JPS598019B2 - 継電器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、互いに平行に伸長し且つ、多種の脱着型接点
部材を前記伸長方向に対して垂直になる要取り付ける事
が出来る２つの部分から成る構造体と、一方は電磁駆動
部の可動部材に連絡し、他方は前記脱着型接点部材の可
動部材に連絡し且つ前記伸長方向に対して平行に配置さ
れる長方形可動体とから成る継電器に関するものである
。

この継電器は特に電流が１００アンペア以上流れる中電
圧回路に適用されている。

従来、この種の継電器は多数あり、これらは多種の部材
の支持用に互いに平行に配置された棒部材を使用してい
た。

しかしこれらの従来型継電器にはそれらの骨組に起因す
る多数の欠点があった。

先ず、一般的に従来型継電器は寸法的に制限されるもの
で、これら継電器をキャビネットやテーブルに堆り付け
ることはなかなか困難であり、更にキャビネット等の空
間を有効に利用するという点に関しては非常な無理があ
った。

次に、これらの継電器は棒部材、電極子といった最も精
度を要する場所に集中的に蓄積する汚染物に対して弱い
構造となっていた。

又、強固なフレームを作ろうとすれば、そのフレームの
厚さを増す事になりその結果継電器全体の重量が大きく
なるといった欠点があった。

又、所望の強度のフレームを得たとしてもそのフレーム
は構造的に不均一な物となってしまい、その結果わずか
な衝撃に対しても破損するといった不都合があった。

しかし一方、これらのフレーム構造は一般的には好まし
い冷却特性を有し更に比較的容易な組立ておよびメンテ
ナンスが可能であるとされていた。

それ故、本発明は、かかる従来型継電器の欠点を改善し
且つ従来型継電器の長所を兼持せしめるために成された
ものであり二次的には製造コストの安価さという利点を
併せ持つものである。

更に本発明は従来の継電器あるいは遮断器に対して複数
接点システムを提供することである。

そのシステムとは多角形部材を切断する事によシ得られ
る構造体と数種の独立型接点部材を結合する事によシ生
み出される複数の機能を有するものである。

更に本発明は従来型継電器の外観的欠点を改善するもの
であり、同時にほど良く感じる程度の大きさにするもの
である。

本発明による継電器の構造体は電磁駆動部材を確実に保
持するためのもので取付け部の平面に対して平行な位置
関係となる第１摺動路、７ランジ部を有し前記第１摺動
路と同一の方向性を有し且つこれと直接結合した第２摺
動路、第１摺動路と第２摺動路の中間に位置し且つ同一
方向に伸びる第３摺動路および第３摺動路の移動方向に
動かされる事によシ前記第３摺動路から脱却可能な様に
構成された部分を有する基本部材および第２摺動路と共
働する結合部材等から成るものである。

本発明による改良型継電器の特徴及び利点については以
下の記述から明確になろう。

本発明による継電器は、第１図に示すように励磁コイル
２を埋め込んだモールド成型形プラステイツク包体３を
周囲に配置せしめる固定型磁心１キャリア５を移動せし
める可動接極子４およびキャリア５の上部に固定される
ブリッジ形接点６を有する。

本装置は被取付面と接合する部分、即ち底部７および前
記底部７の両端から伸びる２枚の側壁部すなわちソデ部
８，９を有しておシ、全体とした概ねＵ字状断面を呈す
る長手フレームを含んでいる。

なお、ここで長手なる術語は摺動路の伸長方向を示すた
めに用いたものであり、フレーム形状が摺動路方向にお
いてその横方向より長くなっていることに限定せんとす
るものではない。

前記ソデ部の内壁面にはリプ状突起帯１２，１３，１４
，１５が存在しこれらは全体で第１摺動路を構成する。

これらのリブ状突起帯１２，１３，１４，１５は相互に
平行に配列されてお９前記プラスティツク包体３を前記
リブ状突起帯の延長方向に案内し、且つ支持するもので
ある。

この目的のために、前記プラステイツク包体３には前記
リブ状突起帯に係合する端部および溝部が設けられてい
る。

更に励磁コイル２から発生する熱を効率良く逃がすため
に前記プラスティツク包体３はその外周面１６の犬部分
を前記ソデ部８，９の内壁部１０，１１に尚接せしめて
いる。

前記ソデ部はその上方端部にてフランジ部１９，２０か
ら成シ且つ前記第１摺動路と平行に配置された一対の長
手係合溝部１７．１８からなる第２摺動路を有する。

これら長手係合溝部１７，１８の７ランジ部１９．２０
は数字２３で示される少なくとも１つの絶縁性支持体す
なわち、ハウジングを固定するための摺動ナツ｝２１
．２２を受容する。

前記絶縁性支持体２３すなわち・・ウジングは電気回路
の構成に必要な全ての脱着型接点部品即ち、カップリン
グ端子２４、固定接点２５、前記固定接点を固定するた
めのネジ２６、更にブリッジ型接点６およびスプリング
２７．２８およびスプリング２７，２８および７ランジ
部２９およびナット２１．２２と共働するネジ３０．３
１等を支える可動接点キャリア５を整然と配列し得る様
に作られている。

これらの脱着接点部品はこれらが破損したり変形したシ
した場令でも容易に交換出来る様に構成されている。

前記可動接点キャリア５ぱその下方に断面形状がＴ字状
なる部分３２を有しておりこのＴ字状部分３２は断面形
状がＣ字状長手制御ユニット３３、すなわち第３摺動路
、と共働して可動接点キャリア５は前記接極子４が所定
位置に達するまで摺動するのである。

前記第３摺動路としての長千制御ユニット３３は載置さ
るべき接点の数に応じた長さを有しかつピン３４および
弾性クッション３５，３６を介して可動接極子４を担持
するものである。

可動子４と長千制御ユニット３３を案内する手段として
摺動キャリツジ３７．３８を設ける。

前記キャリツジ３７，３８は前記ソデ部８，９の構成部
材に対して好ましい摩擦抵抗を有するプラステイツク材
料から成り、前記ソデ部８，９の外壁部に配置される。

このため、前記底部７近傍で且つ、前記２枚のソデ部８
，９の間に存在する空間は前記磁心１、励磁コイル２、
プラステイツク包体３を設置し得るに十分な容積となる
。

各摺動キャリツジ３７はその内部に凹部３９を形成して
おシ、コイルバネ４０および前記底部７の端部で上向き
に固定される案内ロツド４２双方が挿入される様に構成
されている。

摺動キャリツジ３７は前記第２摺動部１７．１８の近傍
に、前記凹部３７の軸方向に対して垂直に位置するブラ
ケット部４４から成る第１案内手段を有する。

このブラケット部４４は、前記ンデ部９に設けられ第１
摺動路と第２摺動路の間に位置し且つ、概ね長方形の形
状を呈す孔４５に嵌入される。

又、前記ブラケット部４４はソデ部９の内壁面４６に対
する拡大部６０を有しており所謂シューとして働いてい
る。

前記シュ一部は前記孔４５よシ体積が大なるためその摺
動キャリツジ３７は前記ソデ部９の内側からセットされ
る。

前記ブラケット４４に形成された凹部４７には本継電器
を構成する全ての可動部品を固定するだめのピン３４が
挿通される。

摺動キャリツジ３７は前記底部７の近傍に位置する部分
に於いて突起部４８を有しており、この突起部４８は前
記ソデ部９に設けられた更にもう一つの長方形孔４９に
嵌大している。

この第２の長方形孔４９は前記リブ状突起帯１４，１５
に対して垂直に開けられている。

本継電器の可動部分は前記シュ一部６０によって保持さ
れていると共に前記ブラケット部４４および突起部４８
により案内される。

第１図に於いては、本継電器のＯＦＦの状態を示してい
る。

本継電器に対して作用回数の頻度が大なる場合には、第
２図に示す如く、案内ロツド４２の代わシに、摺動キャ
リツジ３８の凹部３９を貫通しその上部にストッパー５
０を設けた形状の他のロツド５１を使用すれば良い。

第１図に於ける本発明による一実施例では、前記第１、
第２摺動路が同一のソデ部に形成される様に設定された
押出し成型によシ得られた単一の構成体から成るフレー
ムが示されている。

又、第１摺動路および第２摺動路を別々に成型し、これ
らを結合して１ヶのフレームとすることも出来る。

第３摺動路も同様に押出成型により得られる。

本発明による継電器の整然とした構成によって脱着型接
点部品が本体にセットされ且つ、ネジ等によシ固定され
た時点ではフレームは更に強固となる。

本発明による継電器は従来のものに比してより小型化さ
れるが電磁駆動部から発生する熱は本フレームの特徴的
な構成によシ効果的に発散する。

更に、熱の発散をより効果的に成すためには第３図に示
す様にソデ部８，９の外壁部に更に別のリブ状突起帯５
２を設ける事も可能である。

但し本図に於いては摺動キャリツジの上部分が省略して
あるため前記長方孔４５．４９が露顕している。

又、本発明によるフレームは密閉型形状を呈すためゴミ
やホコリにより内部が汚染する事がない。

本発明による継電器においては多重接点が極めて単純な
態様にて設置され、それらを必要としない場合にはフレ
ームを切断する事が出来、これらの切断によっても何ら
本フレームの機能を減少することがない。

第３図右側部分に存在するフレーム構成体が多重接点を
必要とする場合に使われる部分である。

多数の接点を同時に作動させる際に必要な、より大きな
作動力を得るためには１ヶの第３摺動路に対して数ヶの
電磁駆動源を設置することは可能でアリ、又例えばイン
バータやスタースティング装置の如く特定な機能を有す
る装置を取り付ける場合には数個の第３摺動路に対して
数個の電磁駆動源を設置する事も可能である。

実施例 １ 固定型磁心、モータを構成するコイルと可動接触し、固
定接点部材や可動接点部材を包含する数種の・・ウジン
グ２３を支持するために、前記接触子の運動方向に対し
て垂直に配置された結合手段および前記接触子と共働し
前記結合手段に対して平行に配置され且つ前記接点の動
作を制御するための部材を有するフレームから成る継電
器に於いて、前記フンーム７，８．９と前記制御部材３
３が長方部材の長手方向を切断した形の一つの斜方形体
の少なくとも一つから成９、且つ前記斜方形体は前話・
・ウジング２３を結合するための結合手段１７．１８と
前記接触子４の動作を案内するための平面か゛ら成って
いることを特徴とする改良型継電器。

実施例 ２ 実施例第１項によるものであって前記フレームを構成す
るものとしてのソデ部材８，９が前記モータの固定部材
を支持するため前記結合千段１７，１８に対して平行に
配置される支持部材１２，１３，１４，１５から成る事
を特徴とする改良型継電器。

実施例 ３ 実施例第１゛項によるものであって前記斜方形構造体お
よび前記制御部材用としての前記ソデ部８，９が押出し
成型によシ成される事を特徴とする改良型継電器。

実施例 ４ 実施例第１項および第２項によるものであって前記斜方
形構造体が１つないし２つ社のモータを設定するに十分
な長さを有す事を特徴とする改良型継電器。

実施例 ５ 実施例第１項から第４項によるものであってフレーム用
としての前記斜方形構造体が壁部に惚シつけ得る部材７
を有する事を特徴とする改良型継電器。

実施例 ６ 実施例第１項ないし第４項のいずれかであって、前記フ
レームが二つの同一形状の部材から成シ更にそれらの部
材が少なくとも１つの横軸部材により結合されている事
を特徴とする改良型継電器。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による継電器の一部断面拡大図、第２図
は上部にストッパ一部を有するロンドから成る摺動キャ
リツジ、第３図は一部構成体を省略した本発明による継
電器の斜視図。 主要部分の符号の説明、１・・・磁心、２・・・励磁コ
イル、３・・・プラステイツク包体、４・・・可動子、
７・・・底部、８，９・・・ソデ部、１２，１３，１４
，１５・・・第１摺動路を形成するリプ状突起帯、１７
，１８・・・第２摺動路を形成する長手係合溝部、３３
・・・第３摺動路を形成する長千制御ユニット。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 電磁駆動源としての励磁コイル２及び可動子４が上
   部にて開口した長手フレーム７，８．９内の下方に配置
   され、固定接点２５及び可動接点５，６を各々囲繞する
   所定数の・・ウジングを長手方向摺動による係合によっ
   て担持する長手係合溝部材１７．１８が前記可動子４の
   可動方向に対して垂直に伸びるべく設けられ、前記可動
   接点５，６は前記長手係合溝部材１７．１８に平行に配
   置されかつ可動子４に結合した長手制御ユニット３３に
   長手力向摺動によって結合しており、前記長手フレーム
   ７，８．９及び前記長手制御ユニット３３は、各々、少
   なくとも一端において開口し、前記長手制御ユニット３
   ３が前記長手フレーム７，８，９の側壁部８，９によっ
   て案内されていることを特徴する継電器。