JPS598027B2 - イオン打込み装置用フアラデイカツプ - Google Patents
イオン打込み装置用フアラデイカツプInfo
- Publication number
- JPS598027B2 JPS598027B2 JP8815176A JP8815176A JPS598027B2 JP S598027 B2 JPS598027 B2 JP S598027B2 JP 8815176 A JP8815176 A JP 8815176A JP 8815176 A JP8815176 A JP 8815176A JP S598027 B2 JPS598027 B2 JP S598027B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- faraday cup
- ion implantation
- ions
- metal mesh
- cup
- Prior art date
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- Expired
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- Measurement Of Radiation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は半導体装置等の製造の際に半導体への不純物ド
ープに使用されるイオン打込み(イオンインプランテー
ション)装置用のファラデイカップに関するものである
。
ープに使用されるイオン打込み(イオンインプランテー
ション)装置用のファラデイカップに関するものである
。
上記ファラデイカップは検査用半導体ウエ・・を内部に
収納してこれに打込まれる電荷(■イオン)量を測定す
るだめの装置であり、イオンビームの入射方向にのみ開
口する中空筒状体から主としてなっている。
収納してこれに打込まれる電荷(■イオン)量を測定す
るだめの装置であり、イオンビームの入射方向にのみ開
口する中空筒状体から主としてなっている。
しかし、かかる構造のファラデイカップの場合、前方の
みが開口し、他は閉ざされた中空筒状体であることから
導入された、イオンが筒状体の内壁に衝突して発生する
ガスを開口部側に流すようになるためイオンビームの流
れが影響を受け、打込む電荷(■イオン)量を測定する
ことができなくなる。
みが開口し、他は閉ざされた中空筒状体であることから
導入された、イオンが筒状体の内壁に衝突して発生する
ガスを開口部側に流すようになるためイオンビームの流
れが影響を受け、打込む電荷(■イオン)量を測定する
ことができなくなる。
そこで、このようなファラデイカップでは一部側面にガ
ス排出のための金属網を張った窓を設けたものが採用さ
れている。
ス排出のための金属網を張った窓を設けたものが採用さ
れている。
こうすると発生するガスを排除することができたが、こ
の場合には、金属網目の間からイオン打込みの際に補助
的に必要とされる荷電粒子(eの二次電子)が同時に流
出してしまい、正確な■イオン量を測定することは困難
である。
の場合には、金属網目の間からイオン打込みの際に補助
的に必要とされる荷電粒子(eの二次電子)が同時に流
出してしまい、正確な■イオン量を測定することは困難
である。
すなわち、○の二次電子が逃げた分だけ測定誤差が生じ
、このような理由から、従来においては打込む電荀(■
イオン)量を正確に測定する装置がなかった。
、このような理由から、従来においては打込む電荀(■
イオン)量を正確に測定する装置がなかった。
本発明は上記を考慮してなされたもので、その目的は打
込み電荷(■イオン)量を正確に測定する装置を得るこ
とにある。
込み電荷(■イオン)量を正確に測定する装置を得るこ
とにある。
上記目的を達成するための本発明の要旨は、イオンビー
ムの入射方向が開口する筒状体であり、この筒状体の一
部に金属網を張った窓が形成され、上記金属網に負の電
荷が印加されていることを特徴とするイオン打込み装置
用ファラデイカップにある。
ムの入射方向が開口する筒状体であり、この筒状体の一
部に金属網を張った窓が形成され、上記金属網に負の電
荷が印加されていることを特徴とするイオン打込み装置
用ファラデイカップにある。
以下本発明を実施例にそって詳細に説明する。
第1図は本発明のファラデイカップδ一実施例を示すも
のである。
のである。
同図において、1はイオン打込み装置用におけるファラ
デイカップ本体で、イオンビームの入射方向のみが開口
する中空円筒体又は中空角筒体からなる。
デイカップ本体で、イオンビームの入射方向のみが開口
する中空円筒体又は中空角筒体からなる。
この本体1の側面底部にはイオンビームがカップ内を通
過するときに内壁に衝突して発生するガスを排除するた
めの窓2が開口し、この窓2にはイオン打込みに必要な
イオンその他が排除しにくいように金属網3が張ってあ
る。
過するときに内壁に衝突して発生するガスを排除するた
めの窓2が開口し、この窓2にはイオン打込みに必要な
イオンその他が排除しにくいように金属網3が張ってあ
る。
そして、この金属網3にはDC電源4が接続され例えば
300■の負の電荷が常に印加されてeイオンを排除さ
れないようにしてある。
300■の負の電荷が常に印加されてeイオンを排除さ
れないようにしてある。
第2図は本発明ファラデイカップを用いて打込む電荷(
■イオン)量を測定する状態を示したものである。
■イオン)量を測定する状態を示したものである。
例えば半導体基板表面の導電型をp型又はn型にドープ
するためB+(アクセプタ)又はP+、A ’s +(
ドナー)等の不純物をイオンを利用して打込む場合、こ
れら不純物に5 0 KeV51 1 0 0KeVの
高エネルギを加えて加速させたイオンソース5から不純
物■イオンを放射する。
するためB+(アクセプタ)又はP+、A ’s +(
ドナー)等の不純物をイオンを利用して打込む場合、こ
れら不純物に5 0 KeV51 1 0 0KeVの
高エネルギを加えて加速させたイオンソース5から不純
物■イオンを放射する。
ここで、分析器(偏向器)6により前記イオンビームの
方向を例えば直角に変更して途中に設けたマスクγによ
り単イオンビームにし、イオンビーム入射方向のみが開
口する中空筒状体からなるファラデイカップ1内に取り
入れる。
方向を例えば直角に変更して途中に設けたマスクγによ
り単イオンビームにし、イオンビーム入射方向のみが開
口する中空筒状体からなるファラデイカップ1内に取り
入れる。
ファラデイカップ1内に導入されたイオンビームの一部
はカップ内壁に衝突してガスを発生するが、このガスは
側面底部の金属網3を張った窓2からカップ外へ排除さ
れ、したがって、イオ/ビームはカップ内を良好に流れ
る。
はカップ内壁に衝突してガスを発生するが、このガスは
側面底部の金属網3を張った窓2からカップ外へ排除さ
れ、したがって、イオ/ビームはカップ内を良好に流れ
る。
このとき同時にeの二次電子は窓2の金属網目の間から
カップ外へ逃げ出そうとするが、金属網3が負に印加さ
れているのでeの二次電子は引き留められる。
カップ外へ逃げ出そうとするが、金属網3が負に印加さ
れているのでeの二次電子は引き留められる。
そして、このeの二次電子が寄与してファラデイカツプ
1の内部奥部に配置してある検出用半導体ウエハ8にイ
オンを所定量正確に打込む。
1の内部奥部に配置してある検出用半導体ウエハ8にイ
オンを所定量正確に打込む。
この様子をファラデイカップに接続するインテグレータ
9により読み取りその半導体ウエハに打込まれる電荷(
Oイオン)量を正確に検出する。
9により読み取りその半導体ウエハに打込まれる電荷(
Oイオン)量を正確に検出する。
以上実施例で説明したような本発明によれば、ファラデ
イカップの一部側面に金属網を張った窓からイオンとカ
ップ内壁との衝突により発生するガスを積極的に併除し
てイオンビームの流れを良くすると同時にその金属網に
負の電荷を印加しておくことによって金属網目を通して
カップ外へ逃げ出ようとするeに電荷された二次電子を
負同志の反撥力を利用して引き留めるために、半導体ウ
エ・・へ打込む電荷(○イオン)量を正薙に測定するこ
とができるものである。
イカップの一部側面に金属網を張った窓からイオンとカ
ップ内壁との衝突により発生するガスを積極的に併除し
てイオンビームの流れを良くすると同時にその金属網に
負の電荷を印加しておくことによって金属網目を通して
カップ外へ逃げ出ようとするeに電荷された二次電子を
負同志の反撥力を利用して引き留めるために、半導体ウ
エ・・へ打込む電荷(○イオン)量を正薙に測定するこ
とができるものである。
第3図は本発明のファラデイカップの他の実施例である
。
。
この場合は、ファラデイカップ本体1の側面底部に形成
された窓2に金属網・3を2重に張ってあり、外側の金
属網3のみ又は両方の金属網上負の電荷を常時印ffO
Lでおくようにしたものである。
された窓2に金属網・3を2重に張ってあり、外側の金
属網3のみ又は両方の金属網上負の電荷を常時印ffO
Lでおくようにしたものである。
この場合にもイオンとカップ内壁との衝突によって発生
するガスが二重金属網3,3から積極的に排除される一
方、金属網目を通してeに電荷された二次電子が逃げ出
すのを防止している。
するガスが二重金属網3,3から積極的に排除される一
方、金属網目を通してeに電荷された二次電子が逃げ出
すのを防止している。
かかる構造のファラデイカップによれば、金属網を多重
にし、それに負の電荷を印加しておくために、eに電荷
された二次電子に対する反撥力が増大しカップ外へ逃げ
出す二次電子が少くなり、半導体ウエハヘ打込む電荷(
■イオンの量)をより正確に測定することができるもの
である。
にし、それに負の電荷を印加しておくために、eに電荷
された二次電子に対する反撥力が増大しカップ外へ逃げ
出す二次電子が少くなり、半導体ウエハヘ打込む電荷(
■イオンの量)をより正確に測定することができるもの
である。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、ファラ
デイカップ本体に設ける金属網を張った窓はその側面底
部に限らず、その他の側面の一部に設けるようにしても
よく、また窓に張る金属網も二重以上にしてもだいとい
うことは言うまでもない。
デイカップ本体に設ける金属網を張った窓はその側面底
部に限らず、その他の側面の一部に設けるようにしても
よく、また窓に張る金属網も二重以上にしてもだいとい
うことは言うまでもない。
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は本発明の
使用一実施例態様を示す説明図、第3図は本発明の他の
実施例の分解斜視図である。 1・・・ファラデイカップ本体、2・・・窓、3・・・
金属網、4・・・DC電源、5・・・イオンソース、6
・・・分析器(偏向器)、γ・・・マスク、8・・・検
査用半導体ウエハ、9・・・インテクレータ。
使用一実施例態様を示す説明図、第3図は本発明の他の
実施例の分解斜視図である。 1・・・ファラデイカップ本体、2・・・窓、3・・・
金属網、4・・・DC電源、5・・・イオンソース、6
・・・分析器(偏向器)、γ・・・マスク、8・・・検
査用半導体ウエハ、9・・・インテクレータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 イオンビームの入射方向が開口する筒状体であり、
この商状体の一部に金属網を張った窓が形成され、上記
金属網に負の電荷が印加されていることを特徴とするイ
オン打込み装置用ファラデイカップ。 2 上記金属網は多重に構成され少なくともその一つの
金属網に負の電荷が印加されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載のイオン打込み装置用ファラデ
イカップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8815176A JPS598027B2 (ja) | 1976-07-26 | 1976-07-26 | イオン打込み装置用フアラデイカツプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8815176A JPS598027B2 (ja) | 1976-07-26 | 1976-07-26 | イオン打込み装置用フアラデイカツプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5314576A JPS5314576A (en) | 1978-02-09 |
JPS598027B2 true JPS598027B2 (ja) | 1984-02-22 |
Family
ID=13934921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8815176A Expired JPS598027B2 (ja) | 1976-07-26 | 1976-07-26 | イオン打込み装置用フアラデイカツプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598027B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0754689B2 (ja) * | 1988-11-26 | 1995-06-07 | 株式会社日立製作所 | イオン打込み装置 |
-
1976
- 1976-07-26 JP JP8815176A patent/JPS598027B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5314576A (en) | 1978-02-09 |
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