JPS598469B2 - 歯科用鋳造方法 - Google Patents

歯科用鋳造方法

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JPS598469B2
JPS598469B2 JP53009466A JP946678A JPS598469B2 JP S598469 B2 JPS598469 B2 JP S598469B2 JP 53009466 A JP53009466 A JP 53009466A JP 946678 A JP946678 A JP 946678A JP S598469 B2 JPS598469 B2 JP S598469B2
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JP
Japan
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chamber
melting
crucible
casting
mold
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JP53009466A
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志朗 岡本
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GASUKON KK
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GASUKON KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯科用鋳造方法に係るものである。
高融点金属の鋳造機は、遠心鋳造機Cetriful
galcasting machineまたはダイカス
ト機diecast−iing machine等を使
用しているが、いずれにしても、坩堝内において溶融し
た金属の状態を肉眼で確かめたのち前記坩堝の姿勢を変
えて流し込むのであり、その、タイミング(溶融を中止
して坩堝より流し出す時点)には名人芸が要求されてい
て、経験の浅い者では、使用困難の欠陥があった。
本発明の実施例では、坩堝内における溶融度合およびこ
れを流し出す時点については、一切自動的に(または自
然に)行ないつるごとく開発すると共に、特に、上側に
溶解室を、下側に鋳物室を配置し、溶解室には坩堝と溶
解装置を設け、鋳物室には鋳型を設け、溶解室と鋳物室
さを鋳型を通じて機体が移動するように連通させ、溶解
室及び鋳物室内から空気を真空引により外部に排出して
から溶解室及び鋳物室内にアルゴンを正圧伏態に注入し
、坩堝内の金属材料をアルゴンガス正圧状態で加圧し続
けながら溶解装置で溶解し、少なくとも溶解し終えた金
属材料を坩堝から鋳型に鋳込む間は、溶解室の内圧に比
べて鋳物室の内圧より低い値の正圧に保持し、溶解金属
材料を坩堝から鋳型に鋳込む装置さきは、溶解した金属
材料を画室間の差圧で鋳型に一挙に圧大して凝固させる
こさを特徴とする歯科用鋳造方法に係るものである。
本発明の方法を実施しつる装置につき説明すると、第6
図において16は溶解室であり、該溶解室16はステン
レスの密閉囲枠15により形成されている。
密閉四枠15の土壁中心部には上下方向に出入自在であ
るセラミック製の調節筒17が螺合し、該調節筒17の
中心部には電極9が垂下状態に取付けられる。
18は電極9に電圧を付加するコードである。
調節筒17の近傍位置には、供給筒19が接続開口する
20はボンベより供給されるアルゴンの量を調節するバ
ルブである。
密閉囲枠15の下底は台座3に形成され、台座3上に銅
製坩堝1が載置される。
21は前記密閉囲枠15の下部に当接される鋳物室枠で
あり、該鋳物室枠21の内部に鋳物室22が形成される
鋳物室22には、真空ポンプに接続されている吸引管2
1と、鋳物室22内のアルゴンを減圧するアルゴン排除
管28が取付けられる。
25は調節ネジ、23は受台、24はボス、26はツマ
ミである。
1は溶解室16の台座3上に載置される坩堝であって、
材料は銅により構成されている(銅以外の金属では、一
応銀が考えられるが、その他の金属は不向である)。
これまで公知の坩堝1は、多くの場合、素焼きであった
すなわち、1000℃〜1500℃に加熱することによ
り溶融する金属であるから、その温度に耐える材料によ
り構成するのが普通であるが、本発明は、溶融点が70
0℃前後という銅により構成したものである。
前記坩堝の形状は極めて特殊なものであって、各図に示
したごとく相当の肉厚を有している。
坩堝1の下面2は、ステンレス等の材料から形成されて
いる台座3上にぴったり密着する状態に構成され、台座
3上に着脱自在に載置するものである。
坩堝1の上面中心部分には、実測寸法において好適には
20w11位の直径である凹部4が形成されている。
該凹部4は、深さが深くなるに従って内径が小さくなる
テイーパー状に開口されており、その底には水平棚5が
形成され、水平棚5の中心に小透孔6を開口させる。
第1図、第2図、第3図、第5図に示した前記凹部4の
下側は、対称状に四部14を形成しているが、該凹部1
4は必須要件ではない。
すなわち、前記小透孔6は、そのまま、下面2に至る迄
、同一内径に開口させてもよいものである(第6図参照
)。
前記坩堝1上には、円柱状の金属材料7が垂直に載置さ
れ、前記金属材料7は、その下端8が前記水平棚5上に
載置され、その状態でに前記小透孔6を下端8で閉塞す
る。
前記金属材料7の小透孔6の中心直上位置には、前記電
極9が設けられ、該電極9は、前記金属材料1の上端1
0より間隔を置いて設けられる。
前記台座3には小透孔6より滴下した溶融金属の通路1
1が設けられ、台座3の裏面側に、素焼の受皿12を介
して設けられる。
前記鋳型13は鋳物室22内に設けられる。
本発明の装置の実施例は上述の構成であり、溶解室16
の一側部に取付けられている開閉扉を開いて第6図の状
態に坩堝1及び溶融金属材料7を載置し、調節筒17を
上下当接して電極9の下端と溶融金属材料7の上端の距
離を調節し、ついで、真空ポンプを駆動して吸引管27
により、溶解室16および鋳物室22の空気を全部吸引
排除する。
この場合、溶解室16内の空気は、小透孔6を通って吸
引される。
次に、バルブ20を開くサ、ボンベ内に詰められている
アルゴンは、供給筒19より溶解室16内を流入し、一
部は、溶融金属材料7の下端の隙間を介して、小透孔6
より鋳物室22内に流入し、好適には、溶解室16およ
び鋳物室22内を、共に、5気圧位加圧した状態に詰め
込む。
この状態きなれば、鋳物室22内に取付けてあるアルゴ
ン排除管28を少しばかり開くと、鋳物室22は少しく
減圧し、好適には3〜4気圧位にする。
しかし、前記した溶解室16内の気圧は、5気圧を保つ
必要があり、そのため、バルブ20に取付けられている
圧力計をみながら、引続き供給筒19よりアルゴンを注
入し、もって、溶解室16内は5気圧位に、鋳物室22
はそれより低い3〜4気圧位に保持するものである。
しかして、スイッチをONt,て電極9に高電圧を与え
ると、溶融金属材料7の上端10部と電極9との間で放
電現象が現れ、その熱により超高速に溶融金属材料1を
、上端10より溶融する。
したがって、溶融した金属は、ローソクが溶けるごとく
溶け出すが、放電が更に進むと、全体的に溶融し、第2
図のごとく四部4内に貯る。
しかし、第2図の状態では、坩堝1は銅製で構成されて
いて、その熱伝導速度が早いことと、該坩堝1の肉厚が
厚く形成されていることから、熱が坩堝1に吸収される
ので、比較的溶融度は進まず、小透孔6より滴下するよ
うなことはない。
そして、第2図のように溶融金属材料7が溶融して背丈
が低くなり、電極9との間隔が広くなっても、電極9に
与えられる電圧が高いので、引続き放電状態を維持し、
更に溶融を促進させる。
この場合、銅の溶融温度は700℃位と低いので、坩堝
1の方が先に溶融しないかという懸念を持つが、本発明
の坩堝1は前記したように大肉厚に形成されていて、大
容積であるから、熱が拡散して、前記700℃という溶
融温度には達せず、したがって溶融しないものである。
放電がいよいよ進行すると、第3図の状態のように前記
金属材料7は溶融して背丈が低くなり、放電の限界を越
えた距離Tとなるから自然に放電は停止し、前記金属材
料7は完全に溶融する,この場合、前記金属材料7の溶
融は、高気圧のもとで行なわれるので、気泡等の発生は
殆どみられず、良品質の溶融状態となる。
しかして、前述の如く、溶解室16内は気圧が高く、下
部の鋳物室22は僅かに気圧が低いから、その気圧で押
圧される溶融金属は、その限界を越えると差圧により前
記小透孔6より一挙に滴下するものである。
そして、その瞬間、電極9との間隔も限界を越えた距#
ITとなり放電は同時に終了するものである。
すなわち、溶融終了の最適状態になった瞬間に溶融用の
放電は自然に停止し、また、その瞬間、画室の気圧差に
基づき一挙に小透孔6を通って鋳型13内に滴下するも
のである。
従来公知の歯科用鋳造機をみると、溶融する場合は加圧
状態で行なっていても、鋳型に流すときは加圧の状態で
行なわれていない。
ところが、金属でも液体(サイダーの如きもの)に似た
現象が生ずるのであり、高圧のもとて溶融したものを一
挙に減圧すると、多少なりとも気泡等を生ずるのであっ
て、いわゆる「巣」が入ったものとなるのである。
しかるに本発明は、土側に溶解室を下側に鋳物室を配置
し、溶解室には坩堝と溶解装置を鋳物室には鋳型を設け
、溶解室と鋳物室とは溶解金属が通路を通って移動する
が鋳型を通じて気体も移動するよ゛うに連通させ、溶解
室及び鋳物室内から空気を真空引により外部に排出して
から溶解室及び鋳物室内にアルゴンガスを正圧状態に注
入し、坩堝内の金属材料をアルゴンガス圧圧状態で加圧
し続けながら溶解装置で溶解し、少なくとも溶解し終え
た金属材料を坩堝から鋳型に鋳込むまでは、溶解室の内
圧に比べて鋳物室の内圧をより低い値の正圧状態に保持
し、溶解金属材料を坩堝から鋳型に鋳込むききは、溶解
した金属材料を、溶解室と鋳物室とを正圧状態になおも
加圧しながら画室間の差圧で鋳型内に一挙に圧大して凝
固させることを特徴とする歯科用鋳造方法としたから、
鋳物室22はアルゴンの正圧状態であり、加圧状態で溶
解したものを、加圧状態のまま鋳型13内に詰めて成型
するようにしたから、「巣」は生ぜず、良品質の鋳造を
なしうる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
例図は本発明の方法を実施しうるもので第1図は一部縦
断側面図、第2図、第3図は作用状態図、第4図は要部
斜視図、第5図は坩堝取出図、第6図は全体縦断側面図
である。 符号の説明、1・・・・・・坩堝、2・・・・・・下面
、3・・・・・・台座、4・・・・・・凹部、5・・・
・・・水平棚、6・・・・・・小透孔、1・・・・・・
金属材料、8・・・・・・下端、9・・・・・・電極、
10・・・・・・上端、11・・・・・・通路、12・
・・・・・受皿、13・・・・・・鋳型、14・・・・
・・凹部、15・・・・・・密閉囲枠、16・・・・・
・溶解室、11・・・・・・調節筒、18・・・・・・
コード、19・・・・・・供給筒、20・・・・・・バ
ルブ、21・・・・・・鋳物室枠、22・・・・・・鋳
物室、23・・・・・・受台、24・・・・・・ボ4、
25・・・・・・調節ネジ、26・・・・・・ツマミ、
2γ・・・・・・吸引管、28・・・・・・アルゴン排
除管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上側に溶解室を下側に鋳物室を配置し、溶解室には
    坩堝さ溶解装置を鋳物室には鋳型を設け、溶解室と鋳物
    室とは溶解金属が通路を通って移動するが鋳型を通じて
    気体も移動するように連通させ、溶解室及び鋳物室内か
    ら空気を真空引により外部に排出してから溶解室及び鋳
    物室内にアルゴンガスを正圧状態に注入し、坩堝内の金
    属材料をアルゴンガス圧圧状態で加圧し続けながら溶解
    装置で溶解し、少なくとも溶解し終えた金属材料を坩堝
    から鋳型に鋳込むまでは、溶解室の内圧に比べて鋳物室
    の内圧をより低い値の正圧状態に保持し、溶解金属材料
    を坩堝から鋳型に鋳込むときは、溶解した金属材料を、
    溶解室と鋳物室とを正圧伏態になおも加圧しながら画室
    間の差圧で鋳型内に一挙に圧大して凝固させることを特
    徴とする歯科用鋳造方法。
JP53009466A 1978-01-31 1978-01-31 歯科用鋳造方法 Expired JPS598469B2 (ja)

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JPS54103295A JPS54103295A (en) 1979-08-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07110412B2 (ja) * 1990-09-25 1995-11-29 株式会社モリタ製作所 鋳造機
JPH03193260A (ja) * 1990-11-22 1991-08-23 Morita Mfg Co Ltd 鋳造機

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