JPS5981356A - 乗物用ステアリングホイ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はポリウレタン樹脂成形物と塩化ビニル樹脂成
形物とから組合せて得らノする自動車等の乗物用のステ
アリンクホイールに関するものである。

ステアリンクホイールのリング部にはノフＩ−感があり
、手触りの良い材質が要求されているが、最近は軟らか
くて着色性が良く、シかもステアリンクホイールに要求
される耐久性を備えた発泡１４Ｍウレタンが使用され、
急速にその需要が増加している。な訃、　　ＲＩＭはリ
アクション・インンエクション・モールティング（反応
射出成形）の略である。一方、軟質ポリ塩化ビニル（以
下Ｐ　Ｖ　Ｃと略（し１りする）は成形加工性に優れ、
硬さの強択度が広く、耐久性にも優れるため、従来から
ステアリングホイールのパッド材料として用いられてい
る。

ところがとの８１１１Ｍウレタンをリング部に適用し、
軟質ＰＶ　Ｃをパッドに適用したステアリンクホイール
の性能試験を行なううちに以下のような問題を含んでい
ることが判明した。ずなわら、例えば、自動屯において
は使用中にステアリンクホイールが受けると思われる苛
酷な熱的条件を想定した試験により軟質ＰＶＣが赤変色
した。この軟、＠Ｊ’ＶＣ：の赤変色はリング部にポリ
プロピレン、酢酸セルローズ、木又は軟質Ｊ’ＶＣを適
用し、パッドに軟３、ＪＰＶＣを適用した従来構成にお
いては発生しない現象であった。

そこで、この出願の発明者はこの問題を解決すべく研究
を重ねた結果、原因は■・１Ｍウレタンから出る微量揮
発成分が軟質］°〜′Ｃに作用し、そのグこめに変色す
ることが判った。さらにこの変色を防雨するために１す
（質］、’ＶＣの配合組成を研究した結果、安定剤系に
特定のものを使用することにより［」ＩＪ述した条件下
においてもほとんど、又は全く変色しない＋’ｖｃが得
られることがイ）かった。

目的 本発明の目的はポリウレタンとｌ’　Ｖ　Ｃの４１　’
４：；１１から構成されるステアリングホイールにおい
て、ＰＶＣに特定の熱安定剤を配合するととによりポリ
ウレタンから出る微量揮発成分によＱ］’ＶＣが全く又
はほとんど変色を生じないステアリングホイールを提ｆ
其することにある。

以下、安定剤を睡々変えてＪＪＩＣを形成し、Ｊ’ＶＣ
にポリウレタンを密着させて熱を加えることによりＩ’
ＶＣの変色程度を確認う“る試験をＪ述する。

この試験で使用するポリウレタンは一般的な下記配合物
から生成する。すなわち、ポリオール成分としてはポリ
エーテルポリオール（分子量５．０００、三官能）を１
００重量部、ンイソシアナート成分としてＭＤＩ　（メ
チレンンイ゛ノシアナートの略）プレポリマー（ＮＣ（
’Ｊ　：　２６％）　ｆ：４８重量部。

触媒としてＩ・リエチランノアミンを１重量部、架橋剤
として１．４フタンノオールを１０軍置部、発泡剤とし
てフレオ／１１　（１−リクロロフロロメタン）を１５
重量部、界面活性剤としてシリコン油をＯ，Ｊ７１’ｊ
量部を配合してポリウレタンを生成する。又、軟質］、
’ＶＣは中重合度の懸濁重合ス１−１ノートレノンを＋
ｏｏｆｆｉｆｆｉ部、フタル酸系ｒ＋Ｊ　ｔｌｐ剤を１
００重量部、フィラーを３０重量部、及び熱安定剤とし
て錫マＩノー１−１亜鉛石鹸９ホスファイ１−を第１表
の割合にて配合して生成した。

そして、ｎｉＪ記ポリウレタンから５Ｘ５×２ｙ＋ノ〃
の大きさのウレタン試験片１を形成し、ｆｉｉＪ記１欧
質］、）Ｖ　Ｃから２０　Ｘ　２０　Ｘ　２も馴の大き
さのＰＶＣ試験片２を形成して、第１図に示すようにウ
レタン試験片１をＰ　ＶＣ試験片２の中央上面に密着さ
せる。

この互いに密着した両試験片を直径７０ｍｍ、高さ２０
　ｍｍのカラス製密閉容器中に入れ、９０°Ｃの温度に
維持したキャオーフン中に５時間放置した。

この試験条件による変色ストレスはポリウレタンと軟質
Ｊ’ＶＣとが密着していることと、小容積のｒｆ振器中
密閉さね、でいることから、実際自動車に使用される環
境と較べて苛酷なものであると考えらハ、る。

この試１倹の結果の軟質ＪＦＶＣ試験片の変色程度を第
１表に示した。

又、比較試験のために」−記の安定剤以外のものをＩ’
ＶＣに使用した結果を第２表に示す。

第２表　　　　　（単位：ｐｈｒｌ 変色程度をボずＡ、　−１＞は第３表の通りである。

以上の試験結果から、ポリウレタンの微量揮発成分によ
る］）ＶＣの変色を防１」−するためににｊｌ、］’　
Ｖ　（２の熱安定剤として、錫マレートを単独使用の場
合に１〜３ｐｌ＋ｒの範囲が好ましく、亜鉛石鹸とホス
ファイ１−の組合せでは亜鉛石鹸は１〜４　ｐｈｒ　。

ホスファイ１、は口３〜ＬＯｐｌ＋ｒの範囲が好ましい
。

又、Ｊ〕ｉＪ記錫マレ−１−と亜鉛石鹸とポスファイ１
−との組８ゼにおいても目ＩＪ述した範囲内で配合する
ことが好ましい。

なお、ｌ）　ＩＩ　ｒは樹脂１００重量部に対する割合
を示す単位である。

実施例 以■、第１実施例を第２図及び第ろ図に従って説明する
。

このステアリンクホイール５のリンク部６　Ｐ、！：　
ｍＪ記試、験（で使用したポリウレタンと同成分からな
る旧Δ４ウレタンから成形されるとともに、リング部６
と一体成形したスポーク７を介してリンク部を支持する
ホス部８は軟質Ｊ’ＶＣから成形されている。

この１欧質ｉ＞　Ｖ　Ｃは中重合度の懸濁重合ス［・レ
ートレノンを１００重は部、フタル酸系可塑剤を１００
重ｉｉｆ部、炭酸カルシウム等のフィラーを３０重量部
、熱安定剤としての錫マレートとして例えばアルキル錫
マレ−Ｉ・のモノマーを２重量部を配合して生成されて
いる。

又、ボス部８の中央には同ボス部８と同しＰＶＣから成
形されたパッド９が配置されている。パソ１−９の中央
にはボッティックマー２１３が設ケラれている。同ボッ
ティングマーク１３はパット９内に埋込まれるアルミ製
の受皿１ｏにマーク等を表わす文字部材１１が透明なウ
レタン樹脂１２に」ニリ埋設されている。

このように構成されたステアリンクホイール５は熱的条
件によりリング部６及びポソテインクマ−り１３のポリ
ウレタンから１ｌｌｉｌｉ発６１　ｊＲ酸成分出てもそ
の１１４１発微垣成分にょｐホス部８及びパット９を形
成する軟質ＰＶＣが変色することはない。

次に別間１を第４図に従って説明すると、このステアリ
ングホイール５は劇記実施例の構成中リンク部６の外周
にアルキル錫マレ−ｌ−１１７）代りりＫ熱安定剤とし
て亜鉛石鹸を５ｐｂｒ　、及びトリアルキルホスファイ
ト からなるリング状の外装部材１４を嵌合したところが異
なっている。

なお、図中１５はリング部６内に埋設さノ１，たて１に
属イｌにの芯イＡ１５である。

この変形例の作用効果もｎｌ記実施例と同様である。

さらに１別例２を第５図に従って説明する。

このステアリンクホイール５Ｉ″ｔ　ｉｊｉＪ記別例１
別間ＩＪ］［記リング状の外装部材１４の代わりにリン
ク部６全体を覆う軟質ＰＶＣ製のカバー１６が設けられ
ているところが異なっている。このカバー１６をｌｒｌ
’Ｊ成する軟Ｉ′ＡＩ’ＶＣには熱安定剤としてアルキ
ル酸錫マレ−１へのモノマーを２　ｐｌ＋ｒ　、亜鉛石
鹸を３ｐｌ＋ｒトリアルキルポスフアイト いる。

この別間２の作用効果も前記実施例と同様である。

次に第６図に従って第２実施例を説１９」すると、この
実施例ではｉＪｊｌ記第１実施例中、ホス部８とスポー
　り７とをｌ’Ｖｃにて一体形成したところが異なって
いる。この実施例においても作用効果はｌｉ１Ｊ記実施
例と同様である。

第７図に示す第６実誰例は第１実施例中リンク部６の左
右両側に第１実施例の別間２で示したＩ’Ｖｃ製のハン
ドルカバー＝１６が施されたところが異なっている。

この実施例においても作ＩＩ」効果は旧記実施例と同様
である。

なお、この発明で１′〜′Ｃに熱安定剤として便用され
る錫マレートは前．郁実施例で示したアルキル用マレー
トのモノマー以外にアルキル用マレ−１−のポリマー、
及びマレイン酸ハーフェステルとアル片ル錫」−１−ザ
１ドとの塩を含む。

又、亜鉛右禰■，ステアリン酸Ｊ７ｒｉｆ　＋　パルε
チン酸塩□，・ラウリン酸塩，エルカ酸塩，へベニン酸
塩。

ぢクチル酸塩，パラターシャリブチル石炭酸塩。

バラタ−ンヤヮブチル安，け養醸を含＆。

さらにポスファイトはｍ記実施例のトソアルヤＪｌ／　
ボス’７アイＩ−ＵＭＫ、＋ーリフェニルポスファイ１
゛，アルキルフェニルホ品ファイ１−、アルコキシ基ヲ
もつホスフアイｌ−ヲ含む。

なお、この発明（ｄ前記実施例に限定されるもので回、
なく、旧Ｍウレタンの代イつりに他のポリウレタンを使
）［４じたり、軟質ＰＶＣＯ代わりに硬質Ｊ’　Ｖ　Ｃ
を使用したシしても良い。又、リング部に］’ＶＣ成形
物を使用したり、バットにポリウレタン樹脂成形物を使
用しても良い。

効果 以」二詳述したようにこの発明はｊＩＸ化ヒ化生ニル樹
脂成形物リウレタン樹脂成形物とから構成される乗物用
ステアリンクホイールにおいて、塩化ヒニルｆｉ’＃Ｊ
　ＩＩ！？成形物には （１）　　錫マレ−ｌ’　　１〜３　ｐｌ＋ｒ（ＩＩ）
　　１１１ｊ鉛石＃！　　１〜４ｐｈｒとホスファイ１
□０．５〜１．０１ｌＩ＋ｒ（ＩＩＩ）　　ｌｉｉＪＭ
己（１）と（１１Ｄと合わせたもの上記の（１）〜（Ｉ
ｌｌ）　ｉｌＴのうちいずれかの熱安定剤を含有させた
ことにより、ポリウレタンから出る微爪揮発成分のため
ＩＦＶＣが全く又はほとんど変色を生じない優れた効果
を奏するので、産業利用１優れた発明である。

第１図はポリウレタンと］）ＶＣの試験片を示す斜視図
、第２図は第１実施例を示すステアリンクホイールのＩ
ＪＥ面図、第６図は同じくポツティングマークの断面図
、第４図は第１実施例の別間１を示すリング部の断面図
、第５図は別間２を示すリング部の断面図、第６図及び
第７図はそれそｉｔ第？実施例及び第６実施例を示すス
テアリンクホイールの市面図である。

ステアリンクホイール５、リンク部６、スポーク７、ホ
ス部８、バラ１−９、受皿１０、ウレタン樹脂１２゜ 特１τ（：出願人　　　　　　豊口」合成株式会社代理
人　　　弁理±２寄［］］傅宣 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 塩化ビニル樹脂成形物とポリウレタン樹脂成形物とから
   構成さ１する乗物用ステアリンクホイールにおいて、塩
   化ヒニル樹脂成形物には下記の（１）〜（１１０ｆＴの
   うちいずれかの熱安定剤を含有させたことｋ　ｒ８徴と
   する乗物用ステアリンクホイール。 （１）　　錫マレ−１’　　　”　〜３．１）１＋　ｒ
   （ＩＩ）　　ｉＴ！鉛６鹸　　　１〜４ｐｌ＋ｒとホス
   ファイｌ−０，３〜＋、Ｏｐｌ目 （ＩＩＤ　　前記（１）と（ＩＩ）と合わせたもの