JPS5981148A - 射出成形機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は射出成形機に関し、一層詳細には従来の金型
における共通機構を固定盤又は可動盤に組込んで、この
固定盤および可動盤に必要不可欠の部分のみで構成した
規格サイズの金型を互換可能に嵌装するようにして、多
種少量生産に対応するように金型の交換作業を迅速容易
にすることができる合成樹脂の射出成形機に関する。

従来、合成樹脂の射出成形機は、開閉する固定金型取付
盤と可動金型取付盤との間に金型を装着し、その金型に
ノズルタッチして金型内の樹脂路を経て成形品キャビテ
ィに溶融樹脂を射出充填している。

そのため、金型に樹脂路の形成をし、温度調節装置を設
け、またこれらを耐圧構造にしなければならないため、
さらに金型取付盤に取付けるための取付板を必要とする
など、金型全体が、金型の成形キャビティに比べて、サ
イズが大きくなり、大変重いものになっている。

そのため金型取付盤に対して金型を装脱する作業が人指
りになり、時間もかかり、自動化しようとするとその装
置も大規模なものになってしまう欠点がある。

特に近年のように成形品の用途が多用化し、しかも成形
品在庫を少量に抑える傾向があるところから、多種少量
生産の必要性が生じ、金型交換時間の短縮化、金型コス
トや金型ストックスペースの問題など種々の問題が発生
している。

この発明の目的は、以上の点に鑑み、金型を小型、軽量
化し、構造を簡単にして安価にし、装脱を容易にして時
間の短縮化、自動化を図り、多種少量生産に対応できる
、組となる固定金型と可動金型のうち固定金型を嵌装す
る固定金型嵌装穴を固定盤に、可動金型を嵌装する可動
金型嵌装穴を可動盤にそれぞれ穿設すると共に、固定盤
にノズルタッチ部から固定金型嵌装穴に至る樹脂路を形
成したことを特徴とする射出成形機を提供するにある。

以下、この発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図は、従来の射出成形機に金型を取付けた状態を示
す機構説明図で、型締めシリンダｌによって型締めラム
２を介して可動金型取付板３がタイバー４に案内されて
進退する。

固定金型取付板５には固定金型６が固着され、可動金型
取付板３には可動金型ワが固着されている。

８はノズル、９は樹脂路で、ノズル８から固定　　　　
　・金型６内を通過してキャビティ１０に通じている。

１１は突出しビンで、突出し板１２と一体に設けられ突
出しシリンダ１３によって進退する。

第２図以降は、この発明の実施例を示し、第２図は型締
めして射出充填時の状態を示し、１５は固定盤で、タイ
バー４の所定位置に固設されている。

１６は可動盤で、型締めシリンダ１によって型締めラム
２を介してタイバー４に案内されて進退し、固定盤１５
との間を開閉する。

１７は固定金型で、固定盤１５に穿設された固定金型嵌
装穴１８に嵌装されている。

１９は可動金型で、可動盤１６に穿設された可動金型嵌
装穴２０に嵌装されている。

固定金型１７と可動金型１９は組合わさって金型１４を
構成する。

１０は成形品のキャビティで、固定金型１７と可動金型
１９の間に設けられ、固定金型１７および／または可動
金型１９に設けられた樹脂路９に連絡している。

２１はホットスプル一部で、固定盤１５の外部から固定
盤１５内を貫通して樹脂路９に到達しており、他端のノ
ズルタッチ部２２にはノズル８が接離する。

２３は突出しピンで、先端部は可動金型１９内へ挿通さ
れキャビティ１０に臨んでおり、後端部は可動金型１９
の外部へ突出して押当板２４が設けられており、押当板
２４と可動金型１９の間にはスプリング２５が伸び方向
に弾装されている。

突出しビン２３は可動盤１６内に設けられ、突出しシリ
ンダ１３によって進退する突゛出し作動装置２６によっ
て作動する。

２７はランナー突出しビンで、突出し作動装置２６に取
付けられ一体的に進退する。

第３図は型開きして成形品を突出した後の状態を示し、
ノズル８が後退し、突出し作動装置２６が押出され、突
出しピン２３およびランナー突出しピン２７が突出され
ている。

第４図は、□第３図のｍ−ｍ’矢視図で、可動盤１６お
よび嵌装された可動金型１９を示している。

ここで、金型数、その配置および樹脂路の形状、その配
置は適宜設けることができる。またこの実施例において
は４個取りの場合を示したが、金型部への樹脂路を断つ
ことによって、３，２．１個取りとすることもできる。

さらにまたランナ一部４５は固定盤１５あるいは可動盤
１６に設けることもでき、また固定盤１５と可動盤１６
の両方にまたがって設けてもよい。

第５図は別の実施例を示し、前の実施例における固定盤
１５と可動盤１６に相当する部分をそれぞれ、固定金型
嵌装穴１８を含む固定金型保持板２８と固定板１５゛に
、また可動金型嵌装穴２０を含む可動金型保持板３０と
可動板１６’にそれぞれ分離してポルト３１によって組
み付けて、前の実施例の固定盤１５および可動盤１６　
と全く同じ機能を果たさせることができる。またこのよ
うにすれば、固定盤１５および可動盤１６の加工作業を
容易にし、湿度調節装置および断熱手段等の取付けをも
容易にすることができる。

第６図（Ａ）、（Ｂ）は固定盤１５および可動盤１６に
嵌装する金型を示し、この金型は一種の規格半製品で、
成形品に応じて適宜キャビティを加工できる。（Ａ）は
、（Ｂ）のＭ　ｂ　−Ｍ　ｂ　’断面を、また（　Ｅ　
’）は、（Ａ）のＭａ−■ａ’断面を示す。

３２はガイドピンで、可動金型１９に固設され、固定金
型１７の方向に起立し、型締め時には固定金型１ワに設
けられているガイドブツシュ３３に嵌挿する。

突出しピン２３は、カラー３４をスペーサーとしてボル
ト３１で一体的に組まれた押当板２４とばね受は板３５
に固設され、先端部は可動金型１９を貫通してキャビテ
ィ１ｏに臨み、押当板２４が突出し作動装置２６によっ
て進退するのに伴って、キャビティ１ｏの面位置と突出
し位置の間を往復する。

ストッパーピン３６は可動金型１９の裏面に設けた当板
３７に固設され、ばね受は板３５を遊挿して先端が定寸
で止められ、ばね受は板３５後退限のストッパーとなっ
ている。

ばね受は板３５と当板３７の間にはスプリング２５が介
装されていて、突出し作動装置２６が前進して押当板２
４を押圧すると、ばね受は板３５が前進し、突出しピン
２３の突出しに伴ってスプリング２５が圧縮され、突出
し作動装置２６が後退するとスプリング２５の伸張によ
って、ばね受は板３５が後退し突出ピン２３は先端がキ
ャビティｌＯの面位置と一致する位置まで後退する。

突出しピン２３は成形品キャビティに合わせて適宜長さ
に決定される。

この金型を固定盤１５又は可動盤１６に固定する手段の
実施例は第７図（０）、ＣＤ）に示す。

図（Ｃ）の固定手段は、固定盤１５又は可動盤１６の金
型嵌装穴の内壁に、内壁表面から内側奥方向に向って傾
斜するボール穴３８を設け、このボール穴３８にスプリ
ング３８ａを挿入した後、外方向へ弾発させるようにボ
ール３９を装填スル。

一方、金型１４外周壁には前記ボール穴３８の延長凹部
４０を設け、金型１４が固定盤１５又は可動盤１６に完
全に装嵌された位置でボール３９が若干押し出され、ボ
ール穴３８の外端部および金型の四部４０の内壁にボー
ル３９が接触して金型１４が固定盤１５又は可動盤１６
がら抜は出ないようにロックする。ロックの解除は、ピ
ン穴３’　８　ｔ）からピンを挿入してボール３９を押
し返すことによって行う。

あるいは（Ｄ）図のように、固定盤１５又は可動盤１６
から金型１４内部に達する係合穴４２を設け、アクチュ
エータ４３によって係合子４４を進退させて、固定盤１
５又は可動盤１６と金型１４を軸線方向に移動しないよ
うに固定してもよい。

なお、この場合金型１４の係合大部分は、金型１４の外
周方向の溝でもよい。

この発明は以上のように構成されていて、固定金型１７
および可動金型１９を、それぞれ固定盤１５の固定金型
嵌装穴１８および可動盤１６の可動金型嵌装穴２０に嵌
装固着し、型締めを行うことによってノズル８から射出
された樹脂はホットスプル一部２１を経てランナ一部４
５を通り、金型のゲート部４６を経てキャビティ１０に
充填される。所定時間経過後型開きされ、突出し作動装
置２６が前進するのに伴って、可動金型１９内の突出し
ピン２３がランナー突出しピン２７と共に成形品および
ランナーを離型する。

金型１４を交換するときには、型を開いて、固定盤１５
および可動盤１６にそれぞれ固着している固定金型１７
および可動金型１９を固定手段を解除して取り出し、別
種の金型を同じ方法で嵌装固着する。

以上、この発明の射出成形機によれば、従来の金型にお
ける共通機構を射出成形機側の固定盤又は可動盤に組み
込んで、金型として最小限度必要な構成のみを金型に具
備させたため、金型は極めて小型化軽量化される。した
がって、従来数百Ｋｇもある金型を装脱しなければなら
なかったところを、本発明によればほんの２Ｋｇ程度の
金型の装脱で足り、交換を手作業で行う場合にはもちろ
んのこと、自動機で行う場合にも大がかりな自動機を必
要とせず極めて迅速容易に行うことができる。

また、従来金型に組み込まれていたスプルーや金型交換
時の冷却配管が成形機側に設けられたため、いっそう金
型を小型化軽量化することが可能となった。このように
、小型であることから金型の製造コストが安く、製作が
短期間ででき、在庫しておく場合もスペースをとらず、
移送も容易である。また規格サイズのため、キャビティ
と突出しビンの位置だけを成形品に対応させて加工すれ
ばよく、半製品としての金型の予備セットを用意してお
くこともできる。

さらにまた、金型は、従来のように固定金型取付盤およ
び可動金型取付盤に横付けするのと異なり、固定盤およ
び可動盤の内部に嵌装されるため、数句ボルトが綴んで
落下したり、金型を破損する等の危険もなく、可動盤に
不自然な荷重がかかることもないので成形機の精度〃命
が向上する。

さらにまた従来の大型の金型の場合には、成形機に装着
するまでに温度調整をしておくことが必要になるが、こ
の発明の場合には、固定盤、可動盤が常に温度調整され
ているためほとんどその必要がない。

さらにまた、固定盤に設けられたホットスプルーのため
、ランナ一部分が少なく樹脂が無駄にならない等の著効
を奏し、多種小量生産に好適の射出成形機を提供できる
ものである。

以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが
、本発明はこの実施例に＠定されるものではなく、発明
の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは
もちろんのことである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明に係る射出成形機の実施例を示し、第１
図は従来の射出成形機の断面説明図である。 第２図：筈３図は、この発明に係る射出成形機の実施例
を示肱第２図は射出成形機の型締めして射出充填時の状
態を示ス断面説明図、第３図は型開きして成形品を突出
した後の状態を示す断面説明図、第４図は第３図の■−
■”矢視図である。 第５図は、この発明に係る射出成形機の別の実施例を示
す断面説明図である。 第６図は１組の金型の断面説明図で、（Ａ）図は（Ｂ）
図のＭｂ〜Ｖｌｂ″断面図、ＣＢ）図は（Ａ）図の■ａ
　Ｗａ’矢視図である。 第７図は、金型を固定盤又は可動盤に固着する手段を示
す断面説明図である。 １００．型締めシリンダ、２．、、型締めラム。 ３００．可動金型取付板、４．、、タイツマー９５０６
．固定金型取付板、６．、、固定金型。 ７１３．可動金型、８１．、ノズル。 ９９１．樹脂路、１ｏ：、、キャビティ。 １１、、、突出しビン、１２．、、突出し板。 １３、、、突出しシリンダ、１４．、、金型。 １５、、、固定盤、１５’；、、固定板。 ｊ６．、、可動盤、１６”、、、可動板。 １．７．’、、、固定金型、１８．．．固定金型嵌装穴
。 １９、　、　、、、　、、可動金型、２０．、、可動金
型嵌装穴。 ｊｌ　、　、　、ホットスプル一部、’２２．．．ノズ
ルタッチ部、２３．、、突出しビン。 ２４、、、押当板、２５０．、スプリング。 １０．突出し作動装置、　２ｑ、　、、ランナー６ 突出しビン、２８．、、固定金型保持板。 ３００．、可動金型保持板、３１．、、ボルト。 ３．２．、、ガイドビン、３３．、、ガイドブツシュ、
３◆１１．カラー、３５，０．はね受は板。 ３６０．、ストッパービン、３’７．、、当板。 ３Ｂ、、、、ボール穴、３８ａ、、、スプリング。 ３８ｂ、、、ビン穴、３９．１．ボール。 ４０、、、凹部、４２．、、係合穴、４３１．。 アクチュエータ、４４．、、係合子。 ４５、、、、ランナ一部、４６．、、ゲート部。 特許出願人 日積樹脂工業株式会社 第１図 第２図 第３図 工９

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、組となる固定金型と可動金型のうち固定金型を嵌装
   する固定金型嵌装穴を固定盤に、可動金型を嵌装する可
   動金型嵌装穴を可動盤にそれぞれ穿設すると共に固定盤
   にノズルタッチ部から固定金型嵌装穴に至る樹脂路を形
   成したことを特徴とする射出成形機。 ２、固定金型嵌装穴と可動金型嵌装穴を複、数の組の固
   定金型と可動金型に対応させて複数組設けた特許請求の
   範囲第１項記載の射出成形機。 ３、樹脂路が固定盤および／または可動盤のパーティン
   グラインに設けたランナ一部と固定盤のノズルタッチ部
   からランナ一部に至るホットスプル一部よりなる特許請
   求の範囲第１項記載の射出成形機。