自在にした移動体を蓋枠下方に配置し、この移動
    体の移動開始前には上端面が押さえ片下面に圧接し、移
    動時には移動長孔からメダル保持筒内に弾性的に突出す
    る排出体を、この排出体が押さえ片下方からメダルの排
    出口にかけて移動されるよう前記移動体に設けたことを
    特徴とするメダル等の排出装置。
JP3846079U 1979-03-24 1979-03-24 メダル等の排出装置 Expired JPS6010610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3846079U JPS6010610Y2 (ja) 1979-03-24 1979-03-24 メダル等の排出装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3846079U JPS6010610Y2 (ja) 1979-03-24 1979-03-24 メダル等の排出装置

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Publication Number Publication Date
JPS55138977U JPS55138977U (ja) 1980-10-03
JPS6010610Y2 true JPS6010610Y2 (ja) 1985-04-10

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ID=28903460

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3846079U Expired JPS6010610Y2 (ja) 1979-03-24 1979-03-24 メダル等の排出装置

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