JPS60103183A - 歪取り焼鈍によつて特性が劣化しない低鉄損の方向性けい素鋼板およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 鉄損の低い方向性けい素鋼板どその’！ＡＪ　造方ｖ１
に関して、この明ＩＩＩ　１に述べる技術内容は、とく
に鋼板表面の被膜に不均一性を伺勾し゛Ｃ該表面にｂ’
を張力の働く領域を区画形成ざぜることににす、鉄損を
向上さゼることに関連している。

背景技術 方向性番プい素鋼板は主として変ル器その他の電気殴器
の鉄心として利用され、その磁化１ｊ１性が優れている
こと、とくに鉄損（Ｗ１７１５０で代表される）が低い
ことが請求されている。

このために（ま、第一にｊｌり板中の２次再結晶粒の＜
　ｏｏｉ＞粒方位を１！−延方向に高度に揃えることが
必要であり、第二には、最終製品の鋼中に存在りる不純
物や析出物４Ｃ−さ・るだ【）減少さＵる必要が（１９
イ）１．かかる配置点のドに製造される方向性けい素汗
１扱は、今ＩＩ　Ｊ：　ｅ多くの改善努ツノによって、
その１′）、ｉｉ、ｉ　ｌ直し年を）〔４つ（＋：’＜
古され、最近では（反Ｉ？ン（１，３０ｍｍの製品でＷ
＋７１５０の値が１．０５Ｗ／ｋｇの低銀１員のものが
得られ°でいる。

しかし、数年前のエネルギー危機を境にして、電力損失
のより少ない電気別器をめる傾向が一段と強まり、それ
らの鉄芯材料として、さらに鉄１（１の低い方向性りい
素４１４板が要請されるようにな・、）（いる。

ＣＩ−３１４１＆　Ｗ＋とその問題点 とごろで、ｈ向ｉ）＋　ＩＪい素鋼板の鉄損を下げる手
法とし−Ｃは、Ｓ１含６　ｆｉｌを高める、製品板厚な
台くηる、２次町結晶粒を柵かくづる、不純物含有吊を
低減する、そして（１１０）　、（００１）　１３位の
２次再結晶粒をより高度に１市えるなど、主に冶金学的
ブｊ法が一般に知られているが、これらの手法は、現行
の生産手段の上からはもは一９限界にｉＺ　（）Ｔいて
、これ以」二の改善は極めてり「シく、たとえ多少の改
善がル２められたとしてｂｌそのグブカの１’＋’ｌに
（，１鈴、１員改；への実効は僅かどなるに至っＣいた
。

これらの方法とは別に、持分１！ｉ！　５４−２３　Ｃ
５４７号公報に開示されているように、鋼板入面に２次
１１結晶阻止領域を形成させることにＪ、す、２次再結
晶粒を細粒化ざゼる方法が提案され−Ｃいる１、しかし
ながらこの方法（ま、２次再結晶粒洋の制１ａｌｌが安
定し′Ｃいないため、実用的どは云いがたい。

その他持分昭５８−５９６８号公ｆｌｉに【ま、２次再
結晶後の鋼板の表面にボールペン状小Ｅ１７により、微
小歪を鋼板表層に導入づることにＪ、す、１社１スの幅
を微細化し、畝ｊＯを低減り−る技術が、また、特公昭
５７−２２５２号公報にｔよ、最終装量板表面に、圧延
方向にほぼ直角にレーザービームを数ｍｌｎ間隔に照射
し、鋼板表層に高転位密度領域を導入することにＪ、す
、磁１ｇの幅を微細化し、鉄損をイ１（誠づ−る技術が
促某され（いる。さらに、待聞昭５７−　′ｌ　８８ε
３１０シー公報には、敢電加工によりＳ′１１板表居に
微小５１゛庖轡人し、磁区幅を微細化し、鉄１（１イ１
低減りる同（，１；の技術が提案されている。これ’、
＞　１５　＋・１・（“Ｉの方法（，１、いり゛れ−ｂ
２次再結晶後の鋼板のＪｌ！ｌ　’ｔ）＋　１；、Ｉ＋
ηに微小イρ１１！性歪を尋人することにＪ：す１！、
１１を幅を微細化しｔｘ　ｔｏの低減を図るものであっ
て、均しく実用的であり、かつ鉄損低減効果し優れてい
るが、鋼板の月広き加］二、ぜんＩｆＪｉ加工、巻き加
−「４Ｉ′どの後の止取り焼鈍ｉｔ）、コーディングの
焼イ・」（）処理の如さ熱処理によって、塑性歪導入に
よる効！４！が減殺される欠点を伴う。な＋３］−ディ
ング仇狸後に微小なＦａｌｌ　ｊｉｌ歪の導入を行う場
合は、絶縁角を維持−４るために絶縁コーディングの再
塗布をｉ」わねばならず歪ｆ・１〜工程、再塗布工程と
、工程の大幅増加になり、コストアップをもたら′８Ｊ
。

弁明の目的 この発明は、上記した先行技＜＋ｉどは発想を異にした
磁区幅の細分化手段をもって、高温にお【プる歪取り焼
鈍の後に＋３い（ｂ特性劣化を伴わずに、製品の磁区幅
細分化の実効を確保しく！−＃　６　Ｊ、うｉこした方
向性【）い累Ｉｎ板を与えることを目的とする。

発明の端緒 この発明は、方向ＩＪ：　ｆ、Ｊい素鋼板の表面波１１
り）を４７４成づるフＡルステライト被膜に、局所的に
フィルスプライ１〜とは組成の異なるグラス被膜からな
る領域を存在させることが、製品の１１１１　［５’：
幅の細分化に４勇めて右利にルアーＬｊ′？ｌること、
そしＣかようなり２質のグラス被膜領域の存在下に張力
ｆすＬ）型の絶縁コーティング被１１ｚ）を被成ηると
、両者のｊ勺合イ′１用にｊ；って、所１ｖ１シた効果
が一層助長される（二との新規知見に立脚りる。

解決手段の解明経緯 方向性（Ｊい素鋼板の製造工程に＋３いて、最終（ｐ厚
に冷間圧延された鋼板番よイｊ害な炭素を取除くため通
’ｊｉ’＋　ｌ１１２炭焼鈍が施される。かかる焼鈍に
Ｊ、って別様は、内部に微１１１な分散第２相から／ｊ
る抑制剤を含イｊした１次再結晶集合相織となるか、ｊ
ｉｌ　Ｉｔ、′Ｊにｔ１４　Ｍｉ　”Ａ　面ＩＡＩ　ｔ
：Ｌ　ＩＬ＋　１１　八Ｆ！＋　ｔ　０２粒子／＋’＋
　１１１＋　Ｑ’ｋ　内Ｌｒ−Ａ　ｉｉ（＋したり゛ブ
スケール（１°１１箔となる。この脱炭・１次角結晶板
には、その表面にＭＵＯを主成分とする焼鈍分離剤を塗
イロシｌこのも、２次再結晶焼鈍ついでぞれに引ぎ続き
１２０ｆ１℃ｆｉη後での高温純化焼鈍が施される。こ
の２次山Ａ’＋’ｉ品焼鈍によってＥｒ４仮の結晶、ｔ
！目よ、（１１０）　（０（＋１）方位の粗大な粒にな
る。

−１、た高温鈍化焼鈍によって１７４仮内部に存在して
い！、二押制剤の１部であるＳやｓｏや１すなど【ま則
扱地釘（外に除去される。。

さらに、この純化９ｊＫ鈍に＋５い一’Ｃ，ＪＩＭ板表
ｆ？ｒのりジスケール中の５ＩＯ２と表面にＣ１ｌイ１
」された焼鈍分層１剤中のＭｆｌＯとが、次式、 ２　Ｍ　’Ｊ　Ｏ＋　Ｓ　ｉ　（、、）　＝・−）Ｍ　
（＋　２３　Ｉ　Ｏ４の、Ｊ、うに反応して訂・１仮表
面に、）Ａルスｊライ１へ（ｌｖｌＵ　２　Ｓｉ　Ｏ＜
　）の多れ一層からなる被膜を形成りる。このとさ、６
′、刺のＭ（１０は未反応物として、ｊ旧にど５旧及と
ｃ）月；１（にを防止づる役；！ａＪを宋り。そしく高
１Ｘｒ６紬化ｊＪ：ｊ鈍４．．．７ｇ’６λに鋼板は未
反応の焼鈍分Ｍ／ｆ’ｌ　４・Ｉｌ′ｙ、除き、必要に
１．６じて絶縁コーディングの上塗り一１９コイルＣツ
トを取除くための処理を施して製品となＪ−わけである
。

ところで発明者らはフＡルステライト被膜の役割を再調
査した結果、この被膜が張力ｆ’ｌ　！、ｉ望：、ｌ　
−ティングと同様、鋼板に張力をｆ４加し、ｌｌＤ［８
を１１１分化していること、しかｃＪｍ板の磁１メ幅の
に１１１分化効果は場所ににり微妙：二異っていること
１．こして鋼板の磁区幅のｆｆｌｌｌ分化傾向について
は、）Ａルステライ１へ被膜の性状が変化している場所
Ｃとくに名しいことを突止めた。そこで発明者らは、ノ
Ａルスデライ１〜敞膜の性状を積極的に変１ヒさＵるべ
り、鋼板表面にフォルステライ１〜とは組成が５“どな
るりなわち異質の絶縁被膜からなる領域を区画形成した
ところ、鋼板の磁区の細分化につき、望外の成果が１！
１られたのである。

ここにノＡルスｊ−ライトとは組成が異なる絶ｂ１被膜
とは、ＭｑＯを焼鈍分Ｉｌ！Ｉｔ剤の主成分とりる昌わ
りにＣａＯや１ｙｌｎＱなどを使用りることによって１
！７られるちので、これらの被膜は総称しＣグラスン皮
１１９と呼称される。なａ３上記しｌこグラスン皮１１
つ）のうらフＡステライ１〜被膜以外の被膜は、ノＡル
スう゛ライトに較べると広域鋼板表面にわたる被膜形成
能力が弱いため、これまでいずれも実用化さ４′シる。

１でには至つ（いなかった。

発明の描成 この発明は、上記の知見に由来ヅるものである。

りなわらこの発明（Ｊ、地鉄表層部に塑性歪域がみりれ
ない〕Ａルスｆライ１〜被膜ｆ」さの方向性１ノい木８
？４＆であ−）へｉ、（）Ａルステライｌ−？ＩＵ膜か
、ＪＪ：ｒ筒面に、ノＡルスノライ１〜とは異質のグラ
ス被膜ぜ１賊をイ４りることからなる、士取り焼鈍によ
つ（し特性が劣化し／ｊい低鉄損の方向性（〕い系ｆｆ
ｌｌｌである。

またこの発明は、地鉄表層部に塑性歪域がみられないフ
オルステシイト被膜イ」きの方向性りし１；則）及であ
って、該ノＡルステライ１へ被膜が、Ｊ＋−ｊ所的に、
フＡルステノイ１〜とは異質のグラスａ！！膜領域イマ
イ」しかつ、かかる被ＩＩシ）上に９，８ｘ　１０−６
１／　°ＣＣ１０の熱膨張係数７１．　ｊｌ−、ｌる張
カイ４与型の絶縁コーフｒング被設をｆ−イｊえること
からなる、歪取り焼鈍によっても１３性が劣化しない低
鉄損の方向性【ノい素鋼板である。

この発明にＪ３いて、累月鋼板をその内β１１に塑１イ
１歪域がみられないものに限定したのは、後述Ｊるよう
に、塑性歪の導入による磁区のｎ１分化ｈＪ（でｔま、
歪取り焼鈍にｊ；っで特性の署しい劣（Ｉｓを１１１り
かうである。

以下この発明について具体的に説明りる。

さて、本発明者らは実験室的に、脱炭パ１次円結晶後の
＃ｒｆＩ板表面に塗布した焼りｈブ）良１１剤中に１１
ｊ所的に１５％の割合でＣｏｏのわ）末を含有さ已るこ
とにＪ、す、ノＡルスーｊラーｒ１・被１模中に、ノＡ
ルスラライ１〜と１１成の異なる珪酸塩Ｙ′１被Ｉｔｓ
！を形成さμに、１この珪Ｉ　ＪＰは、フォルステライ
１〜（Ｍす２　Ｓｉ　０４　）と異なり（Ｍすｌ−Ｘ　
０（ＩＸ）　２Ｓｉ　０４　（Ｘ＝　０．１〜０．２）
の組成を右りるｂのであった。

かような手法により、フォルステライ１−被膜に局所的
に異質のグラス被股領域を形成さＵｌごところ、鋼板の
鉄損低減につき予想外の効果があったので、次にかかる
領域の形状Ｊ３よび方位などが磁ｆ、−７（１）　ｆｆ
ｌｌｌ分化に及（：【り影響について種々の検問を加え
、ａ１旧との関係について調査した。

°との結果、）Ａルステライ１〜とは異質のグラス被股
領域の形状どしては、第１図（イ）に示したような連続
的または非連続的の線状の場合がどくにｔ）、４１１低
減効果にＪ３いて有効であることが認めら４’した。た
だし非連続の線状領域においては、点と貞どの間隔が０
．！ｉｍｍ以」一部れると効果は低減した。

この点、Ｉｌｌ！わ；１の１Ｊ、・）（・ｔ！＋ｌの一
部が少しづつ抜けてイ（”ＩＪ　ｖ、Ｋｌ　（ＩＣ減、
’ｉ）Ｉ　！ｌ！　１．１．　ｌ！ｉｌ状の場合とほば
同様であ−Ｊ　ｌｌ、’、’　＋＋ ｉ′Ｊ＜　＋、−該グラスｌｉｋ　ｌｌ’ｚ！　！ｘＩ
域の方向については、第１図（ロ）ＡＩＪ第２図に小し
たように、圧延の方向に対し６０〜９０°の角度とした
場合がどくに有効であった。また連続Ｊ、たは非連続の
線状領域の幅につい−（は、第３図に小したように０．
０５〜２．０ｍｍどくに０．８〜１　、４ｉ　ｍ　ｍの
範囲で優れた効果が得られた。

なおかかるグラス被膜領域は、圧延方向を横切る向さ゛
に繰返し形成りることが、鋼板全体の鉄損を下げるため
に有効で、たとえば第１図（ハ）に示したような領域間
の間１ｉｒ１４は、第４図に小したように１ｍｍ〜３０
ｍｍの範囲とＪることか望；１；シい。４１、たフＡル
スデライＩ−被膜中への異質グラス被膜領域の形成（よ
、銅板の両面であってし、ハ面の、７／、　’（ｉ’あ
っても、その効果にほどんど変４つり【ま４１″かつ／
、：　、。

次に、」二記しｌこような〕Ａルスデシ了１〜とは安買
のグラス被ＪＩＴ、！領域をそなえるフＡルスフーライ
ト被膜（＝１き鋼板に、被膜形成後に！ｌＸｌ０−６　
１／／℃の熱膨張係数を早づるコーテイング液を塗（１
１、焼イｊりて張カイ−」与型の絶縁コーディング膜イ
ー被成したのら、その鉄ｊｃｌをｉｌｌ定したところ、
１１５図に示したように、単に〕Ａルステライ１へ被Ｉ
１１，１に異ｌａのクラス被ｔ７ｙ、Ｈ領域を区画形成
した場合に比べ−（、Ｊ、り一層の畝ＪＣ改善が達成さ
れｉｆることが判明した。

そこで熱膨張係数の異なる各（Φの二１−＞−インクに
ついても、」二）ボの実験に１ｉｆじて異質のグラス被
膜領域を右するフォルステライ１〜被膜付き方向性けい
素１１４板に使用してみたところ、熱）膨張１糸数が９
．８Ｘ１０−６１／℃以下であれば、満足のいく鉄Ｊｆ
Ｊ低減効果が得られることがわかった。

；久に、Ｓ　ｉ　：　、’ｌ、ｆｌＬｌｌ′Ｉをａ右し
、板厚０．３０ｍｍの則（１！表面に局所的に異質ガラ
ス被Ｂつ１領域を石づる）ＡルスＴライト被＋＋ｑを被
成したこの発明に従う方向性けい素鋼板（則仮Ａ）と単
に均一、均質なノＡルスデラーｒ１・？Ｉ！ｆ膜を被成
した従）１この方向性（）い免泪仮（鋼（１ｙ、　［１
）とを用意した。

この１．′Ｉ、各別（ＩＡの鉄損は鋼（ル△につい−Ｃ
Ｗ＋？１５０＝　１．０３　Ｗ／’ｋｇ同ＢについてＷ
１７１５０＝１．０８Ｗ／ｋｇ　で　ｄう　っ　ｌこ　
。

ついでこれらの鋼板Ａ、Ｂの表面に、それそ゛れ被膜形
成後５．Ｃｉｘ　Ｉｌ＋−”　１／　℃の熱膨張係数を
早Ｊる張力１」与型の上（ｒリコーティング被膜を小ね
て被成して鋼板Δ’、［Ｊ’　どしたところ、各鋼板の
１人１（１＋ま、鋼板Ａ′についてはＷ　１７／　５０
＝　０．’１８＼〜’　、／　ｋｇ同Ｂ′につい（は、
Ｗ１７／　５０　＝　１．０Ｇ＼Ｎ　／”ｙｔとなり、
この発明の張カイ」髪型コーディング被膜による視合１
′１用が確認された、１ざらに、鋼板Ｂ′については、
従来より公知の＆ｊ、　ｊｆコ改舌手法である パルス状の高パワーレーザー光の照Ｑ４を利用して、コ
ーティングと７オルスデライトを共にｊΦ′光さ１！る
ことにより点の列状（魚と点の間隔０．ｌ１ｍｎ１）の
領域を形成させ、鋼板１３″とした。

その結果、Ｂ　ｎの鋼板の鉄損は０．９９　Ｗ／ｋｇと
４１　つ　ＩＣ。

しかしながら、Ａ　Ｊ　、　Ｂ　ＬＬの鋼板につい（、
さらに８００℃、３時間の歪取り焼鈍を施しに１！２の
釦、損値につい−Ｃ調べたどころ、鋼板Δ′の鉄損はＷ
１７１５０＝　０．９８　Ｗ／驕と変化がなかったが、
１１１４ＮＢ″ニー）イーＣハｆ１７ｒｌｉｌＷ１７１
５０＝　１．ＯＧ　Ｗ／に＋＋と大幅に劣化し、レーザ
ー光を照０１１−！Ｊる前の水１１ｊ−に戻った。

このＩに（囚を調査した結果、鋼板１３　ｎにりいＣは
、歪取り焼鈍前には）Ａルステライト除去部分のｉ下の
地鉄表層部に塑性歪領域が形成され、この塑性歪領域の
でｆ在ゆえに磁区の細分化が達成されこいたどころ、こ
の塑性歪が歪取り焼鈍にＪ、つＣ解放され、消滅してい
ることが突き止められた。従って、歪取り焼鈍によって
特性を劣化さけ４ｇいためには、鋼板地鉄表層部に塑性
歪を導入さμ／ｉいＪ、うにづることが１１１曹なわ（
）である。

この点この発明に従うノＡルスアライト被膜ｆ」さ方向
性りい系鋼４）ｉ　ｆよ、地鉄内部に塑１１歪か導入さ
れること（Ｊ、ないの（・、歪取り焼鈍によって１ｊｔ
性が劣化することＧ、Ｌ　＜ｉい。

次にこの発明に１系７；）方向性ｔＪい素鋼板の製ｊ古
方法（４一ついて説明！Ｊる。１ ε：の光Ｉｌｌのシ４　’１４　ｔ、ｌ２、公知の製鋼
方法、例えば転カー１、電気かイτどに、ｊ・ＩＣ製則
し、さらに造塊−分１９１ン人Ｊ、タハ３史６ｃ、　＞
４　ｉ：、’、ｔ　ｉ人＜Ｋ　Ｅ　ＩコヨツＴ　スラ７
　（ｆｔｉ　片）どじたのも、熱間ハ延によって得られ
る熱延コイルる用いる３゜ この熱延板は、３１１を２．０〜４．０％程度含イｊ　
’Ｊる組成である必要かある５、というの【ｊｌ、Ｓｌ
が２．０％未満では鉄１員の劣化が人さく、また４、０
％を超えると、冷間加工性か劣化りるからである。。

その他の成分につい（【ま方向性【）い素鋼板の、（−
祠成分であれば、いり”れし適用可能である。

次に冷間圧延に、１．す、最終目標板厚とされるが、２
９間圧延は、１回Ｌ）しくは中間焼鈍を挾む２回の冷間
圧延により行なわれる。このとき必要に応じて熱延板の
均一化焼鈍や、冷間圧延に替わる温間圧延を施Ｊ−こと
もできる。

最終板厚とされた冷延板は、１１ｊ２炭可能な程度の酸
化性雰囲気もしくは゛リブスケール形成用（ｊ’、な程
度の弱酸化性雰囲気中で１次再結晶焼鈍が施される。

ついで、鋼板表面にＭｇＯを主成分とりる焼鈍分離剤を
塗布したのち、２次再結晶焼鈍ついで高温純化焼鈍と続
く最終仕上焼鈍を行なうことにＪ、す、）Ａルステライ
ト被膜が形成されるのである。

ここにこの発明で意図した如くフォルステライト被膜に
、局所的に、フォルステライトとは異質のグラス被膜領
域を形成する手法としＣはｊス十にのべるような方法が
ある。

ｉ）１次再結晶焼鈍後の鋼板表面への焼鈍分離剤の塗布
工程において、該塗布に先立ち、鋼板表面に、鋼板表面
サブスケール中のＳｉ　０２と反応する物質、フォルス
テライトに固溶する物質を０．０ＩＱ／ＩＩＩ　２以上
の範囲で局所的に何名させる方法。

この方法におい（、Ｓｉ　０２と反応Ｊる物質としＣは
、Ｃａ　Ｏ，Ｐｂ　Ｏ，Ｍｎ　Ｏ，Ｎｉ　ＯおＪ、びＣ
ｏｏ＜ｃどが、七１；た−）Ｊ／レスプライ１〜に囚？
？’ｌ’　！Ｊル物賀どシ’（！、ＬＢ　２０　ｓ　、
　Ｏｒ　Ｏｓ　。

８１１０、　Ｓｒ　０ｔｌｊＪ：（ＦＶｚ　Ｏ３など（
７）！化物がイ１（１１に適合する。しかしながら、こ
れらの物質のイ］着苗が少いと生成Ｊ”るグラス被膜と
フォルスプライ１〜被膜との組成差が実質的に得られな
いため、（”Ｊ　ｕ　ｆｆｌ　Ｉよで”のような心配の
ない０．０１１Ｊ／１１２以上の範囲に定めた。

なｄ）　ｓこれらの物質のｔ１４仮への（Ｊる手段とし
’Ｕ　Ｇよ、塗布、吹イーロ）、めっき、印刷および静
電塗装などがいずれも利用できる。

また焼鈍分１１を剤を鋼板へイ」着させる手段としては
、ロールやハクによる塗布、吹付（）、静電塗装が公知
であるが、いずれを採用してもよい。

ｉ）１次再結晶力２鈍後の鋼板表面への焼鈍分離剤の塗
布工程において、鋼板表面に、塗布された焼鈍分離剤中
に、局所的に、鋼板表面ザブスケール中のＳｉ　０２と
反応づる物質、フＡルスデライトに固溶する物質を配合
割合が５９６以上どする範囲で含有さ−Ｕる方法。

この方法にＪ３いて、ＳｉＯ２と反応Ｊる物質、フォル
ステライトに固溶する物質としては、前項ｉ）に上げた
物質がいずれも右利に適合Ｊる、。

しかしながら、これらの物質の分離剤に対゛Ｊる含有ｍ
が少いと生成するグラス被膜とフォルスプライ１〜被膜
との組成差が実質的に（！１られないため、局所領域に
お（〕る含有缶としては、そのような心配のない５％以
上の範囲に定めｌこ。なｄ３これらの物質を焼鈍分離剤
中に局所的に含イコさせる手法としては、かかる物質を
所定の苗だけ含有させた焼鈍分離剤を局所的に塗布させ
る方法、鋼板に一様に塗布した焼鈍分離剤中からスプレ
ーを使用して、かかる物質を局Ｊ９１的に、該分離剤中
に浸透さぼる方法、または静電塗装を利用して焼鈍分離
剤と混合し、局所的に含有させる方法などがある。

さらにこの発明では上記のようなフＡルスデライトとは
異質のグ）ス被膜領域を局所的にそなえるフォルステラ
イト被設を有Ｊる方向性（）い素鋼板に、被膜形成後の
熱膨張係数が９．８Ｘ１０″６１／℃以下の熱膨張係数
を呈する張力（−Ｊ髪型絶縁コーン゛イング被膜を被成
４゛ることによって、フォルスプライ１−とは異質のグ
ラス被膜領域形成効果とコーディング被膜にＪ、る張力
付与効果とが相乗した極めて低い鉄損値の方向性【）い
素鋼板を製造Ｊることができる。

二１−ティングの（小知としては、鋼板とコーディング
ＩＱとの熱膨張係数の差によって表面張力をイ」ちＪる
のであるから、ある程度法係数に差があるしのでな【プ
ればならないが、この点９．８ｘｌＯ−６１／℃以下の
熱膨張係数を右づるものであれば、）Ａルステライ１〜
とは−”ｉ質のグラス被膜領域の形成夕１宋どコーチ〜
ｒンク表面張力付与効果との相乗効果により満足のい＜
ｆｌ（鉄損値が得られることが確められている。

ところでフォルス゛ンーライｌ−ｍ膜における異質のグ
ラス被膜領域の形状は、連続的な線状をなすものがとり
わ（）有効であるが、その他罪３！Ｉ２続！Ｊなゎち点
の列で置ぎＩ！ｉえることもできる。しかしく２からか
かる非連続の線状の場合は、点と点との間ＰＩ；４が０
．５ｍｍ以上離れＣいると効果が小さくなる。：１、た
かＪ、うな線状異質領域幅として【ま、（１，０！ｉ□
〜２．０ｍｍ程度が特に効果が大ぎい。

さらに線状異質領域の向ぎ（よ圧延方向に対し−Ｃ６０
〜９０°の角度範囲がとくに好ましい。圧延方向に平行
な方向の場合は効果がなく、圧延方向と直角方向で最大
の効果が得られる。こうした鋼板Ｉｆ。

延方向に対する角度はどくに重要で、該領域の幅が広ず
きる場合、Ｔ）１孤立した点の場合に鉄ｊ（１低減効果
が弱まるのは、その方向性が不明瞭に４するｌＪめど思
われる。

こうしｌこ連続Ｊ、ｌこは非ｊ重続の線引人５゛シ輩１
負“１ｊ桟は月−延方向にス＝Ｊ　Ｌ、て５ｙなる形状
、幅、角度のものし含めて繰返し存在りることが好まし
く、この１１．１の領域と領域との間隔は１．０へ３０
　ＩＩＩ　ｎｌの範囲がとりわ（〕有効である。

またフＡルスデライ１−被膜に＋３ける異質のグラス被
１１つ！領域は≦ｉｌ机の両面に存在して４：）ハ面の
みに（＋−，在してい−（しそのりＪ宋にほとんど変り
はなかっに−１゜ 以［述ぺＩＪよ・”、ｒ　ｌ、’、　［）てフＡルスデ
ライト被膜に、ノ、Ｉルスデラ−で１・どｉＪｌ異質の
グラス被股領域を局所的に形成さＩ！ｌＪ方向性Ｉ：Ｊ
い素鋼板は、通常の方向性Ｇノい累ｆ４板と同様にその
まま製品として使用される場合、またさらに張力付与型
の上塗り絶縁コーディングを稈しで製品として使用され
る場合のいヂれにおでも、実際の（幾器に使用された場
合良りｆな特性カニ、ＩＪ。

ここにこの発明にＩｒｅ、いノオルスーアライ１〜被膜
に）Ａルスフ−ノイト、Ｉ−″は異質のグラス被股領域
を区画形成４ることに、１．つＣ鉄損特性が敗色される
理由（，１２、該領域を説（〕たことにより鋼鋼板面に
は巽張力領１或が生じるが、この異張力によって鋼板に
弾性歪が導入され、その結果磁区がｈ−効に細分化され
るためであるうど考えられる。

このような異張力弾性歪を附加した方向性けい素鋼板ｉ
Ｊ３いては、１［４板の地鉄表層部に塑性歪領域やレー
リ゛−照用痕のような高転位１“６度領域を（７７ｉさ
ける従来法の場合と異なり、人為的な塑Ｉ１１千領域の
導入がみられないので、通７唱８００℃前１すで′１分
間から数時間にわたって施される歪取り焼鈍を施し−Ｃ
（，１鉄＋ｔ１の劣化かほど／Ｖどないという９．′Ｉ
争・ノベぎ利点がある。前者の場合は、地鉄表層部のｐ
ｌ（１性歪が高）易によって消滅さていくので鉄１０の
劣化が生じるという致命的な欠点を右するが、この発明
の場合は歪取り焼鈍のイｊ照にかかわらり゛良９ｆ　４
ｇ鉄ｊ口を示づ。

さらにこの発明の鋼板においては、形状変化部を生じな
いため、占積率を低下さけることは（よどｌυどない。

実施例１ Ｓｔ　：　３，２％を含イｊづ−るりい素鋼メ５伺を、
２：’；　？人に従ツーＵ　／’７み０．３０ｍｍの冷
延鋼板とし、つい−Ｃ＋＋＋ａ炭・１次再結晶焼鈍した
のち鋼板を２分割し、一方はそのままＭ（１０を主成分
とづる焼鈍分前剤を塗布し、２次再結晶焼鈍と１２００
℃、５ｎ、）間の純化焼鈍とからなる最終仕上げ焼鈍を
施して比較例とした。また他のけどつば鋼板表面に、ｗ
Ｉ板醤ナブスクール中の５ｉＵ２と反応づる物質である
１ｙｌｎＱわ）木を、イＪ　６　ｆｉ、ｌ　：　０．５
ｇ　／　Ｉｎ２、圧延方向となづ一角度：７５°、イ’
Ｊｉ′Ｊ幅：１ｍｍそして圧延方向におｔノる繰返し間
１：ハ３ｍ＋ｎの条イ′１で線状にｆ」乙さμだ後、焼
鈍分離剤をその土に塗布してから最終仕上焼鈍を６色し
た。　゛ この結果、前との比較例は灰色均一なフＡルスノ１フイ
１へ被１模が形成されたが、後者の実施例に＋３い−Ｃ
はＭＩＩＯ紛木をｆづ盾さＵた領域については、（Ｍｇ
Ｉ−Ｘ　Ｍｎｘ）　／　Ｓｉ　０４　（Ｘ　：　Ｏ，ｏ
５〜０、Ｈ））の１１成りブレス被膜が形成されていた
。

これらの製品のＥ）、　ｌｆ、ｌ　Ｍｊは下記のとおり
であった。

比較例　Ｗ　１７７’５０　＝　１．０７　Ｗ／聡実施
例　Ｗ１７１５０＝　ＬＯ３Ｗ／眩次にかようなｆＰｌ
　４１にの上に第１表に示される１〜ｖ■のコーディン
グ処理液を塗布ついで焼（＝Ｉ　＆）ることにより上塗
り絶縁被膜を形成した。ｉｑられた製品の鉄損値は第２
１（に示したとおりであった。ついでさらに、＋１（Ｈ
１’に　、　２時間の歪取り焼鈍を施しに後の鉄損値に
ついても調べ、その結果をｆｆ＋　２表に０１記した。

第２表よりフィルステライ１〜？ｉＩ！膜中にフォルス
）″シイ！〜とＩＪ、　Ｓ’＋ｊ　Ｔ”（のグラス被膜
を区画形成したものは、さらにえｉ！　ＩｋＬｆ　’；
ｋ　’ｌ系数が９．８Ｘ１０−０１／℃より小さい低熱
膨’ｉ１４１′ｌの＝１−ティング被膜を被成すること
によって鉄１（１のとしい改善が達成されることがわか
る。

実施例２ Ｓｉ　：　３．２％を含有Ｊるけい素鋼素４Ａを、常法
に従って厚み０　、３０　ｍ　ｍの冷延鋼板としたのち
、脱炭・１次再結晶焼３’−１を施し、ついで力２鈍分
離剤を’４　ｆｌ＋　ＦＪ’　ルＬ　Ｉ’７４　Ｌ／、
５１４４１＜　表面に：、Ｎｉ０Ｆ５）末ヲ１０％ｅ１
１！合しＩご焼ｆＩｌｉ分因１ハリを塗布幅１．０ｍｍ
圧延方向となり角１１１：９０°、月ｐ１１．１ノ向に
おける繰返し間隔＝３１１１　Ｉｌ＋の条イ′１の下に
し；１状に塗布し、ついで未塗布部分に、ＮｉＯ粉末を
配合しない通常の焼鈍分離剤を塗イ０した。しかるの’
５２次回結晶ｐ鈍ついで１２００℃、５時間の純化力１
１鈍を施した。

なお比較のため、常法に従いＭ（ＩＱを主成分とＪ“る
焼鈍分離剤を鋼板表面に均一に塗布づる工程によって方
向性【）い素鋼板を作成し、比較例とした。

？ｌ！Ｉ膜性状について調べたどころ比較例（は、均等
厚で灰色の）Ａルステライ１−被膜が形成されていたの
に対し、実施例にａ３いては、Ｎ１０粉末を配合した領
域について、（Ｍ（１＋−Ｘ　Ｎｉ　ｘ　）　２Ｓｉ　
０４　（Ｘ　：　０．０８〜０．１３　）　１７）組成
（１）　’／グラス被膜形成されていた。

両者の鉄損値は下記のとＪｌりであった。

比較例　Ｗ　１７／　５０＝　１．０（ｉ　Ｗ／　ｋｇ
実施例　Ｗ　１７／　５０＝　１．０１　Ｗ／　ｋｇこ
の後、鋼板をそれぞれ２分割し、一方にクロム酸塩系の
通常の上塗りコーティングを、他方には第１表のｖｌに
示される張力（”Ｉ”ｊ型コーディングを施した場合の
鉄損値について；１，１べたどころ、それぞれ下記のと
おりであった。

Ｗ１？１５０ 比較例で通常コーディング　１．０７　Ｗ／ｋｇ張カイ
」５型コーディング　１　、　Ｏｈ　Ｗ　／　ｋ、。

実施例で通常コーティング　１．０１　Ｗ／　？ｓ張力
ｆり髪型コーティング　０．９７Ｗ／ｋｇさら（ここれ
らの試オζ１に８００　’Ｃで３　ＲＩａ＋の歪取り焼
鈍を施した場合の！／、　＋（１崎について調べｌζが
、変化ＩＲ，なかった。

発明の効果 かくしてこの発明によれば、歪取り焼鈍を施した場合で
あっても１ｂ性が劣化しない低鉄損の方向性ｔＪい素鋼
板４１１ｊることができ、有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）、（ロ）および（ハ）はそれぞれ、フォル
ステライｂ　？ｌＲＩｔｓ！に区画形成したフΔルステ
シイトとは異質のグラス被膜の形’＝１＜、圧延方向に
対づる傾き具合おＪ：び間隔の測定要領を示した図表、 第２図は、線状異質領域が圧延方向となり角度が、′ｌ
Ａ損特性に及ｊｌ　ｔｌ影影響示したグラフ、第３図は
、異質領域の幅と鉄損値との関係を示したグラフ、 第４図は、異質領域の間隔と鉄損値との関係について示
したグラフ、 第５図は、張力（Ｊ　！：ｊ型コーティング被膜を被成
した場合と被成しない場合とにＪｌ）る、箕貿グラス被
膜領域の幅と鉄ｊ口値との関係をそれぞれ比較して示し
たグラフＣある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、地鉄表層部に塑性歪域がみられないノＡルステライ
   １へ被膜ｆＪぎの方向性（）い素鋼板（゛あって、該）
   Ａルステライト被膜が局所的に、フォルステライ（へと
   は異質のグラス被膜領域をイｊづ−ることを特徴とづる
   、歪取り焼鈍にＪ、って１Ｓｔ性が劣化しない低！Ｘ　
   ＋ｎの方向１り（〕い累素鋼板 ２．７Ａルスデライ１〜とは異質のグノス被ＩＩ４’４
   領域が、連続または非連続の粉状ダミｂ戊（’　ｔ５＞
   る１、ｊ：’ｌ　請求の範囲第１１ｊ’ｉ記ｉ灰の方向
   １９（〕い、やｒ　’４Ｐ１４１に。 ３、連続まｌζは非連続の線状領域か、鋼（及の圧延方
   向に対し６０°〜９０°の角度をなりしの−Ｃある特許
   請求の範囲第１または２　＋ｒｉ記載の７’Ｊ向性けい
   素鋼板。 ４、地鉄表層部に塑性歪域がみられない）Ａルスデシイ
   １〜被Ｉｔｓ！　（−１さの方向性（〕い索鋼板であ７
   ７で、該ソＡルステライ１〜被膜が局所的に、ノオルス
   ｊノ、（＋−とは異質のグラス被膜領域を４１しかつ、
   かかる被膜上に９．８Ｘ　１０−６１／′Ｃ以下の熱膨
   づ１に係数を早Ｊ−る張力（Ｊ　！−ｊ型の絶縁コーテ
   ィング７１１膜をそなえることをＩＳｉ徴とＪる、歪取
   り焼鈍によって１力性が劣化しない低鉄１口の方向性【
   〕い累素鋼板 ５．７Ａルステラーｒ１・どは異質のグラス被膜領域が
   、連続Ｊ１．たｉ、Ｌ　；１１’連続の線状領域である
   特１、′１請求の「む間第／Ｉｊ１１記載の方向性（）
   い素鋼板。 １ｊ、連続よた＋、Ｌ　Ｊｆ　ｉ！ｌ続の線状領域か、
   鋼板の圧延り向にλＪ　Ｌ／　［ｉｏ”・−９（）°の
   角度をなりものである待ム’Ｉ−ｉｉｌ“トド２の１１
   ４１囲第４またＵ　５１”Ｑ記載の方向１！ｌｌノイ糸
   ｊｒｌｌ　＆　、。 ７、含【ノい系鋼スラブを熱間圧延して（「？られた熱
   延板に、１回、１、たけ中間焼鈍を挾む２回の冷間圧延
   を施しＣ１は終板厚としたのら、ｎ；２１尖・１次再結
   晶１Ｊｔ、　ｇ”ａを施し、ついで鋼板表面にＭ（１０
   を土成分どりる焼鈍分離剤を塗布してから２次再結晶焼
   鈍および純化焼鈍を施Ｊ　一連の工程よりなる方向性け
   い素鋼板の製造方法にＪ３いて、 Ｍ（１０を主成分とする焼鈍分離剤の塗布に先立って脱
   炭・１次再結晶焼鈍後の鋼板表面に、該鋼板表面ザブス
   ケール中のｓｒ　０２ど反応づる物質、フォルステライ
   １〜に固溶Ｊる物質を０．０１　ｇ　／ｒｎ、　２以上
   の範囲で局所的に（＝１着させることにより、純化焼鈍
   後の鋼板表面に被成する〕Ａルスデライ１〜被膜にフォ
   ルステライトとは異質のグラス被膜領域を形成さＵるこ
   とを特徴とする、歪取り焼鈍によって特性が劣化しない
   低鉄損の方向性番プい累ｊｒ４板の製造方法。 ８、含けい素鋼スラブを熱間圧延してｒノられた熱延板
   に、１回または中間焼鈍を挾む２回の冷間圧延を施して
   最終板厚としたのち、ｎ；２炭・１次再結晶焼鈍を施し
   、ついで鋼板表面にＭｇｏを主成分とする焼鈍分離剤を
   ｈ’３　、ｒｂ　Ｌ／　’Ｕから２次再結晶焼鈍および
   純化焼鈍を／ＩＩ！ｉリ一連の工程にす＜ｉる方向性【
   ノい素鋼板の製造方法においＣ１ 脱炭・１次山結晶を煽した鋼板表面に Ｍ（１０を主成分とする焼鈍分離剤を塗イ１１するに際
   し、該分離剤中に、鋼板表面サブスクール中のＳｉ　Ｏ
   ）と反応する物質、フォルステライトに固溶する物質を
   該分離剤に対づ゛る配合割合が５％以上となる範囲にお
   いて含有ざぜた領域を局所的に形成させることにより、
   純化焼鈍後の鋼板表面に被成ザるフォルステライト被膜
   にフォルステライトとは界賀のグラス被股領域を形成さ
   せることを特徴とづる、歪取り焼鈍にＪ、っ（特性が劣
   化しない低鉄損の方向性ｔ）いＲｉ　井１板の製造方法
   。 ９、含けい素鋼スラブを熱間圧延して得られた熱延板に
   、１回または中間焼鈍を挾む２回の冷間圧延を施して最
   終板厚としたのち、ｒＵＩ２炭・１次再結晶焼鈍を施し
   、ついで鋼板表面にＭｇＯを主成分どＪ−る焼鈍分離剤
   を塗布してから最終仕上げ焼鈍および上塗りコーティン
   グ処理を施づ一連の工程よりなる方向性１ノい素鋼板の
   製造方法において、 フォルステライ１−とは異質のグラス被膜領域を局所的
   に区画形成したフォルステライＩ・被ＩＩｅ上に、被！
   ｌシ１形成後９．ａｘｌＯ−’　１／℃以下の熱膨張係
   数を窒Ｊる張力（４”ｊ型の絶縁二１−ティング処理液
   を塗布し、ついで６００〜！ｌ　Ｏｆ１℃の温度範囲で
   力’ｔ　（：ｔ　Ｉ、〕ることをＢｉ徴どづる、歪取り
   焼鈍によって特性が劣化しない低鉄損の方向性りい素鋼
   板の製造方法。