JPS599782B2 - 歯車間のバツクラツシユ除去装置 - Google Patents
歯車間のバツクラツシユ除去装置Info
- Publication number
- JPS599782B2 JPS599782B2 JP7165480A JP7165480A JPS599782B2 JP S599782 B2 JPS599782 B2 JP S599782B2 JP 7165480 A JP7165480 A JP 7165480A JP 7165480 A JP7165480 A JP 7165480A JP S599782 B2 JPS599782 B2 JP S599782B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating member
- gear
- backlash
- gears
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、歯車間のバックラッシュ除去装置に関するも
のである。
のである。
歯車間のバックラッシュ除去装置の先行技術としては、
例えばクロックやタコグラフの分野では歯車列の一つの
歯車と地板との間に板バネを挿入し、この板バネのバネ
カで歯車を押圧してそれに圧接による負荷を与えてバッ
クラッシュを取り去る構造が一般的であつた。
例えばクロックやタコグラフの分野では歯車列の一つの
歯車と地板との間に板バネを挿入し、この板バネのバネ
カで歯車を押圧してそれに圧接による負荷を与えてバッ
クラッシュを取り去る構造が一般的であつた。
しかしこの構造によると、反時計方向に針回しを行つた
とき、いわゆ゜る逆剣修正のときにバックラッシュを生
じ、このバックラッシュによつて指示時刻に誤差を生じ
る。特にタコグラフにおいては、チャート紙は通常24
時間で1回転の割合で回転駆動されるようになつており
、1両分のバックラッシュと言えども指示時刻の誤差は
10数分にも達する。本発明は、逆剣修正を行なつても
バックラッシュを生じない装置を簡単な構造で提供する
ものであつて、以下その実施例を図面を参照して説明す
る。
とき、いわゆ゜る逆剣修正のときにバックラッシュを生
じ、このバックラッシュによつて指示時刻に誤差を生じ
る。特にタコグラフにおいては、チャート紙は通常24
時間で1回転の割合で回転駆動されるようになつており
、1両分のバックラッシュと言えども指示時刻の誤差は
10数分にも達する。本発明は、逆剣修正を行なつても
バックラッシュを生じない装置を簡単な構造で提供する
ものであつて、以下その実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図において、地板1、2の間に歯車3
、カナ4、歯車5、カナ6および歯車Tからなる歯車列
が支持されており、歯車3が図示しない時計機構によつ
て駆動される。
、カナ4、歯車5、カナ6および歯車Tからなる歯車列
が支持されており、歯車3が図示しない時計機構によつ
て駆動される。
最終段の歯車Tの軸8の回′りには回転部材9が回転自
在に設けられ、歯車Tと回転部材9との間にコイルスプ
リング10が軸8を貫通して巻装されている。コイルス
プリング10の一端部11は歯車Tから一体に突出した
ピン12に係止し、その他端部13は回転部材9から一
体に突出したピン14に係止されている。回転部材9は
円形の外周面15を有しており、この外周面15に対し
て摩擦的に係合して以下で説明する制動作用を回転部材
9に及ぼすための制動部材16が固定部材として地板2
上に設けられている。この実施例における制動部材16
は板バネにて2叉状に形成された2本の弾性アーム17
、ITを有し、ネジ18を介して地板2に固定されてい
る。2本の弾性アーム17,17は、ほぼ対称な位置で
回転部材9の外周面15に弾接している。
在に設けられ、歯車Tと回転部材9との間にコイルスプ
リング10が軸8を貫通して巻装されている。コイルス
プリング10の一端部11は歯車Tから一体に突出した
ピン12に係止し、その他端部13は回転部材9から一
体に突出したピン14に係止されている。回転部材9は
円形の外周面15を有しており、この外周面15に対し
て摩擦的に係合して以下で説明する制動作用を回転部材
9に及ぼすための制動部材16が固定部材として地板2
上に設けられている。この実施例における制動部材16
は板バネにて2叉状に形成された2本の弾性アーム17
、ITを有し、ネジ18を介して地板2に固定されてい
る。2本の弾性アーム17,17は、ほぼ対称な位置で
回転部材9の外周面15に弾接している。
コイルスプリング10は、回転部材9を組み込むときま
たはその後で回転部材9を回して一定量以上に巻き込ま
れる。
たはその後で回転部材9を回して一定量以上に巻き込ま
れる。
すると回転部材9はコイルスプリング10に貯えられた
バネカによつて回転力を受け、このバネカが弾性アーム
17,17と外周面15との間の摩擦係止力と釣り合つ
た状態まで回転部材9が回転して静止する。そしてこの
バネカは、歯車7に対してその正常な回転方向と逆向き
のトルクを常に付与することになる。すなわち歯車7の
正常回転が第2図矢印19方向であるとき、歯車7はコ
イルスプリング10に貯えられたバネカによつて第2図
矢印20方向の逆トルクを常に受け、この逆トルクによ
つて歯車7とカナ6およびここに至るまでの歯車列の噛
合はバツクラツシユが取り除かれる。歯車7が第2図に
おいて矢印19方向に正常な回転を受ける場合、歯車7
はコイルスプリング10を巻き締めるように作用するが
、他方ではコイルスプリング10のバネカが大きくなつ
てこのバネカが弾性アーム17,17と外周面15との
間の回転部材9の摩擦係止力を超えるために、外周面1
5と弾性アーム17,17との間でスリツプし、回転部
材9は歯車7と同方向に回転する。したがつてコイルス
プリング10のバネカは常にほぼ―定に保たれる。また
指針修正などによつて歯車7が第2図矢印20方向に回
されても、コイルスプリング10にバネカが貯えられて
いる間はこのバネカによつてバツクラ 5ツシユを取り
除くことができる。例えば歯車7が24時間で1回転す
るものであつて、コイルスプリング10が1回転だけ巻
き締められて弾性アーム17,17と外周面15との間
の摩擦係止力と釣り合うように設定した場合、実質上歯
車7が匙5回転、すなわち12時間に相当する角度だけ
逆に回されて指針修正ぶ為されたとしても、コイルスプ
リング10には末だバツクラツシユを取るに十分なバネ
カが貯えられており、実際に起こり得る指針修正のほぼ
全範囲に亘つてバツクラツシユが取り除ける。なお制動
部材16は、その弾性アーム17,17を片側だけにし
てもよいし、回転部材9を上下より2本のアームに挟着
するようにしてもよい。
バネカによつて回転力を受け、このバネカが弾性アーム
17,17と外周面15との間の摩擦係止力と釣り合つ
た状態まで回転部材9が回転して静止する。そしてこの
バネカは、歯車7に対してその正常な回転方向と逆向き
のトルクを常に付与することになる。すなわち歯車7の
正常回転が第2図矢印19方向であるとき、歯車7はコ
イルスプリング10に貯えられたバネカによつて第2図
矢印20方向の逆トルクを常に受け、この逆トルクによ
つて歯車7とカナ6およびここに至るまでの歯車列の噛
合はバツクラツシユが取り除かれる。歯車7が第2図に
おいて矢印19方向に正常な回転を受ける場合、歯車7
はコイルスプリング10を巻き締めるように作用するが
、他方ではコイルスプリング10のバネカが大きくなつ
てこのバネカが弾性アーム17,17と外周面15との
間の回転部材9の摩擦係止力を超えるために、外周面1
5と弾性アーム17,17との間でスリツプし、回転部
材9は歯車7と同方向に回転する。したがつてコイルス
プリング10のバネカは常にほぼ―定に保たれる。また
指針修正などによつて歯車7が第2図矢印20方向に回
されても、コイルスプリング10にバネカが貯えられて
いる間はこのバネカによつてバツクラ 5ツシユを取り
除くことができる。例えば歯車7が24時間で1回転す
るものであつて、コイルスプリング10が1回転だけ巻
き締められて弾性アーム17,17と外周面15との間
の摩擦係止力と釣り合うように設定した場合、実質上歯
車7が匙5回転、すなわち12時間に相当する角度だけ
逆に回されて指針修正ぶ為されたとしても、コイルスプ
リング10には末だバツクラツシユを取るに十分なバネ
カが貯えられており、実際に起こり得る指針修正のほぼ
全範囲に亘つてバツクラツシユが取り除ける。なお制動
部材16は、その弾性アーム17,17を片側だけにし
てもよいし、回転部材9を上下より2本のアームに挟着
するようにしてもよい。
さらに制動部材16としてスポンジやゴムなどのエラス
トマを用いることもできる。すなわちかかるエラストマ
を地板2上に貼着し、このエラストマを回転部材9の下
面に接触させ、両者間の摩擦で回転部材9の運動を規制
する。さらに回転部材9は、第3図または第4図に示′
すような正多角形の外周面15を有する回転部材9″ま
たは多数の山形歯部を備えた外周面1ダを有する回転部
材fを置換使用することもでき、弾性アーム17,17
のバネカの許容範囲を広くするにはかかる形状の回転部
材9′またはfの方が幾らか有利である。
トマを用いることもできる。すなわちかかるエラストマ
を地板2上に貼着し、このエラストマを回転部材9の下
面に接触させ、両者間の摩擦で回転部材9の運動を規制
する。さらに回転部材9は、第3図または第4図に示′
すような正多角形の外周面15を有する回転部材9″ま
たは多数の山形歯部を備えた外周面1ダを有する回転部
材fを置換使用することもでき、弾性アーム17,17
のバネカの許容範囲を広くするにはかかる形状の回転部
材9′またはfの方が幾らか有利である。
以上詳細に説明した本発明に係る歯車間のバツクラツシ
ユ除去装置によれば、バツクラツシユを確実に除去でき
ると共にバツクラツシユを除去し得る範囲すなわち最終
段の歯車の許容逆回転角度を広範囲に設定でき、したが
つて逆剣による指針修正を広範囲に為し得る。
ユ除去装置によれば、バツクラツシユを確実に除去でき
ると共にバツクラツシユを除去し得る範囲すなわち最終
段の歯車の許容逆回転角度を広範囲に設定でき、したが
つて逆剣による指針修正を広範囲に為し得る。
また構成が簡単で組立が容易であり、安価に製造できる
。
。
第1図は本発明の一実施例の要部を断面して示す側面図
、第2図は第1図−線断面図、第3図は回転部材の池の
実施例の正面図、第4図は回転部材のさらに他の実施例
の正面図である。 7・・・・・・歯車、9,9″,CJ′・・・・・・回
転部材、10・・・′・・・スプリング、15・・・・
・・円形外周面、15・・・・・・多角形外周面、1ダ
・・・・・・山形外周面、16・・・・・・制動部材、
17,17・・・・・・弾性アーム。
、第2図は第1図−線断面図、第3図は回転部材の池の
実施例の正面図、第4図は回転部材のさらに他の実施例
の正面図である。 7・・・・・・歯車、9,9″,CJ′・・・・・・回
転部材、10・・・′・・・スプリング、15・・・・
・・円形外周面、15・・・・・・多角形外周面、1ダ
・・・・・・山形外周面、16・・・・・・制動部材、
17,17・・・・・・弾性アーム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 歯車に回転自在かつ同軸的に回転部材を配設し、上
記歯車と上記回転部材との間にスプリングを配設すると
共にこのスプリングの一端部を上記歯車にその他端部を
上記回転部材にそれぞれ係止し、上記回転部材に摩擦的
に係合してその自由回動を規制する制動部材を地板等の
固定部材に設けたことを特徴とする歯車間のバックラッ
シュ除去装置。 2 上記制動部材は、板バネにて形成したものであつて
、上記回転部材に係合する少なくとも一つの弾性アーム
を有している特許請求の範囲第1項に記載の歯車間のバ
ックラッシュ除去装置。 3 上記回転部材は、上記弾性アームが係合する面を円
形とした特許請求第2項に記載の歯車間のバックラッシ
ュ除去装置。 4 上記回転部材は、上記弾性アームが係合する面を正
多角形とした特許請求の範囲第2項に記載の歯車間のバ
ックラッシュ除去装置。 5 上記回転部材は、上記弾性アームが係合する面に山
形状の複数の歯部を有している特許請求の範囲第2項に
記載の歯車間のバックラッシュ除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165480A JPS599782B2 (ja) | 1980-05-27 | 1980-05-27 | 歯車間のバツクラツシユ除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165480A JPS599782B2 (ja) | 1980-05-27 | 1980-05-27 | 歯車間のバツクラツシユ除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56167956A JPS56167956A (en) | 1981-12-23 |
JPS599782B2 true JPS599782B2 (ja) | 1984-03-05 |
Family
ID=13466804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7165480A Expired JPS599782B2 (ja) | 1980-05-27 | 1980-05-27 | 歯車間のバツクラツシユ除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599782B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6021407A (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-02 | Minoguruupu:Kk | 回転量検出装置 |
EP2407833B1 (fr) * | 2010-07-14 | 2013-03-13 | Breitling AG | Mécanisme de rattrapage de jeu pour mouvement d'horlogerie |
JP5969407B2 (ja) * | 2013-01-30 | 2016-08-17 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 操舵角センサ |
WO2019123821A1 (ja) * | 2017-12-20 | 2019-06-27 | シチズン時計株式会社 | 指針の停止位置のばらつき低減機構 |
JP7424952B2 (ja) * | 2020-09-28 | 2024-01-30 | シチズン時計株式会社 | 指針の停止位置のばらつき低減機構 |
-
1980
- 1980-05-27 JP JP7165480A patent/JPS599782B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56167956A (en) | 1981-12-23 |
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