JPS60100603A - 焼結歯車の製造方法 - Google Patents
焼結歯車の製造方法Info
- Publication number
- JPS60100603A JPS60100603A JP20657983A JP20657983A JPS60100603A JP S60100603 A JPS60100603 A JP S60100603A JP 20657983 A JP20657983 A JP 20657983A JP 20657983 A JP20657983 A JP 20657983A JP S60100603 A JPS60100603 A JP S60100603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sizing
- tooth
- sintered
- gear
- dimensional accuracy
- Prior art date
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- Granted
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- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、焼結歯車の歯先径の寸法精度を、機械加工
によらずに向上させる方法に関するものである。
によらずに向上させる方法に関するものである。
歯車の諸元中歯形および歯筋の18度は必ず重視される
が、歯先径の寸法精度は、噛み合いに際しでは相手の歯
底との間に遊びがあるため、一般の用途ではとくに重視
されないのが通常である。
が、歯先径の寸法精度は、噛み合いに際しでは相手の歯
底との間に遊びがあるため、一般の用途ではとくに重視
されないのが通常である。
しかし例えば歯車ポンプの歯車などではこれと異なり、
ケーシングとの隙間如何がポンプの性能に大きく影響す
るために、歯先径の寸法に厳しい精度(0,02〜0.
03mm以下)が要求される。
ケーシングとの隙間如何がポンプの性能に大きく影響す
るために、歯先径の寸法に厳しい精度(0,02〜0.
03mm以下)が要求される。
ところで、第1図は歯車ポンプ用歯車の一例を示したも
ので、この歯車を粉末冶金法で作る場合は粉末成形→焼
結→ザイジングの工程によるのが本来であるが、それで
は前述の歯先径精度が得られないところに問題がある。
ので、この歯車を粉末冶金法で作る場合は粉末成形→焼
結→ザイジングの工程によるのが本来であるが、それで
は前述の歯先径精度が得られないところに問題がある。
即ち、サイジングは第2図にその概念を示したように、
実線で描いた輪郭の焼結体をサイジング用金型に圧入し
て点線の如く矯正でる訳で、歯形および歯筋は所要の精
度に矯正できるが、焼結体の、−スプリングバックが長
手方向に最も強く現われる結果、サイジングで得られる
歯先径の寸法精度は、工業的には0.05〜0.06n
unが限界である。
実線で描いた輪郭の焼結体をサイジング用金型に圧入し
て点線の如く矯正でる訳で、歯形および歯筋は所要の精
度に矯正できるが、焼結体の、−スプリングバックが長
手方向に最も強く現われる結果、サイジングで得られる
歯先径の寸法精度は、工業的には0.05〜0.06n
unが限界である。
そこでやむなく、サイジングの後に旋盤加工を施して所
要の寸法精度に仕上げているが、その分工数の増加はも
とより歯先の加工パリを除去する工程も必要になるなど
、コスト面でもマイナスであった。
要の寸法精度に仕上げているが、その分工数の増加はも
とより歯先の加工パリを除去する工程も必要になるなど
、コスト面でもマイナスであった。
この発明は、サイジング前の焼結体の各歯先にサイジン
グによる歪みの逃げ場を設けておくことによって、サイ
ジングだけで歯先径寸法を所要の精度に仕上げることに
成功したものである。
グによる歪みの逃げ場を設けておくことによって、サイ
ジングだけで歯先径寸法を所要の精度に仕上げることに
成功したものである。
即ち、この発明では、先ず粉末成形用の金型として、そ
の歯形溝それぞれの中央に凸部を設けた金型を用意し、
第3図に示すように、歯部1の歯先に小さな四部2を持
つ圧粉体を圧縮成形する。
の歯形溝それぞれの中央に凸部を設けた金型を用意し、
第3図に示すように、歯部1の歯先に小さな四部2を持
つ圧粉体を圧縮成形する。
次にこの圧粉体を焼結したのち、成形金型とは別に用意
し1〔凹凸のない正規歯形のサイジング用金型を用いて
、サイジングを行なう。
し1〔凹凸のない正規歯形のサイジング用金型を用いて
、サイジングを行なう。
第4図はサイジングによる歯先部分の塑性変形の状態を
説明するもので、実線はサイジング前の焼結体の輪郭を
2点線はサイジング後の焼結体の歯形(サイジング用金
型の歯形と見てもよい。)を表わしている。
説明するもので、実線はサイジング前の焼結体の輪郭を
2点線はサイジング後の焼結体の歯形(サイジング用金
型の歯形と見てもよい。)を表わしている。
一般に多孔質の金属焼結体の場合、サイジングによる応
力の一部は材−料を塑性流動させて表層部の緻密化をも
たらし、一部は歪みとして残り金型からの抜き出し時に
スプリングバックを生じる訳であるが、本発明において
は凹部2の底が材料の流れおよび歪みの逃げ場として作
用し、その結果従来に比べてスプリングバック量が減少
するものと考えられる。
力の一部は材−料を塑性流動させて表層部の緻密化をも
たらし、一部は歪みとして残り金型からの抜き出し時に
スプリングバックを生じる訳であるが、本発明において
は凹部2の底が材料の流れおよび歪みの逃げ場として作
用し、その結果従来に比べてスプリングバック量が減少
するものと考えられる。
実施例
本実施例における歯車諸元
歯 形 インボリュート
モジュール 4.5
歯 数 9枚
歯 幅 48mm
歯 先 径 5 1.2 2 ±0.01合金組成 F
e −1,5Cu −0,80焼結密度 6.7(1/
C這 上記の焼結歯車について、先ず、通常の方法で成形・焼
結およびサイジングを行なったところ、歯先径のバラツ
キはαQ5mmであっlc0次に本発明に従って、歯先
部(横幅約2.2n+m’)の中央に入口の幅0.5m
m、深さQ、2mm、傾斜角が30°の台形の四部を設
けた焼結体をサイジングしたところ、歯先径のバラツキ
は0.02mm以内に収まり、後加工せずに所要の寸法
精度を得ることができた。
e −1,5Cu −0,80焼結密度 6.7(1/
C這 上記の焼結歯車について、先ず、通常の方法で成形・焼
結およびサイジングを行なったところ、歯先径のバラツ
キはαQ5mmであっlc0次に本発明に従って、歯先
部(横幅約2.2n+m’)の中央に入口の幅0.5m
m、深さQ、2mm、傾斜角が30°の台形の四部を設
けた焼結体をサイジングしたところ、歯先径のバラツキ
は0.02mm以内に収まり、後加工せずに所要の寸法
精度を得ることができた。
第1図は実施例で対象とする製品の形状を示す図面、第
2図は焼結歯車のサイジングを説明する図面、第3図J
5よび第4図は本発明の詳細な説明する図面である。 1・・・・・・歯部、2・・・・・・凹部代理人 増
渕 邦 彦
2図は焼結歯車のサイジングを説明する図面、第3図J
5よび第4図は本発明の詳細な説明する図面である。 1・・・・・・歯部、2・・・・・・凹部代理人 増
渕 邦 彦
Claims (1)
- 1 粉末冶金法による歯車の製造において、予め歯部1
の各先端に小さな四部2を設けた焼結体を作り、この焼
結体を正規歯形のサイジング金型でサイジングすること
を特徴とする、歯先径の寸法fI′i度の高い焼結歯■
を製造する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20657983A JPS60100603A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 焼結歯車の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20657983A JPS60100603A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 焼結歯車の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60100603A true JPS60100603A (ja) | 1985-06-04 |
JPS644561B2 JPS644561B2 (ja) | 1989-01-26 |
Family
ID=16525736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20657983A Granted JPS60100603A (ja) | 1983-11-02 | 1983-11-02 | 焼結歯車の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60100603A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0812640A1 (en) * | 1996-06-14 | 1997-12-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Gear |
JP2011502209A (ja) * | 2007-06-13 | 2011-01-20 | ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー | 金属粉末部品の公差改善 |
JP2012092381A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | 焼結部品のサイジング方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55134108A (en) * | 1979-04-06 | 1980-10-18 | Toyota Motor Corp | Production of gear by powder metallurgy |
-
1983
- 1983-11-02 JP JP20657983A patent/JPS60100603A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55134108A (en) * | 1979-04-06 | 1980-10-18 | Toyota Motor Corp | Production of gear by powder metallurgy |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0812640A1 (en) * | 1996-06-14 | 1997-12-17 | Sumitomo Electric Industries, Ltd | Gear |
JP2011502209A (ja) * | 2007-06-13 | 2011-01-20 | ジーケーエヌ シンター メタルズ、エル・エル・シー | 金属粉末部品の公差改善 |
JP2012092381A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd | 焼結部品のサイジング方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS644561B2 (ja) | 1989-01-26 |
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