JPS5997388A - 温度感応型開度可変オリフイス - Google Patents
温度感応型開度可変オリフイスInfo
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- JPS5997388A JPS5997388A JP20512882A JP20512882A JPS5997388A JP S5997388 A JPS5997388 A JP S5997388A JP 20512882 A JP20512882 A JP 20512882A JP 20512882 A JP20512882 A JP 20512882A JP S5997388 A JPS5997388 A JP S5997388A
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- orifice
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は温度感応型開度可変オリフィス、特にそれ自体
が通流流体の温度に応答して開度変化する温度感応型開
度可変オリフィスに関するものである。
が通流流体の温度に応答して開度変化する温度感応型開
度可変オリフィスに関するものである。
オリアイスはショックアブソーバ、[IJ変速1、その
他者種油圧機器、流量計測器等に多く用いられているが
、いずれもそれ自体が通流流体の温度に応答して開度変
化するものでなく、開度を固定されたものであった。一
方、オリフィスを通流する流体は温度変化により粘度を
変化され、この粘度によっても決定されるオリフィスの
絞り効果は流体の温度により逐−異なってくる。これが
ため、ショックアブソーバに設けられた振動減衰用オリ
フィスの場合、その絞り効果により決まるショツクアブ
ソーバの振動減衰力を封入流体の温度変化により異なら
せてしまい、又自動変速機の油路中に設けたオリフィス
の場合、油温変化によりこれに流れる油流速を変化させ
て変速時期にずれを生じさせたり’l<i[ショックを
発生させ、更に流量計測器に設けたオリフィスの場合、
その前後差圧から流量計測するものでありながら、この
差圧を流体温度毎に異ならせてしまい、測定誤差を生ず
る。
他者種油圧機器、流量計測器等に多く用いられているが
、いずれもそれ自体が通流流体の温度に応答して開度変
化するものでなく、開度を固定されたものであった。一
方、オリフィスを通流する流体は温度変化により粘度を
変化され、この粘度によっても決定されるオリフィスの
絞り効果は流体の温度により逐−異なってくる。これが
ため、ショックアブソーバに設けられた振動減衰用オリ
フィスの場合、その絞り効果により決まるショツクアブ
ソーバの振動減衰力を封入流体の温度変化により異なら
せてしまい、又自動変速機の油路中に設けたオリフィス
の場合、油温変化によりこれに流れる油流速を変化させ
て変速時期にずれを生じさせたり’l<i[ショックを
発生させ、更に流量計測器に設けたオリフィスの場合、
その前後差圧から流量計測するものでありながら、この
差圧を流体温度毎に異ならせてしまい、測定誤差を生ず
る。
これらの問題を特にショックアブソーバについて詳述ス
るに、ショックアブソーバは一般に第8図の如く流体l
を封入したシリンダ2と、これに摺動自任に嵌合したピ
ストン8と、このピストン3に設けたオリフィスtとで
構成され、シリンダ2及びピストン3間に坤し動作方向
にサスヘンジョンスプリング5を介挿すると共に、シリ
ンダ2を1輪側へ、又ピストン8を車体側へ取付けて実
用する。ショックアブソーバは重輪の弾発により沖縮動
作を行なう時、オリフィスtを経てその前後で封入流体
1の置換流動を行なわせ、オリフィスtの通流抵抗(絞
り効果)により振動減衰作用を発生ずる。なお、図中3
aは、ガス室1aを画成するフリーピストンでピストン
ロッドの呻縮容積を吸収するものである。
るに、ショックアブソーバは一般に第8図の如く流体l
を封入したシリンダ2と、これに摺動自任に嵌合したピ
ストン8と、このピストン3に設けたオリフィスtとで
構成され、シリンダ2及びピストン3間に坤し動作方向
にサスヘンジョンスプリング5を介挿すると共に、シリ
ンダ2を1輪側へ、又ピストン8を車体側へ取付けて実
用する。ショックアブソーバは重輪の弾発により沖縮動
作を行なう時、オリフィスtを経てその前後で封入流体
1の置換流動を行なわせ、オリフィスtの通流抵抗(絞
り効果)により振動減衰作用を発生ずる。なお、図中3
aは、ガス室1aを画成するフリーピストンでピストン
ロッドの呻縮容積を吸収するものである。
ところで、オリフィスiの通流抵抗は第9図に示すよう
にピストン3の移動速度により変化すると共に、封入流
体lの温度によってもその粘度変化による影響から変化
する。つまり、封入流体lの温度が成る低い温度の時は
オリフィスtの通流抵抗特性が例えば第9図中aで示す
如きものであっても、封入流体lの温度上昇につれオリ
フィスtの通流抵抗は同図中すで示す特性となるよう低
下してしまい、ショックアブソーバの振動減衰効果が湿
度上昇につれ低下してしまう。これがため、いかなる温
度条件のもとでも所定の振動減衰作用が得られるという
’N< &こゆかず、自動車の乗心地が変化してしまう
欠点があった。
にピストン3の移動速度により変化すると共に、封入流
体lの温度によってもその粘度変化による影響から変化
する。つまり、封入流体lの温度が成る低い温度の時は
オリフィスtの通流抵抗特性が例えば第9図中aで示す
如きものであっても、封入流体lの温度上昇につれオリ
フィスtの通流抵抗は同図中すで示す特性となるよう低
下してしまい、ショックアブソーバの振動減衰効果が湿
度上昇につれ低下してしまう。これがため、いかなる温
度条件のもとでも所定の振動減衰作用が得られるという
’N< &こゆかず、自動車の乗心地が変化してしまう
欠点があった。
本発明はこのような従来型オリフィスの問題を解決すべ
く、それ自体が通流流体の温度に応答して開度変化する
濡変感応型開(9)可変オリフィスを提供しようとする
もので、この目的のため本発明オリフィスは形状記憶合
金でnつだ形状記憶筒体と弾性材でaつだ弾性筒体とを
相互に圧嵌し、これら両筒体の圧嵌面の少なくとも一方
にオリフィス絞り部を提供する円周条面を設けてなるこ
とを特徴とする。
く、それ自体が通流流体の温度に応答して開度変化する
濡変感応型開(9)可変オリフィスを提供しようとする
もので、この目的のため本発明オリフィスは形状記憶合
金でnつだ形状記憶筒体と弾性材でaつだ弾性筒体とを
相互に圧嵌し、これら両筒体の圧嵌面の少なくとも一方
にオリフィス絞り部を提供する円周条面を設けてなるこ
とを特徴とする。
以下、図示の実施例により本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明温度感応型開度可変オリフィスの層性過
程及び作用状KIS ft示す。本発明においては先ず
同図(a)に示すように形状記憶合金で鮨った”′”形
状記憶筒体(断面形状は任意でよい)6及び同図(b)
に示すように弾性材で直った弾性筒体7を用意する。形
状記憶合金としては(3u−Zn−A4合金、Ti−N
i合金、0u−Al−Ni合金の他、A4−Cd合金、
Fe−Ni合金、Qu−2H−8i合金等のCu−Zn
系合金、Ti−Ni−0u合金等のTi−Ni系合金、
Ou−白u合金等今日知られているあらゆる形状記憶合
金を用いることができる。又、弾性材としてはばね材、
0u−Be糸金合金を用いることができる。これで遣る
弾性筒体7Iまその断■1形状を形状記憶筒体6のそれ
に対応させるとともに、外寸を形状記憶筒体6内に圧嵌
できる大きさとする。
程及び作用状KIS ft示す。本発明においては先ず
同図(a)に示すように形状記憶合金で鮨った”′”形
状記憶筒体(断面形状は任意でよい)6及び同図(b)
に示すように弾性材で直った弾性筒体7を用意する。形
状記憶合金としては(3u−Zn−A4合金、Ti−N
i合金、0u−Al−Ni合金の他、A4−Cd合金、
Fe−Ni合金、Qu−2H−8i合金等のCu−Zn
系合金、Ti−Ni−0u合金等のTi−Ni系合金、
Ou−白u合金等今日知られているあらゆる形状記憶合
金を用いることができる。又、弾性材としてはばね材、
0u−Be糸金合金を用いることができる。これで遣る
弾性筒体7Iまその断■1形状を形状記憶筒体6のそれ
に対応させるとともに、外寸を形状記憶筒体6内に圧嵌
できる大きさとする。
形状記憶筒体6の内周には後述するようにオリフィス絞
り都を提供する円周突条6aを第1図(a)の如くに設
け、この図に示す形状を筒体6の変態濡変Af点以上の
温度領域において(この領域で筒体6は全体が母相とな
る)当該筒体6&こ記1意させる。このように形状を記
憶させた筒体6を変IL温度M1)点以下に冷却して全
体をマルテンサイト相に変態させた状態で、この筒体6
内に第1図の)の弾性筒体7を第1図(○)の如く圧嵌
する。この圧嵌詩形状記憶筒体6は全体がマルテンサイ
ト相であるから、弾性筒体7による拡径方向の外力を受
けてマルテンサイト相の配列換えにより、第1図(C)
に示すように変形される。つまり、上記圧嵌時雨筒体6
,7は夫々の圧嵌面において応力をおよぼし合い、これ
ら応力が釣り合うよう両筒体6゜7は夫々変形するが、
上記応力が特に円周突条6aの箇所で最大となるため、
弾性筒体7はこの箇所で円周突条6aを大きく拡径する
と共に、その反力で円周突8@eaにより大きく縮径さ
れ、弾性筒体7の内孔7aにより画成される〜流体通路
中にオリフィス絞り部8(直径DL)を提供することが
できる。
り都を提供する円周突条6aを第1図(a)の如くに設
け、この図に示す形状を筒体6の変態濡変Af点以上の
温度領域において(この領域で筒体6は全体が母相とな
る)当該筒体6&こ記1意させる。このように形状を記
憶させた筒体6を変IL温度M1)点以下に冷却して全
体をマルテンサイト相に変態させた状態で、この筒体6
内に第1図の)の弾性筒体7を第1図(○)の如く圧嵌
する。この圧嵌詩形状記憶筒体6は全体がマルテンサイ
ト相であるから、弾性筒体7による拡径方向の外力を受
けてマルテンサイト相の配列換えにより、第1図(C)
に示すように変形される。つまり、上記圧嵌時雨筒体6
,7は夫々の圧嵌面において応力をおよぼし合い、これ
ら応力が釣り合うよう両筒体6゜7は夫々変形するが、
上記応力が特に円周突条6aの箇所で最大となるため、
弾性筒体7はこの箇所で円周突条6aを大きく拡径する
と共に、その反力で円周突8@eaにより大きく縮径さ
れ、弾性筒体7の内孔7aにより画成される〜流体通路
中にオリフィス絞り部8(直径DL)を提供することが
できる。
以上により本発明の温度感応型開度可変オリフィス9は
構成されるが、筒体内孔7aを通る流体の温度がMf点
以下の低温領域では、筒体6が全体的にマルテンサイト
相を保ち、筒体6,7間の応力の釣合いによりオリフィ
ス9は第1図(C)の状態を保つ。ここで、オリフィス
絞り部8の開度減少率εを と定義すると、Mf点以下の低温領域ではオリフィス絞
り部8の直径が上述した処から明らかなようにDLに保
たれるため、開度減少率εは上式にDT=DLを代入し
て第を図中α−βで示す如く零に保たれる。
構成されるが、筒体内孔7aを通る流体の温度がMf点
以下の低温領域では、筒体6が全体的にマルテンサイト
相を保ち、筒体6,7間の応力の釣合いによりオリフィ
ス9は第1図(C)の状態を保つ。ここで、オリフィス
絞り部8の開度減少率εを と定義すると、Mf点以下の低温領域ではオリフィス絞
り部8の直径が上述した処から明らかなようにDLに保
たれるため、開度減少率εは上式にDT=DLを代入し
て第を図中α−βで示す如く零に保たれる。
ところで、流体温度がMf点からAf点へと上昇する過
程では、この温度を伝達されて形状記憶筒体6の合金が
マルテンサイト相がら母相へ徐々に逆変態する。この逆
変態が進むにつれ筒体6は形状記憶効果により筒体7の
弾性反力に抗しこれと釣合いつつ第1図(a)に示す元
の形状に徐々に戻り、オリアイス絞り部8の開度な徐々
に減少させる。
程では、この温度を伝達されて形状記憶筒体6の合金が
マルテンサイト相がら母相へ徐々に逆変態する。この逆
変態が進むにつれ筒体6は形状記憶効果により筒体7の
弾性反力に抗しこれと釣合いつつ第1図(a)に示す元
の形状に徐々に戻り、オリアイス絞り部8の開度な徐々
に減少させる。
その開度減少率εは第を図中β−γで示す如くに変化す
る。
る。
流体温度がAf点以上になる高温領域では、この温度を
伝達されて形状記憶筒体6の合金が上記逆変態を完了し
、全体的に母相に戻る。これにより筒体6は第1図(a
)に示す元の形状に復帰した状態を保ち、オリフィス9
は第1図(d)の状態に保持され、絞り部8の直径をD
Hに保つ。従ってこの高温領域でオリフィス絞り部8の
開度減少率は、第を図中γ−δで示す如く前式中り、を
DHに置換して求まる一定値ε□に保たれる。
伝達されて形状記憶筒体6の合金が上記逆変態を完了し
、全体的に母相に戻る。これにより筒体6は第1図(a
)に示す元の形状に復帰した状態を保ち、オリフィス9
は第1図(d)の状態に保持され、絞り部8の直径をD
Hに保つ。従ってこの高温領域でオリフィス絞り部8の
開度減少率は、第を図中γ−δで示す如く前式中り、を
DHに置換して求まる一定値ε□に保たれる。
流体温度が逆に低下してゆく過程では、筒体6の合金が
Af点からMf点へ温度低下する開栓々に母相からマル
テンサイト相へと変7J!’、 L/ 、筒体6は筒体
7の圧縮反力により第1図(d)の形状から徐々に第1
図(C)の形状にされ、オリフィス絞り部8の開度が漸
増する。又、流体温度がMf点以下になる低温領域では
、筒体6が全体的にマルテンサイト相となって上記変形
が完了し、オリフィス9は第1図(C)の状態を保って
絞り部8の直径をり、に保持する。従って、当該温変変
化中絞り部8の開度減少率は第を図の特性を前記と逆に
たどって漸減することとなる。
Af点からMf点へ温度低下する開栓々に母相からマル
テンサイト相へと変7J!’、 L/ 、筒体6は筒体
7の圧縮反力により第1図(d)の形状から徐々に第1
図(C)の形状にされ、オリフィス絞り部8の開度が漸
増する。又、流体温度がMf点以下になる低温領域では
、筒体6が全体的にマルテンサイト相となって上記変形
が完了し、オリフィス9は第1図(C)の状態を保って
絞り部8の直径をり、に保持する。従って、当該温変変
化中絞り部8の開度減少率は第を図の特性を前記と逆に
たどって漸減することとなる。
なお、上述した例のように弾性筒体7をその内孔7aが
流体通路を画成するよう配置する場合、第2図に示す如
くその内周面に凹凸(図示例では多数の縦ff4 )
7 bを設けるのがよい。この場合、内孔7aを通る流
体と筒体7との接触面積が増大し、この筒体7を経て筒
体6に伝わる・流体温度の伝達速度が速くなり、本発明
オリフィス9の温度変化に対する開度変化応答性が向上
してe変を高めることができる。
流体通路を画成するよう配置する場合、第2図に示す如
くその内周面に凹凸(図示例では多数の縦ff4 )
7 bを設けるのがよい。この場合、内孔7aを通る流
体と筒体7との接触面積が増大し、この筒体7を経て筒
体6に伝わる・流体温度の伝達速度が速くなり、本発明
オリフィス9の温度変化に対する開度変化応答性が向上
してe変を高めることができる。
又 J、’)I’i ’H生筒体7に第8図に示す如く
、その周壁に形成して膜数の軸方向スリ7)70を、好
ましくは円周方向等間隔に配して設ければ、弾性筒体7
が隣接スリット70間で容易に曲げ夏杉できるため、筒
体6への圧嵌状態で筒体6に与える応力が小さくなり、
単位温度変化当りの開度減少率を上述した例よりも第を
図に一点鎖IMで示す如く大きくすることができる。し
かも、ががる弾性筒体7をその内孔7aが流体血路を画
成するよう配置する場合、スリット70は流体を直接筒
体6に接触させてこれへの伝熱効果を高める用も兼ね、
第2図の凹凸7bを設けた場合と同様の作用効果も達成
することができる。
、その周壁に形成して膜数の軸方向スリ7)70を、好
ましくは円周方向等間隔に配して設ければ、弾性筒体7
が隣接スリット70間で容易に曲げ夏杉できるため、筒
体6への圧嵌状態で筒体6に与える応力が小さくなり、
単位温度変化当りの開度減少率を上述した例よりも第を
図に一点鎖IMで示す如く大きくすることができる。し
かも、ががる弾性筒体7をその内孔7aが流体血路を画
成するよう配置する場合、スリット70は流体を直接筒
体6に接触させてこれへの伝熱効果を高める用も兼ね、
第2図の凹凸7bを設けた場合と同様の作用効果も達成
することができる。
なお、上述した例では形状記憶筒体6を単−筒体で構成
したが、膜数個の筒体を相互に嵌合した腹合筒体で構成
することができる。2個の筒体を相互に嵌合してなる複
合筒体で形状記憶筒体6を構成する場合の例を第5図に
示し、本例では第5図(a)の如く夫A変態温度の異な
る形状記1.は合金で造った筒体6’、6’を相互に嵌
合した腹合筒体で形状記憶筒体6を構成し、内側におけ
る筒体6′の内周に円周突条6/aを形成する。そして
、筒体6′の変態温度Q 、A′fと筒体6′の変態湛
曵M′f、A’。
したが、膜数個の筒体を相互に嵌合した腹合筒体で構成
することができる。2個の筒体を相互に嵌合してなる複
合筒体で形状記憶筒体6を構成する場合の例を第5図に
示し、本例では第5図(a)の如く夫A変態温度の異な
る形状記1.は合金で造った筒体6’、6’を相互に嵌
合した腹合筒体で形状記憶筒体6を構成し、内側におけ
る筒体6′の内周に円周突条6/aを形成する。そして
、筒体6′の変態温度Q 、A′fと筒体6′の変態湛
曵M′f、A’。
との間に例えは
Mi (Mf″
Af′<Af″
Af’ = Mf″
の関係が成立するよう形状記憶合金を選定し、これら筒
体6’、6’に夫々の変態温度Af′、Af′点以上の
温(支)領域で第5図(a)の形状を記憶させておき、
−この記憶形状において筒体6’ 、 6’の上記嵌合
を密に行なう。
体6’、6’に夫々の変態温度Af′、Af′点以上の
温(支)領域で第5図(a)の形状を記憶させておき、
−この記憶形状において筒体6’ 、 6’の上記嵌合
を密に行なう。
このようにして用意しておいた形状記憶筒体6を、筒体
al、e、lが共に全体的にマルテンサイト相となる変
態温rlx ufI点以下に冷却し、変形可能な状態に
しておき、第1図(b)におけると同様な第5図(b)
に示す弾性筒体7を当該形状記憶筒体8内に第5図(C
)の如く圧嵌する。この圧嵌時筒体6′。
al、e、lが共に全体的にマルテンサイト相となる変
態温rlx ufI点以下に冷却し、変形可能な状態に
しておき、第1図(b)におけると同様な第5図(b)
に示す弾性筒体7を当該形状記憶筒体8内に第5図(C
)の如く圧嵌する。この圧嵌時筒体6′。
6′は夫々全体的にマルテンサイト相であるから、弾性
筒体7により拡径方向に変形されるが、当該変形は円周
突条8’aの箇所において特に大きく生じ、その反力に
より弾性筒体7は当該箇所において縮径され、オリフィ
ス絞り部8が生ずる。
筒体7により拡径方向に変形されるが、当該変形は円周
突条8’aの箇所において特に大きく生じ、その反力に
より弾性筒体7は当該箇所において縮径され、オリフィ
ス絞り部8が生ずる。
かかる本例の構成においては、筒体内孔7aを通る流体
の温度がM/点以下の間、両筒体6’、6’が共に全体
的にマルテンサイト相に保たれ、本発明オリフィス9は
第5図(C)の状態を保持する。この間オリフィス絞り
部8の開度は最大値のままであり1その開度減少率εは
第6図中α−λで示すように零に保たれる。
の温度がM/点以下の間、両筒体6’、6’が共に全体
的にマルテンサイト相に保たれ、本発明オリフィス9は
第5図(C)の状態を保持する。この間オリフィス絞り
部8の開度は最大値のままであり1その開度減少率εは
第6図中α−λで示すように零に保たれる。
流体温度がMf′点からAf′(Mf′)点を経てA1
1点へと上昇すると、先ず筒体6′かマルテンサイト相
から母相へと徐々に逆変態してA、’ (Mf’ )点
でこの逆変態を終了し、引続き筒体6′がマルテンサイ
ト相から母相へと徐々に逆変態してA11点でこの逆変
態を終了する。かくて、形状記憶筒体6は筒体6’ 、
6’の順次の形状記憶効果により弾性筒体7に抗し第
5図(a)に示す元の形状に復帰して、絞り部8を第6
図(C)の大きさから第5図(d)の大きさまで縮径し
、その開度減少率εは第6図中λ−ρ−τで示す如くに
漸増する。
1点へと上昇すると、先ず筒体6′かマルテンサイト相
から母相へと徐々に逆変態してA、’ (Mf’ )点
でこの逆変態を終了し、引続き筒体6′がマルテンサイ
ト相から母相へと徐々に逆変態してA11点でこの逆変
態を終了する。かくて、形状記憶筒体6は筒体6’ 、
6’の順次の形状記憶効果により弾性筒体7に抗し第
5図(a)に示す元の形状に復帰して、絞り部8を第6
図(C)の大きさから第5図(d)の大きさまで縮径し
、その開度減少率εは第6図中λ−ρ−τで示す如くに
漸増する。
流体温度がAf′点以上になると、両筒体6 ’ 、
6’が共に全体的に母相に戻って第5図(d)の形状を
保つため、絞り部8の開度は最小値に保たれ、その減少
率は第6図中τ−δで示す如く一定値ε□のままである
。
6’が共に全体的に母相に戻って第5図(d)の形状を
保つため、絞り部8の開度は最小値に保たれ、その減少
率は第6図中τ−δで示す如く一定値ε□のままである
。
流体温度が逆に低下してゆく時は、先ず筒体6′が母相
からマルテンサイト相へ変態して形状記憶効果を失い、
引続き筒体6′が母相からマルテンサイト相へ変態して
形状記憶効果を失うことから、弾性筒体7がその反力に
より形状記憶筒体6をして第5図(d)の形状から第5
図(C)の状態にし、絞り1□゛部8の開度を漸増せし
める。かくて、この時絞り部8の開度減少率は第6図中
の特性を逆にたどって漸減することとなる。
からマルテンサイト相へ変態して形状記憶効果を失い、
引続き筒体6′が母相からマルテンサイト相へ変態して
形状記憶効果を失うことから、弾性筒体7がその反力に
より形状記憶筒体6をして第5図(d)の形状から第5
図(C)の状態にし、絞り1□゛部8の開度を漸増せし
める。かくて、この時絞り部8の開度減少率は第6図中
の特性を逆にたどって漸減することとなる。
ところで本例の構成では、第6図に移記した前記実施例
の特性α−β−r−δとの比較から明らかなように、開
度減少率が変化する温度範囲を大幅に拡大することがで
き、広い温度範囲に亘り開度制御を要求されるオリフィ
スとして有用である。
の特性α−β−r−δとの比較から明らかなように、開
度減少率が変化する温度範囲を大幅に拡大することがで
き、広い温度範囲に亘り開度制御を要求されるオリフィ
スとして有用である。
なお、前記いずれの実施例においても、弾性筒体7をそ
の内孔7aが流体通路を画成するよう最内側に配置した
が、この筒体7を図示せざるも逆に最外側に配置し筒体
7の内周に円周突条を形成すれば、本発明オリフィスは
流体の湿度上昇につれ開度が増加し、温度低下につれ開
度がi戊少するような前記両実施例と逆の特性を持つ1
イ4成になし得ること勿論である。
の内孔7aが流体通路を画成するよう最内側に配置した
が、この筒体7を図示せざるも逆に最外側に配置し筒体
7の内周に円周突条を形成すれば、本発明オリフィスは
流体の湿度上昇につれ開度が増加し、温度低下につれ開
度がi戊少するような前記両実施例と逆の特性を持つ1
イ4成になし得ること勿論である。
かくして本発明オリフィスは上述の如く、形状記憶合金
でのった形状記憶筒体6と弾性材でnっだ弾性筒体7と
を相互にEE低し、これら両筒体の圧嵌面の少なくとも
一方にオリフィス絞り部8を提供する円周突条6 a
(6’a )を設けて構成したから、前記作用説明通り
オリフィス自体がこれに通流する流体の温度に応答して
開度変化することができ、本発明オリフィスを設けた流
体機器は温度変化による流体の粘度変化によってもその
作動に影響を受けることがなくなる。
でのった形状記憶筒体6と弾性材でnっだ弾性筒体7と
を相互にEE低し、これら両筒体の圧嵌面の少なくとも
一方にオリフィス絞り部8を提供する円周突条6 a
(6’a )を設けて構成したから、前記作用説明通り
オリフィス自体がこれに通流する流体の温度に応答して
開度変化することができ、本発明オリフィスを設けた流
体機器は温度変化による流体の粘度変化によってもその
作動に影響を受けることがなくなる。
この効果を一層明瞭にするため、第1図に示す本発明オ
リフィスの応用例を第7図に示す。この例は第8.図に
示すと同様のショックアブソーバに本発・明オリフィス
9を振動減衰オリフィスよして用いたものである。第8
図に示すショックアブソーバのオリフィスlが前述した
ように封入流体1の温度上昇による粘度低下で通流抵抗
を第9図中aからbへと低下され、ショックアブソーバ
の振動減衰効果が希望するもの以下になっていた。これ
に対し第7図に示す如く本発明オリフィス9を設けたシ
ョックアブソーバは、オリフィス9が前述したように封
入流体1の温間上昇に応じ開度減少してその粘度低下に
よる通流抵抗の低下分を補償し、この通流抵抗を第9図
中aで示す希望値に保ち得ることから、希望の振動減衰
効果を封入流体1の温度変化によっても損なわず、常時
希望通り確保することができる。
リフィスの応用例を第7図に示す。この例は第8.図に
示すと同様のショックアブソーバに本発・明オリフィス
9を振動減衰オリフィスよして用いたものである。第8
図に示すショックアブソーバのオリフィスlが前述した
ように封入流体1の温度上昇による粘度低下で通流抵抗
を第9図中aからbへと低下され、ショックアブソーバ
の振動減衰効果が希望するもの以下になっていた。これ
に対し第7図に示す如く本発明オリフィス9を設けたシ
ョックアブソーバは、オリフィス9が前述したように封
入流体1の温間上昇に応じ開度減少してその粘度低下に
よる通流抵抗の低下分を補償し、この通流抵抗を第9図
中aで示す希望値に保ち得ることから、希望の振動減衰
効果を封入流体1の温度変化によっても損なわず、常時
希望通り確保することができる。
なお、本発明オリフィス9はこの応用例にlらず、前記
した自動変速機、各種油圧機器、流足計測器、その他燃
料噴射ノズル等あらゆる分野に応用して同様の湛rtt
補償効果を達成できるし、この効果を得るためだけでな
く、温度によってオリフィス開度を可変にしたい各種機
器Gこ広く応用することができるー。
した自動変速機、各種油圧機器、流足計測器、その他燃
料噴射ノズル等あらゆる分野に応用して同様の湛rtt
補償効果を達成できるし、この効果を得るためだけでな
く、温度によってオリフィス開度を可変にしたい各種機
器Gこ広く応用することができるー。
第1図は本発明オリフィスの一実施例を示すIi1′シ
貨過程及び作用説明図で、同図(a)は形状記憶筒体の
縦断面図、同図(b)は弾性筒体の縦断面図、同図(C
)及び(d)は夫々本発明オリフィスの2槌の状態を示
す縦断面図、 第2図は弾性筒体の変形例を示す横断面図、第8図(a
)は弾性筒体のiI!!の変形例を示す縦断面図、第8
図(b)は同じくその横断面図、第1図は第1図に示す
本発明オリフィスの開度減少率変化特性図、 第5図は本発明オリフィスの他の例を示す製の過程及び
作用説明図で、同図(a)は形状記憶筒体の縦断面図、
同図(iは弾性筒体の縦断面図、同図(c)及び(d)
は夫々本例オリフィスの2種の状態を示す縦断面図、 第6図は第5図に示す本発明オリフィスの開(9)減少
率変化特性を第1図の本発明装置によるそれと比較して
示す線図、 第7図は第1図に示す本発明オリフィスを用いたショッ
クアブソーバの概略縦断面図、第8図は従来のショック
アブソーバを示す概略断面図、 線図である。 6・・・形状記憶筒体 616′・・・腹合筒体6
a、e’a・・・円周突条 7・・・弾性筒体特許
出願人 日産自動車株式会社 第1図 a 第2図
貨過程及び作用説明図で、同図(a)は形状記憶筒体の
縦断面図、同図(b)は弾性筒体の縦断面図、同図(C
)及び(d)は夫々本発明オリフィスの2槌の状態を示
す縦断面図、 第2図は弾性筒体の変形例を示す横断面図、第8図(a
)は弾性筒体のiI!!の変形例を示す縦断面図、第8
図(b)は同じくその横断面図、第1図は第1図に示す
本発明オリフィスの開度減少率変化特性図、 第5図は本発明オリフィスの他の例を示す製の過程及び
作用説明図で、同図(a)は形状記憶筒体の縦断面図、
同図(iは弾性筒体の縦断面図、同図(c)及び(d)
は夫々本例オリフィスの2種の状態を示す縦断面図、 第6図は第5図に示す本発明オリフィスの開(9)減少
率変化特性を第1図の本発明装置によるそれと比較して
示す線図、 第7図は第1図に示す本発明オリフィスを用いたショッ
クアブソーバの概略縦断面図、第8図は従来のショック
アブソーバを示す概略断面図、 線図である。 6・・・形状記憶筒体 616′・・・腹合筒体6
a、e’a・・・円周突条 7・・・弾性筒体特許
出願人 日産自動車株式会社 第1図 a 第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 形状記憶合金で詣った形状記憶筒体と弾性材で鮨っ
だ弾性筒体とを相互に圧嵌し、これら両筒体の圧嵌面の
少なくとも一方にオリフィス絞り部を提供する円周突条
を設けたことを特徴とする温度感応型開度可変オリフィ
ス。 λ 前記形状記憶筒体が、変態温度の異なる形状記憶合
金で点った複数個の筒体を相互に嵌合してなる腹合筒体
である特許請求の範囲第1項記載の温度感応型開度可変
オリフィス。 & 前記弾性筒体を最内側に配置した特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の温度感応型開度可変オリフィス。 表 前記弾性筒体の内周面に凹凸を施こした特許請求の
範囲第8項記載の温度感応型開度可変オリアイス 五 前記弾性筒体を最外側に配置した特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の温度感応型可変オリフィス。 a 前記弾性筒体がその周壁1.:軸方向スリットを形
成したものである特許請求の範囲第1項乃至第5項のい
ずれかに記載の温度感応型開度可変オリフィス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20512882A JPS5997388A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 温度感応型開度可変オリフイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20512882A JPS5997388A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 温度感応型開度可変オリフイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5997388A true JPS5997388A (ja) | 1984-06-05 |
Family
ID=16501888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20512882A Pending JPS5997388A (ja) | 1982-11-22 | 1982-11-22 | 温度感応型開度可変オリフイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5997388A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02159483A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-06-19 | Dr Huelle Energ Eng Gmbh | 電子制御調整弁 |
US5117903A (en) * | 1987-07-13 | 1992-06-02 | Terumo Kabushiki Kaisha | Multitube heat exchanger with uniform-flow baffles in head chamber |
-
1982
- 1982-11-22 JP JP20512882A patent/JPS5997388A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5117903A (en) * | 1987-07-13 | 1992-06-02 | Terumo Kabushiki Kaisha | Multitube heat exchanger with uniform-flow baffles in head chamber |
JPH02159483A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-06-19 | Dr Huelle Energ Eng Gmbh | 電子制御調整弁 |
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