JPS5984825A - 抗高脂血症剤 - Google Patents
抗高脂血症剤Info
- Publication number
- JPS5984825A JPS5984825A JP19337282A JP19337282A JPS5984825A JP S5984825 A JPS5984825 A JP S5984825A JP 19337282 A JP19337282 A JP 19337282A JP 19337282 A JP19337282 A JP 19337282A JP S5984825 A JPS5984825 A JP S5984825A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- streptococcus
- blood serum
- agent
- microbial cells
- bacteria
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規な抗高脂血症剤に関するものであシ、さ
らに詳しくは、本発明は抗高脂血症作用を有するストレ
プトコツカス属に属する細菌の生菌体もしくは死菌体を
主有効成分として含有する抗高脂血症剤に関するもので
ある。
らに詳しくは、本発明は抗高脂血症作用を有するストレ
プトコツカス属に属する細菌の生菌体もしくは死菌体を
主有効成分として含有する抗高脂血症剤に関するもので
ある。
従来、高脂血症に関しては、血清コレステロール値、あ
るいは血清トリグリセライド値の上昇が、動脈硬化の第
一の危険因子と考えられておす、特に低比重リボ蛋白−
コレスチロールは動脈内膜細胞に取シ込まれ沈着し、動
荒粥状硬化の主因となると考えられている。また、超低
比重リボ蛋白(以下、VLDLと記す)は、生体内にお
いてリボプロティンIJ /ξ−ゼの作用によシ、容易
に低比重リボ蛋白(以下、LDLと記す)に変換する一
方、高比重リボ蛋白(以下、)IDLと記す)は、組繊
細胞の表面膜から遊離コレステロール値麻い、レシチン
:コレステロール−アシル転移酵素の作用でこれをエス
テル化し、肝臓に運搬する作用を持つとされている。そ
して、高脂血症に対しては、下記の式で表わされる動脈
硬化指数の低下が、その症状の改善に必要であると言わ
れている。
るいは血清トリグリセライド値の上昇が、動脈硬化の第
一の危険因子と考えられておす、特に低比重リボ蛋白−
コレスチロールは動脈内膜細胞に取シ込まれ沈着し、動
荒粥状硬化の主因となると考えられている。また、超低
比重リボ蛋白(以下、VLDLと記す)は、生体内にお
いてリボプロティンIJ /ξ−ゼの作用によシ、容易
に低比重リボ蛋白(以下、LDLと記す)に変換する一
方、高比重リボ蛋白(以下、)IDLと記す)は、組繊
細胞の表面膜から遊離コレステロール値麻い、レシチン
:コレステロール−アシル転移酵素の作用でこれをエス
テル化し、肝臓に運搬する作用を持つとされている。そ
して、高脂血症に対しては、下記の式で表わされる動脈
硬化指数の低下が、その症状の改善に必要であると言わ
れている。
−動脈硬化指数−
(VLDL−=vステo−ル+LDL−コレステロ−/
l/ )/ HDL −コレステロール これまでに、抗高脂血症剤としては、ニコモール、クロ
フィブレートイオン交換合成樹脂、タンパク同化ステロ
イド、ビタミン類、不飽和脂肪酸、リン脂質、デキスト
ラン硫酸等が使用されているが、ものによっては、肝毒
性、胃腸障害、発癌性などの副作用を示し、又、副作用
の少いものでも動脈硬化指数に変化の見られないものか
あシ、いずれも、種々の欠点を有している。
l/ )/ HDL −コレステロール これまでに、抗高脂血症剤としては、ニコモール、クロ
フィブレートイオン交換合成樹脂、タンパク同化ステロ
イド、ビタミン類、不飽和脂肪酸、リン脂質、デキスト
ラン硫酸等が使用されているが、ものによっては、肝毒
性、胃腸障害、発癌性などの副作用を示し、又、副作用
の少いものでも動脈硬化指数に変化の見られないものか
あシ、いずれも、種々の欠点を有している。
ところで、近年、腸内細菌の研究が進み、その宿主との
関係が明らかになるにつれて、腸内細菌叢の形成が宿主
の血清コレステロール値の低下に関与していることがわ
かって来た。本発明者らは、腸内常在細菌の中から毒性
が少なく、抗高脂血症効果を有する細菌の検索を進めた
結果、ストレプトコツカス属に属する細菌の生菌体およ
び死菌体を生体に投与することにより高脂血症を改善し
得ることを見出した。本発明はかかる知見に基づいてな
されたものである。
関係が明らかになるにつれて、腸内細菌叢の形成が宿主
の血清コレステロール値の低下に関与していることがわ
かって来た。本発明者らは、腸内常在細菌の中から毒性
が少なく、抗高脂血症効果を有する細菌の検索を進めた
結果、ストレプトコツカス属に属する細菌の生菌体およ
び死菌体を生体に投与することにより高脂血症を改善し
得ることを見出した。本発明はかかる知見に基づいてな
されたものである。
以下、本発明を説明するための実験例を示す。
ストレプトコツカス属の細菌は、以下に示す組成からな
る、ロゴサ液体培地にて67℃、16時間、好気的に静
置培養し、培養後、培養液を遠心分離して菌体を集めた
。この菌体を生理食塩水にて2度洗浄後、生理食塩水、
又は分散媒(1%グルタミン酸ナトリウム、10%脱脂
粉乳を含む水溶液)に懸濁したものを生菌体試料とした
。生理食塩水に懸濁した生菌体を115℃、10分、加
熱滅菌したもの、加熱滅菌後凍結乾燥したもの、あるい
は又、凍結乾燥後菌体を分散媒に懸濁したものを死菌体
試料とした。
る、ロゴサ液体培地にて67℃、16時間、好気的に静
置培養し、培養後、培養液を遠心分離して菌体を集めた
。この菌体を生理食塩水にて2度洗浄後、生理食塩水、
又は分散媒(1%グルタミン酸ナトリウム、10%脱脂
粉乳を含む水溶液)に懸濁したものを生菌体試料とした
。生理食塩水に懸濁した生菌体を115℃、10分、加
熱滅菌したもの、加熱滅菌後凍結乾燥したもの、あるい
は又、凍結乾燥後菌体を分散媒に懸濁したものを死菌体
試料とした。
ロゴサ液体培地の組成
精留水1L中
トリプチケース 10り
酵母エキス 57
ト リ プ l・ −ス
37に2HPO43グ KH2PO−43f 、クエン酸アンモニウム 2gツイーン80
1グ グルコース 202 システイン 0.2g 餐塩類溶液 精留水100づ中 MgSO4・7H2011,5y FeSO4・7H200,68f MnSO4・2H202,41i’ 実験例1 (抗高脂血症効果〕 (1) 前記培養法に従い調製したストレプトコツカ
ス属に属する細菌の生理食塩水懸濁生菌体(2xH)1
o個/ゴ〕を0.5−経口的にフィッシャ344/Yi
t系雄無菌ラツト(6週令)に投与し、滅菌CL−2飼
料にて8週間飼育した後、腹大動脈よ、り採血し動脈血
Φの血清コレステロール値、血清トリグリセリド値を測
定した。表1に示す様に、ストレプトコツカス属の菌が
腸内に定着することにより動脈血中の血清コレステロー
ル値、血清トリグ1,1−(=<”W’値が低下した。
37に2HPO43グ KH2PO−43f 、クエン酸アンモニウム 2gツイーン80
1グ グルコース 202 システイン 0.2g 餐塩類溶液 精留水100づ中 MgSO4・7H2011,5y FeSO4・7H200,68f MnSO4・2H202,41i’ 実験例1 (抗高脂血症効果〕 (1) 前記培養法に従い調製したストレプトコツカ
ス属に属する細菌の生理食塩水懸濁生菌体(2xH)1
o個/ゴ〕を0.5−経口的にフィッシャ344/Yi
t系雄無菌ラツト(6週令)に投与し、滅菌CL−2飼
料にて8週間飼育した後、腹大動脈よ、り採血し動脈血
Φの血清コレステロール値、血清トリグリセリド値を測
定した。表1に示す様に、ストレプトコツカス属の菌が
腸内に定着することにより動脈血中の血清コレステロー
ル値、血清トリグ1,1−(=<”W’値が低下した。
特に血清トリグリセリド値の低下は、顕著に見られた。
表1
投与菌 (わ (係)
(無 菌) 100 100S、エビラム6
5 75.3 29.1S、
エビラム169 76.1 .4
4.6S、デユランス36 78.5
22.8S、フエカーリス 81.
1 39.6Y工T2O24≠ S、フエカーリス91 85.2
24.1数値は無菌ラットの値VC対する百
分率矢本菌は微工研菌寄第6716号として寄託されて
いる。
5 75.3 29.1S、
エビラム169 76.1 .4
4.6S、デユランス36 78.5
22.8S、フエカーリス 81.
1 39.6Y工T2O24≠ S、フエカーリス91 85.2
24.1数値は無菌ラットの値VC対する百
分率矢本菌は微工研菌寄第6716号として寄託されて
いる。
(2) ストレプトコツカス属に属する細菌を前記培
養法で培養して調製した、生理食塩水懸濁死菌体(2x
1010個1me )をフィッシャー344 /Du系
雄不離ト(1群5頭)に0.5yd/頭/日で連日4週
間経口的に投与した後144週令てと殺、腹大動脈より
採血し、動脈血中の血清コレステロール値、トリグリセ
リド値を測定した。結果は表2に示した様に動脈血中の
血清コレステロール、トリグリセリド値を低下させる効
果が確認された。特に有効と思われる菌は、ストレプト
コッカス9エビウム(5treptococcus a
vium)ui33株とストレプトコッカス・フエカー
リス(Streptococcus faecalis
)YIT 2024株であった。
養法で培養して調製した、生理食塩水懸濁死菌体(2x
1010個1me )をフィッシャー344 /Du系
雄不離ト(1群5頭)に0.5yd/頭/日で連日4週
間経口的に投与した後144週令てと殺、腹大動脈より
採血し、動脈血中の血清コレステロール値、トリグリセ
リド値を測定した。結果は表2に示した様に動脈血中の
血清コレステロール、トリグリセリド値を低下させる効
果が確認された。特に有効と思われる菌は、ストレプト
コッカス9エビウム(5treptococcus a
vium)ui33株とストレプトコッカス・フエカー
リス(Streptococcus faecalis
)YIT 2024株であった。
表2
菌 体 rq/a L (%)
rnVdA(4)対 照 64.0±2
.2(100) 79.5±7.8(100)S、
IビウムMta11 49.5±4.5(77,3)
61.5±5.6 (97S、1 )S、エビラム
Mi33 50.0±2.2(78,1) 46.
0±4.5 (71,9)S、エビラムMw44 51
.0±4.5(79,7) 56.!5±4.5
(88,3)S、デユランス36 53.0±3.4
(82,8) 51.0−114.5(79,7)
S、フエカーリス 480±4.5(75,0)
50.0±4.5 (78,1)YIT 202
4 実験例2 (ストレプトコツカス属細菌の毒性)先に記
した培養条件にて培養したストレプトコツカス属細菌の
生理食塩水懸濁生菌体を用いて、その急性毒性を調べた
。ICR系雄系中マウス重307前後)1群10頭で腹
腔的投与し、Litchfield−Wilcoxon
法に従ってLD50 (生菌体数/に2)を求めた。結
果は、表6に示すように本実験に用いたストレプトコツ
カス属の細菌はきわめて毒性が少ないことが確認された
。経口投与の場合は、最大投与量3X1013個(約3
01)7’ K9でも死亡例はみられなかった。
rnVdA(4)対 照 64.0±2
.2(100) 79.5±7.8(100)S、
IビウムMta11 49.5±4.5(77,3)
61.5±5.6 (97S、1 )S、エビラム
Mi33 50.0±2.2(78,1) 46.
0±4.5 (71,9)S、エビラムMw44 51
.0±4.5(79,7) 56.!5±4.5
(88,3)S、デユランス36 53.0±3.4
(82,8) 51.0−114.5(79,7)
S、フエカーリス 480±4.5(75,0)
50.0±4.5 (78,1)YIT 202
4 実験例2 (ストレプトコツカス属細菌の毒性)先に記
した培養条件にて培養したストレプトコツカス属細菌の
生理食塩水懸濁生菌体を用いて、その急性毒性を調べた
。ICR系雄系中マウス重307前後)1群10頭で腹
腔的投与し、Litchfield−Wilcoxon
法に従ってLD50 (生菌体数/に2)を求めた。結
果は、表6に示すように本実験に用いたストレプトコツ
カス属の細菌はきわめて毒性が少ないことが確認された
。経口投与の場合は、最大投与量3X1013個(約3
01)7’ K9でも死亡例はみられなかった。
表6
菌 体 名 LD5o (個/に
7)S、エビラム65 1.14x101
1S、エビラム169 2.5ax1oj
O8,エビラムM133 3.90 X
10 ” O8,エビラムMw44 3.
90x 10” O8,デユランス36
3.60X10”S、フェカーリスYIT2024
1.41 X 10” 1S、フエカーリス
91 口、90)、1011本発明を更に
詳細に説明するため実験例の一例として、ヒト幼児糞便
由来のストレプトコッカス・フエカーリスY工T2D2
4を用いた実験例を次に示すが、まず、この菌の主な菌
学的性状を掲げる。
7)S、エビラム65 1.14x101
1S、エビラム169 2.5ax1oj
O8,エビラムM133 3.90 X
10 ” O8,エビラムMw44 3.
90x 10” O8,デユランス36
3.60X10”S、フェカーリスYIT2024
1.41 X 10” 1S、フエカーリス
91 口、90)、1011本発明を更に
詳細に説明するため実験例の一例として、ヒト幼児糞便
由来のストレプトコッカス・フエカーリスY工T2D2
4を用いた実験例を次に示すが、まず、この菌の主な菌
学的性状を掲げる。
細胞形状 球菌
ダラム染色性 陽 性生育温度条件
10〜45゜pH9,6培地での
増殖 十熱剛性(60℃、30
分つ +6.5%NaC1耐件
十40%胆汁耐性
十テルル酸カリ耐性
十カタラーセ活性 −アンモ
ニアの生成 十デキストラン生成
−メチレンブルー還元性
十トリフェニルテトラゾリウム還元性
−セラチン液化 −馬尿酸加水
分解性 士デンプン加水分解性
−糖発酵性 アラビノース
−メレチトース + ソルビトール + グリセロール − ブルポース − エスクリン + イ ヌ リ ン
−ラクトース −← 血清学的性状 グループD実験例3
(ストレプトコッカス・フエカーリスY工T2O24の
抗脂廂効果) (1) ストレプトコッカス・フエカーリスY工T2
O24を前記方法にて培養し、凍結乾燥死菌体を作製し
た。投与期間中はMF飼別に、101C個/152飼料
となるように凍結乾燥菌末を混合(〜て与えた。1日の
平均飼料摂取量は15.3rであシ菌体としての投力量
は1y02 X 1010個/頭/日であった。フィッ
シャー344 / Du系雌雄ラット8週令、を一群5
頭に分け、MF飼料にて飼育した後、投与期間に合わせ
て凍結乾燥死菌体配合MF飼料を掬え、全ての群を14
週令にてと殺した。
10〜45゜pH9,6培地での
増殖 十熱剛性(60℃、30
分つ +6.5%NaC1耐件
十40%胆汁耐性
十テルル酸カリ耐性
十カタラーセ活性 −アンモ
ニアの生成 十デキストラン生成
−メチレンブルー還元性
十トリフェニルテトラゾリウム還元性
−セラチン液化 −馬尿酸加水
分解性 士デンプン加水分解性
−糖発酵性 アラビノース
−メレチトース + ソルビトール + グリセロール − ブルポース − エスクリン + イ ヌ リ ン
−ラクトース −← 血清学的性状 グループD実験例3
(ストレプトコッカス・フエカーリスY工T2O24の
抗脂廂効果) (1) ストレプトコッカス・フエカーリスY工T2
O24を前記方法にて培養し、凍結乾燥死菌体を作製し
た。投与期間中はMF飼別に、101C個/152飼料
となるように凍結乾燥菌末を混合(〜て与えた。1日の
平均飼料摂取量は15.3rであシ菌体としての投力量
は1y02 X 1010個/頭/日であった。フィッ
シャー344 / Du系雌雄ラット8週令、を一群5
頭に分け、MF飼料にて飼育した後、投与期間に合わせ
て凍結乾燥死菌体配合MF飼料を掬え、全ての群を14
週令にてと殺した。
はントバルビタール麻酔下に開腹し肝重量の測定を行な
うとともに腹大動脈より採血し、血清脂質の測定を行な
った。結果は表4に示す様に血清コレステロール値は菌
体1週間投与で最も低い値を示しているが、2週間、4
週間投与でも有意な低下効果を示した。血清トリグリセ
リド値は、1週目より4週目の方が低下が顕著であシ、
無投力群に比べて約40%の低下が観察された。血清リ
ン脂質の低下率は無投与群に比して10〜15係であっ
たが、1〜4週間投与で有意な低下を示した。それに対
して菌体投力による肝重量の変動はみられなかった。
うとともに腹大動脈より採血し、血清脂質の測定を行な
った。結果は表4に示す様に血清コレステロール値は菌
体1週間投与で最も低い値を示しているが、2週間、4
週間投与でも有意な低下効果を示した。血清トリグリセ
リド値は、1週目より4週目の方が低下が顕著であシ、
無投力群に比べて約40%の低下が観察された。血清リ
ン脂質の低下率は無投与群に比して10〜15係であっ
たが、1〜4週間投与で有意な低下を示した。それに対
して菌体投力による肝重量の変動はみられなかった。
(2) 前記(1)項の実験例と同様の実験を行ない
、4週投与後の血清リボ蛋白−コレスチロール値を高速
液体クロマトグラフィー法にて定量し、動脈硬化指数を
算出した。結果は表5に示す様に、ストレプトコッカス
・フエカーリスY工T2O24投与群では、対照群に比
べVLDL−コレステロール値、LDL−コレステロー
ル値が低下し動脈硬化指数は、対照群の0.19より投
与群の0.12へと低下がみられ血清リボ蛋白−コレス
チロールの改善が見られた。
、4週投与後の血清リボ蛋白−コレスチロール値を高速
液体クロマトグラフィー法にて定量し、動脈硬化指数を
算出した。結果は表5に示す様に、ストレプトコッカス
・フエカーリスY工T2O24投与群では、対照群に比
べVLDL−コレステロール値、LDL−コレステロー
ル値が低下し動脈硬化指数は、対照群の0.19より投
与群の0.12へと低下がみられ血清リボ蛋白−コレス
チロールの改善が見られた。
(3) フィッシャー344 / Du系雌雄ラット
8週令)を一群4頭に分けMF飼料にて100週令で飼
育した後1%コレステロールを含むM飼料にて4週間飼
育し、同時にストレプトコッカス・フエカーリスY工T
’2024の生菌体、死菌体、各1010個10.5r
nl/頭を連日4週間投与し、予防効果を観察した。菌
体は前記方法に従ってロゴサ液体培地に培養後、集菌し
、分散媒(グルタミン酸、脱脂粉乳溶液)に2X101
0個/−の濃度で懸濁し、−80℃にて保存し、使用直
前に37℃にて融解したものを生菌体とし、集菌後、1
15℃、10分間加熱滅菌し・、分散媒に生菌体と同様
の条件にて懸濁保存したものを死菌体とした。対照群1
及び対照群11には分散媒を投与した。同時にコレステ
ロールを、投与しない対照群を設定した。結果は表6に
示した様に1%コレステロール含有飼料摂取に伴なう血
清コレステロール値の増加は生菌体投与で約62%、死
菌体投与で約49%抑制された。また、血清トリグリセ
リド値の増加も菌体投与によりコレステロール非投与レ
ベルまで抑制された。1%コレステロール飼料・による
動脈硬化指数の増加も、ストレプトコッカス・フエカー
リスY工T2O24投与によシ生菌体で約26%、死菌
体で約66係抑制された。
8週令)を一群4頭に分けMF飼料にて100週令で飼
育した後1%コレステロールを含むM飼料にて4週間飼
育し、同時にストレプトコッカス・フエカーリスY工T
’2024の生菌体、死菌体、各1010個10.5r
nl/頭を連日4週間投与し、予防効果を観察した。菌
体は前記方法に従ってロゴサ液体培地に培養後、集菌し
、分散媒(グルタミン酸、脱脂粉乳溶液)に2X101
0個/−の濃度で懸濁し、−80℃にて保存し、使用直
前に37℃にて融解したものを生菌体とし、集菌後、1
15℃、10分間加熱滅菌し・、分散媒に生菌体と同様
の条件にて懸濁保存したものを死菌体とした。対照群1
及び対照群11には分散媒を投与した。同時にコレステ
ロールを、投与しない対照群を設定した。結果は表6に
示した様に1%コレステロール含有飼料摂取に伴なう血
清コレステロール値の増加は生菌体投与で約62%、死
菌体投与で約49%抑制された。また、血清トリグリセ
リド値の増加も菌体投与によりコレステロール非投与レ
ベルまで抑制された。1%コレステロール飼料・による
動脈硬化指数の増加も、ストレプトコッカス・フエカー
リスY工T2O24投与によシ生菌体で約26%、死菌
体で約66係抑制された。
次に、ストレプトコッカス・フエカーリスY工T 20
24による本発明の実施例を示す。
24による本発明の実施例を示す。
実施例 1
ストレプトコッカス・フエカーリスY工T2O24株を
前記実験例の場合と同様にロゴサ培地6tに菌数が4X
107/−程度にkるように接種し、67℃、16時間
好気的静置培養した。菌数は、16時間目でほぼ最高(
0,8Xj010個/rILjl! )に達した。培養
後培養液から、冷凍遠心機にて菌体を分離し、生理食塩
水にて洗浄し、得られた菌体を、121℃、10分間加
熱滅菌後凍結乾燥し、乾燥死菌体約502を得た。とO
菌粉末を5℃に2ケ月保存後、フィッシャー344/D
u系雄ラツト(’l O週令〕の飼料に10m?菌粉末
/152飼料の割合で混合し4週間経口的に与えたとこ
ろ血清コレステロール値、血清トリグリセリド値は有意
に低下した。その時動脈硬化指数も65係低下した。。
前記実験例の場合と同様にロゴサ培地6tに菌数が4X
107/−程度にkるように接種し、67℃、16時間
好気的静置培養した。菌数は、16時間目でほぼ最高(
0,8Xj010個/rILjl! )に達した。培養
後培養液から、冷凍遠心機にて菌体を分離し、生理食塩
水にて洗浄し、得られた菌体を、121℃、10分間加
熱滅菌後凍結乾燥し、乾燥死菌体約502を得た。とO
菌粉末を5℃に2ケ月保存後、フィッシャー344/D
u系雄ラツト(’l O週令〕の飼料に10m?菌粉末
/152飼料の割合で混合し4週間経口的に与えたとこ
ろ血清コレステロール値、血清トリグリセリド値は有意
に低下した。その時動脈硬化指数も65係低下した。。
実施例 2
実施例1と同じ条件で培養、集菌、洗浄後、生菌体約2
.4x1o+3個を得た。この菌体を1%グルタミン酸
ソーダを含む10%脱脂乳分散媒に分散し、生菌数2×
1010/−とし、1o−容量のアンプル[1rnl当
て分注、凍結乾燥後、アンプルを溶封し、5℃で保存し
た。2ケ月後との保護剤を含む凍結乾燥生菌末を1−の
蒸留水に懸濁、溶解し、フィッシャー344/Du系雄
ラツト(10週令)に0.5 mA/頭/日4週間経口
的(lこ投与した後、血清コレステロール値、血清トリ
グリセリド値の変化を測定したところ各々、16.7係
、25.4%の低下が観察された。
.4x1o+3個を得た。この菌体を1%グルタミン酸
ソーダを含む10%脱脂乳分散媒に分散し、生菌数2×
1010/−とし、1o−容量のアンプル[1rnl当
て分注、凍結乾燥後、アンプルを溶封し、5℃で保存し
た。2ケ月後との保護剤を含む凍結乾燥生菌末を1−の
蒸留水に懸濁、溶解し、フィッシャー344/Du系雄
ラツト(10週令)に0.5 mA/頭/日4週間経口
的(lこ投与した後、血清コレステロール値、血清トリ
グリセリド値の変化を測定したところ各々、16.7係
、25.4%の低下が観察された。
上記、実施例に準じて、人間に対する投与も同様に行う
ことができる。投与量は、1011〜2X1012(1
00mg〜2g)が好ましい範囲である。
ことができる。投与量は、1011〜2X1012(1
00mg〜2g)が好ましい範囲である。
投与形態としては、例えば、生菌体あるいは死菌体を適
当な分散媒を使用して、それに懸濁せしめて懸濁液とし
、それを用いるか、あるいは、さらにその懸濁液を凍結
乾燥して得られる粉末を用いる等が好ましい態様として
あげられる。
当な分散媒を使用して、それに懸濁せしめて懸濁液とし
、それを用いるか、あるいは、さらにその懸濁液を凍結
乾燥して得られる粉末を用いる等が好ましい態様として
あげられる。
上記の分散媒としては、例えば1〜20係脱脂粉乳その
他各種の生理学的に許容し得る経口授与可能な媒質が−
あげられる。
他各種の生理学的に許容し得る経口授与可能な媒質が−
あげられる。
本発明に係る抗高脂血症剤は医薬品として有用であるば
かりでなく、これを各種食品に添加し−〔、高脂血症予
防食品として提供することができる。特に、動物性脂肪
を多く含む食品に添加して使用することは、望ましい実
施態様である。
かりでなく、これを各種食品に添加し−〔、高脂血症予
防食品として提供することができる。特に、動物性脂肪
を多く含む食品に添加して使用することは、望ましい実
施態様である。
特許出願人 株式会社ヤクル ト本社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)抗高脂血症作用を有するストレプトコツカス属に属
する細菌の生菌体もしくは死菌体を主有効成分として含
有する抗高脂血症剤。 2)ストレプトコツカス属に属する細菌がストレプトコ
ッカス・フェカーリス(Streptocococcu
sfaecalis )である特許請求の範囲第1項記
載の抗高脂血症剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19337282A JPS5984825A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 抗高脂血症剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19337282A JPS5984825A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 抗高脂血症剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5984825A true JPS5984825A (ja) | 1984-05-16 |
Family
ID=16306813
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19337282A Pending JPS5984825A (ja) | 1982-11-05 | 1982-11-05 | 抗高脂血症剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5984825A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59151890A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-30 | Advance Res & Dev Co Ltd | コレステロ−ル低下剤の製造方法及び同剤を含有する飲食物 |
US5374425A (en) * | 1987-02-20 | 1994-12-20 | Porter; William L. | Animal feed additives |
EP1477555A3 (en) * | 2003-05-15 | 2004-12-15 | Yasuo Kawai | Method for culturing bacterial cells belonging to the enterococcus genus and method of producing killed bacterial cells belonging to the enterococcus genus |
JP2004357703A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-24 | Yasuo Kawai | エンテロコッカス属に属する乳酸菌の培養方法及びエンテロコッカス属に属する乳酸菌死菌体の製造方法 |
WO2012011174A1 (ja) * | 2010-07-22 | 2012-01-26 | ビオフェルミン製薬株式会社 | 脂質代謝改善剤、脂質代謝改善作用増強剤、抗肥満剤及び抗肥満作用増強剤 |
-
1982
- 1982-11-05 JP JP19337282A patent/JPS5984825A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59151890A (ja) * | 1983-02-18 | 1984-08-30 | Advance Res & Dev Co Ltd | コレステロ−ル低下剤の製造方法及び同剤を含有する飲食物 |
JPH0473984B2 (ja) * | 1983-02-18 | 1992-11-25 | ||
US5374425A (en) * | 1987-02-20 | 1994-12-20 | Porter; William L. | Animal feed additives |
EP1477555A3 (en) * | 2003-05-15 | 2004-12-15 | Yasuo Kawai | Method for culturing bacterial cells belonging to the enterococcus genus and method of producing killed bacterial cells belonging to the enterococcus genus |
JP2004357703A (ja) * | 2003-05-15 | 2004-12-24 | Yasuo Kawai | エンテロコッカス属に属する乳酸菌の培養方法及びエンテロコッカス属に属する乳酸菌死菌体の製造方法 |
WO2012011174A1 (ja) * | 2010-07-22 | 2012-01-26 | ビオフェルミン製薬株式会社 | 脂質代謝改善剤、脂質代謝改善作用増強剤、抗肥満剤及び抗肥満作用増強剤 |
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