JPS6010607A - 点火コイル用コイルケ−ス・鉄心組立体の製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は点火コイル用コイルケース・鉄心組立体の製造
装置に関する。

従来、」二重組立体として、有底筒状をなすコイル収容
部と、そのコイル収容部の底部内面に突設された鉄心保
持部とを持つ合成樹脂製コイルケースと；鉄心保持部を
貫通して両端部をコイルケース外に突出させた鉄心と；
よりなるものが知られている。

上記コイルケース内には、１次および２次コイルを鉄心
保持部の外周に内外二重に巻装して収容し、次いでコイ
ルケース内にエポキシ樹脂等の液状合成樹脂を注入して
真空下で脱泡処理し、その後前記樹脂を硬化させて点火
コイルを得るものである。

この場合コイルケース成形時それと鉄心とを一体化する
ようにすれば点火コイル製造上多大なメリ゛ソトがある
が、従来は鉄心の位置決めを正確に行う手段がなかった
ため、コイルケース成形時におけるそれと鉄心の一体化
ということは行われていなかった。

本発明は」二重に鑑み、鉄心の位置決めを正確、且つ容
易に行い、コイルケース成形時それと鉄心とを一体化し
得るようにした前記製造装置を提供することを目的とす
る。

以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、第５．第６図は後述する本発明装置により製造された
コイルケース・鉄心組立体Ｃを示すもので、そのコイル
ケース１は合成樹脂より成形されており、横断面略四角
形の有底筒状をなすコイル収容部２と、そのコイル収容
部２の底部３内面にそれと一体に突設された横断面略四
角形の鉄２．イ、持８．４およ、ヶ９、ヶ。い、。ヶ、
８，４およ　聚び底部３を貫通する角孔５内には横断面
略四角形の、成層ケイ素鋼板よりなる鉄心６が固着され
、孔５の両端よりそれぞれ突出している。

鉄心保持部４の外周には、２次コイル７が、その２次コ
イル７の外周には１次コイル８がそれぞれ巻装され、そ
してコイル収容部２内に注入されたエポキシ樹脂等の液
状合成樹脂Ｒに真空脱泡処理を施した後それを硬化し、
これにより点火コイルが得られる。

次に、第１〜第４図により製造装置について説明すると
、」一部に位置する可動の雄型９は横断面略四角形をな
す下向きの凸部１０を持ち、下部に位置する固定の雌型
１１は凸部１０と協働してコイル収容部成形用キャビテ
ィ２ＣＣ第２．第３図参照）を形成する横断面略四角形
をなす上向きの四部１２を持っている。雌型１１の凹部
１２底而には横断面略四角形のガイド孔１３が開口して
お　５− り、そのガイド孔１３底面には鉄心６の位置決め受台１
４が突設され、その受台１４の端面１５はガイド孔１３
内で鉄心６を支承ずべく凹部１２の底面より所定深さ没
入している。

ガイド孔１３内、即ちその孔１３内周面と位置決め受台
１４外周面間には横断面略四角形の葆持筒１６が摺合さ
れ、その保持筒１６の端面に突設された４本の操作棒１
７（第４図参照）がガイド孔１３底部の４個の挿通孔１
８をそれぞれ通して雌型１１外に突出し、それら操作棒
１７を押せば保持筒１６を前進させて凹部１２内に突入
させることができ、また引けば保持筒１６を後退させて
凹部１２内より退去させることができる。

保持筒１６は、その前進位置で四部１２内に深（突入す
ると共に鉄心６に摺合してそれを広範囲に亘り保持する
ことができ、一方後退位置で四部１２内より退去すると
共に鉄心６に摺合して鉄心　６− ６を小範囲に回り保持することができろ。また保持筒１
６の後退位置では、その環状端面１９が凹部１２の底面
に合致してコイル収容部２の鉄心６回りの底部３外面が
画されろ（第３図参照）。

雄型９には、その凸部１０の端面に開口する凹陥部２０
と、その凹陥部２０の底面に開口する位置決め凹部２１
が設げられる。その凹陥部２０は、保持筒１６が前進位
置に在るときそれの外周を囲繞、図示例においては外周
面に嵌合することができ、一方保持筒１６が後退位置に
在るとき鉄心６の外周に鉄心保持部成形用キャビティ４
Ｃを形成することができる。位置決ｙ〕凹陥部１は鉄心
６の端部に嵌合することができる。

次に上記装置によるコイルケース・鉄心組立体Ｃの製造
工程について説明する。

まず、第１図に示すように雄型９を上昇させろ。

また保持筒１６を前進、即ち」二昇させて位置決め受台
１４上に支承された鉄心６の外周面に広範囲に亘って摺
合し、これにより鉄心６を直立状態に保持する。この場
合鉄心６の雄型９側端部が保持筒１６の環状端面１９よ
り所定長さ突出し得ろように保持筒１６を鉄心６に摺合
し、その端部が雄型９の位置決め四部２１と嵌合し得る
ようにしておく。

次いで、第２図に示すように雄型９を下降させて両型９
，１１を閉じ、雄型９の凸部１０を雌型１１の四部１２
内に嵌めて両者１０．１２の協働によりそれらの間にコ
イル収容部成形用キャビティ２Ｃを形成する。また雄型
９の凹陥部２０を保持筒１６に嵌合すると共に位置決め
四部２１を鉄心６の端部に嵌合する。この場合鉄心６は
広範囲に亘って保持筒１６により保持されているので、
ア７０．６゜、。ユ５，１□。っ。、８２．−〜　１行
われる。

次いで、保持筒１６を後退、即ち下降させて、その環状
端面１９を雌型１１の凹部１２底面に合致させると、鉄
心６の両端は保持筒１６と位置決め四部２１によりそれ
ぞれ支持され。また雄型９の凹陥部２０により鉄心６の
外周には鉄心保持部成形用キャビティ４Ｃが形成され、
さらに保持筒１６の環状端面１９により鉄心６回りにお
けるコイル収容部２の底部３外面が画される。鉄心６の
コイルケース１からの突出長さは位置決め受台１４およ
び位置決め四部２１の深さにより決められる。

その後面キャビティ２ｃ、４ｃ内に溶融合成樹脂を充填
すれば、第５．第６図に示すコイルケース１の成形と同
時にそれと鉄心６とを一体化したコイルケース・鉄心組
立体Ｃが得られる。

以上のように本発明によれば、凸部を持つ雄型と、凸部
と協働してコイル収容部成形用キャビティを形成する四
部を持つ雌型とを開閉自在に構成　９− し、雌型に、四部底面に開口するガイド孔と、ガイド孔
内で鉄心を支承する位置決め受台とを設け、凹部内に深
（突入すると共に鉄心に摺合してその鉄心を広範囲に亘
り保持する前進位置と、凹部内より退去すると共に鉄心
に摺合してその鉄心を小範囲に亘り保持する後退位置と
をとり得る保持筒をガイド孔に摺合し、雄型に、凸部端
面に開口して、保持筒が前進位置に在るときそれの外周
を囲繞し得、一方保持筒が後退位置に在るとき鉄心の外
周に鉄心保持部成形用キャビティを形成し得る凹陥部と
、凹陥部底面に開口し、保持筒と協働して鉄心の両端支
持を行う位置決め四部とをそれぞれ形成したので、保持
筒により鉄心を正確に位置決めしてそれを位置決め凹部
にスムーズに嵌合させ、その凹部と保持筒との協働によ
り鉄心の両端を支持することができる。そして両キャビ
ティに溶融合成樹脂を充填すればコイルケースの成形と
１０− 同時にそれと鉄心を一体化したコイルケース・鉄心組立
体が得られろもので、点火コイル製造上条（の工数を省
（と共に製造コストを大幅に低減することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図ないし第
３図は本発明装置およびそれを用いたコイルケース・鉄
心組立体の製造工程説明図、第４図は保持筒の斜視図、
第５図はコイルケース・鉄心組立体の斜視図、第６図は
第５図ＶＴ−ＶＩ線断面図である。 Ｃ・・・コイルケース・鉄心組立体、１・・・コイルケ
ース、２・・コイル収容部、２Ｃ・・・キャビティ、４
・・・鉄心保持部、４Ｃ・・・キャビティ、６・・・鉄
心、９・・・雄型、１０・・・凸部、１１・・・雌型、
１２・・・凹部、１３・・・ガイド孔、１４・・・位置
決め受台、１６・・・保持筒、２０・・・凹陥部、２１
・・・位置決め四部１１− 第１図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 有底筒状をなすコイル収容部と、該コイル収容部の底部
   内面に突設された鉄心保持部とを持つ合成樹脂製コイル
   ケースと；前記鉄心保持部を貫通して両端部を前記コイ
   ルケース外に突出させた鉄心と；よりなる点火コイル用
   コイルケース・鉄心組立体の製造装置であって、凸部を
   持つ雄型と、該凸部と協働してコイル収容部成形用キャ
   ビティを形成する凹部を持つ雌型とを開閉自在に構成し
   、前記雌型に、前記凹部底面に開口するガイド孔と、該
   ガイド孔内で前記鉄心を支承する位置決め受台とを設け
   、前記凹部内に深（突入すると共に前記鉄心に摺合して
   該鉄心を広範囲に亘り保持する前進位置と、前記凹部内
   より退出すると共に前記鉄心に摺合して該鉄心を小範囲
   に亘り保持する後退位置とをとり得る保持筒を前記ガイ
   ド孔に摺合し、前記雄型に、前記凸部端面に開口して、
   前記保持筒が前進位置に在るときそれの外周を囲繞し得
   、一方該保持筒が後退位置に在るとき前記鉄心の外周に
   鉄心保持部成形用キャビティを形成し得る凹陥部と、該
   凹陥部底面に開口し、前記保持筒と協働して前記鉄心の
   両端支持を行う位置決め四部とをそれぞれ形成してなる
   、点火コイル用コイルケース・鉄心組立体の製造装置。