JPS5982604A - 回転ヘツド型磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転体に複数の磁気ヘッドを載置しその磁気
ヘッドの回転軌跡に沿って磁気テープを所定の角度だけ
傾けて走行せしめ、前記磁気へ。

ドにより、前記磁気テープの長手方向に対して傾斜した
記録軌跡として、順次信号を記録再生する回転ヘッド型
磁気記録再生装置に関する。

従来例の構成とその問題点 回転ヘッド型磁気記録再生装置の代表的なものとしてビ
デオテープレコーダ（ＶＴＲ）がある。

このＶＴＲは近年、磁気テープの改良あるいは新しい記
録媒体を用いた磁気テープの採用等によって記録密度の
向上は目覚しいものがある。特に記録トラックピッチに
関してはＶＨ８方弐〇５？ｊ間記録モー、ドにおいてす
でに約２０１ｒｍになっているが、今後さらに新しい記
録媒体として合金テープや蒸着テープを採用した場合に
は、記録トラックピッチに関しては数μｍ８度て十分な
画質が得られることが予測される。さて、このように狭
トラツクピッチになったときに問題となるのは、再生時
に再生へノドを記録トラックにそつていかに正しく追従
させるかということとともに、複数の記録ヘッドで記録
する場合、各記録ヘッドによる記録ｌ・ラック巾をいか
にして等しく保っヵ）（云いかえれば、いかにして複数
の記録ヘッドのギヤノブ高さ位置（以降記録ヘッド高さ
と称する）を等しく保つか）の点である。特に、記録ヘ
ッドの高さを等しく保つことの重要性は、次のような点
で重要である。

（１）例えば２ヘツドヘリ力ルスキヤン方式ＶＴＲにお
いて、アジマス記録でトラック間のガードをなくして記
録する場合、トラックピッチｋ　１０ｐｍとして、ヘッ
ドの相対高さが３μｍずれだ場合には、片側のトラック
巾は１３μｍ、もう一方のトラック巾は７μｍとなり、
記録トラック巾が大きく異なってしまう。２つのヘッド
の相対的な高さずれは１０ｑ６程度以下に保つことが望
ましいが、この場合、相対高さずれは１μｍ以下にする
必要があり、さらにトラックピッチが５μｍ程度になる
と２つのヘッドの相対高さずれを○、５μｍμｍ以下圧
する必要があるが、機械的にこのような精度を出すこと
は非常に困難になる。

（２）相対的高さの重要性とともに絶対高さの精度も重
要である。例えば２ヘツドヘリ力ルスキヤン方式ＶＴＲ
において、トラックピッチが５μｍの場合を考えると、
回転ヘッドの取付は高さが、テープ走行規制位置からの
高さで５μｍずれるとビデオ信号の１フイ一ルド分に相
当する時間だけ、固定へノドによる音声信号記録位置と
の間の相対時間がずれが生じ、他デツキとのテープ交換
時の映像と音声のタイミングずれを生ずる場合が起る。

この問題は初期的にはスタンダードテープを用いて校正
できるが、経時変化によって回転ヘッドの取付は高さが
変化した場合には、上記問題は防止することはできない
。経時変化によってヘッド高さが仮りに２０μｍずれた
とすると、他デツキとのテープ互換時に固定ヘッド記録
音声信号と映像との間に２フレーム相当のタイミングず
れが生じ映像と音とがちぐはぐに再生されることが起り
不都合な状態が起る。

まだ、規格化の作業が現在進められている８ミリビデオ
においては、ビデオ信号記録トラックの延長上に音声信
号−ｉＰｃＭ信号に変換して時間軸圧縮して記録するよ
うに構成されており、ビデオセンターＬの値（ビデオ信
号記録トラックのセンターからテープエツジまでの長さ
）の精度は約±４０μｍ以内と規定されており、ヘッド
高さの絶対高さの精度を経時変化も含めて±４０μｍ以
下にする必要がある。

さて、第１の相対的高さを電気的に自動調整社で開発さ
れたＶ−２０００ノステムで採用されている方式がある
が、上記方式は２つの回転ヘッドの相対高さを自動的に
一致するように調整する手段としては非常に有効である
が、磁気ヘッドを電気的に可動な根土に塔載して回転シ
リンダーに取りつけて再生時に記録トラックの曲りに動
的追従させる（以下ＤＴＰと称す）７ステムにおしては
回転ヘッドの絶対高さ精度を安定に保つことは困難であ
る。なぜならば、上記方式では、例えば圧電体による可
動板上に塔載された磁気ヘッドが回転シリンダーの１８
０°の位置にそれぞれ収９つけられており、そのうちの
一方が記録時に圧電体駆動電圧を零として固定され、も
う一方の磁気ヘッドの高さが前者の磁気ヘッドの高さに
一致するように後者の圧電体、駆動電圧が制御されるよ
うに構成されて２つの磁気へノドの相対的高さは一致す
るように制御される。しかしながら、記録時に駆動電圧
全零として固定される圧電体素子は、経時変化、温度、
湿度等の環境変化などにより駆動電圧が零であっても偏
位を生じるため、その圧電体の上に塔載されている磁気
ヘッド高さも変化してしまうことになり、固定される側
のヘッドの高さの保証ができないことになる。

発明の目的 本発明は、上記方式を発展させ、２つの記録ヘッドの相
対高さを自動的に制御し、かつ絶対高さも保証し、再生
時にトラックまがりに追従して再生（ＤＴＰ）できる装
置を提供するものである。

発明の構成 複数の回転磁気ヘッドの記録時の高さを相対高さ及び絶
対高さを自動的に制御して記録するために、１つの磁気
ヘッドを固定的に回転シリンダーに取りつけ、他の記録
ヘッドを可動板を介して回転シリンダーに取りつけて、
可動板を介して取りつけたヘッドの高さを、記録へノド
の高さとの差を測定した信号によシ制御するように構成
するとともに、再生時には、可動ヘッドによってトラッ
キングを行なわせんとするものである。

実施例の説明 第１図に本発明における回転シリンダー（又は回転ドラ
ム又は回転へノドバー）に取り付けられる磁気ヘッドの
構成の具体例を示す。

第１図において、回転シリンダー１の上に４つの磁気へ
、ドＡ、Ｂ、Ａ’　、Ｂ’が配置されており、ヘッドＡ
は固定のへノドベース３を介してシリンダー１に固定さ
れる。ヘッドＡ’　、Ｂは例えば圧電体素子で構成され
る可動板４上に塔載されてシリンダー１に６を支点とし
て取りつけられる。

ヘッドＢ′は同様に可動相５を介して７を支点とじてシ
リンダーに取９つけられる。そしてヘッドＡとＢ、Ａ’
とＢ′はそれぞれ互いに１８０°の位置関係に取９つけ
られている。２は回転シリンダーの回転軸である。

さて、記録時はＡ、Ｂの２つのヘッドを用いて記録し、
Ａヘッドの高さを基準としてＢヘッドの高さを人ヘッド
の高さに一致させるように制御して記録しく高さ制御方
法については後述）、第２図のようなテープに斜め方向
の記録軌跡を順次形成していく。第２図のＡ、Ｂは人ヘ
ッド、Ｂヘッドで記録したトラックを示し、ｖＨ９ｖｔ
はそれぞれ回転ヘッドの走査方向、テープの走行方向を
示す。このようにすることによって、Ａ、Ｂ２つの記録
ヘッドの相対高さ及び絶対高さを一致させることができ
、第２図のＡ、Ｂ）ランクの記録トラック巾を等しく保
つことができるようになる。

再生時はＡｒ　、　ＢＩの磁気ヘッドを用いて再生し・
共に可動板上に塔載されているため記録トラックの曲り
にも追従して再生することができるようになる。再生時
に記録トラックの曲りに追従させる方法は本発明の主旨
とは直接関係はないが、前述のＴ／−２０００システム
に採用されている方式、即ち記録時に各記録トラックに
トラックずれ検出用のパイロット信号を記録しておき、
その再生パイロット信号からトラックずれを検出して圧
電素子可動板の高さを制御することによって記録トラッ
クの曲りに追従させるような方法がすでに実用化されて
いる。

が異なるいわゆるアジマス記録をする場合には、記録ヘ
ッド人と同じアジマスのヘッドｔ　ＡｒとしＢヘッドと
同じアジマスのヘッドｋ　ＢＩの位置に配置するのが望
ましい。このように構成することによって互いに隣接す
るヘッドＡとＢ′及びＢとＡ′はそれぞれ逆アジマスヘ
ッドとなｒ隣接へ。

ド間での再生時クロストークが軽減される　（隣接−＼
ノドは通常同一トラックを再生するため、アジマスロス
によって隣接ヘッド再生出力レベルは劣化するため）。

また、このように構成することによって、静止画再生（
スチル再生）時にはＢとＢ′のヘッドを用いて再生する
ことによって、フィールドスチル画像を得ることができ
、アジマスの異なるＢ′とＡ′とを用いてスチル再生す
る場合のようにアジマスの異なる２つのトラック全再生
してフレームスチルになることがなく、動きのある画に
対してもブレのない安定した静止画を得ることができる
。ＢとＢ′は１８００位置関係にないが、シリンダー径
、テープスピード、テープ巾等に応じて決る記録フォー
マットに応じて８１Ｂ’間のギャップ間かく全数百ミク
ロンのオーダーで設定することによって安定な静止画を
再生することができる。現在すでにＶＨ８，ＶＴＲにお
いても２つのヘッドのギャップ間かく数百ミクロンのヘ
ッドは実用化されている。Ａ、Ｂ’の２つのヘッドにつ
いてもＡ’　、Ｂの２つのヘッドと同じギャップ間かく
に設定される。２つの隣接ヘッドのギャップ間かくを広
＜ＶａＶだい場合には、スチル再生などの特殊再生時に
遅延線を用いて片側のヘッドの再生信号を遅延させて画
像の安定性を保つことが可能である。例えば、通常再生
時はＡ／Ｂ′のヘッドを使い・スチル再生時にはＢＩ　
、！：Ｂのヘッドを使ってＢヘッド再生信号を遅延線で
遅延させることによってスキュー歪及び垂直方向の画面
のガタッキをなくすることができる。

さて、前述した記録ヘッドの自動高さ合せの方法につい
て次に述べる。第３図において、Ａヘッド、Ｂ−、ノド
によって記録された記録トラックＡｌＢ１．Ａ２・・・
・・・が順次形成されていくとき、Ｗｔ、ＷｚＷ３の瞬
時期間（テレビジョン信号の１水平走査期間程度の期間
）に低い周波数のパイロット信号（例えば２００　ＫＨ
ｚ程度）が記録され、その直後に瞬時再生する期間Ｒ１
，Ｒ２，Ｒ３が設けられ、隣接するトラック間では前記
録トラックのパイロット記録期間Ｗ１　　と後記録トラ
ックの瞬時再生期間Ｊがトラック巾方向に並ぶように形
成される。

そして、Ｗ区間、Ｒ区間は例えばテレビジョン信号の垂
直ブランキング期間にくるように設定される。

このように構成することによって、第４図ａのタイミン
グで記録されたパイロットは、ｂのタイミングで前記録
トラックの記録パイロット信号をクロストーク（もれ磁
界）として再生する。即ちＡｌトラックで記録されたＷ
ｌのパイロット信号がＢｌ）ラック記録時の瞬時再生区
間Ｒ２でクロストークとして再生され、続いてＢｌトラ
ックで記録されたＷｌのパイロット信号がＡ２）ラック
記録時の瞬時再生区間Ｒ３でクロストークとして再生さ
れ、第４図すのような信号が得られる。第４図すの再生
信号はＡヘッド、Ｂヘッドよりの瞬時再生信号が交互に
現れるが、この交互に現れる人ヘッドとＢヘッドよシの
再生パイロット信号が等しくなるように一方のへノドＢ
（第１図）の高さを制御すれば両ヘッドの高さを一致さ
せることができる。

この場合人ヘッドは固定されているため、Ａヘッドの暇
り付は高ささえ精度よく取りつけておけば絶対高さも自
動的に保証されることになる。

第５図は他の構成例で１′〜７′は第１図の１〜７にそ
れぞれ対応する。そしてＡヘッドとＢヘッドが１８００
位置に取りつけられている。この場合、通常再生時には
人ヘッドとＢ′ヘッノドのアジマスが異なる場合には、
記録トラックの曲りに追従した再生はできないが、特殊
再生時にはＢヘッドとＢ′ヘッノドを用いて種々の特殊
再生を実現することができる。また、人ヘッド、Ｂヘッ
ド、Ｂ′ヘッノドいずれも同一ギャップ角度のヘッドを
用いる場合にはＢ、Ｂ’ヘッノド用いて通常再生及び特
殊再生のいずれも可能となる。但しこの場合、Ｂ、Ｂ’
は１８０°の配置でないため例えば、Ｂヘッド再生信号
を遅延線で遅らせてタイミングを合せることが必要とな
る。

また第６図で、人ヘッドと同一アジマスのヘッドＡ′を
Ｂ′の位置に配置すれば、Ａ′ヘッノドＢヘッドを用い
て記録トラックの曲りに追従したトラッキングを行なう
ことができ、通常再生、特殊再生のいずれも行なうこと
ができる。但し・この場合もＢへノドとＡ′ヘッノド１
８ｏ０配置にないため例えばＡ′ヘッノド再生信号を遅
延線で遅延せしめてタイミングを合せる必要がある。

発明の効果 本発明によれば、１つの固定ヘッドと２つの可動板上に
塔載された複数のヘッドを用いることによって、２つの
記録ヘッドの高さを相対高さ及び絶対高さの両方ともコ
ントロールすることができかつ再生時には記録トラック
の曲りにも追従可能なりＴＰ動作をせしめることができ
、機械的精度でヘッド高さ合せをすることなく電気的、
自動的にヘッド高さを精度よくコントロールすることが
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の１実施例におけるヘリカルスキャン
方式ＶＴＲに用いられる回転ヘッドシリンダー上に取り
つけられるヘッドの配置構成金示す平面図、第２図は、
ヘリカルスキャン方式ＶＴＲにおける磁気テープ上の記
録トラックす模式的に示す平面図、第３図は、可動板上
に塔載された磁気ヘッドの相対高さを自動的に制御する
方式について説明するための記録トラックのノくターン
図、第４図は、第３図の記録トラノクノくターンにおけ
る記録パイロットと再生ノくイロソｉｆ示す図、第５図
は、本発明の他の実施例における回転ヘッドシリンダー
上に嘔りつけられるヘッドの配置構成を示す平面図であ
る。 １・・・・・・回転シリンダ、２・・・・・・回転軸、
３・・・・・・固定のへノドペース、４．６−°・・°
°圧電体素子等で構成される可動板、Ａ、Ｂ、Ａ’　、
Ｂ’−・・・・磁気へ。 ド。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 給

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転体上に固定的に載置された第１の磁気ヘッド
   と、その第１の磁気ヘッドと１８０°の回転角度位置に
   位置するように電気信号により高さ位置か制御可能な第
   １の可動板を介して前記回転体に取付けられた第２の磁
   気ヘッドと、前記第１の磁気ヘッドに近接して・電気信
   号によりその高さ位置が制御可能な第２の可動板を介し
   て前記回転体に取付けられた第３の磁気ヘッドとを少な
   くとも有し、前記回転体の外周に沿って所定の角度巻回
   されて走行する磁気テープ上に、記録時には、前記第１
   の磁気ヘッドと第２の磁気ヘッドとによって順次信号、
   を磁気テープの長手方向に対して記録軌跡として磁気テ
   ープ上に記録し、再生時には、第前記２の磁気ヘッドと
   、第１又は第３の磁気ヘッドのいずれかとを用いて再生
   信号を得ることを特徴とする回転へラド型磁気記録再生
   装置。
2. （２）第１の磁気ヘッドのギヤングアシマスト第３の磁
   気ヘッドのギャップアジマスが等しく、第２の磁気ヘッ
   ドのギャップアジマスが第１．第３の磁気へノドのギャ
   ップアジマスと異なることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の回転ヘッド型磁気記録再生装置。
3. （３）第２の磁気ヘッドのギヤングアシマスト第３の磁
   気ヘッドのギャップアジマスが等しく、第１の磁気ヘッ
   ドのギャップアジマスが第２．第３の磁気ヘッドのギャ
   ップアジマスと異なることを特徴とする特許請求の範囲
   第１項に記載の回転ヘッド型磁気記録再生装置。
4. （４）回転体上に固定的に載置された第１の磁気ヘッド
   と、その第１の磁気ヘッドと１８００の回転角位置に位
   置するように電気信号により高さ位置が制御可能な第１
   の可動板を介して前記回転体に取付けられた第２の磁気
   ヘッドと、前記第１の磁気へツナ゛に近Ｍして、電気信
   号によりこの高さ位置が制御可能な第２の可動板を介し
   て前記回転体に取付けられた第３の磁気ヘッドと、前記
   第２の磁気ヘッドに近接し前記第２の可動板上に取付け
   られた第４の磁気ヘッドとを少なくとも有し、前記回転
   体の外周に沿って所定の角度巻回されて走行する磁気テ
   ープ上に記録時には、前記第１と第２の磁気ヘッドによ
   り順次信号を磁気テープの長手方向に対して傾斜した記
   録軌跡として磁気テープ上に記録し、再生時には、前記
   第３の磁気ヘッドと第４の磁気ヘッドを用いるか、又は
   第３の磁気ヘッドと第２の磁気ヘッドを用いて再生信号
   と得るように構成されたことを特徴とする回転−＼ノド
   型磁気記録再生装置。
5. （５）第１の磁気ヘッドと第３の磁気−＼ノドのギャッ
   プアジマスは等しく、また第２の磁気ヘッドと第４の磁
   気ヘッドのギャップアジマスが等しく、第１の磁気ヘッ
   ドと第２の磁気ヘッドのギャップアジマスが異なること
   を特徴とする特許請求の範囲第４項に記載の回転ヘッド
   型磁気記録再生装置。
6. （６）記録時のテープ走行速度と同一走行速度で再生す
   る通常再生時には、前記第３と第４の磁気ヘッドを用い
   、テープ走行を停止した静止画再生時には前記第３と第
   ２の磁気へノドを用いることを特徴とする特許請求の範
   囲第５項に記載の回転ヘッド型磁気記録再生装置・