JPS5992958A - 無機質板の製造方法 - Google Patents
無機質板の製造方法Info
- Publication number
- JPS5992958A JPS5992958A JP20157182A JP20157182A JPS5992958A JP S5992958 A JPS5992958 A JP S5992958A JP 20157182 A JP20157182 A JP 20157182A JP 20157182 A JP20157182 A JP 20157182A JP S5992958 A JPS5992958 A JP S5992958A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fly ash
- raw material
- bentonite
- magnesium hydroxide
- cement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は珪酸質原料としてフライアッシュ等のＡｚ２ｏ
３を多量に含む物質を使用せる無機質板の製造方法に関
するものである。
３を多量に含む物質を使用せる無機質板の製造方法に関
するものである。
セメント又は消石灰等の石灰質原料と珪酸質原料との水
熱硬化反応を利用して無機質板を製造する場合、珪酸質
原料としてフライアッシュ又はベントナイト、カオリン
、白土等の粘土質鉱物を用いると、これら珪酸質原料に
含まれている多量のＡ１２ｏ５のために、余剰アルミナ
によるハイドロガーネットの生成があり、このハイドロ
ガーネットが粗大結晶であるために、反応硬化体が膨張
破壊することがある。
熱硬化反応を利用して無機質板を製造する場合、珪酸質
原料としてフライアッシュ又はベントナイト、カオリン
、白土等の粘土質鉱物を用いると、これら珪酸質原料に
含まれている多量のＡ１２ｏ５のために、余剰アルミナ
によるハイドロガーネットの生成があり、このハイドロ
ガーネットが粗大結晶であるために、反応硬化体が膨張
破壊することがある。
このため、上記フライアッシュ等は通常、珪砂等のＡｚ
２ｏ３の含有率の少ない珪酸質原料との併用のもとで使
用されている。
２ｏ３の含有率の少ない珪酸質原料との併用のもとで使
用されている。
しかしながら、本発明者等はセメント、消石灰等の石灰
質原料に対する珪酸質原料として、上記のフライアッシ
ュ又はベントナイト、カオリン、白土等の粘土質鉱物の
みを使用しても酸化マグネシウム、又は水酸化マグネシ
ウムを添加すれば、添加しない場合に較べて水熱反応硬
化体の強度を著しく犬になし得ることを知った。
質原料に対する珪酸質原料として、上記のフライアッシ
ュ又はベントナイト、カオリン、白土等の粘土質鉱物の
みを使用しても酸化マグネシウム、又は水酸化マグネシ
ウムを添加すれば、添加しない場合に較べて水熱反応硬
化体の強度を著しく犬になし得ることを知った。
その原因は微妙であるが、Ｍｇ（ＯＨ）２が、上記した
ハイドロガーネット生成の阻止に寄与せる結果と考えら
れる。
ハイドロガーネット生成の阻止に寄与せる結果と考えら
れる。
ところで、このような酸化マグネシウム又は水酸化マグ
ネシウムを添加せる反応系において、珪酸質原料に上記
したフライアッシュを使用する場合と、ベントナイト、
カオリン、白土等の粘土質鉱物を使用する場合とでは硬
化体の特性か相当に異なる。すなわち、前者の場合は、
フライアッシュが多孔質で低比重であるために、硬化体
の比重が後者の場合に較べて小であり、かつ強度が小で
ある。
ネシウムを添加せる反応系において、珪酸質原料に上記
したフライアッシュを使用する場合と、ベントナイト、
カオリン、白土等の粘土質鉱物を使用する場合とでは硬
化体の特性か相当に異なる。すなわち、前者の場合は、
フライアッシュが多孔質で低比重であるために、硬化体
の比重が後者の場合に較べて小であり、かつ強度が小で
ある。
而るに、建材を対象とする場合、強度、軽量性（小比重
）は共に重要な特性であり、上記酸化マグネシウム又は
水酸化マグネシウムを添加せる反応系を建材の製造に利
用するには、珪酸質原料としてフライアッシュとベント
ナイト、カオリン、白土等の粘土鉱物質との混合物を使
用することが有利である。
）は共に重要な特性であり、上記酸化マグネシウム又は
水酸化マグネシウムを添加せる反応系を建材の製造に利
用するには、珪酸質原料としてフライアッシュとベント
ナイト、カオリン、白土等の粘土鉱物質との混合物を使
用することが有利である。
本発明に係る無機質板の製造方法は、上記考察に基づき
発明された方法であり、セメント又は消石灰の少なくと
も何れかとフライアッシュとベントナイト、カオリン又
は白土の何れかとからなる水和反応性材料に酸化マグネ
シウム又は水酸化マグネシウムを添加した組成物を主原
料とする材料を水の存在下で板状に成型し、該成型体を
養生硬化させることを特徴とする方法である。
発明された方法であり、セメント又は消石灰の少なくと
も何れかとフライアッシュとベントナイト、カオリン又
は白土の何れかとからなる水和反応性材料に酸化マグネ
シウム又は水酸化マグネシウムを添加した組成物を主原
料とする材料を水の存在下で板状に成型し、該成型体を
養生硬化させることを特徴とする方法である。
本発明において水酸化マグネシウム又は酸化マグネシウ
ムを使用する理由は、前述した通りハ・イドロガーネッ
トの生成を防止するためであり、水和反応性材料に対す
る割合は２〜２０重量％である。かＸる配合割合の限定
理由は３重量％以下では、水酸化又は酸化マグネシウム
の添加による既述の強度向上効果が不充分であり、２０
重量％以上では、それ以下の場合に較べて強度が顕著に
低下するからである。上記水酸化マグネシウムには、ド
ロマイトプラスター（０ａ（ＯＨ）２・Ｍｇ（ＯＨ）２
）を用いることができ、又、マグネシアクリンカ−製造
時の中間生成物であるＭｇ（ＯＨ） ２と０ａＯ０３と
の混合物、特に、この混合物のスラリー（含水率６０〜
９０％）あるいはγ−キ（含水率３０〜６０％）を用い
ることができる。酸化マグネシウムには軽焼マグネシア
Ｉ・１ｇＯ又はＯａＯ−ＭｇＯを用いることがてきる。
ムを使用する理由は、前述した通りハ・イドロガーネッ
トの生成を防止するためであり、水和反応性材料に対す
る割合は２〜２０重量％である。かＸる配合割合の限定
理由は３重量％以下では、水酸化又は酸化マグネシウム
の添加による既述の強度向上効果が不充分であり、２０
重量％以上では、それ以下の場合に較べて強度が顕著に
低下するからである。上記水酸化マグネシウムには、ド
ロマイトプラスター（０ａ（ＯＨ）２・Ｍｇ（ＯＨ）２
）を用いることができ、又、マグネシアクリンカ−製造
時の中間生成物であるＭｇ（ＯＨ） ２と０ａＯ０３と
の混合物、特に、この混合物のスラリー（含水率６０〜
９０％）あるいはγ−キ（含水率３０〜６０％）を用い
ることができる。酸化マグネシウムには軽焼マグネシア
Ｉ・１ｇＯ又はＯａＯ−ＭｇＯを用いることがてきる。
フライアッシュとベントナイト、カオリン又は白土の何
れか、すなわち粘土質鉱物とからなる珪酸質原料とセメ
ント又は消石灰の少なくとも何れかとからなる石灰質原
料との重量割合は通常はソ１：１である。′フライアッ
シュ／粘土質鉱物との配合重量比は５１５〜３／７であ
り、５７５以上では強度が不足し、３／７以下では比重
が犬となって釘打施工性が悪くなる。
れか、すなわち粘土質鉱物とからなる珪酸質原料とセメ
ント又は消石灰の少なくとも何れかとからなる石灰質原
料との重量割合は通常はソ１：１である。′フライアッ
シュ／粘土質鉱物との配合重量比は５１５〜３／７であ
り、５７５以上では強度が不足し、３／７以下では比重
が犬となって釘打施工性が悪くなる。
本発明において板状成型には材料を水で混練し、これを
型枠に入れ、所定の圧力（通常１００ｋｇ／ｃｍ ）
でプレス成形する方法、又は走行ベルト上に材料を乾燥
状態で堆積し、これを均らしロールで均らしたうえ所定
量の水を散水し、而るのち、ゴールで圧縮成形する方法
、あるいは抄造法等を用いることができる。
型枠に入れ、所定の圧力（通常１００ｋｇ／ｃｍ ）
でプレス成形する方法、又は走行ベルト上に材料を乾燥
状態で堆積し、これを均らしロールで均らしたうえ所定
量の水を散水し、而るのち、ゴールで圧縮成形する方法
、あるいは抄造法等を用いることができる。
養生硬化にはオートクレーブ養生を使用する−が、通常
の場合よりも低圧の飽和水蒸気（４〜６ ＋ｃｇ／ｃｍ
２）を使用モきる。
の場合よりも低圧の飽和水蒸気（４〜６ ＋ｃｇ／ｃｍ
２）を使用モきる。
以下、本発明を実施例につき比較例との対比のもとで説
明する。
明する。
実施例１〜実施汎４
フライアッシュ、ベントナイト、セメント、消石灰、水
酸化マグネシウム、石綿並びにパルプを表に示す通りの
配合割合（重量％）で混合してなる原料を水で混練し、
これを成型圧力１１００１ｃ／αで厚さ］−１ｔｒｕｔ
ｈの板状に成型し、次いで、この成型体を圧力４ ｋｇ
／ｃｍ２の飽和水蒸気で８時間、オートクレーブによっ
て養生硬化した。
酸化マグネシウム、石綿並びにパルプを表に示す通りの
配合割合（重量％）で混合してなる原料を水で混練し、
これを成型圧力１１００１ｃ／αで厚さ］−１ｔｒｕｔ
ｈの板状に成型し、次いで、この成型体を圧力４ ｋｇ
／ｃｍ２の飽和水蒸気で８時間、オートクレーブによっ
て養生硬化した。
比較例１
表に示す通りの配合で、石灰質原料としてセメントと消
石灰を、珪酸質原料としてはフライアッシュのみをそれ
ぞれ使用し、酸化又は水酸化マグネシウムは無添加とし
た原料を、上記実施例と同じように板状に成型し、更に
成型体を養生硬化した。
石灰を、珪酸質原料としてはフライアッシュのみをそれ
ぞれ使用し、酸化又は水酸化マグネシウムは無添加とし
た原料を、上記実施例と同じように板状に成型し、更に
成型体を養生硬化した。
比較例２
表に示す通りの配合で石灰質原料としてセメントと消石
灰を、珪酸質原料としてはフライアッシュのみをそれぞ
れ使用し、更に、水酸化マグネシウムを添加した原料を
、上記実施例と同じように板状に成型し、更に、成型体
を養生硬化した。
灰を、珪酸質原料としてはフライアッシュのみをそれぞ
れ使用し、更に、水酸化マグネシウムを添加した原料を
、上記実施例と同じように板状に成型し、更に、成型体
を養生硬化した。
比較例３
表に示す通りの配合で石灰質原料としてセメントと消石
灰を、珪酸質原料としてはベントナイトのみをそれぞれ
使用し、更に、水酸化マグネシウムを添加した原料を、
上記実施例と同じように板状に成型し、更に成型体を養
生硬化した。
灰を、珪酸質原料としてはベントナイトのみをそれぞれ
使用し、更に、水酸化マグネシウムを添加した原料を、
上記実施例と同じように板状に成型し、更に成型体を養
生硬化した。
上記実施測量並びに比較測量について、曲げ強度、絶乾
比重並びに釘打施工性（釘が貫通するまでのハンマー打
回数）を測定したところ表に示す通りであった。
比重並びに釘打施工性（釘が貫通するまでのハンマー打
回数）を測定したところ表に示す通りであった。
この測定結果中、比較例１と実施例との曲げ強度の比較
から、水酸化マグネシウム添加による強度増大が明らか
である。
から、水酸化マグネシウム添加による強度増大が明らか
である。
又、比較例２（珪酸質原料としてフライアッシュのみを
使用）と実施例との曲げ強度の比較から、ベントナイト
等の粘土質鉱物の添加による強度増大が明らかである。
使用）と実施例との曲げ強度の比較から、ベントナイト
等の粘土質鉱物の添加による強度増大が明らかである。
他方、比較例３（珪酸質原料としてベントナイトのみを
使用）と実施例との絶乾比重並びに釘打施工性の比較か
ら、フライアッシュの添加による軽量化並びに釘打ち、
鋸引きの容易化が明らかである。
使用）と実施例との絶乾比重並びに釘打施工性の比較か
ら、フライアッシュの添加による軽量化並びに釘打ち、
鋸引きの容易化が明らかである。
このように、本発明によれば、セメント、消石灰等の石
灰質原料と珪酸質原料との水熱反応によって無機質建築
板を製造する場合、珪酸質原料としてＡ１２ｏ３の含有
量の多いフライアッシュと粘土質鉱物を使用するにもか
＼わらず、強度並びに取扱い性（軽量性、釘打性、鋸引
性）の何れにも良好な板材を製造することができる。
灰質原料と珪酸質原料との水熱反応によって無機質建築
板を製造する場合、珪酸質原料としてＡ１２ｏ３の含有
量の多いフライアッシュと粘土質鉱物を使用するにもか
＼わらず、強度並びに取扱い性（軽量性、釘打性、鋸引
性）の何れにも良好な板材を製造することができる。
手続補正書（自発）
昭和５８年 ５月１２日
昭和５７年特許願第２０ｘ５７１号
２・ 発明の名称
無機質板の製造方法
３、 補正をする者
事件との関係 特許出願人
住所 大阪匝浪速区敷津東−丁目２番４７号名 称 （
１０５）久保田鉄工株式会社代表者 代表取締役社長
廣−ｆけ餅１、代理人 三野重和 住所 兵庫県西宮市門戸荘１５番１１号（１） 明Ｍ
ｌｌ ＠の発明の詳細な説明の榴６、 補正の内容 （１） 明細爵の第３頁第３行目に記載の「・・・・
・・が多孔質で低比重であるために、」を「・・・・・
・は多孔質のものがあり粘土質鉱物よりもかさ比重が小
さいために、」と補正する。
１０５）久保田鉄工株式会社代表者 代表取締役社長
廣−ｆけ餅１、代理人 三野重和 住所 兵庫県西宮市門戸荘１５番１１号（１） 明Ｍ
ｌｌ ＠の発明の詳細な説明の榴６、 補正の内容 （１） 明細爵の第３頁第３行目に記載の「・・・・
・・が多孔質で低比重であるために、」を「・・・・・
・は多孔質のものがあり粘土質鉱物よりもかさ比重が小
さいために、」と補正する。
Claims (1)
- （１） セメント又は消石灰の少なくとも何れかとフ
ライアッシュとベントナイト、カオリン又は白土の何れ
かとからなる水利反応性材料に酸化マグネシウム又は水
酸化マグネシウムを添加した組成物を主原料とする材料
を水の存在下で板状に成型し、該成型体を養生硬化させ
ることを特徴とする無機質板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20157182A JPS5992958A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | 無機質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20157182A JPS5992958A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | 無機質板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5992958A true JPS5992958A (ja) | 1984-05-29 |
Family
ID=16443262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20157182A Pending JPS5992958A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | 無機質板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5992958A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0692464A4 (en) * | 1993-03-25 | 1996-12-18 | Mitomo Shoji Kabushiki Kaisha | CEMENT-LIKE, KNOWLED, MOLDED ARTICLE WITH HIGHLY BINDING STRENGTH AND COMPRESSION STRENGTH, AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
-
1982
- 1982-11-16 JP JP20157182A patent/JPS5992958A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0692464A4 (en) * | 1993-03-25 | 1996-12-18 | Mitomo Shoji Kabushiki Kaisha | CEMENT-LIKE, KNOWLED, MOLDED ARTICLE WITH HIGHLY BINDING STRENGTH AND COMPRESSION STRENGTH, AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF |
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