JPS599365Y2

JPS599365Y2 - 磁気記録再生装置のカセツトハウジング

Info

Publication number: JPS599365Y2
Application number: JP3804877U
Authority: JP
Inventors: 和朋岡田
Original assignee: 日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
Priority date: 1977-03-29
Filing date: 1977-03-29
Publication date: 1984-03-24
Also published as: JPS53133614U

Description

【考案の詳細な説明】本案は、複数種類のテープに応じて録音バイアスおよび
イコライザ特性等の切替えをなすテープセレクタスイッ
チと連動し、このセレクタスイッチで選定したテープの
種類を表示してなるテープ種別インジケータに関する。

近年、コンパクト化されたカセットテープが多用されて
いるが、その中でも磁性特性の異なる数種類のコンパク
トカセットが実用化されている。

したがって近時、この種のコンパクトカセットを使用す
る磁気記録再生装置では、装填されるコンパクトカセッ
トのテープの種類に応じてそのテープに最適な録音、再
生特性を得るべく、録音バイアスおよびイコライザ特性
を切替えるテープセレクタスイッチが設けられている。

また、このテープセレクタスイッチの切替えに応じて使
用されるテープの種類をランプ表示あるいは、セレクタ
スイッチの各ポジションに記された印字によってそのテ
ープの種別を示していた。

しかしながら、このような表示方法はテープの種類が増
すにつれテープセレクタスイッチの切替操作が煩雑を極
めるため、度々スイッチの切替え忘れをきたし装置に装
填されるテープの種類とセレクタスイッチのポジション
とが一致せず、かえってテープに記録された信号の特性
を低下させていた。

このことは、従来のこの種の切替えによる表示ランプ等
の配置がテープセレクタスイッチの近くに位置するとと
もに、このセレクタスイッチが装置の内部空間の設計上
から、またキャビネットの意匠的見地から化粧面の適宜
位置に配置されていたことに起因する。

したがって、本案の目的はテープカセットの装填に応じ
て操作されるテープセレクタスイッチのポジションを見
落すことなく、特にカセットの交換時においてこれを生
じさせることのないよう配慮したテープ種別インジケー
タを提供するものである。

また本案の他の目的は、コンパクトカセットの交換時に
おいて必ずカセットハウジング部が作動されることに着
目し、この種のテープセレクタスイッチの選択切替操作
と対応して表示動作を行なうテープ種別インジケータを
設けたカセットハウジング部を提供する点にある。

本案のもう一方の目的は、カモットハウジング部に形或
されたカセットウインドウと対応して、カセットの装填
の有無およびカセットテープめ走？状況を知るための内
部透視可能な透明部と、テープ種別インジケータとを並
設する２種構造のカセットハウジング部を提供するもの
である。

以下本案を実施例図面に添って説明するが、各図の同一
もしくは同等部分には同符号を付する。

また説明の便宜上、この種の装置としてラジオカセット
テープレコーダを例とし、３種類のカセットテープすな
わちヘリクロムオキサイドテープ（以下単にＦｅＣｒと
称す）、２酸化鉄テープ（以下単にＬＨと称す）、２酸
化クロムテープ（以下単にＣｒＯ２と称す）を適宜切替
えるテープセレクタスイッチと連動するテープ種別イン
ジケータの場合について説明する。

したがって周知のように、００テープの場合にはそのカ
セット後部にこのカセット特有の凹穴を有するから、こ
の凹穴と連動する図示しない周知の機構で他のテープカ
セットと異なることを自動的に検知し、図示しない適宜
点灯回路を切替えて対応する表示ランプを点灯させる。

その結果、ここで使用する手動のテープセレクタスイッ
チは、ＬＨテーフ゜とＦｅＣｒテープカセットの装填が
行なわれた場合にのみ２者択一の切替操作を必要とする
ものを例示している。

第１図はこのような場合における本案テープ種別インジ
ケータを備えたカセットハウジング部１とＥＱと印字さ
れたテープセレクタスイッチ２を示す一部切欠き正面図
である。

このカセットハウジング部１は周知のようにエジエクト
釦３によって開閉され、図示しない適宜種類のコンパク
トカセットが装填される。

また、テープセレクタスイッチ２は図の印字７０がＦｅ
Ｃｒテープの装填時、印字１２０がＬＨテープの装填時
における切替えポジションを示している。

第２図はこのような本案テープ種別インジケータが設け
られたカセットハウジング部１を拡大した部分切欠正面
図を示し、第３図はそのＡ−Ａ断面図を示すものである
。

第３図に示すようにカセットハウジング部１は周知の合
或樹脂等によりモールド或形されたもので、前部ケース
１１と後部ケース１２で構威される。

この前部ケース１１は後部ケース１２と合或樹脂のネジ
止めにて嵌合一体化され、この一体化されたときの前部
ケース１１の面はキャビネット４に取付けられたフロン
トパネル５とその面が一致するよう形威されている。

また前部ケース１１は第２図に示すようにその面の略中
央部にカセットウインド６が形或され、このカセットウ
インド６には内部を透視できる透明部７１と裏面より黒
色印刷されたインジケータ部７２とで構或される板体７
によって施蓋されている。

一方、後部ケース１２はテープカセットを収納するため
の収納部２６がアーム部１３．１４と、この後部ケー
ス１２の低部より見た第４図の一部切欠き底面図で示す
ようにカセットをその底部で保持する支体１５とで形或
されている。

また、この後部ケース１２は第３、第４、第５図に示す
ように、前部ケース１１のカセットウインド６と対応し
てその一部の面を占めるべく張り出し、かつ表示用ＬＥ
Ｄ８が半田付けされたプリント基板９を収納する箱部
１６が形威されている。

したがって、この箱部１６には表示用ＬＥＤ８のリード
線（図示せず）が引き出される切欠き部１７，１８，
１９，２０が設けられている。

また、これと対応する後部ケース１２の下部壁２１にも
同様な切欠き部２２，２３，２４，２５が設けら
れている。

その結果、表示用ＬＥＤ８のリード線はこれらカセット
ハウジング部１より引き出され、すでに述べたようにテ
ープセレクタスイッチ２と連係する周知の回路（図示せ
ず）と、あるいはまたカセット後部の凹穴に連動する機
構と連係した周知の点灯回路（図示せず）と接続される
。

このような表示用ＬＥＤ８の半田付けされたプリント基
板９は、第３図に示すように後部ケース１２の箱部１６
に収納されるとき、低面に適宜厚さのクッション材１０
を敷いて組込まれる。

このクッション材１０は表示用ＬＥＤ８の頭部が板体７
に当接する高さに設定することによって、収納されたプ
リント基板９のビリつきを防止する。

ところで、前部ケース１１のカセットウインド６と対応
してその一部の面を占めるべく張出した後部ケース１２
の箱部１６は、すでに述べたように板体７のインジケー
タ部７２と対応して位置する。

したがって、このインジケータ部７２には第２図に示す
ように、後部ケース１２の箱部１６に収納された表示用
ＬＥＤ８と対応する位置で透明窓部７３が設けられ、
この窓部７３と対応してテープの種別を表わす文字部７
４が裏面より白色印刷されている。

その結果、表示用ＬＥＤ８の点灯はインジケータ部７２
の窓部７３より識別される。

また、後部ケース１２の箱部１６の大きさはプリント基
板９の面積よりわずか大きめに形或され、すでに述べた
クッション材１０とともにプリント基板９を組込む際に
、表示用ＬＥＤ８と窓部７３とが正確に対応するよう位
置付け調整可能に形或されている。

以上のようにして本案は、テープ種別インジケータをカ
セットの出入れの行なわれるカセットハウジング部に設
けることにより、カセットの装填交換の都度テープセレ
クタスイッチのポジションを確認することができ、かつ
またカセットハウジング部の内部を透視することのでき
る透明部に並置することにより、これにカセットが装填
されているか否かの確認と同時にテープセレクタスイッ
チの正しいポジションの確認を常に行なうことができる
ものである。

また、本案カセットハウジング部は前部ケースと後部ケ
ースを組み合わせることによって２重構造となし、表示
用ＬＥＤの半田付けされたプリント基板の組立て並びに
保守交換を容易にするとともに、正確にその位置を板体
の対応する透明窓部に合致させることができるものであ
る。

以上、本案をラジオ付カセットテープレコーダを例とし
３種類のテープの場合に添って説明してきたが、本案は
これに限ることなく多種類のテープ並びに他のテープデ
ッキ等の装置にも適応できることにいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案実施例の一部切欠き正面図、第２図は本案
実施例の要部拡大切欠正面図、第３図は第２図における
Ａ−Ａ’断面図、第４図は後部ケースの底部よりみた一
部切欠き底面図、第５図は後部ケースの一部切欠き平面
図を示すものである。１・・・・・・カセットハウジング部、２・・・・・・
テープセレクタスイッチ、３・・・・・・エジエクト釦
、４・・・・・・キャビネット、５・・・・・・フロン
トパネノレ、６・・・・・・カセットウインドウ、７・
・・・・・板体、８・・・・・・表示用ＬＥＤ，９・・
・・・・プリント基板、１０・・・・・・クッション材
、１１・・・・・・前部ケース、１２・・・・・・後部
ケース、１３，１４・・・・・・アーム部、１５・・
・・・・支体、１６・・・・・・箱部、１７，１８，
１９，２０，２２，２３，２４，２５・・・
・・・切欠き部、２１・・・・・・下部壁。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

収納されたカセットを透視する透明部並びにテープ種別
表示用の窓部を有するインジケータ部で構或される板体
と、この板体で覆われるカセットウインドウを設けた前
部ケースと、テープカセットを収納保持する収納部を有
する後部ケースと、複数個のＬＥＤ等の表示用ランプが
組立てられたプ，リント基板を収納してなる箱部とを備
え、前記前部ケースを後部ケースに嵌合一体組立し、前
記板体のインジケータ部と対応する位置の前記収納部に
、前記箱体を一体に或形してなることを特徴とした磁気
記録再生装置のカセットハウジング。