JPS60102936A - 脱酸素剤 - Google Patents
脱酸素剤Info
- Publication number
- JPS60102936A JPS60102936A JP58209989A JP20998983A JPS60102936A JP S60102936 A JPS60102936 A JP S60102936A JP 58209989 A JP58209989 A JP 58209989A JP 20998983 A JP20998983 A JP 20998983A JP S60102936 A JPS60102936 A JP S60102936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- haq
- oxygen
- acid
- oxygen scavenger
- substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、食品、毛皮類、衣料品等の脱酸素保存に用い
られる脱酸素剤に関する。さらに詳しくは、アントラキ
ノン(以下、AQと略す)類の水素化物(J2J下、I
(AQI!llと略す)又はその互変異性体及び酸性物
質を主成分とすることからなる脱酸素剤に関するもので
ある。
られる脱酸素剤に関する。さらに詳しくは、アントラキ
ノン(以下、AQと略す)類の水素化物(J2J下、I
(AQI!llと略す)又はその互変異性体及び酸性物
質を主成分とすることからなる脱酸素剤に関するもので
ある。
従来から食品等の保存期間を延長させるために、密閉容
器内に食品等を入れ、さらに脱酸素剤を封入することに
より密閉容器内の空気中の酸素を除去する方法が実施さ
れている。
器内に食品等を入れ、さらに脱酸素剤を封入することに
より密閉容器内の空気中の酸素を除去する方法が実施さ
れている。
この方法に使用されている脱酸素剤としては、■ハイド
ロサルファイドに水酸化カルシウム、活性炭を加えさら
に水を添加したもの、■鉄等の金属粉にハロゲン化金属
、担体及び水分を加えたもの、■その他、ヒドロキノン
、没食子酸、カテコール、葡萄糖、リグニン、エリソル
ビンL BAIT、、BHA又はアスコルビン酸等を脱
酸素の主成分とするものが提案されている。■は悪臭の
ある亜硫酸ガスが発生し保存対象物に臭気が残存する等
の悪影響があり、■は水素の生成や発火の恐れがあり、
■は吸収力が弱く、又は強アルカリを併用し、又は毒性
の強いものがある等の欠点がある。
ロサルファイドに水酸化カルシウム、活性炭を加えさら
に水を添加したもの、■鉄等の金属粉にハロゲン化金属
、担体及び水分を加えたもの、■その他、ヒドロキノン
、没食子酸、カテコール、葡萄糖、リグニン、エリソル
ビンL BAIT、、BHA又はアスコルビン酸等を脱
酸素の主成分とするものが提案されている。■は悪臭の
ある亜硫酸ガスが発生し保存対象物に臭気が残存する等
の悪影響があり、■は水素の生成や発火の恐れがあり、
■は吸収力が弱く、又は強アルカリを併用し、又は毒性
の強いものがある等の欠点がある。
本発明者は、かかる欠点のない脱酸素剤の開発について
鋭意研究した結果、1,4.4a、9a−テトラヒドロ
アントラキノン(以下、テトラヒドロをTH、テトラヒ
ドロアントラキノンをTHAQと略す)等のHAQ頬が
脱酸素剤として極めて有効であること及び酸性物質がそ
の作用を促進することを見出し、本願発明を完成した。
鋭意研究した結果、1,4.4a、9a−テトラヒドロ
アントラキノン(以下、テトラヒドロをTH、テトラヒ
ドロアントラキノンをTHAQと略す)等のHAQ頬が
脱酸素剤として極めて有効であること及び酸性物質がそ
の作用を促進することを見出し、本願発明を完成した。
本発明において、脱酸素剤の主成分として用いるHAQ
@とはAQ骨格の1〜8位の水素基が他の置換基で置換
されている置換HAQ[でもよく、勿論無置換のHAQ
類でもよい。他の置換基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル。
@とはAQ骨格の1〜8位の水素基が他の置換基で置換
されている置換HAQ[でもよく、勿論無置換のHAQ
類でもよい。他の置換基としては、例えばメチル、エチ
ル、プロピル。
ブチル等のアルキル基;クロロ、ブロモ等のハロゲン基
;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等のアル
コキシ基;エンドメチレン、エンドエチレン等のエンド
アルキレン;アセトキシ等のアシロキシ基;その他ヒド
ロキシ、アミノ。
;メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ等のアル
コキシ基;エンドメチレン、エンドエチレン等のエンド
アルキレン;アセトキシ等のアシロキシ基;その他ヒド
ロキシ、アミノ。
ニトロ、シアノ基等があげられる。
HAQ類におけるAQ骨格の水素化されている位置につ
いては、不飽和結合の少なくとも1以上が飽和されてい
ることが必要であるが、特に1.4.4a15.8.8
a、 9.9a、 10.10aに係る不飽和結合の少
なくとも1以上が飽和されていることが好ましく、さら
に4a、 8a、9a、 10aに係る不飽和結合の少
なくとも1以上が飽和されていることが好ましい。例え
ば、L4,4a、9a−TH’AQ類、1.4−ジヒド
ロアントラヒドロキノン(以下、ジヒドロをDH,アン
トラヒドロキノンをAHQ、ジヒドロアントラヒドロキ
ノンをDHAHQとそれぞれ略す)頬、1,2,3.4
−THAHQ頬、1.4−DHAQ類、1,2゜3.4
,4a、9a−ヘキサヒドロアントラキノン類、1,2
,3.4−T HAHQ類、1,2,3,4,4a、9
a−ヘキサヒトl:1AHQ頬、AHQ類、1+4,4
a+5,8+8a+9a、1oa−オクタヒドロAQ類
、1,4,4a、5,8.9B−ヘキサヒトl:1AH
Q頬、1,4,5.8−THAQ類、上記のAQ類とA
HQ@とのキンヒドロン類があげられる。
いては、不飽和結合の少なくとも1以上が飽和されてい
ることが必要であるが、特に1.4.4a15.8.8
a、 9.9a、 10.10aに係る不飽和結合の少
なくとも1以上が飽和されていることが好ましく、さら
に4a、 8a、9a、 10aに係る不飽和結合の少
なくとも1以上が飽和されていることが好ましい。例え
ば、L4,4a、9a−TH’AQ類、1.4−ジヒド
ロアントラヒドロキノン(以下、ジヒドロをDH,アン
トラヒドロキノンをAHQ、ジヒドロアントラヒドロキ
ノンをDHAHQとそれぞれ略す)頬、1,2,3.4
−THAHQ頬、1.4−DHAQ類、1,2゜3.4
,4a、9a−ヘキサヒドロアントラキノン類、1,2
,3.4−T HAHQ類、1,2,3,4,4a、9
a−ヘキサヒトl:1AHQ頬、AHQ類、1+4,4
a+5,8+8a+9a、1oa−オクタヒドロAQ類
、1,4,4a、5,8.9B−ヘキサヒトl:1AH
Q頬、1,4,5.8−THAQ類、上記のAQ類とA
HQ@とのキンヒドロン類があげられる。
特に、工業的に安価に製造しうるHAQ類としては1.
4.4a、9a−THAQIII、 1.4−DMAH
Qが好ましく、特に1+4,4a、9a−THAQ類が
好ましい。1+4+4a+9a−’ruAQ類としては
、例えば1,4,4a、9a−THAQ; 2−メチル
−12,3−ジメチル−12−クロロ−置換1,4,4
a、9a−T HA Qがあげられる。
4.4a、9a−THAQIII、 1.4−DMAH
Qが好ましく、特に1+4,4a、9a−THAQ類が
好ましい。1+4+4a+9a−’ruAQ類としては
、例えば1,4,4a、9a−THAQ; 2−メチル
−12,3−ジメチル−12−クロロ−置換1,4,4
a、9a−T HA Qがあげられる。
実際的には、上記記載のITAQ@の2以上の混合物で
あっても差し支えない。又、HAQ類は酸素との接触を
よくするためには、微粉末を用いるのが好ましい。
あっても差し支えない。又、HAQ類は酸素との接触を
よくするためには、微粉末を用いるのが好ましい。
上記のHAQ@は、常法に従って容易に製造することが
できる。例えば、ベンゾキノン化合物又はナフトキノン
化合物とブタジェン化合物とのディールス・アルダ−反
応によって1.4.4a、5,8,8a、9a、10a
−オクタヒトtllAQ類又は1,4,4a、9a−T
HAQ類を製造し、次いで異性化、水素化、酸化等の公
知の方法に従って上記化合物を容易に製造することがで
きる。
できる。例えば、ベンゾキノン化合物又はナフトキノン
化合物とブタジェン化合物とのディールス・アルダ−反
応によって1.4.4a、5,8,8a、9a、10a
−オクタヒトtllAQ類又は1,4,4a、9a−T
HAQ類を製造し、次いで異性化、水素化、酸化等の公
知の方法に従って上記化合物を容易に製造することがで
きる。
HA Q類の互変異性体とは、例えばAHQ頬に対する
9−ヒドロキシアントロン類、1.2,3,4,4a、
9a−へキサヒドロAHQ頬に体する1、2.3,4.
4a、9a−へキサヒドロ−10−ヒドロキシアントロ
ン類のような互変異性体をあげることができる。
9−ヒドロキシアントロン類、1.2,3,4,4a、
9a−へキサヒドロAHQ頬に体する1、2.3,4.
4a、9a−へキサヒドロ−10−ヒドロキシアントロ
ン類のような互変異性体をあげることができる。
本発明において、HAQ類を脱酸素剤として使用する場
合にはHAQを単独で使用するよりも、HAQ類を主成
分として、それに酸性物質、担体並びに水性媒体及び/
又は有機溶媒を添加又は混合して使用することが雰囲気
中の酸素を迅速に吸収するためには極めて有効である。
合にはHAQを単独で使用するよりも、HAQ類を主成
分として、それに酸性物質、担体並びに水性媒体及び/
又は有機溶媒を添加又は混合して使用することが雰囲気
中の酸素を迅速に吸収するためには極めて有効である。
II A Q頬の酸素を吸収する反応は、次の1.4,
4a、9a−TH,AQの例のとおりAQ骨格を飽和し
た水素と酸素との反応によるものと推考される。
4a、9a−TH,AQの例のとおりAQ骨格を飽和し
た水素と酸素との反応によるものと推考される。
THAQ+1/20!=DHAQ+H,o(1)DHA
Q + 1/20z= AQ 十 HzO(2+(但し
、THAQ:1.4,4a、9a−THAQ、DHAQ
:1゜4−DHAQを示す) +1.1の反応は比較的容易に進行するが、(2)の反
応は比較的111の反応より遅い傾向がみられる。
Q + 1/20z= AQ 十 HzO(2+(但し
、THAQ:1.4,4a、9a−THAQ、DHAQ
:1゜4−DHAQを示す) +1.1の反応は比較的容易に進行するが、(2)の反
応は比較的111の反応より遅い傾向がみられる。
酸性物質としては、無機酸、有@酸、酸性塩、強酸と弱
酸の塩、その他の酸性物質があげられる。
酸の塩、その他の酸性物質があげられる。
例えば、硫酸、塩酸、燐酸等の無機酸;フタル酸、安息
香酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、フマル
酸、マレイン酸、リンゴ酸、酢酸、プロピオン酸等のカ
ルボン酸、ベンゼンスルホン酸、p−)ルエンスルホン
酸、ナフタリンスルホン酸、メタンスルホン酸等のスル
ホン酸等の有機酸;上記の無機酸又は有機酸の酸性塩、
例えば硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、フタル酸ナトリ
ウム等;塩化第一鉄、塩化第二鉄、塩化アンモニウム、
塩化ニッケル、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩
化第一銅、塩化第二銅、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、硫酸
アンモニウム、明彩等の強酸と弱酸の塩;酸性のイオン
交換樹脂、酸性のゼオライト、酸性白土等の酸性物質が
あげられる。
香酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、フマル
酸、マレイン酸、リンゴ酸、酢酸、プロピオン酸等のカ
ルボン酸、ベンゼンスルホン酸、p−)ルエンスルホン
酸、ナフタリンスルホン酸、メタンスルホン酸等のスル
ホン酸等の有機酸;上記の無機酸又は有機酸の酸性塩、
例えば硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、フタル酸ナトリ
ウム等;塩化第一鉄、塩化第二鉄、塩化アンモニウム、
塩化ニッケル、塩化カルシウム、塩化アルミニウム、塩
化第一銅、塩化第二銅、硫酸第一鉄、硫酸第二鉄、硫酸
アンモニウム、明彩等の強酸と弱酸の塩;酸性のイオン
交換樹脂、酸性のゼオライト、酸性白土等の酸性物質が
あげられる。
これらの酸性物質の使用量は、触媒量以上、HAQ類に
対して1ffi常0.0001〜10重量倍、好ましく
は0.001〜5.0重量倍、さらに好ましくは0.0
1〜2.0重量倍から選ばれる。
対して1ffi常0.0001〜10重量倍、好ましく
は0.001〜5.0重量倍、さらに好ましくは0.0
1〜2.0重量倍から選ばれる。
本発明において、担体を使用することによりHAQ@等
と酸素との接触面積を増大させ、酸性物質や媒体の使用
量を減少する上で極めて効果が大きい。担体としては、
例えば活性炭、シリカ、シリカゲル、シリカアルミナ、
ゼオライト、珪藻上等の多孔性担体:その他パルプ、大
豆蛋白、ポツプコーン粉末、ポリウレタン、オガ屑、脱
脂糠等があげられる。特に、多孔性担体、好ましくは活
性炭はHAQ類の脱酸素能を有効に発揮させる上では効
果的である。
と酸素との接触面積を増大させ、酸性物質や媒体の使用
量を減少する上で極めて効果が大きい。担体としては、
例えば活性炭、シリカ、シリカゲル、シリカアルミナ、
ゼオライト、珪藻上等の多孔性担体:その他パルプ、大
豆蛋白、ポツプコーン粉末、ポリウレタン、オガ屑、脱
脂糠等があげられる。特に、多孔性担体、好ましくは活
性炭はHAQ類の脱酸素能を有効に発揮させる上では効
果的である。
担体の使用量はその種類によっても異なるが、一般的に
HAQ類に対して0.01重量倍以上、通常0.1重量
倍以上10重量倍以下、好ましくは0.2 fflff
i倍以上8重量倍以下、さらに好ましくは0.3重量倍
以上5重量倍以下である。担体の量が少なくなると水性
媒体等媒体の使用量が比較的少ない場合に脱酸素能が低
下する傾向がある。担体の使用量があまり多いと脱酸素
剤としての単位容積当りの能力が低下する。
HAQ類に対して0.01重量倍以上、通常0.1重量
倍以上10重量倍以下、好ましくは0.2 fflff
i倍以上8重量倍以下、さらに好ましくは0.3重量倍
以上5重量倍以下である。担体の量が少なくなると水性
媒体等媒体の使用量が比較的少ない場合に脱酸素能が低
下する傾向がある。担体の使用量があまり多いと脱酸素
剤としての単位容積当りの能力が低下する。
本発明において、脱酸素剤の主成分であるHAQ類の脱
酸素能を効果的に発揮させるためには、水性媒体及び/
又は有機溶媒等の媒体を同時に含有させることが好まし
い。
酸素能を効果的に発揮させるためには、水性媒体及び/
又は有機溶媒等の媒体を同時に含有させることが好まし
い。
水性媒体としては、通常水が用いられるが、塩類や水溶
性の有機溶媒が溶解していてもよく、脱酸素剤中に実質
的に水を存在させずに、吸湿性の化合物を添加し、又は
担体や雰囲気中に含まれる水分及び食品等の対象物から
吸収する水分でもよく、又上記酸性物質及びその他の塩
類の結晶水の形であってもよい。結晶水を有する化合物
の例としては、例えば明響、pJagsOa ・10H
* O等があげられる。水性媒体の使用量は、水として
HA Q頬に対して通常3重量倍以下、好ましくは2重
量倍以下0.0001重量倍以上、さらに好ましくは1
重量倍以下o、ooi iII量倍以上である。
性の有機溶媒が溶解していてもよく、脱酸素剤中に実質
的に水を存在させずに、吸湿性の化合物を添加し、又は
担体や雰囲気中に含まれる水分及び食品等の対象物から
吸収する水分でもよく、又上記酸性物質及びその他の塩
類の結晶水の形であってもよい。結晶水を有する化合物
の例としては、例えば明響、pJagsOa ・10H
* O等があげられる。水性媒体の使用量は、水として
HA Q頬に対して通常3重量倍以下、好ましくは2重
量倍以下0.0001重量倍以上、さらに好ましくは1
重量倍以下o、ooi iII量倍以上である。
有機溶媒としては、できるだけHAQ類を溶解しうるも
のが好ましく、エタノール、プロパツール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタ
エリスリトール、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールエタン等の一価又は多価のアルコール類、メチルエ
チルケトン、メチルブチルケトン等のケトン類、酢酸エ
チル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の炭化水素類があげられるが好ましくは水溶性の溶媒で
あり、さらに好ましくはアルコール闘である。有機溶媒
は、単独で媒体として使用することもできるが、アルコ
ール類を水性媒体と共に使用することができる。使用量
は上記水性媒体と同じであるが、水性媒体に添加して使
用する場合は水性媒体に対して0.001重量倍以上、
好ましくは0,05重量倍以上添加すればよい。
のが好ましく、エタノール、プロパツール、エチレング
リコール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタ
エリスリトール、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールエタン等の一価又は多価のアルコール類、メチルエ
チルケトン、メチルブチルケトン等のケトン類、酢酸エ
チル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等
の炭化水素類があげられるが好ましくは水溶性の溶媒で
あり、さらに好ましくはアルコール闘である。有機溶媒
は、単独で媒体として使用することもできるが、アルコ
ール類を水性媒体と共に使用することができる。使用量
は上記水性媒体と同じであるが、水性媒体に添加して使
用する場合は水性媒体に対して0.001重量倍以上、
好ましくは0,05重量倍以上添加すればよい。
アルコール類等の有機溶媒の存在は、極く少量であって
もHAQ頬を一部ずつ順々に溶解し、担体の表面に拡散
して空気との接触をよくすることにより、)HAQ類と
酸素との反応をより促進するものと推量される。
もHAQ頬を一部ずつ順々に溶解し、担体の表面に拡散
して空気との接触をよくすることにより、)HAQ類と
酸素との反応をより促進するものと推量される。
その他、HAQ類の脱酸素能を促進するために、1.4
−ナフトキノンスルホン酸塩、金属フタロシアニン化合
物(コバルトフタロシアニンスルホン酸ナトリウム等)
、鉄塩(塩化鉄等)、銅塩(塩化鋼等)、酸化鉄、酸化
鋼のレドックス触媒を助触媒として酸性物質とともに使
用することもできる。
−ナフトキノンスルホン酸塩、金属フタロシアニン化合
物(コバルトフタロシアニンスルホン酸ナトリウム等)
、鉄塩(塩化鉄等)、銅塩(塩化鋼等)、酸化鉄、酸化
鋼のレドックス触媒を助触媒として酸性物質とともに使
用することもできる。
本発明の脱酸素剤を製造するには、HAQ類又はその互
変異性体、酸性物質、水性媒体及び/又は有機溶媒並び
に担体を順次に混合することによって容易に製造するこ
とができるが、HAQ類と媒体、酸性物質と媒体とを別
々に所定量の担体とそれぞれに混合し、該混合物を、必
要ならば打錠、顆粒化しまたは粉体のままでシートの片
面又は両面に粘着若しくは打ち込み等の公知の固定方法
で固定して、酸素透過性の袋、例えば有孔ポリエチレン
フィルムをラミネート紙袋、ポリプロピレン、ポリブタ
ジェン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、セロハン等の
有孔プラスチックフィルム又はそのラミネートフィルム
で被包し又は有孔の容器に収納し使用することができる
。これら被包物は長期に保存する場合には空気を遮断し
うるフィルム等で被覆して保存するのが好ましく、脱酸
素剤として使用するときに該保存フィルムを取り除けば
雰囲気の酸素を容易に除去することができる。
変異性体、酸性物質、水性媒体及び/又は有機溶媒並び
に担体を順次に混合することによって容易に製造するこ
とができるが、HAQ類と媒体、酸性物質と媒体とを別
々に所定量の担体とそれぞれに混合し、該混合物を、必
要ならば打錠、顆粒化しまたは粉体のままでシートの片
面又は両面に粘着若しくは打ち込み等の公知の固定方法
で固定して、酸素透過性の袋、例えば有孔ポリエチレン
フィルムをラミネート紙袋、ポリプロピレン、ポリブタ
ジェン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、セロハン等の
有孔プラスチックフィルム又はそのラミネートフィルム
で被包し又は有孔の容器に収納し使用することができる
。これら被包物は長期に保存する場合には空気を遮断し
うるフィルム等で被覆して保存するのが好ましく、脱酸
素剤として使用するときに該保存フィルムを取り除けば
雰囲気の酸素を容易に除去することができる。
粉体に粘着性をもたせるためには、粘結剤として水溶性
の高分子化合物を添加してもよい。該化合物としては、
例えばアルギン酸ナトリウム、CMC,ヒドロキシメチ
ルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース
、澱粉、ポリビニルアルコール等があげられる。
の高分子化合物を添加してもよい。該化合物としては、
例えばアルギン酸ナトリウム、CMC,ヒドロキシメチ
ルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロース
、澱粉、ポリビニルアルコール等があげられる。
以下、実施例によって詳細に説明する。
実施例 1
脱酸素剤の主剤としての1.4,4a、9a−THAQ
84X 、 1.4−D HA Q14.4χを含むH
AQ (主剤)10gに酸性物質、担体及び媒体を第1
表の割合で混合し、該混合物を4リツトルの空気の入っ
たガラス製容器に入れ、室温(約20〜25℃)で酸素
測定器により酸素の吸収量を測定した。その結果は第1
表に示した。なお、第1表には主剤1.0a単位に換算
して表示した。
84X 、 1.4−D HA Q14.4χを含むH
AQ (主剤)10gに酸性物質、担体及び媒体を第1
表の割合で混合し、該混合物を4リツトルの空気の入っ
たガラス製容器に入れ、室温(約20〜25℃)で酸素
測定器により酸素の吸収量を測定した。その結果は第1
表に示した。なお、第1表には主剤1.0a単位に換算
して表示した。
実施例 2
実施例1において、酸性物質及び媒体を第1表にしめし
たとおりに使用した以外は、実施例1と同様に実施した
。その結果は第2表に示す。
たとおりに使用した以外は、実施例1と同様に実施した
。その結果は第2表に示す。
第 2 表
実施例 3
実施例1において、主剤としてL4−DHAHQを用い
た以外は実施例1と同様に実施して同様の結果を得た。
た以外は実施例1と同様に実施して同様の結果を得た。
特詰出願人 川崎化成工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 [11アントラキノン類の水素化物又はその互変異性体
及び酸性物質を含有することを特徴とする脱酸素剤。 (2)アントラキノン類の水素化物が、アントラキノン
骨格の少なくとも1.4.4a15.8.8a、 9.
9a、10.10aの位置に係る不飽和結合の1pl上
が飽和されている水素化アントラキノン類である特許請
求の範囲第1項記載の方法。 (3)水素化アントラキノン類が、置換又は無置換1,
4,4a、9a−テトラヒドロアントラキノン類である
特許請求の範囲第2項記載の方法。 (4)水素化アントラキノン類が、置換又は無置換1.
4−ジヒドロアントラヒドロキノン類である特許請求の
範囲第2項記載の方法。 (5)アントラキノン類の水素化物又はその互変異性体
、酸性物質、担体並びに水性媒体及び/又は有機溶媒を
含有することを特徴とする脱酸素剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58209989A JPS60102936A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 脱酸素剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58209989A JPS60102936A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 脱酸素剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60102936A true JPS60102936A (ja) | 1985-06-07 |
JPH0326100B2 JPH0326100B2 (ja) | 1991-04-09 |
Family
ID=16582013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58209989A Granted JPS60102936A (ja) | 1983-11-10 | 1983-11-10 | 脱酸素剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60102936A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0597695A1 (en) * | 1992-11-13 | 1994-05-18 | W.R. Grace & Co. | Compositions for inhibiting microbial growth |
JPH1170330A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-03-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 酸素吸収剤及びその再生方法 |
EP1351948A4 (en) * | 2000-12-22 | 2005-06-29 | Commw Scient Ind Res Org | NEW DESOXYGENANT COMPOSITIONS |
JP2008505196A (ja) * | 2004-06-28 | 2008-02-21 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション | 酸素を捕捉する組成物及びその製造方法 |
JP2014172040A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-22 | Lipmen Co Ltd | 多孔性担体を用いた有機系酸素吸収剤とその製造方法 |
JP2021041306A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 凸版印刷株式会社 | 脱酸素剤、脱酸素剤包装体及び食品包装体 |
-
1983
- 1983-11-10 JP JP58209989A patent/JPS60102936A/ja active Granted
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0597695A1 (en) * | 1992-11-13 | 1994-05-18 | W.R. Grace & Co. | Compositions for inhibiting microbial growth |
JPH1170330A (ja) * | 1997-08-29 | 1999-03-16 | Sanyo Electric Co Ltd | 酸素吸収剤及びその再生方法 |
EP1351948A4 (en) * | 2000-12-22 | 2005-06-29 | Commw Scient Ind Res Org | NEW DESOXYGENANT COMPOSITIONS |
JP2008505196A (ja) * | 2004-06-28 | 2008-02-21 | コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション | 酸素を捕捉する組成物及びその製造方法 |
JP2013224432A (ja) * | 2004-06-28 | 2013-10-31 | Commonwealth Scientific & Industrial Research Organisation | 酸素を捕捉する組成物及びその製造方法 |
JP2014172040A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-22 | Lipmen Co Ltd | 多孔性担体を用いた有機系酸素吸収剤とその製造方法 |
JP2021041306A (ja) * | 2019-09-06 | 2021-03-18 | 凸版印刷株式会社 | 脱酸素剤、脱酸素剤包装体及び食品包装体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0326100B2 (ja) | 1991-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2701999B2 (ja) | 酸素吸収剤 | |
KR100456412B1 (ko) | 산소흡수용조성물 | |
JP4458206B2 (ja) | 酸素吸収剤 | |
US6039892A (en) | Oxygen absorbent composition | |
JPS60102936A (ja) | 脱酸素剤 | |
JP3412666B2 (ja) | 酸素吸収用組成物 | |
US5236617A (en) | Oxygen absorbent | |
CA3044958A1 (en) | Oxygen absorbing and carbon dioxide emitting composition | |
JP2001340754A (ja) | 酸素ガス吸収剤およびその製造法 | |
JPS6260936B2 (ja) | ||
JPS6094137A (ja) | 脱酸素剤組成物 | |
JP2004269735A (ja) | 酸素吸収性樹脂組成物およびその製造法 | |
JP2923978B2 (ja) | 脱酸素剤 | |
JPS6087850A (ja) | 脱酸素剤 | |
JP2961231B1 (ja) | 脱酸素剤の製造方法 | |
JPH0325221B2 (ja) | ||
JPS60240784A (ja) | 発熱剤 | |
JPS60149342A (ja) | 脱渋剤組成物 | |
JPS5829069B2 (ja) | 鮮度保持剤 | |
JP2822440B2 (ja) | 脱酸素剤 | |
JP2923977B2 (ja) | 脱酸素剤 | |
JPH11207177A (ja) | 脱酸素剤 | |
JPS60174887A (ja) | 金属製品の保存方法 | |
JP2993085B2 (ja) | 脱酸素剤 | |
JP2000005596A (ja) | 脱酸素剤 |