JPS5979749A - キヤステイングタイヤの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はキャスティングタイヤの製造方法に関し、と
くにこの製造方法におけるビードコアーセット方法に関
するものである。゛ 環状ビードコアーをそなえるキャスティングタイヤを製
造する場合、ビードコアーをモールド内所定の１σｂ’
ｌｔに重鐘に、かつ簡便にセットすることは、キャステ
ィングタイヤの製造方法の中でも困難でしかも重要な問
題である。

この問題に関する従来の技術は次の３つに大別される。

第１の方法はビードコアーをスペーサーを用いて浮かし
て保持する方法である。このなかには−ａスペーサーと
して、ｍ１図の々イヤピード部断面図で示すような直径
ａの大きさのワッシャー状のスペーサー２を用いる・英
国特許第９０４７９８号明細誉記絨の方法で、スペーサ
ー２の中心孔にビードコアー１を通して、直径ａのスペ
ーサー２の端縁がモールドの内壁に接してビードコアー
を浮かして保持する方法と、ｂスペーサーとして、ビー
ドコアーにスパイラル状に巻いたロープを中いる特公昭
Ｒ１−２１１１８３号公報記載の方法がある。これらの
方法は比紋的実厖が簡便であるが、スペーサーの周囲々
イヤ弾性材料との接着性不良および々イヤ表面への」導
出の問題があり、そのため耐久性を損う欠点がある。

第２の方法はタイヤ外部よりビードコアーを支持固定す
る方法である。この中には、ａモールド内面より突出す
るピンを設けこのピンによりビーＦファーを支持固定す
る方法、ｂビードコアーをリムと一体化して支持する特
公昭５ｇ−１２７４９号公報ａＥｊ載の方法等がある。

この方法ではセットはｒＥ　６’ｒであるが、支持部の
跡がタイヤに残るためビード１′ｆ１ζσ）性能上悪影
響を及ぼしたり、リムの＋１“Ｉｌ造が暖雑となる再の
問題がある。

第３の方法は上記以外の方法で、このなかにはａあらか
じめビートコアーセット甲くぼみをそなえるタイヤの部
分のｒＥ型、およびビードコアーをセットシタイヤ残部
を追加形成する注型という２段注型法（特公昭ｆｉ２−
Ｆ＋１１２２８および５Ｃ）２２９号公慢）、およびｂ
別途ビード部を圧型形成し、残りのタイヤ部分と接着す
る方法（特公昭５２−８４２８２号公報）がある。この
方法はセットが正確にできるが、プロセスが複雑となり
、生産性が劣る欠点がある〇 このように従来の技術にはビード部の性能、すなわちリ
ム組み性および耐久性と、タイヤの生産性の両方を満足
する方法はなかったので、この発明は、上記性能および
生産性の両方を満足する方法を提供することを目的とす
る。

この発明は１対項状のビードコアーをそなえるタイヤの
鋳造による製造において、該ビードコアーの周上複＠個
所においてこれを包み、モー°ルドのビードヒール部に
おける保持を司る支持片を配置し、この支持片はその両
端面に開口しこの両端面間で連続する空間をもち、かつ
その空間率がｌ。

係以上であることを特徴とするキャスティングタイヤの
製造方法である。

この発明で、「空間率」と９ま、支持片の中心を通るタ
イヤ放射断面に投影した支持片の最外側輪郭線を通り、
ビードコアーの周方向と同方向に走る線の集合よりなる
面と、支持片の最外両端を通る２つの放射面により囲ま
れる立体の体積より。

その中に含まれるビードコアーの体積を除いた体積に対
する。同体積中液吠高分子によって含浸しつる空間の体
積６分率を指すものとする。父、上記立体の端面を単に
支持片の「端面」といい、この両側端面間の距離を「幅
」ということにする。

この発明では・支持片の両端面に開口し、この間で連続
する空間をもつ支持片を用いるため、液状高分子がこの
空間に光てんされ、支持片周囲の硬化液状高分子と強固
に接着するはかりでなく、ビードコアーのセットにおい
て、この連続スる空１出による柔軟性のため、支持片は
ビードコアーを視んで、モールドのビードヒール部の一
定の位＋Ｕにビードコアーを確実に、かつ簡便に把持す
ることができるので、ビード部性能および生産性の両方
を充分Ｓ　ＪＡすることができる。

上記のように、支持片は液状高分子が両端面より含浸す
る空間を持つものである。この空間率が低いと、支持片
とその周囲の高分子との接着力が不光分となり支持片と
して不適当となる為、空間率としてはｌ　１１優以上が
必要であり、５０憾以上有することが好ましい。

又、支持片の材質としては、モールド温度および液状高
分子の液温によって熱変杉しないような耐熱性と、液状
高分子により化学的に変性および変形されない化学的性
質をも具備している必要がある。

支持片として使用される材料としては、普通。

不織布、魚網、連続気泡からなる発泡体、スプリング、
ぜんまい等であるが、これに限定されるものではない。

この発明において、注型法としては通常の注型法も用い
られるが、遠心注型法が支持片への液状高分子液の含浸
が容易であるので好ましい。

以下図面によって、この発明の詳細な説明する。第２図
に不織布を用いた支持片の例を掲げる。

ビードコアー１に不織布を巻きつけ支持片８を形成する
。巻きつけ量は不織布を押しつけた時第１図の外径ａに
ほぼ等しくなるように巻きつける。

この不織布は、両ｇ＃ａ面４．４′間に開口しその間に
連続する空間を有し、この支持片の幅は普通（１，５〜
Ｒ，Ｏｒ：ｍの程度であり、その空間率は５０〜９（１
憾程度である０巻きつけ個所は等間隔で２個所以上であ
ればビードコアーをセットできるが、確実さを重視すれ
ば、等間隔で４〜６個所あるのが好ましい。

このような支持片８をつけたビードコアー１対をモール
ドのビードヒール部ヘセットすることによつて、所定の
位Ｉｆｆへ正確にビードコアーが配置でき、ｌ張状品分
子の注型によって液状高分子が不織布のテリｉ続空間に
含ソシし、支持片とのｒＪＵｉ固な接着が達成される。

ｉ’Ｊ（８１′Ａにスプリングを用いた場合の例Ｐ掲げ
る。

スプリングもその空間へ液状高分子が含浸しうる。

この鳴合空聞率はきわめて大きく９０〜９８憾ぐらいあ
るのが隊通である。配；ａの仕方Ｇま、スプリングの外
径をａに合わせ１両ｙｙ４　ｉ〜８ピッチのところでし
ぼって外径を狭めビードコアー１に両端を巻きつけて支
持片３を形成する。周上の配置個数は前記不織布の支持
片と同様である。

第４図に連続気泡からなる発泡体を支持片８として用い
る場合の具体例を掲げる。このような発泡体よりなる支
持片は前記不織布よりなる支持片と同じ９領で、所定の
大きざに打ち抜いて第４図に示すようにビードコアーに
巻きつけて用いられる。巻きつけの合わせ目５はある程
度間いていてもそこから液状高分子が支持片３の空間へ
含浸する補助の役をなすのでよい。支持片８０幅・周上
の配置個数も前例と同様でよい。−なおこの支持片の空
間率は５０〜９０憾である。

従来のビードコアーの支持方法では、ビードコアーを支
持するもの・すなわち支持体と液状高分子より形成され
る周囲部分との接着性を向上するため−パフ、接看剤塗
布といった面倒な接着前処理が必要であったが、この発
明の方法では不要であり、しかも強固な接着が達成され
る。又、支持体の形状も簡単で、巻きつけ等の簡便な方
法でビードコアーに固定でき、かつモールドのビードヒ
ール部でのビードコアー保持も簡単であって非常に生産
性が艮い。又、従来σ）ような支持体とその周囲部との
接着不良の問題がなくなったので、リム組時ビード部が
損傷を受けることも非常に少なくビード邪の耐久性も向
上する。またエアーシール性も本方法によれば良好であ
る。したがって勤この発明によって、従来達成されなか
ったビード部性能とタイヤの生産性の両方の目的を達成
することかで晋る。

【図面の簡単な説明】

第１Ｍは従来例を示すピード部断面図。 第２図はこの発明の実施例である不織イＦよりなる支持
片をビードコアーに固定した部分斜視Ｍであり・ 第３図、第４図はそれぞれスプリング製、連続気泡発泡
体嗅支持片についての第２図と同様な斜、ｆＪｌ、図で
ある。 ｌ・・・ビードコアー、２・・・スペーサー、３・・・
支持片、４．４′・・・端面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　１対環状のビードコアーをそなえ°るタイヤの鋳
   造による製造において、該ビードコアーの１１■上膿ｖ
   ｔ　ｎ、ｙ所においてこれを包み、モールドのビードヒ
   ール部における保持を司る支持片を配置し、この支持片
   はその両１瑞而に開口しこの両端面間で連続する空間を
   もち、かつその空間率が１（１ｆｔ以上であることを特
   徴とするキャスティングタイヤの製造方法。