JPS60100611A - 転炉の排ガス回収制御装置 - Google Patents

転炉の排ガス回収制御装置

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JPS60100611A
JPS60100611A JP20654983A JP20654983A JPS60100611A JP S60100611 A JPS60100611 A JP S60100611A JP 20654983 A JP20654983 A JP 20654983A JP 20654983 A JP20654983 A JP 20654983A JP S60100611 A JPS60100611 A JP S60100611A
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exhaust gas
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坪井 勇
Toshio Edane
江種 俊夫
Masachika Fukuda
福田 正親
Teruyuki Hasegawa
輝之 長谷川
Youichi Nimura
洋一 丹村
Hiroaki Ishikawa
博章 石川
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 回収するための排ガス回収制御装置に係り、特に排ガス
流龍の制御によってcoavの高い転炉排ガスをよシ多
鉱に回収する転炉の排ガス回収制御装置に関する。
一般に、酸素転炉では、ランスまたは炉底あるいは両方
よシ酸素を炉内鋼浴に吹込み、さらに石灰などの副原料
を投入して鋼浴中のC(炭素)、P(シん)およびMn
 (マンガン)などを酸化除去している。このとき、C
Oガスに富んだガスが多量に発生するため、このガスを
炉口上部にフードを設置して捕集し、よって作業環境の
清浄化および危険防止を図シ、更にはCOガスの再利用
によって省エネルギ化を図ることが行なわれている。こ
のフードの上端は排ガス吸引ダクトに接続され、一方、
フード下端側には炉口上部を覆うようなスカートが設け
られている。このような設備配置は安全対策のためであ
るが、フードと転炉とが離れているために誘引される排
ガスは適切な量でなければならない。即ち、吸引量が過
大であると、スカートと炉口の間よシ犬気を吸引してフ
ード内に巻き込み、排ガスのカロリーを低下させるのみ
ならず、排ガス中のCOと大気02とが燃焼反応を起し
てフードやダクトなどを破損させる事故を招く恐れがお
る。
また、吸引量が過小であると、炉口とスカートの間から
CO富化の排ガスが噴出し、作業環境の汚染、危険化を
もたらし、かつエネルギー損失を招く問題がある。
そこで、従来、以上のような問題点を解決する′ために
フード内に検出端を設け、この検出端による炉内圧の測
定値に基づいて、炉内圧が大気圧と同値かもしくはほぼ
同値になるように排ガス吸引量を制御している。この制
御系は、炉内圧フィードバックによるP■(比例積分)
制御ループを用いたものであって、オペレータの経験的
判断に基づく炉内圧設定値の変更によシ、排ガス流駿を
適宜可変制御できるものである。
しかし、かかる炉内圧制御手段には次のような問題点が
ある。その1つは、副原料投入および酸素送給量変更時
に発生するガス量の急変に対して十分対応し得ない。即
ち、副原料投入・酸素送給量変更時に炉内発生ガス盆が
急変して炉口大気巻込または排ガス炉外噴出が生じたと
き、オペレータの判断で炉内圧設定値を変更実施するが
、そのとき既に設定値変更遅れが生じておシ、畑らに設
定値変更後に操作端の操作によって変化された炉内圧の
測定にも遅れが生以これに加えて制御ループの伝達遅れ
などを含めると、制御ループの操作遅れは避けられない
また、他の1つの問題点は、急激な大気巻込み・排ガス
噴出の防止によって作業環境の汚染防止および排ガス回
収作業の安全性を保持しているためへ多少とも巻込気味
な回収となることが多く、このためCO富化のガスをみ
すみす損失してしまうことである。さらに、池の1つの
問題点は、オペレータの個人差が大きいことである。
即ち、オペレータによる手動調節のため、オペレータ個
々の作業熟練度に応じて調節量が異なシ、これが排ガス
流漬制御性に直接影響を与える不具合がある。
しかして、従来、上記のような問題点を改善するために
、以下に述べるような3つの改良技術が考えられている
(1) 炉内残留02通予測値の利用による排ガス回収
制御方法。
この制御方法は、炉内に吹込むo21と炉内から出力さ
れる02tとの差丘よシ、炉内に残留す乞o2tを時々
刻々算出し、この算出結果による瞬時値を炉内残留酸素
量変化としてとらえて積算し、この積算値から鋼浴〔S
1〕の酸化に負されて〔S10□〕としてスラブ中に残
留する02[1を差し引くことによシ、炉内残留02量
を得ている。
この場合、具体的には排ガス流址、排ガス組成、酸素送
給量および副原料銘柄別投入板などを前照してめられる
。そして、以上のようにしてめられた炉内残留02量を
時系列的に延長し、将来値を予測推定する。さらに、こ
の推定値とランスからの予定数および副原料分解02モ
デルによる0□発生量とから将来的な炉内発生ガス量を
予測し、この予測ガス筺に基づいて二次集塵器ダンノソ
のDDC(Direct Digital Contr
ol )を実施する排ガス回収制御方法であυ、レリえ
ば特公昭56−22926号公報および特公昭56−2
2927号公報が上げられる。
しかし、この方法は、炉内残留02量の予測が実蹟時系
列の延長によるため、遅れ時間を解消し得す、また将来
的に発生するガス発生状況急変に対し、十分対応できな
いものである@(2)等価スカート抵抗による巻込空気
率一定制御による制御方法。
この方法は、排ガス流量と排ガス組成とから算出される
炉口巻込空気址実績値と炉内圧(大気圧と炉内の実際の
圧力との差で表わす)とによυ、炉口とスカートとの隙
間における空間の流路抵抗である等価スカート抵抗を算
出し、炉口巻込空気歇を目標値に近づくように制御する
もので、列えば特開1)i357−85920号公報、
特公昭58−3004号公報、特公昭57−58409
号公報および特公昭57−45447号公報などの技術
がかかる制御法の一部または全部に該当するものでおる
しかし、この制御方法において等価スカート抵抗は過去
の実績に基づく量であって、算出ノj椿自体に遅れが存
在し、また将来の状況変化に対しても十分な適応性を発
揮し得ない問題がおる。
(3)プロセス特性の補償装置による炉内圧制御方法。
この制御方法は、副原料投入および酵素送給量変更時の
炉内圧最定値変更歓を、予め決定された時間補償式およ
び投入量・変更量に対応した発生量補償式によって決定
するもので、例えば特開昭58−1011号公報に係わ
る技術が該当する。
この制御法にあっては、同一の副原料投人倫・酸素送給
量変更に対しても、炉内反応状況によシ炉内圧設定値変
更澁の再現性が制約され、このためフィードフォワード
要素のみの炉内圧最定値変更址は十分に最適な値に決定
できない問題がある。
従って、以上の各制御方法をまとめると、前記改良技術
(11、(2)はともに過去の遅れを有する時系列の延
長によって予測するため、過去の傾向から予測し得ない
急変に対する予測精厩が十分改善されていない。次に、
改良技術(3)はフィードフォワード制御による予測の
みであるので、炉内反応状況が反映されていない。ゆえ
に、各制御力法とも致命的な欠点を有しており、何れも
完全な制御方法とは言い難い。また、改良技術(1) 
、 (23を実現するためには、二次集塵器ダンパーの
DI)C化という設備改造も必要でちり、コスト的にも
高くなってしまう。
本発明は以上のような従来技術の問題点を解決するため
になされたもので、炉内冶金反応から推定して得られる
炉内発生ガス量推定値を炉内発生ガス址実績値でフィー
ドバック修正して炉内発生ガス破予測値を算出し、この
予測値に基づいて炉ロフード部圧力バランスより炉内圧
最適設定値をめ、この設定値に基づいて排ガス流量の先
行制御を可能とし、よって従来と同一の精錬操業下にあ
る転炉に関し、よりCO磯濃度高い転炉排ガスをより多
量に回収し得る転炉の排ガス回収制御装置を提供するこ
とを目的とする。
以下、本発明の一実施例について説明する。
第1図は装置の全体構成を示す図である。同図において
1は転炉、2は鋼浴を示し、この転炉1の上部には所定
方向に延在する排気ガスダクト3の先端部が位置するよ
うに配置されている。
この排気ガスダクト3の先端部にはフード斗およびスカ
ート5が取付けられ、炉内発生ガスを吸込むようになっ
ている。フード手には炉内圧検出発信器、スカート5に
はスカート高さ発信器7が取付けられている。また、酸
素を吹込む送酸ランス8が転炉上部より転炉内部に挿入
されており、一方、フード4の後端部には副原料を投入
する副原料投入口9が設けられている。
10は副原料投入量発信器、11は投入シーート、12
は副原料投入装置である。13は送給ランス8合逃して
炉内に送シ込まれる酸素の流量を検出する酸素流置針で
ある。前記排気ガスダクト3は、転炉上部よシ逆U字状
に配置されてそのNJl端下部下部側行に延在せられて
いる9そして、排気ガスダクト3の逆U字状をなす頂部
には排ガス分析計14が取付けられ、頂部から下方に向
かうダクト3の途中外側に二次集厘器ダンパ駆動装置1
5が配置され、さらにダクト3の平行部分には排ガス誘
引装置16が設けられている。この排ガス誘引装置16
よシ後方に伸びるダクト3内には3方弁17が内挿され
、この弁17によシ煙突18およびダクト後端部に]非
ガスを送シ出すようになっている・19は回収弁、20
はガスホルダである。21は排ガス誘引装置16の入力
側に位置するダクト3内を流れる排ガスの流量を検出す
る排ガス流量発信器、22は主原料情報収集装置である
23は炉内発生ガス量推定演算部であって、ここでは副
原料投入量発信器10、酸素流量計13および主原料情
報収集装置22などからの情報に基づき、(1)式の演
算式によって炉内発生ガス量推定値XMをめるものであ
る。
XM= (MA、C十R4D、co ) ・22400
/ 60 (Nm3/H) ・−(1)但し、MA、c
は炉内ガスメタル反応モル速度(〔03分) [Tmo
 l/min )であって、いわゆる脱炭速度に相当す
るOMD、Co2は副原料反応モル速度(CO2分) 
[Tmo1/ffl1n]、22400はlそル当シの
発生ガスjt CNm’/’rmo 1 〕、60は分
/時間換算を表わしている。
24は炉内発生ガス量実績演算部であって、これは排ガ
ス分析計14および排ガス流量発信器21からの情報を
受けて、吹錬中に適当な周期で排ガス流量、排ガス組成
を取)込んで時間補正と流量補正とを施し、炉内発生ガ
ス鼠実績値を算出するものである。この炉内発出ガス址
実績値XRは下式によってめられる。
XB=XF・α([CO:] ++CO2) )/Zo
o CNm3/h) ++ (2)但し xFは排ガス
流量測定値〔Nm3/H〕、αは密度補正係数、[co
)は排ガスCoe度〔チ〕、〔C02〕は排ガスCO2
@度〔チ〕である。なお、XF、〔CO〕、〔C02〕
間のおくれ時間は調整済みとする。
25は炉内発生ガス量予測演算部であって、これは演算
部24から得られるある時間までの炉内発生ガス密度と
演算部23からの同時間までの推定値とから、前記ある
時間までの発生量偏差を時系列としてめて予測値を得る
ものである。
26は最適炉内圧設定値演算部であって、これは炉口部
の圧力・ぐランスに基づいて炉内発生ンIス量予測値と
最適巻込空気量とスカート高さとから最適炉内圧設定値
をめるもので、具体的には下式の演算式による。
但し、Poは炉内圧設定値、ρ。は炉内発生ガス密度、
Qcは炉内発生ガス流量、Hはスカート高さ、QILは
巻込空気特性、A−Dは物理的ないし設備的に定まる定
数、βは巻込空気特性の変化によるゲイン補償項でおる
。なお、最適炉、口巻込空気ktQaは、炉口燃焼率外
部設定の場内には次の式によって決定するO 嘱=にαQ、 ・・・(4) kは設定炉口燃焼率、αは安全係数である。
27は炉内圧検出発信器6からの炉内圧検出値と最適炉
内圧設定値演算部26からの炉内圧設定値との偏差を零
にするような制御信号を出力し、二次集塵器ダンパ駆動
装置15を制御する炉内圧調節計である。
次に、以上のように構成された装置の作用を説明する。
転炉1内の鋼浴2へ送酸ランス8よシ酸素を吹込むと、
この酸素は鋼浴2内の銑鉄Cと反応し、COに富む大量
の排ガスが発生する。
この排ガスはフード4およびダクト3のダンパ15を通
って除塵された後、排ガス誘引装置16によって誘引さ
れて三方弁17側へ送られる。そして、この三方弁17
によってガスホルダに回収させ或いは煙突18から大気
へ放散させるようにしている。
しかして、以上のような転炉の排ガス回収系において所
定の各所に配置された副原料投入量発信器10、酸素流
量計13、排ガス分析計14からそれぞれ副原料情報、
ランス情報および排ガス分析情報が出力され、また炉内
圧検出発信器6、スカート高さ発信器7および排ガス流
量発信器2ノからそれぞれ炉内圧検出信号、スカート高
さおよび排ガス流量信号が出力される。また、主原料情
報収集装置22から主原料情報が出力公れる。これらの
情報のうち、炉内発生ガスは推定演算部23は主原料情
報、副原料情報およびランス情報を堆シ込んで第2図の
ような転炉炉内反応をモデル化する。このモデルは第1
表の物質・ぐランスと第2表の熱バランスに関する15
元連立方程式によって作られる。
但し、第1表においてt:吹錬経過時間(min)、W
l:成分チ濃度(10−2%)、WM:溶鋼重量(T)
、WJはスラグ重量(T)であってこれらは変数である
また、C1:成分mol濃度(Tmot/m3)、M)
、、 1 Gas Meta1反応mol速度(Tmo
l/m1n)、Mn、HニスラグMe t a 1反応
mol速度(Tmol/m1n)、Me−1:主原料反
応mol速度(Tmol/m1n)、MD−1:副原料
反応mol速度(Trnol/m1n)、Δi:ミニ物
質バランス量であってこれらは中間変数を意味する。さ
らに、定数としてρM:溶鋼密度(T/’m3)、ρS
ニスラグ密度(T/m’)、町:成分分子量(’r/T
mol)がある。また、叫 W+ Id、、、 W* = −C+の式によりて濃度
換算でρJ きる。ρソ:溶鋼成分ρいスラグ成分ρ8である。
ν 第2表においてθM=溶鋼温度(℃)、θ11ニスラグ
温度(℃)、θG1:炉内が6ス温度(1)、θG2:
ゝ、 炉外ガス温度(℃)であってこれらは変数である。
θR:反応界面温度(℃) 、Fa、 :炉内ガス流蓋
(Nm3/m1n)、FG2 :炉外ガス流量(Nm’
/m1n)、QRT :界面反応熱(kd/m i n
 )、Q4j:熱ノ々う>ス要素(kmly’m i 
n )であってこれらは中間変数である。定数としては
、CPM :溶鋼比熱(km!l/T・℃)、Cps 
ニスラグ比熱(kd/T・℃)、Cpo+ :炉内ガス
比熱(kmll/Nm3・C)、CPG2 :炉外ガス
比熱(kad/Nm ’・℃)がある。温度換算式とし
ては、Ti=01 +273 (OK)、E l = 
T l/100 (’K)がある。
従って、この炉内発生ガス量推定演算部23にあっては
、物質バランスおよび熱ノ々ランスに関する15元連立
微分方程式となシ、これらを主原料情報収集装置22か
らの溶銑・スフラッグの重量・成分・温度などの主原料
実績値つまシ主原料情報を初期値として、副原料銘柄;
投入皿、投入タイミングなどの副原料情報の実績・予定
および送酸鼠・ランス位置の各1?ターンなどのランス
情報を用いて解くことによシ、鋼浴2の重量・成分・温
度、スラグの重量・成分・温度、炉内発生ガスの流量・
組成・温度を吹錬中の任意のタイミングで得るものであ
る。具体的には適宜な周期ごとに計算時点および適当な
将来時点について、前記各群をめるものでおる。そして
、このようにしてめた炉内発生ガス量推定値は炉内発生
ガス量予測演算部25に送られる。一方、この炉内発生
ガス斂予測演算部25には炉内発生ガス量実績演算部2
4から炉内発生ガスを央績値が送られてくる。即ち、こ
の演算部24にあっては、吹錬中に適当な周期で排ガス
分析計14から排ガス組成を、また排ガス流量発信器2
ノから排ガス流量を取シ込んで、時間補正および流量の
密度補正とを施こし、前記(2)式に基づいて炉内発生
ガス量実績値を算出する。なお、時間補正および密度補
正は次のようにして行なわれる。時間補正の場合、その
排ガスタイムチャートは第3図の如く表わすことができ
る。図中、io :炉口通過時刻、t、:炉頂サンシラ
ー通過時刻、t2 :排ガスベンチュリ通過時刻、ts
 二分析値出力時刻、T1 :炉ロ〜炉頂排ガス伝達時
間、T2 :炉ロ〜排ガスペンチーリ伝達時間、T3 
:炉ロ〜分析値出力経過時間(現在14秒一定)、T4
:成分分析所妥時mJである。従って、以上のようなタ
イムチャートの時、Tl+T2は排ガス流量に応じて第
4図の如く変化するが、実吹錬での流量変動は第5図に
示すようになり、2σで見てもTIIT2の変動はfo
、8iec以内である。
故に、排ガス流量、排ガス組成でのおくれ時間は固定と
し予め調整できる。第4図においてA=x 2σ= 6
.8 X 105(Nm3/H)、B =x = 7.
5 X 10’(Nyy+’/H)、0題+2σ””8
.2 X 10’(Nm殉)、(T2 T+)A=9.
8(see)、(T2− TI ) B=9゜O(se
e)、(T2 Tx)C=8.2(see) テある。
次に、’ML補正係故α(=QNt)(第2式参照)は
次のようにしてめる。絞シ光逍計に対する補正は(5)
式で示すことができる。
但し、QNO:泥倉測定値、γ:劃側P:圧力、T:温
朋、f:測定時、b二設計埴を示す。
OG設備の併ガスベンテーりでは、″密度一定”として
、fA度、圧力に関する補正のみをハードで実施してい
る@そこで、mfガス成に基いて、の式によってγfを
算出する。mi二ガスM)の分子型、[M1]:ガスM
iの分析値、N:組成ガス数である。よって、WK梱正
正係数、とめ、これを補正1直として用いる。
要するに、この演算によって得られる央禎は、現時点t
に対して遅れ時間τ。たけ前、すなわち時刻(を−τ。
)の実績を現わしている。
そして、谷演算部23.24で得たFV−3発生ガス量
推定値と炉内発生ガス量推定値とが炉内発生ガス量予測
演算部25に送られ、ここで両値から(t−τ。)まで
の発生ガス針偏差を時系列的にめる。これは、ガス発生
の脈動性や実績値と推定値との曲の傾向変動を時系列的
に処理するためである。すなわち、実績値と推定値との
偏差を未知の外乱によるものとし、この性質を統計的処
理によってめ、この偏差を該統計的性質に則して予測し
、将来の推定値の修正項とし、修正された推定値を予測
値として採用するものでおる。予測計算の概略手段とし
ては、第6図(a)による総合反応モデルによる発生ガ
ス量推定値xMと第6図(b)の時刻(t−τ。)まで
の発生ガス量実績値XRとから同1(c)のような偏差
x=XR−X’をめ、しかる後、同図(d)によって偏
差平均値の除去演算y = x−マを行ない、かつ同[
7(e)の如く統計処理によって時刻tにおけ△ △ 
オ △ −ウ うな流量予fill I直X4=xt+X(=yt+x
+Xtを算出するものである。予測計算式の詳細は省略
する。
次に、以上のようにしてやられた炉内発生ガス量予測値
は最適炉内圧設定値演算部26に送られ、ここで最適炉
内圧設定値がめられて炉内圧調節計27の目標値となシ
、炉内圧検出発信器6の炉内圧検出値とから補正を行っ
てダンノeを先行制御するものである。つまシ、この先
行制御は、炉口部の圧力バランスに基づいて、炉内発生
ガス量予測値と最適巻込空気量とスカート高さとから最
適炉内圧設定値を算出する。
この算出は前記(3)式に基づいて行なわれる。この制
御の特徴は、吹錬中に炉内からの噴出で炉口周辺に堆積
が生じて炉口圧力バランスの%性値が変化する場合に対
処するため、時々刻々と、該特性値を炉内圧設定実績値
と対応する炉内圧検出値とから補正している点である。
この補正方法の一列として第7図(a) 、 (b)に
示すようにダイン補償項βをめて補正する。即ち、同図
(、)において、 同図(b)において、 がめられ、これらの式から がめられる。Phは炉口〜検出端距離で矢定される定数
である。つまシ、この炉内圧の先行制御は、(3)式で
の炉内発生ガス量を前記予測値で置き換え、また最適炉
口巻込空気量も該予測値に対するものにすればよい。
以上詳記したように本発明によれば、個々の遅れ時間を
明らかにした後、最大遅れ時間を有する実績値の最新値
に実績値の時間原点をとシ、該原点よ多制御したい例え
ば現在よシ数秒後の将来までの予測計算を行なう。この
時、過去値の単なる延長ではなく、将来の操業変化をも
取シ込んで炉内反応の推定に基づく予測値を得てこれを
基本データとし、またフィードフォワード要素のみによ
る炉内状況からの遊離を防止するため1.実績値時間原
点以前の実績値と推定予測値との偏差の時系列を統計的
に処理し、かする処理による修正項によって制御時点で
の予測値を算出している。
従って、以上のような制御手段をとることによシ、炉内
圧制御法に対する遅れ時間は前記改良技術(1) 、 
(2)よシも完全なものとなシ、またフィードフォワー
ド要素を取った改良技術(3)よシも信頼性を向上させ
うる。即ち、本発明装置は、排ガス予測精度が向上し、
回収状況変動への対応遅れを解消できる。この結果、回
収期間中における平均巻込空気蓋は、17000 Nm
3/Hから3000 Nm37Hに減少でき、回収ガス
のco濃度をよシ一層萬めることかできる。また、排ガ
ス組成の安定化によって安全性確保の条件を緩和できる
。ちなみに、回収開始終了時間の平均がそれぞれ着火後
90秒から60秒に、吹錬終了前60秒から20秒にす
ることが可能となシ、このため回収ガス量を増加させう
る。また、回収原単位は3 Nm3/Ton−stae
lと向上させることができる。よって、本装置において
は、従来と同一の精錬操業下にある転炉に関し、よシC
O濃度の高い転炉排ガスをよシ多量に回収でき、排ガス
の利用による省エネルギー化にも大きく貢献させること
ができる。なお、炉内発生ガス量予測値を利用すれば、
排ガス誘引ファン駆動モータ回転数の先行制御の実施に
よる該モータの消費電力を大幅に低減できる転炉の排ガ
ス回収制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る転炉の排ガス回収制御装置の一実
施例を示す全体構成図、第2図は炉内発生ガス量推定値
をめるときに使用する転炉総合反応モデル図、第3図な
いし第5図は炉内発生ガス量実績値をめるときに利用す
る時間補正の説明図、第6図(、)〜(f)は炉内発生
ガス酸の予測を行なうときの手順を示す図、第7図(I
L) 、 (b)は炉内圧先行制御のときに利用する設
定値ダイン補償の説明図である。 l・・・転炉、2・・・鋼浴、3・・・排気ガスダクト
、4・・・フード、5・・・スカート、6・・・炉内圧
検出発信器、7・・・スカー・ト高さ発信器、8・・・
送酸ランス、10・・・副原料投入量発信器、13・・
・酸素流量計、14・・・排ガス分析計、15・・・二
次集電器ダンパ駆動装置、J6・・・排ガス誘引装置、
2ノ・・・排ガス流量発信器、23・・・炉内発生ガス
量推定演算部、24・・・炉内発生ガス量実績演算部、
25・・・炉内発生ガス量予測演算部、26・・・最適
炉内圧設定値演算部、27・・・炉内圧調節計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 排気ガスダクトの先端部にフードおよびスカートを取付
    けて酸素転炉炉口上に配置し、吹錬中に酸素転炉から発
    生する排ガスを前記ダクトを介して吸引する際の該排ガ
    スの回収制御を行なう転炉の排ガス回収制御装置におい
    て、主原料情報を初期値とし、時々刻々の副原料情報お
    よびランス情報から炉内発生ガス緻推定値をめる炉内発
    生ガス社推定演算部と、前記ダクト内を流れる排ガスの
    排ガス流値および組成から炉内発生ガス址失績値をめる
    炉内発生ガス址実績演算部と、これらの両演算部によっ
    て得た炉内発生ガス−〇推定値と実績値との偏差時系列
    の統計的性質を最新の該実績値の時点までの時系から算
    出し、この算出によって得た偏差時系列の統計的性質か
    ら予測時点での偏差を予測し、この偏差予測値で該予測
    時点の炉内発生ガス量推定値を修正して炉内発生ガス址
    予測値をめる炉内発生ガス量予測演算手段と、転炉炉口
    部圧力バランスより導かれる炉内圧計算式中のパラメー
    タを目標巻込空気量と実績巻込空気虐の比から時々刻々
    修正するとともに、予めめた前記炉内発生ガス歌予測値
    、目標である最適巻込空気tおよびスカート高さから前
    記修正パラメータを用いて炉内圧をめ、これを排ガス制
    御用ダンパの制御を行なう制御系へ炉内圧設定値として
    供給する手段とを備えたことを特徴とする転炉の排ガス
    回収制御装置。
JP20654983A 1983-11-02 1983-11-02 転炉の排ガス回収制御装置 Granted JPS60100611A (ja)

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